JPH09181067A - 半導体基板の製造法 - Google Patents
半導体基板の製造法Info
- Publication number
- JPH09181067A JPH09181067A JP33722995A JP33722995A JPH09181067A JP H09181067 A JPH09181067 A JP H09181067A JP 33722995 A JP33722995 A JP 33722995A JP 33722995 A JP33722995 A JP 33722995A JP H09181067 A JPH09181067 A JP H09181067A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- semiconductor substrate
- resin film
- polyimide resin
- polyimide
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Formation Of Insulating Films (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポリイミド前駆体組成物を半導体基板にスピ
ン塗布し、熱処理して得られるポリイミド系樹脂膜の半
導体基板周縁部の盛り上がりを容易に除去し、半導体基
板面内のポリイミド系樹脂膜の厚みを均一にする半導体
基板の製造法を提供する。 【解決手段】 半導体基板の表面にポリイミド前駆体組
成物をスピン塗布し、さらに熱処理してポリイミド系樹
脂膜を形成した後、該基板の周縁部のポリイミド系樹脂
膜の盛り上がりをさらに該基板を回転させながら洗浄液
で洗い落して除去することを特徴とする半導体基板の製
造法。
ン塗布し、熱処理して得られるポリイミド系樹脂膜の半
導体基板周縁部の盛り上がりを容易に除去し、半導体基
板面内のポリイミド系樹脂膜の厚みを均一にする半導体
基板の製造法を提供する。 【解決手段】 半導体基板の表面にポリイミド前駆体組
成物をスピン塗布し、さらに熱処理してポリイミド系樹
脂膜を形成した後、該基板の周縁部のポリイミド系樹脂
膜の盛り上がりをさらに該基板を回転させながら洗浄液
で洗い落して除去することを特徴とする半導体基板の製
造法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリイミド樹脂膜
が表面に形成されてなる半導体基板の製造法、特に、高
粘度を有し、厚膜形成するためのポリイミド前駆体組成
物を半導体基板の表面上にスピン塗布して、熱処理する
ときに該基板の周縁部に形成される盛り上がった樹脂膜
を除去して、半導体基板上に多数形成されている半導体
装置の歩留まりを向上させる半導体基板の製造法に関す
る。
が表面に形成されてなる半導体基板の製造法、特に、高
粘度を有し、厚膜形成するためのポリイミド前駆体組成
物を半導体基板の表面上にスピン塗布して、熱処理する
ときに該基板の周縁部に形成される盛り上がった樹脂膜
を除去して、半導体基板上に多数形成されている半導体
装置の歩留まりを向上させる半導体基板の製造法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体素子などの各種電子部品の
表面保護膜や層間絶縁膜としてポリイミド系樹脂膜が用
いられている。ポリイミド系樹脂は、PSG、SiO、
SiNなどの無機絶縁膜に比較して凹凸の大きい基板上
に平坦な膜を形成できるとともに、1μm以上の厚い膜
を容易に形成でき、さらに他の有機材料に比較して耐熱
性が高いなどの利点を有するため、バイポーラICの層
間絶縁膜に採用され、最近ではメモリー素子のα線遮蔽
膜やバッファーコート膜として幅広く用いられている。
表面保護膜や層間絶縁膜としてポリイミド系樹脂膜が用
いられている。ポリイミド系樹脂は、PSG、SiO、
SiNなどの無機絶縁膜に比較して凹凸の大きい基板上
に平坦な膜を形成できるとともに、1μm以上の厚い膜
を容易に形成でき、さらに他の有機材料に比較して耐熱
性が高いなどの利点を有するため、バイポーラICの層
間絶縁膜に採用され、最近ではメモリー素子のα線遮蔽
膜やバッファーコート膜として幅広く用いられている。
【0003】半導体素子は、シリコンウェハー等の半導
体基板に多数形成される。そして、半導体素子に上記の
層間絶縁膜となるポリイミド系樹脂膜を形成するには、
このシリコンフェハー等の半導体基板上にポリイミド前
駆体組成物をスピン法などにより塗布し、さらに加熱処
理して形成される。このポリイミド系樹脂膜にはビアホ
ールなどのパターンが形成される。
体基板に多数形成される。そして、半導体素子に上記の
層間絶縁膜となるポリイミド系樹脂膜を形成するには、
このシリコンフェハー等の半導体基板上にポリイミド前
駆体組成物をスピン法などにより塗布し、さらに加熱処
理して形成される。このポリイミド系樹脂膜にはビアホ
ールなどのパターンが形成される。
【0004】しかし、ポリイミド前駆体組成物を半導体
素子が多数形成されたウエハー等の半導体基板表面上の
中心部に滴下してスピン塗布し、そのポリイミド前駆体
組成物が塗布された基板をホットプレート等を使用して
加熱処理すると、ウエハの周縁部でポリイミド系樹脂膜
に盛り上がり部分が形成され、膜厚が基板中心部に比べ
厚くなる。この後、ポリイミド系樹脂膜のパターン形成
のためにマスク材として使用しているフォトレジストを
成膜し、露光後エッチング処理すると、ウエハ表面の周
縁部が所定時間でエッチング残りが生じる。このとき前
