JPH09182903A - 線材の熱間圧延方法及び装置 - Google Patents

線材の熱間圧延方法及び装置

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JPH09182903A
JPH09182903A JP35333295A JP35333295A JPH09182903A JP H09182903 A JPH09182903 A JP H09182903A JP 35333295 A JP35333295 A JP 35333295A JP 35333295 A JP35333295 A JP 35333295A JP H09182903 A JPH09182903 A JP H09182903A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】線径が5.5mm以下の細線を高効率かつ高品質
で製造できる線材の熱間圧延方法及び装置を提供する。 【解決手段】 熱間圧延装置1は、下記の要件を含んで
構成される。スケール除去装置4:被圧延材搬送路の
中間に設けられ、搬送される被圧延材A1の表面に形成
されたスケール層を連続的に除去する。加熱装置5:
スケール層が除去された被圧延材A1に対し、その搬送
を許容した状態でこれと接触するとともに、被圧延材を
通電加熱する電極51〜54を備える。圧延機6:被
圧延材A1を互いに異なる方向から圧縮する第一の対ロ
ールと第二の対ロールとを備え、それらの中心間距離を
L、第二の対ロールから導出された線材の線径をDとし
た場合に、L/Dの値が30以下となるように設定され
るとともに、第一の対ロールを導入側、第二の対ロール
を導出側として被圧延材A1を順次圧延する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線材の熱間圧延方
法及び装置に関し、特に線径が5.5mm以下の細線を製
造するための方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、細線の製造方法としては、孔径が
次第に縮小する複数の線引きダイスに被圧延素材を順次
通すことにより線材を得る、いわゆる伸線法が使用され
ている。一方、伸線法以外の線材製造法としては圧延法
が知られている。ここで、比較的線径の小さい線材を圧
延法により製造する場合、回転軸線が例えばほぼ90°
の角度をなすように互いに隣接して配置された対ロール
のスタンドを多段階に設け、それらの対ロールにより被
圧延材に順次圧延を施して縮径する方法が採用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、伸線法は冷
間加工しかできないため、特に高速度工具鋼や高合金鋼
のような難加工性の材料を線材化する場合には、ダイス
を一定パス通す毎に歪み除去のための焼鈍工程を追加し
なければならず製造効率が悪い欠点がある。一方、圧延
法は伸線法に比べて生産性が高く、また、熱間加工が可
能であることから、上述のような難加工性の材料でも連
続的に効率よく製造できる利点を有するが、熱間圧延の
ように被圧延材が加熱されてその変形抵抗が低下してい
る場合には、上流側の対ロールから下流側の対ロールへ
被圧延材が受け渡される際に線材に捻転が生じ、正常な
圧延が不能となる場合がある。ここで、線材の線径が比
較的大きい場合には、下流側の対ロールの入口部に補助
ロール等で構成されたローラガイドを設け、そのローラ
ガイドによりガイドしながら線材を供給することで捻転
の発生を防止することができるが、線径が小さくなると
ローラガイドもそれに合わせて小さくしなければなら
ず、線径が5.5mm以下になるとローラガイドの取付け
が実質的にできなくなり、そのような細線を圧延法で製
造することは困難とされていた。
【0004】次に、熱間圧延により線材を製造する場合
は、被圧延材の加熱方法としては通電加熱法が用いられ
ている。しかしながら、通電加熱法においては、例えば
被圧延材の表面にスケールが付着していると、加熱時に
電極と被圧延材との間でスパークが発生することがあ
り、そのスパークにより被圧延材の表面に疵等を生じて
しまう欠点がある。
【0005】本発明の課題は、線径が5.5mm以下の細
線を、伸線法を用いることなく高効率かつ高品質で製造
