JPH09183831A - 耐熱性積層板用エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

耐熱性積層板用エポキシ樹脂組成物

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JPH09183831A
JPH09183831A JP7342499A JP34249995A JPH09183831A JP H09183831 A JPH09183831 A JP H09183831A JP 7342499 A JP7342499 A JP 7342499A JP 34249995 A JP34249995 A JP 34249995A JP H09183831 A JPH09183831 A JP H09183831A
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JP
Japan
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epoxy resin
resin composition
weight
component
epoxy
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JP7342499A
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Hisao Ikeda
久男 池田
Toshinari Kouda
年成 好田
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Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/032Organic insulating material consisting of one material
    • H05K1/0326Organic insulating material consisting of one material containing O

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Abstract

(57)【要約】 【課題】プリント配線板や繊維強化複合材料等の積層板
に有用な耐熱性エポキシ樹脂組成物を提供する。 【解決手段】(A)トリグリシジルイソシアヌレート、
(B)分子内に2個以上のエポキシ基を有するエポキシ
樹脂、(C)ノボラック、(D)硬化促進剤、及び
(E)非プロトン性極性溶媒からなり、且つ (イ):(A)の1重量部に対して(B)を0.4〜4
重量部、 (ロ):(A)及び(B)を合計したエポキシ基の1当
量に対して、(C)のノボラックの水酸基を0.85〜
1.1当量、及び (ハ):(A)及び(B)を合計した重量の1重量部に
対して、(D)を0.0005〜0.05重量部の割合
で含有した積層板用エポキシ樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、プリント配線板
や繊維強化複合材料などの積層板に有用な耐熱性エポキ
シ樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年プリント配線板用樹脂はIC基板の
高集積化、多層化により耐熱性が一層望まれている。従
来のプリント配線板用エポキシ樹脂ワニスとしては、ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂にノボラック型エポキシ
樹脂を配合した組成物が知られているが、耐熱性が不十
分である。
【0003】イミド樹脂は耐熱性に優れるが、硬化温度
が200℃以上である事や、硬化時に溶媒や副生する水
分の除去を必要とする等の問題があった。一方、繊維強
化複合材料に使用されるエポキシ樹脂組成物であっても
充分な耐熱性を有するものではない。また、これらのエ
ポキシ樹脂組成物はワニス状態での貯蔵安定性が悪く、
硬化に高温で長時間を必要とする等の問題があった。
【0004】積層板の耐熱性のレベルを示すFR−4の
分野で通常の硬化剤として用いられるものにはジシアン
ジアミド、フェノールノボラック、酸無水物がある。そ
れぞれの特徴として次の事が挙げられる。ジシアンジア
ミドでエポキシ樹脂を硬化した場合は、硬化に170℃
以上の温度を必要とするので第三アミンやイミダゾール
等の硬化促進剤を併用する。しかし、このエポキシ樹脂
組成物(ワニス)は貯蔵安定性を低下させるので好まし
くない。
【0005】フェノールノボラックでエポキシ樹脂を硬
化した場合は、利点として吸水性が低いこと、熱分解温
度が高いこと等が挙げられる。しかし、欠点としてはジ
シアンジアミドを硬化剤に用いた場合よりも耐熱性は高
いがまだ十分ではない。酸無水物は空気中の水分を吸収
して容易に遊離酸を生成する。遊離酸が生成すると熱変
