JPH09184317A - 立体駐車装置 - Google Patents
立体駐車装置Info
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- JPH09184317A JPH09184317A JP34272295A JP34272295A JPH09184317A JP H09184317 A JPH09184317 A JP H09184317A JP 34272295 A JP34272295 A JP 34272295A JP 34272295 A JP34272295 A JP 34272295A JP H09184317 A JPH09184317 A JP H09184317A
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- Japan
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- vehicle
- parking apparatus
- substrate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 容易に設置することができるとともに安全性
の高い立体駐車装置を提供する。 【解決手段】 自動車14の載置された載置台16の荷
重が、基板18内に付加されるように構成し、地面の上
に置くだけで安定して立設するようにした。また、載置
台16が上昇した時には停電等しても載置台16が下降
しないように保持する保持手段を脚部20内に備えた。
の高い立体駐車装置を提供する。 【解決手段】 自動車14の載置された載置台16の荷
重が、基板18内に付加されるように構成し、地面の上
に置くだけで安定して立設するようにした。また、載置
台16が上昇した時には停電等しても載置台16が下降
しないように保持する保持手段を脚部20内に備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車を載置して
空中へ上昇させ得る立体駐車装置に関する。
空中へ上昇させ得る立体駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、各家庭において、種々の駐車
場が備えられている。しかし、これら駐車場は、いずれ
も平面的なものであり、スペースを立体的に有効に活用
することができなかった。例えば、ガレージ式の駐車場
は、大掛かりなものであり、コストが高くなるにもかか
わらず、一つの駐車スぺースには一台の自動車のみしか
駐車することができなかった。このため、駐車スペース
を立体的に有効に活用できなかった。
場が備えられている。しかし、これら駐車場は、いずれ
も平面的なものであり、スペースを立体的に有効に活用
することができなかった。例えば、ガレージ式の駐車場
は、大掛かりなものであり、コストが高くなるにもかか
わらず、一つの駐車スぺースには一台の自動車のみしか
駐車することができなかった。このため、駐車スペース
を立体的に有効に活用できなかった。
【0003】そこで、自動車を載置して空中へ上昇させ
る立体駐車装置がいくつか案出されて出願されている。
例えば、実開平5−71362の立体駐車装置や特開平
7−26774の立体駐車場等が出願されている。これ
らの立体駐車装置によれば、自動車を載置して自動的に
空中へ上昇させることができ、駐車スペースを立体的に
有効に活用することができる。
る立体駐車装置がいくつか案出されて出願されている。
例えば、実開平5−71362の立体駐車装置や特開平
7−26774の立体駐車場等が出願されている。これ
らの立体駐車装置によれば、自動車を載置して自動的に
空中へ上昇させることができ、駐車スペースを立体的に
有効に活用することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの立体
駐車場等は、いずれも大規模なものであり、コストの高
いものであった。例えば、立体駐車場の設置時には、車
載板を摺動可能に支持する支柱の下端付近を地中に埋め
込む工事が必要であるため、既設のコンクリートをはつ
る等の大掛かりな工事が必要となった。また、自動車を
載置して空中へ上昇させるため、より安全性を考慮する
必要があった。
駐車場等は、いずれも大規模なものであり、コストの高
いものであった。例えば、立体駐車場の設置時には、車
載板を摺動可能に支持する支柱の下端付近を地中に埋め
込む工事が必要であるため、既設のコンクリートをはつ
る等の大掛かりな工事が必要となった。また、自動車を
載置して空中へ上昇させるため、より安全性を考慮する
必要があった。
【0005】そこで、本発明者は、このような課題を解
決するべく鋭意研究した結果、本発明に到達した。
決するべく鋭意研究した結果、本発明に到達した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の立体駐車装置の
要旨とするところは、地面に対して略鉛直に立設される
支柱と、該支柱に対して上下に摺動可能であるとともに
自動車が乗り上げて載置される載置台とを備えた立体駐
車装置において、前記支柱が、地面上に置かれる基板
と、該基板に対して略垂直方向に固定された脚部とから
構成され、前記自動車を載置した載置台の荷重が該基板
内に付加されるようにしたことにある。
要旨とするところは、地面に対して略鉛直に立設される
支柱と、該支柱に対して上下に摺動可能であるとともに
自動車が乗り上げて載置される載置台とを備えた立体駐
車装置において、前記支柱が、地面上に置かれる基板
と、該基板に対して略垂直方向に固定された脚部とから
構成され、前記自動車を載置した載置台の荷重が該基板
内に付加されるようにしたことにある。
【0007】このような立体駐車装置の所定位置への設
置は、まず、上端にクレーンのフックが掛けられる等し
て、空中に吊り上げられる。立体駐車装置は、空中に吊
り上げられた状態で、所定位置まで移動させられ、設置
しようとする所定位置に降ろされる。所定位置に降ろさ
れた時、基板が地面に接触させられ、立体駐車装置は所
定位置に安定して定置される。立体駐車装置は、このよ
うにして、所定位置に降ろされるだけで、所定位置に安
定して定置され、立体駐車装置として使用可能となる。
置は、まず、上端にクレーンのフックが掛けられる等し
て、空中に吊り上げられる。立体駐車装置は、空中に吊
り上げられた状態で、所定位置まで移動させられ、設置