できる線材の熱間圧延方法及び装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上述の課
題を解決するために、本発明の熱間圧延方法の第一に係
る発明は、搬送される被圧延材の表面に形成されたスケ
ール層を、被圧延材搬送路の中間に設けられたスケール
除去装置により連続的に除去するスケール除去工程と、
被圧延材の搬送を許容した状態でこれと接触する電極を
備え、その電極を介して該被圧延材を通電加熱する加熱
装置により、スケール層が除去された被圧延材を加熱す
る加熱工程とを含み、その圧延工程が以下のように実施
されることを特徴とする。すなわち圧延工程において
は、被圧延材を互いに異なる方向から圧縮する第一の対
ロールと第二の対ロールとが、被圧延材の圧延方向に互
いに連なって配置された圧延機が使用され、それら第一
の対ロールと第二の対ロールとの中心間距離をL、第二
の対ロールから導出された線材の線径をDとした場合
に、L/Dの値が30以下となるように設定されるとと
もに、その第一の対ロールを導入側、第二の対ロールを
導出側として、前述の加熱装置により加熱された被圧延
材が順次圧延される。
【0007】本発明者は、L/Dの値が30以下となる
ように第一及び第二の対ロールを互いに近接して配置す
ることで、ローラガイドを使用しなくとも被圧延材に前
述の捻転が生じることを効果的に防止ないし抑制するこ
とができ、ひいては線径が5.5mm以下の細線を熱間圧
延法により製造することが可能となることを見い出した
のである。これにより、上述のような線径を有する細線
の製造能率を、従来の伸線法等と比べて飛躍的に高める
ことができる。一方、被圧延材は、圧延に先立ってスケ
ール除去装置により表面のスケールが連続的に除去され
た後、その搬送が許容された状態でこれと接触する電極
を介して通電加熱される。これにより、被圧延材と電極
との接触を確実でかつ安定したものとすることができ、
ひいては両者の間でスパークが発生することが防止ない
し抑制されるので、高品質の細線を歩留まり良く製造す
ることができる。
【0008】一方、本発明の熱間圧延方法の第二に係る
発明は、加熱工程が下記のように実施されることを特徴
とする。すなわち、誘導加熱コイルを備えた加熱装置が
被圧延材搬送路の中間に設けられ、被圧延材は搬送され
つつその加熱装置により誘導加熱される。なお、圧延工
程については第一の発明と同様に実施される。この方法
によれば、被圧延材と接触する電極が使用されないので
前述のスパーク等が生ずることもなく、高品質の細線を
歩留まり良く製造することができる。
【0009】上記第一及び第二の発明に共通して、加熱
装置と圧延機との間の距離は4m以下に設定することが
できる。細線を熱間圧延により製造する場合、加熱され
た被圧延材は線径が細いことからその温度が低下しやす
い。特に、高速度工具鋼、ステンレス鋼、超合金、チタ
ン合金(例えばNi−Ti系形状記憶合金)などの難加
工性材料は、熱間圧延における許容加熱温度範囲がかな
りせまく、素材温度の低下に起因して割れ等の不良を発
生しやすい傾向にあるが、加熱装置と圧延機との間の距
離を4m以下に設定することで、加熱された被圧延材を
直ちに圧延することが可能となり、上述のような温度低
下、ひいてはそれに基づく製品不良等を効果的に防止す
ることができる。なお、上記距離は、より望ましくは3
m以下とするのがよい。
【0010】ここで、最終的に得られる線材の線径を
5.4〜1.3mmとすれば、得られる線材の寸法精度が
良好で欠陥等の不良の発生も少なく、伸線法と比較した
場合の製造効率上の優位性が特に大きくなるので望まし
い。本発明の方法は、さらに望ましくは5.4〜1.6
mmの線径の線材の製造に適用するのがよい。また、L/
Dの値は望ましくは25以下、さらに望ましくは20以
下とするのがよい。
【0011】被圧延材は、第一の対ロール及び第二の対
ロールのそれぞれにおいて、その減面率が5〜35%と
なるように圧延が施こすことが望ましい。減面率が5%
未満になると線材の製造能率が低下する。一方、減面率
が35%を超えると、1パス当りの加工度が大きくなり
過ぎ、被加工材に欠陥が生じたりロールを痛めたりする
場合がある。減面率は、より望ましくは10〜35%、
さらに望ましくは20〜35%とするのがよい。
【0012】第一及び第二の対ロールは、それらの回転
軸線が互いにほぼ90°の角度をなすように配置するこ