記基板の周縁部で、ポリイミド系樹脂膜の盛り上がりが
形成された部分にある半導体素子が使用できなくなり、
歩留まりが低下する。また、基板がウェハーである場
合、このウエハ裏面研削の際、ポリイミド系樹脂膜の表
面に保護テープが該樹脂膜全面に均一に貼り付けること
ができず、保護効果が低下する。また、研削機にポリイ
ミド系樹脂膜側を真空吸着して支える場合、ウエハに反
りが生じて割れ易くなる。これらの問題は、使用するポ
リイミド系樹脂膜の形成する膜厚が厚くなるほど且つ低
速スピン塗布するほど生じ易い。
素子が多数形成されたウエハー等の半導体基板表面上の
中心部に滴下してスピン塗布し、そのポリイミド前駆体
組成物が塗布された基板をホットプレート等を使用して
加熱処理すると、ウエハの周縁部でポリイミド系樹脂膜
に盛り上がり部分が形成され、膜厚が基板中心部に比べ
厚くなる。この後、ポリイミド系樹脂膜のパターン形成
のためにマスク材として使用しているフォトレジストを
成膜し、露光後エッチング処理すると、ウエハ表面の周
縁部が所定時間でエッチング残りが生じる。このとき前
記基板の周縁部で、ポリイミド系樹脂膜の盛り上がりが
形成された部分にある半導体素子が使用できなくなり、
歩留まりが低下する。また、基板がウェハーである場
合、このウエハ裏面研削の際、ポリイミド系樹脂膜の表
面に保護テープが該樹脂膜全面に均一に貼り付けること
ができず、保護効果が低下する。また、研削機にポリイ
ミド系樹脂膜側を真空吸着して支える場合、ウエハに反
りが生じて割れ易くなる。これらの問題は、使用するポ
リイミド系樹脂膜の形成する膜厚が厚くなるほど且つ低
速スピン塗布するほど生じ易い。
【0005】このため、最近ではウエハ等の基板の表面
の周縁部にあるポリイミド系樹脂膜の盛り上がりを、
(1)スピン塗布時にポリイミド前駆体組成物の溶剤と
して用いられているN−メチル−2−ピロリドンなどの
極性有機溶剤をウエハ表面部に設置された洗浄ノズルか
らその周縁部に吹き付ける方法、(2)窒素ガスなどの
気体をその周縁部に直接吹き付ける方法などにより、除
去している。しかしながら、(1)の方法では、極性溶
剤の乾き性が悪いため、乾燥時間が長くなり生産性が劣
る。乾燥時間を短くすると完全に乾いていないため、こ
の状態でホットプレートにより加熱すると、ウエハ表面
端部に被膜のにじみが見られる。また、ポリイミド系樹
脂膜の膜厚を厚く形成する場合、スピン塗布時の回転数
が低速になり且つ回転時間が短くなる傾向があるため、
極性有機溶剤の吹き付け条件の設定が難しくなる。
(2)の方法ではポリイミド前駆体組成物の粘度によっ
てN 圧力の調整が必要である等の欠点がある。
の周縁部にあるポリイミド系樹脂膜の盛り上がりを、
(1)スピン塗布時にポリイミド前駆体組成物の溶剤と
して用いられているN−メチル−2−ピロリドンなどの
極性有機溶剤をウエハ表面部に設置された洗浄ノズルか
らその周縁部に吹き付ける方法、(2)窒素ガスなどの
気体をその周縁部に直接吹き付ける方法などにより、除
去している。しかしながら、(1)の方法では、極性溶
剤の乾き性が悪いため、乾燥時間が長くなり生産性が劣
る。乾燥時間を短くすると完全に乾いていないため、こ
の状態でホットプレートにより加熱すると、ウエハ表面
端部に被膜のにじみが見られる。また、ポリイミド系樹
脂膜の膜厚を厚く形成する場合、スピン塗布時の回転数
が低速になり且つ回転時間が短くなる傾向があるため、
極性有機溶剤の吹き付け条件の設定が難しくなる。
(2)の方法ではポリイミド前駆体組成物の粘度によっ
てN 圧力の調整が必要である等の欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリイミド
前駆体組成物を半導体基板にスピン塗布し、熱処理して
得られるポリイミド系樹脂膜の半導体基板周縁部の盛り
上がりを容易に除去し、半導体基板面内のポリイミド系
樹脂膜の厚みを均一にする半導体基板の製造法を提供す
るものである。
前駆体組成物を半導体基板にスピン塗布し、熱処理して
得られるポリイミド系樹脂膜の半導体基板周縁部の盛り
上がりを容易に除去し、半導体基板面内のポリイミド系
樹脂膜の厚みを均一にする半導体基板の製造法を提供す
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体基板の
表面にポリイミド前駆体組成物をスピン塗布し、さらに
熱処理してポリイミド系樹脂膜を形成した後、その半導
体基板の周縁部に形成されたポリイミド系樹脂膜の盛り
上がりをその半導体基板を回転させながら洗浄液で洗い
落して除去することを特徴とする半導体基板の製造法に
関する。上記の方法において、ポリイミド系樹脂膜を8
0〜160℃の温度で熱処理することが好ましく、さら
に、洗浄液でポリイミド系樹脂膜の盛り上がりを洗い落
しているとき、半導体基板を500〜2500rpmで回
転させることが好ましい。
表面にポリイミド前駆体組成物をスピン塗布し、さらに
熱処理してポリイミド系樹脂膜を形成した後、その半導
体基板の周縁部に形成されたポリイミド系樹脂膜の盛り
上がりをその半導体基板を回転させながら洗浄液で洗い
落して除去することを特徴とする半導体基板の製造法に
関する。上記の方法において、ポリイミド系樹脂膜を8
0〜160℃の温度で熱処理することが好ましく、さら
に、洗浄液でポリイミド系樹脂膜の盛り上がりを洗い落
しているとき、半導体基板を500〜2500rpmで回
転させることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるポリイミド系
