JPH09181641A - 高周波スイッチ - Google Patents
高周波スイッチInfo
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- JPH09181641A JPH09181641A JP7335029A JP33502995A JPH09181641A JP H09181641 A JPH09181641 A JP H09181641A JP 7335029 A JP7335029 A JP 7335029A JP 33502995 A JP33502995 A JP 33502995A JP H09181641 A JPH09181641 A JP H09181641A
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- fet
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高周波スイッチに於いて、回路面積の増大を
招くこと無く導通経路の電力ロスの低減を図ること。 【解決手段】 入力接続点にインダクタ14を並列接続
する。そのインダクタンス値は、所定周波数に於いて、
FET7(9)のオフ時容量と並列共振する値に設定す
る。
招くこと無く導通経路の電力ロスの低減を図ること。 【解決手段】 入力接続点にインダクタ14を並列接続
する。そのインダクタンス値は、所定周波数に於いて、
FET7(9)のオフ時容量と並列共振する値に設定す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波IC等に於
いて用いられる高周波スイッチ(高周波信号の切り換え
スイッチ)に関するものである。例えば、通信機器のR
F送受信回路部のアンテナ−送信回路またはアンテナ−
受信回路の切り換えスイッチ等として用いられるもので
ある。
いて用いられる高周波スイッチ(高周波信号の切り換え
スイッチ)に関するものである。例えば、通信機器のR
F送受信回路部のアンテナ−送信回路またはアンテナ−
受信回路の切り換えスイッチ等として用いられるもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図6に、従来の1入力2出力型の高周波
スイッチの回路図を示す。図に於いて、61は高周波信
号の入力端子、62及び63は出力端子、64及び65
は制御電圧入力端子を示す。また、66,67,68及
び69はFET、70,71,72及び73は数MΩ程
度の高抵抗である。
スイッチの回路図を示す。図に於いて、61は高周波信
号の入力端子、62及び63は出力端子、64及び65
は制御電圧入力端子を示す。また、66,67,68及
び69はFET、70,71,72及び73は数MΩ程
度の高抵抗である。
【0003】制御電圧入力端子64及び65の電圧制御
により、入力端子61に入力された高周波信号が、出力
端子62及び63の何れか一方に出力される。すなわ
ち、制御電圧入力端子64の電圧をFETオンレベル、
制御電圧入力端子65の電圧をFETオフレベルとする
ことにより、FET66及び69がオン状態に、また、
FET67及び68がオフ状態となり、入力端子61に
入力された高周波信号は出力端子62に出力される。一
方、制御電圧入力端子64の電圧をFETオフレベル、
制御電圧入力端子65の電圧をFETオンレベルとする
ことにより、FET68及び67がオン状態に、また、
FET66及び69がオフ状態となり、入力端子61に
入力された高周波信号は出力端子63に出力される。
により、入力端子61に入力された高周波信号が、出力
端子62及び63の何れか一方に出力される。すなわ
ち、制御電圧入力端子64の電圧をFETオンレベル、
制御電圧入力端子65の電圧をFETオフレベルとする
ことにより、FET66及び69がオン状態に、また、
FET67及び68がオフ状態となり、入力端子61に
入力された高周波信号は出力端子62に出力される。一
方、制御電圧入力端子64の電圧をFETオフレベル、
制御電圧入力端子65の電圧をFETオンレベルとする
ことにより、FET68及び67がオン状態に、また、
FET66及び69がオフ状態となり、入力端子61に
入力された高周波信号は出力端子63に出力される。