しようとする所定位置に降ろされる。所定位置に降ろさ
れた時、基板が地面に接触させられ、立体駐車装置は所
定位置に安定して定置される。立体駐車装置は、このよ
うにして、所定位置に降ろされるだけで、所定位置に安
定して定置され、立体駐車装置として使用可能となる。
【0008】次に、自動車の立体駐車装置への乗り入れ
は、載置台が下限まで下降させられている状態で、自動
車が走行しつつ載置台に乗り上げて駐車する。この時、
低速かつ高トルクで乗り上げることができるように、後
進しつつ乗り上げることが望ましい。自動車が載置台に
乗り上げると、駆動手段が稼働させられ、載置台が上方
向へ摺動させられていく。
は、載置台が下限まで下降させられている状態で、自動
車が走行しつつ載置台に乗り上げて駐車する。この時、
低速かつ高トルクで乗り上げることができるように、後
進しつつ乗り上げることが望ましい。自動車が載置台に
乗り上げると、駆動手段が稼働させられ、載置台が上方
向へ摺動させられていく。
【0009】載置台は、その下にさらに自動車が駐車で
きる程度にまで上昇させられると、上昇が止められるこ
ととなる。ここで、自動車が載置台によって持ち上げら
れている時、自動車及び載置台の荷重の重心は基板内に
付加されるため、立体駐車装置はそのまま安定して立設
された状態となる。このように自動車が上段の載置台に
載置されている状態で、他の自動車が下段の基板の上に
駐車し、2台の車が上下2段に駐車する状態となる。な
お、2台の車が上下2段に駐車する場合、立体駐車装置
の安定性を考慮すると、上段に軽自動車を載置し、下段
に普通自動車を載置することが望ましい。
きる程度にまで上昇させられると、上昇が止められるこ
ととなる。ここで、自動車が載置台によって持ち上げら
れている時、自動車及び載置台の荷重の重心は基板内に
付加されるため、立体駐車装置はそのまま安定して立設
された状態となる。このように自動車が上段の載置台に
載置されている状態で、他の自動車が下段の基板の上に
駐車し、2台の車が上下2段に駐車する状態となる。な
お、2台の車が上下2段に駐車する場合、立体駐車装置
の安定性を考慮すると、上段に軽自動車を載置し、下段
に普通自動車を載置することが望ましい。
【0010】さらに、本発明の立体駐車装置の要旨とす
るところは、前記自動車を載置した載置台の荷重が該基
板内に付加されるように自動車を該載置台上に位置決め
する位置決め手段が備えられたことにある。
るところは、前記自動車を載置した載置台の荷重が該基
板内に付加されるように自動車を該載置台上に位置決め
する位置決め手段が備えられたことにある。
【0011】このような立体駐車装置は、自動車が載置
台上に乗り入れられて載置される時には、位置決め手段
によって、自動車を載置した載置台の荷重が基板内に付
加されるように位置決めされる。荷重が基板内に付加さ
れるように位置決めされるため、設置した立体駐車装置
の安定性がより高められる。
台上に乗り入れられて載置される時には、位置決め手段
によって、自動車を載置した載置台の荷重が基板内に付
加されるように位置決めされる。荷重が基板内に付加さ
れるように位置決めされるため、設置した立体駐車装置
の安定性がより高められる。
【0012】さらに、本発明の立体駐車装置の要旨とす
るところは、前記載置台が駆動手段によって上下に摺動
させられ、該載置台を上限近辺まで摺動させた時には該
駆動手段が停止しても該載置台を下降しないように保持
する保持手段が備えられたことにある。
るところは、前記載置台が駆動手段によって上下に摺動
させられ、該載置台を上限近辺まで摺動させた時には該
駆動手段が停止しても該載置台を下降しないように保持
する保持手段が備えられたことにある。
【0013】このような立体駐車装置は、載置台が上限
近辺まで上昇させられた時には、保持手段が作動するた
め、停電や油圧回路の故障により、駆動手段によっては
載置台を保持しておくことができなくなった場合でも、
載置台は下降しないで保持される。載置台が下降しない
で保持されるため、載置台下部の下段に自動車が駐車し
ていたり、人が居たりしても、載置台が下降するおそれ
がなく、安全性が確保される。
近辺まで上昇させられた時には、保持手段が作動するた
め、停電や油圧回路の故障により、駆動手段によっては
載置台を保持しておくことができなくなった場合でも、
載置台は下降しないで保持される。載置台が下降しない
で保持されるため、載置台下部の下段に自動車が駐車し
ていたり、人が居たりしても、載置台が下降するおそれ
がなく、安全性が確保される。
【0014】さらに、本発明の立体駐車装置の要旨とす
るところは、前記載置台を下方向へ摺動させようとする
時には前記保持手段が自動的に解除されることにある。
るところは、前記載置台を下方向へ摺動させようとする
時には前記保持手段が自動的に解除されることにある。
【0015】このような立体駐車装置は、上段に駐車し
ている自動車を下降させて走行させたい場合には、ま
ず、下段の自動車が走行させられて基板上から出され、
操作釦等が押されることにより、保持手段が自動的に解
除され、載置台が下降させられていく。載置台が下端ま
で摺動すると、自動車が走行させられ載置台上から出て
いくこととなる。
ている自動車を下降させて走行させたい場合には、ま
ず、下段の自動車が走行させられて基板上から出され、
操作釦等が押されることにより、保持手段が自動的に解
除され、載置台が下降させられていく。載置台が下端ま
で摺動すると、自動車が走行させられ載置台上から出て
いくこととなる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る立体駐車装置
の実施の形態について、図面に基づいて詳しく説明す
る。
の実施の形態について、図面に基づいて詳しく説明す
る。
【0017】図1乃至図5において、符号10は本発明
に係る立体駐車装置である。この立体駐車装置10は、
地面に対して鉛直に立設される支柱12と、支柱12に
対して上下に摺動可能であるとともに自動車14が乗り
上げて載置される載置台16とを備えて構成されてい
る。
に係る立体駐車装置である。この立体駐車装置10は、
地面に対して鉛直に立設される支柱12と、支柱12に
対して上下に摺動可能であるとともに自動車14が乗り
上げて載置される載置台16とを備えて構成されてい
る。
【0018】ここで、支柱12は、地面上に置かれる基
板18と、基板18に対して垂直方向に固定された脚部
20とから構成されている。基板18は、図2に示すよ
