JP2000134126A - ラジオ受信機 - Google Patents
ラジオ受信機Info
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- JP2000134126A JP2000134126A JP10300479A JP30047998A JP2000134126A JP 2000134126 A JP2000134126 A JP 2000134126A JP 10300479 A JP10300479 A JP 10300479A JP 30047998 A JP30047998 A JP 30047998A JP 2000134126 A JP2000134126 A JP 2000134126A
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- JP
- Japan
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- signal
- broadcast
- pair
- circuit
- frequency
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- Superheterodyne Receivers (AREA)
- Circuits Of Receivers In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＦＭ・ＴＶ受信機において、テレビ放送の音
声の受信時におけるオーディオ信号のＳ／Ｎの低下を防
止する。 【解決手段】 第１ミキサ回路５Ｔと、１対の第２ミキ
サ回路６１、６２と、１対の移相回路７１、７２とを設
ける。移相回路７１、７２の出力信号を演算する演算回
路８と、その演算出力から中間周波信号を取り出すフィ
ルタ９Ｆ、９Ｔと、そのフィルタ出力から音声信号を復
調する復調回路１２とを設ける。ＦＭ放送は、ミキサ回
路６１、６２を使用してシングルスーパーヘテロダイン
方式により受信を行うとともに、フィルタ９Ｆにより選
択度特性を得る。テレビ放送の音声は、ミキサ回路４お
よびミキサ回路６１、６２を使用してダブルスーパーヘ
テロダイン方式により受信を行うとともに、フィルタ９
Ｔにより選択度特性を得る。
声の受信時におけるオーディオ信号のＳ／Ｎの低下を防
止する。 【解決手段】 第１ミキサ回路５Ｔと、１対の第２ミキ
サ回路６１、６２と、１対の移相回路７１、７２とを設
ける。移相回路７１、７２の出力信号を演算する演算回
路８と、その演算出力から中間周波信号を取り出すフィ
ルタ９Ｆ、９Ｔと、そのフィルタ出力から音声信号を復
調する復調回路１２とを設ける。ＦＭ放送は、ミキサ回
路６１、６２を使用してシングルスーパーヘテロダイン
方式により受信を行うとともに、フィルタ９Ｆにより選
択度特性を得る。テレビ放送の音声は、ミキサ回路４お
よびミキサ回路６１、６２を使用してダブルスーパーヘ
テロダイン方式により受信を行うとともに、フィルタ９
Ｔにより選択度特性を得る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ラジオ受信機に
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】ラジオ受信機、特にポータブルタイプの
ラジオ受信機として、ＡＭ放送およびＦＭ放送に加えて
ＴＶ放送の音声も受信できるようにしたものがある。そ
して、テレビ放送におけるオーディオ信号はＦＭ変調に
より放送されているので、テレビ放送の音声の受信部は
ＦＭ放送の中間周波信号系と兼用することができる。
ラジオ受信機として、ＡＭ放送およびＦＭ放送に加えて
ＴＶ放送の音声も受信できるようにしたものがある。そ
して、テレビ放送におけるオーディオ信号はＦＭ変調に
より放送されているので、テレビ放送の音声の受信部は
ＦＭ放送の中間周波信号系と兼用することができる。
【０００３】図４は、そのような考えにしたがったＡＭ
・ＦＭ・ＴＶ受信機のＦＭ・ＴＶ受信部の一例を示す。
・ＦＭ・ＴＶ受信機のＦＭ・ＴＶ受信部の一例を示す。
【０００４】すなわち、ＦＭ放送およびテレビ放送のロ
ーバンド（第１チャンネル〜第３チャンネル）の音声の
受信時には、その放送波信号が、アンテナ９１から分波
回路９２を通じてＦＭ放送用のフロントエンド回路９２
Ｆに供給される。このフロントエンド回路９２Ｆは、図
示はしないが、高周波アンプ、高周波同調回路、ミキサ
回路および局部発振回路などを有するもので、目的とす
る周波数の放送波信号が中間周波信号に周波数変換され
る。なお、フロントエンド回路９２Ｆの受信範囲は、Ｆ
Ｍ放送の帯域およびテレビ放送のローバンドの帯域、す
なわち、76ＭHz〜108ＭHzとされる。また、中間周波数
は、例えば10.7ＭHzである。
ーバンド（第１チャンネル〜第３チャンネル）の音声の
受信時には、その放送波信号が、アンテナ９１から分波
回路９２を通じてＦＭ放送用のフロントエンド回路９２
Ｆに供給される。このフロントエンド回路９２Ｆは、図
示はしないが、高周波アンプ、高周波同調回路、ミキサ
回路および局部発振回路などを有するもので、目的とす
る周波数の放送波信号が中間周波信号に周波数変換され
る。なお、フロントエンド回路９２Ｆの受信範囲は、Ｆ
Ｍ放送の帯域およびテレビ放送のローバンドの帯域、す
なわち、76ＭHz〜108ＭHzとされる。また、中間周波数
は、例えば10.7ＭHzである。
【０００５】そして、このフロントエンド回路９２Ｆか
らの中間周波信号が、ＦＭ受信時には図の状態に切り換
えられているスイッチ回路９３→中間周波フィルタ用の
セラミックフィルタ９４→リミッタアンプ９５の信号ラ
インを通じてＦＭ復調回路９６に供給されてオーディオ
信号が復調され、このオーディオ信号がアンプ９７を通
じてイヤホンあるいはスピーカ９８に供給される。
らの中間周波信号が、ＦＭ受信時には図の状態に切り換