形温度や電気特性、機械特性が低下する為に好ましくな
く、そのために酸無水物の保管や使用方法の点で問題が
ある。
【0006】積層板の耐熱性のレベルを示すFR−5の
分野に用いられる硬化剤としてジアミノジフェニルスル
ホンがある。ジアミノジフェニルスルホンでエポキシ樹
脂を硬化した場合は、ジアミノジフェニルスルホンがそ
れ自身高価であることや、エポキシ樹脂とジアミノジフ
ェニルスルホンが反応しにくいために硬化が高い温度で
長時間かかり、耐吸水性も低下するという問題があ
る。。
【0007】エポキシ樹脂をフェノールノボラックで硬
化した例を以下に説明する。特開昭64−1755号公
報には、エポキシ樹脂と硬化剤と硬化促進剤からなる積
層板用エポキシ樹脂組成物において、エポキシ樹脂とし
てビスフェノール型エポキシ樹脂を、硬化剤としてフェ
ノールノボラックやクレゾールノボラックを、硬化促進
剤としてイミダゾール類を用いた組成物が開示されてい
る。
【0008】特開平5−125149号公報には、エポ
キシ樹脂と硬化剤と硬化促進剤からなる積層板用エポキ
シ樹脂組成物において、エポキシ樹脂としてトリフェノ
ールメタンをグリシジル化したものを、硬化剤としてフ
ェノールノボラックを、硬化促進剤として2−エチル−
4−メチルイミダゾールを用いた組成物が開示されてい
る。
【0009】特開平7−82348号公報には、エポキ
シ樹脂と硬化剤と硬化促進剤からなる積層板用エポキシ
樹脂組成物において、エポキシ樹脂としてクレゾールノ
ボラック型エポキシ樹脂を、硬化剤としてアリールエス
テル化フェノールノボラック樹脂を、硬化促進剤として
2−エチル−4−メチルイミダゾールを用いた組成物が
開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】これらの組成物でエポ
キシ樹脂をノボラックで硬化した場合は、ジシアンジア
ミドで硬化した場合より耐熱性や吸水性の点で向上され
るが、まだ耐熱性が十分ではない。本願発明は、エポキ
シ樹脂組成物(ワニス)にカーボンファイバーや、ガラ
スファイバー等の無機繊維を含浸し積層して、その積層
物を加熱硬化させて得られる積層板の製造において、エ
ポキシ樹脂組成物(ワニス)やプリプレグの貯蔵安定性
に優れ、短時間で硬化が可能であり、硬化時の変色が少
なく、得られた積層板は耐熱性、高い熱分解温度、絶縁
性に優れる事から、これらの性質を利用してプリント配
線基板等を得ようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願発明は、(A)トリ
グリシジルイソシアヌレート、(B)分子内に2個以上
のエポキシ基を有するエポキシ樹脂、(C)ノボラッ
ク、(D)硬化促進剤、及び(E)非プロトン性極性溶
媒からなり、且つ (イ):(A)の1重量部に対して(B)を0.4〜4
重量部、 (ロ):(A)及び(B)を合計したエポキシ基の1当
量に対して、(C)のノボラックの水酸基を0.85〜
1.1当量、及び (ハ):(A)及び(B)を合計した重量の1重量部に
対して、(D)を0.0005〜0.05重量部の割合
で含有した積層板用エポキシ樹脂組成物である。
【0012】
【発明の実施の形態】本願発明に使用される(A)成分
のトリグリシジルイソシアヌレートは、融点が100〜
110℃であるトリグリシジルイソシアヌレートの異性
体を使用する事が好ましい。100〜110℃の融点を
有するトリグリシジルイソシアヌレートの異性体を使用
する事により有機溶媒への溶解性が高くなり、ワニス状
態でのトリグリシジルイソシアヌレートの結晶析出を防
止する事ができる。トリグリシジルイソシアヌレートは
3個のグリシジル基を有していて、このグリシジル基は
β位に不斉炭素を有する為に光学異性体が存在する。R
/S表示法に従って表した場合に、トリグリシジルイソ
シアヌレートは8体の異性体が存在する。3個のグリシ
ジル基が全てR配置又はS配置に成る場合を除き、3個
のグリシジル基がR配置とS配置の2種の組合せから成
る異性体は6体ある。上記の100〜110℃の融点を
有するトリグリシジルイソシアヌレートの異性体とは、
3個のグリシジル基がR配置とS配置の2種の組合せか
ら成る6体の異性体の混合物である。
【0013】このトリグリシジルイソシアヌレートは、
日産化学工業(株)製の商品名TEPIC−L(融点1
04℃、純度99%、エポキシ当量100)が好ましく
用いる事ができる。なお、エポキシ当量はエポキシ基1
個当たりの当量(g/eqiv.)で、平均分子量を1
分子当たりのエポキシ基の数で割った値である。本願発
明に使用される(B)成分の分子内に2個以上のエポキ
シ基を有するエポキシ樹脂は、例えば、ビスフェノール
A型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、
ノボラック型エポキシ樹脂が挙げられ、ビスフェノール
A型エポキシ樹脂としては、油化シェルエポキシ(株)
製の商品名エピコート828(エポキシ当量184〜1
