JPH09180421A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH09180421A
JPH09180421A JP7342796A JP34279695A JPH09180421A JP H09180421 A JPH09180421 A JP H09180421A JP 7342796 A JP7342796 A JP 7342796A JP 34279695 A JP34279695 A JP 34279695A JP H09180421 A JPH09180421 A JP H09180421A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスク再生装置のトレイをスライド収納
する外装ケースでは、その側部を取り付け部とするため
に薄くすると、トレイのロック解除を行う目的で取り付
けられるソレノイド等の配置容積が確保できない。 【解決手段】 本発明は光ディスク再生装置後部にトレ
イ105と外装ケース50を接合するトレイ固定部品1
12を解除する動力源のアクチュエーターを配置する。
また、アクチュエーターが不具合によりトレイ105の
排出が不可能となった際にアクチュエーターを手動操作
により動作させるための強制ロック解除部材をトレイ1
05のレール107の機構内に配置し、側部に凹段部に
よる取り付けフランジを持つ外装ケース50を実現す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外装ケースとその
内部機構に係る光ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に光ディスク装置は、光ディスクを
載置するトレイと、このトレイをスライド自在に収納す
る外装ケースよりなり、外装ケースはコンピュータ等の
機器本体側に取り付けるようにしている。
【0003】図16、図17は従来の光ディスク再生装
置の外観斜視図を示し、図18は従来の光ディスク再生
装置の内部構造を示す斜視図である。また、図19は従
来の光ディスク再生装置のソレノイドの動作を示す斜視
図、図20は従来の光ディスク再生装置のソレノイド動
作によるトレイ固定部材の動作を示す斜視図、図21は
従来の光ディスク再生装置のトレイ押し出し部材による
トレイ排出動作を示す断面図、図22は従来の光ディス
ク再生装置のトレイ固定部材部の斜視図である。
【0004】図18から図22において、外装ケース1
99は底面部となるボトムカバー200と、上面部とな
るアッパーカバー201よりなり、ボトムカバー200
にはレール部材を潤滑にボトムカバー200内を摺動さ
せるレール摺動規制部材202を取り付けている。ボト
ムカバー200にはトレイ205がレール207でスラ
イド自在に関係づけられ、トレイ205には光ディスク
を再生させる光ディスクピックアップ203と、光ディ
スクピックアップ203を制御する電気基板204を収
納している。トレイ205には、収納された光ディスク
ピックアップ203および電気基板204を保護する目
的で、底面部を覆うトレイカバー206を取り付けてい
る。前記外装ケース199には電気基板204により読
み取られた光ディスクのデータ信号をコンピュータなど
の機器に送付するフレキケーブル208が装備され、ト
レイ205には外装ケース199に固定している固定機
構部品を解除するイジェクトボタン209が設けられて
いる。
【0005】また、トレイ205にはイジェクトボタン
209に与えられた押力により電気スイッチが通電し、
トレイ205を外装ケース199から解除する動力源と
なるソレノイド210と、ソレノイド210から発生さ
れた動力により回転動作するトレイ固定部材211と、
トレイ固定部材211と接合し、ソレノイド210の中
心に存在する動作部品であるプランジャーを外方向に押
し出すプランジャー排出ばね213が設けられている。
そして、外装ケース199には、トレイ205を排出さ
せる動力となるトレイ押出しばね214と、トレイ押出
しばね214の力によりトレイ205を突き放すトレイ
押し出しピン215を設けている。また、外装ケース1
99のボトムカバー200には、トレイ205を固定す
るトレイ固定ピン212を設けている。
【0006】次にトレイ205の排出動作について説明
