JP3485484B2 - 感光性ポリベンゾオキサゾール樹脂多層有機膜のレリーフパターンの形成方法 - Google Patents

感光性ポリベンゾオキサゾール樹脂多層有機膜のレリーフパターンの形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体等の支持体
の表面を保護したり、半導体等の支持体にかかる応力を
緩和するため、耐熱性の保護膜を表面に形成する上にお
いて、樹脂膜の厚膜化や樹脂層間の密着性に優れた半
体上の樹脂膜のレリーフパターンを形成する方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ポリイミド樹脂は、半導体プロセス温度
に耐えうる優れた耐熱性を有し、段差の平坦化、応力の
緩和、メモリーセルのソフトエラーの防止等の理由で半
導体工業におけるパッシベーション膜、α線シールド
層、層間絶縁膜として利用されている。このポリイミド
樹脂をパッシベーション膜や層間絶縁膜として用いた半
導体装置として、LOC構造の半導体装置(特公昭61-2
18139号公報)やCu−ポリイミド多層配線構成体
(「日経エレクトロニクス」145〜158頁、1984年8
月27日号)が知られている。LOC構造の半導体装置
は、リードフレームにバッファーコート側から半導体チ
ップを熱圧着するが、この時の応力を緩和する必要があ
る。
【0003】また、Cu−ポリイミド多層配線構成体
は、配線に流れる電流が大きく、配線層間の絶縁を確保
する必要がある。このため、ポリイミド膜の厚膜化はし
ばしば要求される。しかし、通常のポリイミドは1回の
塗布で厚膜を形成するには高粘度のものを使用するため
平滑性が損なわれる等の問題が生じる。また、多層膜に
する場合は、ポリイミド膜間の接着が悪く、しばしば剥
離する。そこで改善のためシランカップリング剤の処理
などを行っているが完全なものは得られていない。ま
た、特許第2625910号にポリイミド積層膜の製造方法が
提案されているが、支持対との密着性の不足を補うため
1層目からパターン加工し、積層する形成方法にはなっ
ていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述した問
題点を解決するためになされたもので、その目的とする
ところは、積層による樹脂膜の厚膜化を可能にし、樹脂
層間の密着性に優れたレリーフパターンの形成方法を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持体上に感
光性ポリベンゾオキサゾール樹脂膜を多層に形成してな
る多層有機膜であり、好ましい形態としては、該感光性
ポリベンゾオキサゾール樹脂がポジ型の感光性樹脂組成
物であり、該感光性ポリベンゾオキサゾール樹脂が一般
式(I)で示されるポリアミド100重量部とジアゾナ
フトキノン1〜50重量部からなる多層有機膜である。
【化3】 また、支持体上に感光性ポリベンゾオキサゾール樹脂を
塗布、パターン加工を行った後、200℃以上の温度で
加熱処理し、更にその上に、同樹脂を塗布、パターン加
工後、200℃以上の温度で加熱処理することを繰り返
して得るレリーフパターンの形成方法であり、好ましい
形態としては、該感光性ポリベンゾオキサゾール樹脂が
ポジ型の感光性樹脂組成物であり、該感光性ポリベンゾ
オキサゾール樹脂が一般式(I)で示されるポリアミド
100重量部とジアゾナフトキノン1〜50重量部から
なるレリーフパターンの形成方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、多層構造の厚膜を得る
ために感光性ポリベンゾオキサゾール樹脂を使用し、レ
リーフパターンを得るために、支持体上に感光性ポリベ
ンゾオキサゾール樹脂を塗布、パターン加工を行った
後、200℃以上で加熱処理した後、更に同樹脂を塗
布、パターン加工した後に200℃以上で加熱処理し、
上層を作成する複数層のレリーフパターンを得る方法で
ある。
【0007】本発明に使用できる感光性ポリベンゾオキ
サゾール樹脂は、ポリイミドと同様に耐熱性樹脂として
知られているが、従来のポリイミドでは難しかった多層
