JPH09181631A - ラジオ受信機 - Google Patents

ラジオ受信機

Info

Publication number
JPH09181631A
JPH09181631A JP35042995A JP35042995A JPH09181631A JP H09181631 A JPH09181631 A JP H09181631A JP 35042995 A JP35042995 A JP 35042995A JP 35042995 A JP35042995 A JP 35042995A JP H09181631 A JPH09181631 A JP H09181631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
mixer
broadcast
intermediate frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP35042995A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3558102B2 (ja
Inventor
Hitoshi Tomiyama
均 富山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP35042995A priority Critical patent/JP3558102B2/ja
Publication of JPH09181631A publication Critical patent/JPH09181631A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3558102B2 publication Critical patent/JP3558102B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 FM放送受信用の局部発振回路を使用してテ
レビ放送の音声の受信も可能にする。 【解決手段】 第1ミキサ回路4と、1対の第2ミキサ
回路61、62と、1対の移相回路71、72と、この
1対の移相回路71、72の出力信号を演算する演算回
路8と、この演算回路8から中間周波信号を取り出すフ
ィルタ11と、このフィルタ11の出力信号から音声信
号を復調する復調回路13とを設ける。FM放送は、ミ
キサ回路61、62を使用してシングルスーパーヘテロ
ダイン方式により受信を行う。テレビ放送の音声は、ミ
キサ回路4およびミキサ回路61、62を使用してダブ
ルスーパーヘテロダイン方式により受信を行う。このと
きの第2局部発振信号は、第1局部発振信号を分周回路
31、32により分周して形成する。ミキサ回路4のオ
ン、オフの切り換えはIC内部で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ラジオ受信機に
関する。
【0002】
【従来の技術】日本国内において使用されている小型の
ラジオ受信機は、FM放送およびAM放送の2バンドを
受信できるものから、VHF帯のテレビ放送の音声も受
信できる3バンドのものへと変わりつつある。
【0003】そして、この場合、テレビ放送における音
声信号はFM変調により放送されているので、テレビ放
送の音声の受信部は、そのフロントエンド回路を除い
て、FM放送の中間周波信号系と兼用することができ
る。
【0004】図7は、そのような考えにしたがった3バ
ンド受信機のFM/TV受信部の一例を示す。
【0005】すなわち、FM放送およびテレビ放送のロ
ーバンド(第1チャンネル〜第3チャンネル)の受信時
には、その放送波信号が、アンテナ81から分波回路8
2を通じてFM放送用のフロントエンド回路80Fに供
給される。このフロントエンド回路80Fは、高周波ア
ンプ83Fと、高周波同調回路84Fと、ミキサ回路8
5Fと、局部発振回路86Fとを有する。なお、回路8
7Fは、局部発振回路86Fの共振回路である。
【0006】そして、この場合、同調回路83Fおよび
共振回路87Fは、図示はしないが、コイルと、可変容
量ダイオードとにより構成され、その可変容量ダイオー
ドに端子89を通じて選局用の制御電圧VC が供給され
る。
【0007】こうして、同調回路83Fの同調周波数お
よび共振回路87Fの共振周波数は制御電圧VC に対応
して制御され、ミキサ回路85Fからは、目的とする受
信周波数のFM放送波信号が、中心周波数が例えば10.7
MHzの中間周波信号に変換されて取り出される。なお、
この場合、フロントエンド回路80Fの受信範囲は、76
MHz〜108 MHz、すなわち、FM放送の帯域と、テレビ
放送のローバンドの帯域とされる。
【0008】そして、この中間周波信号が、FM受信時
には図の状態に切り換えられているスイッチ回路91→
中間周波フィルタ用のセラミックフィルタ92→アンプ
93の信号ラインを通じてFM復調回路94に供給され
て音声信号が復調され、この音声信号が端子95に取り
出される。
【0009】したがって、FM放送およびテレビ放送の
ローバンドの音声を受信することができる。
【0010】一方、テレビ放送のハイバンド(第4チャ
ンネル〜第12チャンネル)の音声の受信時には、その放
送波信号が、アンテナ81から分波回路82を通じてテ
レビ放送の音声用のフロントエンド回路80Tに供給さ
れる。このフロントエンド回路80Tは、フロントエン
ド回路80Fと同様に構成されているもので、対応する
回路にはサフィックスFに代えてサフィックスTを付け
て説明は省略する。
【0011】そして、フロントエンド回路80Tにおい
て、テレビ放送のFM音声信号は、周波数が10.7MHzの
中間周波信号に周波数変換される。ただし、フロントエ
ンド回路80Tの受信範囲は、175 MHz〜222 MHz、す
なわち、テレビ放送のハイバンドの帯域とされる。
【0012】そして、フロントエンド回路80Tからの
中間周波信号が、テレビ放送の音声の受信時には図のと