する。操作者はトレイ205の正面に配置されたイジェ
クトボタン209を押すと、イジェクトボタン209に
与えられた押力により電気スイッチが通電し、電気スイ
ッチ通電の結果、ソレノイド210の中心部に存在する
可動部プランジャーが、図19に示すようにA方向へ移
動する。ここで、プランジャーはプランジャー排出ばね
213により、常にソレノイド210の外部へ排出され
る方向に力が与えられているため、トレイ固定部材21
1とトレイ固定ピン212は一定の力により接合してい
るため、トレイ205は外装ケース199内に固定され
ている。ソレノイド210のプランジャーに従い、図2
0のようにプランジャーに接合されたトレイ固定部材2
11がB方向に回転動作することにより、ボトムカバー
200に固定されているトレイ固定ピン212から分離
され、外装ケース199からトレイ205の固定が解除
される。
【0007】図21に示すように固定を解除されたトレ
イ205はトレイ押出しバネ214により蓄積された動
力により、トレイ押し出しピン215がC方向へ移動
し、ボトムカバー200と衝突し、トレイ205が外装
ケース199の前方へ排出される。トレイ205が外装
ケース199から排出されるとき、ボトムカバー200
に取り付けられたレール摺動規制部材202上をレール
207が移動し、さらにレール207上をトレイ205
が移動することにより、外装ケース199からトレイ2
05が完全に排出される。
【0008】操作者は完全に外装ケース199からトレ
イ205が排出された状態において、光ディスクピック
アップ203の光ディスク固定部に光ディスクを取り付
け、または光ディスクの交換を行う。
【0009】最後に光ディスクピックアップ203への
光ディスク装着が終了後、操作者はトレイ205の前面
を押し、外装ケース199内にトレイ205を挿入す
る。トレイ205を挿入した際、トレイ固定部材211
がトレイ固定ピン212と接触することにより回転運動
し、その結果、再びトレイ固定部材211がトレイ固定
ピン212に引っかけられ、トレイ205が外装ケース
199内に収納され、図22のように固定される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来、光ディスク再生
装置の薄型化と、光ディスク再生装置をコンピュータ本
体へ固定するため、外装ケース199の一側部に段部を
形成して、その突部を取り付けフランジとすると、光デ
ィスクを配置するトレイ205は切り欠きをもつ形状と
なって光ディスク全体を保持する形状ではなく、すなわ
ち光ディスクを部分的に保持する形状となる。また、ト
レイ205においては、トレイ205を外装ケース19
9との接合から分離するトレイ固定部材211を電気的
に動作させるソレノイド210などの動力源を前部に配
置する容積が確保できない。
【0011】また、トレイ205と外装ケース199を
連結するレール機構を設置しているために、トレイ20
5の形状が小さくなり、ソレノイド210を配置する条
件がさらに悪化し、電気的にトレイ205と外装ケース
199の連結を解除する機構を採用することが困難とな
る。また、光ディスク再生装置の薄型化により、市販さ
れているソレノイドではトレイ205に十分な配置容積
が確保できない。
【0012】さらに、光ディスク再生装置のトレイ固定
部材211が不具合により動作不可能となったとき、ト
レイ205の前面にソレノイド210が配置してあれ
ば、従来は、トレイ205の前部よりピンなどによりソ
レノイド210を直接動作させてトレイ固定部材211
を動作させ、トレイ205を外装ケース199より分離
していた。しかし、上記のように光ディスク再生装置の
薄型化により、ソレノイド210の代替となる動力源が
光ディスク再生装置の後部に存在する場合、従来のよう
に直接にソレノイド210の代替となる動力源を操作す
ることによりトレイ固定部材211を動作させ、トレイ
205の固定を解除することが困難であった。
【0013】本発明は上記従来の問題に留意し、光ディ
スク再生装置を薄型化するとともに、コンピュータ本体
へ固定するための取り付けフランジを外装ケースに形成
できる光ディスク再生装置を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は光ディスク再生装置における光ディスク等