うに、載置台16の中心線22を跨ぐ程度の大きさに構
成されており、自動車14を載置した載置台16の荷重
が基板18内に付加され、支柱12が地面上に安定して
立設するようにされている。
板18と、基板18に対して垂直方向に固定された脚部
20とから構成されている。基板18は、図2に示すよ
うに、載置台16の中心線22を跨ぐ程度の大きさに構
成されており、自動車14を載置した載置台16の荷重
が基板18内に付加され、支柱12が地面上に安定して
立設するようにされている。
【0019】また、載置台16は、図3及び図4に示す
ように、チェーン24の先端が固定されており、このチ
ェーン24が掛けられた歯車26を油圧シリンダ(駆動
手段)28によって上下に移動させることにより、上下
に摺動するようにされている。また、載置台16には摺
動部材30が固定されており、この摺動部材30に取り
付けられているローラー32がレール34に対して転動
して摺動するようにされている。また、摺動部材30に
は、ローラー32と垂直な回動軸を有するローラー36
が取り付けられており、このローラー36が立設フレー
ム38に対して転動して摺動することにより、摺動部材
30が斜め方向に傾いたりすることなく、上下にスムー
ズに摺動するようにされている。なお、載置台16の上
面には、自動車14の位置決めを行うための棒状部材
(位置決め手段)17が固定されている。
ように、チェーン24の先端が固定されており、このチ
ェーン24が掛けられた歯車26を油圧シリンダ(駆動
手段)28によって上下に移動させることにより、上下
に摺動するようにされている。また、載置台16には摺
動部材30が固定されており、この摺動部材30に取り
付けられているローラー32がレール34に対して転動
して摺動するようにされている。また、摺動部材30に
は、ローラー32と垂直な回動軸を有するローラー36
が取り付けられており、このローラー36が立設フレー
ム38に対して転動して摺動することにより、摺動部材
30が斜め方向に傾いたりすることなく、上下にスムー
ズに摺動するようにされている。なお、載置台16の上
面には、自動車14の位置決めを行うための棒状部材
(位置決め手段)17が固定されている。
【0020】ここで、支柱12内の立設フレーム38に
は、載置台16が上限近辺に位置する場合に載置台16
を保持する保持手段40が備えられている。この保持手
段40は、載置台16が油圧シリンダ28によって上限
付近まで摺動させられた時には油圧シリンダ28が停止
しても載置台16を下降しないように保持し、載置台1
6を下方向へ摺動させようとする時には、その保持が解
除されるように構成されている。
は、載置台16が上限近辺に位置する場合に載置台16
を保持する保持手段40が備えられている。この保持手
段40は、載置台16が油圧シリンダ28によって上限
付近まで摺動させられた時には油圧シリンダ28が停止
しても載置台16を下降しないように保持し、載置台1
6を下方向へ摺動させようとする時には、その保持が解
除されるように構成されている。
【0021】保持手段40は、具体的には、図5乃至図
7に示すように、立設フレーム38に固定された支持部
材41によって支持されている回動軸42の回りに回動
可能に取り付けられており、摺動部材30に固定された
掛止部材44から力を付加されて、この回動軸42のま
わりに回動する回動部材46と、この回動部材46に対
して回動可能に取り付けられた爪部材48とから構成さ
れている。なお、保持手段40と立設フレーム38との
間にはバネ47が備えられており、保持手段40が反時
計まわりの方向に付勢力を受けるようにされている。ま
た、掛止部材44には、回動部材46との衝撃を緩和す
るために、上部にゴム部材50が備えられている。
7に示すように、立設フレーム38に固定された支持部
材41によって支持されている回動軸42の回りに回動
可能に取り付けられており、摺動部材30に固定された
掛止部材44から力を付加されて、この回動軸42のま
わりに回動する回動部材46と、この回動部材46に対
して回動可能に取り付けられた爪部材48とから構成さ
れている。なお、保持手段40と立設フレーム38との
間にはバネ47が備えられており、保持手段40が反時
計まわりの方向に付勢力を受けるようにされている。ま
た、掛止部材44には、回動部材46との衝撃を緩和す
るために、上部にゴム部材50が備えられている。
【0022】また、立設フレーム38には、上限リミッ
トスイッチ52及び下限リミットスイッチ54が備えら
れ、この上限リミットスイッチ52及び下限リミットス
イッチ54が作動した場合には油圧シリンダ28の稼働
を停止して、摺動部材30が上下の一定範囲より超えて
摺動しないように構成されている。なお、上限リミット
スイッチ52及び下限リミットスイッチ54の種類は、
接触式のものに限定されず、反射式光電センサ、磁気セ
ンサ、又は反射式超音波センサ等であっても良い。
トスイッチ52及び下限リミットスイッチ54が備えら
れ、この上限リミットスイッチ52及び下限リミットス
イッチ54が作動した場合には油圧シリンダ28の稼働
を停止して、摺動部材30が上下の一定範囲より超えて
摺動しないように構成されている。なお、上限リミット
スイッチ52及び下限リミットスイッチ54の種類は、
接触式のものに限定されず、反射式光電センサ、磁気セ
ンサ、又は反射式超音波センサ等であっても良い。
【0023】このような構成に係る立体駐車装置10の
所定位置への設置は、まず、上端のリング状部材56に
クレーン等のフックが掛けられ、空中に吊り上げられ
る。立体駐車装置10は、空中に吊り上げられた状態
で、所定位置まで移動させられ、所定位置に降ろされ
る。所定位置に降ろされた時、基板18が地面に接触さ
せられ、立体駐車装置10は所定位置に安定して定置さ
れる。立体駐車装置10は、このようにして、所定位置
に降ろされるだけで、所定位置に安定して定置され、立
体駐車装置10として使用可能となる。
所定位置への設置は、まず、上端のリング状部材56に
クレーン等のフックが掛けられ、空中に吊り上げられ
る。立体駐車装置10は、空中に吊り上げられた状態
で、所定位置まで移動させられ、所定位置に降ろされ
る。所定位置に降ろされた時、基板18が地面に接触さ
せられ、立体駐車装置10は所定位置に安定して定置さ
れる。立体駐車装置10は、このようにして、所定位置
に降ろされるだけで、所定位置に安定して定置され、立
体駐車装置10として使用可能となる。