とができる。この場合、第一の対ロールにより被圧延材
を、その圧縮方向における断面寸法D1が、これと直交
する方向の断面寸法D2よりも小さくなるように圧延
し、第二の対ロールによりその被圧延材を、それら各断
面寸法の比率D2/D1が縮小するように圧延することが
できる。このようにすれば、圧延1パス当りの減面率を
大きくすることができ、製造効率をさらに高めることが
できる。
【0013】上記第一及び第二の対ロールの組は、被圧
延材の圧延方向に沿って複数組配置することができ、そ
れら対ロールの組によって被圧延材に対し順次圧延を施
すようにすることができる。こうすれば、被圧延材に対
し段階的に圧延を施すことができ、断面寸法の大きい被
圧延材からも細線を効率よく製造することができる。
【0014】上記方法が適用できる被圧延材の材質は特
に限定されないが、例えば前述の難加工性材料線材の製
造に適用すれば、製造効率を高める上での波及効果が大
きい。この場合、使用する被圧延材の材質に応じて、そ
の圧延時の材料の温度を適宜設定することができる。こ
こで、本発明でいう熱間圧延とは、「被圧延材を加熱す
ることにより、その被圧延材の変形抵抗を常温における
変形抵抗よりも低下させた状態で圧延する」ことをい
い、いわゆる温間圧延と通称される方法も含むものとす
る。例えば、鉄系材料の場合、第一の対ロールに導入さ
れるときの被圧延材の温度を400〜1200℃に設定
することができる。温度が400℃未満であると、変形
抵抗低下による加工効率向上の効果が十分に得られな
い。また、1200℃を超えると、変形抵抗が逆に小さ
くなり過ぎて、線材に坐屈や捻転が生じやすくなり、正
常な圧延の実施が困難になる。ここで、複数の対ロール
の組を使用して多段階に圧延を行う場合には、被加工材
が、例えば対ロールの組の少なくとも最初のものに導入
される時点で、その温度が上述の範囲内のものとなるよ
うに設定すればよい。
【0015】ここで、被圧延材の温度に対しては、材質
によってさらに望ましい温度域が設定される場合があ
る。例えば高速度工具鋼を被圧延材とする場合、該被圧
延材の温度を800〜1150℃に設定することが望ま
しい。温度が800℃未満となると十分な加工性が得ら
れなくなるほか、被圧延材の組織中の炭化物に割れが生
じてミクロボイドが発生し、延靱性の低下や焼入れ硬さ
の低下を招く。逆に、温度が1150℃よりも高くなる
と被圧延材の組織中に存在する炭化物が粗大化して、得
られる線材の強度低下を招く。なお、温度範囲は、より
望ましくは950〜1150℃とするのがよい。
【0016】次に、上記第一の発明の方法を実施するた
めの本発明の熱間圧延装置は、下記の要件を含んで構成
されることを特徴とする。 スケール除去装置:被圧延材搬送路の中間に設けら
れ、搬送される被圧延材の表面に形成されたスケール層
を連続的に除去する 加熱装置:スケール除去装置よりも下流側に設けら
れ、スケール層が除去された被圧延材に対し、その搬送
を許容した状態でこれと接触する電極を備え、その電極
を介して該被圧延材を通電加熱する。 圧延機:加熱装置の直後に配置される。そして、被圧
延材の圧延方向に互いに連なって配置され、かつ該被圧
延材を互いに異なる方向から圧縮する第一の対ロールと
第二の対ロールとを備え、それら第一の対ロールと第二
の対ロールに対し、それらの中心間距離をL、第二の対
ロールから導出された線材の線径をDとした場合に、L
/Dの値が30以下となるように設定されるとともに、
その第一の対ロールを導入側、第二の対ロールを導出側
として被圧延材を順次圧延する。 上記装置によれば、前記第一の発明の方法を効率的に実
施することができる。
【0017】ここで、スケール除去装置は、被圧延材を
搬送しながら、その表面に研磨粒子を含んだ気流を吹き
付けてスケール層を該表面から除去するショットブラス
ト装置を含むものとして構成することができる。これに
より、被圧延材の表面からスケールをより効果的に除去
することができる。
【0018】また、通電加熱装置は、被圧延材に接触し
て連続的に通電加熱するローラー電極と、そのローラー
電極を該被加熱材に対して押し付ける加圧機構を備えた
ものとして構成することができる。これにより、電極と
被圧延材との接触状態をより確実なものとすることがで
きる。この場合、ローラー電極としては、その外周面の
被圧延材と接触する部分に、該被圧延材の搬送をガイド