構造の膜を得ることは困難であり、多層有機膜を得るに
ポリベンゾオキサゾール樹脂を用いると極めて密着性に
優れた多層有機膜を得られるということを見いだしたも
のである。この効果の理由については不明であるが、ポ
リイミドよりもポリベンゾオキサゾール樹脂の方が、相
溶性に優れるなどが考えられる。
【0008】本発明に使用できる感光性ポリベンゾオキ
サゾール樹脂は、好ましくはポジ型の感光性樹脂組成物
である。更に、そのポジ型の感光性樹脂組成物はポリベ
ンゾオキサゾール樹脂が一般式(I)で示されるポリア
ミド100重量部とジアゾナフトキノンからなることで
が好ましい。
【化4】
【0009】一般式(I)のXは、例えば
【化5】 等であるがこれらに限定されるものではない。
【0010】この中で特に好ましいものとしては、
【化6】 より選ばれるものである。
【0011】又式(I)のYは、例えば、
【化7】 等であるがこれらに限定されるものではない。
【0012】これらの中で特に好ましいものとしては、
【化8】 より選ばれるものである。
【0013】更に、式(I)のZは、例えば
【化9】 等であるがこれらに限定されるものではない。
【0014】式(I)のZは、更により高い密着性が必
要な基板の場合に用いるが、その使用割合bについては
最大40モル%まで使用することができる。40モル%
を越えると樹脂の溶解性が極めて低下し、スカムが発生
し、パターン加工ができない。なお、これらX、Y、Z
の使用にあたっては、それぞれ1種類であっても2種類
以上の混合物であっても構わない。
【0015】本発明で用いる感光性ジアゾキノン化合物
は、1,2−ベンゾキノンジアジドあるいは1,2−ナ
フトキノンジアジド構造を有する化合物であり、米国特
許明細書第2,772,972号、第2,797,21
3号、第3,669,658号により公知の物質であ
る。
【0016】例えば、下記のものが挙げられる。
【化10】
【0017】
【化11】
【0018】これらの中で特に好ましいものとしては下
記のものがある。
【化12】
【0019】本発明の感光性ポリベンゾオキサゾール樹
脂の多層有機膜の形成方法は、まず前記のような感光性
ポリベンゾオキサゾール樹脂組成物を適当な支持体、例
えば、シリコンウェハー、セラミック、アルミ基板等に
塗布する。塗布方法としては、スピンナーを用いた回転
塗布、スプレーコーターを用いた噴霧塗布、浸漬、印
刷、ロールコーティング等がある。
【0020】次に、60〜130℃でプリベークして塗
膜を乾燥後、加熱処理を200℃以上で2分以上行い第
1層のポリベンゾオキサゾール樹脂膜を得る。加熱処理
方法としては、ホットプレート、オーブン等がある。第
2層以降のポリベンゾオキサゾール樹脂は、前述の方法
によって得られたポリベンゾオキサゾール樹脂塗膜上に
前述と同じ方法で塗布、加熱処理することにより積層す
る。この方法において、最上層の膜を除いて加熱処理は
温度を200℃以上で行う。200℃未満では上層の塗
膜をパターン加工した時にその下の膜にクラック(ひび
割れ)が発生する。また、最上層の膜の加熱処理は、閉
環に必要な温度(例えば350℃)で加熱し、耐熱性に
優れた有機多層膜を得る。
【0021】本発明の感光性ポリベンゾオキサゾール樹
脂を用いたレリーフパターンの形成方法は、まず前記の
ような感光性ポリベンゾオキサゾール樹脂組成物を適当
な支持体、例えば、シリコンウェハー、セラミック、ア
ルミ基板等に塗布する。塗布方法としては、スピンナー
を用いた回転塗布、スプレーコーターを用いた噴霧塗
布、浸漬、印刷、ロールコーティング等がある。
【0022】次に、60〜130℃でプリベークして塗
膜を乾燥後、所望のパターン形状に化学線を照射する。
化学線としては、X線、電子線、紫外線、可視光線等が
使用できるが、200〜500nmの波長のものが好ま
しい。次に照射部を現像液で溶解除去することにより有
機膜を得る。現像液としては、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、メタ
ケイ酸ナトリウム、アンモニア水等の無機アルカリ類、
エチルアミン、n−プロピルアミン等の第1アミン類、
ジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミン等の第2アミ
ン類、トリエチルアミン、メチルジエチルアミン等の第
3アミン類、ジメチルエタノールアミン、トリエタノー
ルアミン等のアルコールアミン類、テトラメチルアンモ
ニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロ
キシド等の第4級アンモニウム塩等のアルカリ類の水溶
液、及びこれにメタノール、エタノールのごときアルコ
ール類等の水溶性有機溶媒や界面活性剤を適当量添加し
た水溶液を好適に使用することができる。現像方法とし
ては、スプレー、パドル、浸漬、超音波等の方式が可能
である。
【0023】次に、現像によって形成したレリーフパタ
ーンをリンスする。リンス液としては、蒸留水を使用す
る。次に加熱処理を200℃以上2分以上で行い、第1
層のポリベンゾオキサゾール樹脂膜を得る。加熱処理方
法としては、ホットプレート、オーブン等がある。第2
層以降のポリベンゾオキサゾール樹脂は、前述の方法に
よって得られたポリベンゾオキサゾール樹脂塗膜上に前
述と同じ方法で塗布、パターン加工、加熱処理すること
により積層する。この方法において、最上層の膜を除い
て加熱処理は温度を200℃以上で行う。200℃未満
では上層の塗膜をパターン加工した時にその下の膜にク
ラック(ひび割れ)が発生する。また、最上層の膜の加
熱処理は、閉環に必要な温度(例えば350℃)で加熱
し、耐熱性に優れた多層の有機膜を得る。
【0024】上記の密着性の良好な多層の有機膜は、多
層実装構造における層間絶縁膜として使用することがで
きる。また、各層で異なるパターン加工が容易なことか
らウェハ・レベルCSP(Chip Size Package)への適
応も期待できる。
【0025】
【実施例】<実施例1>温度計、攪拌機、原料仕込口及
び窒素ガス導入口を備えた四つ口セパラブルフラスコに
ジフェニルエーテル−4、4’−ジカルボン酸258.
2g(1モル)と1−ヒドロキシベンゾトリアゾール2
70.3g(2モル)とをN−メチル−2−ピロリドン
1500gに溶解した後、 N−メチル−2−ピロリド
ン500gに溶解したジシクロヘキシルカルボジイミド
412.7g(2モル)を反応系の温度を0〜5℃に冷
却しながら滴下する。滴下終了後、反応系の温度を室温
に戻し、そのまま12時間攪拌した。反応終了後、析出
したジシクロヘキシルカルボジウレアをろ過を行うこと
によって取り除き、次ぎに濾液に純水2000gを滴下
する。沈殿物を濾集し、イソプロピルアルコールで充分
に洗浄した後、真空乾燥を行い、ジフェニルエーテル−
4、4’−ジカルボン酸の両末端に1−ヒドロキシベン
ゾトリアゾールは2モル反応した活性エステル(A)を
得た。
【0026】次に、このジカルボン酸誘導体(A)14
7.7g(0.3モル)とヘキサフルオロ−2,2−ビ
ス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン1
20.9g(0.33モル)を N−メチル−2−ピロ
リドン1000gに溶解した。その後、反応系を75℃
にして12時間反応した。次ぎにN−メチル−2−ピロ
リドン50gに溶解した5−ノルボルネン−2,3−ジ
カルボン酸無水物11.5g(0.07モル)を加え
て、更に12時間反応した。反応混合液を水/メタノー
ル=3/1の溶液に投入、沈殿物を回収し純水で充分に
洗浄した後、真空下で乾燥しポリベンゾオキサゾール前
駆体(P−1)を得た。
【0027】この合成したポリベンゾオキサゾール前駆
体100g、下記式の構造を有するジアゾキノン(Q−
1)25重量部、γ−ブチルラクトン200重量部に溶
解させて粘度2000cP程度の溶液とした後、0.2
μmのテフロンフィルターで濾過し感光性樹脂組成物を
得た。
【化13】
【0028】次に、イソプロピルアルコールに0.2%
になるようにカップリング剤(KBM−602;信越化
学工業(株)製)を混合したカップラー溶液を30℃以下
のシリコンウェハ上にスピンコーターを用いて塗布し、
室温で3分以上静置した後、120℃で10分間加熱処