【0004】以上により、入力高周波信号が、出力端子
62または63に切り換え出力される。
62または63に切り換え出力される。
【0005】しかしながら、例えば、FET66がオン
して、入力信号が出力端子62に出力されるときに、F
ET67のオフ時容量のため、該FET67を介して信
号が接地側に漏れ、導通ロスが発生する。同様に、FE
T68がオンして、入力信号が出力端子63に出力され
るときに、FET69のオフ時容量のために導通ロスが
発生する。
して、入力信号が出力端子62に出力されるときに、F
ET67のオフ時容量のため、該FET67を介して信
号が接地側に漏れ、導通ロスが発生する。同様に、FE
T68がオンして、入力信号が出力端子63に出力され
るときに、FET69のオフ時容量のために導通ロスが
発生する。
【0006】この問題点を解決する従来の手法として、
例えば、特開平5−327447号公報に示される、各
接地側FETと並列に、そのオフ時容量と並列共振する
インダクタンスを接続する手法がある。図7に、その回
路図を示す。図6の構成に加えて、各接地側FET67
及び69と並列に、それぞれ、該FETのオフ時容量と
並列共振するインダクタンス74及び75が付加されて
いる。
例えば、特開平5−327447号公報に示される、各
接地側FETと並列に、そのオフ時容量と並列共振する
インダクタンスを接続する手法がある。図7に、その回
路図を示す。図6の構成に加えて、各接地側FET67
及び69と並列に、それぞれ、該FETのオフ時容量と
並列共振するインダクタンス74及び75が付加されて
いる。
【0007】上記構成により、導通ロスの低減を図るこ
とができる。
とができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平5−327447号公報に示される手法では、出力
端子の個数分のインダクタンスを必要とするという問題
点があった。例えば、1入力2出力スイッチでは、2個
のインダクタンスを必要とする。また、1入力3出力の
スイッチでは、3個のインダクタンスを必要とする。更
に、出力端子数が増加すれば、更に多くのインダクタン
スを必要とする。このような、インダクタンス数の増大
は、回路面積(ICチップ上、または基板上に於ける)
の増大を招き、また、インダクタンス数の増大に伴っ
て、インダクタンスのロスの影響による導通ロスも増大
してくる。
開平5−327447号公報に示される手法では、出力
端子の個数分のインダクタンスを必要とするという問題
点があった。例えば、1入力2出力スイッチでは、2個
のインダクタンスを必要とする。また、1入力3出力の
スイッチでは、3個のインダクタンスを必要とする。更
に、出力端子数が増加すれば、更に多くのインダクタン
スを必要とする。このような、インダクタンス数の増大
は、回路面積(ICチップ上、または基板上に於ける)
の増大を招き、また、インダクタンス数の増大に伴っ
て、インダクタンスのロスの影響による導通ロスも増大
してくる。
【0009】本発明は、かかる従来技術の問題点を解決
すべくなされたものである。
すべくなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の高周波スイッチ
は、信号経路に設けた第1のFETと、該第1のFET
の出力端側と接地間に設けた第2のFETとを単位とし
た回路を、上記第1のFETの入力端側を接続点として
複数並列接続した直並列構成の1入力多出力スイッチに
おいて、上記並列接続点にインダクティブ素子を並列に
接続して成ることを特徴とするものである。
は、信号経路に設けた第1のFETと、該第1のFET
の出力端側と接地間に設けた第2のFETとを単位とし
た回路を、上記第1のFETの入力端側を接続点として
複数並列接続した直並列構成の1入力多出力スイッチに
おいて、上記並列接続点にインダクティブ素子を並列に
接続して成ることを特徴とするものである。
【0011】また、上記インダクティブ素子が、インダ
クタンスと可変容量の並列接続回路から成ることを特徴
とするものである。
クタンスと可変容量の並列接続回路から成ることを特徴
とするものである。
【0012】図1は、本発明に係る高周波スイッチの回
路構成図である。図に示すように、本発明においては、