は逆の状態に切り換えられているスイッチ回路91→中
間周波フィルタ用のセラミックフィルタ92→アンプ9
3の信号ラインを通じてFM復調回路99に供給されて
音声信号が復調され、この音声信号が端子95に取り出
される。
【0013】したがって、テレビ放送のハイバンドの音
声を受信することができる。
【0014】以上のようにして、図7の受信回路によれ
ば、FM放送およびテレビ放送の音声を受信することが
できる。そして、その場合、スイッチ回路91から後段
は、FM受信用と、テレビ放送の音声の受信用とに共通
なので、コストなどの点で有利である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の受信
回路においては、FM放送用のフロントエンド回路80
Fにおいて、同調回路84Fおよび共振回路87Fを必
要とし、テレビ放送の音声用のフロントエンド回路80
Tにおいて、同調回路84Tおよび共振回路87Tを必
要とする。そして、どの共振回路(同調回路)において
も、コイルおよび可変容量ダイオードを必要とする。
【0016】このため、これまでのFM/AMの2バン
ドの受信機に比べ、コストが上昇してしまう。
【0017】また、上述の受信回路は、FM放送の放送
波受信時と、テレビ放送の音声放送波受信時とで切り換
えるためのICに外付けとなるスイッチ回路91を必要
としている。このため、このスイッチ回路91を構成す
るトランジスタ、抵抗、コイルなどの部品が必要にな
り、これもコスト上昇の原因となる。
【0018】さらに、スイッチ回路91の動作周波数が
高いため、スイッチ回路を外付けのトランジスタを使用
してエミッタフォロワ構成にすると、エミッタフォロワ
増幅器用に多くの電流を必要として、増幅器の負荷が重
くなるという問題もある。
【0019】この発明は、このような問題点を解決しよ
うとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によるラ
ジオ受信機は、第1の局部発振信号を形成する発振回路
と、第2の局部発振信号を形成する回路と、テレビ放送
の音声放送波信号を、前記第1の局部発振信号により、
第1の中間周波信号に周波数変換する第1のミキサ回路
と、前記第1の中間周波信号用であって、インターセプ
トポイントが高く設定された第1の入力回路と、FM放
送の放送波信号用の第2の入力回路を有し、これら第1
または第2の入力回路に供給された信号を、第2の局部
発振信号により、第2の中間周波信号に周波数変換する
第2のミキサ回路とを備えるラジオ受信機であって、前
記テレビ放送の音声放送波信号の受信時と、前記FM放
送の放送波信号の受信時とで電圧値を変更する切り換え
電圧により、前記第1のミキサ回路が、前記テレビ放送
の受信時には動作状態に、FM放送の受信時には非動作
状態に、切り換えられると共に、前記第2のミキサ回路
の入力回路が、前記テレビ放送の受信時には前記第1の
入力回路に、FM放送の受信時には前記第2の入力回路
に、切り換えられるようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0021】第1のミキサ回路の動作が、FM放送受信
と、テレビ放送の音声受信とで切り換えられて、FM放
送受信と、テレビ放送の音声受信とが切り換えられる。
したがって、IC内部で切り換えを行うことができる。
【0022】また、請求項4の発明によるラジオ受信機
は、前記請求項1の発明において、前記第2の局部発振
信号を形成する回路は、前記第1の局部発振信号を分周
して、位相が互いに直交する1対の第2の局部発振信号
を形成する分周回路で構成され、前記第2のミキサ回路
は、前記第1の中間周波信号または前記FM放送の放送
波信号を、前記1対の第2の局部発振信号により、1対
の中間周波信号に周波数変換するものであり、この第2
のミキサ回路から出力される前記1対の中間周波信号に
対して移相処理を行う1対の移相回路と、この1対の移
相回路の出力信号を演算して目的とする放送波信号の中
間周波信号を含む信号を出力する演算回路と、この演算
回路の出力信号から前記目的とする放送波信号の中間周
波信号を取り出すフィルタと、このフィルタの出力信号
が供給されて音声信号の復調を行う復調回路とを有する
ことを特徴とする。
【0023】したがって、1つの発振回路により、FM
放送およびテレビ放送の音声を受信することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、この発明による3バンド
受信機のFM/TV受信部の一形態を示す。この受信部
は、FM放送およびテレビ放送のローバンド(第1チャ
ンネル〜第3チャンネル)の音声は、シングルスーパー
ヘテロダイン方式により受信するものであり、その中間
周波数は150kHzである。
【0025】一方、テレビ放送のハイバンド(第4チャ
ンネル〜第12チャンネル)の音声は、ダブルスーパー
ヘテロダイン方式により受信するものであり、第1中間
周波数は19.4MHz〜24.5MHz、第2中間周波数
は約150kHzである(どちらの中間周波数も、受信チ
ャンネルにより変化する)。
【0026】そして、図1において、スイッチ回路5
は、51、52は、FM放送およびテレビ放送のローバ
ンドの受信時と、テレビ放送のハイバンドの受信時とで
切り換えられるバンド切り換え用であり、スイッチ回路
5は、受信信号を切り換えるためのスイッチ回路、スイ
ッチ回路51、52は、局部発振信号を切り換えるため
のスイッチ回路である。特に、スイッチ回路5は、後述
するように、IC内に設けられる。
【0027】まず、FM放送およびテレビ放送のローバ
ンドの受信時について説明する。このFM放送およびテ
レビ放送のローバンドの受信時には、バンド切り換え用
のスイッチ回路5、51、52が、システム制御用のマ
イクロコンピュータ(図示せず)により、図のようにF
M側の接点に接続される。
【0028】そして、放送波信号が、アンテナ1→分波
回路2→高周波アンプ3F→スイッチ回路5のFM側接