を載置するトレイをスライド自在に収納する外装ケース
の一側に凹段部を形成し、その凹段部の突部を取り付け
フランジとし、取り付けフランジをコンピュータ等の機
器本体側に取り付け可能に構成し、また、光ディスク再
生装置のトレイ排出口と反対側の後部にトレイと外装ケ
ースを係合するトレイ固定部材を解除する動力源のソレ
ノイドを配置する。また、手動操作によりソレノイドを
動作させるための緊急ロック解除機構をトレイ部のレー
ル機構内に配置した構成とする。
【0015】この発明によれば、装置を薄型化するとと
もに、コンピュータ本体へ固定するための取り付けフラ
ンジを外装ケースに形成できる光ディスク再生装置を提
供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、光ディスク等を載置するトレイをスライド自在に収
納する外装ケースの一側に凹段部を形成し、その凹段部
の突部を取り付けフランジとし、取り付けフランジをコ
ンピュータ等の機器本体側に取り付け可能に構成したこ
とを特徴とする光ディスク再生装置としたものであり、
外装ケースの側部コンピュータ本体側の部品領域とする
ことが可能となり、コンピュータ本体の小型化を実現す
るという作用を有する。
【0017】本発明の請求項2に記載の発明は、光ディ
スク等を載置するトレイをスライド自在に収納する外装
ケースの一側に凹段部を形成し、その凹段部の突部を取
り付けフランジとし、取り付けフランジをコンピュータ
等の機器本体側に取り付け可能に構成した光ディスク再
生装置であって、トレイが外装ケースから排出される際
にトレイ排出をロックするロック部材を解除する機構の
動力源となるソレノイドを光ディスク再生装置のトレイ
排出口と反対側の後部に配置し、操作者が手動操作によ
りソレノイドを動作させ外装ケースからトレイを排出解
除可能とする緊急ロック解除機構と、トレイを外装ケー
スに保持し、かつ、外装ケースから進行方向を誘導する
レール機構とを有し、緊急ロック解除機構をレール機構
の内部に設置したことを特徴とする光ディスク再生装置
としたものであり、光ディスク再生装置の薄型化がで
き、電気的にトレイと外装ケースの連結を解除する作用
を有する。
【0018】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
2記載の光ディスク再生装置において、緊急ロック解除
機構は、トレイの排出口側の前部に設けられた孔と、こ
の穴に挿入する細線部材と、レール機構内部に設けられ
細線部材で動作するロック解除部材と、ロック解除部材
により動作するソレノイドよりなり、ロック部材を解除
状態とし、トレイを外装ケースから排出させるようにし
たものであり、ロック部材を動作させる動力源が不具合
により動作不可能となった際に、ロック部材を手動にて
動作可能とし、トレイを外装ケースから排出させるとい
う作用を有する。
【0019】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して説明する。 (実施の形態)図1、図2は本発明の実施の形態の光デ
ィスク装置の外観斜視図を示し、図示のように外装ケー
ス50は、ボトムカバー100およびアッパーカバー1
01よりなり、トレイ105を収納自在としている。外
装ケース50の一側には凹段部が形成され、この凹段部
の突部99を、光ディスク再生装置をコンピュータなど
に取付け固定するための取り付けフランジとしている。
図2中の103は光ディスクピックアップ、109はイ
ジェクトボタンである。
【0020】図3は本実施の形態のロック解除機構を示
す平面図、図3においてロック解除機構60は、トレイ
105の排出を行なう際にトレイ105と外装ケース5
0の連結解除の作用を行なうもので、ロック部材、ロッ
ク部材を動作させる動力源から構成されている。
【0021】図4は本実施の形態の強制ロック解除機構
を示す平面図、図4において強制ロック解除機構70
は、トレイ排出のためにロック部材を解除する動力源が
不具合により動作不可能となった際に、手動操作により
動力源を動作させるものであり、ロック解除スプリン
グ、ロック解除シャフト、ロック解除ブロックから構成
されている。
【0022】次に、具体例を説明する。図5に示すよう
に、外装ケース50は底面部となるボトムカバー100
と上面部となるアッパーカバー101より構成されてい