する溝を設けたものを使用することが望ましい。また、
加圧機構としては、ばね方式のものや、空圧あるいは油
圧などの圧力シリンダー方式のものを採用することがで
きる。この場合、被圧延材に対するローラー電極の加圧
力の調整を容易にする観点から、エアーシリンダー方式
のものが特に好適に使用できる。
【0019】次に、前述の第二の発明の方法を実施する
ための本発明の熱間圧延装置は、第一の発明の方法を実
施するための熱間圧延装置と同様の構成の圧延機を有す
るとともに、加熱装置が、被圧延材の搬送路の中間に設
けられ、その被圧延材を搬送しつつ、これを誘導加熱コ
イルにより加熱するものとして構成される。本装置によ
れば、前記第二の発明の方法を効率的に実施することが
できる。
【0020】ここで、上記各装置構成においては、加熱
装置と圧延機との間の距離を4m以下、より望ましくは
3m以下に設定することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1は、本発明に係る熱間圧延装置
1の一例を概念的に示すもので、高速度工具鋼あるいは
ステンレス鋼等で構成された被圧延材A1を、コイル状
態から引き出すアンコイラー2を備え、このアンコイラ
ー2から引き出された被圧延材A1は多段ローラー式の
矯正機3に入り、この矯正機3を出た後スケール除去装
置4に入る。
【0022】スケール除去装置4としては、図2に示す
ショットブラスト装置が使用されている。このショット
ブラスト装置4は、同図(a)及び(b)に示すよう
に、搬送される被圧延材A1に対し、その両側に配置さ
れた回転式の研磨粒子吹付ノズル14aから、研磨粒子
を含んだ気流14bを吹き付けて、被圧延材A1の表面
に形成されたスケール層を除去するものである。吹付け
後の研磨粒子は、同図(a)に示すように、ハウジング
14cの底部に回収された後、バケットコンベア14d
により上方に搬送され、図示しないブロア等の気流発生
源からの気流と混合され、流路14eを通って再び吹付
ノズル14aに供給される。
【0023】スケールが除去された被圧延材A1は続い
て加熱装置5に入る。この加熱装置5は、図3(a)に
示すように、被圧延材A1に直接接触してこれを連続的
に通電加熱する水冷式の入側ローラー電極51及び52
と出側ローラー電極53及び54、それらローラー電極
をそれぞれ被圧延材A1に対して押し付ける加圧機構と
しての入側エアーシリンダー55及び56と出側エアー
シリンダー57及び58、さらにローラー電極51〜5
4を介して被圧延材A1に通電することによりこれを抵
抗発熱させる電源59(図1)等を備えている。ここ
で、各ローラー電極51〜54の外周部分には、被圧延
材A1をガイドする溝51a〜54aが形成されてい
る。その溝51a〜54aの断面形状は、図3(b)に
示すように被圧延材A1の断面形状に適合させたものが
採用されており、例えば被圧延材A1が円形断面を有し
ている場合には半円弧状のものとされている。
【0024】加熱装置5によって連続的に加熱された被
圧延材A1は圧延機6に入って圧延され、水冷装置7で
水冷されたあと、コイラー8によってコイル状に巻取ら
れる。圧延機6には、図4に示すような対スタンドS
が、図1に示すように被圧延材A1の搬送方向に沿って
複数組配置されている。各対スタンドSは、被圧延材A
1の導入側に、回転軸線が設置面(図示せず)に対しほ
ぼ垂直方向を向くように配置された第一の対ロール10
1a及び101bを備えた第一スタンド101(水平ス
タンド)と、その後段に配置され、回転軸線がほぼ水平
方向を向くように配置された第二の対ロール102a及
び102bを備えた第二スタンド102(垂直スタン
ド)とを備え、両対ロール101a及び101bならび
に102a及び102bの各回転軸線は、互いにほぼ9
0°の角度をなすものとされている。
【0025】図5に示すように、第一の対ロール101
a及び101bならびに第二の対ロール102a及び1
02bは、それぞれその外周面が圧延面151a及び1
51bならびに152a及び152bとされ、それら圧
延面には被圧延材A1の断面形状及び寸法を規定する溝
部161a及び161bならびに162a及び162b
が形成されている。ここで、図5(a)に示すように、
第一スタンド101のロール101a及び101bは、
互いの圧延面151a及び151bを組み合わせたとき