点の信号ラインを通じて、直交変換のI軸およびQ軸用
のミキサ回路61、62に供給される。
【0029】なお、ここで、目的とする放送波信号Sr
は、簡単のため、 Sr=Er・sin ωrt ωr=2πfr ・・・ (1) fr:キャリア周波数 であるとする。また、以後の信号処理においては、各信
号の相対的な位相(および振幅)が関係するだけなの
で、上式及び以後の説明においては、各信号の初期位相
は省略する。
【0030】さらに、PLL20のVCO21におい
て、第1の局部発振信号Soが形成される。ここで、 So=Eo・sin ωot ωo=2πfo である。また、発振周波数foは、 fo=(fr+fi)×2 ・・・(2) fi:中間周波数。fi=150kHz とされる。
【0031】そして、この発振信号Soが、分周回路
(カウンタ)31に供給され、1/2の周波数で、位相
が互いに直交する分周信号S1a、S1bに分周される。す
なわち、 S1a=E1・cos ω1t S1b=E1・sin ω1t ω1=2π(fo/2) ・・・ (3) の信号S1a、S1bに分周される。
【0032】そして、これら信号S1a、S1bが、スイッ
チ回路51、52のFM側接点を通じてミキサ回路6
1、62に局部発振信号として供給されて信号Srと乗
算され、ミキサ回路61、62からは、次のような信号
S61、S62が取り出される。すなわち、 S61=Sr・S1a =Er・sin ωrt・E1・cos ω1t =α{sin (ωr+ω1)t+sin (ωr−ω1)t} S62=Sr・S1b =Er・sin ωrt・E1・sin ω1t =α{−cos (ωr+ω1)t+cos (ωr−ω1)t} α=Er・E1/2 ので示される信号S61、S62が取り出される。
【0033】そして、後述するように、これら信号S6
1、S62のうち、角周波数(ωr−ω1)の信号成分が
中間周波信号として使用され、角周波数(ωr+ω1)
の信号成分は除去されるので、簡単のため、上式の角周
波数(ωr+ω1)の信号成分を無視すると、 S61=α・sin (ωr−ω1)t S62=α・cos (ωr−ω1)t となる。
【0034】そして、このとき、イメージ信号Smは、 Sm=Em・sin ωmt ωm=ω1+ωi ωi=2πfi であるから、同調回路1からの放送波信号Srに、イメ
ージ信号Smが含まれているとすれば、このときの信号
S61、S62は、 S61=α・sin (ωr−ω1)t+β・sin (ωm−ω1)t S62=α・cos (ωr−ω1)t+β・cos (ωm−ω1)t β=Em・E1/2 となる。
【0035】そして、このとき、 ωr<ω1<ωm であるから、上式は、 S61=α・sin (ωr−ω1)t+β・sin (ωm−ω1)t =−α・sin (ω1−ωr)t+β・sin (ωm−ω1)t S62=α・cos (ωr−ω1)t+β・cos (ωm−ω1)t =α・cos (ω1−ωr)t+β・cos (ωm−ω1)t となる。
【0036】そして、これら信号S61、S62が、移相回
路71、72に供給される。この移相回路71、72
は、例えば、コンデンサ、抵抗器及びオぺアンプを使用
したアクティブフィルタにより構成される。そして、信
号S61は、移相回路71において値φだけ移相されて信
号S71とされ、信号S62は、移相回路72において値
(φ+90°)だけ移相されて信号S72とされる。
【0037】したがって、 S71=信号S61を値φだけ移相した信号 =−α・sin {(ω1−ωr)t+φ}+β・sin
{(ωm−ω1)t+φ} S72=信号S62を値(90°+φ)だけ移相した信号 =α・cos {(ω1−ωr)t+90°+φ} +β・cos {(ωm−ω1)t+90°+φ} =−α・sin {(ω1−ωr)t+φ} −β・sin {(ωm−ω1)t+φ} となる。
【0038】そして、この信号S71、S72において、位
相φは共通であり、今の場合、信号S71と信号S72との
間の位相差だけが問題なので、その位相φを無視する
と、上式は、 S71=−α・sin (ω1−ωr)t+β・sin (ωm−ω1)t S72=−α・sin (ω1−ωr)t−β・sin (ωm−ω1)t となる。
【0039】そして、これら信号S71、S72が加算回路
8に供給されて加算され、加算回路8からは、 S8=S71+S72 =−α・sin (ω1−ωr)t+β・sin (ωm−ω1)t +{−α・sin (ω1−ωr)t−β・sin (ωm−ω1)t} =−2α・sin (ω1−ωr)t で示される信号S8が取り出される。
【0040】そして、この式に(3) 、(1) 式を代入する
と、 S8=−2α・sin {(2π(fo/2)−2πfr}t となるが、さらに、(2) 式を代入すると、 S8=−2α・sin {(2π(fr+fi)−2πfr}t =−2α・sin (2πfi)t fi=150kHz となる。
【0041】したがって、信号S8は目的とする放送波
信号Srの中間周波信号である。また、放送波信号Sr
にイメージ信号Smが含まれていても、この中間周波信
号Siにおいては、イメージ信号Smによる信号成分は
キャンセルされて含まれないことになる。
【0042】こうして、加算回路8からは、放送波信号
Srから変換された中間周波信号Si(および角周波数
(ωr+ω1)の信号成分など)が取り出される。
【0043】そして、この中間周波信号Siが、中間周
波フィルタ用のローパスフィルタ11に供給される。こ
のローパスフィルタ11は、例えば、コンデンサ、抵抗
器及びオペアンプを使用したアクティブフィルタにより
構成され、不要な信号成分が除去されて中間周波信号S
8だけが取り出される。
【0044】そして、この取り出された中間周波信号S
8が、リミッタアンプ12を通じてFM復調回路13に
供給されて音声信号が復調され、この音声信号が端子1
4に取り出される。
【0045】そして、この場合、(2) 式から fr=fo/2−fi であるから、VCO21の発振周波数foを、152.
