JPH09182332A - ブラシレスdcモータ - Google Patents

ブラシレスdcモータ

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Publication number
JPH09182332A
JPH09182332A JP7333511A JP33351195A JPH09182332A JP H09182332 A JPH09182332 A JP H09182332A JP 7333511 A JP7333511 A JP 7333511A JP 33351195 A JP33351195 A JP 33351195A JP H09182332 A JPH09182332 A JP H09182332A
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JP
Japan
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holder
brushless
permanent magnet
motor
rotor core
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Pending
Application number
JP7333511A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Nawateya
和弘 畷谷
Takashi Maekawa
隆 前川
Hiroaki Kojima
浩明 小島
Yoshinobu Ishiodori
好信 石躍
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP7333511A priority Critical patent/JPH09182332A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転子コア(42)の各挿入部(43)内に
それぞれ平板状の永久磁石(44),(44),…が埋
め込まれてなる埋込型のブラシレスDCモータにおい
て、磁石(44)の幅寸法が変更される場合には、同じ
コア金型が使用できてしかも磁石(44)を周方向の適
正な位置に位置決めしつつ保持できるようにし、もっ
て、磁石(44)の形状変更に伴うコストアップの幅を
小さく抑えられるようにする。 【解決手段】 各挿入部(43)の周方向両側部からそ
れぞれ半径方向外方に向かって延びるスリット状に設け
られた磁束短絡防止用のバリア部(46),(46)内
に、それぞれ非磁性体からなるホルダ(48)の両サイ
ド部(48a),(48a)を配置して永久磁石(4
4)の両側部に弾接させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転子コアの各挿入
部内に永久磁石が埋め込まれてなる回転子を備えた埋込
型のブラシレスDCモータに関し、特に永久磁石の幅寸
法(周方向の寸法)の変更に際しての回転子コア金型の
共通化対策に関する。
【0002】
【従来の技術】回転子における永久磁石の保持構造によ
ってブラシレスDCモータを大きく分類すると、図15
に示すように、回転子コア(a)の外周側に永久磁石
(b),(b),…が配置されてなる表面型と、図16
に示すように、回転子コア(a)の各挿入部(c)内に
永久磁石(b)が埋め込まれてなる埋込型とになる。両
者を比較すると、上記表面型では、回転子の回転による
遠心力で磁石(b)が剥離するのを防止するために、外
周側からステンレス管(d)を焼ばめする等の補強を行
う必要がある。これに対し、埋込型の場合には、そのよ
うな磁石(b)の剥離の虞れはなく、したがって、回転
子コア(a)の各挿入部(c)内にそれぞれ磁石(b)
を圧入するだけでよい。
【0003】ところが、実際には、上記磁石(b)は瀬
戸物と同様の焼結物であって脆く、寸法公差が大きいた
めに、圧入時における挿入部(c)の壁面との接触部分
に欠けや傷が発生し易い。また、磁石(b)の表面に防
錆等のためのコーティングが施されている場合には、そ
のコーティングが剥がれ易い。さらに、磁石(b)が圧
入されることで、回転子コア(a)を構成している各電
磁鋼板が半径方向外方に膨出するように不均一に変形
し、このために回転子コア(a)の側周面に凹凸が生じ
る結果、磁気騒音やトルクリプル等が発生するようにな
る。これらの問題を回避するには、永久磁石(b)の寸
法公差を改善するために研磨等の工程が必要であるが、
そのような別工程は大幅にコストアップを招くことにな
る。このため、上記埋込型の場合には、寸法公差を改善
しないままの磁石(b)を、上記のような問題を生じさ
せることなく挿入部(c)内に挿入して保持できるよう
にする工夫が必要となる。
【0004】そこで、従来では、例えば特開平5−29
6683号公報に記載されているように、各挿入部の半
径方向の間隔を永久磁石の半径方向の最大許容寸法(最
大許容厚さ寸法)よりも大きくしておき、各挿入部内に
挿入された磁石と回転子コアとの間の半径方向の隙間
に、補助部材としての弾性部材を介在させるようにする
ことで、上記永久磁石を半径方向に挟圧して保持するよ
うになされている。
【0005】つまり、挿入部内において永久磁石及び回
転子コア間に半径方向の隙間が形成されるようにしてお
くことで、大きい力で圧入しなくても永久磁石を挿入部
内に挿入できるようにする一方、上記永久磁石を半径方
向に弾性的に挟圧できるようにすることで、永久磁石の
半径方向の寸法(厚さ寸法)のばらつきを吸収でき、寸
法公差の改善を行うことなく永久磁石を挿入部内に保持
できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、上
記回転子コアは、各々、コア金型により所定形状に打ち
抜かれてなる多数枚の電磁鋼板を回転子の回転軸心方向
に積層して一体化することで形成される。したがって、
永久磁石の断面形状が変更される場合には、それに合わ
せて電磁鋼板の形状も変更する必要があるために、高い
コストをかけて新たにコア金型を作製しなければならな
い。
【0007】その際に、上記従来例では、永久磁石と回
転子コアとの間に半径方向の隙間を形成するようにして
いるので、永久磁石の厚さ寸法(半径方向の寸法)が僅
かに変更される場合には、その変更量を弾性部材の半径