に、断面形状が楕円状のロール孔型161cが形成され
るようになっている。また、第二スタンド102の対ロ
ール102a及び102bは、互いの圧延面152a及
び152bを組み合わせたときに、断面形状が円状のロ
ール孔型162cが形成されるようになっている。ま
た、図6に示すように、各対スタンドSにおいて、第一
スタンド101と第二スタンド102との中心間の距離
をL、線材A2の線径をDとしたときのL/Dの値は3
0以下に設定されている。
【0026】ここで、図1に示すように加熱装置5と圧
延機6との間の距離K(図1参照)は4m以下に設定さ
れている。なお距離Kは、加熱装置5の出側ローラー電
極53及び54から圧延機6の最初の対スタンドSの入
口部までの距離とされている。
【0027】以下、熱間圧延装置1の作動について説明
する。矯正機3を出た被圧延材A1は、ショットブラス
ト装置4に入ってそこで表面のスケールが除去され、続
いて加熱装置5において、入側ローラー電極51及び5
2と出側ローラー電極53及び54との間で通電されて
抵抗発熱し、所定の温度まで上昇させられる。その温度
調節は、入側ローラー電極51及び52と出側ローラー
電極53及び54との間で流す電流を調節することによ
って行われる。
【0028】被圧延材A1は、予めショットブラスト装
置4によりスケールが除去されているので、ローラー電
極51〜54との間の接触が確実となり、スパークの発
生が抑制されることとなる。また、電極ローラー51〜
54には被圧延材A1の断面形状に適合した形状の溝5
1a〜54a(図3)が形成されていることから、接触
不良に基づくスパークの発生がさらに効果的に抑制され
ている。なお、被圧延材A1の断面形状が直径D0の丸形
をなすときには、半円弧状の溝51a〜54aの半径R
が、1.05×(D0/2) ≦ R ≦ 5.0×
(D0/2)の範囲内のものとなるように設定すること
が、スパーク発生防止上さらに望ましい。
【0029】一方、出側ローラー電極53及び54によ
り被圧延材A1が例えば1000℃以上の高温に加熱さ
れている場合は、被圧延材A1は変形抵抗が相当小さく
なっており、ローラー電極との間の摩擦力で被圧延材A
1に坐屈等の所望しない変形が生じたりしないよう、出
側ローラー電極53及び54による加圧力を入側ローラ
ー電極51及び52による加圧力よりも小さく設定する
ことが望ましい。これらの加圧力の調整は、エアーシリ
ンダー55〜58の圧力を調整することによって行うこ
とができる。
【0030】こうして加熱された被圧延材A1は圧延機
6に導入される。ここで、加熱装置5と圧延機6との間
の距離Kは4m以下と小さく設定されていることから、
加熱された被圧延材A1の温度低下が抑制される。圧延
機6においては、被圧延材A1は各対スタンドSにおい
て順次圧延される。すなわち、図4に示す対スタンドS
に対し、断面が円状で外径寸法がD0である被圧延材A1
を第一スタンド101側より導入すると、図5(a)に
示すように、被圧延材A1は、第一スタンド101の孔
型161cで断面が楕円状となるように圧延され、次い
で同図(b)に示すように、第二スタンド102の孔型
162cで断面が円状となるように圧延されて、図6に
示すように線径D(<D0)の線材A2となって導出され
る。すなわち、被圧延材の断面形状は図5(c)に示す
ように円状−楕円状−円状と変化しつつ、その断面積を
縮小してゆくこととなる。
【0031】ここで、第一スタンド101において被圧
延材A1は、その圧縮方向における断面寸法D1(すなわ
ち楕円の短軸に相当)が、これと直交する方向の断面寸
法D2(すなわち楕円の長軸に相当)よりも小さくなる
ように圧延される。次いで第二スタンド102では、被
圧延材A1に対する圧縮方向がほぼ90°変化すること
から、上記断面寸法の比D2/D1が縮小するように圧延
される。すなわち圧延後の上記各寸法をD1'及びD2'と
すれば、(D2/D1)>(D2'/D1')となる。ここ
で、各スタンド101及び102における減面率を5〜
35%となるように調整すれば、熱間圧延の効率を高め
ることができる。
【0032】ここで、第一スタンド101と第二スタン
ド102とは、前述のL/Dの値が30以下となるよう
に互いに近接させることにより、被圧延材A1に捻転が
生じにくくなるので、これらスタンド間にローラガイド
は設けなくてもよくなり、線径が5.5mm以下の細線を