る。ボトムカバー100内にはレール部材を潤滑にを摺
動させるレール摺動規制部材102を取り付けている。
105はトレイであり、光ディスクを再生させる光ディ
スクピックアップ103および光ディスクピックアップ
103を制御する電気基板104を備えている。トレイ
105の底面部には、トレイ105に収納された光ディ
スクピックアップ103、電気基板104を保護する目
的で、トレイカバー106を設けている。トレイ105
は、外装ケース50に対しレール107によりスライド
自在に収納されるようになっている。
【0023】電気基板104により読み取られた光ディ
スクのデータ信号は、フレキケーブル108によりコン
ピュータなどの機器に送付されるようになっており、ま
た、トレイ105の前部には、外装ケース50に収納さ
れたトレイ105を排出する際にトレイ105を外装ケ
ース50に固定している固定機構部品を解除するイジェ
クトボタン109を設けている。イジェクトボタン10
9に与えられた押力を電気信号に変換するボタンスイッ
チは、イジェクトボタンスイッチ基板110に実装され
ている。外装ケース50には単極型モータ111が装備
され、光ディスク再生装置の操作者がイジェクトボタン
109を押すと、イジェクトボタンスイッチ基板110
に実装されたボタンスイッチが起動され、その信号が電
気基板104に伝達されて単極型モータ111が動作す
るようになっている。単極型モータ111の動作に従
い、外装ケース50に装備されたトレイ固定部品112
が回転動作するようになっている。
【0024】また、トレイ105の後部には、トレイ固
定部品112と接合し、トレイ105を外装ケース50
内に固定するトレイ固定ピン113を設けてあり、外装
ケース50には、外装ケース50からトレイ105を排
出する動力となるトレイ押出し部材114と、トレイ押
出し部材114をボトムカバー100から離合させる動
力源となるトレイ押出し部材用ばね115を設けてい
る。また、何らかの不具合により単極型モータ111が
動作不可能となった場合に、単極型モータ111を強制
的に手動操作にて動作させるロック解除シャフト116
を外装ケース50に関連づけてあり、ロック解除シャフ
ト116の先端にはロック解除ブロック117を固定し
ている。また、ロック解除シャフト116が動作しない
とき、ロック解除シャフト116がトレイ105前面に
押しつけるようにし、単極型モータ111の動作に影響
がないようにするロック解除ばね118が設けられてい
る。
【0025】以上のように各構成部品にて構成された実
施の形態1の光ディスク再生装置において、図6に示す
ようにボトムカバー100、アッパーカバー101によ
って組み立てられる外装ケース50には、その右側面部
に凹段部を設ける。そして、図7に示すように、その凹
段部の突部99をコンピュータへの取付けフランジとし
ている。
【0026】その結果、光ディスク再生装置をコンピュ
ータに組み込んだ場合、図8の斜線部に示すようにコン
ピュータ側の空間が大きくなり、コンピュータの搭載部
品領域を拡大する。
【0027】上記のように、外装ケース50にコンピュ
ータへの取付けフランジをもつ外装ケース50の形状を
実現するには、以下に示すような特徴を有する光ディス
ク再生装置の構造にする必要がある。本実施の形態1に
おける光ディスク再生装置の内部構造は、外装ケース5
0からトレイ105を排出させるために、トレイ固定部
品112、トレイ固定ピン113の接続を解除するため
に必要となるトレイ固定部品112を動作させる動力源
を光ディスク再生装置の後部へ配置する。
【0028】さらに、上記のトレイ固定部品112を動
作させる動力源が不具合により、動作不可能となった場
合に、光ディスク再生装置の操作者が手動操作を行い、
トレイ105を外装ケース50から排出された後、光デ
ィスクの取り出し、交換が可能とする必要がある。
【0029】上記の手動操作による光ディスクの取り出
しのために、トレイ105の前面に設けられた小さな穴
へピンなど先端形状の細いものを挿入し、トレイ105
の下部に設けられた強制イジェクト機構部品に挿入され
たピンなどの押力を光ディスク再生装置の後部に伝達さ
せ、トレイ固定部品112を動作させ、トレイ固定ピン
113からトレイ固定部品112の拘束を解き、トレイ
105は外装ケース50から排出されるようにする。