方向の弾性変形で吸収することができ、よって、同じコ
ア金型を使用できて大幅なコストアップを回避すること
ができる。
【0008】しかしながら、上記従来例では、永久磁石
の幅寸法(周方向の寸法)が変更される場合には、それ
が僅かな変更であっても対応は困難である。つまり、幅
寸法が大きくされる場合には、挿入部内に挿入すること
自体ができなくなるので、コア金型も変更せざるを得な
い。一方、幅寸法が小さくされる場合には、挿入部内に
挿入して半径方向に挟圧された状態で保持させることは
できるが、保持させる際の周方向の位置決めができなく
なり、周方向の適正な位置に保持させることは困難にな
る。
【0009】さらに、上記従来例では、永久磁石の保持
構造についても難点がある。すなわち、弾性部材を介装
するために、永久磁石及び回転子コア間に半径方向の隙
間をあけておく必要があるが、この隙間により磁気抵抗
が増大して主磁束が低下するようになる結果、その磁束
低下分を補えるようにするために、より大きな永久磁石
が必要となり、やはりコストアップを招くこととなる。
【0010】この発明は斯かる諸点に鑑みてなされたも
のであり、その主な目的は、回転子コアの各挿入部にそ
れぞれ永久磁石が埋め込まれてなる埋込型のブラシレス
DCモータにおいて、永久磁石及び回転子コア間の隙間
に介在させる補助部材の配置を見直すことで、永久磁石
の幅寸法が変更される場合には同じコア金型を使用でき
るようにし、もって、永久磁石の形状変更に伴うコスト
アップの幅が小さく抑えられるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、永久磁石及び回転子コア間に、半
径方向ではなく、周方向の隙間を形成することとし、こ
の隙間に補助部材を介在させるようにすることで、挿入
部の周方向の寸法が同じであっても、上記補助部材の形
状変更によって永久磁石の幅寸法の変更に対応できるよ
うにした。
【0012】具体的には、請求項1の発明では、図2に
示すように固定子コア(32)に固定子巻線部(33)
が配設されてなる略円筒状の固定子(31)と、該固定
子(31)内に回転可能に配置され、図4に示すよう
に、回転子コア(42)の各挿入部(43)内にそれぞ
れ板状の永久磁石(44),(44),…が埋め込まれ
てなる回転子(41)とを備えたブラシレスDCモータ
が前提である。そして、上記各挿入部(43)は、回転
子(41)の回転軸心方向に貫通しかつ略周方向に延び
るスロット状に設けられているものとする。その際に、
図1に示すように、上記各永久磁石(44)の周方向両
側方に、回転軸心方向に延びる両側1対の周方向の隙間
が回転子コア(42)との間に形成されるようにする。
その上で、上記各両隙間に回転軸心方向に延びるように
配置されていて各々の永久磁石(44)の両側部に当接
して該永久磁石(44)の周方向の位置決めを行う1対
のサイド部(48a),(48a)を有してなる非磁性
体の補助部材としてのホルダ(48)を備えるようにす
る。上記の構成において、回転子コア(42)の各挿入
部(43)内にそれぞれ永久磁石(44),(44),
…が挿入された状態で、それら各永久磁石(44)の周
方向両側方には、回転軸心方向に延びる両側1対の隙間
が回転子コア(42)との間に形成されている。そし
て、上記各両隙間に配置されたホルダ(48)の両サイ
ド部(48a),(48a)が各々の永久磁石(44)
の両側部に当接することで、該永久磁石(44)の周方
向の位置決めが行われる。その際に、永久磁石(44)
の幅寸法が大きくなるように変更されるときには、上記
各サイド部(48a)の周方向の寸法を小さくすること
で対応できる。一方、小さくなるように変更されるとき
には周方向の寸法を大きくすることで対応できる。よっ
て、永久磁石(44)の幅寸法が変更される場合に、同
じコア金型を使用することができるようになり、その分
だけ永久磁石(44)の形状変更に伴うコストアップの
幅は小さく抑えられる。
【0013】請求項2の発明では、上記請求項1の発明
において、回転子コア(42)が、各々、該回転子コア
(42)を回転軸心方向に貫通しかつ各挿入部(43)
の周方向両側部からそれぞれ半径方向外方に向かって延
びるスリット状に設けられた磁束短絡防止用のバリア部
(46),(46),…を有するものである場合に、各
ホルダ(48)の両サイド部(48a),(48a)
を、上記各々のバリア部(46)内に配置するようにす
る。上記の構成において、各ホルダ(48)の両サイド
部(48a),(48a)は、各々の挿入部(43)の
両側部に連なる両バリア部(46),(46)内に配置
される。その際に、各ホルダ(48)は非磁性体である
ので、上記各バリア部(46)の磁束短絡防止機能が該
ホルダ(48)により損なわれるという事態は回避され
る。よって、バリア部(46),(46),…を利用し
てホルダ(48)の両サイド部(48a),(48a)
の配置空間(隙間)が確保されるので、回転子コア(4
2)がバリア部(46),(46),…を有するもので
ある場合に、コア金型の変更を伴わずにホルダ(48)
のサイド部(48a)を配置できるようになる。
【0014】請求項3の発明では、上記請求項1の発明
において、各ホルダ(48)の両サイド部(48a),
(48a)を、各々の永久磁石(44)の両側部に弾接
させるようにする。上記の構成において、各挿入部(4
3)内に挿入された永久磁石(44)の周方向の両側部
にホルダ(48)の両サイド部(48a),(48a)
が弾接しているので、永久磁石(44)の幅寸法の僅か
な変更や寸法公差によるばらつきは、上記各サイド部
(48a)の周方向の弾性変形により吸収される。よっ
て、上記永久磁石(44)の幅寸法が僅かに変更される
場合には、各挿入部(43)の周方向の寸法及びホルダ
(48)の寸法を変更することなく、永久磁石(44)
は、その寸法公差を改善されないままの状態で、ホルダ
(48)の両サイド部(48a),(48a)により周
方向の適正な位置に位置決めされつつその位置に保持さ
れる。よって、同じコア金型及び同じホルダ(48)が
使用できるようになり、その分だけ永久磁石(44)の
形状変更に伴うコストアップの幅は小さく抑えられる。
このとき、上記永久磁石(44)は、ホルダ(48)の
両サイド部(48a),(48a)を介して周方向に挟
圧された状態で保持されるので、永久磁石(44)及び
回転子コア(42)間に従来のような半径方向の隙間を
