JPH09183018A - 鋼管のねじ切り装置 - Google Patents

鋼管のねじ切り装置

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Publication number
JPH09183018A
JPH09183018A JP4796A JP4796A JPH09183018A JP H09183018 A JPH09183018 A JP H09183018A JP 4796 A JP4796 A JP 4796A JP 4796 A JP4796 A JP 4796A JP H09183018 A JPH09183018 A JP H09183018A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel pipe
die head
cutting
checker
chaser
Prior art date
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Pending
Application number
JP4796A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Hara
伸明 原
Kenzo Urabe
憲三 占部
Toshio Nakamura
寿男 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Publication of JPH09183018A publication Critical patent/JPH09183018A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油井管のねじ切時に発生する切削屑が、鋼管
に巻き付かせることなく下方に落下させて排出すること
のできる鋼管のねじ切り装置を提供することを目的とし
ている。 【解決手段】 固定された鋼管の軸芯の回りに回転する
ダイヘッドに配置したチェザーブロックに装着したチェ
ザーにより、鋼管の管端にねじを切る鋼管のねじ切り装
置において、このチェザーブロックのチェザーの回転す
る方向とは反対側の位置に、板面がチェザーの回転する
方向と直交する切削屑排除用仕切板を設けたことを特徴
とする鋼管のねじ切り装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、油井管等の管端
に、高精度なねじを形成するねじ切り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油井管の管端に形成されるテーパーね
じ、特に特殊ねじは、継手による管相互の接続が確実
で、かつ接続部が完全にシールされることが必要であ
る。
【0003】上述したようなテーパーねじを鋼管に加工
するねじ切り装置は、一般にねじ切り工具を配置したダ
イヘッドを、ねじ切りする鋼管の軸芯の回りに回転させ
る回転機構と、ねじのテーパーに沿ってねじ切り工具を
鋼管の半径方向に移動させるための工具半径方向移動機
構と、鋼管のねじ切り先端部分をサポートするインナー
サポート機構および上記三つの機構を搭載して鋼管の軸
芯方向に移動する軸芯方向移動機構とから構成されてい
る。
【0004】上述したねじ切り装置でテーパーねじを加
工する場合には、芯出しされた鋼管の先端をインナーサ
ポートで支持し、回転機構でねじ切り工具を回転させな
がら、鋼管の管端からねじ切りを開始する。そして、軸
芯方向移動機構により、ねじ切り工具を鋼管の管端から
中央部の方向へ移動させるとともに、工具半径方向移動
機構により、ねじ切り工具を鋼管の半径方向に(回転半
径が大きくなる方向に)移動させる。
【0005】上記の工具半径方向移動機構は、一般に図
2に示すような機構となっている。すなわち、ねじ切り
のためのチェザーをセットするチェザーブロック31を
取り付けたマスタースライド32(複数個)が、ダイヘ
ッド33に設けた窓部に沿って半径方向に移動可能に構
成されている。
【0006】ダイヘッド33は、回転主軸34と接続さ
れており、回転主軸34にはギヤー35が取り付けられ
ている。そして、ギヤー35にピニオン36を介して電
動機(図示せず)からの回転力が伝達され、回転主軸3
4、更にダイヘッド33が、中空ロッド37の回りに回
転している。
【0007】前記マスタースライド32の外側には、コ
ーン状のカムリング38が配置されており、カムリング
38はベアリング39を介して、マスタースライド32
と接触している状態となっている。そして、マスタース
ライド32が遠心力により半径方向外側に移動しようと
するのを、抑制している。
【0008】カムリング38は、前記中空ロッド37と
接続されており、中空ロッド37はインナサポート40
を内蔵した内筒41の外周面と前記回転主軸34の内周
面の間を、軸方向に移動することができるようになって
いる。したがって、中空ロッド37の移動にともなっ
て、カムリング38も軸方向に移動可能である。
【0009】また、カムリング38はダイヘッド33に
設けたピン33aにより、ダイヘッド33と一緒になっ
て回転するようになっている。
【0010】そして、図の右方向にカムリング38が移
動すると、カムリング38とマスタースライド32との
間に隙間ができるので、マスタースライド32は遠心力