【0024】次に、自動車14の立体駐車装置10への
乗り入れは、載置台16が下限まで下降させられている
状態で、自動車14が走行しつつ載置台16に乗り上げ
る。この時、低速かつ高トルクで乗り上げることができ
るように、後進しつつ乗り上げることが望ましい。ここ
で、自動車14が走行しつつ載置台16に乗り上げる
時、自動車14は一旦棒状部材17を乗り越えた後、図
3に示すように、車輪21が枠19の近辺に位置するこ
ととなる。自動車14が一旦棒状部材17を乗り越える
ため、その乗り越えた直後に自動車14を停止させれ
ば、自動車14は常に略一定位置に停止される。
乗り入れは、載置台16が下限まで下降させられている
状態で、自動車14が走行しつつ載置台16に乗り上げ
る。この時、低速かつ高トルクで乗り上げることができ
るように、後進しつつ乗り上げることが望ましい。ここ
で、自動車14が走行しつつ載置台16に乗り上げる
時、自動車14は一旦棒状部材17を乗り越えた後、図
3に示すように、車輪21が枠19の近辺に位置するこ
ととなる。自動車14が一旦棒状部材17を乗り越える
ため、その乗り越えた直後に自動車14を停止させれ
ば、自動車14は常に略一定位置に停止される。
【0025】自動車14が載置台16に乗り上げると、
脚部20の側面に備えられた操作釦58が押されて、油
圧シリンダ28が稼働させられ、歯車26が上昇させら
れる。歯車26が上昇させられることにより、摺動部材
30がチェーン24によって引き上げられ、載置台16
が上方向へ摺動させられていく。
脚部20の側面に備えられた操作釦58が押されて、油
圧シリンダ28が稼働させられ、歯車26が上昇させら
れる。歯車26が上昇させられることにより、摺動部材
30がチェーン24によって引き上げられ、載置台16
が上方向へ摺動させられていく。
【0026】載置台16及び摺動部材30はこのように
して上昇させられ、上限に近づくと、図5に示すよう
に、摺動部材30に固定されている掛止部材44が回動
部材46に当たり、回動部材46を回動軸42のまわり
に時計まわりの方向へ回動させるとともに、掛止部材4
4が爪部材48を持ち上げ、爪部材48が回動軸58の
まわりに時計まわりの方向へ回動させられる。このよう
にして、回動部材46及び爪部材48が回動させられつ
つ、掛止部材44はさらに上昇させられ、図6に実線で
示すように、掛止部材44が爪部材48を持ち上げつ
つ、回動部材46には干渉しない位置で止められる。
して上昇させられ、上限に近づくと、図5に示すよう
に、摺動部材30に固定されている掛止部材44が回動
部材46に当たり、回動部材46を回動軸42のまわり
に時計まわりの方向へ回動させるとともに、掛止部材4
4が爪部材48を持ち上げ、爪部材48が回動軸58の
まわりに時計まわりの方向へ回動させられる。このよう
にして、回動部材46及び爪部材48が回動させられつ
つ、掛止部材44はさらに上昇させられ、図6に実線で
示すように、掛止部材44が爪部材48を持ち上げつ
つ、回動部材46には干渉しない位置で止められる。
【0027】ここで、このように自動車を載置した載置
台16が上昇した時に、停電や油圧系の故障により、油
圧シリンダ28によって載置台16を保持できなくなっ
た場合には、掛止部材44が回動部材40の保持部62
に接触し、掛止部材44は下降しないため、載置台16
は下降しないで保持される。載置台16が下降しないで
保持されるため、載置台16下部の下段に自動車が駐車
していたり、人が居たりしても、載置台16が下降する
おそれがない。
台16が上昇した時に、停電や油圧系の故障により、油
圧シリンダ28によって載置台16を保持できなくなっ
た場合には、掛止部材44が回動部材40の保持部62
に接触し、掛止部材44は下降しないため、載置台16
は下降しないで保持される。載置台16が下降しないで
保持されるため、載置台16下部の下段に自動車が駐車
していたり、人が居たりしても、載置台16が下降する
おそれがない。
【0028】このように掛止部材44が回動部材46に
は干渉しない位置で止められた時、載置台16は、図1
に2点鎖線で示すように、その下にさらに自動車が駐車
できる程度にまで上昇させられていることとなる。ここ
で、自動車14が載置台16によって持ち上げられてい
る時、自動車14及び載置台16の荷重の重心は基板1
8の中心線22上付近に付加されるため、立体駐車装置
10はそのまま安定して立設された状態となる。このよ
うな状態で、他の自動車が基板の上に駐車し、2台の車
が上下2段に駐車する状態となる。なお、2台の車が上
下2段に駐車する場合、立体駐車装置10の安定性を考
慮すると、上段に軽自動車を載置し、下段に普通自動車
を載置することが望ましい。
は干渉しない位置で止められた時、載置台16は、図1
に2点鎖線で示すように、その下にさらに自動車が駐車
できる程度にまで上昇させられていることとなる。ここ
で、自動車14が載置台16によって持ち上げられてい
る時、自動車14及び載置台16の荷重の重心は基板1
8の中心線22上付近に付加されるため、立体駐車装置
10はそのまま安定して立設された状態となる。このよ
うな状態で、他の自動車が基板の上に駐車し、2台の車
が上下2段に駐車する状態となる。なお、2台の車が上
下2段に駐車する場合、立体駐車装置10の安定性を考
慮すると、上段に軽自動車を載置し、下段に普通自動車
を載置することが望ましい。
【0029】次に、上段の自動車14を下降させて走行
させたい場合には、まず、下段の自動車が走行させられ
て基板18上から出され、操作釦58の下降釦が押され
る。下降釦が押されると、油圧シリンダ28が稼働させ
られ、摺動部材30が僅かに上昇させられる。
させたい場合には、まず、下段の自動車が走行させられ
て基板18上から出され、操作釦58の下降釦が押され
る。下降釦が押されると、油圧シリンダ28が稼働させ
られ、摺動部材30が僅かに上昇させられる。
【0030】ここで、摺動部材30が僅かに上昇させら
れると、図6に示すように、掛止部材44が爪部材48
を持ち上げつつ回動部材46に干渉しない状態から、さ
らに爪部材48を持ち上げつつ上昇し、回動部材46を
時計まわりの方向へ回動させることとなる。掛止部材4
4が上昇すると、図6に2点鎖線で示すように、回動部
材46は掛止部材44によって回動させられる一方で、
爪部材48は掛止部材44から外れて自重によって反時
計まわりの方向に回動した後、ピン60に当たって止ま
