JPH09172385A - ラジオ受信機 - Google Patents

ラジオ受信機

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JPH09172385A
JPH09172385A JP34873895A JP34873895A JPH09172385A JP H09172385 A JPH09172385 A JP H09172385A JP 34873895 A JP34873895 A JP 34873895A JP 34873895 A JP34873895 A JP 34873895A JP H09172385 A JPH09172385 A JP H09172385A
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JP
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signal
circuit
broadcast
frequency
intermediate frequency
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JP34873895A
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Hitoshi Tomiyama
均 富山
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FM放送受信用の局部発振回路を使用してテ
レビ放送の音声の受信も可能にする。 【解決手段】 第1ミキサ回路4と、1対の第2ミキサ
回路61、62と、1対の移相回路71、72と、この
1対の移相回路71、72の出力信号を演算する演算回
路8と、この演算回路8から中間周波信号を取り出すフ
ィルタ11と、このフィルタ11の出力信号から音声信
号を復調する復調回路13とを設ける。FM放送は、ミ
キサ回路61、62を使用してシングルスーパーヘテロ
ダイン方式により受信を行う。テレビ放送の音声は、ミ
キサ回路4およびミキサ回路61、62を使用してダブ
ルスーパーヘテロダイン方式により受信を行う。このと
きの第2局部発振信号は、第1局部発振信号を分周回路
31、32により分周して形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ラジオ受信機に
関する。
【0002】
【従来の技術】日本国内において使用されている小型の
ラジオ受信機は、FM放送およびAM放送の2バンドを
受信できるものから、VHF帯のテレビ放送の音声も受
信できる3バンドのものへと変わりつつある。
【0003】そして、この場合、テレビ放送における音
声信号はFM変調により放送されているので、テレビ放
送の音声の受信部は、そのフロントエンド回路を除い
て、FM放送の中間周波信号系と兼用することができ
る。
【0004】図3は、そのような考えにしたがった3バ
ンド受信機のFM/TV受信部の一例を示す。
【0005】すなわち、FM放送およびテレビ放送のロ
ーバンド(第1チャンネル〜第3チャンネル)の受信時
には、その放送波信号が、アンテナ81から分波回路8
2を通じてFM放送用のフロントエンド回路80Fに供
給される。このフロントエンド回路80Fは、高周波ア
ンプ83Fと、高周波同調回路84Fと、ミキサ回路8
5Fと、局部発振回路86Fとを有する。
【0006】そして、この場合、局部発振回路86F
は、VCOにより構成されているとともに、この局部発
振回路(VCO)86FはFM放送用のPLLの一部を
構成している。このため、局部発振回路86Fの共振回
路87Fは、図示はしないが、コイルと、可変容量ダイ
オードとにより構成され、その可変容量ダイオードに端
子89Fを通じて制御電圧VFが供給される。
【0007】また、同調回路83Fも、図示はしない
が、コイルと、可変容量ダイオードとにより構成され、
その可変容量ダイオードに制御電圧VFが供給される。
【0008】こうして、そのPLLの可変分周回路の分
周比を変更すると、制御電圧VFが変化し、この変化に
より同調回路83Fの同調周波数および共振回路87F
の共振周波数が制御電圧VFに対応して変化する。
【0009】したがって、ミキサ回路85Fからは、目
的とする受信周波数のFM放送波信号が、中心周波数が
例えば10.7MHzの中間周波信号に変換されて取り出され
る。なお、この場合、フロントエンド回路80Fの受信
範囲は、76MHz〜108MHz、すなわち、FM放送の帯域
と、テレビ放送のローバンドの帯域とされる。
【0010】そして、この中間周波信号が、FM受信時
には図の状態に切り換えられているスイッチ回路91→
中間周波フィルタ用のセラミックフィルタ92→アンプ