理をした。このように処理したシリコンウェハ上に上記
で得られた感光性樹脂組成物をスピンコーターを用いて
塗布した後、ホットプレートを用いて120℃で4分間
プリベークして約8μm厚みの皮膜を得た。この塗膜に
g線ステッパー露光線NSR−1505G3A(ニコン
(株)製)によりテストパターンを有するマスクを通して
500mJ/cm2で露光を行った。露光後、テトラア
ンモニウムハイドロオキサイド2.38%水溶液の現像
液に40秒間浸漬することによって現像した後、純水で
30秒間リンスし、パターンを得た。次いで、この塗膜
をホットプレートを用いて250℃で4分間加熱処理す
ることにより約6μm厚みの第1層塗膜を得た。
【0029】次に、前記と同じ材質の感光性樹脂組成物
を第1層塗膜上に前記と同じ方法で塗布した後、ホット
プレートを用いて125℃で4分間プリベークして約3
0μm厚みの皮膜を得た。この塗膜にg線ステッパーに
よりテストパターンを有するレチクルを通して2000
mJ/cm2で露光を行った。露光後、前記と同じ現像
液に240秒間浸漬することによって現像した後、前記
と同じ方法でリンスしてパターンを得た。パターンは、
硬化した後に密着性試験を行うため100μmの正方形
が100個残るようにした。
【0030】この時、第1層にクラックが発生する数を
顕微鏡で調べたところ、クラック発生数は0であった。
【0031】次いで、この塗膜をオーブン中、窒素雰囲
気下で150℃で30分、380℃で1時間の順で加
熱、硬化させることにより未露光部約25μm、露光部
約5μm厚みの2層塗膜を得た。この塗膜に125℃、
2.3atm条件のプレッシャークッカーテスト(PC
T)で500時間まで処理を施し、100個の100μ
mの正方形のパターンにセロテープを貼り、それを剥が
すことにより密着性を評価したところ、第1層と第2層
の密着性は良好であった。
【0032】<実施例2>実施例1における第1層塗膜
を露光、現像してパターンを得た後の加熱処理におい
て、処理の温度を200℃で4分間行い、その他の加
工、評価は、実施例1と同じ方法で行った。その結果は
表1に示す。
【0033】<実施例3>実施例1における第1層塗膜
を露光、現像してパターンを得た後の加熱処理におい
て、処理の温度を350℃で4分間行い、その他の加
工、評価は、実施例1と同じ方法で行った。その結果は
表1に示す。
【0034】<比較例1>実施例1における第1層塗膜
を露光、現像してパターンを得た後の加熱処理におい
て、処理の温度を150℃で4分間行い、その他の加
工、評価は、実施例1と同じ方法で行った。その結果は
表1に示す。
【0035】<比較例2>温度計、攪拌機、原料仕込口
及び窒素ガス導入口を備えた四つ口セパラブルフラスコ
に4、4’―ジアミノジフェニルエーテル200.2g
(1モル)、1、3−ビス(3−アミノプロピル)−
1、1、3、3−テトラメチルジシロキサン12.4g
(0.05モル)をN−メチル−2−ピロリドン244
1gに溶解した。次ぎにこの溶液を氷冷により20℃以
下に保ちながらピロメリット酸二無水物218.1g
(1モル)を加えた。その後、5時間反応させポリアミ
ド酸を得た。
【0036】上記で得られた非感光性樹脂組成物をシリ
コンウェハ上にスピンコーターを用いて塗布した後、ホ
ットプレートを用いて130℃で1分間プリベークして
約7.5μm厚みの皮膜を得た。この塗膜上に東京応化
製ポジ型フォトレジストOFPR−800を前記と同じ
方法で塗布した後、ホットプレートを用いて110℃で
1分間プリベークして皮膜を得た。この塗膜にg線ステ
ッパーによりテストパターンを有するマスクを通して2
00mJ/cm2で露光を行った。露光後、テトラアン
モニウムハイドロオキサイド2.38%水溶液の現像液
に160秒間浸漬することによって現像した後、純水で
30秒間リンスした。現像後、プロピレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテートの剥離液に90秒間浸漬す
ることによってレジストを剥離した後、剥離液と同じ液
で30秒間リンスしてパターンを得た。この塗膜をホッ