ることとなる。次に、油圧シリンダ28の油が抜かれ、
摺動部材30及び掛止部材44が下降させられる。掛止
部材44が下降させられる時、図7に2点鎖線で示すよ
うに、掛止部材44が爪部材48を押圧し、回動部材4
6を時計まわりの方向に回動させることとなる。その
後、掛止部材44は保持手段40から外れ、摺動部材3
0が下方向へ摺動していく。次に、摺動部材30が下端
まで摺動すると、自動車14のエンジンが稼働させられ
載置台16上から出ていくこととなる。
れると、図6に示すように、掛止部材44が爪部材48
を持ち上げつつ回動部材46に干渉しない状態から、さ
らに爪部材48を持ち上げつつ上昇し、回動部材46を
時計まわりの方向へ回動させることとなる。掛止部材4
4が上昇すると、図6に2点鎖線で示すように、回動部
材46は掛止部材44によって回動させられる一方で、
爪部材48は掛止部材44から外れて自重によって反時
計まわりの方向に回動した後、ピン60に当たって止ま
ることとなる。次に、油圧シリンダ28の油が抜かれ、
摺動部材30及び掛止部材44が下降させられる。掛止
部材44が下降させられる時、図7に2点鎖線で示すよ
うに、掛止部材44が爪部材48を押圧し、回動部材4
6を時計まわりの方向に回動させることとなる。その
後、掛止部材44は保持手段40から外れ、摺動部材3
0が下方向へ摺動していく。次に、摺動部材30が下端
まで摺動すると、自動車14のエンジンが稼働させられ
載置台16上から出ていくこととなる。
【0031】このような立体駐車装置10によれば、自
動車14を載置した載置台16の荷重が基板18の中心
部付近に付加される構成であるため、クレーン等によっ
て所定位置に定置するだけで、安定して立設することが
できる。このため、支柱を地中に埋め込むための工事を
する必要がなく、地面の上に置くだけで容易に立設する
ことができる。また、全体の構造が簡易になるため、製
造コストを低減することができる。
動車14を載置した載置台16の荷重が基板18の中心
部付近に付加される構成であるため、クレーン等によっ
て所定位置に定置するだけで、安定して立設することが
できる。このため、支柱を地中に埋め込むための工事を
する必要がなく、地面の上に置くだけで容易に立設する
ことができる。また、全体の構造が簡易になるため、製
造コストを低減することができる。
【0032】また、載置台16を上限近辺まで摺動させ
た時には油圧シリンダ28が停止しても載置台16を下
降しないように保持する保持手段40が備えられている
ため、停電や油圧回路の故障時等であっても、載置台1
6が下降してしまうおそれがない。このため、載置台1
6の下に他の自動車が駐車していたり、人が居たりした
場合でも、安全性を保つことができる。
た時には油圧シリンダ28が停止しても載置台16を下
降しないように保持する保持手段40が備えられている
ため、停電や油圧回路の故障時等であっても、載置台1
6が下降してしまうおそれがない。このため、載置台1
6の下に他の自動車が駐車していたり、人が居たりした
場合でも、安全性を保つことができる。
【0033】さらに、自動車14を載置した載置台16
を下方向へ摺動させようとする時には保持手段40を自
動的に解除して、載置台16を下方向へ摺動させること
ができる。このため、自動車14を載置した載置台16
を下降させる作業をスムーズに行うことができる。
を下方向へ摺動させようとする時には保持手段40を自
動的に解除して、載置台16を下方向へ摺動させること
ができる。このため、自動車14を載置した載置台16
を下降させる作業をスムーズに行うことができる。
【0034】以上、本発明の実施の一形態について説明
したが、本発明に係る立体駐車装置はその他の態様でも
実施し得るものである。
したが、本発明に係る立体駐車装置はその他の態様でも
実施し得るものである。
【0035】例えば、本発明に係る立体駐車装置10
は、クレーン等によって所定位置に定置するだけで、安
定して立設することができることを一つの特徴点とする
ものであるが、簡便な方法によって地面に固定しても良
く、図8に示すようなクランプ装置66によって地面に
固定しても本発明の趣旨を逸脱するものではない。この
クランプ装置66は下端部に固定された杭68を打ち込
んだ状態で、アーム70によって基板18を押さえるこ
とにより、立体駐車装置10を容易に地面に固定できる
ように構成されている。また、図9に示すように、杭7
2を基板18の孔を貫通させつつ地面に打ち込むことに
より、立体駐車装置10を地面に固定しても良い。
は、クレーン等によって所定位置に定置するだけで、安
定して立設することができることを一つの特徴点とする
ものであるが、簡便な方法によって地面に固定しても良
く、図8に示すようなクランプ装置66によって地面に
固定しても本発明の趣旨を逸脱するものではない。この
クランプ装置66は下端部に固定された杭68を打ち込
んだ状態で、アーム70によって基板18を押さえるこ
とにより、立体駐車装置10を容易に地面に固定できる
ように構成されている。また、図9に示すように、杭7
2を基板18の孔を貫通させつつ地面に打ち込むことに
より、立体駐車装置10を地面に固定しても良い。
【0036】次に、本発明の立体駐車装置10の基板
は、載置台16に自動車を載置して上昇させても、基板
内にその荷重が付加されて立体駐車装置10全体が安定
して立設するようなものであれば良い。例えば、図10
に示すような基板74を備えても良い。この基板74
は、4個の角が切り取られて構成されており、この切り
取り部76に自動車の4個の車輪を嵌め込むことができ
るようにされている。このように切り取り部76に自動
車の4個の車輪を嵌め込むことにより、自動車を安定し
て駐車しておくことができる。
は、載置台16に自動車を載置して上昇させても、基板
内にその荷重が付加されて立体駐車装置10全体が安定
して立設するようなものであれば良い。例えば、図10
に示すような基板74を備えても良い。この基板74
は、4個の角が切り取られて構成されており、この切り
取り部76に自動車の4個の車輪を嵌め込むことができ
るようにされている。このように切り取り部76に自動
車の4個の車輪を嵌め込むことにより、自動車を安定し
て駐車しておくことができる。
【0037】また、図11に示すような基板78であっ
ても良い。この基板78は、載置台16と略同じ程度の
広さに構成されており、自動車全体を載せることができ
るようにされている。このような基板78を備えおくこ