あけておく必要はなく、そのような隙間により磁気抵抗
が増加することに起因する主磁束の低下は招かない。し
たがって、そのような主磁束の低下分を補うために、よ
り大きな永久磁石(44)が必要となって結果的にコス
トをアップさせるという事態も招かない。また、上記永
久磁石(44)は、ホルダ(48)の両サイド部(48
a),(48a)を介して周方向に弾性的に挟圧保持さ
れているので、モータの起動時、停止時、負荷の急変時
等に永久磁石(44)が受ける周方向の衝撃は各サイド
部(48a)の弾性変形により吸収され、そのような衝
撃で永久磁石(44)が破損することは防止される。さ
らに、挿入部(43)内に永久磁石(44)を挿入する
際に、磁石(44)を大きな力で圧入させる必要がない
ので、そのような圧入による磁石(44)の欠けや傷、
ないし回転子コア(42)の変形による磁気騒音やトル
クリプル等の発生は回避され、また挿入作業自体が容易
化される。そして、ホルダ(48)が非磁性体であるの
で、ホルダ(48)を配置したことに起因する性能・減
磁耐力の低下は生じない。尚、各挿入部(43)内にお
ける永久磁石(44)の半径方向の保持については、ホ
ルダ(48)のみによっては十分に行えないとしても、
モータ(30)の運転時に回転子(41)の回転により
生じる遠心力で上記永久磁石(44)が回転子コア(4
2)に対し半径方向外方に向けて押し付けられるように
なるので、実用上、支障は生じない。
【0015】請求項4の発明では、上記請求項1の発明
において、図5に示すように、回転子(41)が、回転
子コア(42)の回転軸心方向両端面に接合された1対
の端板(45),(45)を有するものである場合に、
各永久磁石(44)の回転軸心方向の少なくとも一方の
端部と該端部側の上記端板(45)との間に、それぞれ
上記端部に沿って略周方向に延びる隙間を形成するよう
にする。その上で、各ホルダ(48)は、上記各々の隙
間に略周方向に延びるように配置されていて該ホルダ
(48)の両サイド部(48a),(48a)同士を一
体に連結するエンド部(48b)を有するものとする。
上記の構成において、各ホルダ(48)は、該ホルダ
(48)の両サイド部(48a),(48a)がエンド
部(48b)により一体化されているので、両サイド部
(48a),(48a)が永久磁石(44)の両側方に
配置されるようにホルダ(48)を固定子コア(42)
内に挿入する作業は容易化される。このとき、上記エン
ド部(48b)は、永久磁石(44)及び端板(45)
間の回転軸心方向の隙間に位置しているので、永久磁石
(44)及び回転子コア(42)間に半径方向の隙間を
確保しておく必要はない。尚、上記ホルダ(48)は、
永久磁石(44)と共に挿入するようにしてもよいし、
又は永久磁石(44)を挿入部(43)内に挿入する前
後の何れかのときに挿入してもよい。
【0016】請求項5の発明では、上記請求項4の発明
において、各ホルダ(48)が、該ホルダ(48)の両
サイド部(48a),(48a)における回転軸心方向
の一端側のみにエンド部(48b)を有するものである
場合に、上記各ホルダ(48)の両サイド部(48
a),(48a)の他端側の対向面に、他端側外方に向
かって間隔が拡大するテーパ部を形成するようにする。
上記の構成において、回転子コア(42)内にホルダ
(48)が挿入された後に挿入部(43)内に永久磁石
(44)を挿入する際、上記永久磁石(44)はホルダ
(48)のエンド部(48b)の位置する一端側とは回
転軸心方向の反対の他端側から挿入される。このとき、
上記ホルダ(48)の他端側の両サイド部(48a),
(48a)の対向面が、他端側外方に向かって間隔の拡
大するテーパ部となっているので、永久磁石(44)の
挿入は円滑かつ容易に行える。
【0017】請求項6の発明では、上記請求項4の発明
において、図8に示すように、各ホルダ(48)のエン
ド部(48b)側の端板(45)に、該エンド部(48
b)を収容可能な溝部(45a)が設けられているもの
とする。
【0018】上記の構成において、回転子コア(42)
の挿入部(43)内にホルダ(48)を介して永久磁石
(44)が保持された状態で、上記ホルダ(48)のエ
ンド部(48b)は端板(45)の溝部(45a)内に
収容される。よって、上記挿入部(43)内に上記エン
ド部(48a)を収容する必要はなく、挿入部(43)
の回転軸心方向の長さは永久磁石(44)を収容できる
だけの寸法でよいので、上記ホルダ(48)を使用する
ことに起因して回転子コア(32)が長くなる事態は回
避される。
【0019】請求項7の発明では、上記請求項4の発明
において、各ホルダ(48)のエンド部(48b)を、
各々の永久磁石(44)の端部に弾接させるようにす
る。
【0020】上記の構成において、挿入部(43)内の
永久磁石(44)の少なくとも一方の端部には、ホルダ
(48)のエンド部(48b)が弾接している。したが
って、永久磁石(44)の長さ(回転軸心方向の寸法)
に寸法公差によるばらつきがあっても、そのばらつきは
エンド部(48b)の弾性変形で吸収される。つまり、
永久磁石(44)の長さが大きいときにはエンド部(4
8b)の弾性変形量は多くなり、一方、長さが小さいと
きには弾性変形量は少なくなる。したがって、長さ方向
の寸法公差の大きいままで永久磁石(44)を保持でき
るようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。 (実施形態1)図2は、この発明の実施形態1に係るブ
ラシレスDCモータ(30)が内蔵された冷媒回路用圧
縮機の全体構成を示し、この圧縮機は図外の冷媒回路に
介設されて冷媒を圧縮して吐出するために用いられる。
【0022】図2において、(1)は上下方向に延びる
密閉円筒状に設けられたのケーシングであり、このケー
シング(1)の上端部にはケーシング(1)内外を連通
する吐出管(2)がその内端部をケーシング(1)内上
端の中心部に位置付けた状態で気密状に挿通されてい
る。
【0023】また、ケーシング(1)内の下部には、冷
媒ガスを吸い込んで圧縮した後にケーシング(1)内に
吐出する圧縮機構(3)が嵌装されている。この圧縮機
構(3)は、上下方向に並設された円盤状の3つのサイ
ドハウジング(4),(4),…と、これらサイドハウ
ジング(4),(4),…間に気密状に挟持された円環
状の2つのローラハウジング(5),(5)とからなる