えられているスイッチ回路９３→中間周波フィルタ用の
セラミックフィルタ９４→リミッタアンプ９５の信号ラ
インを通じてＦＭ復調回路９６に供給されてオーディオ
信号が復調され、このオーディオ信号がアンプ９７を通
じてイヤホンあるいはスピーカ９８に供給される。
【０００６】したがって、ＦＭ放送およびテレビ放送の
ローバンドの音声を受信することができる。
ローバンドの音声を受信することができる。
【０００７】一方、テレビ放送のハイバンド（第４チャ
ンネル〜第12チャンネル）の音声の受信時には、その放
送波信号が、アンテナ９１から分波回路９２を通じてＴ
Ｖ放送用のフロントエンド回路９２Ｔに供給される。こ
のフロントエンド回路９２Ｔは、ＦＭ用のフロントエン
ド回路９２Ｆと同様に構成されるものであるが、その受
信範囲は、テレビ放送のハイバンドの帯域、すなわち、
175ＭHz〜222ＭHzとされる。また、中間周波数は、やは
り例えば10.7ＭHzである。
ンネル〜第12チャンネル）の音声の受信時には、その放
送波信号が、アンテナ９１から分波回路９２を通じてＴ
Ｖ放送用のフロントエンド回路９２Ｔに供給される。こ
のフロントエンド回路９２Ｔは、ＦＭ用のフロントエン
ド回路９２Ｆと同様に構成されるものであるが、その受
信範囲は、テレビ放送のハイバンドの帯域、すなわち、
175ＭHz〜222ＭHzとされる。また、中間周波数は、やは
り例えば10.7ＭHzである。
【０００８】そして、フロントエンド回路９２Ｔからの
中間周波信号が、テレビ放送の音声の受信時には図とは
逆の状態に切り換えられているスイッチ回路９３を通じ
て中間周波フィルタ用のセラミックフィルタ９４に供給
され、以降の回路９５〜９８において上記のように信号
処理される。
中間周波信号が、テレビ放送の音声の受信時には図とは
逆の状態に切り換えられているスイッチ回路９３を通じ
て中間周波フィルタ用のセラミックフィルタ９４に供給
され、以降の回路９５〜９８において上記のように信号
処理される。
【０００９】したがって、テレビ放送のハイバンドの音
声を受信することができる。
声を受信することができる。
【００１０】以上のようにして、図４の受信回路によれ
ば、ＦＭ放送およびテレビ放送の音声を受信することが
できる。そして、その場合、スイッチ回路９３から後段
は、ＦＭ受信用と、テレビ放送の音声の受信用とに共通
なので、コストなどの点で有利である。
ば、ＦＭ放送およびテレビ放送の音声を受信することが
できる。そして、その場合、スイッチ回路９３から後段
は、ＦＭ受信用と、テレビ放送の音声の受信用とに共通
なので、コストなどの点で有利である。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ＦＭ放送に
おける最大変調度は75ｋHzであるが、テレビ放送の音声
における最大変調度は25ｋHzである。したがって、テレ
ビ放送の音声の受信時にＦＭ復調回路９６から出力され
るオーディオ信号は、ＦＭ放送の受信時に比べてレベル
が小さくなり、この結果、Ｓ／Ｎが悪くなってしまう。
おける最大変調度は75ｋHzであるが、テレビ放送の音声
における最大変調度は25ｋHzである。したがって、テレ
ビ放送の音声の受信時にＦＭ復調回路９６から出力され
るオーディオ信号は、ＦＭ放送の受信時に比べてレベル
が小さくなり、この結果、Ｓ／Ｎが悪くなってしまう。
【００１２】この発明は、このような問題点を解決しよ
うとするものである。
うとするものである。
【００１３】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、位相が互いに直交する１対の局部発振信号を形
成する回路と、ＦＭ放送の受信時と、テレビ放送の音声
の受信時とで、上記ＦＭ放送の放送波信号と、上記テレ
ビ放送の音声の信号とが選択的に供給され、この供給さ
れた信号を、上記１対の局部発振信号により、位相が互
いに直交する１対の中間周波信号に周波数変換する１対
のミキサ回路と、このミキサ回路から出力される上記１
対の中間周波信号に対して移相処理を行う１対の移相回
路と、この１対の移相回路の出力信号を演算して目的と
する放送波信号の中間周波信号を含む信号を出力する演
算回路と、この演算回路の出力信号が供給され、上記目
的とする放送波信号の中間周波信号を取り出す第１およ
び第２のフィルタと、この第１および第２のフィルタの
出力信号が選択的に供給されてオーディオ信号の復調を
行う復調回路とを有し、上記第１のフィルタは、上記Ｆ
Ｍ放送における変調度に対応した選択度特性とされ、上
記第２のフィルタは、上記テレビ放送の音声における変
調度に対応した選択度特性とされ、上記ＦＭ放送の受信
時には、上記ＦＭ放送の放送波信号が上記１対のミキサ
回路において上記１対の中間周波信号に周波数変換され
るとともに、上記第１のフィルタの出力信号が上記復調
回路に供給されて上記ＦＭ放送のオーディオ信号が取り
出され、上記テレビ放送の音声の受信時には、上記テレ
ビ放送の音声の信号が上記１対のミキサ回路において上
記１対の中間周波信号に周波数変換されるとともに、上
記第２のフィルタの出力信号が上記復調回路に供給され
て上記テレビ放送のオーディオ信号が取り出されるよう
にしたラジオ受信機とするものである。したがって、テ
レビ放送の音声の受信時におけるオーディオ信号のノイ
ズレベルが低くなる。
いては、位相が互いに直交する１対の局部発振信号を形
成する回路と、ＦＭ放送の受信時と、テレビ放送の音声
の受信時とで、上記ＦＭ放送の放送波信号と、上記テレ
ビ放送の音声の信号とが選択的に供給され、この供給さ
れた信号を、上記１対の局部発振信号により、位相が互
いに直交する１対の中間周波信号に周波数変換する１対
のミキサ回路と、このミキサ回路から出力される上記１
対の中間周波信号に対して移相処理を行う１対の移相回
路と、この１対の移相回路の出力信号を演算して目的と
する放送波信号の中間周波信号を含む信号を出力する演
算回路と、この演算回路の出力信号が供給され、上記目