樹脂膜の洗浄液は、例えば有機系溶剤としては、N,N
−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、シクロヘキサノン、N−メチル−2−ピロリドン等
が挙げられ、これらは2種以上併用してもよい。また、
洗浄処理後の乾燥性の向上のために、メタノール、イソ
プロパノール、エタノール等のアルコールを併用しても
よい。洗浄液として、アルカリ水溶液を使用してもよ
い。アルカリ水溶液としては、テトラメチルアンモニウ
ム、モノエタノールアミン等の水溶液が挙げられる。ア
ルカリ化合物の濃度は、ポリイミド樹脂膜が半導体基板
から剥離しない範囲の濃度に調製することが好ましく、
1〜5重量%が好ましい。
樹脂膜の洗浄液は、例えば有機系溶剤としては、N,N
−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、シクロヘキサノン、N−メチル−2−ピロリドン等
が挙げられ、これらは2種以上併用してもよい。また、
洗浄処理後の乾燥性の向上のために、メタノール、イソ
プロパノール、エタノール等のアルコールを併用しても
よい。洗浄液として、アルカリ水溶液を使用してもよ
い。アルカリ水溶液としては、テトラメチルアンモニウ
ム、モノエタノールアミン等の水溶液が挙げられる。ア
ルカリ化合物の濃度は、ポリイミド樹脂膜が半導体基板
から剥離しない範囲の濃度に調製することが好ましく、
1〜5重量%が好ましい。
【0009】本発明に用いられるポリイミド前駆体組成
物として、有機四塩基酸二無水物とジアミンとを有機溶
剤中で反応させて得られるポリアミド酸等が用いられ
る。有機四塩基酸二無水物をとしては、ピロメリット酸
無水物、3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラカ
ルポン酸二無水物、3,3′,4,4′−ビフエニルテ
トラカルボン酸二無水物、3,3′,4,4′−ビフエ
ニルエーテルテトラカルボン酸二無水物、1,2,5,
6−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、2,3,
6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、2,
3,5,6−ピリジンテトラカルボン酸二無水物、1,
4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、
3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸二無水
物、4,4′−スルホニルジフタル酸二無水物、3,
3′,4,4′−テトラフェニルシランテトラカルボン
酸二無水物、3,3′,4,4′−パーフルオロイソプ
ロピリデンテトラカルボン酸二無水物などの芳香族系化
合物、エチレンビストリメリット酸二無水物などの脂肪
族系化合物などか挙げられる。
物として、有機四塩基酸二無水物とジアミンとを有機溶
剤中で反応させて得られるポリアミド酸等が用いられ
る。有機四塩基酸二無水物をとしては、ピロメリット酸
無水物、3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラカ
ルポン酸二無水物、3,3′,4,4′−ビフエニルテ
トラカルボン酸二無水物、3,3′,4,4′−ビフエ
ニルエーテルテトラカルボン酸二無水物、1,2,5,
6−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、2,3,
6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、2,
3,5,6−ピリジンテトラカルボン酸二無水物、1,
4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、
3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸二無水
物、4,4′−スルホニルジフタル酸二無水物、3,
3′,4,4′−テトラフェニルシランテトラカルボン
酸二無水物、3,3′,4,4′−パーフルオロイソプ
ロピリデンテトラカルボン酸二無水物などの芳香族系化
合物、エチレンビストリメリット酸二無水物などの脂肪
族系化合物などか挙げられる。
【0010】前記ジアミンとしては、エチレンジアミ
ン、1,3−プロパンジアミン、テトラメチレンジアミ
ン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、ヘプタメチレンジアミン、オクタメチレンジアミ
ン、4,4′−ジアミノジフェニルエーテル、1,4−
ジアミノシクロヘキサン、4,4′−ジアミノジフエニ
ルメタン、4,4,−ジアミノジフェニルスルホン、
4,4′−ジアミノジフエニルスルフィド、ベンジン、
メタ−フェニレンジアミン、パラ−フェニレンジアミ
ン、2,2−ビス(4−アミフェノキシフェニル)プロ
パン、l,5−ナフタレンジアミン、2,6−ナフタレ
ンジアミン等が挙げられる。これらの化合物は単独てま
たは2種以上併用することもできる。
ン、1,3−プロパンジアミン、テトラメチレンジアミ
ン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、ヘプタメチレンジアミン、オクタメチレンジアミ
ン、4,4′−ジアミノジフェニルエーテル、1,4−
ジアミノシクロヘキサン、4,4′−ジアミノジフエニ
ルメタン、4,4,−ジアミノジフェニルスルホン、