ハウジング部を備えており、図3に示すように、上記各
ローラハウジング(5)内には円筒状のローラ(6)が
上記隣り合うサイドハウジング(4),(4)間に位置
する状態で配設されている。
【0024】上記サイドハウジング(4),(4),…
の中心部には、上下方向に延びるクランク軸(8)が気
密状に貫通されている。このクランク軸(8)は、その
回転軸心からそれぞれ偏心してなる断面円形状の上下1
対の偏心部(8a),(8a)を有する。その際に、両
偏心部(8a),(8a)は、回転軸心を挟んで互いに
逆の方向に偏心している。上記各ローラ(6)は、それ
ら各々の偏心部(8a)に該偏心部(8a)の偏心軸心
回りに回動可能に外嵌合されていて、その外周面をロー
ラハウジング(5),(5)の内周面に接触させながら
クランク軸(8)の回転軸心回りを公転するようになさ
れている。
【0025】上記各ローラハウジング(5)内周面の所
定部位には、上下方向に延びる凹溝部(5a)が形成さ
れている。この凹溝部(5a)には、直径方向に貫通し
かつ上下方向に延びるスリット状に切り欠かれたブレー
ド嵌挿部(9a)を有する円柱状の揺動軸(9)が、上
下方向の軸心をもって回動可能に支持されている。一
方、各ローラ(6)の外周面には板状のブレード(1
0)が一体に突設されている。このブレード(10)
は、上記揺動軸(9)のブレード嵌挿部(9a)に嵌挿
されてその嵌挿方向に摺動可能に保持されており、この
ことで上記各ローラ(6)の公転運動に伴ってそのブレ
ード(10)を揺動軸(9)の軸心回りに揺動させるよ
うになっている。そして、このブレード(10)によ
り、各ローラ(6)の外周面、各ローラハウジング
(5)の内周面及び上下両側のサイドハウジング
(4),(4)に囲まれてなる断面三日月状の空間(1
1)が2つの作動室(12),(12)に区画されてい
る。
【0026】上記ローラハウジング(5)には、上記凹
溝部(5a)(ブレード(10)の位置)を挟んで周方
向の両側に吸入口(13)及び吐出口(14)が開口さ
れている。吸入口(13)は、ケーシング(1)の側壁
を貫通する吸入管(15)の下流端部に連通しており、
この各吸入管(15)の上流端部は、ケーシング(1)
の側方に配置されていて該ケーシング(1)に一体に固
定されたアキュムレータ(24)に接続されている。一
方、吐出口(14)の出口側はケーシング(1)内部に
開口されていて、そこにはリード弁からなる逆止弁とし
ての吐出弁(16)が配設されている。図3中、(2
1)は吐出弁(16)の最大開度を規制するストッパで
ある。そして、各ローラ(6)の公転運動により、アキ
ュムレータ(24)内の低圧の冷媒ガスを吸入管(1
5)及び吸入口(13)を経て各作動室(12)に吸い
込み、その冷媒ガスをローラ(6)の公転運動に伴う作
動室(12)の容積減少により圧縮した後、吐出口(1
4)からケーシング(1)内に吐出してケーシング
(1)内圧力を高圧とし、このケーシング(1)内の高
圧の冷媒ガスを吐出管(2)からケーシング(1)外に
吐出するようになっている。
【0027】上記クランク軸(8)における各偏心部
(8a)の外周面、上側偏心部(8a)の上側に位置す
るクランク軸(8)の外周面、及び下側偏心部(8a)
の下側に位置するクランク軸(8)の外周面の各々に
は、それぞれ潤滑油吐出孔(17),(17),…が開
口されている。この各潤滑油吐出孔(17)は、クラン
ク軸(8)の軸心部を通るように設けられていてその下
端がクランク軸(8)の下端面に開放されてなる図外の
潤滑油通路にそれぞれ連通している。一方、ケーシング
(1)内の底部には油溜り部(18)が設けられてお
り、この油溜り部(18)に溜められている潤滑油に上
記クランク軸(8)の下端が浸漬されるようになされて
いる。そして、クランク軸(8)の回転に伴い、その遠
心力を利用して、油溜り部(18)の潤滑油を潤滑油通
路内に吸い込んで各潤滑油吐出孔(17),(17),
…から圧縮機構(3)の摺動部分に供給するようになさ
れている。この潤滑に供された潤滑油の一部は、圧縮機
構(3)の吐出口(14)からケーシング(1)内に吐
出される冷媒ガスに混じって吐出される。
【0028】上記ケーシング(1)内の上部には、上記
圧縮機構(3)を駆動するためのブラシレスDCモータ
(30)が上下方向の回転軸心をもって嵌装されてい
る。このブラシレスDCモータ(30)は、ケーシング
(1)の内壁面に固定された略円筒状の固定子(31)
と、この固定子(31)内に回転可能に配置されかつ上
記クランク軸(8)に回転一体に連結された回転子(4
1)とを備えてなっている。
【0029】上記固定子(31)は、多数枚の電磁鋼板
をDCモータ(30)の回転軸心方向(ケーシング
(1)の上下方向)に積層して一体化してなる略円筒状
の固定子コア(32)と、この固定子コア(32)の内
周側に配置された3相の巻線からなる固定子巻線部(3
3)とを有する。これら3相の巻線は、その一端同士が
互いに接続されて中性点を形成している一方、各巻線の
他端が入力端子とされている。すなわち、3相の巻線は
Y結線されていて、各巻線の入力端子に印加される電圧
を順に切り換えることにより、固定子(31)が回転磁
界を発生するようになされている。尚、図2中、(33
a)は固定子巻線部(33)が固定子コア(32)の上
下両端部からそれぞれ回転軸心方向に食み出たコイルエ
ンドである。また、(19)はケーシング(1)の上端
部外面に取り付けられた電源接続部であり、この電源接
続部(19)は、上記各巻線に接続された3本の電源入
力線及び各巻線の中性点に接続された1本の信号出力線
がそれぞれ接続される4つの端子(20),(20),
…(図2では、3つの端子のみが見えている)を有す
る。上記信号出力線は、回転子(41)による回転方向
の磁極位置を検出するため等に使用される。
【0030】一方、上記回転子(41)は、図4に示す
ように、多数枚の電磁鋼板を回転軸心方向に積層してな
る略円柱状の回転子コア(42)と、この回転子コア
(42)内に埋め込まれた平板状の4つの永久磁石(4
4),(44),…とを有する。回転子コア(42)の
両端面には、円板状をなす1対の端板(45),(4
5)が4本の締結リベット(49),(49),…によ
り一体に接合されている。尚、図4中、(42b)は上
記各々の締結リベット(49)の挿通孔である。回転子
コア(42)の軸心部には、回転子(41)の回転軸心
方向に貫通する軸挿通孔(42a)が形成されおり、こ