とにより、自動車全体を基板78上に載せることができ
るため、上下2段に自動車を駐車させた時の安定度をさ
らに向上させることができる。
ても良い。この基板78は、載置台16と略同じ程度の
広さに構成されており、自動車全体を載せることができ
るようにされている。このような基板78を備えおくこ
とにより、自動車全体を基板78上に載せることができ
るため、上下2段に自動車を駐車させた時の安定度をさ
らに向上させることができる。
【0038】次に、本発明の立体駐車装置の保持手段は
上述の保持手段40に限定されず、図12に示す保持手
段80であっても良い。この保持手段80は、油圧シリ
ンダ82と、掛止部材44を検知する磁気センサ88
と、油圧シリンダ82のピストン84の先端に固定され
た保持部材86とから構成されている。この保持部材8
6によれば、磁気センサ88によって掛止部材44を検
知した時には、油圧シリンダ82を稼働させてピストン
84を出すことにより保持部材86によって掛止部材4
4が降下しないように保持することができる。ここで、
磁気センサー88の代替として、反射式光センサや超音
波センサを使用しても良い。なお、立体駐車装置10に
は、この保持手段80を単独で使用しても良く、又は、
保持手段40との両方を使用しても良い。
上述の保持手段40に限定されず、図12に示す保持手
段80であっても良い。この保持手段80は、油圧シリ
ンダ82と、掛止部材44を検知する磁気センサ88
と、油圧シリンダ82のピストン84の先端に固定され
た保持部材86とから構成されている。この保持部材8
6によれば、磁気センサ88によって掛止部材44を検
知した時には、油圧シリンダ82を稼働させてピストン
84を出すことにより保持部材86によって掛止部材4
4が降下しないように保持することができる。ここで、
磁気センサー88の代替として、反射式光センサや超音
波センサを使用しても良い。なお、立体駐車装置10に
は、この保持手段80を単独で使用しても良く、又は、
保持手段40との両方を使用しても良い。
【0039】また、保持手段40及び80は載置台16
が下降しないようにして安全性を確保するためのもので
あるが、載置台16の下部に自動車や人の存在すること
を検知し、検知した時には載置台16が必ず下降しない
ように構成しても良い。例えば、図13に示すような圧
力センサ90を基板18上に備え、圧力センサ90が反
応した時には保持手段40又は80を解除できないよう
に構成しても良い。このような構成にすることにより、
圧力センサ90が自動車や人等を検知した時には保持手
段40又は80が解除されて載置台16が下降すること
がなくなり、安全性をさらに高めることができる。
が下降しないようにして安全性を確保するためのもので
あるが、載置台16の下部に自動車や人の存在すること
を検知し、検知した時には載置台16が必ず下降しない
ように構成しても良い。例えば、図13に示すような圧
力センサ90を基板18上に備え、圧力センサ90が反
応した時には保持手段40又は80を解除できないよう
に構成しても良い。このような構成にすることにより、
圧力センサ90が自動車や人等を検知した時には保持手
段40又は80が解除されて載置台16が下降すること
がなくなり、安全性をさらに高めることができる。
【0040】なお、このような圧力センサ90の代替と
して、図14に示すような光電センサ92を使用しても
良い。ここで、この光電センサ92は、検知の確実性を
上げるために、複数個使用されるのが好ましい。また、
図15に示すような視覚センサ94を使用しても良い。
ここで、この視覚センサ94は、カメラ視野が載置台1
6の下部全体になるように設置することが望ましい。さ
らに、これらの他に、磁気センサや温度センサを使用し
て、自動車や人等を検知できるように構成しても良い。
して、図14に示すような光電センサ92を使用しても
良い。ここで、この光電センサ92は、検知の確実性を
上げるために、複数個使用されるのが好ましい。また、
図15に示すような視覚センサ94を使用しても良い。
ここで、この視覚センサ94は、カメラ視野が載置台1
6の下部全体になるように設置することが望ましい。さ
らに、これらの他に、磁気センサや温度センサを使用し
て、自動車や人等を検知できるように構成しても良い。
【0041】次に、本発明に係る立体駐車装置の載置台
は、上述の載置台16に限定されず、図17に示す載置
台96であっても良い。この載置台96は、上面に、車
輪21を嵌まり込ませて自動車14の位置決めを行う位
置決め部材(位置決め手段)98が備えられている。こ
こで、この位置決め部材98は、ボルト100を緩める
ことにより、長孔102に沿って前後方向に摺動させる
ことができるようにされており、自動車14の大きさに
合わせて停止位置を調節できるようにされている。な
お、軽自動車、普通自動車又は大型自動車等の種類に対
応した位置に位置決め部材98を固定できるように、載
置台96上面に目盛りを設けておいても良い。
は、上述の載置台16に限定されず、図17に示す載置
台96であっても良い。この載置台96は、上面に、車
輪21を嵌まり込ませて自動車14の位置決めを行う位
置決め部材(位置決め手段)98が備えられている。こ
こで、この位置決め部材98は、ボルト100を緩める
ことにより、長孔102に沿って前後方向に摺動させる
ことができるようにされており、自動車14の大きさに
合わせて停止位置を調節できるようにされている。な
お、軽自動車、普通自動車又は大型自動車等の種類に対
応した位置に位置決め部材98を固定できるように、載
置台96上面に目盛りを設けておいても良い。
【0042】また、図18に示すような載置台104で
あっても良い。この載置台104は、載置台104が下
限まで下降した時にはその先端が載置台104の上面に
僅かに突出するが、載置台104が上昇した時にはバネ
106の付勢力によってさらに突出する金具(位置決め
手段)108が備えられている。なお、載置台104下
面にはストッパー110が固定されており、金具108
の先端が僅かに突出する程度以上には載置台104と基
板18とが接近しないようにされている。このような金
具108を備えておけば、自動車14が乗り上げる時に
は金具108の先端を僅かに突出させ、載置台104が
上昇させられた時には金具108の先端をさらに突出さ
せることにより、パーキングブレーキをかけ忘れていた
場合等であっても、車輪21が転動して自動車14が載
置台104上を移動してしまうのを防止できる。このた