的とする放送波信号の中間周波信号を取り出す第１およ
び第２のフィルタと、この第１および第２のフィルタの
出力信号が選択的に供給されてオーディオ信号の復調を
行う復調回路とを有し、上記第１のフィルタは、上記Ｆ
Ｍ放送における変調度に対応した選択度特性とされ、上
記第２のフィルタは、上記テレビ放送の音声における変
調度に対応した選択度特性とされ、上記ＦＭ放送の受信
時には、上記ＦＭ放送の放送波信号が上記１対のミキサ
回路において上記１対の中間周波信号に周波数変換され
るとともに、上記第１のフィルタの出力信号が上記復調
回路に供給されて上記ＦＭ放送のオーディオ信号が取り
出され、上記テレビ放送の音声の受信時には、上記テレ
ビ放送の音声の信号が上記１対のミキサ回路において上
記１対の中間周波信号に周波数変換されるとともに、上
記第２のフィルタの出力信号が上記復調回路に供給され
て上記テレビ放送のオーディオ信号が取り出されるよう
にしたラジオ受信機とするものである。したがって、テ
レビ放送の音声の受信時におけるオーディオ信号のノイ
ズレベルが低くなる。
【００１４】
【発明の実施の形態】図１は、この発明による３バンド
受信機のＦＭ・ＴＶ受信部の一形態を示す。この受信部
は、ＦＭ放送およびテレビ放送のローバンド（第１チャ
ンネル〜第３チャンネル）の音声は、シングルスーパー
ヘテロダイン方式により受信するものであり、その中間
周波数は150ｋHzである。
受信機のＦＭ・ＴＶ受信部の一形態を示す。この受信部
は、ＦＭ放送およびテレビ放送のローバンド（第１チャ
ンネル〜第３チャンネル）の音声は、シングルスーパー
ヘテロダイン方式により受信するものであり、その中間
周波数は150ｋHzである。
【００１５】すなわち、ＦＭ放送およびテレビ放送のロ
ーバンドの受信時には、バンド切り換え用のスイッチ回
路８１〜８４が、システム制御用のマイクロコンピュー
タ（図示せず）により、図のようにＦＭ側の接点FMに接
続される。そして、放送波信号が、アンテナ１→分波回
路２→高周波アンプ３Ｆの信号ラインを通じて同調回路
４Ｆに供給され、目的とする周波数の放送波信号Ｓrが
選択される。
ーバンドの受信時には、バンド切り換え用のスイッチ回
路８１〜８４が、システム制御用のマイクロコンピュー
タ（図示せず）により、図のようにＦＭ側の接点FMに接
続される。そして、放送波信号が、アンテナ１→分波回
路２→高周波アンプ３Ｆの信号ラインを通じて同調回路
４Ｆに供給され、目的とする周波数の放送波信号Ｓrが
選択される。
【００１６】ここで、目的とする放送波信号Ｓrは、簡
単のため、 Ｓr ＝Ｅr・sinωrｔ ωr ＝２πｆr ・・・ (1) ｆr ：キャリア周波数 であるとする。また、以後の信号処理においては、各信
号の相対的な位相（および振幅）が関係するだけなの
で、上式および以後の説明においては、各信号の初期位
相は省略する。
単のため、 Ｓr ＝Ｅr・sinωrｔ ωr ＝２πｆr ・・・ (1) ｆr ：キャリア周波数 であるとする。また、以後の信号処理においては、各信
号の相対的な位相（および振幅）が関係するだけなの
で、上式および以後の説明においては、各信号の初期位
相は省略する。
【００１７】そして、この放送波信号Ｓrが、スイッチ
回路８１のＦＭ側接点FMを通じて直交変換のＩ軸および
Ｑ軸用のミキサ回路６１、６２に供給される。
回路８１のＦＭ側接点FMを通じて直交変換のＩ軸および
Ｑ軸用のミキサ回路６１、６２に供給される。
【００１８】さらに、ＰＬＬ２０のＶＣＯ２１におい
て、第１の局部発振信号Ｓ0が形成される。ここで、 Ｓ0 ＝Ｅ0・sinω0ｔ ω0＝２πｆ0 である。また、発振周波数ｆ0は、 ｆ0 ＝（ｆr＋ｆi）×２ ・・・ (2) ｆi：中間周波数。ｆi＝150ｋHz とされる。
て、第１の局部発振信号Ｓ0が形成される。ここで、 Ｓ0 ＝Ｅ0・sinω0ｔ ω0＝２πｆ0 である。また、発振周波数ｆ0は、 ｆ0 ＝（ｆr＋ｆi）×２ ・・・ (2) ｆi：中間周波数。ｆi＝150ｋHz とされる。
【００１９】そして、この発振信号Ｓ0が、分周回路３
１に供給され、１／２の周波数で、位相が互いに直交す
る分周信号Ｓ1a、Ｓ1bに分周される。すなわち、 Ｓ1a＝Ｅ1・cosω1ｔ Ｓ1b＝Ｅ1・sinω1ｔ ω1＝２π（ｆ0／２） ・・・ (3) の信号Ｓ1a、Ｓ1bに分周される。
１に供給され、１／２の周波数で、位相が互いに直交す
る分周信号Ｓ1a、Ｓ1bに分周される。すなわち、 Ｓ1a＝Ｅ1・cosω1ｔ Ｓ1b＝Ｅ1・sinω1ｔ ω1＝２π（ｆ0／２） ・・・ (3) の信号Ｓ1a、Ｓ1bに分周される。
【００２０】そして、これら信号Ｓ1a、Ｓ1bが、スイッ
チ回路８２、８３のＦＭ側接点FMを通じてミキサ回路６
１、６２に局部発振信号として供給されて信号Ｓrと乗
算され、ミキサ回路６１、６２からは、次のような信号
Ｓ61、Ｓ62が取り出される。すなわち、 Ｓ61＝Ｓr・Ｓ1a ＝Ｅr・sinωrｔ・Ｅ1・cosω1ｔ ＝α｛sin（ωr＋ω1）ｔ＋sin（ωr−ω1）ｔ｝ Ｓ62＝Ｓr・Ｓ1b ＝Ｅr・sinωrｔ・Ｅ1・sinω1ｔ ＝α｛−cos（ωr＋ω1）ｔ＋cos（ωr−ω1）ｔ｝ α＝Ｅr・Ｅ1 ／２ ので示される信号Ｓ61、Ｓ62が取り出される。
チ回路８２、８３のＦＭ側接点FMを通じてミキサ回路６
１、６２に局部発振信号として供給されて信号Ｓrと乗
算され、ミキサ回路６１、６２からは、次のような信号
Ｓ61、Ｓ62が取り出される。すなわち、 Ｓ61＝Ｓr・Ｓ1a ＝Ｅr・sinωrｔ・Ｅ1・cosω1ｔ ＝α｛sin（ωr＋ω1）ｔ＋sin（ωr−ω1）ｔ｝ Ｓ62＝Ｓr・Ｓ1b ＝Ｅr・sinωrｔ・Ｅ1・sinω1ｔ ＝α｛−cos（ωr＋ω1）ｔ＋cos（ωr−ω1）ｔ｝ α＝Ｅr・Ｅ1 ／２ ので示される信号Ｓ61、Ｓ62が取り出される。
【００２１】そして、後述するように、これら信号Ｓ6
1、Ｓ62のうち、角周波数（ωr−ω1）の信号成分が中