94、分子量370〜384)、油化シェルエポキシ
(株)製の商品名エピコート1001(エポキシ当量4
50〜500)が例示される。また、難燃性を必要とす
る用途では上記の(B)成分に臭素化エポキシ樹脂を使
用する事が好ましい。この臭素化エポキシ樹脂として
は、例えば、臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂が
挙げられ、この臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂
は、商品名YDB−400(東都化成(株)製、エポキ
シ当量380〜420、臭素含有量46〜50%)、商
品名エピコート5045B80(油化シェルエポキシ
(株)製、エポキシ当量450〜500、臭素含有量1
8〜20%)が例示される。更に耐熱性エポキシ樹脂組
成物を得るには(B)成分に臭素化ノボラック型エポキ
シ樹脂を用いる事が好ましい。この臭素化ノボラック型
エポキシ樹脂としては、商品名BREN−S(日本化薬
(株)製、エポキシ当量278〜290、臭素含有量3
5〜37%)が挙げられる。(A)成分と(B)成分
は、(A)成分の1重量部に対して(B)成分を0.4
〜4重量部の割合で用いる事が好ましい。
【0014】本願発明に使用される(C)成分のノボラ
ックは硬化剤として作用する。このノボラックは、フェ
ノール類とホルムアルデヒドを酸性触媒で縮合させて得
られる樹脂である。このノボラックは軟化点が70〜1
30℃のフェノールノボラックが好ましい。例えば、商
品名フェノライトTD−2093Y(大日本インキ化学
工業(株)製、軟化点100℃、水酸基当量104)、
商品名フェノライトTD−2131(大日本インキ化学
工業(株)製、軟化点81℃、水酸基当量103)、商
品名フェノライトTD−2106(大日本インキ化学工
業(株)製、軟化点91℃、水酸基当量104)、商品
名フェノライトTD−2090(大日本インキ化学工業
(株)製、軟化点120℃、水酸基当量105)、商品
名PN−80(日本化薬(株)製、軟化点80℃、水酸
基当量104)、商品名PN−100(日本化薬(株)
製、軟化点100℃、水酸基当量104)、商品名PN
−120(日本化薬(株)製、軟化点120℃、水酸基
当量104)が挙げられる。耐熱性の高い硬化物を得る
ためには、フェノールとホルムアルデヒドから成る繰り
返し単位数が多いものを使用することが好ましい。
【0015】(A)成分及び(B)成分を合計したエポ
キシ基の1当量に対して、(C)成分のノボラックの水
酸基を0.85〜1.1当量の割合で添加する事が好ま
しい。上記の水酸基当量は、水酸基1個当たりの当量
(g/eqiv.)で、平均分子量を1分子当たりの水
酸基の数で割った値である。
【0016】本願発明に使用される(C)成分のノボラ
ックは、(C)成分の構成モノマーがフェノール以外の
ものを用いることが出来る。例えばフェノールの代わり
にビスフェノールAやナフトールを用いた、ビスフェノ
ールA型ノボラックやナフトール型ノボラックが挙げら
れる。例えば、ビスフェノールA型ノボラックは、商品
名タマノル−7509(荒川化学工業(株)製、軟化点
99℃、水酸基当量122)、商品名VLH−129
(油化シェルエポキシ(株)製、水酸基当量120)、
ナフトール型ノボラックは、商品名SN−180(新日
鉄化学(株)製、軟化点88℃、水酸基当量191)が
例示される。
【0017】本願発明に使用される(D)成分の硬化促
進剤は、第3級ホスフィン、第4級ホスフォニウム塩、
第3級アミン、又はイミダゾールを使用することが出来
る。特にエポキシ樹脂組成物(ワニス)やプリプレグの
貯蔵安定性の面から、第3級ホスフィン又は第4級ホス
フォニウム塩が好ましい。第3級ホスフィンとしては、
例えばトリフェニルホスフィンが挙げられる。また、第
4級ホスフォニウム塩は上記のトリフェニルホスフィン
から誘導される化合物が好ましく、例えば臭化ベンジル
トリフェニルホスフォニウム、塩化ベンジルトリフェニ
ルホスフォニウム、臭化エチルトリフェニルホスフォニ
ウム、臭化ブチルトリフェニルホスフォニウム等が挙げ
られる。(A)成分及び(B)成分の合計した重量の1
重量部に対して、(D)成分を0.0005〜0.05
重量部、好ましくは0.001〜0.005重量部の割
合で使用することが出来る。(D)成分が0.0005
重量部より少ない場合は、得られるエポキシ積層板の耐
熱性が不十分になる。一方、(D)成分が0.05重量
部を越える場合はワニスやプリプレグの保存安定性が悪
くなる。
【0018】本願発明に使用される(E)成分の非プロ
トン性極性溶媒は、アセトニトリル、ジメチルホルムア
ミド又はそれらの混合物(E1)と、アセトン、メチル
エチルケトン又はそれらの混合物(E2)からなり、且
つ(E1):(E2)の重量比が1:0.42〜1:
2.30、好ましくは1:0.67〜1:1.50であ
る。(A)成分1重量部に対して、(E1)成分は0.