4,4′−ジアミノジフエニルスルフィド、ベンジン、
メタ−フェニレンジアミン、パラ−フェニレンジアミ
ン、2,2−ビス(4−アミフェノキシフェニル)プロ
パン、l,5−ナフタレンジアミン、2,6−ナフタレ
ンジアミン等が挙げられる。これらの化合物は単独てま
たは2種以上併用することもできる。
【0011】ジアミンとしては、さらに、ジアミノシリ
コンをジアミンの総量に対して、1〜15重量%使用す
ることが密着性向上の上で好ましい。ジアミノシリコン
としては、化1〔一般式(I)〕
コンをジアミンの総量に対して、1〜15重量%使用す
ることが密着性向上の上で好ましい。ジアミノシリコン
としては、化1〔一般式(I)〕
【化1】 (ただし、式中、R1、R6は2価の炭化水素基、例え
ば、炭素数1〜4のアルキレン基、フェニレン基、炭素
数1〜4のアルキル基で置換されたフェニレン基等であ
り、これらは同一でも異なっていてもよく、R2、R3、
R4及びR5は1価の炭化水素基、例えば炭素数1〜4の
アルキル基、フェニル基であり、これらは同一でも異な
っていてもよく、mは1以上の整数を示す)で表される
化合物があり、具体的には、化2に示されるものがあ
る。
ば、炭素数1〜4のアルキレン基、フェニレン基、炭素
数1〜4のアルキル基で置換されたフェニレン基等であ
り、これらは同一でも異なっていてもよく、R2、R3、
R4及びR5は1価の炭化水素基、例えば炭素数1〜4の
アルキル基、フェニル基であり、これらは同一でも異な
っていてもよく、mは1以上の整数を示す)で表される
化合物があり、具体的には、化2に示されるものがあ
る。
【0012】
【化2】
【0013】ジアミンの一部にジアミノアミド化合物を
使用してもよい。この化合物の具体例としては、4,4
−ジアミノジフエニルエーテル−3−スルホンアミド、
3,4′−ジアミノジフエニルエーテル−4−スルホン
アミド、3,4′−ジアミノジフエニルエーテル−3′
−スルホンアミド、3,3′−ジアミノジフエニルエー
テル−4−スルホンアミド、4,4′−ジアミノジフェ
ニルメタン−3−スルホンアミド、3,4′−ジアミノ
ジフエニルメタン−4−スルホンアミド、3,4′−ジ
アミノジフエニルメタン−3′−スルホンアミド、3,
3′−ジアミノジフエニルメタン−4−スルホンアミ
ド、4,4′−ジアミノジフエニルスルホン−3−スル
ホンアミド、3,4′−ジアミノジフエニルスルホン−
4−スルホンアミド、3,4′−ジアミノジフエニルス
ルホン−3′−スルホンアミド、3,3′−ジアミノジ
フエニルスルホン−4−スルホンアミド、4,4′−ジ
アミノジフェニルサルファイド−3−スルホンアミド、
3,4′−ジアミノジフエニルサルファイド−4−スル
ホンアミド、3,3′−ジアミノジフェニルサルファイ
ド−4−スルホンアミド、3,4′−ジアミノジフエニ
ルサルファイド−3′−スルホンアミド、l,4−ジア
ミノベンゼン−2−スルホンアミド、4,4′−ジアミ
ノジフエニルエーテル−3−カルボンアミド、3,4′
−ジアミノジフエニルエーテル−4−カルボンアミド、
3,4−ジアミノジフエニルエーテル−3′−カルボン
アミド、3,3′−ジアミノジフエニルエーテル−4−
カルボンアミド、4,4′−ジアミノジフエニルメタン
−3−カルボンアミド、3,4′−ジアミノジフェニル
メタン−4−カルボンアミド、3,4′−ジアミノジフ
エニルメタン−3′−カルボンアミド、3,3′−ジア
ミノジフエニルメタン−4−カルボンアミド、4,4′
−ジアミノジフエニルスルホン−3−カルボンアミド、
3,4′−ジアミノジフエニルスルホン−4−カルポン
アミド、3,4′−ジアミノジフェニルスルホン−3′
−カルボンアミド、3,3′−ジアミノジフエニルスル
ホン−4−カルボンアミド、4,4′−ジアミノジフエ
ニルサルファイド−3−カルボンアミド、3,4′−ジ
アミノジフエニルサルファイド−4−カルボンアミド、
3,3′−ジアミノジフエニルサルファイド−4−カル
ボンアミド、3,4′−ジアミノジフエニルサルファイ
ド−4−カルボンアミド、3,3′−ジアミノジフェニ
ルサルファイド−4−カルボンアミド、3,4′−ジア
ミノジフェニルサルファイド−3′−スルホンアミド、
1,4−ジアミノベンゼン−2−カルボンアミドなどが
挙げられる。これらのジアミノアミド化合物は、2種以
上を併用することもできる。シアミノアミド化合物はジ
アミンの総量に対して、50重量%以下で使用すること
が好ましい。
使用してもよい。この化合物の具体例としては、4,4
−ジアミノジフエニルエーテル−3−スルホンアミド、
3,4′−ジアミノジフエニルエーテル−4−スルホン
アミド、3,4′−ジアミノジフエニルエーテル−3′
−スルホンアミド、3,3′−ジアミノジフエニルエー
テル−4−スルホンアミド、4,4′−ジアミノジフェ
ニルメタン−3−スルホンアミド、3,4′−ジアミノ
ジフエニルメタン−4−スルホンアミド、3,4′−ジ
アミノジフエニルメタン−3′−スルホンアミド、3,
3′−ジアミノジフエニルメタン−4−スルホンアミ
ド、4,4′−ジアミノジフエニルスルホン−3−スル
ホンアミド、3,4′−ジアミノジフエニルスルホン−
4−スルホンアミド、3,4′−ジアミノジフエニルス
ルホン−3′−スルホンアミド、3,3′−ジアミノジ
フエニルスルホン−4−スルホンアミド、4,4′−ジ
アミノジフェニルサルファイド−3−スルホンアミド、
3,4′−ジアミノジフエニルサルファイド−4−スル
ホンアミド、3,3′−ジアミノジフェニルサルファイ
ド−4−スルホンアミド、3,4′−ジアミノジフエニ
ルサルファイド−3′−スルホンアミド、l,4−ジア