間周波信号として使用され、角周波数（ωr＋ω1 ）の
信号成分は中間周波フィルタにより除去されるので、簡
単のため、上式の角周波数（ωr＋ω1）の信号成分を無
視すると、 Ｓ61＝α・sin（ωr−ω1）ｔ Ｓ62＝α・cos（ωr−ω1）ｔ となる。
1、Ｓ62のうち、角周波数（ωr−ω1）の信号成分が中
間周波信号として使用され、角周波数（ωr＋ω1 ）の
信号成分は中間周波フィルタにより除去されるので、簡
単のため、上式の角周波数（ωr＋ω1）の信号成分を無
視すると、 Ｓ61＝α・sin（ωr−ω1）ｔ Ｓ62＝α・cos（ωr−ω1）ｔ となる。
【００２２】そして、このとき、同調回路１からの放送
波信号Ｓrにイメージ信号Ｓmが含まれているとすれば、
そのイメージ信号Ｓm は、 Ｓm ＝Ｅm・sinωmｔ ωm＝ω1＋ωi ωi＝２πｆi であるから、このときの信号Ｓ61、Ｓ62は、 Ｓ61＝α・sin（ωr−ω1）ｔ＋β・sin（ωm−ω1）ｔ Ｓ62＝α・cos（ωr−ω1）ｔ＋β・cos（ωm−ω1）ｔ β＝Ｅm・Ｅ1／２ となる。
波信号Ｓrにイメージ信号Ｓmが含まれているとすれば、
そのイメージ信号Ｓm は、 Ｓm ＝Ｅm・sinωmｔ ωm＝ω1＋ωi ωi＝２πｆi であるから、このときの信号Ｓ61、Ｓ62は、 Ｓ61＝α・sin（ωr−ω1）ｔ＋β・sin（ωm−ω1）ｔ Ｓ62＝α・cos（ωr−ω1）ｔ＋β・cos（ωm−ω1）ｔ β＝Ｅm・Ｅ1／２ となる。
【００２３】そして、このとき、 ωr＜ω1＜ωm であるから、上式は、 Ｓ61＝α・sin（ωr−ω1）ｔ＋β・sin（ωm−ω1）ｔ ＝−α・sin（ω1−ωr）ｔ＋β・sin（ωm−ω1）ｔ Ｓ62＝α・cos（ωr−ω1）ｔ＋β・cos（ωm−ω1）ｔ ＝α・cos（ω1−ωr）ｔ＋β・cos（ωm−ω1）ｔ となる。
【００２４】そして、これら信号Ｓ61、Ｓ62が、移相回
路７１、７２に供給される。この移相回路７１、７２
は、例えば、コンデンサ、抵抗器およびオぺアンプを使
用したアクティブフィルタにより構成される。そして、
信号Ｓ61は、移相回路７１において値φだけ移相されて
信号Ｓ71とされ、信号Ｓ62は、移相回路７２において値
（φ＋90°）だけ移相されて信号Ｓ72とされる。
路７１、７２に供給される。この移相回路７１、７２
は、例えば、コンデンサ、抵抗器およびオぺアンプを使
用したアクティブフィルタにより構成される。そして、
信号Ｓ61は、移相回路７１において値φだけ移相されて
信号Ｓ71とされ、信号Ｓ62は、移相回路７２において値
（φ＋90°）だけ移相されて信号Ｓ72とされる。
【００２５】したがって、 Ｓ71＝信号Ｓ61を値φだけ移相した信号 ＝−α・sin｛（ω1−ωr）ｔ＋φ｝＋β・sin｛（ωm
−ω1）ｔ＋φ｝ Ｓ72＝信号Ｓ62を値（90°＋φ）だけ移相した信号 ＝α・cos｛（ω1−ωr）ｔ＋90°＋φ｝＋β・cos
｛（ωm−ω1）ｔ＋90°＋φ｝ ＝−α・sin｛（ω1−ωr）ｔ＋φ｝−β・sin｛（ωm
−ω1）ｔ＋φ｝ となる。
−ω1）ｔ＋φ｝ Ｓ72＝信号Ｓ62を値（90°＋φ）だけ移相した信号 ＝α・cos｛（ω1−ωr）ｔ＋90°＋φ｝＋β・cos
｛（ωm−ω1）ｔ＋90°＋φ｝ ＝−α・sin｛（ω1−ωr）ｔ＋φ｝−β・sin｛（ωm
−ω1）ｔ＋φ｝ となる。
【００２６】そして、この信号Ｓ71、Ｓ72において、位
相φは共通であり、今の場合、信号Ｓ71と信号Ｓ72との
間の位相差だけが意味を持つので、その位相φを無視す
ると、上式は、 Ｓ71＝−α・sin（ω1−ωr）ｔ＋β・sin（ωm−ω1）
ｔ Ｓ72＝−α・sin（ω1−ωr）ｔ−β・sin（ωm−ω1）
ｔ となる。
相φは共通であり、今の場合、信号Ｓ71と信号Ｓ72との
間の位相差だけが意味を持つので、その位相φを無視す
ると、上式は、 Ｓ71＝−α・sin（ω1−ωr）ｔ＋β・sin（ωm−ω1）
ｔ Ｓ72＝−α・sin（ω1−ωr）ｔ−β・sin（ωm−ω1）
ｔ となる。
【００２７】そして、これら信号Ｓ71、Ｓ72が加算回路
８に供給されて加算され、加算回路８からは、 Ｓ8 ＝Ｓ71＋Ｓ72 ＝−α・sin（ω1−ωr）ｔ＋β・sin（ωm−ω1）ｔ＋
｛−α・sin（ω1−ωr）ｔ−β・sin（ωm−ω1）ｔ｝ ＝−２α・sin（ω1−ωr）ｔ で示される信号Ｓ8が取り出される。
８に供給されて加算され、加算回路８からは、 Ｓ8 ＝Ｓ71＋Ｓ72 ＝−α・sin（ω1−ωr）ｔ＋β・sin（ωm−ω1）ｔ＋
｛−α・sin（ω1−ωr）ｔ−β・sin（ωm−ω1）ｔ｝ ＝−２α・sin（ω1−ωr）ｔ で示される信号Ｓ8が取り出される。
【００２８】そして、この式に(3)、(1)式を代入する
と、 Ｓ8 ＝−２α・sin｛（２π（ｆ0／２）−２πｆr｝ｔ となるが、さらに、(2)式を代入すると、 Ｓ8 ＝−２α・sin｛（２π（ｆr＋ｆi）−２πｆr｝ｔ ＝−２α・sin２πｆiｔ ｆi＝150ｋHz となる。
と、 Ｓ8 ＝−２α・sin｛（２π（ｆ0／２）−２πｆr｝ｔ となるが、さらに、(2)式を代入すると、 Ｓ8 ＝−２α・sin｛（２π（ｆr＋ｆi）−２πｆr｝ｔ ＝−２α・sin２πｆiｔ ｆi＝150ｋHz となる。
【００２９】したがって、信号Ｓ8は目的と放送波信号
Ｓrの中間周波信号である。また、放送波信号Ｓrにイメ
ージ信号Ｓmが含まれていても、この中間周波信号Ｓ8に
おいては、イメージ信号Ｓmによる信号成分はキャンセ
ルされて含まれないことになる。
Ｓrの中間周波信号である。また、放送波信号Ｓrにイメ
ージ信号Ｓmが含まれていても、この中間周波信号Ｓ8に
おいては、イメージ信号Ｓmによる信号成分はキャンセ
ルされて含まれないことになる。
【００３０】こうして、加算回路８からは、放送波信号
Ｓrから変換された中間周波信号Ｓ8（および角周波数
（ωr＋ω1）の信号成分など）が取り出される。
Ｓrから変換された中間周波信号Ｓ8（および角周波数