3MHzから216.3MHzの範囲で変化させれば、受信
周波数frが、76MHz〜108MHzの間を変化するの
で、FM放送およびテレビ放送のローバンド(第1チャ
ンネル〜第3チャンネル)の音声を受信できることにな
る。
【0046】一方、テレビ放送のハイバンド(第4チャ
ンネル〜第12チャンネル)の音声は、ダブルスーパー
ヘテロダイン方式により受信するものであり、第1中間
周波数は19.4MHz〜24.5MHz、第2中間周波数
は約150kHzである(どちらの中間周波数も、受信チ
ャンネルにより変化する)。
【0047】次に、テレビ放送のハイバンドの受信時に
ついて説明する。このテレビ放送のハイバンドの受信時
には、バンド切り換え用のスイッチ回路5、51、52
が、システム制御用のマイクロコンピュータにより、図
とは逆にTV側の接点に接続される。
【0048】そして、放送波信号が、アンテナ1→分波
回路2→高周波アンプ3T→スイッチ回路5のTV側接
点の信号ラインを通じて、第1のミキサ回路4に供給さ
れる。また、VCO21の発振信号Soが、第1のミキ
サ回路4に局部発振信号として供給される。
【0049】こうして、ミキサ回路4において、信号S
rと信号Soとが乗算され、ミキサ回路4からは、次の
ような信号S41が取り出される。すなわち、 S41=Sr・So =Er・sin ωrt・Eo・sin ωot =γ{−cos (ωr+ωo)t+cos (ωr−ωo)t} γ=Er・Eo/2 で示される第1中間周波信号S41が取り出される。
【0050】そして、この信号S41のうち、角周波数
(ωr−ωo)の信号成分が第1中間周波信号として使
用され、角周波数(ωr+ωo)の信号成分は除去され
るので、簡単のため、上式の角周波数(ωr+ωo)の
信号成分を無視すると、 S41=γ・cos (ωr−ωo)t となる。
【0051】また、ここで、 ωr−ωo=ωi1=2πfi1 とすれば、周波数fi1は、第1中間周波数である。
【0052】そして、この信号S41が、バンド切り換え
用のスイッチ回路5のTV側接点を通じて、ミキサ回路
61、62に供給される。
【0053】また、分周回路31からの信号S1a、S1b
が、分周回路(カウンタ)32に供給され、1/4の周
波数で、位相が互いに直交する信号S2a、S2bに分周さ
れる。すなわち、 S2a=E2・cos ω2t S2b=E2・sin ω2t ω2=ω1/4 =2π(fo/8) ・・・ (4) で示される信号S2a、S2bに分周される。
【0054】そして、これら信号S2a、S2bが、スイッ
チ回路51、52のTV側接点を通じてミキサ回路6
1、62に供給されて信号S41とそれぞれ乗算される。
【0055】したがって、以後、FM放送の受信時と同
様にして、加算回路8からは、 S8=S71+S72 =−2δ・sin {ω2−(ωr−ωo)}t ・・・ (5) δ=γ・E2/2 で示される第2中間周波信号S8が取り出される。
【0056】そして、この第2中間周波信号S8が、ロ
ーパスフィルタ11およびアンプ12を通じてFM復調
回路13に供給されて音声信号が復調され、この音声信
号が端子14に取り出される。
【0057】そして、この場合、テレビ放送のハイバン
ドの音声キャリア周波数frは、図2の左欄に示すとお
りである。また、(5) 式において、 ω2−(ωr−ωo)=2πfi2 とすれば、この式に(4) 式を代入して、 2πfi2=ω2−(ωr−ωo) =2π(fo/8)−(2πfr−2πfo) ∴ fi2=9/8・fo−fr となる。
【0058】したがって、VCO21の発振周波数fo
を、156.35MHz〜197.25MHzの間におい
て、図2の中欄に示すように変化させれば、周波数fi2
は、図2の右欄のようになり、ほぼ150kHzとなる。
したがって、テレビ放送のハイバンドの音声を受信でき
ることになる。
【0059】なお、このとき、第2中間周波数fi2は、
FM放送の受信時の中間周波数150kHzからずれてい
るが、そのずれは、復調回路13の復調特性の直線範囲
からはずれるほど大きくはないので、問題はない。
【0060】こうして、このFM/TV受信部によれ
ば、FM放送およびテレビ放送の音声を受信することが
できるが、VCO21およびその共振回路(図示せず)
は1つ設けるだけでよく、コストの上昇を抑えることが
できる。
【0061】しかも、VCO21の発振周波数foの変
化範囲は、上記のように、 FM放送及びテレビ放送のローバンド…152.3MHz〜216.3MHz テレビ放送のハイバンド …156.35MHz〜197.25MHz である。すなわち、テレビ放送のハイバンドの音声を受
信するときに必要とされる周波数foの変化範囲は、F
M放送およびテレビ放送のローバンドの音声を受信する
ときの周波数foの変化範囲に含まれる。
【0062】したがって、VCO21およびその共振回
路は、これまでのものでよく、特別な構成とする必要が
ないので、この点からもコストの上昇を抑えることがで
きる。したがって、FM/AMの2バンド受信機とほぼ
同じコストで、AM/FM/TVの3バンド受信機を実
現することができる。
【0063】さらに、大部分の回路をIC化することが
でき、したがって、FM放送およびテレビ放送の音声の
受信用のICを1チップで提供することができる。
【0064】なお、上述において、分周回路31、32
の分周比は、他の値にすることもできる。また、AM放
送の受信回路と一体化することもできる。
【0065】次に、IC内の回路として実現されるスイ
ッチ回路5の構成例について、図3〜図5を参照して説
明する。この図3〜図5は、第1のミキサ回路4→スイ
ッチ回路5→ミキサ回路61の部分を示すもので、ミキ
サ回路62の部分は、ミキサ回路61に並列に接続され
るので、説明の簡単のため図示は省略した。
【0066】図3は、第1のミキサ回路とスイッチ回路
5の部分の回路図であり、#1〜#7の部分が、図4の
ミキサ回路61の#1〜#7の部分に続くものである。
また、この実施の形態においては、ミキサ回路61、6
2の出力側には、ミックスバッファ回路62Mが設けら
れるもので、図5は、そのミックスバッファ回路部分の
回路図であり、図4の#8〜#12の部分が、図5の#
8〜#12の部分に続くものである。
【0067】なお、この例の回路には、電源電圧とし
て、例えば2Vの直流電圧Vccが、電圧源100から
供給される。また、それぞれ、例えば1.25Vの直流