ミノベンゼン−2−スルホンアミド、4,4′−ジアミ
ノジフエニルエーテル−3−カルボンアミド、3,4′
−ジアミノジフエニルエーテル−4−カルボンアミド、
3,4−ジアミノジフエニルエーテル−3′−カルボン
アミド、3,3′−ジアミノジフエニルエーテル−4−
カルボンアミド、4,4′−ジアミノジフエニルメタン
−3−カルボンアミド、3,4′−ジアミノジフェニル
メタン−4−カルボンアミド、3,4′−ジアミノジフ
エニルメタン−3′−カルボンアミド、3,3′−ジア
ミノジフエニルメタン−4−カルボンアミド、4,4′
−ジアミノジフエニルスルホン−3−カルボンアミド、
3,4′−ジアミノジフエニルスルホン−4−カルポン
アミド、3,4′−ジアミノジフェニルスルホン−3′
−カルボンアミド、3,3′−ジアミノジフエニルスル
ホン−4−カルボンアミド、4,4′−ジアミノジフエ
ニルサルファイド−3−カルボンアミド、3,4′−ジ
アミノジフエニルサルファイド−4−カルボンアミド、
3,3′−ジアミノジフエニルサルファイド−4−カル
ボンアミド、3,4′−ジアミノジフエニルサルファイ
ド−4−カルボンアミド、3,3′−ジアミノジフェニ
ルサルファイド−4−カルボンアミド、3,4′−ジア
ミノジフェニルサルファイド−3′−スルホンアミド、
1,4−ジアミノベンゼン−2−カルボンアミドなどが
挙げられる。これらのジアミノアミド化合物は、2種以
上を併用することもできる。シアミノアミド化合物はジ
アミンの総量に対して、50重量%以下で使用すること
が好ましい。
【0014】前記ジアミンの総量と前記の有機四塩基酸
二無水物とはほぼ等モルとして有機溶媒中で反応させて
得られる。この有機溶媒としては前記単量体化合物の総
てを溶解する必要はないが、生成する中間体を溶解する
ものが好ましく用いられる。このような有機溶媒として
は、例えばN−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメ
チルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジエチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、ヘキサメチルホスホルアミド、テトラメチレンスル
ホン、γ−ブチロラクトン、N−ビニル−ピロリドン、
ジイソブチルケトン、ブチルセロソルブアセテートなど
のl種または2極以上が用いられる。反応は、ジアミン
成分を有機溶媒中によく溶解させ、次に醸成分を加え、
50℃以下、より好ましくは室温付近またはそれ以下の
温度で撹拌、反応させて得られる。これを50〜80℃
の温度で撹拌して使用上適切な粘度に調整して使用に供
する。
二無水物とはほぼ等モルとして有機溶媒中で反応させて
得られる。この有機溶媒としては前記単量体化合物の総
てを溶解する必要はないが、生成する中間体を溶解する
ものが好ましく用いられる。このような有機溶媒として
は、例えばN−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメ
チルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジエチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、ヘキサメチルホスホルアミド、テトラメチレンスル
ホン、γ−ブチロラクトン、N−ビニル−ピロリドン、
ジイソブチルケトン、ブチルセロソルブアセテートなど
のl種または2極以上が用いられる。反応は、ジアミン
成分を有機溶媒中によく溶解させ、次に醸成分を加え、
50℃以下、より好ましくは室温付近またはそれ以下の
温度で撹拌、反応させて得られる。これを50〜80℃
の温度で撹拌して使用上適切な粘度に調整して使用に供
する。
【0015】ポリイミド系樹脂膜は、上記ポリイミド前
駆体組成物を溶剤を加えて50〜80℃の温度で撹拌
し、使用上適切な粘度に調整した後、半導体基板上にス
ピン塗布し、ホットプレート、温風式乾燥器等で80〜
350℃の範囲の温度で3時間以内で熱処理し、脱水閉
環することにより得られる。
駆体組成物を溶剤を加えて50〜80℃の温度で撹拌
し、使用上適切な粘度に調整した後、半導体基板上にス
ピン塗布し、ホットプレート、温風式乾燥器等で80〜
350℃の範囲の温度で3時間以内で熱処理し、脱水閉
環することにより得られる。
【0016】また感光性ポリアミド酸溶液も用いること
ができる。この感光性ポリアミド酸には特に制限はな
く、例えば感光基をエステル結合で導入した感光性ポリ
アミド酸に増感剤、光重合開始剤などを加えたもの、ポ
リアミド酸に炭素−炭素二重結合を有するアミン化合物
を加えたものに光重合開始剤、増感剤、ビスアジドなど
を加えたもの、ポリアミド酸にイソシアナートエチルメ
タクリレートを反応させて得られる反応物に1,6−ヘ
キサンジオールジアクリレートなどの不飽和化合物、光
重合開始剤、増感剤などを加えたもの等が好ましく用い
られる。
ができる。この感光性ポリアミド酸には特に制限はな
く、例えば感光基をエステル結合で導入した感光性ポリ
アミド酸に増感剤、光重合開始剤などを加えたもの、ポ
リアミド酸に炭素−炭素二重結合を有するアミン化合物
を加えたものに光重合開始剤、増感剤、ビスアジドなど
を加えたもの、ポリアミド酸にイソシアナートエチルメ
タクリレートを反応させて得られる反応物に1,6−ヘ
キサンジオールジアクリレートなどの不飽和化合物、光
重合開始剤、増感剤などを加えたもの等が好ましく用い
られる。