（ωr＋ω1）の信号成分など）が取り出される。
【００３１】そして、この中間周波信号Ｓ8が、スイッ
チ回路８４のＦＭ側接点FMを通じて中間周波フィルタ用
のローパスフィルタ９Ｆに供給される。このローパスフ
ィルタ９Ｆは、例えば、コンデンサ、抵抗器およびオペ
アンプを使用したアクティブフィルタにより構成され、
その周波数特性は、例えば図２に曲線ＡFMで示すような
特性とされ、カットオフ周波数は270ｋHz程度とされ
る。したがって、フィルタ９Ｆにおいて、不要な信号成
分が除去され、中間周波信号Ｓ8だけが取り出される。
チ回路８４のＦＭ側接点FMを通じて中間周波フィルタ用
のローパスフィルタ９Ｆに供給される。このローパスフ
ィルタ９Ｆは、例えば、コンデンサ、抵抗器およびオペ
アンプを使用したアクティブフィルタにより構成され、
その周波数特性は、例えば図２に曲線ＡFMで示すような
特性とされ、カットオフ周波数は270ｋHz程度とされ
る。したがって、フィルタ９Ｆにおいて、不要な信号成
分が除去され、中間周波信号Ｓ8だけが取り出される。
【００３２】そして、この取り出された中間周波信号Ｓ
8が、リミッタアンプ１１を通じてＦＭ復調回路１２に
供給されてオーディオ信号が復調され、このオーディオ
信号がアンプ１３を通じてイヤホンあるいはスピーカ１
４に供給される。
8が、リミッタアンプ１１を通じてＦＭ復調回路１２に
供給されてオーディオ信号が復調され、このオーディオ
信号がアンプ１３を通じてイヤホンあるいはスピーカ１
４に供給される。
【００３３】そして、この場合、(2)式から ｆr＝ｆ0／２−ｆi であるから、ＶＣＯ２１の発振周波数ｆ0を、152.3ＭHz
から216.3ＭHzの範囲で変化させれば、受信周波数ｆr
が、76ＭHz〜108ＭHzの間を変化するので、ＦＭ放送お
よびテレビ放送のローバンド（第１チャンネル〜第３チ
ャンネル）の音声を受信できることになる。
から216.3ＭHzの範囲で変化させれば、受信周波数ｆr
が、76ＭHz〜108ＭHzの間を変化するので、ＦＭ放送お
よびテレビ放送のローバンド（第１チャンネル〜第３チ
ャンネル）の音声を受信できることになる。
【００３４】一方、テレビ放送のハイバンド（第４チャ
ンネル〜第12チャンネル）の音声は、ダブルスーパーヘ
テロダイン方式により受信するものであり、第１中間周
波数は19.4ＭHz〜24.5ＭHz、第２中間周波数は約150ｋH
zである（どちらの中間周波数も、受信チャンネルによ
り変化する）。
ンネル〜第12チャンネル）の音声は、ダブルスーパーヘ
テロダイン方式により受信するものであり、第１中間周
波数は19.4ＭHz〜24.5ＭHz、第２中間周波数は約150ｋH
zである（どちらの中間周波数も、受信チャンネルによ
り変化する）。
【００３５】すなわち、テレビ放送のハイバンドの受信
時には、バンド切り換え用のスイッチ回路８１〜８４
が、システム制御用のマイクロコンピュータにより、図
とは逆にＴＶ側の接点TVに接続される。そして、放送波
信号が、アンテナ１→分波回路２→高周波アンプ３Ｔの
信号ラインを通じて同調回路４Ｔに供給され、目的とす
る周波数の放送波信号Ｓrが選択される。
時には、バンド切り換え用のスイッチ回路８１〜８４
が、システム制御用のマイクロコンピュータにより、図
とは逆にＴＶ側の接点TVに接続される。そして、放送波
信号が、アンテナ１→分波回路２→高周波アンプ３Ｔの
信号ラインを通じて同調回路４Ｔに供給され、目的とす
る周波数の放送波信号Ｓrが選択される。
【００３６】そして、この放送波信号Ｓrが第１のミキ
サ回路５Ｔに供給される。また、ＶＣＯ２１の発振信号
Ｓ0が、第１のミキサ回路５Ｔに局部発振信号として供
給される。
サ回路５Ｔに供給される。また、ＶＣＯ２１の発振信号
Ｓ0が、第１のミキサ回路５Ｔに局部発振信号として供
給される。
【００３７】こうして、ミキサ回路５Ｔにおいて、信号
Ｓrと信号Ｓ0とが乗算され、ミキサ回路５Ｔからは、次
のような信号Ｓ51が取り出される。すなわち、 Ｓ51＝Ｓr・Ｓ0 ＝Ｅr・sinωrｔ・Ｅ0・sinω0ｔ ＝γ｛−cos（ωr＋ω0）ｔ＋cos（ωr−ω0）ｔ｝ γ＝Ｅr・Ｅ0 ／２ で示される第１中間周波信号Ｓ51が取り出される。
Ｓrと信号Ｓ0とが乗算され、ミキサ回路５Ｔからは、次
のような信号Ｓ51が取り出される。すなわち、 Ｓ51＝Ｓr・Ｓ0 ＝Ｅr・sinωrｔ・Ｅ0・sinω0ｔ ＝γ｛−cos（ωr＋ω0）ｔ＋cos（ωr−ω0）ｔ｝ γ＝Ｅr・Ｅ0 ／２ で示される第１中間周波信号Ｓ51が取り出される。
【００３８】そして、この信号Ｓ51のうち、角周波数
（ωr−ω0）の信号成分が第１中間周波信号として使用
され、角周波数（ωr＋ω0 ）の信号成分は中間周波フ
ィルタにより除去されるので、簡単のため、上式の角周
波数（ωr＋ω0）の信号成分を無視すると、 Ｓ51＝γ・cos（ωr−ω0）ｔ となる。
（ωr−ω0）の信号成分が第１中間周波信号として使用
され、角周波数（ωr＋ω0 ）の信号成分は中間周波フ
ィルタにより除去されるので、簡単のため、上式の角周
波数（ωr＋ω0）の信号成分を無視すると、 Ｓ51＝γ・cos（ωr−ω0）ｔ となる。
【００３９】また、ここで、 ωr −ω0 ＝ωi1 ＝２πｆi1 とすれば、この周波数ｆi1は、第１中間周波数である。
【００４０】そして、この信号Ｓ51が、バンド切り換え
用のスイッチ回路８１のＴＶ側接点TVを通じて、ミキサ
回路６１、６２に供給される。
用のスイッチ回路８１のＴＶ側接点TVを通じて、ミキサ
回路６１、６２に供給される。
【００４１】また、分周回路３１からの信号Ｓ1a、Ｓ1b
が、分周回路３２に供給され、１／４の周波数で、位相
が互いに直交する信号Ｓ2a、Ｓ2bに分周される。すなわ
ち、 Ｓ2a＝Ｅ2・cosω2ｔ Ｓ2b＝Ｅ2・sinω2ｔ ω2 ＝ω1／４ ＝２π（ｆ0／８） ・・・ (4) で示される信号Ｓ2a、Ｓ2bに分周される。
が、分周回路３２に供給され、１／４の周波数で、位相
が互いに直交する信号Ｓ2a、Ｓ2bに分周される。すなわ
ち、 Ｓ2a＝Ｅ2・cosω2ｔ Ｓ2b＝Ｅ2・sinω2ｔ ω2 ＝ω1／４ ＝２π（ｆ0／８） ・・・ (4) で示される信号Ｓ2a、Ｓ2bに分周される。
【００４２】そして、これら信号Ｓ2a、Ｓ2bが、スイッ
チ回路８２、８３のＴＶ側接点TVを通じてミキサ回路６
１、６２に供給されて信号Ｓ51とそれぞれ乗算される。
チ回路８２、８３のＴＶ側接点TVを通じてミキサ回路６
１、６２に供給されて信号Ｓ51とそれぞれ乗算される。
【００４３】したがって、以後、ＦＭ放送の受信時と同
様にして、加算回路８からは、 Ｓ8 ＝Ｓ71＋Ｓ72 ＝−２δ・sin｛ω2−（ωr−ω0）｝ｔ ・・・ (5) δ＝γ・Ｅ2／２ で示される第２中間周波信号Ｓ8が取り出される。
様にして、加算回路８からは、 Ｓ8 ＝Ｓ71＋Ｓ72 ＝−２δ・sin｛ω2−（ωr−ω0）｝ｔ ・・・ (5) δ＝γ・Ｅ2／２ で示される第２中間周波信号Ｓ8が取り出される。
【００４４】そして、この第２中間周波信号Ｓ8が、ス
イッチ回路８４のＴＶ側接点TVを通じて中間周波フィル
タ用のローパスフィルタ９Ｔに供給される。このローパ
スフィルタ９Ｔは、例えば、コンデンサ、抵抗器および
オペアンプを使用したアクティブフィルタにより構成さ
れ、その周波数特性は、例えば図２に曲線ＡTVで示すよ
うな特性とされ、カットオフ周波数は90ｋHz程度とされ
る。したがって、フィルタ９Ｔにおいて、不要な信号成
分が除去され、中間周波信号Ｓ8だけが取り出される。
イッチ回路８４のＴＶ側接点TVを通じて中間周波フィル
タ用のローパスフィルタ９Ｔに供給される。このローパ
スフィルタ９Ｔは、例えば、コンデンサ、抵抗器および
オペアンプを使用したアクティブフィルタにより構成さ
れ、その周波数特性は、例えば図２に曲線ＡTVで示すよ
うな特性とされ、カットオフ周波数は90ｋHz程度とされ
る。したがって、フィルタ９Ｔにおいて、不要な信号成
分が除去され、中間周波信号Ｓ8だけが取り出される。
【００４５】そして、この取り出された中間周波信号Ｓ
8が、リミッタアンプ１１を通じてＦＭ復調回路１２に
供給されてオーディオ信号が復調され、このオーディオ
信号がアンプ１３を通じてスピーカ１４に供給される。
8が、リミッタアンプ１１を通じてＦＭ復調回路１２に
供給されてオーディオ信号が復調され、このオーディオ
信号がアンプ１３を通じてスピーカ１４に供給される。
【００４６】そして、この場合、テレビ放送のハイバン
ドの音声キャリア周波数ｆrは、図３の左欄に示すとお
りである。また、(5)式において、 ω2−（ωr−ω0）＝２πｆｉ２ とすれば、この式に（４）式を代入して、 ２πｆi2＝ω2−（ωr−ω0） ＝２π（ｆ0／８）−（２πｆr−２πｆ0） ∴ ｆi2＝９／８・ｆ0−ｆr となる。なお、この周波数ｆi2は第２中間周波信号Ｓ8
の周波数であるから、この周波数ｆi2は第２中間周波周
波数である。
ドの音声キャリア周波数ｆrは、図３の左欄に示すとお
りである。また、(5)式において、 ω2−（ωr−ω0）＝２πｆｉ２ とすれば、この式に（４）式を代入して、 ２πｆi2＝ω2−（ωr−ω0） ＝２π（ｆ0／８）−（２πｆr−２πｆ0） ∴ ｆi2＝９／８・ｆ0−ｆr となる。なお、この周波数ｆi2は第２中間周波信号Ｓ8
の周波数であるから、この周波数ｆi2は第２中間周波周
波数である。
【００４７】したがって、ＶＣＯ２１の発振周波数ｆ0
を、156.35ＭHz〜197.25ＭHzの間において、図２の中欄
に示すように変化させれば、第２中間周波数ｆi2は、図
２の右欄のようになり、ほぼ150ｋHzとなる。したがっ
て、テレビ放送のハイバンドの音声を受信できることに
なる。
を、156.35ＭHz〜197.25ＭHzの間において、図２の中欄
に示すように変化させれば、第２中間周波数ｆi2は、図
２の右欄のようになり、ほぼ150ｋHzとなる。したがっ
て、テレビ放送のハイバンドの音声を受信できることに
なる。
【００４８】なお、このとき、第２中間周波数ｆi2は、
ＦＭ放送の受信時の中間周波数150ｋHzからずれている
が、そのずれは復調回路１２の復調特性の直線範囲から
はずれるほど大きくはないので、問題はない。
ＦＭ放送の受信時の中間周波数150ｋHzからずれている
が、そのずれは復調回路１２の復調特性の直線範囲から
はずれるほど大きくはないので、問題はない。
【００４９】こうして、このＦＭ・ＴＶ受信部によれ
ば、ＦＭ放送およびテレビ放送の音声を受信することが
できるが、この場合、一般に、ＦＭ復調回路から出力さ
れるノイズは、受信機自身で発生するノイズのレベルＰ
THにより決定され、 ＰTH＝８ｋＴＢＦn ｋ ：ボルツマン定数 Ｔ ：絶対温度 Ｂ ：等価雑音帯域幅〔Hz〕 Ｆn ：雑音指数 で示される。
ば、ＦＭ放送およびテレビ放送の音声を受信することが
できるが、この場合、一般に、ＦＭ復調回路から出力さ
れるノイズは、受信機自身で発生するノイズのレベルＰ
THにより決定され、 ＰTH＝８ｋＴＢＦn ｋ ：ボルツマン定数 Ｔ ：絶対温度 Ｂ ：等価雑音帯域幅〔Hz〕 Ｆn ：雑音指数 で示される。
【００５０】そして、図１の受信部においては、等価雑
音帯域幅Ｂはローパスフィルタ９Ｆ、９Ｔにより決定さ
れ、ＦＭ放送の受信時にはＢ≒270ｋHz、テレビ放送の
ハイバンドの音声の受信時にはＢ≒90ｋHzとなる。した
がって、テレビ放送のハイバンドの音声の受信時に復調
回路１２から出力されるノイズのレベルは、ＦＭ放送の
受信時に比べて約１／３に低くなる。
音帯域幅Ｂはローパスフィルタ９Ｆ、９Ｔにより決定さ
れ、ＦＭ放送の受信時にはＢ≒270ｋHz、テレビ放送の
ハイバンドの音声の受信時にはＢ≒90ｋHzとなる。した
がって、テレビ放送のハイバンドの音声の受信時に復調
回路１２から出力されるノイズのレベルは、ＦＭ放送の
受信時に比べて約１／３に低くなる。