トプレートを用いて100℃で4分間加熱処理すること
により約6μm厚みの第1層塗膜を得た。
【0037】次に、前記と同じ材質の樹脂組成物を第1
層塗膜上に前記と同じ方法で塗布した後、ホットプレー
トを用いて135℃で1分間プリベークして約30μm
厚みの皮膜を得た。この塗膜に前記と同じ方法でポジ型
フォトレジストを塗布、プリベークして皮膜を得た。そ
の後、前記と同じ方法で露光、現像、リンス、レジスト
剥離をしてパターンを得た。
【0038】この時、第1層に発生するクラックの数を
実施例1と同様の方法で調べた。その結果は表1に示
す。
【0039】次いで、この塗膜をオーブン中、窒素雰囲
気下で200℃で1時間、350℃で1時間の順で加
熱、硬化させることにより未露光部約25μm、露光部
約5μm厚みの2層塗膜を得た。
【0040】この塗膜の評価は、実施例1と同じ方法で
行った。その結果は表1に示す。
【0041】<比較例3>比較例2における第1層塗膜
を露光、現像、レジスト剥離してパターンを得た後の加
熱処理において、処理の温度を150℃で4分間行い、
その他の加工、評価は、比較例2と同じ方法で行った。
その結果は表1に示す。
【0042】<比較例4>比較例2における第1層塗膜
を露光、現像、レジスト剥離してパターンを得た後の加
熱処理において、処理の温度を200℃で4分間行い、
その他の加工、評価は、比較例2と同じ方法で行った。
その結果は表1に示す。
【0043】<比較例5>比較例2における第1層塗膜
を露光、現像、レジスト剥離してパターンを得た後の加
熱処理において、処理の温度を250℃で4分間行い、
その他の加工、評価は、比較例2と同じ方法で行った。
その結果は表1に示す。
【0044】<比較例6>比較例2における第1層塗膜
を露光、現像、レジスト剥離してパターンを得た後の加
熱処理において、処理の温度を350℃で4分間行い、
その他の加工、評価は、比較例2と同じ方法で行った。
その結果は表1に示す。
【0045】
【表1】
【0046】
【発明の効果】本発明の方法に従うと、ポリベンゾオキ
サゾール樹脂の多層塗膜は層間密着力が強く、この樹脂
層により形成されたレリーフパターンは、クラックが発
生しない厚膜のパターン膜を得ることが出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−148482(JP,A) 特開 平5−197153(JP,A) 特開 平10−10727(JP,A) 特開 平7−281441(JP,A) 特開 平5−102125(JP,A) 特開 平9−146273(JP,A) 特開 平1−124850(JP,A) 特開 平8−179517(JP,A) 特開 平7−128846(JP,A) 特開 平6−95368(JP,A) 特開 昭64−6947(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/00 - 7/42

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に感光性ポリベンゾオキサゾール
    樹脂を塗布、乾燥、パターン加工を行った後、200℃
    以上の温度で加熱処理し、更にその上に、同樹脂を塗
    布、乾燥、パターン加工後、200℃以上の温度で加熱
    処理することを繰り返し、最上層の感光性ポリベンゾオ
    キサゾール樹脂膜の加熱、硬化を、350℃以上で行う
    ことを特徴とするレリーフパターンの形成方法。
  2. 【請求項2】該感光性ポリベンゾオキサゾール樹脂がポ
    ジ型の感光性樹脂組成物である請求項記載のレリーフ
    パターンの形成方法。
  3. 【請求項3】該感光性ポリベンゾオキサゾール樹脂が一
    般式(I)で示されるポリアミド100重量部とジアゾ
    ナフトキノン1〜50重量部からなる請求項又は
    載のレリーフパターンの形成方法。 【化2】
  4. 【請求項4】該支持体がシリコンウェハである請求項
    記載のレリーフパターンの形成方法。
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