93の信号ラインを通じてFM復調回路94に供給され
て音声信号が復調され、この音声信号が端子95に取り
出される。
【0011】したがって、FM放送およびテレビ放送の
ローバンドの音声を受信することができる。
【0012】一方、テレビ放送のハイバンド(第4チャ
ンネル〜第12チャンネル)の音声の受信時には、その放
送波信号が、アンテナ81から分波回路82を通じてテ
レビ放送の音声用のフロントエンド回路80Tに供給さ
れる。このフロントエンド回路80Tは、フロントエン
ド回路80Fと同様に構成されているもので、対応する
回路にはサフィックスFに代えてサフィックスTを付け
て説明は省略する。
【0013】そして、フロントエンド回路80Tにおい
て、テレビ放送のFM音声信号は、周波数が10.7MHzの
中間周波信号に周波数変換される。ただし、フロントエ
ンド回路80Tの受信範囲は、175MHz〜222MHz、すな
わち、テレビ放送のハイバンドの帯域とされる。
【0014】そして、フロントエンド回路80Tからの
中間周波信号が、テレビ放送の音声の受信時には図のと
は逆の状態に切り換えられているスイッチ回路91→中
間周波フィルタ用のセラミックフィルタ92→アンプ9
3の信号ラインを通じてFM復調回路99に供給されて
音声信号が復調され、この音声信号が端子95に取り出
される。
【0015】したがって、テレビ放送のハイバンドの音
声を受信することができる。
【0016】以上のようにして、図3の受信回路によれ
ば、FM放送およびテレビ放送の音声を受信することが
できる。そして、その場合、スイッチ回路91から後段
は、FM受信用と、テレビ放送の音声の受信用とに共通
なので、コストなどの点で有利である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の受信
回路においては、FM放送用のフロントエンド回路80
Fにおいて、同調回路84Fおよび共振回路87Fを必
要とし、テレビ放送の音声用のフロントエンド回路80
Tにおいて、同調回路84Tおよび共振回路87Tを必
要とする。そして、どの共振回路(同調回路)において
も、コイルおよび可変容量ダイオードを必要とする。
【0018】このため、これまでのFM/AMの2バン
ドの受信機に比べ、コストが上昇してしまう。
【0019】この発明は、このような問題点を解決しよ
うとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、第1の局部発振信号を形成する第1の発振回路
と、テレビ放送の音声放送波信号を、上記第1の局部発
振信号により、第1の中間周波信号に周波数変換する第
1のミキサ回路と、上記第1の中間周波信号と、FM放
送の放送波信号とが選択的に供給されるとともに、この
供給された信号を、位相が互いに直交する1対の第2の
局部発振信号により、1対の中間周波信号に周波数変換
する1対の第2のミキサ回路と、この第2のミキサ回路
から出力される上記1対の中間周波信号に対して移相処
理を行う1対の移相回路と、この1対の移相回路の出力
信号を演算して目的とする放送波信号の中間周波信号を
含む信号を出力する演算回路と、この演算回路の出力信
号から上記目的とする放送波信号の中間周波信号を取り
出すフィルタと、このフィルタの出力信号が供給されて
音声信号の復調を行う復調回路と、上記第1の局部発振
信号を分周して上記第2の局部発振信号を形成する分周
回路とを有するようにしたラジオ受信機とするものであ
る。
【0021】したがって、1つの発振回路により、FM
放送およびテレビ放送の音声を受信することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、この発明による3バンド
受信機のFM/TV受信部の一形態を示す。この受信部
は、FM放送およびテレビ放送のローバンド(第1チャ
ンネル〜第3チャンネル)の音声は、シングルスーパー
ヘテロダイン方式により受信するものであり、その中間
周波数は150kHzである。
【0023】すなわち、FM放送およびテレビ放送のロ
ーバンドの受信時には、バンド切り換え用のスイッチ回
路5、51、52が、システム制御用のマイクロコンピ
ュータ(図示せず)により、図のようにFM側の接点に
接続される。そして、放送波信号が、アンテナ1→分波
回路2→高周波アンプ3F→スイッチ回路5のFM側接
点の信号ラインを通じて、直交変換のI軸およびQ軸用
のミキサ回路61、62に供給される。
【0024】なお、ここで、目的とする放送波信号Sr
は、簡単のため、 Sr=Er・sinωrt ωr=2πfr ・・・ (1) fr:キャリア周波数 であるとする。また、以後の信号処理においては、各信
号の相対的な位相(および振幅)が関係するだけなの
で、上式及び以後の説明においては、各信号の初期位相
は省略する。