【００５１】したがって、テレビ放送の音声による変調
度がＦＭ放送の音声による変調度よりも小さいことによ
り、テレビ放送の音声の受信時に復調回路１２から出力
されるオーディオ信号のレベルが、ＦＭ放送の受信時よ
り小さくても、そのオーディオ信号のＳ／Ｎの低下を防
止することができる。
度がＦＭ放送の音声による変調度よりも小さいことによ
り、テレビ放送の音声の受信時に復調回路１２から出力
されるオーディオ信号のレベルが、ＦＭ放送の受信時よ
り小さくても、そのオーディオ信号のＳ／Ｎの低下を防
止することができる。
【００５２】また、テレビ放送のハイバンドの音声を受
信する場合には、その音声キャリア周波数は６ＭHz（一
部は４ＭHz）の間隔なので、ローパスフィルタ９Ｔは急
峻な選択度特性が要求されず、例えば２次のローパスフ
ィルタでよい。さらに、目的とする音声と同一チャンネ
ルの映像信号は、近接した周波数帯域を占めているが、
ＡＭ変調であるとともに、その変調度も低いので、この
点からも、ローパスフィルタ９Ｔの選択度特性は、あま
り急峻でなくてよい。
信する場合には、その音声キャリア周波数は６ＭHz（一
部は４ＭHz）の間隔なので、ローパスフィルタ９Ｔは急
峻な選択度特性が要求されず、例えば２次のローパスフ
ィルタでよい。さらに、目的とする音声と同一チャンネ
ルの映像信号は、近接した周波数帯域を占めているが、
ＡＭ変調であるとともに、その変調度も低いので、この
点からも、ローパスフィルタ９Ｔの選択度特性は、あま
り急峻でなくてよい。
【００５３】したがって、本来ならば、ローパスフィル
タ９Ｔのカットオフ周波数を低くすると、ＩＣ化したと
きの占有面積が大きくなり、ＩＣのコストの上昇を招く
はずであるが、ローパスフィルタ９Ｔは上記のように低
い次数にすることができるので、占有面積の増大を抑え
ることができ、したがって、ＩＣとしてのコストの上昇
を抑えることができる。
タ９Ｔのカットオフ周波数を低くすると、ＩＣ化したと
きの占有面積が大きくなり、ＩＣのコストの上昇を招く
はずであるが、ローパスフィルタ９Ｔは上記のように低
い次数にすることができるので、占有面積の増大を抑え
ることができ、したがって、ＩＣとしてのコストの上昇
を抑えることができる。
【００５４】また、ＶＣＯ２１の発振周波数ｆ0の変化
範囲は、上記のように、 ＦＭ放送およびテレビ放送のローバンド ……… 152.3 ＭHz〜216.3 ＭHz テレビ放送のハイバンドのとき ……… 156.35ＭHz〜197.25ＭHz であり、テレビ放送のハイバンドの音声を受信するとき
に必要とされる周波数ｆ0の変化範囲は、ＦＭ放送およ
びテレビ放送のローバンドの音声を受信するときの周波
数ｆ0の変化範囲に含まれる。
範囲は、上記のように、 ＦＭ放送およびテレビ放送のローバンド ……… 152.3 ＭHz〜216.3 ＭHz テレビ放送のハイバンドのとき ……… 156.35ＭHz〜197.25ＭHz であり、テレビ放送のハイバンドの音声を受信するとき
に必要とされる周波数ｆ0の変化範囲は、ＦＭ放送およ
びテレビ放送のローバンドの音声を受信するときの周波
数ｆ0の変化範囲に含まれる。
【００５５】したがって、ＶＣＯ２１は、これまでのも
のでよく、特別な構成とする必要がないので、コストの
上昇を抑えることができ、ＦＭ・ＡＭの２バンド受信機
とほぼ同じコストで、ＡＭ・ＦＭ・ＴＶの３バンド受信
機を実現することができる。さらに、大部分の回路をＩ
Ｃ化することができ、したがって、ＦＭ放送およびテレ
ビ放送の音声の受信用のＩＣを１チップで提供すること
ができる。
のでよく、特別な構成とする必要がないので、コストの
上昇を抑えることができ、ＦＭ・ＡＭの２バンド受信機
とほぼ同じコストで、ＡＭ・ＦＭ・ＴＶの３バンド受信
機を実現することができる。さらに、大部分の回路をＩ
Ｃ化することができ、したがって、ＦＭ放送およびテレ
ビ放送の音声の受信用のＩＣを１チップで提供すること
ができる。
【００５６】なお、上述において、分周回路３１、３２
の分周比は、他の値にすることもできる。また、ＡＭ放
送の受信回路と一体化することもできる。
の分周比は、他の値にすることもできる。また、ＡＭ放
送の受信回路と一体化することもできる。
【００５７】
【発明の効果】この発明によれば、ＦＭ・ＴＶ受信機に
おいて、テレビ放送の音声の受信時におけるＳ／Ｎの低
下を防ぐことができる。しかも、大部分の回路をＩＣ化
することができ、ＦＭ放送およびテレビ放送の音声の受
信用のＩＣを１チップで提供することができる。また、
テレビ放送の音声を受信できるようにしても、コストの
上昇を抑えることができる。
おいて、テレビ放送の音声の受信時におけるＳ／Ｎの低
下を防ぐことができる。しかも、大部分の回路をＩＣ化
することができ、ＦＭ放送およびテレビ放送の音声の受
信用のＩＣを１チップで提供することができる。また、
テレビ放送の音声を受信できるようにしても、コストの
上昇を抑えることができる。
【図１】この発明の一形態を示す系統図である。
【図２】この発明を説明するための特性図である。
【図３】この発明を説明するための数値表の図である。
【図４】この発明を説明するための系統図である。
１…アンテナ、２…分波回路、３Ｆおよび３Ｔ…高周波
アンプ、４Ｆおよび４Ｔ…同調回路、５Ｔ…ミキサ回
路、８…加算回路、９Ｆおよび９Ｔ…ローパスフィル
タ、１１…リミッタアンプ、１２…ＦＭ復調回路、１３
…アンプ、１４…スピーカ、２０…ＰＬＬ、２１…ＶＣ
Ｏ、３１および３２…分周回路、６１および６２…ミキ
サ回路、７１および７２…移相回路、８１〜８４…バン
ド切り換え用スイッチ回路
アンプ、４Ｆおよび４Ｔ…同調回路、５Ｔ…ミキサ回
路、８…加算回路、９Ｆおよび９Ｔ…ローパスフィル
タ、１１…リミッタアンプ、１２…ＦＭ復調回路、１３
…アンプ、１４…スピーカ、２０…ＰＬＬ、２１…ＶＣ
Ｏ、３１および３２…分周回路、６１および６２…ミキ
サ回路、７１および７２…移相回路、８１〜８４…バン
ド切り換え用スイッチ回路