電圧VaおよびVbが、電圧源101および102から
供給される。
【0068】また、FM放送およびテレビ放送のローバ
ンドの放送波受信時と、テレビ放送のハイバンドの受信
時とで、電圧値が変更されるバンド切り換え電圧Vsw
を発生する切り換え電圧源103が設けられる。この例
においては、このバンド切り換え電圧Vswは、FM放
送およびテレビ放送のローバンドの放送波受信時は0ボ
ルトにされ、テレビ放送のハイバンドの受信時にはこの
例では1.25ボルトにされる。この電圧源103から
発生する電圧の切り換えは、ユーザーのバンド切り換え
に応じて、例えばマイクロコンピュータからの信号によ
り行われる。
【0069】第1のミキサ回路4は、図3に示すよう
に、トランジスタQ3〜Q13と、抵抗R1〜R10と
からなるダブルバランス型の構成とされており、そのう
ちのトランジスタQ5,Q8,Q11および抵抗R4,
R6,R8は、そのバイアス電流源を構成する。そし
て、これらトランジスタQ5,Q8,Q11のベースに
は、切り換え電圧源103からのバンド切り換え電圧V
swが、抵抗R10を介して供給される。
【0070】そして、トランジスタQ3とトランジスタ
Q7のベース間およびトランジスタQ10とトランジス
タQ13のベース間には、VCO21からの局部発振信
号Soが供給される。
【0071】また、トランジスタQ4,Q6の共通ベー
スおよびトランジスタQ9,Q12の共通ベースは、電
圧源101からの直流電圧Vaによりバイアスされてい
ると共に、トランジスタQ4,Q6の共通ベースには、
後述の増幅器により増幅されたテレビ放送波信号が供給
される。
【0072】この場合、トランジスタQ4とトランジス
タQ6のエミッタ面積の比が、2:10に選定されると
共に、トランジスタQ9とトランジスタQ6のエミッタ
面積の比が、2:10に選定されている。そして、トラ
ンジスタ4のエミッタとトランジスタQ12のエミッタ
とが共通に接続されて、その共通接続点が電流源を構成
するトランジスタQ5に接続され、また、トランジスタ
6のエミッタとトランジスタQ9のエミッタとが共通に
接続されて、その共通接続点が電流源を構成するトラン
ジスタQ8に接続されている。
【0073】トランジスタQ1,Q2は、端子TVinを
通じて入力されるテレビ放送のハイバンドの音声放送波
を増幅するベース接地型カスケード増幅器を構成する。
そして、コイルL1、容量C1、可変容量ダイオードC
2、抵抗R7は、高周波同調回路を構成している。電圧
源104は、同調用の制御電圧の発生源である。端子T
VROは、コイルL1、容量C1、可変容量ダイオード
C2、抵抗R7をICの外付けとするための端子であ
る。
【0074】なお、容量C3,C4は、このミキサ回路
4の出力をミキサ回路61、62に供給するための結合
容量である。
【0075】スイッチ回路5は、トランジスタP1,P
2,Q14,Q15および抵抗11〜R15により構成
される。そして、切り換え電圧源103からのバンド切
り換え電圧Vswが、トランジスタQ15のベースに供
給され、トランジスタQ14のベースには、電圧源10
2からの直流電圧Vbが常時供給される。トランジスタ
P1とP2とはカレントミラーの構成である。
【0076】この例においては、抵抗R11〜R15の
値は、 R11=10kΩ R12=10kΩ R13=27.5kΩ R14=10kΩ R15=11kΩ に選定されている。
【0077】ミキサ回路61は、図4に示すように、ト
ランジスタQ18〜Q27と、抵抗R17〜R26とか
らなるダブルバランス型の構成とされており、そのうち
のトランジスタQ22,Q23および抵抗R21,R2
4はそのバイアス電流源を構成する。この場合、トラン
ジスタQ22のベースには、抵抗R20を介して電圧源
102からの電圧Vbが印加されている。
【0078】また、トランジスタQ16,Q17は、端
子FMinを通じて入力されるFM放送の放送波信号を増
幅するベース接地型カスケード増幅器を構成する。そし
て、コイルL2、容量C6、可変容量ダイオードC7
は、高周波同調回路を構成しており、同調用の制御電圧
の発生源105からの制御電圧が抵抗R23を通じて供
給される。端子FMROは、コイルL2、容量C6、可
変容量ダイオードC7および抵抗R23を,ICの外付
けとするための端子である。
【0079】そして、トランジスタQ18およびトラン
ジスタQ20のベース間およびトランジスタQ25およ
びトランジスタQ27のベース間には、前述したよう
に、FM放送およびテレビ放送のローバンド受信時に
は、分周回路31からの局部発振信号S1aが供給され、
テレビ放送のハイバンドの受信時には、分周回路32か
らの局部発振信号S2aが供給される。
【0080】トランジスタQ19およびトランジスタQ
26は、テレビ放送のハイバンド受信時のミキサ回路6
1の入力回路を構成するもので、これらトランジスタQ
19およびトランジスタQ26のベースには、容量C3
およびC4をそれぞれ通じて、ミキサ回路4の出力信号
(テレビ放送のハイバンド受信時の第1中間周波信号)
が、それぞれ供給される。
【0081】また、トランジスタQ21およびQ24
は、FM放送およびテレビ放送のローバンド受信時のミ
キサ回路61の入力回路を構成するもので、これらトラ
ンジスタQ21およびQ24のベースは、電圧源102
からの直流電圧Vbによりバイアスされると共に、トラ
ンジスタQ21のベースには、トランジスタQ16,Q
17により増幅されたFM放送波信号が供給される。
【0082】そして、この場合、トランジスタQ21,
24の共通エミッタ接続点は、バイアス電流源を構成す
るトランジスタQ23のコレクタに直接接続されるが、
トランジスタQ19,Q26のエミッタは、それぞれ抵
抗R19,R25を通じてバイアス電流源を構成するト
ランジスタQ23のコレクタに接続され、テレビ放送の
ハイバンド受信時のミキサ回路61の入力部のインター
セプトポイントが、第1のミキサ回路4の入力部のそれ
に比べて高くなるように構成されている。
【0083】ここで、インターセプトポイントとは、増
幅器の特性であって、希望信号出力強度と2信号妨害波
入力時の3次相互変調歪みにより生じる出力信号強度と
が等しくなる入力信号強度のことで、強入力特性を図る
目安として使用されるものである。
【0084】図6は、インターセプトポイントの説明図
である。この図6において、横軸は、入力信号強度、縦