め、自動車14が載置台104から落下するのを防止し
て、安全性を高めることができる。
あっても良い。この載置台104は、載置台104が下
限まで下降した時にはその先端が載置台104の上面に
僅かに突出するが、載置台104が上昇した時にはバネ
106の付勢力によってさらに突出する金具(位置決め
手段)108が備えられている。なお、載置台104下
面にはストッパー110が固定されており、金具108
の先端が僅かに突出する程度以上には載置台104と基
板18とが接近しないようにされている。このような金
具108を備えておけば、自動車14が乗り上げる時に
は金具108の先端を僅かに突出させ、載置台104が
上昇させられた時には金具108の先端をさらに突出さ
せることにより、パーキングブレーキをかけ忘れていた
場合等であっても、車輪21が転動して自動車14が載
置台104上を移動してしまうのを防止できる。このた
め、自動車14が載置台104から落下するのを防止し
て、安全性を高めることができる。
【0043】また、図19に示すような載置台112で
あっても良い。この載置台112は、載置台112が下
限まで下降した時には載置台112と平行な状態である
が、載置台112が上昇した時には車輪21の自重によ
って陥没する金具(位置決め手段)114及び115が
備えられている。このような金具114及び115によ
っても、自動車14が乗り上げる時には金具114の先
端を僅かに突出させ、載置台112が上昇させられた時
には車輪21の載置している部分を陥没させることによ
り、車輪21が転動して自動車14が落下するのを防止
することができる。
あっても良い。この載置台112は、載置台112が下
限まで下降した時には載置台112と平行な状態である
が、載置台112が上昇した時には車輪21の自重によ
って陥没する金具(位置決め手段)114及び115が
備えられている。このような金具114及び115によ
っても、自動車14が乗り上げる時には金具114の先
端を僅かに突出させ、載置台112が上昇させられた時
には車輪21の載置している部分を陥没させることによ
り、車輪21が転動して自動車14が落下するのを防止
することができる。
【0044】以上、本発明に係る立体駐車装置の実施の
形態について、図面に基づいて種々説明したが、本発明
に係る立体駐車装置は図示したものに限定されるもので
はない。
形態について、図面に基づいて種々説明したが、本発明
に係る立体駐車装置は図示したものに限定されるもので
はない。
【0045】例えば、本発明の立体駐車装置の使用場所
は、家庭の駐車場、私営駐車場、公営駐車場等、特に限
定されることはない。また、支柱及び載置台の形状は特
に限定されるものではなく、上述の作用が可能であれば
良い。また、載置台を上下に摺動させる駆動手段は油圧
シリンダに限定はされず、空圧シリンダの他、モーター
により螺子棒を回動させて螺子棒に螺合する摺動部材を
上下に摺動させるもの等であっても良い。
は、家庭の駐車場、私営駐車場、公営駐車場等、特に限
定されることはない。また、支柱及び載置台の形状は特
に限定されるものではなく、上述の作用が可能であれば
良い。また、載置台を上下に摺動させる駆動手段は油圧
シリンダに限定はされず、空圧シリンダの他、モーター
により螺子棒を回動させて螺子棒に螺合する摺動部材を
上下に摺動させるもの等であっても良い。
【0046】その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範
囲で当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変形を
加えた態様で実施できるものである。
囲で当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変形を
加えた態様で実施できるものである。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る立体駐車装置によれば、自
動車を載置した載置台の荷重が基板の中心部付近に付加
される構成であるため、クレーン等によって所定位置に
定置するだけで、安定して立設することができる。この
ため、支柱を地中に埋め込むための工事をする必要がな
く、容易に立設することができる。また、全体の構造が
簡易になるため、製造コストを低減することができる。
動車を載置した載置台の荷重が基板の中心部付近に付加
される構成であるため、クレーン等によって所定位置に
定置するだけで、安定して立設することができる。この
ため、支柱を地中に埋め込むための工事をする必要がな
く、容易に立設することができる。また、全体の構造が
簡易になるため、製造コストを低減することができる。
【0048】また、自動車を載置した載置台の荷重が該
基板内に付加されるように自動車を載置台上に位置決め
する位置決め手段が備えられたことを特徴とする立体駐
車装置によれば、自動車を載置した載置台の荷重が基板
内に付加されるように、位置決め手段によって位置決め
することができる。このため、設置した立体駐車装置の
安定性をより高めることができる。
基板内に付加されるように自動車を載置台上に位置決め
する位置決め手段が備えられたことを特徴とする立体駐
車装置によれば、自動車を載置した載置台の荷重が基板
内に付加されるように、位置決め手段によって位置決め
することができる。このため、設置した立体駐車装置の
安定性をより高めることができる。
【0049】また、載置台が駆動手段によって上下に摺
動させられ、載置台を上限近辺まで摺動させた時には駆
動手段が停止しても載置台を下降しないように保持する
保持手段が備えられたことを特徴とする本発明の立体駐
車装置によれば、載置台を上限近辺まで摺動させた時に
駆動手段が停止しても、保持手段によって載置台が下降
しないように保持できるため、停電や油圧回路の故障時
等であっても、載置台が下降してしまうおそれがない。
このため、載置台の下に他の自動車が駐車していたり、
人が居たりした場合でも、安全性を確保しておくことが
できる。
動させられ、載置台を上限近辺まで摺動させた時には駆
動手段が停止しても載置台を下降しないように保持する
保持手段が備えられたことを特徴とする本発明の立体駐
車装置によれば、載置台を上限近辺まで摺動させた時に
駆動手段が停止しても、保持手段によって載置台が下降
しないように保持できるため、停電や油圧回路の故障時
等であっても、載置台が下降してしまうおそれがない。