およびバネの力により、隙間の分だけ回転中心軸から遠
ざかる方向に移動する。
【0011】逆に、図の左方向にカムリング38が移動
すると、カムリング38によりマスタースライド32に
押付力が作用するようになるので、マスタースライド3
2は回転中心軸に近づく方向に移動する。
【0012】なお、上述したねじ切り装置には、ねじ切
り時に切削屑が周囲に飛び散らないように、前記ダイヘ
ッド33を覆うようにして、ダイヘッドカバーが設けら
れている。
【0013】ところで、上述のようにして、チェザーに
より鋼管の管端にテーパーねじを切るときに発生する切
削屑は、チェザーの刃先によってすくい取られ、ダイヘ
ッドの回転につれてすくい取られる長さが増していくの
で、ダイヘッドの回転とともに長く成長していき、一部
分のものは自重により下方に垂れ下がったり、遠心力で
飛ばされダイヘッドカバー内壁に当たって、ダイヘッド
カバー下方の開口から排出される。
【0014】しかしながら、一部のものは、遠心力で外
向きに飛ばされることなく、下方に落下されることな
く、ダイヘッドの回転につれて回転方向に延びていくの
で、終にはねじを切っている鋼管に巻き付いてしまう。
そして、ねじ切り作業が終わった段階で、鋼管に巻き付
いている切削屑を手作業で取り外すという作業が発生す
る。
【0015】上述のようなねじ切り作業時に発生する切
削屑の鋼管への巻き付きを防止する方法としては、特開
平6−15528号公報に開示された鋼管等のねじ切り
装置を使用する方法がある。このねじ切り装置は、図3
の正面図および図4の斜視図に示すように、ダイヘッド
21に装着されているチェザーブロック22に取り付け
た、ねじを切削するチェザー23のすくい面23aに連
続するガイド面24aを備えたガイドブレーカ24を設
け、更に、ガイド面24aに実質的に連続して、ダイヘ
ッド21の端面に放射方向のガイド溝25を形成し、切
削作業中に発生した切削屑を、すくい面23a、ガイド
面24aを経てガイド溝25から、回転にともなう遠心
力によって、ダイヘッド21外方に導びかせ、ダイヘッ
ドカバー26の下端開口部26aを経て、自由落下させ
て排出するというものである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平6−15528号公報に開示された鋼管等のね
じ切り装置を使用しても、ねじ切り作業中に発生した切
削屑は、その発生位置が水平方向でガイド溝とはずれた
位置であるため、一部の切削屑はガイド溝に導かれると
はいうものの、一部のものはガイド溝から外れ、回転に
ともなって鋼管に巻き付く可能性があるという問題点が
あった。
【0017】また、鋼管に巻き付く切削屑により、鋼管
のねじ切削面に疵が発生するという問題点もあった。
【0018】この発明は、従来技術の上述のような問題
点を解消するためになされたものであり、切削屑を全量
鋼管に巻き付かせることなく下方に落下させて排出する
ことのできる鋼管のねじ切り装置を提供することを目的
としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明に係る鋼管のね
じ切り装置は、固定された鋼管の軸芯の回りに回転する
ダイヘッドに配置したチェザーブロックに装着したチェ
ザーにより、鋼管の管端にねじを切る鋼管のねじ切り装
置において、このチェザーの回転する方向とは反対側の
チェザーブロックの位置に、板面がチェザーの回転する
方向と直交する切削屑排除用仕切板を設けたものであ
る。
【0020】この鋼管のねじ切り装置においては、ねじ
切り作業中に発生する切削屑が、その切削屑を発生させ
ているチェザーよりも先行してねじ切りを行っているチ
ェザーの回転方向後方に設けた切削屑排除用仕切板に当
たって、それ以上前進することはなく、チェザーと切削
屑排除用仕切板およびダイヘッドカバ−とで形成される
空間に滞留する。
【0021】そして、切削屑排除用仕切板が回転して、
切削屑がダイヘッドカバ−下部の開口部にきたときに、
切削屑は自重により下方に落下して排出される。
【0022】また、切削屑がダイヘッド等に引っ掛かっ
て、切削屑が自重により下方に落下しない場合でも、ね
じ切り作業終了後にダイヘッドカバーを退避させて、ダ
イヘッドカバーとダイヘッド間の間隔を大きくして、切
削屑が落下しやすいようにしたり、ダイヘッドカバー上
方から切削屑除去用水を切削屑に向けて噴射して、切削
屑を除去することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態である鋼管の
ねじ切り装置を、図1を用いて説明する。この鋼管のね
じ切り装置は、ダイヘッド1に配置したチェザーブロッ
ク2に装着したチェザー3の回転する方向とは反対側の
チェザーブロック側面2aに、板面がチェザー2の回転
する方向と直交する切削屑排除用仕切板4を設けたもの
である。
【0024】この鋼管のねじ切り装置により、チェザー
3で鋼管50の管端にねじを切ると、ねじ切りにより発
生した切削屑51は、その長さを長くしながらダイヘッ
ド1の回転方向に回り込もうとする。しかしながら、前
方にはこの切削屑51を発生させているチェザー3が装
着されているチェザーブロック2よりも回転側に寄った
位置に配置されているチェザーブロック2の、回転する
方向とは反対側の側面2aに取り付けられた切削屑排除
用仕切板4があるので、切削屑51はそれ以上は進ま