軸は出力信号強度を表している。そして、SHは希望信
号出力特性、IM3は前記の妨害波入力時の出力信号特
性、IPはインターセプトポイント、をそれぞれ示して
いる。
【0085】前述のようにミキサ回路61の入力部のイ
ンターセプトポイントが、第1のミキサ回路4の入力部
のそれに比べて高くなるように構成するのは、テレビ放
送のハイバンド受信時には、ダブルコンバージョン型に
なるので、第1のミキサ回路4での電圧増幅度の分、ミ
キサ回路61の入力部の信号強度を高くする必要がある
ためである。
【0086】すなわち、テレビ放送のハイバンド受信時
は、この例の場合には、トランジスタQ19,Q26が
ミキサ回路61の入力回路となるので、そのエミッタ側
に設けた抵抗R19,R26に電圧降下を生じ、インタ
ーセプトポイントが高くなる。
【0087】また、図4において、トランジスタP3〜
P5、トランジスタQ28〜Q30、抵抗R27〜R3
0は、ミキサ回路61の出力を反転してミックスバッフ
ァ回路62Mに供給するための回路である。
【0088】ミックスバッファ回路61Mは、図5に示
すように、トランジスタP6〜P13,Q31〜Q35
により構成され、ミキサ回路61からの電流出力を電圧
出力に変換して、前記信号S61として出力端子MIXO
に出力する。なお、トランジスタP10〜P13および
Q36〜Q38は、ミックスバッファ回路61Mのバイ
アス回路で、トランジスタP9およびトランジスタQ3
5を流れる電流を決定している。
【0089】なお、ミキサ回路62については、図示は
省略するが、上述したミキサ回路61とまったく同様の
構成を有し、第1のミキサ回路4からの中間周波信号ま
たはFM放送波が、局部発振信号S1bまたはS2bにより
周波数変換され、ミックスバッファ回路により電圧出力
に変換されて、出力信号S62として取り出されるもので
ある。
【0090】次に、以上のように構成された回路の動作
について、説明する。
【0091】[FM放送(テレビ放送のローバンドを含
む)の放送波信号の受信時]このときには、前述したよ
うに、バンド切り換え電圧Vswが0ボルトになるた
め、第1のミキサ回路4のベース電位が0ボルトとな
り、第1のミキサ回路4には、バイアス電流が流れず非
動作状態になる。また、トランジスタQ15もオフとな
る。
【0092】そして、トランジスタQ14のベースに
は、1.25ボルトの電圧Vbが印加されており、この
トランジスタQ14には、例えば20μAの電流が流れ
ているので、この電流が抵抗R14を通じて流れ、トラ
ンジスタQ14のコレクタ電位は、電圧Va(1.25
ボルト)より200ミリボルト下がって、1.05ボル
トになる。したがって、抵抗R11,R12を介して、
ミキサ回路61のトランジスタQ19,Q26のベース
電位は、1.05ボルトにバイアスされる。
【0093】一方、ミキサ回路61のトランジスタQ2
3のコレクタ電位は、電圧Vaによりバイアスされたト
ランジスタQ21、Q24により、0.55ボルト
(1.25−0.7)となっているから、トランジスタ
Q19,Q26はオフとなり、ミキサ回路61の入力回
路はトランジスタQ21,24となる。
【0094】そして、端子FMinを通じたFM放送波信
号は、トランジスタQ16,Q17のベース接地型カス
ケード増幅器により、インダクタンスL2を負荷として
増幅され、ミキサ回路61のトランジスタQ21のベー
スに入力される。そして、分周回路31からの局部発振
信号S1aと掛け算されて、中間周波信号に周波数変換さ
れる。
【0095】この中間周波信号は、電流出力形式であっ
て、トランジスタP3,P4で位相反転された後、ミッ
クスバッファ回路61Mに供給されて、電圧出力に変換
され、出力端子MIXOに導出される。
【0096】[テレビ放送のハイバンドの放送波信号の
受信時]このときには、バンド切り換え電圧Vswが
1.25ボルトになる。このため、第1のミキサ回路4
の電流源トランジスタQ5,Q8,Q11がオンとな
り、第1のミキサ回路4にバイアス電流が流れるので、
第1のミキサ回路4が動作状態になる。また、トランジ
スタQ15がオンとなり、このトランジスタQ15を通
じて例えば50μAの電流が流れるので、カレントミラ
ー構成のトランジスタP1,P2により、トランジスタ
P1に50μAが流れる。
【0097】一方、前述したように、トランジスタQ1
4には、20μAの電流が流れるので、トランジスタP
1に流れる電流50μAとの差分の30μAの電流が抵
抗R14を通じて流れ、トランジスタQ19,Q26の
ベース電位は、1.55ボルトになる。一方、トランジ
スタQ21,Q24のベース電位は、1.25ボルトで
あるので、トランジスタQ21,Q24はオフとなり、
ミキサ回路61の入力回路はトランジスタQ19,Q2
6となる。
【0098】そして、端子TVinを通じたテレビ放送波
信号は、トランジスタQ1,Q2のベース接地型カスケ
ード増幅器により、インダクタンスL1を負荷として増
幅され、ミキサ回路4のトランジスタQ4、Q6のベー
スに入力される。そして、VCO21からの局部発振信
号Soと掛け算されて、第1中間周波信号に周波数変換
される。
【0099】そして、トランジスタQ3,Q10のコレ
クタ側に得られる第1中間周波信号が容量C3を通じ
て、ミキサ回路61の、インターセプトポイントが高く
設定されているトランジスタQ19のベースに供給され
ると共に、トランジスタQ7,Q13のコレクタ側に得
られる第1中間周波信号が容量C4を通じてミキサ回路
61の、インターセプトポイントが高く設定されている
トランジスタQ26のベースに供給される。
【0100】そして、分周回路32からの局部発振信号
S2aと掛け算されて、中間周波信号に周波数変換され
る。この中間周波信号は、電流出力形式であって、トラ
ンジスタP3,P4で位相反転された後、ミックスバッ
ファ回路61Mに供給されて、電圧出力に変換され、出
力端子MIXOに導出される。
【0101】以上のようにして、この実施の形態におい
ては、ミキサ回路をIC内部で切り換えることが可能で
あるため、外付けの切り換え用のトランジスタ、抵抗、
コイルなどの部品が不要になる。また、IC内部で切り
換えるため、増幅器の負荷が軽く、低消費電流化するこ
とができる。
【0102】なお、以上の例では、ミキサ回路61、6
2のテレビ放送のハイバンド受信時の入力回路のインタ
ーセプトポイントを高くするための手段としては、入力