【0025】さらに、PLL20のVCO21におい
て、第の局部発振信号S0が形成される。ここで、 S0=E0・sinω0t ω0=2πf0 である。また、発振周波数f0は、 f0=(fr+fi)×2 ・・・ (2) fi:中間周波数。fi=150kHz とされる。
【0026】そして、この発振信号S0が、分周回路
(カウンタ)31に供給され、1/2の周波数で、位相
が互いに直交する分周信号S1a、S1bに分周される。す
なわち、 S1a=E1・cosω1t S1b=E1・sinω1t ω1=2π(f0/2) ・・・ (3) の信号S1a、S1bに分周される。
【0027】そして、これら信号S1a、S1bが、スイッ
チ回路51、52のFM側接点を通じてミキサ回路6
1、62に局部発振信号として供給されて信号Srと乗
算され、ミキサ回路61、62からは、次のような信号
S61、S62が取り出される。すなわち、 S61=Sr・S1a =Er・sinωrt・E1・cosω1t =α{sin(ωr+ω1)t+sin(ωr−ω1)t} S62=Sr・S1b =Er・sinωrt・E1・sinω1t =α{−cos(ωr+ω1)t+cos(ωr−ω1)t} α=Er・E1 /2 ので示される信号S61、S62が取り出される。
【0028】そして、後述するように、これら信号S6
1、S62のうち、角周波数(ωr−ω1)の信号成分が中
間周波信号として使用され、角周波数(ωr+ω1 )の
信号成分は除去されるので、簡単のため、上式の角周波
数(ωr+ω1)の信号成分を無視すると、 S61=α・sin(ωr−ω1)t S62=α・cos(ωr−ω1)t となる。
【0029】そして、このとき、イメージ信号Sm は、 Sm=Em・sinωmt ωm=ω1+ωi ωi=2πfi であるから、同調回路1からの放送波信号Srに、イメ
ージ信号Smが含まれているとすれば、このときの信号
S61、S62は、 S61=α・sin(ωr−ω1)t+β・sin(ωm−ω1)t S62=α・cos(ωr−ω1)t+β・cos(ωm−ω1)t β=Em・E1/2 となる。
【0030】そして、このとき、 ωr<ω1<ωm であるから、上式は、 S61=α・sin(ωr−ω1)t+β・sin(ωm−ω1)t =−α・sin(ω1−ωr)t+β・sin(ωm−ω1)t S62=α・cos(ωr−ω1)t+β・cos(ωm−ω1)t =α・cos(ω1−ωr)t+β・cos(ωm−ω1)t となる。
【0031】そして、これら信号S61、S62が、移相回
路71、72に供給される。この移相回路71、72
は、例えば、コンデンサ、抵抗器及びオぺアンプを使用
したアクティブフィルタにより構成される。そして、信
号S61は、移相回路71において値φだけ移相されて信
号S71とされ、信号S62は、移相回路72において値
(φ+90°)だけ移相されて信号S72とされる。
【0032】したがって、 S71=信号S61を値φだけ移相した信号 =−α・sin{(ω1−ωr)t+φ} +β・sin{(ωm−ω1)t+φ} S72=信号S62を値(90°+φ)だけ移相した信号 =α・cos{(ω1−ωr)t+90°+φ} +β・cos{(ωm−ω1)t+90°+φ} =−α・sin{(ω1−ωr)t+φ} −β・sin{(ωm−ω1)t+φ} となる。
【0033】そして、この信号S71、S72において、位
相φは共通であり、今の場合、信号S71と信号S72との
間の位相差だけが問題なので、その位相φを無視する
と、上式は、 S71=−α・sin(ω1−ωr)t+β・sin(ωm−ω1)t S72=−α・sin(ω1−ωr)t−β・sin(ωm−ω1)t となる。
【0034】そして、これら信号S71、S72が加算回路
8に供給されて加算され、加算回路8からは、 S8=S71+S72 =−α・sin(ω1−ωr)t+β・sin(ωm−ω1)t +{−α・sin(ω1−ωr)t−β・sin(ωm−ω1)t} =−2α・sin(ω1−ωr)t で示される信号S8が取り出される。
【0035】そして、この式に(3)、(1)式を代入する
と、 S8=−2α・sin{(2π(f0/2)−2πfr}t となるが、さらに、(2)式を代入すると、 S8=−2α・sin{(2π(fr+fi)−2πfr}t =−2α・sin2πfit fi=150kHz となる。
【0036】したがって、信号S8は目的と放送波信号
Srの中間周波信号である。また、放送波信号Srにイメ
ージ信号Smが含まれていても、この中間周波信号Siに
おいては、イメージ信号Smによる信号成分はキャンセ
ルされて含まれないことになる。
【0037】こうして、加算回路8からは、放送波信号
Srから変換された中間周波信号Si(および角周波数
(ωr+ω1)の信号成分など)が取り出される。