ず、チェザーブロック2と切削屑排除用仕切板4および
ダイヘッドカバー53とダイヘッド1とで構成される空
間に留まり、かつ遠心力によりダイヘッドカバー53内
壁へと導かれる。そして、ダイヘッド1の回転力で、ダ
イヘッドカバー53のの下端位置にきたときに、ダイヘ
ッドカバー53の開口部53aから自重によって下方に
落下する。したがって、切削屑51が鋼管50に巻き付
くことはない。
【0025】また、切削屑51がダイヘッド1等に引っ
掛かったり、ダイヘッド1とダイヘッドカバー53との
間で競り合って自由に落下しない場合でも、ねじ切り作
業終了後にダイヘッドカバー53を退避させて、ダイヘ
ッドカバー53とダイヘッド1間の間隔を大きくして、
切削屑51が落下しやすいようにしたり、ダイヘッドカ
バー53上方から切削屑除去用水を切削屑51に向けて
噴射して、切削屑51を除去することができる。
【0026】なお、切削屑排除用仕切板4と鋼管50と
の間の間隔は、切削屑51がこの隙間に入り込まないよ
う、かつ切削屑排除用仕切板4が鋼管50に接触しない
程度に設定する。
【0027】また、切削屑排除用仕切板4の鋼管50に
近い先端部分は、切削屑51が先端部分に滞留しないよ
うに、水平方向に対してある程度上方に角度をもたせる
ことが望ましい。
【0028】また、切削屑排除用仕切板4の水平方向の
幅は、切削屑51が切削屑排除用仕切板4の側方を通過
して、鋼管50に巻き付かないような寸法にしなければ
ならないが、少なくともチェザーブロック2の水平方向
の寸法と同等にする必要がある。
【0029】また、切削屑排除用仕切板4の表面は、切
削屑51により常時擦られて摩耗しやすいので、耐摩耗
性の材料を使用することが望ましい。
【0030】
【発明の効果】この発明により、鋼管のねじ切り時に発
生する切屑が鋼管に巻き付くことがないので、切屑排除
作業が不要となる。
【0031】また、鋼管のねじ切削面に疵が発生するの
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の鋼管のねじ切り装置の説
明図である。
【図2】鋼管のねじ切り機の説明図である。
【図3】従来の切屑排除機構を有する鋼管のねじ切り装
置の正面図である。
【図4】従来の切屑排除機構を有する鋼管のねじ切り装
置のダイヘッド部分の斜視図である。
【符号の説明】
1 ダイヘッド 2 チェザーブロック 3 チェザー 4 切削屑排除用仕切板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定された鋼管の軸芯の回りに回転する
    ダイヘッドに配置したチェザーブロックに装着したチェ
    ザーにより、鋼管の管端にねじを切る鋼管のねじ切り装
    置において、このチェザーブロックのチェザーの回転す
    る方向とは反対側の位置に、板面がチェザーの回転する
    方向と直交する切削屑排除用仕切板を設けたことを特徴
    とする鋼管のねじ切り装置。
JP4796A 1996-01-04 1996-01-04 鋼管のねじ切り装置 Pending JPH09183018A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4796A JPH09183018A (ja) 1996-01-04 1996-01-04 鋼管のねじ切り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4796A JPH09183018A (ja) 1996-01-04 1996-01-04 鋼管のねじ切り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09183018A true JPH09183018A (ja) 1997-07-15

Family

ID=11463367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4796A Pending JPH09183018A (ja) 1996-01-04 1996-01-04 鋼管のねじ切り装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH09183018A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2474671C1 (ru) * 2012-03-15 2013-02-10 Общество с ограниченной ответственностью "Газпром газобезопасность" Устройство для нарезания резьбы на трубах на устье скважин

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2474671C1 (ru) * 2012-03-15 2013-02-10 Общество с ограниченной ответственностью "Газпром газобезопасность" Устройство для нарезания резьбы на трубах на устье скважин

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010626