6〜2重量部で含有することが好ましい。
【0019】一般的にワニス用の主溶媒はメチルエチル
ケトンやアセトンが使用されるが、これらの溶媒にはト
リグリシジルイソシアヌレートが充分に溶解しない。第
1表に100〜110℃の融点を有するトリグリシジル
イソシアヌレートの異性体の各種溶媒への溶解度を示し
た。溶媒100gに対する溶解重量(g)で記載した。
【0020】
【表1】 第1表 溶媒\温度℃ 20℃ 40℃ アセトニトリル 61 150 ジメチルホルムアミド 45 82 メチルエチルケトン 9 25 アセトン 8 34 第1表から判る様に、アセトニトリルやジメチルホルム
アミドは、100〜110℃の融点を有するトリグリシ
ジルイソシアヌレートの異性体を良く溶解する。特に、
アセトニトリルは良溶媒である。
【0021】(E)成分の非プロトン性極性溶媒は、ア
セトニトリル、ジメチルホルムアミド又はそれらの混合
物(E1)と、アセトン、メチルエチルケトン又はそれ
らの混合物(E2)からなる。(E2)成分が(E1)
成分1重量部に対して0.42重量部未満の場合には、
溶媒の乾燥工程で温度を高める必要があるので好ましく
ない。また、(E2)成分が(E1)成分1重量部に対
して2.30重量部を越える場合は、トリグリシジルイ
ソシアヌレートの結晶析出が起こり易く成るので好まし
くない。
【0022】硬化剤としてノボラックに加えて更に、
(A)及び(B)を合計したエポキシ基の1当量に対し
て0.1〜0.4水素当量のジシアンジアミドを添加し
ても良くこの場合は、ジシアンジアミドをジメチルホル
ムアミド又はメチルセルソルブに溶解して用いることが
出来る。この場合はジシアンジアミドの水素当量分など
を考慮してノボラックの水酸基当量を減らすことが必要
になる。
【0023】本願発明では、上記のエポキシ樹脂組成物
をワニスとして用い、カーボンファイバーやガラスファ
イバー等の無機繊維をこのエポキシ樹脂組成物、即ち、
ワニスに浸積して、無機繊維にこのエポキシ樹脂組成物
を含浸させ、その無機繊維を積層して乾燥、硬化させて
積層板を製造することが出来る。本願発明では上記ワニ
スは貯蔵安定性に優れ、23℃で約2週間保存すること
が出来る。上記の浸積は、ワニスの温度が10〜40℃
で行われる。エポキシ樹脂組成物を含浸した無機繊維は
積層した後、20〜40kg/cm2の圧力と160〜
180℃の温度でプレス成形して硬化させ、繊維強化エ
ポキシ樹脂組成物とする事が出来る。このエポキシ樹脂
組成物は耐熱性に優れ、ガラス転移温度が高く、熱機械
的分析法では175〜200℃、粘弾性スペクトロメー
ター法では195〜220℃のガラス転移温度を有す
る。
【0024】本願発明では、耐熱性に優れた(A)成分
の100〜110℃の融点を有するトリグリシジルイソ
シアヌレートの異性体と、(B)成分の分子内に2個以
上のエポキシ基を有するエポキシ樹脂を組み合わせて使
用する事により、バランスの取れた性能を有する耐熱性
積層板用エポキシ樹脂組成物とする事が出来る。(A)
成分と(B)成分は、(A)成分の1重量部に対して
(B)成分が4重量部を超える場合は、(A)成分の割
合が低くなる為に硬化物の耐熱性が低下する。また、
(A)成分の1重量部に対して(B)成分が0.4重量
部未満の場合は、硬化物の架橋密度が必要以上に高くな
り柔軟性が低下する。また、その場合は耐熱性は向上す
るがワニス中での結晶析出性が増加する。
【0025】一方、(C)成分については、耐熱性エポ
キシ樹脂組成物を得るには、含浸性を損なわぬ範囲で軟
化点の高いフェノールノボラックを用いることが好まし
い。本願発明のエポキシ樹脂組成物が、難燃性を必要と
する分野で使用される時、難燃性の尺度となるUL−9
4の試験でV−0の値を達成する為には、従来の樹脂で
は、その樹脂中の臭素含有量は約18%であるが、本願
発明のエポキシ樹脂ではトリグリシジルイソシアヌレー
トを配合している為に、そのトリグリシジルイソシアヌ
レート中のトリアジン環に起因する難燃効果が付加され
るので、上記UL−94の試験でV−0の値を達成する
為の臭素含有量は11〜17%に低減する事が出来る。
【0026】通常、積層板作成には20〜40kg/c
2の圧力と160〜180度の温度で2時間プレス成
形する必要があるが、本願発明では170℃、30kg
/cm2、30〜60分間のプレス成形条件でも積層板
を作成することが出来る。本願発明は高温時でも物性低
下が少ない。例えば23℃での曲げ強度に対して150
℃での曲げ強度保持率は60〜70%である。
【0027】本願発明では、(A)及び(B)の合計1
重量部に対して、(D)成分を0.0005〜0.05
重量部、好ましくは0.001〜0.005重量部、更
に好ましくは0.002〜0.005重量部の割合で使
用することが出来る。この割合とすることで、ワニスの
安定性を高めることが出来る。例えば、ワニスでは23
℃で2週間以上の保存安定性がある。
【0028】なお、プリプレグはエポキシ樹脂組成物か
らなるワニス中に、ガラスクロスや炭素繊維等の無機繊
維を浸積し、当該無機繊維中にエポキシ樹脂組成物を含
浸させ、ワニスから無機繊維を引き上げ送風乾燥等によ
り予備硬化させた状態の無機繊維を示す。
【0029】
【実施例】下記材料を準備した。 A:低融点型トリグリシジルイソシアヌレート(日産化
学工業(株)製、商品名TEPIC−L、融点104
℃、純度99%、エポキシ当量100) B1:臭素化フェノールノボラック型エポキシ樹脂(日
本化薬(株)製、商品名BREN−S、エポキシ当量2
78〜290、臭素含有量35〜37%) B2:臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂(東都化
成(株)製、商品名YDB−400、エポキシ当量38
0〜420、臭素含有量46〜50%) B3:臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂(油化シ
ェルエポキシ(株)製、商品名エピコート5045B8
0、エポキシ当量450〜500、臭素含有量18〜2
0% C1:フェノールノボラック(大日本インキ化学(株)
製、商品名TD−2093Y、軟化点100℃、水酸基
当量104) C2:ジシアンジアミド(日本カーバイド(株)製、水
素当量21) D1:トリフェニルホスフィン(市販の試薬) D2:2−エチル−4−メチルイミダゾール(四国化成
(株)、融点41℃) E1−1:アセトニトリル(市販の試薬) E2−1:メチルエチルケトン(市販の試薬) E3−1:メチルセロソルブ(市販の試薬) 実施例1 50重量部の低融点型トリグリシジルイソシアヌレート
(日産化学工業(株)製、商品名TEPIC−L)、5
0重量部の臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂(商
品名YDB−400)、65重量部のフェノールノボラ
ック(商品名:TD−2093Y)、0.2重量部のト
リフェニルホスフィンを、37重量部のアセトニトリル
と73重量部のメチルエチルケトンに溶解してワニスを
調製した。これらの配合組成は第2表に記載した。
【0030】実施例2〜3 実施例1と同様に組成物を第2表に示す割合で配合し
た。 比較例1 100重量部の臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂
(商品名:エピコート5045B80)、4重量部のジ
シアンジアミド、0.2重量部の2−エチル−4−メチ
ルイミダゾールを、50重量部のメチルエチルケトン、
25重量部のメチルセロソルブに溶解してワニスを調製
した。これらの配合組成は第2表に記載した。
【0031】