入力側に唯一個のインダクティブ素子14を設けるもの
である。また、本発明においては、制御電圧の制御によ
り選択された単一の出力端子に入力高周波信号が出力さ
れる。そのときの信号導通経路の等価回路図は図2に示
すものとなる。同図において、14はインダクティブ素
子、18はオンFET、19はオフFETである。イン
ダクティブ素子14のインダクタンス値は、所定の周波
数(例えば、入力高周波信号の周波数帯域の中心周波
数)において、オフFET19のオフ容量と並列共振す
る値に設定される。これにより、入力高周波信号の周波
数帯域に於ける、FETのオフ時容量に起因する、導通
ロスの低減を達成できる。
路構成図である。図に示すように、本発明においては、
入力側に唯一個のインダクティブ素子14を設けるもの
である。また、本発明においては、制御電圧の制御によ
り選択された単一の出力端子に入力高周波信号が出力さ
れる。そのときの信号導通経路の等価回路図は図2に示
すものとなる。同図において、14はインダクティブ素
子、18はオンFET、19はオフFETである。イン
ダクティブ素子14のインダクタンス値は、所定の周波
数(例えば、入力高周波信号の周波数帯域の中心周波
数)において、オフFET19のオフ容量と並列共振す
る値に設定される。これにより、入力高周波信号の周波
数帯域に於ける、FETのオフ時容量に起因する、導通
ロスの低減を達成できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0014】(第1の実施形態)図1は、本発明の一実
施形態である1入力2出力の高周波スイッチの回路構成
図である。
施形態である1入力2出力の高周波スイッチの回路構成
図である。
【0015】図において、1は高周波信号の入力端子、
2及び3は出力端子、4及び5は制御電圧入力端子を示
す。また、6,7,8及び9はFET(MOS型FET
又は接合ゲート型FET)、10,11,12及び13
は数MΩ程度の高抵抗である。そして、14が、本発明
の特徴であるインダクタであり、各信号経路の入力側並
列接続点に並列に接続されている。また、そのインダク
タンス値は、入力高周波信号の周波数帯域の中心周波数
において、FET7,9(同一特性を有する)のオフ時
容量と並列共振する値に設定されている。
2及び3は出力端子、4及び5は制御電圧入力端子を示
す。また、6,7,8及び9はFET(MOS型FET
又は接合ゲート型FET)、10,11,12及び13
は数MΩ程度の高抵抗である。そして、14が、本発明
の特徴であるインダクタであり、各信号経路の入力側並
列接続点に並列に接続されている。また、そのインダク
タンス値は、入力高周波信号の周波数帯域の中心周波数
において、FET7,9(同一特性を有する)のオフ時
容量と並列共振する値に設定されている。
【0016】FETは、ゲートに高抵抗が接続されてい
るので、ゲートから接地側はオープンとみなすことがで
きる。したがって、オン状態FETは、等価的に、ソー
ス−ドレイン間のオン抵抗(Ron)及びオン容量(C
on)の並列回路として表すことができ、オフ状態FE
Tは、等価的に、ソース−ドレイン間のオフ容量(Co
ff)として表すことができる。また、不通経路はオー
プンとみなすことができるので、導通経路はπ型等価回
路として図2のように表現できる。図2の回路に於け
る、入力端子1−出力端子2又は3間のSパラメータ順
方向電力伝達係数Strans は、一般的に、Strans =
(2・y3)/[1+(y1+y2)2−y1・y2+(2+
y1+y2)・y3]と表わされ、今の場合、 y1=[j/(w・L14)]Z0 y2=[j・w・Coff]Z0 y3=[1/Ron+j・w・Con]Z0 y1+y2=0であるので、 (但し、w:角周波数、Z0 :規格化インピーダンス) S(本発明)=2・y3/[1+y2 2+2・y3] となる。
るので、ゲートから接地側はオープンとみなすことがで
きる。したがって、オン状態FETは、等価的に、ソー
ス−ドレイン間のオン抵抗(Ron)及びオン容量(C
on)の並列回路として表すことができ、オフ状態FE
Tは、等価的に、ソース−ドレイン間のオフ容量(Co
ff)として表すことができる。また、不通経路はオー