熱間圧延により製造することが可能となる。なお、ロー
ルの外径をdとしたときに、上記中心間距離Lとの間に
L<1.2dの関係が成り立っていれば、被圧延材A1
への捻転の発生がさらに起こりにくくなる。なおLは、
より望ましくはL<1.0dとするのがよい。なお、本
実施例では、対スタンド内Sにおいて被圧延材の導入側
が水平スタンド、導出側が垂直スタンドとされている
が、この位置関係を逆転することも可能である。
【0033】ここで、対スタンドSにおいて、第一及び
第二の対ロール101a及び101bならびに102a
及び102bに形成されるロール孔型161c及び16
2cの形状は、楕円状−円状の組み合わせに限らず各種
のものが使用できる。以下にその例を示す。図7におい
ては、ロール孔型161c及び162cがそれぞれ縦長
菱形状及び正方形状に形成されており、線材A2は正方
形状の断面となって導出される。また、図8に示すよう
に、被圧延材A1から線材A2に至る断面形状の変化が、
正方形状−楕円状−円状となるように圧延を行うことも
できる。
【0034】さらに、第一及び第二の対ロール101a
及び101bならびに102a及び102bの少なくと
も一方に対し、ロール孔型が形成されないものを使用す
ることも可能である。図9に示す例では、被圧延材A1
は正方形状の断面を有するものとされ、同図(a)に示
すように、第一の対ロール101a及び101bの圧延
面151a及び151bは平形とされてロール孔型は形
成されていない。このような対ロール101a及び10
1bにより被圧延材A1は、(a)に示すようにロール
による圧縮方向につぶれるように変形して長方形状の断
面を有するものとなり、次いで(b)に示すように、例
えば正方形状のロール孔型162cを有した第二の対ロ
ール102a及び102bを通すことにより、対応する
形状の断面を有した線材A2とされる。また、図10
は、第一及び第二の対ロールの双方に対し、ロール孔型
が形成されない平形の圧延面を有するものを使用した例
を示している。被圧延材A1は、同図(a)に示すよう
に第一の対ロール101a及び101bにより長方形状
断面となるように圧縮変形し、次いで(b)に示すよう
に、第二の対ロール102a及び102bによりこれと
逆方向に圧縮変形して、例えば正方形状の断面を有する
線材A2となる。
【0035】さらに、上述のような対スタンドを複数使
用して段階的に圧延を施す場合、各対スタンドにおける
ロール孔型形状(あるいは平形圧延面)は、同一の組合
せのみを使用して圧延を施してもよいが、2種以上の組
合せを複合させて圧延を施すようにしてもよい。図11
は、2つの対スタンドS1及びS2を使用して圧延を行う
場合の例を示しており、同図(a)、(b)は楕円状−
円状、あるいは縦長菱形状−菱形状等、同一のロール孔
型の組合せのみを使用して圧延する場合を、(c)は互
いに異なる組合せを複合させた例を示している。すなわ
ち、(c)においては、前段側の対スタンドS1では平
形圧延面−平形圧延面の組合せが、後段側の対スタンド
S2では楕円状−円状のロール孔型の組合せが採用され
ている。
【0036】次に、加熱装置5においては、入側ローラ
ー電極51及び52ならびに出側ローラー電極53及び
54のうち少なくともいずれかを、被圧延材A1の走行
方向に移動可能にし、少なくとも被圧延材A1の先端部
分もしくは後端部分の通電加熱時に、電極間隔を変えて
通電するように構成することができる。このように加熱
装置5を構成することにより、以下に述べるように被圧
延材A1の先端部もしくは後端部に発生する加熱不十分
の部分が少なくなり、材料歩留まりを向上させることが
できる。
【0037】図12はその一例を示しており、入側ロー
ラー電極51及び52と出側ローラー電極53及び54
は、それぞれ電極ホルダー21ないし31に回転可能に
保持されており、駆動モータ22ないし32によって回
転駆動されるとともに、各電極ホルダー21及び31が
エアーシリンダ23及び33によって被圧延材A1の走
行方向及びその反対方向に移動可能とされている。
【0038】その作用であるが、スケール除去装置4
(図1)を出た被圧延材A1は、搬送速度v’で搬送さ
れながら加熱装置5に入り、図13(a)に示すように
その先端部分が出側ローラー電極53及び54から長さ
l1だけ出たところで通電が開始され、エアーシリンダ