トランジスタQ19,Q26のエミッタ側に抵抗を挿入
するようにしたが、入力トランジスタQ19,Q26の
エミッタ面積を、大きくすることによっても、同様の効
果が得られる。
【0103】
【発明の効果】この発明によれば、FM/TV受信機に
おいて、局部発振回路を1つ設けるだけでよく、コスト
の上昇を抑えることができる。しかも、その局部発振回
路の発振周波数の変化範囲は、FM放送およびテレビ放
送のローバンドの音声を受信するときの変化範囲でよ
く、したがって、局部発振回路を特別な構成とする必要
がないので、この点からもコストの上昇を抑えることが
できる。
【0104】さらに、大部分の回路をIC化することが
でき、FM放送およびテレビ放送の音声の受信用のIC
を1チップで提供することができる。
【0105】そして、IC化したときには、IC内にミ
キサ回路の切り換え回路を設けることができるので、部
品点数の削減、低消費電流化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるラジオ受信機の一実施の形態を
示す系統図である。
【図2】この発明を説明するための数値表の図である。
【図3】この発明によるラジオ受信機の一実施の形態の
要部の一部回路図である。
【図4】この発明によるラジオ受信機の一実施の形態の
要部の一部回路図である。
【図5】この発明によるラジオ受信機の一実施の形態の
要部の一部回路図である。
【図6】インターセプトポイントを説明するための図で
ある。
【図7】FM/TV受信機の一例を示す系統図である。
【符号の説明】 2 分波回路 4 第1のミキサ回路 8 加算回路 11 ローパスフィルタ 13 復調回路 20 PLL 21 VCO 31、32 分周回路 61、62 ミキサ回路 71、72 移相回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の局部発振信号を形成する発振回路
    と、 第2の局部発振信号を形成する回路と、 テレビ放送の音声放送波信号を、前記第1の局部発振信
    号により、第1の中間周波信号に周波数変換する第1の
    ミキサ回路と、 前記第1の中間周波信号用であって、インターセプトポ
    イントが高く設定された第1の入力回路と、FM放送の
    放送波信号用の第2の入力回路を有し、これら第1また
    は第2の入力回路に供給された信号を、第2の局部発振
    信号により、第2の中間周波信号に周波数変換する第2
    のミキサ回路とを備えるラジオ受信機であって、 前記テレビ放送の音声放送波信号の受信時と、前記FM
    放送の放送波信号の受信時とで電圧値を変更する切り換
    え電圧により、前記第1のミキサ回路が、前記テレビ放
    送の受信時には動作状態に、FM放送の受信時には非動
    作状態に、切り換えられると共に、前記第2のミキサ回
    路の入力回路が、前記テレビ放送の受信時には前記第1
    の入力回路に、FM放送の受信時には前記第2の入力回
    路に、切り換えられるようにしたことを特徴とするラジ
    オ受信機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のラジオ受信機において、 前記第1および第2のミキサ回路は、平衡変調型の回路
    とされ、 前記切り換え電圧により、前記第1のミキサ回路のバイ
    アス電流が制御されて、前記切り換えが行われると共
    に、 前記第2のミキサの前記第1の入力回路を構成するトラ
    ンジスタのエミッタ側に抵抗が接続されて、インターセ
    プトポイントが高くなるようにされてなるラジオ受信
    機。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のラジオ受信機において、 前記第1および第2のミキサ回路は、平衡変調型の回路
    とされ、 前記切り換え電圧により、前記第1のミキサ回路のバイ
    アス電流が制御されて、前記切り換えが行われると共
    に、 前記第2のミキサの前記第1の入力回路と前記第2の入
    力回路を構成するトランジスタのエミッタ面積を異なら
    せることにより、前記第1の入力回路のインターセプト
    ポイントが高くなるようにされてなるラジオ受信機。
  4. 【請求項4】前記第2の局部発振信号を形成する回路
    は、前記第1の局部発振信号を分周して、位相が互いに
    直交する1対の第2の局部発振信号を形成する分周回路
    で構成され、 前記第2のミキサ回路は、前記第1の中間周波信号また
    は前記FM放送の放送波信号を、前記1対の第2の局部
    発振信号により、1対の中間周波信号に周波数変換する
    ものであり、 この第2のミキサ回路から出力される前記1対の中間周
    波信号に対して移相処理を行う1対の移相回路と、 この1対の移相回路の出力信号を演算して目的とする放
    送波信号の中間周波信号を含む信号を出力する演算回路
    と、 この演算回路の出力信号から前記目的とする放送波信号
    の中間周波信号を取り出すフィルタと、 このフィルタの出力信号が供給されて音声信号の復調を
    行う復調回路とを有することを特徴とする請求項1に記
    載のラジオ受信機。
JP35042995A 1995-12-22 1995-12-22 ラジオ受信機 Expired - Fee Related JP3558102B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35042995A JP3558102B2 (ja) 1995-12-22 1995-12-22 ラジオ受信機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35042995A JP3558102B2 (ja) 1995-12-22 1995-12-22 ラジオ受信機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09181631A true JPH09181631A (ja) 1997-07-11
JP3558102B2 JP3558102B2 (ja) 2004-08-25

Family