【0030】ここで、強制イジェクト機構部品を配置す
る領域として、実施の形態1のように外装ケース50の
コンピュータへの取付けフランジ、すなわち、外装ケー
スの右側面部に凹段部を設けるために、強制イジェクト
機構部品はトレイ105の右下部に存在するレール10
7の上部を摺動するレール受け部内に配置することがで
きる。
【0031】上記のように外装ケース50の一側に凹段
部を形成してその凹段部の突部99をコンピュータへの
取付けフランジとする構成において、電気的な信号によ
り外装ケース50内部からトレイ105を排出させる機
構とした場合、トレイ105を外装ケース50に拘束す
るトレイ固定部品112を動作させる動力源を光ディス
ク再生装置の後部に配置し、さらにトレイ固定部品11
2を動作させる動力源が不具合により、動作不可能とな
った際に、光ディスク再生装置の操作者が手動操作によ
り、光ディスクが取り出し可能とするために、強制イジ
ェクト機構をトレイ105のレール107上を摺動する
レール部内に配置する。
【0032】図5において、まず、トレイ105の排出
の動作について説明する。操作者はトレイ105の正面
に配置されたイジェクトボタン109を押すと、イジェ
クトボタン109に与えられた押力により、イジェクト
ボタンスイッチ基板110に実装されたボタンスイッチ
が起動される。ここで、従来の製品では、製品サイズに
十分スペースの余裕があったため、光ディスク再生装置
の前部にトレイ105と外装ケース50を離合させるト
レイ105のロック解除機構を設置することが可能であ
った。しかし、本実施の形態1においては製品サイズの
高さ方向の薄型化、外装ケース50のコンピュータへの
取付けを目的とした取付けフランジ形成のために、トレ
イ105を外装ケース50外に排出させるロック解除機
構を光ディスク再生装置の後部に配置している。そし
て、上記のボタンスイッチにより起動された信号が電気
基板104に伝達し、電気基板104の指示により単極
型モータ111に起動電力が与えられ、図9に示すよう
にD方向に対して単極型モータ111は回転運動を開始
する。単極型モータ111の回転運動に従い、図10に
示すようにE方向に対してトレイ固定部品112も回転
運動を開始する。通常、トレイ固定部品112とトレイ
105を外装ケース50内に固定するトレイ固定ピン1
13は図9に示す位置関係にあり、トレイ105は外装
ケース50内に収納、固定されている。次に、上記のよ
うにトレイ固定部品112の回転運動により、図10に
示すようにトレイ固定部品112はトレイ固定ピン11
3から離れ、最終的にトレイ105は外装ケース50か
らの拘束を解かれて図11のようになる。
【0033】トレイ105が外装ケース50からの拘束
を解かれたとき、図11に示すように外装ケース50か
らトレイ105を押し出すトレイ排出機構が動作する。
本実施の形態1におけるトレイ105のプッシュ機構は
図12に示すように、レール107上を摺動するトレイ
105下部に設けられたレール107後部内に、トレイ
押出し部材114、トレイ押出し部材用ばね115を設
けられている。トレイ105が外装ケース50内に収納
されている時点においては、トレイ押出し部材用ばね1
15は圧縮されており、圧縮によるエネルギーが蓄積さ
れている。そして、トレイ105が外装ケース50から
排出されるに従い、トレイ押出し部材用ばね115に蓄
積されていたエネルギーがトレイ押出し部材114に伝
達し、トレイ押出し部材114がボトムカバー100の
後部に接触を開始する。さらにトレイ押出し部材用ばね
115に蓄積されていたエネルギーが発散されるにつ
れ、トレイ105はトレイ押出し部材114により、外
装ケース50外に排出される。
【0034】もし、何らかの不具合により単極型モータ
111が動作不可能となった場合に、光ディスク再生装
置においてトレイ105が引き出し不可能となり、その
結果、トレイ105に積載されている光ディスクの取り
出し、または交換ができなくなる場合がある。上記のよ
うな不具合が発生した状況においても、光ディスクの取
り出しが可能となるように強制イジェクト機能を設け
る。従来の製品では光ディスク再生装置においては、ロ
ック解除機構の動力源となるソレノイドが光ディスク再
生装置の前部に配置されていたため、光ディスク再生装
置のトレイ105前部に設けられた穴部にピンの先端の