【0017】本発明における半導体基板表面へのポリイ
ミド系樹脂膜の形成は次の様にして行われる。ポリイミ
ド前駆体組成物をディスペンス法によりノズル先端から
半導体基板表面の中心部に滴下してスピン塗布する。ス
ピン塗布により基板の表面周縁部に流れ、所定時間回転
後、ホットプレート等を用いて80〜160℃の温度範
囲内で熱処理してポリイミド系樹脂膜を形成する。この
とき、基板の周縁部にポリミド系樹脂膜の盛り上がり部
が形成される。
ミド系樹脂膜の形成は次の様にして行われる。ポリイミ
ド前駆体組成物をディスペンス法によりノズル先端から
半導体基板表面の中心部に滴下してスピン塗布する。ス
ピン塗布により基板の表面周縁部に流れ、所定時間回転
後、ホットプレート等を用いて80〜160℃の温度範
囲内で熱処理してポリイミド系樹脂膜を形成する。この
とき、基板の周縁部にポリミド系樹脂膜の盛り上がり部
が形成される。
【0018】ついで、ポリイミド系樹脂膜を形成した半
導体基板を回転させて半導体基板の表面周縁部に設置さ
れた洗浄ノズルから盛り上がり部に洗浄液が吐出されポ
リイミド系樹脂膜の盛り上がった部分が除去される。除
去処理は、回転数500〜2500rpm(回転/分)と
することが好ましく、洗浄液が樹脂膜に吐出する領域
は、ポリイミド前駆体組成物の粘度あるいはスピン塗布
時の回転数、時間等によって異なるが、盛り上がり部の
頂上含んであることが好ましく、半導体基板内の半導体
素子の最も外側の部分から5mm以内の距離とされること
が好ましい。回転時間は特に制限されないが、枚葉式処
理の点から好ましくは60秒以内とされることが好まし
い。
導体基板を回転させて半導体基板の表面周縁部に設置さ
れた洗浄ノズルから盛り上がり部に洗浄液が吐出されポ
リイミド系樹脂膜の盛り上がった部分が除去される。除
去処理は、回転数500〜2500rpm(回転/分)と
することが好ましく、洗浄液が樹脂膜に吐出する領域
は、ポリイミド前駆体組成物の粘度あるいはスピン塗布
時の回転数、時間等によって異なるが、盛り上がり部の
頂上含んであることが好ましく、半導体基板内の半導体
素子の最も外側の部分から5mm以内の距離とされること
が好ましい。回転時間は特に制限されないが、枚葉式処
理の点から好ましくは60秒以内とされることが好まし
い。
【0019】洗浄ノズルの内径は、洗浄液の半導体基板
へのはねかえりと盛り上がり部の均一な又は十分な除去
を考慮して0.5〜2.0mmとすることが好ましい。以
上と同様の理由で、ノズルの先端は樹脂膜から0.2〜
2mmの距離とすることが好ましい。洗浄液の流量は5〜
15ml/分が好ましく、また、洗浄液噴射時の窒素ガス
等のガス圧は0.1〜0.8kg/cm2の範囲が好ましい。
この洗浄液による処理により、半導体基板の周縁部の盛
り上がりを除去するとともに、半導体基板の端面のポリ
イミド樹脂膜も除去することができる。端面の樹脂膜を
除去することにより、剥離した樹脂膜からなる異物の発
生をなくすことができる。
へのはねかえりと盛り上がり部の均一な又は十分な除去
を考慮して0.5〜2.0mmとすることが好ましい。以
上と同様の理由で、ノズルの先端は樹脂膜から0.2〜
2mmの距離とすることが好ましい。洗浄液の流量は5〜
15ml/分が好ましく、また、洗浄液噴射時の窒素ガス
等のガス圧は0.1〜0.8kg/cm2の範囲が好ましい。
この洗浄液による処理により、半導体基板の周縁部の盛
り上がりを除去するとともに、半導体基板の端面のポリ
イミド樹脂膜も除去することができる。端面の樹脂膜を
除去することにより、剥離した樹脂膜からなる異物の発
生をなくすことができる。
【0020】次に、図面を参照して本発明をさらに詳細
に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す工程図で
ある。図1において、まず、(a)工程でコーターカッ
プ1内のスピンヘッド2に吸着固定された半導体基板3
の表面の中心部にディスペンスノズル4からポリイミド
前駆体組成物5が滴下される。次に、(b)工程におい
て、スピンヘッド2の回転によりスピン塗布が開始され
る。まず、ポリイミド前駆体組成物5が半導体基板3の
周縁部方向に流れ出る。所定時間回転を続けると、ポリ
イミド前駆体組成物5が半導体基板3表面上に均一に拡
がる。
に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す工程図で
ある。図1において、まず、(a)工程でコーターカッ
プ1内のスピンヘッド2に吸着固定された半導体基板3
の表面の中心部にディスペンスノズル4からポリイミド
前駆体組成物5が滴下される。次に、(b)工程におい
て、スピンヘッド2の回転によりスピン塗布が開始され
る。まず、ポリイミド前駆体組成物5が半導体基板3の
周縁部方向に流れ出る。所定時間回転を続けると、ポリ
イミド前駆体組成物5が半導体基板3表面上に均一に拡
がる。
【0021】次に、(c)工程において、ポリイミド前
駆体組成物5から形成された膜6によって被覆された半
導体基板3がホットプレート7で熱処理されてポリイミ
ド系樹脂膜8が形成される。次に、(d)工程におい
て、さらにコーターカップ1内のスピンヘッド2に吸着
固定させたポリイミド系樹脂膜8が形成された半導体基
板3をスピンヘッド2により回転させると同時に洗浄ノ
ズル9から洗浄液10が噴射され、半導体基板3の表面
周縁部及び端面部に形成されたポリイミド系樹脂膜8の
盛り上がりを除去する。
駆体組成物5から形成された膜6によって被覆された半
導体基板3がホットプレート7で熱処理されてポリイミ