の軸挿通孔(42a)に上記クランク軸(8)の上端部
が圧入されて固定されている。
【0031】また、回転子コア(42)の周縁部には、
各々、回転軸心方向に貫通しかつ半径方向と直交する方
向に延びる断面矩形スロット状をなす4つの挿入部(4
3),(43),…が上記軸挿通孔(42a)の周りで
正方形の各辺部をなすように配置されて形成されてい
て、この各挿入部(43)内にそれぞれ上記永久磁石
(44)が埋め込まれている。さらに、回転子コア(4
2)には、該コア(42)を回転軸心方向に貫通しかつ
各挿入部(43)の両側部からそれぞれ半径方向外方に
向かって延びるスリット状のバリア部(46),(4
6),…が設けられている。この各バリア部(46)
は、回転子コア(42)における磁束の短絡を防止する
機能を営む。
【0032】上記DCモータ(30)の回転子(41)
の上端部には、円板状の油分離板(47)が上記リベッ
ト(49),(49),…の締結により回転一体に取り
付けられている。この油分離板(47)は、回転子(4
1)の上端から所定距離だけ離れた状態、つまり固定子
巻線部(33)の上側コイルエンド(33a)に対向し
た状態で固定されており、圧縮機構(3)の吐出口(1
4)から潤滑油が吐出ガスと共にケーシング(1)内に
吐出されてケーシング(1)内上端部の吐出管(2)に
向かうとき、そのケーシング(1)内部の潤滑油がケー
シング(1)上端部の吐出管(2)側に流れるのを、回
転子(41)と一体に回転する油分離板(47)により
阻止するようにしている。
【0033】そして、図1に示すように、上記ブラシレ
スDCモータ(30)の回転子(41)において、上記
各永久磁石(43)の周方向両側方には、回転軸心方向
に延びる両側1対の隙間が回転子コア(42)との間に
形成されている。その上で、上記各両隙間に回転軸心方
向に延びるように配置されていて各々の永久磁石(4
4)の両側部に当接して該磁石(44)の周方向の位置
決めを行う1対のサイド部(48a),(48a)を有
してなる非磁性体のホルダ(48)が備えられている。
【0034】また、図5に示すように、各永久磁石(4
4)の回転軸心方向の一方の端部(同図の下方の端部)
と該端部側の上記端板(45)との間には、それぞれ上
記端部に沿って略周方向に延びる隙間が形成されてい
る。その上で、上記各ホルダ(48)は、上記各々の隙
間に略周方向に延びるように配置されていて該ホルダ
(48)の両サイド部(48a),(48a)同士を一
体に連結するエンド部(48b)を有するものとされて
いる。
【0035】さらに、上記各ホルダ(48)の両サイド
部(48a),(48a)は、各々の永久磁石(44)
の両側部に弾接するようになされている。また、エンド
部(48b)は、各々の永久磁石(44)の下端部に弾
接するようになされている。
【0036】具体的には、上記各永久磁石(44)の周
方向の寸法(幅寸法)は挿入部(43)の周方向の寸法
よりも小さくされており、このことで、各永久磁石(4
4)の両側方に各隙間が形成されるようになっている。
また、回転子コア(42)の回転軸心方向の寸法は各永
久磁石(44)の回転軸心方向の寸法(長さ寸法)より
も大きくされており、このことで、各永久磁石(44)
の下端部と下側の端板(45)との間に隙間が形成され
るようになっている。
【0037】一方、上記ホルダ(48)は、それ自体が
弾性を有する非磁性材料の他、ステンレススチールやP
PS(ポリフェニレンサルファイド)、LCP(ポリエ
ステル系液晶高分子)等のようにそれ自体は弾性を有し
ていない非磁性材料からなっており、両サイド部(48
a),(48a)とエンド部(48b)とが凹字状をな
すように一体化されている。そして、上記各サイド部
(48a)の上部及び上下中間部には、それぞれ永久磁
石(44)に向かって弓なり状に膨出する部分が形成さ
れている一方、上記エンド部(48b)の中央部にも、
永久磁石(44)に向かって弓なり状に膨出する部分が
形成されていて、これら各膨出部分において永久磁石
(44)にそれぞれ弾接している。
【0038】上記ホルダ(48)の両サイド部(48
a),(48a)は、挿入部(43)が両バリア部(4
6),(46)にそれぞれ接続する部分に配置されてい
る。そして、各サイド部(48a)のバリア部(46)
の壁面に圧接する部分は、図6に拡大して示すように、
該壁面に平行に圧接できるような斜面とされている。ま
た、同図に一点鎖線で示される平面を中心にして上記斜
面と対称関係にある部分も同じ傾きを持った斜面とされ
ている。これにより、ホルダ(48)を回転子コア(4
2)内に挿入する際に、上記一点鎖線を中心とする表裏
が逆であっても、上記バリア部(46)の壁面に圧接で
きるようになっている。
【0039】さらに、上記各ホルダ(48)の両サイド
部(48a),(48a)の上端側の対向面は、上方に
向かって周方向の間隔が徐々に拡大するテーパ部に形成
されている。これは、回転子コア(42)内にホルダ
(48)が挿入された後に挿入部(43)内に永久磁石
(44)を挿入する際に、その永久磁石(44)の挿入
作業を円滑にかつ容易に行えるようにするためである。
尚、この発明では、永久磁石(44)を挿入部(43)
内に挿入すると表現しているが、永久磁石(44)は、
挿入される段階で既に着磁されているものであってもよ
いし、挿入された後に例えば固定子巻線部(33)に印
加して着磁されるものであってもよい。特に希土類磁石
等のように強力な磁力を発生するものの場合には、挿入
時の作業性や磁石(44)の回転子コア(42)との接
触等を考慮すると、挿入後に着磁するのが望ましい。
【0040】したがって、この実施形態1によれば、埋
込型ブラシレスDCモータ(30)において、回転子コ
ア(42)の各挿入部(43)内に挿入された永久磁石
(44)の周方向の両側部にホルダ(48)の両サイド
部(48a),(48a)を弾接させ、各サイド部(4
8a)の周方向の弾性変形により永久磁石(44)の幅
寸法の僅かな変更や寸法公差によるばらつきを吸収でき
るようにしたので、上記永久磁石(44)の幅寸法が僅
かに変更される場合には、各挿入部(43)の周方向の
寸法及びホルダ(48)の寸法を変更することなく、寸
法公差の改善されないままの永久磁石(44)をホルダ
(48)の両サイド部(48a),(48a)により周
方向の適正な位置に位置決めしつつその位置に保持させ