【0038】そして、この中間周波信号Siが、中間周
波フィルタ用のローパスフィルタ11に供給される。こ
のローパスフィルタ11は、例えば、コンデンサ、抵抗
器及びオペアンプを使用したアクティブフィルタにより
構成され、不要な信号成分が除去されて中間周波信号S
8だけが取り出される。
【0039】そして、この取り出された中間周波信号S
8が、リミッタアンプ12を通じてFM復調回路13に
供給されて音声信号が復調され、この音声信号が端子1
4に取り出される。
【0040】そして、この場合、(2)式から fr=f0/2−fi であるから、VCO21の発振周波数f0を、152.3MHz
から216.3MHzの範囲で変化させれば、受信周波数fr
が、76MHz〜108MHzの間を変化するので、FM放送お
よびテレビ放送のローバンド(第1チャンネル〜第3チ
ャンネル)の音声を受信できることになる。
【0041】一方、テレビ放送のハイバンド(第4チャ
ンネル〜第12チャンネル)の音声は、ダブルスーパーヘ
テロダイン方式により受信するものであり、第1中間周
波数は19.4MHz〜24.5MHz、第2中間周波数は約150kH
zである(どちらの中間周波数も、受信チャンネルによ
り変化する)。
【0042】すなわち、テレビ放送のハイバンドの受信
時には、バンド切り換え用のスイッチ回路5、51、5
2が、システム制御用のマイクロコンピュータにより、
図とは逆にTV側の接点に接続される。そして、放送波
信号が、アンテナ1→分波回路2→高周波アンプ3T→
スイッチ回路5のTV側接点の信号ラインを通じて、第
1のミキサ回路4に供給される。また、VCO21の発
振信号S0が、第1のミキサ回路4に局部発振信号とし
て供給される。
【0043】こうして、ミキサ回路4において、信号S
rと信号S0とが乗算され、ミキサ回路4からは、次のよ
うな信号S41が取り出される。すなわち、 S41=Sr・S0 =Er・sinωrt・E0・sinω0t =γ{−cos(ωr+ω0)t+cos(ωr−ω0)t} γ=Er・E0 /2 で示される第1中間周波信号S41が取り出される。
【0044】そして、この信号S41のうち、角周波数
(ωr−ω0)の信号成分が第1中間周波信号として使用
され、角周波数(ωr+ω0 )の信号成分は除去される
ので、簡単のため、上式の角周波数(ωr+ω0)の信号
成分を無視すると、 S41=γ・cos(ωr−ω0)t となる。
【0045】また、ここで、 ωr−ω0=ωi1=2πfi1 とすれば、周波数fi1は、第1中間周波数である。
【0046】そして、この信号S41が、バンド切り換え
用のスイッチ回路5のTV側接点を通じて、ミキサ回路
61、62に供給される。
【0047】また、分周回路31からの信号S1a、S1b
が、分周回路(カウンタ)32に供給され、1/4の周
波数で、位相が互いに直交する信号S2a、S2bに分周さ
れる。すなわち、 S2a=E2・cosω2t S2b=E2・sinω2t ω2=ω1/4 =2π(f0/8) ・・・ (4) で示される信号S2a、S2bに分周される。
【0048】そして、これら信号S2a、S2bが、スイッ
チ回路51、52のTV側接点を通じてミキサ回路6
1、62に供給されて信号S41とそれぞれ乗算される。
【0049】したがって、以後、FM放送の受信時と同
様にして、加算回路8からは、 S8=S71+S72 =−2δ・sin{ω2−(ωr−ω0)}t ・・・ (5) δ=γ・E2/2 で示される第2中間周波信号S8が取り出される。
【0050】そして、この第2中間周波信号S8が、ロ
ーパスフィルタ11およびアンプ12を通じてFM復調
回路13に供給されて音声信号が復調され、この音声信
号が端子14に取り出される。
【0051】そして、この場合、テレビ放送のハイバン
ドの音声キャリア周波数frは、図2の左欄に示すとお
りである。また、(5)式において、 ω2−(ωr−ω0)=2πfi2 とすれば、この式に(4)式を代入して、 2πfi2=ω2−(ωr−ω0) =2π(f0/8)−(2πfr−2πf0) ∴ fi2=9/8・f0−fr となる。
【0052】したがって、VCO21の発振周波数f0
を、156.35MHz〜197.25MHzの間において、図2の中欄
に示すように変化させれば、周波数fi2は、図2の右欄
のようになり、ほぼ150kHzとなる。したがって、テレ
ビ放送のハイバンドの音声を受信できることになる。
【0053】なお、このとき、第2中間周波数fi2は、
FM放送の受信時の中間周波数150kHzからずれている
が、そのずれは、復調回路13の復調特性の直線範囲か
らはずれるほど大きくはないので、問題はない。
【0054】こうして、このFM/TV受信部によれ
ば、FM放送およびテレビ放送の音声を受信することが
できるが、VCO21およびその共振回路(図示せず)