ド系樹脂膜8が形成される。次に、(d)工程におい
て、さらにコーターカップ1内のスピンヘッド2に吸着
固定させたポリイミド系樹脂膜8が形成された半導体基
板3をスピンヘッド2により回転させると同時に洗浄ノ
ズル9から洗浄液10が噴射され、半導体基板3の表面
周縁部及び端面部に形成されたポリイミド系樹脂膜8の
盛り上がりを除去する。
【0022】この後、アルミ配線等を露出させ、電極取
り出しを行うことなどのために、ポリイミド樹脂膜にエ
ッチング等により穴をあけるなどの加工が施され、ま
た、エッチングによりスクライブラインの形成が行われ
る。
り出しを行うことなどのために、ポリイミド樹脂膜にエ
ッチング等により穴をあけるなどの加工が施され、ま
た、エッチングによりスクライブラインの形成が行われ
る。
【0023】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説
明するが、本発明はこれによって制限されるものではな
い。 実施例1 4,4−ジアミノジフェニルエーテル54.05g
(0.27モル)および1,3−ビス(アミノプロピ
ル)テトラメチルジシロキサン7.45g(0.03モ
ル)を、N−メチル−2−ピロリドン800g中でよく
撹拌して溶解させた後、3,3′,4,4′−ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸二無水物48.33g(0.1
5モル)およびピロメリット酸二無水物32.71g
(0.15モル)を徐々に加えて室温で6時間反応後、
80℃で10時間撹拌して粘度140ポアズ(25
℃)、樹脂分濃度18.6重量%のポリイミド前駆体組
成物を得た。
明するが、本発明はこれによって制限されるものではな
い。 実施例1 4,4−ジアミノジフェニルエーテル54.05g
(0.27モル)および1,3−ビス(アミノプロピ
ル)テトラメチルジシロキサン7.45g(0.03モ
ル)を、N−メチル−2−ピロリドン800g中でよく
撹拌して溶解させた後、3,3′,4,4′−ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸二無水物48.33g(0.1
5モル)およびピロメリット酸二無水物32.71g
(0.15モル)を徐々に加えて室温で6時間反応後、
80℃で10時間撹拌して粘度140ポアズ(25
℃)、樹脂分濃度18.6重量%のポリイミド前駆体組
成物を得た。
【0024】次に、図1に示した工程図に従って下記の
様に上記ポリイミド前駆体組成物のスピン塗布を行い、
半導体基板の表面上にポリイミド系樹脂膜を形成した。
まず、半導体基板3〔ウエハ直径:150mm(6イン
チ)〕表面の中心部にディスペンスノズル4から上記で
得たポリイミド前駆体組成物5を5g滴下して5秒間静
置した〔図1の(a)〕。
様に上記ポリイミド前駆体組成物のスピン塗布を行い、
半導体基板の表面上にポリイミド系樹脂膜を形成した。
まず、半導体基板3〔ウエハ直径:150mm(6イン
チ)〕表面の中心部にディスペンスノズル4から上記で
得たポリイミド前駆体組成物5を5g滴下して5秒間静
置した〔図1の(a)〕。
【0025】次に1000rpmで8秒間、さらに230
0rpmで30秒間回転して、次に3000rpmで2秒間半
導体基板3の回転を継続して処理し、スピン塗布を終了
した〔図1の(b)〕。
0rpmで30秒間回転して、次に3000rpmで2秒間半
導体基板3の回転を継続して処理し、スピン塗布を終了
した〔図1の(b)〕。
【0026】次にポリイミド前駆体組成物5が塗布さ
れ、膜6で被覆された半導体基板3のホツトプレートを
用いて100℃で60秒間更に125℃で60秒間熱処
理(プリベーク)し、ポリイミド系樹脂膜8を形成した
〔図1の(c)〕。
れ、膜6で被覆された半導体基板3のホツトプレートを
用いて100℃で60秒間更に125℃で60秒間熱処
理(プリベーク)し、ポリイミド系樹脂膜8を形成した
〔図1の(c)〕。
【0027】得られた半導体基板3のポリイミド系樹脂
膜8について、干渉膜厚計(大日本スクリーン製造社
製、商品名ラムダエース、STM−602)を用いて直
径(基板中心部を含め、これから0.5mm間隔で17
点)の膜厚を測定したところ、平均膜厚が15.7μm
であるが、基板3周縁部4mm以内の最大膜厚は33.4
μmと厚く盛り上がりが見られた。さらに、上記半導体
基板3をコーターカップ1内のスピンヘッド2に吸着固
定させて、スピンヘッド2の回転と同時に内径1.0mm
の洗浄ノズル9を半導体基板3の表面周縁部から2.5
mmの位置で樹脂膜の表面から約1mmの距離に移動後、1
000rpmで30秒間回転しながら洗浄液10である
N,N−ジメチルホルムアミドを窒素ガス化加圧量0.
3kg/cm2、洗浄液の流量12ml/分で周縁部に噴射し
て、スピンヘッド2の回転を停止した〔図1の
(d)〕。
膜8について、干渉膜厚計(大日本スクリーン製造社
製、商品名ラムダエース、STM−602)を用いて直
径(基板中心部を含め、これから0.5mm間隔で17
点)の膜厚を測定したところ、平均膜厚が15.7μm
であるが、基板3周縁部4mm以内の最大膜厚は33.4
μmと厚く盛り上がりが見られた。さらに、上記半導体
基板3をコーターカップ1内のスピンヘッド2に吸着固
定させて、スピンヘッド2の回転と同時に内径1.0mm
の洗浄ノズル9を半導体基板3の表面周縁部から2.5
mmの位置で樹脂膜の表面から約1mmの距離に移動後、1
000rpmで30秒間回転しながら洗浄液10である
N,N−ジメチルホルムアミドを窒素ガス化加圧量0.