このため、載置台の下に他の自動車が駐車していたり、
人が居たりした場合でも、安全性を確保しておくことが
できる。
【0050】さらに、載置台を下方向へ摺動させようと
する時には保持手段が自動的に解除されることを特徴と
する立体駐車装置によれば、載置台を下方向へ摺動させ
ようとする時には保持手段を自動的に解除し、載置台を
下方向へ摺動させることができる。このため、自動車を
載置した載置台を下降させる作業をスムーズに行うこと
ができる。
する時には保持手段が自動的に解除されることを特徴と
する立体駐車装置によれば、載置台を下方向へ摺動させ
ようとする時には保持手段を自動的に解除し、載置台を
下方向へ摺動させることができる。このため、自動車を
載置した載置台を下降させる作業をスムーズに行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る立体駐車装置を示す正面図であ
る。
る。
【図2】図1の立体駐車装置を示す平面図である。
【図3】図1の立体駐車装置の使用状態を示す側面図で
ある。
ある。
【図4】図1の立体駐車装置を示す正面断面図である。
【図5】図1の立体駐車装置を示す側面断面図である。
【図6】図1の立体駐車装置の保持手段の使用状態を示
す拡大側面図である。
す拡大側面図である。
【図7】図1の立体駐車装置の保持手段の使用状態を示
す拡大側面図である。
す拡大側面図である。
【図8】図1の立体駐車装置の保持手段の使用状態を示
す拡大側面図である。
す拡大側面図である。
【図9】図1の立体駐車装置の他の使用状態を示す正面
図である。
図である。
【図10】図1の立体駐車装置の他の使用状態を示す正
面図である。
面図である。
【図11】本発明に係る立体駐車装置の他の実施の態様
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図12】本発明に係る立体駐車装置のさらに他の実施
の形態を示す平面図である。
の形態を示す平面図である。
【図13】本発明に係る立体駐車装置の保持手段の他の
実施の形態を示す拡大側面図である。
実施の形態を示す拡大側面図である。
【図14】本発明に係る立体駐車装置のさらに他の実施
の形態を示す正面図である。
の形態を示す正面図である。
【図15】本発明に係る立体駐車装置のさらに他の実施
の形態を示す正面図である。
の形態を示す正面図である。
【図16】本発明に係る立体駐車装置のさらに他の実施
の形態を示す正面図である。
の形態を示す正面図である。
【図17】本発明に係る立体駐車装置の載置台の他の実
施の形態を示す側面図である。
施の形態を示す側面図である。
【図18】本発明に係る立体駐車装置の載置台のさらに
他の実施の形態を示す拡大側面図である。
他の実施の形態を示す拡大側面図である。
【図19】本発明に係る立体駐車装置の載置台のさらに
他の実施の形態を示す拡大側面図である。
他の実施の形態を示す拡大側面図である。
10;立体駐車装置 12;支柱 14;自動車 16,96,104,112;載置台 18;基板 20;脚部 28;油圧シリンダ(駆動手段) 40,80;保持手段 17;棒状部材(位置決め手段) 98;位置決め部材(位置決め手段) 108,114,115;金具(位置決め手段)
Claims (5)
- 【請求項1】 地面に対して略鉛直に立設される支柱
と、該支柱に対して上下に摺動可能であるとともに自動
車が乗り上げて載置される載置台とを備えた立体駐車装
置において、 前記支柱が、地面上に置かれる基板と、該基板に対して
略垂直方向に固定された脚部とから構成され、前記自動
車を載置した載置台の荷重が該基板内に付加されるよう
にしたことを特徴とする立体駐車装置。 - 【請求項2】 前記自動車を載置した載置台の荷重が該
基板内に付加されるように自動車を該載置台上に位置決
めする位置決め手段が備えられたことを特徴とする請求
項1に記載する立体駐車装置。 - 【請求項3】 地面に対して略鉛直に立設される支柱
と、該支柱に対して上下に摺動可能であるとともに自動
車が乗り上げて載置される載置台とを備えた立体駐車装
置において、 前記載置台が駆動手段によって上下に摺動させられ、該
載置台を上限近辺まで摺動させた時には該駆動手段が停
止しても該載置台を下降しないように保持する保持手段
が備えられたことを特徴とする立体駐車装置。 - 【請求項4】 前記載置台が駆動手段によって上下に摺
動させられ、該載置台を上限近辺まで摺動させた時には
該駆動手段が停止しても該載置台を下降しないように保
持する保持手段が備えられたことを特徴とする請求項1
又は請求項2に記載する立体駐車装置。 - 【請求項5】 前記載置台を下方向へ摺動させようとす
る時には前記保持手段が自動的に解除されることを特徴
とする請求項3又は請求項4に記載する立体駐車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34272295A JPH09184317A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 立体駐車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34272295A JPH09184317A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 立体駐車装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09184317A true JPH09184317A (ja) | 1997-07-15 |
Family
ID=18355990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34272295A Pending JPH09184317A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 立体駐車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09184317A (ja) |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP34272295A patent/JPH09184317A/ja active Pending
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