プンとみなすことができるので、導通経路はπ型等価回
路として図2のように表現できる。図2の回路に於け
る、入力端子1−出力端子2又は3間のSパラメータ順
方向電力伝達係数Strans は、一般的に、Strans =
(2・y3)/[1+(y1+y2)2−y1・y2+(2+
y1+y2)・y3]と表わされ、今の場合、 y1=[j/(w・L14)]Z0 y2=[j・w・Coff]Z0 y3=[1/Ron+j・w・Con]Z0 y1+y2=0であるので、 (但し、w:角周波数、Z0 :規格化インピーダンス) S(本発明)=2・y3/[1+y2 2+2・y3] となる。
【0017】一方、図6の従来技術1の場合は、 y1=0 y2=[j・w・Coff]Z0 y3=[1/Ron+j・w・Con]Z0 であるので、 S(従来1)=2・y3/[1+y2 2+(2+y2)・y
3] となる。
3] となる。
【0018】また、図7の従来技術2の場合は、 y1=0 y2=[j・w・Coff−j/(w・L74(75))]Z0
=0 y3=[1/Ron+j・w・Con]Z0 であるので、 S(従来2)=2・y3/[1+2・y3] となる。
=0 y3=[1/Ron+j・w・Con]Z0 であるので、 S(従来2)=2・y3/[1+2・y3] となる。
【0019】したがって、S(従来2)≧S(本発明)
>S(従来1)である。ところで、スイッチに使用する
FETは、ロスの低減のため、オフ時容量Coffはで
きるだけ小さくなるよう(数百fF程度)に作成され
る。したがって、着目周波数帯域においては、S(本発
明)とS(従来2)は、ほぼ等しくなる。
>S(従来1)である。ところで、スイッチに使用する
FETは、ロスの低減のため、オフ時容量Coffはで
きるだけ小さくなるよう(数百fF程度)に作成され
る。したがって、着目周波数帯域においては、S(本発
明)とS(従来2)は、ほぼ等しくなる。
【0020】導通経路の電力ロスをシミュレーションし
た結果を図3に示す。横軸は周波数、縦軸は導通経路の
電力ロスである。ここで、FETはすべて同一のGaA
sFETで、ゲート長0.6μm、ゲート幅500μ
m、Ron=4.8Ω、Con=200fF、Coff
=250fFのものを用いている。また、L14 及びL
74(75)の値は、着目周波数5GHzに於いて、FETの
オフ時容量Coff(=250fF)と並列共振する値
に設定している。
た結果を図3に示す。横軸は周波数、縦軸は導通経路の
電力ロスである。ここで、FETはすべて同一のGaA
sFETで、ゲート長0.6μm、ゲート幅500μ
m、Ron=4.8Ω、Con=200fF、Coff
=250fFのものを用いている。また、L14 及びL
74(75)の値は、着目周波数5GHzに於いて、FETの
オフ時容量Coff(=250fF)と並列共振する値
に設定している。
【0021】図3に示すように、着目周波数(5GH
z)の近傍帯域に於いて、上記図7の従来技術と同程度
の電力ロスの低減が達成されている。すなわち、従来よ
りも少ない個数のインダクタによって、同等の電力ロス
の低減が達成されるものである。
z)の近傍帯域に於いて、上記図7の従来技術と同程度
の電力ロスの低減が達成されている。すなわち、従来よ
りも少ない個数のインダクタによって、同等の電力ロス
の低減が達成されるものである。
【0022】図1は1入力2出力スイッチであったが、
単位回路(FET6,7及び高抵抗10,11[FET
8,9及び高抵抗12,13])を更に一つ、接続点に
並列接続することにより、1入力3出力スイッチを構成
することができる。図8に、その構成を示す。図に於い
て、21は高周波信号の入力端子、22,23及び24
は出力端子、25,26及び27は制御電圧入力端子を
示す。また、28,29,30,31,32及び33は
FET、34,35,36,37,38及び39は高抵
抗、40はインダクタである。
単位回路(FET6,7及び高抵抗10,11[FET
8,9及び高抵抗12,13])を更に一つ、接続点に
並列接続することにより、1入力3出力スイッチを構成
することができる。図8に、その構成を示す。図に於い
て、21は高周波信号の入力端子、22,23及び24
は出力端子、25,26及び27は制御電圧入力端子を