33(図12)のロッド33aを引込み作動させること
により、出側ローラー電極53及び54を被圧延材A1
とともに速度v’で移動させ、同図(b)に示す状態を
経た後、(c)に示すように、電極間隔が所定の加熱効
率を達成するのに十分な値l0となったところでエアー
シリンダ33の引込み作動を停止させる。そして、電極
間隔をl0に固定した状態で被圧延材A1を速度vで走行
させながら通電加熱を行う。こうして加熱装置5を出た
被圧延材A1の先端部分は、(d)に示すように、通電
加熱しない先端部の長さl1とこれに続く加熱不十分の
部分の長さl2とを加えた長さ(l1+l2)の部分が図
示しない切断機によって切断された後、圧延機6に供給
される。
【0039】他方、被圧延材A1の終端部分に近づき、
終端部分の残りの長さが前記(l1+l2)の長さと同じ
になれば、エアーシリンダ23を押出し作動させて入側
ローラー電極51及び52を速度v’で移動させ、電極
間隔がl2に到達すればエアーシリンダ23の押出し作
動を停止させて通電加熱を終了し、被圧延材A1の終端
部分から長さ(l1+l2)の部分を切断機により切断・
除去する。従って、入側ローラー電極51及び52と出
側ローラー電極53及び54との間隔をl0に固定して
配置した場合は、被圧延材A1の先端部及び末端部の切
断長さはl0+l1となるのに対し、上述のように構成し
た場合には切断長さを、それよりもかなり短いl1+l2
とすることができ、被圧延材A1の歩留りを向上させる
ことができる。
【0040】最後に、被圧延材A1は、通電加熱するか
わりに誘導加熱炉を用いて加熱するようにしてもよい。
すなわち、図1においてスケール除去装置4と通電式の
加熱装置5に代えて、図14に示す誘導加熱炉44を配
置する。誘導加熱炉44は、入口部44aと出口部44
bを有するトンネル状に形成され、内部に誘導加熱コイ
ル44cを備えている。入口部44aから導入された被
圧延材A1は、搬送されながらこの誘導加熱コイル44
cにより誘導加熱されて出口部44bから導出される。
ここで、出口部44bと圧延機6との間の距離を4m以
下とすれば、加熱された被圧延材A1の温度低下を抑制
する上で効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱間圧延装置を概念的に示す側面図。
【図2】ショットブラスト装置の模式図。
【図3】通電加熱式の加熱装置の要部をその作用ととも
に示す説明図。
【図4】圧延機の対ロールの配置関係を示す斜視図。
【図5】そのロール孔型の断面形状の一例を示す模式
図。
【図6】圧延機の対ロールの配置関係を示す平面模式
図。
【図7】ロール孔型の断面形状の変形例を示す模式図。
【図8】圧延に伴う線材の断面形状変化の例を示す断面
模式図。
【図9】第一及び第二の対ロールのうち、その一方の圧
延面を平形に形成した例を示す模式図。
【図10】第一及び第二の対ロールの圧延面を、いずれ
も平形に形成した例を示す模式図。
【図11】複数の対ロールの組により段階的に圧延を施
した場合の、線材の断面形状変化の例を示す断面模式
図。
【図12】ローラー電極を移動可能に設けた加熱装置の
例を示す模式図。
【図13】その作用説明図。
【図14】誘導加熱炉の斜視図及び側面断面図。
【符号の説明】
1 熱間圧延装置 4 スケール除去装置 5 加熱装置 6 圧延機 44 加熱装置 44c 誘導加熱コイル 51〜54 ローラー電極 55〜58 エアーシリンダー(加圧機構) 101a、101b 第一の対ロール 102a、102b 第二の対ロール A1 被圧延材 A2 、A3 線材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送される被圧延材の表面に形成された
    スケール層を、被圧延材搬送路の中間に設けられたスケ
    ール除去装置により連続的に除去するスケール除去工程
    と、 被圧延材の搬送を許容した状態でこれと接触する電極を
    備え、その電極を介して該被圧延材を通電加熱する加熱
    装置により、前記スケール層が除去された被圧延材を加
    熱する加熱工程と、 前記加熱された被圧延材を圧延して線径が5.5mm以下
    の線材を得る圧延工程とを含み、 前記圧延工程においては、前記被圧延材を互いに異なる
    方向から圧縮する第一の対ロールと第二の対ロールと