3kg/cm2、洗浄液の流量12ml/分で周縁部に噴射し
て、スピンヘッド2の回転を停止した〔図1の
(d)〕。
【0028】得られた半導体基板3の表面周縁部から2
mm以内のポリイミド系樹脂膜8は除去されており、触針
式膜厚計(TENCOR社製)による周縁部の形状平坦
であり盛り上がりは見られなかった。周縁部の最大盛り
上がり部の厚さは19.7μmであった。
mm以内のポリイミド系樹脂膜8は除去されており、触針
式膜厚計(TENCOR社製)による周縁部の形状平坦
であり盛り上がりは見られなかった。周縁部の最大盛り
上がり部の厚さは19.7μmであった。
【0029】実施例2 実施例1において、洗浄液10に水酸化テトラメチルア
ンモニウム水溶液(濃度2.38重量%)を用いて、洗
浄液10を噴射するときの回転条件を800rpmとし6
0秒間処理した以外は実施例1と同様にして行った。得
られた半導体基板3の表面周縁部から2mm以内のポリイ
ミド系樹脂膜8の盛り上がりは見られず、良好な形状で
あった。ポリイミド系樹脂膜の周縁部の最大盛り上がり
部の厚さは20.5μmであった。
ンモニウム水溶液(濃度2.38重量%)を用いて、洗
浄液10を噴射するときの回転条件を800rpmとし6
0秒間処理した以外は実施例1と同様にして行った。得
られた半導体基板3の表面周縁部から2mm以内のポリイ
ミド系樹脂膜8の盛り上がりは見られず、良好な形状で
あった。ポリイミド系樹脂膜の周縁部の最大盛り上がり
部の厚さは20.5μmであった。
【0030】比較例1 実施例1において、図1の(d)工程を削除した以外は
実施例1と同様にして行った。得られた半導体基板3の
ポリイミド系樹脂膜8の平均膜厚は15.7μmで周縁
部4mm以内の最大膜厚は33.4μmと厚く、盛り上が
りが見られた。さらに上記ポリイミド系樹脂膜上にフェ
ノールノボラック系のポジレジスト層(OFPR−50
00:東京応化工業社製商品名)をスピン塗布により形
成後、g線ステッパー(FPA−1550:キャノン社
製)を用いて公知の写真食刻技術によりアルカリ性水溶
液である水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液(濃度
2.38重量%)を用いて23℃で100秒間バドル法
により、ポジレジスト層の現像とポリイミド系樹脂膜の
エッチングを同時に行い、ボンディングパッド部に10
0μm角のビアホールと80μmのスクライブラインを
パターン化したが、半導体基板3の周縁部4mm以内の盛
り上がりがあるポリイミド系樹脂膜8は、パターン形成
が不十分であり、エッチング残りが見られた。
実施例1と同様にして行った。得られた半導体基板3の
ポリイミド系樹脂膜8の平均膜厚は15.7μmで周縁
部4mm以内の最大膜厚は33.4μmと厚く、盛り上が
りが見られた。さらに上記ポリイミド系樹脂膜上にフェ
ノールノボラック系のポジレジスト層(OFPR−50
00:東京応化工業社製商品名)をスピン塗布により形
成後、g線ステッパー(FPA−1550:キャノン社
製)を用いて公知の写真食刻技術によりアルカリ性水溶
液である水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液(濃度
2.38重量%)を用いて23℃で100秒間バドル法
により、ポジレジスト層の現像とポリイミド系樹脂膜の
エッチングを同時に行い、ボンディングパッド部に10
0μm角のビアホールと80μmのスクライブラインを
パターン化したが、半導体基板3の周縁部4mm以内の盛
り上がりがあるポリイミド系樹脂膜8は、パターン形成
が不十分であり、エッチング残りが見られた。
【0031】
【発明の効果】本発明における方法により、スピンコー
ト法を利用して半導体基板表面にポリイミド系樹脂膜を
形成するときにその周縁部にポリイミド系樹脂膜の盛り
上がりがなく、均一な膜厚が形成できるため、パターン
の製造に際してエッチング残りによる異物の発生且つ半
導体基板の裏面研削時の保護テープ貼り付け不良を低下
することができる。
ト法を利用して半導体基板表面にポリイミド系樹脂膜を
形成するときにその周縁部にポリイミド系樹脂膜の盛り
上がりがなく、均一な膜厚が形成できるため、パターン
の製造に際してエッチング残りによる異物の発生且つ半
導体基板の裏面研削時の保護テープ貼り付け不良を低下
することができる。
【図1】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法
を説明する工程図である。
を説明する工程図である。
1 コーターカップ 2 スピンヘッド 3 半導体基板 4 ディスペンスノズル 5 ポリイミド前駆体組成物 6 ポリイミド前駆体から形成された膜 7 ホットプレート 8 ポリイミド系樹脂膜 9 洗浄ノズル 10 洗浄液
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体基板の表面にポリイミド前駆体組
成物をスピン塗布し、さらに熱処理してポリイミド系樹
脂膜を形成した後、該基板の周縁部のポリイミド系樹脂
膜の盛り上がりをさらに該基板を回転させながら洗浄液
で洗い落して除去することを特徴とする半導体基板の製
造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33722995A JPH09181067A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 半導体基板の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33722995A JPH09181067A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 半導体基板の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09181067A true JPH09181067A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18306664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33722995A Pending JPH09181067A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 半導体基板の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09181067A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004045491A (ja) * | 2002-07-09 | 2004-02-12 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | ポジ型感光性樹脂の膜形成方法 |
JP2019158966A (ja) * | 2018-03-08 | 2019-09-19 | トヨタ自動車株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
-
1995
- 1995-12-25 JP JP33722995A patent/JPH09181067A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004045491A (ja) * | 2002-07-09 | 2004-02-12 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | ポジ型感光性樹脂の膜形成方法 |
JP2019158966A (ja) * | 2018-03-08 | 2019-09-19 | トヨタ自動車株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
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