【表2】 第2表 成分\ 例 実施例1 実施例2 実施例3 比較例1 A 50 50 50 0 B1 0 0 50 0 B2 50 50 0 0 B3 0 0 0 100 C1 65 54 68 0 C2 0 2.1 0 4 D1 0.2 0.2 0.1 0 D2 0 0 0 0.2 E1−1 37 32 32 0 E2−1 73 45 45 50 E3−1 0 13 0 26 実施例1〜3の各エポキシ樹脂組成物をそれぞれワニス
として用い、このワニスを2日間放置後にガラスクロス
(日東紡績(株)製、商品名WEA−18K105RB
84、カチオニックシラン処理)を浸積して、ガラスク
ロス中にワニスを含浸した。送風乾燥後、オーブン中で
予備硬化して樹脂分45%のプリプレグを作成した。こ
のプリプレグを9枚重ねて、更に試験目的に応じて35
ミクロンの厚みの電解銅箔(ジャパンエナジー(株)
製)を重ね合わせて170℃、30kgf/cm2で3
0分間プレスして、厚さ1.6mmのガラスエポキシ銅
張積層板を作成した。
【0032】上記のガラスエポキシ銅張積層板は下記の
試験法で評価した。 (a)試験〔曲げ強度〕:JISのK−6911に準じ
て測定した。試験片の両端部分を支点で支えて両端支持
ばりとし、その中央部に上部から集中荷重を加えたとき
の最大曲げ応力(kgf/mm2 )を測定した。支点間
距離は25mm、荷重速度は1mm/分で行った。測定
温度は、室温及び150℃とした。150℃の熱間測定
では、150℃で60分間保持後に測定を行った。 (b)試験〔ハンダ耐熱性〕:JISのC−6181に
準じて測定した。25mm角の片面銅張り積層板を1分
間ハンダ浴に浮かせた時の銅張り面のフクレの発生を調
べた。3点測定を行い全て異常が無かったハンダの温度
(℃)を記載した。 (c)試験〔引き剥がし強度〕:JISのC−6481
に準じて測定した。厚み35μm、幅10mmの銅箔の
回路線を、50mm/分の速度で90°方向に引き剥が
す時の破壊強度(kgf/cm)を測定した。 (d)試験〔絶縁抵抗〕:JISのC−6481に準じ
て測定した。500Vの直流電流を室温で1分間流して
絶縁抵抗(Ω)を測定した。この測定結果を第3表中の
(d)に常態の項目で記載した。更に、沸騰水中に2時
間浸漬後、取り出し水分を拭き取り室温に戻した後、同
様に測定した。この測定結果を第3表中の(d)にD-2/
100の項目で記載した。 (e)試験〔ガラス転移温度〕:JISのK−7198
に準じてDMS(動的粘弾性装置)で測定した。即ち、
試験片の温度を変化させながら、試験片に曲げによる正
弦的なひずみを与えて、それから得られる損失正接を温
度の関数として求めた。その損失正接のピーク温度をガ
ラス転移温度とした。測定は、試験片の形状が50mm
×5mm×1.6mmであり、測定温度域は室温から3
00℃、昇温速度2℃/分、測定周波数0.1Hz〜5
0Hzで空気中で行った。
【0033】また、JISのK−7196に準じてTM
A(熱機械分析装置)で測定した。即ち、試験片の温度
を変化させながら、一定の荷重のもとで試験片の変形を
温度又は時間の関数として測定した。圧縮荷重2g、昇
温速度5℃/分で空気中で測定を行い、試験片が軟化す
る温度(℃)を測定した。 (f)試験〔Z軸熱膨張率〕:JISのK−7196に
準じてTMA(熱機械分析)装置で測定した。X−Y軸
平面に対してZ軸厚み方向の線熱膨張率(%)を、23
℃〜200℃の温度範囲で測定した。即ち、23℃での
試験片の長さをL0 として、200℃での試験片の長さ
をLとすれば、線熱膨張率(%)=(L−L0 )/L0
で求めた。 (g)試験〔耐燃性〕:UL−94(アンダーライター
ズラボラトリーの規格)による試験を行った。127×
12.7×1.6mmの試験片を用いた。UL−94に
基づく垂直燃焼試験は、その試験結果から試験材料をV
−0〜V−2に区分できる。V−0は、どの試験片も試
験炎をあてた後の燃焼が10秒以下である事と、試験片
5個の1組に試験炎を10回あてた時の燃焼時間の合計
が50秒以下である事と、どの試験片も12インチ下方
に置いた綿を発火させる燃焼粒が落下しない事である。