ることができる。よって、同じコア金型及び同じホルダ
(48)を使用することができるようになり、その分だ
け永久磁石(44)の形状変更に伴うコストアップの幅
を小さく抑えることができる。
【0041】その際に、上記永久磁石(44)を挿入部
(43)内において周方向に挟圧された状態で保持でき
るので、永久磁石(44)及び回転子コア(42)間の
半径方向に従来のような隙間を形成しておく必要はな
い。すなわち、図7に示すように、磁石(b)及び回転
子コア(a)間の半径方向に弾性部材(e)を介在させ
るようにする場合には、その半径方向に弾性部材(e)
が介装されるための隙間(f)を確保しておく必要があ
るが、この実施形態1の場合には不必要である。よっ
て、そのような隙間(f)による磁気抵抗の増加に起因
する主磁束の低下を招かず、そのような主磁束の低下分
を補うために、より大きな永久磁石(44)が必要とな
ってコストをアップさせるという事態も招かない。
【0042】また、上記永久磁石(44)を、ホルダ
(48)の両サイド部(48a),(48a)を介して
周方向に弾性的に挟圧保持させることができるので、モ
ータの起動時、停止時、負荷の急変時等に永久磁石(4
4)が受ける周方向の衝撃を各サイド部(48a)の弾
性変形により吸収でき、そのような衝撃による永久磁石
(44)の破損を防止することができる。
【0043】さらに、挿入部(43)内に永久磁石(4
4)を挿入する際に、磁石(44)を大きな力で圧入さ
せる必要がないので、そのような圧入による磁石(4
4)の欠けや傷、ないし回転子コア(42)の変形によ
る磁気騒音やトルクリプル等の発生も回避することがで
きる。そして、ホルダ(48)が非磁性体であるので、
ホルダ(48)を配置したことに起因する性能・減磁耐
力の低下は生じない。
【0044】尚、上記実施形態1では、各挿入部(4
3)内に永久磁石(44)よりも先にホルダ(48)を
挿入するようにしているが、永久磁石(44)を先に、
あるいはホルダ(48)及び永久磁石(44)を一緒に
して圧入するようにしてもよい。
【0045】また、上記実施形態1では、回転子コア
(42)にバリア部(46),(46)…を有するブラ
シレスDCモータ(30)について説明したが、そのよ
うなバリア部(46),(46),…を持たないブラシ
レスDCモータに、この発明を適用することもできる。
【0046】さらに、上記実施形態1では、冷媒回路用
圧縮機に内蔵されたブラシレスDCモータ(30)につ
いて説明したが、上記ブラシレスDCモータ(30)を
圧縮機以外の装置に用いることができるのは勿論であ
る。
【0047】(実施形態2)図8は、この発明の実施形
態2に係るブラシレスDCモータの要部を示しており、
その他の構成は上記実施形態1の場合と同じであるので
同じ符号を付して示すこととし、その説明は省略する。
【0048】この実施形態では、回転子(41)の一方
(同図の下方)の端板(45)に4つの溝部(45
a),(45a),…(同図では1つの溝部のみを示し
ている)を設ける一方、挿入部(43)から回転軸心方
向外方に食み出した各ホルダ(48)のエンド部(48
b)を上記各々の溝部(45a)内に収容するようにし
ている。
【0049】したがって、この実施形態2によれば、上
記実施形態1の場合には回転子コア(42)の挿入部
(43)内に収容されていたホルダ(48)の各エンド
部(48a)を、端板(45)の各々の溝部(45a)
内に収容できるので、回転子コア(42)の回転軸心方
向の寸法を永久磁石(44)の長さに合わせて小さく抑
えることができ、上記ホルダ(48)の使用により回転
子コア(42)の長さが大きくなって小型化やコストダ
ウンの方針に背馳するという事態を回避することができ
る。
【0050】(実施形態3)図9は、この発明の実施形
態3に係るブラシレスDCモータの要部を示している。
この実施形態では、各ホルダ(48)は矩形枠状に設け
られていて、永久磁石(44)の下端部に沿って延びる
ように設けられた下端側のエンド部(48b)に加え、
上端部に沿って延びるように設けられた上端側のエンド
部(48b)を有するものとされている。そして、上記
各ホルダ(48)は、永久磁石(44)の周囲を取り囲
むように装着された状態で、挿入部(43)内に弾性変
形しつつ圧入される。その装着作業を容易化するため
に、上記片側のエンド部(48b)の中央には切込みが
形成されている。
【0051】したがって、この実施形態3によれば、上
記実施形態1の場合に比べて、各ホルダ(48)の上側
にもエンド部(48b)がある分だけ回転子コア(4
2)の回転軸心方向の長さが長くなるものの、その他は
同様の効果を奏することができる。
【0052】(実施形態4)図10は、この発明の実施
形態4に係るブラシレスDCモータの要部を示してい
る。この実施形態では、各ホルダ(48)は両側1対の
サイド部(48a),(48a)のみで構成されてい
る。各サイド部(48a)は、上下中間部が永久磁石
(44)側に向かって膨出する弓なり状に設けられてい
る。
【0053】したがって、この実施形態4によれば、エ
ンド部によるものの他は上記実施形態1の場合と同じ効
果を奏することができ、しかもエンド部が無いことで、
それを収容するための溝部を端板(45)に設けること
なく、回転子コア(42)の長さを永久磁石(44)に
一致させることができ、回転子(41)をコンパクトに
抑えることができる。
【0054】(実施形態5)図11は、この発明の実施
形態5に係るブラシレスDCモータの要部を示してい
る。この実施形態では、上記実施形態1〜4の場合とは
異なり、各ホルダ(48)の両サイド部(48a),
(48a)は、永久磁石(44)の両側部に当接して該
永久磁石(44)の周方向の位置決めのみを行うように
なされている。
【0055】具体的には、上記各ホルダ(48)は両側
1対のサイド部(48a),(48a)のみからなり、
各サイド部(48a)は、永久磁石(44)の側面に当
接する当接部分と、該部分の半径方向外周側から永久磁
石(44)の側方に向かって突出するように設けられた
突出部分とが断面L字状に接続された状態に形成されて
いる。その際に、上記突出部分のバリア部(46)の壁
面に接触する部分は、該壁面に面接触できるような斜面
とされている。
【0056】したがって、この実施形態5によれば、上
記実施形態1〜4の場合のような磁石保持効果はない
が、各挿入部(43)内における永久磁石(44)の周