は1つ設けるだけでよく、コストの上昇を抑えることが
できる。
【0055】しかも、VCO21の発振周波数f0の変
化範囲は、上記のように、 FM放送およびテレビ放送のローバンド ・・・ 152.3MHz〜216.3MHz テレビ放送のハイバンド ・・・ 156.35MHz〜197.25MHz である。すなわち、テレビ放送のハイバンドの音声を受
信するときに必要とされる周波数f0の変化範囲は、F
M放送およびテレビ放送のローバンドの音声を受信する
ときの周波数f0の変化範囲に含まれる。
【0056】したがって、VCO21およびその共振回
路は、これまでのものでよく、特別な構成とする必要が
ないので、この点からもコストの上昇を抑えることがで
きる。したがって、FM/AMの2バンド受信機とほぼ
同じコストで、AM/FM/TVの3バンド受信機を実
現することができる。
【0057】さらに、大部分の回路をIC化することが
でき、したがって、FM放送およびテレビ放送の音声の
受信用のICを1チップで提供することができる。
【0058】なお、上述において、分周回路31、32
の分周比は、他の値にすることもできる。また、AM放
送の受信回路と一体化することもできる。
【0059】
【発明の効果】この発明によれば、FM/TV受信機に
おいて、局部発振回路を1つ設けるだけでよく、コスト
の上昇を抑えることができる。しかも、その局部発振回
路の発振周波数の変化範囲は、FM放送およびテレビ放
送のローバンドの音声を受信するときの変化範囲でよ
く、したがって、局部発振回路を特別な構成とする必要
がないので、この点からもコストの上昇を抑えることが
できる。
【0060】さらに、大部分の回路をIC化することが
でき、FM放送およびテレビ放送の音声の受信用のIC
を1チップで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一形態を示す系統図である。
【図2】この発明を説明するための数値表の図である。
【図3】FM/TV受信機の一例を示す系統図である。
【符号の説明】
2 分波回路 4 第1のミキサ回路 8 加算回路 11 ローパスフィルタ 13 復調回路 20 PLL 21 VCO 31、32 分周回路 61、62 ミキサ回路 71、72 移相回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の局部発振信号を形成する第1の発振
    回路と、 テレビ放送の音声放送波信号を、上記第1の局部発振信
    号により、第1の中間周波信号に周波数変換する第1の
    ミキサ回路と、 上記第1の中間周波信号と、FM放送の放送波信号とが
    選択的に供給されるとともに、この供給された信号を、
    位相が互いに直交する1対の第2の局部発振信号によ
    り、1対の中間周波信号に周波数変換する1対の第2の
    ミキサ回路と、 この第2のミキサ回路から出力される上記1対の中間周
    波信号に対して移相処理を行う1対の移相回路と、 この1対の移相回路の出力信号を演算して目的とする放
    送波信号の中間周波信号を含む信号を出力する演算回路
    と、 この演算回路の出力信号から上記目的とする放送波信号
    の中間周波信号を取り出すフィルタと、 このフィルタの出力信号が供給されて音声信号の復調を
    行う復調回路と、 上記第1の局部発振信号を分周して上記第2の局部発振
    信号を形成する分周回路とを有するようにしたラジオ受
    信機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のラジオ受信機において、 上記テレビ放送の受信バンドは、上記テレビ放送のハイ
    バンドとされ、 上記FM放送の受信バンドは、上記FM放送および上記
    テレビ放送のローバンドとされるようにしたラジオ受信
    機。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のラジオ受信機において、 上記テレビ放送のハイバンドの受信時における上記第2
    の局部発振信号の発振周波数の変化範囲が、上記FM放
    送および上記テレビ放送のローバンドの受信時における
    上記第2の局部発振信号の発振周波数の変化範囲よりも
    狭くなるように、上記分周回路の分周比が変更されるよ
    うにしたラジオ受信機。
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WO2002101947A1 (fr) * 2001-06-08 2002-12-19 Sony Corporation Recepteur et circuit integre
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