示す。また、28,29,30,31,32及び33は
FET、34,35,36,37,38及び39は高抵
抗、40はインダクタである。
【0023】該1入力3出力スイッチに於ける導通経路
の電力ロスをシミュレーションした結果を図4に示す。
横軸は周波数、縦軸は導通経路の電力ロスである。ここ
で、FETは図3で使用したものと同一である。また、
L40 の値は、着目周波数4GHzに於いて、FETの
オフ時容量Coff(=250fF)と並列共振する値
に設定している。
の電力ロスをシミュレーションした結果を図4に示す。
横軸は周波数、縦軸は導通経路の電力ロスである。ここ
で、FETは図3で使用したものと同一である。また、
L40 の値は、着目周波数4GHzに於いて、FETの
オフ時容量Coff(=250fF)と並列共振する値
に設定している。
【0024】図4に示すように、着目周波数(4GH
z)の近傍領域に於いて、上記図7の従来技術よりも更
に電力ロスの低減が達成されている。本実施形態によれ
ば、インダクタ個数低減の効果、すなわち、回路面積低
減効果、及びインダクタによる導通ロス低減の効果は更
に大きいものである。
z)の近傍領域に於いて、上記図7の従来技術よりも更
に電力ロスの低減が達成されている。本実施形態によれ
ば、インダクタ個数低減の効果、すなわち、回路面積低
減効果、及びインダクタによる導通ロス低減の効果は更
に大きいものである。
【0025】本発明に於けるインダクタは、集積回路内
部に作り込んでもよいし、外付けとしてもよいが、内部
に作り込む場合は、例えば、半絶縁性基板上に金属配線
をスパイラル状(渦状)、或はメアンダ状(蛇行配線)
に形成することによってインダクタを構成することがで
きる。
部に作り込んでもよいし、外付けとしてもよいが、内部
に作り込む場合は、例えば、半絶縁性基板上に金属配線
をスパイラル状(渦状)、或はメアンダ状(蛇行配線)
に形成することによってインダクタを構成することがで
きる。
【0026】なお、上記実施形態に於いては、インダク
ティブ素子として、インダクタを使用しているが、イン
ダクティブスタブなどインダクタティブな素子であれば
同様の効果が得られる。また、上記実施形態では、各出
力回路に於いて、直列接続FET及び並列接続FETを
各々1つずつ使用しているが、複数個のFETを直列接
続または並列接続した回路であっても同様の効果が得ら
れる。
ティブ素子として、インダクタを使用しているが、イン
ダクティブスタブなどインダクタティブな素子であれば
同様の効果が得られる。また、上記実施形態では、各出
力回路に於いて、直列接続FET及び並列接続FETを
各々1つずつ使用しているが、複数個のFETを直列接
続または並列接続した回路であっても同様の効果が得ら
れる。
【0027】(第2の実施形態)図5に本発明の第二実
施形態の構成図を示す。
施形態の構成図を示す。
【0028】図1或は図8に示す実施形態に於いては、
入力高周波信号の周波数帯域等に基づき、インダクタの
インダクタンス値を可変設定した後は、その値は固定と
なる。第二の実施形態は、インダクティブ素子の値を適
宜変更できる構成とすることにより、例えば、種々の入
力信号帯域に対して対応可能としたものである。
入力高周波信号の周波数帯域等に基づき、インダクタの
インダクタンス値を可変設定した後は、その値は固定と
なる。第二の実施形態は、インダクティブ素子の値を適
宜変更できる構成とすることにより、例えば、種々の入
力信号帯域に対して対応可能としたものである。
【0029】図5に於いて、図1との構成上の相違点
は、入力側接続点に並列接続されるインダクタティブ素
子15が、インダクタ16と可変容量17の並列接続回
路からなる点である。上記可変容量の値を適宜設定する
ことにより、共振周波数の値を適宜変更することができ
る。なお、上記可変容量は、集積回路内部に作り込んで
もよいし、外付けとしてもよいが、内部に作り込む場合
は、例えば、ダイオード等を電圧制御して、その接合容
量を可変とする構成のもの等を用いることができる。
は、入力側接続点に並列接続されるインダクタティブ素
子15が、インダクタ16と可変容量17の並列接続回
路からなる点である。上記可変容量の値を適宜設定する
ことにより、共振周波数の値を適宜変更することができ