また、V−1は、どの試験片も試験炎をあてた後の燃焼
が30秒以下である事と、試験片5個の1組に試験炎を
10回あてた時の燃焼時間の合計が250秒以下である
事と、どの試験片も12インチ下方に置いた綿を発火さ
せる燃焼粒が落下しない事である。また、V−2は、ど
の試験片も試験炎をあてた後の燃焼が30秒以下である
事と、試験片5個の1組に試験炎を10回あてた時の燃
焼時間の合計が250秒以下である事と、12インチ下
方に置いた綿を発火させる燃焼粒の落下がある事であ
る。 (h)試験〔吸水性〕 JISのK−7209に準じて測定した。50mm角の
ガラスエポキシ積層板を試験片として用い、その状態調
節として50±2℃に保った恒温槽中で24±1時間乾
燥し、デシケーター中で放冷した。状態調節後、ガラス
エポキシ積層板を23℃の水中に侵積し、24時間放置
した後、吸水に伴う重量増を計り取った。 (i)試験〔熱分解性〕 試料を260℃のオーブンに入れ、その中で1時間静置
加熱する。1時間後に試験片を取り出し、ガラスエポキ
シ積層板のフクレ、熱劣化を目視観察する。フクレが無
ければ(○)、フクレが有れば(△)、フクレが有り、
且つエポキシ樹脂組成物の分解が起こっていれば(×)
とした。 (j)試験〔バーコル硬度〕 JISのK−7060に準じて測定した。即ち、試験片
を70mm×70mmの大きさに機械切削し、バーコル
試験機934−1型により積層板の押し込み硬さを測定
した。測定温度は23℃及び200℃とした。200℃
の熱間測定では60分間保持後に測定を行った。 (k)試験〔プリプレグ貯蔵安定性〕 JISのK−7071に準じて測定した。100mm角
のプリプレグを40℃のオーブン中で16日間保存した
ものをオーブンから取り出し、プリプレグ4枚分の重さ
を計量し、それをW1とする。次にそれらを170℃、
30kgf/cm2で10分間で積層プレスし、プレス
後、バリを除いた積層板の重さを計量し、それをW2
する。これらW1とW2を用いレジンフロー値(%)=
(W1−W2)/W1×100で求めた。初期のレジンフ
ロー値(%)が20%であるのに対して、40℃で16
日間保存後のレジンフロー値が15%以上の場合は
(○)、10〜15%の場合は(△)、10%以下の場
合は(×)とした。
【0034】
【表3】 第3表 積層板/ 実施例1 実施例2 実施例3 比較例1 評価試験 (a)室温 53 51 51 67 150 ℃ 36 33 39 8 (b) 300 290 290 290 (c)室温 1.24 1.5 1.38 2.2 150℃ 0.95 1.0 1.05 1.4 (d)常態 6.0×1013 5×1013 5.6×1013 5.3×1014 D-2/100 8.6×1010 1×1011 1.3×1011 1.5×1012 (e)DMS Tg 205℃ 203 220 153 TMA 185℃ 182 186 129 (f) 1.02 0.99 1.10 2.7 (g) V-0 V-0 V-0 V-0 (h) 0.12 0.14 0.20 0.08 (i) ○ ○ ○ × (j)23℃ 79 76 81 71 200℃ 21 18 41 0 (k) ○ ○ ○ △ 本願発明のエポキシ樹脂組成物から得られる積層板は、
Tgが180℃以上と高い。更に、150℃での曲げ強
度保持率も65%以上と高い。ワニスの貯蔵安定性も2
3℃で2週間は粘度増加やエポキシ樹脂組成物の結晶析
出も見られず良好である。プレプレグの40℃での貯蔵
安定性も硬化促進剤である第3級ホスフィン又は第4級
ホスフォニウム塩を適量とすることで良好となる。プレ
ス成形時間は、比較例1で示したエポキシ樹脂組成物や
通常のFR−4分野に用いられるエポキシ樹脂組成物等
を積層板に用いた場合は、プレス成形時間が170℃で
120分を要するのに対して、本願発明のエポキシ樹脂
組成物は170℃で30分で十分であり、プレス時間に
要する時間を1/4に短縮することが出来る。