Claims (3)
- 【請求項１】位相が互いに直交する１対の局部発振信号
を形成する回路と、 ＦＭ放送の受信時と、テレビ放送の音声の受信時とで、
上記ＦＭ放送の放送波信号と、上記テレビ放送の音声の
信号とが選択的に供給され、この供給された信号を、上
記１対の局部発振信号により、位相が互いに直交する１
対の中間周波信号に周波数変換する１対のミキサ回路
と、 このミキサ回路から出力される上記１対の中間周波信号
に対して移相処理を行う１対の移相回路と、 この１対の移相回路の出力信号を演算して目的とする放
送波信号の中間周波信号を含む信号を出力する演算回路
と、 この演算回路の出力信号が供給され、上記目的とする放
送波信号の中間周波信号を取り出す第１および第２のフ
ィルタと、 この第１および第２のフィルタの出力信号が選択的に供
給されてオーディオ信号の復調を行う復調回路とを有
し、 上記第１のフィルタは、上記ＦＭ放送における変調度に
対応した選択度特性とされ、 上記第２のフィルタは、上記テレビ放送の音声における
変調度に対応した選択度特性とされ、 上記ＦＭ放送の受信時には、上記ＦＭ放送の放送波信号
が上記１対のミキサ回路において上記１対の中間周波信
号に周波数変換されるとともに、上記第１のフィルタの
出力信号が上記復調回路に供給されて上記ＦＭ放送のオ
ーディオ信号が取り出され、 上記テレビ放送の音声の受信時には、上記テレビ放送の
音声の信号が上記１対のミキサ回路において上記１対の
中間周波信号に周波数変換されるとともに、上記第２の
フィルタの出力信号が上記復調回路に供給されて上記テ
レビ放送のオーディオ信号が取り出されるようにしたラ
ジオ受信機。 - 【請求項２】第１の局部発振信号を形成する第１の発振
回路と、 この第１の局部発振信号を分周して位相が互いに直交す
る１対の第２の局部発振信号を形成する分周回路と、 テレビ放送の音声放送波信号を、上記第１の局部発振信
号により、第１の中間周波信号に周波数変換する第１の
ミキサ回路と、 上記第１の中間周波信号と、ＦＭ放送の放送波信号とが
選択的に供給されるとともに、この供給された信号を、
上記第２の局部発振信号により、位相が互いに直交する
１対の中間周波信号に周波数変換する１対の第２のミキ
サ回路と、 この第２のミキサ回路から出力される上記１対の中間周
波信号に対して移相処理を行う１対の移相回路と、 この１対の移相回路の出力信号を演算して目的とする放
送波信号の中間周波信号を含む信号を出力する演算回路
と、 この演算回路の出力信号が供給され、上記目的とする放
送波信号の中間周波信号を取り出す第１および第２のフ
ィルタと、 この第１および第２のフィルタの出力信号が選択的に供
給されてオーディオ信号の復調を行う復調回路とを有
し、 上記第１のフィルタは、上記ＦＭ放送における変調度に
対応した選択度特性とされ、 上記第２のフィルタは、上記テレビ放送の音声における
変調度に対応した選択度特性とされ、 上記ＦＭ放送の受信時には、上記ＦＭ放送の放送波信号
が上記１対のミキサ回路において上記１対の中間周波信
号に周波数変換されるとともに、上記第１のフィルタの
出力信号が上記復調回路に供給されて上記ＦＭ放送のオ
ーディオ信号が取り出され、 上記テレビ放送の音声の受信時には、上記テレビ放送の
音声放送波信号から周波数変換された上記第１の中間周
波信号が、上記１対のミキサ回路において上記１対の中
間周波信号に周波数変換されるとともに、上記第２のフ
ィルタの出力信号が上記復調回路に供給されて上記テレ
ビ放送のオーディオ信号が取り出されるようにしたラジ
オ受信機。 - 【請求項３】請求項１あるいは請求項２に記載のラジオ
受信機において、 上記テレビ放送の受信バンドは、上記テレビ放送のハイ
バンドであり、 上記ＦＭ放送の受信バンドは、上記ＦＭ放送および上記
テレビ放送のローバンドであるようにしたラジオ受信
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10300479A JP2000134126A (ja) | 1998-10-22 | 1998-10-22 | ラジオ受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10300479A JP2000134126A (ja) | 1998-10-22 | 1998-10-22 | ラジオ受信機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000134126A true JP2000134126A (ja) | 2000-05-12 |
Family
ID=17885305
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10300479A Pending JP2000134126A (ja) | 1998-10-22 | 1998-10-22 | ラジオ受信機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000134126A (ja) |
-
1998
- 1998-10-22 JP JP10300479A patent/JP2000134126A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
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|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070713 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
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|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080213 |