方向の位置決め機能を有するので、永久磁石(44)の
幅寸法が変更される場合には、回転子コア(42)のコ
ア金型を変更しなくてもホルダ(48)の両サイド部
(48a),(48a)の周方向の寸法の変更で対応す
ることができ、よって、永久磁石(44)の形状変更に
伴うコストアップの幅を小さく抑えることができる。
【0057】(実施形態6)図12は、この発明の実施
形態6に係るブラシレスDCモータの要部を示してい
る。この実施形態では、上記実施形態4の場合と同じ
く、各ホルダ(48)は両側1対のサイド部(48
a),(48a)のみにより構成されている。異なるの
は、各サイド部(48a)がバリア部(46)内に配置
されている点である。そして、上記各サイド部(48
a)は平板状をなしていて、半径方向外周側の側縁部が
バリア部(46)の半径方向外周側に位置する側部壁面
に圧接している一方、半径方向内周側の側縁部が永久磁
石(44)の側部に圧接している。
【0058】したがって、この実施形態6によれば、上
記実施形態4の場合と同じ効果を奏することができる
他、各バリア部(46)を利用してホルダ(48)の配
置空間(隙間)を確保できるので、回転子コア(42)
がバリア部(46),(46),…を有するものである
場合には、コア金型の変更を伴わずにホルダ(48)を
配置できるようになる。その際に、上記ホルダ(48)
は非磁性体であるので、バリア部(46)の磁束短絡防
止機能がホルダ(48)により損なわれるという事態は
回避することができる。
【0059】(実施形態7)図13は、この発明の実施
形態7に係るブラシレスDCモータの要部を示してい
る。この実施形態では、上記実施形態6の場合と異な
り、各ホルダ(48)の平板状をなすサイド部(48
a),(48a)は、それぞれ半径方向の中央部が屈曲
した断面形状をなしている。具体的には、上記屈曲部
は、隣接するバリア部(46)の側に張り出す状態に屈
曲していて、そのバリア部(46)に近い側の壁面に周
方向に圧接するようになされている。
【0060】したがって、この実施形態7によれば、上
記実施形態6の場合と同じ効果を奏することができる
他、各サイド部(48a)が屈曲している分だけ、実施
形態6の場合よりも永久磁石(44)を強く保持するこ
とができる。
【0061】(実施形態8)図14は、この発明の実施
形態8に係るブラシレスDCモータの要部を示してい
る。この実施形態では、各ホルダ(48)の両サイド部
(48a),(48a)は、それぞれ薄板材を断面S字
状に形成してなっており、上記実施形態7の場合よりも
弾性変形量が大きくなるようになされている。
【0062】したがって、この実施形態8によれば、上
記実施形態7の場合と同様の効果を奏することができる
他、その大きな弾性変形量により、永久磁石(44)の
幅寸法の変更を効率よく吸収することができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、回転子コアの各挿入部内にそれぞれ永久磁石が
埋め込まれてなる回転子を備えた埋込型のブラシレスD
Cモータにおいて、上記各永久磁石の周方向両側方に、
回転軸心方向に延びる両側1対の隙間を回転子コアとの
間に形成するようにした上で、上記各両隙間に回転軸心
方向に延びるように配置されていて各々の永久磁石の周
方向の位置決めを行う1対のサイド部を有してなる非磁
性体のホルダを備えるようにしたので、上記永久磁石の
周方向の寸法(幅寸法)が変更される場合には同じコア
金型を使用でき、よって、永久磁石の形状変更に伴うコ
ストアップの幅を小さく抑えることができる。
【0064】請求項2の発明によれば、上記回転子コア
が、各々、該コアを回転軸心方向に貫通しかつ挿入部の
周方向の両側部からそれぞれ半径方向外方に向かって延
びるスリット状に設けられた磁束短絡防止用のバリア部
を有するものである場合に、上記各ホルダの両サイド部
を各々のバリア部内に配置するようにしたので、コア金
型の変更を伴わずにホルダを使用できるようになる。
【0065】請求項3の発明によれば、上記各ホルダの
両サイド部を各々の永久磁石の両側部に弾接させ、各サ
イド部の周方向の弾性変形により永久磁石の幅寸法の僅
かな変更や、寸法公差によるばらつきを吸収できるよう
にしたので、上記永久磁石の幅寸法が僅かに変更される
場合や、寸法公差がわるい場合でも、永久磁石を周方向
の適正な位置に位置決めしつつその位置に保持させるこ
とができる。そして、上記永久磁石及び回転子コア間の
半径方向に従来のような隙間を形成しておく必要はない
ので、そのような隙間により磁気抵抗が増加することに
起因する主磁束の低下を招かず、そのような主磁束の低
下分を補うために、より大きな永久磁石が必要となって
コストをアップさせるという事態も招かない。また、上
記永久磁石を周方向に弾性的に挟圧保持できるので、モ
ータの起動時、停止時、負荷の急変時等に永久磁石が受
ける周方向の衝撃によって永久磁石が破損するのを防止
することができる。
【0066】請求項4の発明によれば、上記回転子が、
回転子コアの両端面に接合された1対の端板を有するも
のである場合に、各々、各永久磁石の回転軸心方向の少
なくとも一方の端部と該端部側の上記端板との間に、上
記端部に沿って略周方向に延びる隙間を形成するように
した上で、上記各ホルダを、上記各々の隙間に略周方向
に延びるように配置されていて両サイド部同士を一体に
連結するエンド部を有するものとしたので、上記ホルダ
の両サイド部を永久磁石の両側方に配置する作業を容易
化することができる。
【0067】請求項5の発明によれば、上記各ホルダ
が、一端側のみにエンド部を有するものである場合に、
上記各ホルダの両サイド部の他端側の対向面に、他端側
外方に向かって間隔が拡大するテーパ部を形成するよう
にしたので、先にホルダが回転子コア内に挿入された状
態で挿入部内に永久磁石を挿入する際に、その永久磁石
の挿入作業の円滑化及び容易化を図ることができる。
【0068】請求項6の発明によれば、上記各ホルダの
エンド部側の端板に、該エンド部を収容可能な溝部を設
けるようにしたので、ホルダを使用することに起因して
回転子コアが長くなるのを回避することができる。
【0069】請求項7の発明によれば、上記各ホルダの
エンド部を、各々の永久磁石の端部に弾接させるように
したので、永久磁石の回転軸心方向の寸法(長さ寸法)
のばらつきを各エンド部の弾性変形で吸収でき、長さ方