細い形状物を挿入し、直接ソレノイドの動作部分となる
プランジャーを動作させ、トレイ固定部品を回転させ、
トレイ105を外装ケース50の内部から、拘束から解
除する構成となっていた。本実施の形態1においても、
上記と同様な強制イジェク機能を実現するために単極型
モータ111を強制的に手動操作にて動作させるため
に、ロック解除シャフト116、ロック解除シャフト1
16の先端に固定されたロック解除ブロック117、ロ
ック解除シャフト116が動作しないとき、ロック解除
シャフト116がトレイ105前面に押しつけるように
し、振動衝撃に対して、単極型モータ111の動作に影
響がないようにするロック解除ばね118を設けてい
る。
【0035】次に上記の本実施の形態1における強制イ
ジェクト機構の動作について説明する。図13に示すよ
うに、まず、従来の製品と同様に光ディスク再生装置の
トレイ105前部に設けられた穴部にピン120などの
先端の細い形状物を挿入する。その結果、挿入されたピ
ン120などの先端の細い形状物が、トレイ105のレ
ール107上を摺動する部分内に設置されたロック解除
シャフト116と接触し、ロック解除ばね118の反力
に逆らい、ロック解除ばね118を押し縮め、図14に
示すように光ディスク再生装置の後方、つまりF方向に
移動する。光ディスク再生装置の後方へロック解除シャ
フト116が移動すると、ロック解除シャフト116の
後端に固定されているロック解除ブロック117も同時
に光ディスク再生装置の後方へ移動させられる。光ディ
スク再生装置の後方へ移動したロック解除ブロック11
7の動作に従い、トレイ固定部品112がロック解除ブ
ロック117と接触を開始し、さらには図15に示すよ
うにトレイ固定部品112が通常、単極型モータ111
がトレイ固定部品112に対して、回転運動を与える動
作と同等の動力となり、トレイ固定部品112が回転運
動を行う。トレイ固定部品112の動作により、トレイ
固定ピン113はトレイ固定部品112の拘束を解か
れ、トレイ固定ピン113はトレイ固定部品112と分
離する。その結果、トレイ105は外装ケース50から
排出されるものである。
【0036】最後に光ディスクピックアップ103への
光ディスク装着が終了後、操作者はトレイ105前面を
押し、外装ケース50内にトレイ105を外装ケース5
0内部に挿入する。トレイ105を挿入した際、トレイ
固定部品112がトレイ固定ピン113と接触すること
により回転運動し、その結果、再びトレイ固定部品11
2がトレイ固定ピン113に引っかけられ、トレイ10
5が外装ケース50内に固定される。また、トレイ10
5が外装ケース50内に収納されるに従って、トレイ1
05後部より突出していたトレイ押出し部材114はボ
トムカバー100の後部と衝突し、押圧部材は圧縮、変
形させられ、再びトレイ押出し部材114はトレイ10
5後部に収納される。
【0037】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば光ディスク再生装置の薄型化および光ディスク
再生装置をコンピュータ本体へ固定するため、外装ケー
スの一側に凹段部による取り付けフランジを形成した構
成とし、外装ケースの高さ方向の厚みを薄型化できると
ともに、トレイを外装ケース内に拘束するロック機構お
よび強制的にトレイを排出させる強制イジェクト機構を
内部に配置することができ、その効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における光ディスク装置の
外観斜視図
【図2】本実施の形態のトレイ引き出し状態の斜視図
【図3】本実施の形態のロック解除機構を示す平面図
【図4】本実施の形態の強制ロック解除機構を示す平面
【図5】本実施の形態の内部構造を示す平面図
【図6】本実施の形態の外装ケースを示す斜視図
【図7】本実施の形態の外装ケースを示す斜視図
【図8】同光ディスク再生装置を取り付けるコンピュー
タ側が有効活用することが可能な領域を示す説明図
【図9】本実施の形態の単極型モータ部を示す平面図
【図10】本実施の形態のトレイ固定部品を示す平面図
【図11】本実施の形態のトレイ排出状態を示す平面図
【図12】(a)は本実施の形態のトレイ排出機構部を
示す平面図 (b)は本実施の形態のトレイ排出機構部を示す断面図
【図13】(a)は本実施の形態の強制ロック解除機構
によるトレイ固定部材を動作させるためのピン挿入状態
の平面図 (b)は本実施の形態の強制ロック解除機構によるトレ
イ固定部材を動作させるためのピン挿入状態の断面図
【図14】(a)は本実施の形態の強制ロック解除機構
によるトレイ固定部材の動作状態の平面図 (b)は本実施の形態の強制ロック解除機構によるトレ
イ固定部材の動作状態の断面図
【図15】(a)は本実施の形態の強制ロック解除機構
によるトレイ排出状態の平面図 (b)は本実施の形態の強制ロック解除機構によるトレ
イ排出状態の断面図
【図16】従来の光ディスク再生装置の外観斜視図
【図17】従来の光ディスク再生装置の外観斜視図
【図18】従来の光ディスク再生装置の内部構造を示す
斜視図
【図19】従来の光ディスク再生装置のソレノイドの動
作を示す斜視図
【図20】従来の光ディスク再生装置のソレノイド動作
によるトレイ固定部材の動作を示す斜視図
【図21】従来の光ディスク再生装置のトレイ押し出し
部材によるトレイ排出動作を示す断面図
【図22】従来の光ディスク再生装置のトレイ固定部材
部の斜視図
【符号の説明】
50 外装ケース 60 ロック解除機構 70 強制ロック解除機構 99 凹段部の突部 100 ボトムカバー 101 アッパーカバー 102 レール摺動規制部材 103 光ディスクピックアップ 104 電気基板 105 トレイ 106 トレイカバー 107 レール 108 フレキケーブル 109 イジェクトボタン 110 イジェクトボタンスィッチ基板 111 単極型モータ 112 トレイ固定部品 113 トレイ固定ピン 114 トレイ押出し部材 115 トレイ押出し部材用ばね 116 ロック解除シャフト 117 ロック解除ブロック 118 ロック解除ばね 120 ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスク等を載置するトレイをスライド
    自在に収納する外装ケースの一側に凹段部を形成し、そ
    の凹段部の突部を取り付けフランジとし、前記取り付け
    フランジをコンピュータ等の機器本体側に取り付け可能
    に構成したことを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 【請求項2】光ディスク等を載置するトレイをスライド
    自在に収納する外装ケースの一側に凹段部を形成し、そ
    の凹段部の突部を取り付けフランジとし、前記取り付け
    フランジをコンピュータ等の機器本体側に取り付け可能
    に構成した光ディスク再生装置であって、前記トレイが
    前記外装ケースから排出される際にトレイ排出をロック
    するロック部材を解除する機構の動力源となるソレノイ
    ドを光ディスク再生装置のトレイ排出口と反対側の後部
    に配置し、操作者が手動操作により前記ソレノイドを動
    作させ外装ケースからトレイを排出解除可能とする緊急
    ロック解除機構と、トレイを外装ケースに保持し、か
    つ、外装ケースから進行方向を誘導するレール機構とを
    有し、前記緊急ロック解除機構を前記レール機構の内部
    に設置したことを特徴とする光ディスク再生装置。
  3. 【請求項3】前記緊急ロック解除機構は、前記トレイの
    排出口側の前部に設けられた孔と、この穴に挿入する細
    線部材と、前記レール機構内部に設けられ前記細線部材
    で動作するロック解除部材と、前記ロック解除部材によ
    り動作するソレノイドよりなり、前記ロック部材を解除
    状態とし、前記トレイを前記外装ケースから排出させる
    ようにしたことを特徴とする請求項2記載の光ディスク
    再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6782546B2 (en) * 2001-10-02 2004-08-24 Pioneer Corporation Recording medium playback apparatus
KR100505655B1 (ko) * 2002-12-05 2005-08-03 삼성전자주식회사 슬림형 광디스크 드라이브

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