    が、該被圧延材の圧延方向に互いに連なって配置された
    圧延機が使用され、それら第一の対ロールと第二の対ロ
    ールの中心間距離をL、前記第二の対ロールから導出さ
    れた線材の線径をDとした場合に、L/Dの値が30以
    下となるように設定されるとともに、その第一の対ロー
    ルを導入側、第二の対ロールを導出側として、前記被圧
    延材が順次圧延されることを特徴とする線材の熱間圧延
    方法。
  2. 【請求項2】 誘導加熱コイルを備えた加熱装置を被圧
    延材搬送路の中間に設け、被圧延材を搬送しつつその加
    熱装置により誘導加熱する加熱工程と、 前記加熱された被圧延材を圧延して線径が5.5mm以下
    の線材を得る圧延工程とを含み、 前記圧延工程においては、前記被圧延材の圧延方向に互
    いに連なって配置され、かつ該被圧延材を互いに異なる
    方向から圧縮する第一の対ロールと第二の対ロールとを
    備えた圧延機が使用され、それら第一の対ロールと第二
    の対ロールの中心間距離をL、前記第二の対ロールから
    導出された線材の線径をDとした場合に、L/Dの値が
    30以下となるように設定されるとともに、その第一の
    対ロールを導入側、第二の対ロールを導出側として、前
    記被圧延材が順次圧延されることを特徴とする線材の熱
    間圧延方法。
  3. 【請求項3】 前記加熱装置と前記圧延機との間の距離
    が4m以下に設定されている請求項1又は2に記載の熱
    間圧延方法。
  4. 【請求項4】 被圧延材搬送路の中間に設けられ、搬送
    される前記被圧延材の表面に形成されたスケール層を連
    続的に除去するスケール除去装置と、 そのスケール除去装置よりも下流側に設けられ、前記ス
    ケール層が除去された被圧延材に対し、その搬送を許容
    した状態でこれと接触する電極を備え、その電極を介し
    て該被圧延材を通電加熱する加熱装置と、 その加熱装置の直後に配置された圧延機であって、被圧
    延材の圧延方向に互いに連なって配置され、かつ該被圧
    延材を互いに異なる方向から圧縮する第一の対ロールと
    第二の対ロールとを備え、それら第一の対ロールと第二
    の対ロールに対し、それらの中心間距離をL、前記第二
    の対ロールから導出された線材の線径をDとした場合
    に、L/Dの値が30以下となるように設定されるとと
    もに、その第一の対ロールを導入側、第二の対ロールを
    導出側として、前記加熱装置により加熱された被圧延材
    を順次圧延する圧延機と、 を含むことを特徴とする線材の熱間圧延装置。
  5. 【請求項5】 前記スケール除去装置は、前記被圧延材
    を搬送しながら、その表面に研磨粒子を含んだ気流を吹
    き付けて前記スケール層を該表面から除去するショット
    ブラスト装置を含む請求項4記載の熱間圧延装置。
  6. 【請求項6】 前記通電加熱装置は、 被圧延材に接触して連続的に通電加熱するローラー電極
    と、 そのローラー電極を該被加熱材に対して押し付ける加圧
    機構とを備える請求項4又は5に記載の熱間圧延装置。
  7. 【請求項7】 被圧延材搬送路の中間に設けられ、該被
    圧延材を搬送しつつ、これを誘導加熱コイルにより加熱
    する加熱装置と、 その加熱装置の直後に配置された圧延機であって、被圧
    延材の圧延方向に互いに連なって配置され、かつ該被圧
    延材を互いに異なる方向から圧縮する第一の対ロールと
    第二の対ロールとを備え、それら第一の対ロールと第二
    の対ロールに対し、それらの中心間距離をL、前記第二
    の対ロールから導出された線材の線径をDとした場合
    に、L/Dの値が30以下となるように設定されるとと
    もに、その第一の対ロールを導入側、第二の対ロールを
    導出側として、前記加熱装置により加熱された被圧延材
    を順次圧延する圧延機と、 を含むことを特徴とする線材の熱間圧延装置。
  8. 【請求項8】 前記加熱装置と前記圧延機との間の距離
    が4m以下に設定されている請求項4ないし7のいずれ
    かに記載の熱間圧延装置。
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