向の寸法公差の大きいままで永久磁石を保持できるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1に係るブラシレスDCモ
ータの回転子コアにおける永久磁石の保持構造を示す図
5のI−I線断面図である。
【図2】ブラシレスDCモータが内蔵された冷媒回路用
圧縮機を示す縱断面図である。
【図3】図2のIII −III 線断面図である。
【図4】ブラシレスDCモータの回転子の構成を示す分
解斜視図である。
【図5】回転子コアにおける永久磁石の保持構造を示す
縱断面図である。
【図6】ホルダの断面形状を拡大して示す横断面図であ
る。
【図7】挿入部内における永久磁石及び回転子コア間の
半径方向の隙間に補助部材が介装される従来の場合を示
す図1相当図である。
【図8】この発明の実施形態2に係るブラシレスDCモ
ータの要部を示す図5相当図である。
【図9】この発明の実施形態3に係るブラシレスDCモ
ータの要部を示す図5相当図である。
【図10】この発明の実施形態4に係るブラシレスDC
モータの要部を示す図5相当図である。
【図11】この発明の実施形態5に係るブラシレスDC
モータの要部を示す図1相当図である。
【図12】この発明の実施形態6に係るブラシレスDC
モータの要部を示す図1相当図である。
【図13】この発明の実施形態7に係るブラシレスDC
モータの要部を示す図1相当図である。
【図14】この発明の実施形態8に係るブラシレスDC
モータの要部を示す図1相当図である。
【図15】表面型のブラシレスDCモータを模式的に示
す横断面図である。
【図16】埋込型のブラシレスDCモータを模式的に示
す横断面図である。
【符号の説明】
(30) ブラシレスDCモータ (31) 固定子 (32) 固定子コア (33) 固定子巻線部 (41) 回転子 (42) 回転子コア (43) 挿入部 (44) 永久磁石 (45) 端板 (45a) 溝部 (46) バリア部 (48) ホルダ (48a) サイド部 (48b) エンド部
フロントページの続き (72)発明者 小島 浩明 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 (72)発明者 石躍 好信 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子コア(32)に固定子巻線部(3
    3)が配設されてなる略円筒状の固定子(31)と、該
    固定子(31)内に回転可能に配置され、回転子コア
    (42)の各挿入部(43)内にそれぞれ板状の永久磁
    石(44),(44),…が埋め込まれてなる回転子
    (41)とを備えたブラシレスDCモータであって、 上記各挿入部(43)は、回転子(41)の回転軸心方
    向に貫通しかつ略周方向に延びるスロット状に設けら
    れ、 上記各永久磁石(44)の周方向両側方に、回転軸心方
    向に延びる両側1対の隙間が回転子コア(42)との間
    に形成され、 上記各両隙間に回転軸心方向に延びるように配置されて
    いて各々の永久磁石(44)の周方向の動きを規制して
    該永久磁石(44)の周方向の位置決めを行う1対のサ
    イド部(48a),(48a)を有してなる非磁性体の
    ホルダ(48)を備えていることを特徴とするブラシレ
    スDCモータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のブラシレスDCモータに
    おいて、 回転子コア(42)は、各々、該回転子コア(42)を
    回転軸心方向に貫通しかつ各挿入部(43)の周方向両
    側部からそれぞれ半径方向外方に向かって延びるスリッ
    ト状に設けられた磁束短絡防止用のバリア部(46),
    (46),…を有し、 各ホルダ(48)の両サイド部(48a),(48a)
    は、上記各々のバリア部(46)内に配置されているこ
    とを特徴とするブラシレスDCモータ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のブラシレスDCモータに
    おいて、 各ホルダ(48)の両サイド部(48a),(48a)
    は、各々の永久磁石(44)の両側部に弾接しているこ
    とを特徴とするブラシレスDCモータ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のブラシレスDCモータに
    おいて、 回転子(41)は、回転子コア(42)の回転軸心方向
    両端面に接合された1対の端板(45),(45)を有
    し、 各永久磁石(44)の回転軸心方向の少なくとも一方の
    端部と該端部側の上記端板(45)との間に、それぞれ
    上記端部に沿って略周方向に延びる隙間が形成され、 各ホルダ(48)は、上記各々の隙間に略周方向に延び
    るように配置されていて該ホルダ(48)の両サイド部
    (48a),(48a)同士を一体に連結するエンド部
    (48b)を有することを特徴とするブラシレスDCモ
    ータ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のブラシレスDCモータに
    おいて、 各ホルダ(48)は、該ホルダ(48)の両サイド部
    (48a),(48a)における回転軸心方向の一端側
    のみにエンド部(48b)を有し、 上記両サイド部(48a),(48a)の他端側の対向
    面に、他端側外方に向かって間隔が拡大するテーパ部が
    形成されていることを特徴とするブラシレスDCモー
    タ。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のブラシレスDCモータに
    おいて、 各ホルダ(48)のエンド部(48b)側の端板(4
    5)に、該エンド部(48b)を収容可能な溝部(45
    a)が設けられていることを特徴とするブラシレスDC
    モータ。
  7. 【請求項7】 請求項4記載のブラシレスDCモータに
    おいて、 各ホルダ(48)のエンド部(48b)は、各々の永久
    磁石(44)の端部に弾接していることを特徴とするブ
    ラシレスDCモータ。
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