る。なお、上記可変容量は、集積回路内部に作り込んで
もよいし、外付けとしてもよいが、内部に作り込む場合
は、例えば、ダイオード等を電圧制御して、その接合容
量を可変とする構成のもの等を用いることができる。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の高
周波スイッチは、信号経路に設けた第1のFETと、該
第1のFETの出力端側と接地間に設けた第2のFET
とを単位とした回路を、上記第1のFETの入力端側を
接続点として複数並列接続した直並列構成の1入力多数
出力スイッチに於いて、上記並列接続点にインダクティ
ブ素子を並列に接続してなることを特徴とするものであ
り、本発明によれば、従来と比較して、より少ない個数
のインダクティブ素子で、導通経路に於ける電力ロスの
低減を図ることができるため、回路面積の低減、ひいて
は、コストの低減、更には、インダクティブ素子による
導通ロスの低減を図ることができるものである。
周波スイッチは、信号経路に設けた第1のFETと、該
第1のFETの出力端側と接地間に設けた第2のFET
とを単位とした回路を、上記第1のFETの入力端側を
接続点として複数並列接続した直並列構成の1入力多数
出力スイッチに於いて、上記並列接続点にインダクティ
ブ素子を並列に接続してなることを特徴とするものであ
り、本発明によれば、従来と比較して、より少ない個数
のインダクティブ素子で、導通経路に於ける電力ロスの
低減を図ることができるため、回路面積の低減、ひいて
は、コストの低減、更には、インダクティブ素子による
導通ロスの低減を図ることができるものである。
【0031】更に、インダクティブ素子を、インダクタ
と可変容量との並列接続回路によって構成することによ
り、その値を可変とすることができるので、種々の入力
信号帯域に対して対応可能な極めて有用な高周波スイッ
チを提供することができるものである。
と可変容量との並列接続回路によって構成することによ
り、その値を可変とすることができるので、種々の入力
信号帯域に対して対応可能な極めて有用な高周波スイッ
チを提供することができるものである。
【図1】本発明の第一の実施形態(1入力2出力スイッ
チ)の回路構成図である。
チ)の回路構成図である。
【図2】図1の実施形態の説明に供する等価回路図であ
る。
る。
【図3】1入力2出力スイッチのシミュレーション結果
を示す図である。
を示す図である。
【図4】1入力3出力スイッチのシミュレーション結果
を示す図である。
を示す図である。
【図5】本発明の第二の実施形態(1入力2出力スイッ
チ)の回路構成図である。
チ)の回路構成図である。
【図6】従来の高周波スイッチの回路構成図である。
【図7】従来の高周波スイッチの回路構成図である。
【図8】本発明の第一の実施形態(1入力3出力スイッ
チ)の回路構成図である。
チ)の回路構成図である。
1,21 入力端子 2,3,22,23,24 出力端子 6,7,8,9,28,29,30,31,32,33
FET 14,40 インダクタ 15 インダクティブ素子 16 インダクタ 17 可変容量
FET 14,40 インダクタ 15 インダクティブ素子 16 インダクタ 17 可変容量
Claims (2)
- 【請求項1】 信号経路に設けた第1のFETと、該第
1のFETの出力端側と接地間に設けた第2のFETと
を単位とした回路を、上記第1のFETの入力端側を接
続点として複数並列接続した直並列構成の1入力多数出
力スイッチに於いて、上記並列接続点にインダクティブ
素子を並列に接続してなることを特徴とする高周波スイ
ッチ。 - 【請求項2】 上記インダクティブ素子が、インダクタ
ンスと可変容量の並列接続回路からなることを特徴とす
る、請求項1に記載の高周波スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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1995
- 1995-12-22 JP JP7335029A patent/JPH09181641A/ja active Pending
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