【0035】本願発明の組成物から得られる積層板はト
リグリシジルイソシアヌレートを含有している為に、高
い耐熱性と難燃性を有し、上記に記載された適切な触媒
と溶媒を選択することによりワニスとプリプレグの貯蔵
安定性に優れた性能を発揮する。
【0036】
【発明の効果】本願発明のエポキシ樹脂組成物から得ら
れる積層板は、高い耐熱性、低い熱膨張率、高い熱分解
温度、高温時での高い強度、絶縁性等を有し、また硬化
時に変色が少ない等の優れた物性を有するプリント配線
基板を提供する。またプリント配線基板等の積層板を製
造する際に、ワニスやプリプレグ状態での貯蔵安定性に
優れるほか、硬化速度が速い為にプレス成形時間を大幅
に短縮することができ、効率的に積層板を製造すること
が出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/50 NLB C08K 5/50 NLB C08L 63/00 NJW C08L 63/00 NJW

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)トリグリシジルイソシアヌレー
    ト、(B)分子内に2個以上のエポキシ基を有するエポ
    キシ樹脂、(C)ノボラック、(D)硬化促進剤、及び
    (E)非プロトン性極性溶媒からなり、且つ (イ):(A)の1重量部に対して(B)を0.4〜4
    重量部、 (ロ):(A)及び(B)を合計したエポキシ基の1当
    量に対して、(C)のノボラックの水酸基を0.85〜
    1.1当量、及び (ハ):(A)及び(B)を合計した重量の1重量部に
    対して、(D)を0.0005〜0.05重量部の割合
    で含有した積層板用エポキシ樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (A)成分のトリグリシジルイソシアヌ
    レートが、100〜110℃の融点を有するトリグリシ
    ジルイソシアヌレートの異性体である請求項1に記載の
    積層板用エポキシ樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (B)成分の分子内に2個以上のエポキ
    シ基を有するエポキシ樹脂が、臭素化エポキシ樹脂であ
    る請求項1又は請求項2に記載の積層板用エポキシ樹脂
    組成物。
  4. 【請求項4】 (C)成分のノボラックが、70〜13
    0℃の軟化点を有するフェノールノボラックである請求
    項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の積層板用エポ
    キシ樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 (D)成分の硬化促進剤が、第3級ホス
    フィン又は第4級ホスフォニウム塩である請求項1乃至
    請求項4のいずれか1項に記載の積層板用エポキシ樹脂
    組成物。
  6. 【請求項6】 (E)成分の非プロトン性極性溶媒が、
    アセトニトリル、ジメチルホルムアミド又はそれらの混
    合物(E1)と、アセトン、メチルエチルケトン又はそ
    れらの混合物(E2)からなり、且つ(E1):(E
    2)の重量比が1:0.42〜1:2.30の範囲の割
    合に含有した請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記
    載の積層板用エポキシ樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 (A)成分1重量部に対して、(E1)
    成分を0.6〜2重量部で含有した請求項6に記載の積
    層板用エポキシ樹脂組成物。
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