ID=18410440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35042995A Expired - Fee Related JP3558102B2 (ja) 1995-12-22 1995-12-22 ラジオ受信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3558102B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002076981A (ja) * 2000-09-05 2002-03-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 通信装置
WO2002082671A1 (fr) * 2001-04-06 2002-10-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Syntoniseur a large bande
US7363648B2 (en) 2000-02-14 2008-04-22 Sharp Kabushiki Kaisha Cable modem tuner
JP2012120023A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Lapis Semiconductor Co Ltd 無線通信装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7363648B2 (en) 2000-02-14 2008-04-22 Sharp Kabushiki Kaisha Cable modem tuner
JP2002076981A (ja) * 2000-09-05 2002-03-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 通信装置
WO2002082671A1 (fr) * 2001-04-06 2002-10-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Syntoniseur a large bande
US7013124B2 (en) 2001-04-06 2006-03-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Wide band tuner
JP2012120023A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Lapis Semiconductor Co Ltd 無線通信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3558102B2 (ja) 2004-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4058771A (en) Double-balanced frequency converter
KR100387249B1 (ko) 영상제거믹서
WO2004021565A2 (en) Current driven polyphase filters and method of operation
US20110136460A1 (en) Mixer and radio frequency receiver using the mixer
JPH1013278A (ja) 圧電結晶発振回路を備えた受信機
EP1199796B1 (en) Frequency Converter
JPH09172384A (ja) Amラジオ放送の受信装置
JPH09181631A (ja) ラジオ受信機
US5710997A (en) Superheterodyne receiver apparatus
US6982584B2 (en) Phase quadrature and slaved working frequency signal generator
EP0715403A1 (en) A satellite tuner stage
NL8303754A (nl) Direkt mengende synchrone ontvanger.
US5506547A (en) Frequency modulator having LC oscillator with switchable frequencies
JPH0567928A (ja) アンプ
JP2006148533A (ja) 音声中間周波数変換回路
JPH09172385A (ja) ラジオ受信機
WO1999007091A1 (fr) Recepteur radio
JPH11341373A (ja) デジタル放送受信用チューナ
EP0849873A1 (en) Image-reject mixer arrangements
US7672651B2 (en) Tuner circuit
JP2001177425A (ja) イメージキャンセルミキサ回路を有するラジオ受信機
KR100272763B1 (ko) 고주파 직변환 수신장치
JPS63138819A (ja) テレビチユ−ナ−
JP3338463B2 (ja) トラッキング補正回路
JP3351700B2 (ja) ラジオ受信機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20040428

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20040511

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090528

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100528

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100528

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110528

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110528

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120528

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees