JPH09180208A - 光ディスクプレーヤの自動利得調整装置 - Google Patents

光ディスクプレーヤの自動利得調整装置

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JPH09180208A
JPH09180208A JP7335522A JP33552295A JPH09180208A JP H09180208 A JPH09180208 A JP H09180208A JP 7335522 A JP7335522 A JP 7335522A JP 33552295 A JP33552295 A JP 33552295A JP H09180208 A JPH09180208 A JP H09180208A
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一宏 清浦
Yoshifumi Fujino
好文 藤野
Yoshimichi Nishio
善道 西尾
Takeshi Matsumoto
健 松本
Mayumi Takahashi
まゆみ 高橋
Koichiro Haraguchi
孝一郎 原口
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0941Methods and circuits for servo gain or phase compensation during operation

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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、CDプレーヤ、LDプレーヤ等の
光ディスクプレーヤにおいて、フォーカス制御、トラッ
キング制御等のサーボコントロールを行うために用いら
れる、いわゆる自動利得調整装置において、自動利得調
整により得られた利得調整値の適否を比較的簡単な構成
により確認できるようにし、更に誤調整の場合であって
もそのまま再生動作が開始されてしまうのを防げるよう
にする。 【解決手段】 誤差信号によりサーボ制御を行うための
サーボループに設けられる光ディスクプレーヤの自動利
得調整装置は、サーボループの利得を誤差信号の信号レ
ベルに最適な利得調整値に調整変更する自動利得調整ブ
ロック8、調整変更された利得調整値を記憶するメモリ
13と、メモリ13に記憶された前回の利得調整値と自
動利得調整ブロック8による今回の利得の調整変更によ
り新たに得られた利得調整値とを比較し、更に、該比較
された利得調整値の差が所定値以上のとき利得を再度調
整変更するように自動利得調整ブロック8を制御するマ
イクロコンピュータ6とを備えて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(Compact Di
sc)プレーヤ、LD(Laser Disc)プレーヤ等の光ディ
スクプレーヤにおいて、フォーカス制御、トラッキング
制御等のサーボコントロールを行うために用いられる、
いわゆる自動利得調整装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】通常、この種の光ディスクプレーヤは、
記録媒体である光ディスク上の記録トラックから情報を
正確に読み取るために、光ピックアップにおけるトラッ
キング制御やフォーカス制御、ディスク回転用のスピン
ドルモータにおける回転数制御等をサーボループ(閉回
路ループ)によりサーボコントロールするように構成さ
れている。従来から、このサーボコントロールは、光ピ
ックアップから入力した所定種類の信号に対しエラー信
号を生成し、サーボループにおけるそのエラー信号の利
得を適正な値に調整することにより行われる。このた
め、サーボループにおいて入力信号に応じて利得を調整
する自動利得調整(オートゲインコントロール)装置が
用いられている。特に、外乱元を用いて利得調整を行う
自動利得調整装置は、的確な利得調整値を測定でき、再
生動作に先だって自動利得調整動作を行いサーボ系への
利得を設定することで調整後は安定したサーボが行え
る。
【0003】従来の自動利得調整装置においては、サー
ボループにおける自動利得調整のために初期値として設
定する値を、装置全体の経時変化に拘らず一定値として
しまうと、装置の経時変化その他の原因によってサーボ
がかからなかったり、かかりにくくなる場合がある。こ
のため、本願出願人により、利得調整動作を終了する度
に利得調整値をメモリに記憶させておくことにより、時
間的変化の最も少ない最近の利得調整値を、今回の自動
利得調整での初期値として採用する技術が提案されてい
る(特開平7ー130087号公報参照)。この技術に
よれば、光ディスクプレーヤの使用環境や経時的変化に
対しても、サーボを比較的確実にクローズできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
特開平7ー130087号公報に開示された技術によれ
ば、一旦調整が実行され、利得調整値が得られると、こ
の利得調整値が正しいか否かによらず、この利得調整値
を用いて再生動作が開始される。このため、光ディスク
面上の埃や傷等の状態、振動、光ディスクのセットミス
などに起因して偶発的に発生する誤調整や、電気的な又
は機械的な装置の故障に起因する誤調整などの場合に
は、誤った利得調整値によって再生動作が開始されるこ
とにより、サーボが全くかからなかったり、かかりにく
かったりする場合がなお出現するという問題点がある。
言い換えれば、上述した従来の技術によれば、自動利得
調整により得られた利得調整値が正しいか否かは装置の
動作の異常によってしか判断できないという問題点があ
る。
【0005】本発明は上述した問題点に鑑みなされたも
のであり、自動利得調整により得られた利得調整値の適
否を比較的簡単な構成により確認でき、更に誤調整の場
合であってもそのまま再生動作が開始されてしまうのを
防ぐことができる光ディスクプレーヤの自動利得調整装
置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の光ディ
スクプレーヤの自動利得調整装置は上記課題を解決する
ために、誤差信号によりサーボ制御を行うためのサーボ
ループに設けられる光ディスクプレーヤの自動利得調整
装置であって、前記サーボループの利得を前記誤差信号
の信号レベルに最適な利得調整値に調整変更する利得調
整手段と、前記調整変更された利得調整値を記憶する記
憶手段と、該記憶手段に記憶された前回の利得調整値と
前記利得調整手段による今回の利得の調整変更により新
たに得られた利得調整値とを比較する比較手段と、該比
較された利得調整値の差が所定値以上のとき前記利得を
再度調整変更するように前記利得調整手段を制御する制
御手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】請求項1に記載の光ディスクプレーヤの自
動利得調整装置によれば、先ず、利得調整手段により、
サーボループの利得が、誤差信号の信号レベルに最適な
利得調整値に調整変更される。すると、記憶手段によ
り、この調整変更された利得調整値が記憶される。次
に、利得調整手段による調整変更が行われると、比較手
段により、この記憶手段に記憶された前回の利得調整値
と利得調整手段による今回の利得の調整変更により新た
に得られた利得調整値とが比較される。そして、この比
較された利得調整値の差が所定値以上のとき、制御手段
による制御の下、利得調整手段により、サーボループの
利得が再度調整変更される。
【0008】請求項2に記載の光ディスクプレーヤの自
動利得調整装置は、上述した請求項1に記載の光ディス
クプレーヤの自動利得調整装置において、前記制御手段
は、前記利得調整手段が前記利得の調整変更を所定回数
行っても前記比較された利得調整値の差が前記所定値以
上であるとき、前記利得の調整変更を中断するように前
記利得調整手段を制御し、前記利得の調整変更を中断し
た旨を表示する表示手段を更に備えたことを特徴とす
る。
【0009】請求項2に記載の光ディスクプレーヤの自
動利得調整装置によれば、利得調整手段が利得の調整変
更を所定回数行っても比較された利得調整値の差が所定
値以上であるとき、制御手段による制御の下、利得調整
手段により、利得の調整変更が中断される。そして、表
示手段により、利得の調整変更を中断した旨が表示され
る。
【0010】請求項3に記載された光ディスクプレーヤ
の自動利得調整装置は、上述した請求項1に記載の光デ
ィスクプレーヤの自動利得調整装置において、前記制御
手段は、前記利得調整手段が前記利得の調整変更を所定
回数行っても前記比較された利得調整値の差が前記所定
値以上であるとき、前記利得の調整変更を中断するよう
に前記利得調整手段を制御し、前記サーボループの利得
は、前記所定回数行われた調整変更により得られた利得
調整値の平均値とされることを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の光ディスクプレーヤの自
動利得調整装置によれば、利得調整手段が利得の調整変
更を所定回数行っても比較された利得調整値の差が所定
値以上であるとき、制御手段による制御の下、利得調整
手段により、利得の調整変更が中断される。そして、サ
ーボループの利得は、所定回数行われた調整変更により
得られた利得調整値の平均値とされる。
【0012】請求項4に記載された光ディスクプレーヤ
の自動利得調整装置は、上述した請求項1に記載の光デ
ィスクプレーヤの自動利得調整装置において、前記制御
手段は、前記利得調整手段が前記利得の調整変更を所定
回数行っても前記比較された利得調整値の差が前記所定
値以上であるとき、前記利得の調整変更を中断するよう
に前記利得調整手段を制御し、前記サーボループの利得
は、最後に行われた調整変更により得られた利得調整値
とされることを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の光ディスクプレーヤの自
動利得調整装置によれば、利得調整手段が利得の調整変
更を所定回数行っても比較された利得調整値の差が所定
値以上であるとき、制御手段による制御の下、利得調整
手段により、利得の調整変更が中断される。そして、サ
ーボループの利得は、最後に行われた調整変更により得
られた利得調整値とされる。
【0014】請求項5に記載された光ディスクプレーヤ
の自動利得調整装置は、上述した請求項1から4に記載
の光ディスクプレーヤの自動利得調整装置において、前
記利得調整手段は、前記記憶手段に記憶された前回の利
得調整値を今回の利得の調整変更を行う際の初期値とし
て利用することを特徴とする。
【0015】請求項5に記載の光ディスクプレーヤの自
動利得調整装置によれば、利得調整手段により、記憶手
段に記憶された前回の利得調整値が、今回の利得の調整
変更を行う際の初期値として利用される。
【0016】請求項6に記載された光ディスクプレーヤ
の自動利得調整装置は、上述した請求項1から5に記載
の光ディスクプレーヤの自動利得調整装置において、前
記誤差信号は、フォーカスエラー信号であることを特徴
とする。
【0017】請求項6に記載の光ディスクプレーヤの自
動利得調整装置によれば、利得調整手段により、比較手
段によりフォーカスエラー信号の信号レベルに最適な利
得調整値に調整変更され、フォーカスエラー信号用の利
得調整値が前回と今回とで比較される。
【0018】請求項7に記載された光ディスクプレーヤ
の自動利得調整装置は、上述した請求項1から5に記載
の光ディスクプレーヤの自動利得調整装置において、前
記誤差信号は、トラッキングエラー信号であることを特
徴とする。
【0019】請求項7に記載の光ディスクプレーヤの自
動利得調整装置によれば、利得調整手段により、トラッ
キングエラー信号の信号レベルに最適な利得調整値に調
整変更され、比較手段によりトラッキングエラー信号用
の利得調整値が前回と今回とで比較される。
【0020】請求項8に記載の光ディスクプレーヤの自
動利得調整装置は上記課題を解決するために、少なくと
も二つの誤差信号によりサーボ制御を行うためのサーボ
ループに設けられる光ディスクプレーヤの自動利得調整
装置であって、前記サーボループの利得を前記二つの誤
差信号の信号レベルに最適な利得調整値に夫々調整変更
する利得調整手段と、前記夫々調整変更された二つの利
得調整値を夫々記憶する記憶手段と、該記憶手段に夫々
記憶された前回の二つの利得調整値の差分値と前記利得
調整手段による今回の利得の調整変更により夫々新たに
得られた二つの利得調整値の差分値とを比較する比較手
段と、該比較された差分値の差が所定値以上のとき前記
利得を再度調整変更するように前記利得調整手段を制御
する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0021】請求項8に記載の光ディスクプレーヤの自
動利得調整装置によれば、先ず、利得調整手段により、
サーボループの利得が、少なくとも二つの誤差信号の信
号レベルに最適な利得調整値に夫々調整変更される。す
ると、記憶手段により、この調整変更された二つの利得
調整値が夫々記憶される。次に、利得調整手段による調
整変更が行われると、比較手段により、この記憶手段に
記憶された前回の二つの利得調整値の差分値と利得調整
手段による今回の利得の調整変更により夫々新たに得ら
れた二つの利得調整値の差分値とが比較される。そし
て、この比較された差分値の差が所定値以上のとき、制
御手段による制御の下、利得調整手段により、サーボル
ープの利得が再度調整変更される。
【0022】請求項9に記載された光ディスクプレーヤ
の自動利得調整装置は、上述した請求項8に記載の光デ
ィスクプレーヤの自動利得調整装置において、前記二つ
の誤差信号は、フォーカスエラー信号及びトラッキング
エラー信号であることを特徴とする。
【0023】請求項9に記載の光ディスクプレーヤの自
動利得調整装置によれば、利得調整手段により、フォー
カスエラー信号及びトラッキングエラー信号の信号レベ
ルに最適な利得調整値に夫々調整変更され、比較手段に
よりフォーカスエラー信号用の利得調整値とトラッキン
グエラー信号用の利得調整値との差分値が前回と今回と
で比較される。
【0024】本発明のこのような作用及び他の利得は次
に説明する実施の形態から明らかにされよう。
【0025】
【本発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 (i)第1の実施の形態 第1の実施の形態は、CDプレーヤ内部に備えられ、信
号処理回路により検出されたオーディオレベルが所定の
音量レベル以上になった時に自動利得制御を行う自動利
得調整装置である。
【0026】先ず、第1の実施の形態の構成を図1及び
図2を用いて説明する。図1にCDプレーヤのサーボ系
に関する構成を示す。図1において、CDプレーヤは、
オーディオ信号復調の流れに関しては、信号が記録され
た記録媒体の光ディスク1の情報トラックから信号をレ
ンズ(図示せず)を通して読出すピックアップ2と、ピ
ックアップ2をディスク1の直径方向に駆動する送り
(キャリッジ)モータ3と、ディスク1を回転させるス
ピンドルモータ4と、ピックアップ2により読出された
読出信号を増幅し、2値化されたRF信号の他にフォー
カスエラー信号、トラッキングエラー信号等を出力する
プリアンプ5と、2値化されたRF信号からスピンドル
モータ4の速度制御のための信号(CLV信号)を生成
し、且つ、RF信号よりEFM復調、CIRCによる誤
り訂正復号等を行い16ビットのディジタル信号に変換
してD/A変換器11に送る信号処理回路7と、16ビ
ットディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変
換器11と、アナログ信号から可聴周波数帯域を通過さ
せ、ノイズ分を除去してオーディオ信号を出力するロー
パスフィルタ(LPF)12とを備えて構成されてい
る。
【0027】また、CDプレーヤは、サーボ系に関する
信号の流れに関しては、プリアンプ5より供給された各
種エラー信号のゲインを調整し、サーボ系への所定の信
号レベルに利得調整する自動利得調整ブロック8と、サ
ーボのための周波数を調整するサーボイコライザ9と、
生成された駆動信号を電流増幅しピックアップ2のフォ
ーカス/トラッキングコイル(図示せず)・送りモータ
3・スピンドルモータ4を夫々駆動するためのドライバ
10と、システム全体を制御するマイクロコンピュータ
(マイコン)6と、過去の利得調整値等を記憶するメモ
リ13とを備えて構成されている。
【0028】ピックアップ2中のレンズは、ディスク1
の直径方向にはトラッキングコイル(図示せず)、焦点
制御のためにはフォーカスコイル(図示せず)によって
駆動され、トラックからの光に対し図示しない受光部が
適正な位置関係になるようにサーボ系によって駆動され
る。
【0029】メモリ13は、スーパーキャパシタや電池
によってバックアップされたSRAM(Static RAM)等
の不揮発性のメモリから構成されている。メモリ13
は、利得調整値として、フォーカスサーボ用調整値F0
と、トラッキングサーボ用調整値T0とを夫々所定のメ
モリ領域に記憶するように構成されている。
【0030】本実施の形態では、自動利得調整ブロック
8、マイクロコンピュータ6及びメモリ13が、本発明
の自動利得調整装置の一例を構成している。図2に図1
の自動利得調整ブロック8の詳細な構成を示す。
【0031】図2において、自動利得調整ブロック8
は、プリアンプ5から供給される各種のエラー信号をサ
ーボイコライザ9に入力するのに最適なレベルに利得調
整を行う働きをし、エラー信号をマイクロコンピュータ
6の供給するアッテネータコントロール信号によって適
宜利得変更し出力するアッテネータ(ATT)20と、
アッテネータ20の出力から最初の分岐(B分岐)をし
て、サーボループを一巡してきた外乱を含むエラー信号
のゲイン変化量検出を行うゲイン変化量検出ブロック2
1と、B分岐からの信号に外乱元29からの外乱を加算
する加算器30と、加算器30の出力から分岐(A分
岐)し、外乱印加直後のゲイン変化量検出を行うゲイン
変化量検出ブロック21’とを備えて構成されている。
【0032】外乱元29はエラー信号に疑似的に値の定
まった外乱要素(発振器等による一定振幅の一定周波
数)を加えて、それによって変化するエラー信号のレベ
ルを調べるためにあり、マイクロコンピュータ6から投
入及び切断ができるスイッチSWによって加算器30に
供給される。
【0033】ゲイン変化量検出ブロック21及び21’
は夫々、外乱信号の周波数帯を通過させるバンドパスフ
ィルタ22と、信号を絶対値信号に変換する絶対値回路
23と、外乱信号の周波数成分を除去し直流化するロー
パスフィルタ(LPF)24とを備えて構成されてい
る。
【0034】以上説明したように、本実施の形態では、
自動利得調整ブロック8から利得調整手段の一例が構成
されており、メモリ13から記憶手段の一例が構成され
ており、マイクロコンピュータ6から比較手段の一例及
び制御手段の一例が構成されている。
【0035】次に、第1の実施の形態の動作を図3に示
すフローチャートを用いて説明する。図3において、先
ず電源が投入されてCDがセットされると(ステップS
1)、マイクロコンピュータ6はメモリ13の所定のア
ドレスを調べ前回の利得調整値が記憶されているかどう
かを調べる(ステップS2)。このメモリ13は、スー
パーキャパシタや電池によってバックアップされたSR
AM等で構成されているため、前回の再生動作で何らか
の値が記憶されていれば、主電源を切断してもメモリ1
3内部の値は保持されているので、次回に利用できるの
である。
【0036】ステップS2で、正しい値が記憶されてい
ると認められた場合(ステップS2:YES)、メモリ
13内部の所定アドレスに記憶してある前回の利得調整
値X 0 (=F0 ,T0 )を自動利得調整における初期値
として、アッテネータ20に送る(ステップS3)。
【0037】一方、ステップS2で、所定アドレスの記
憶内容が不定値となっていて前回に正しく記憶された値
と認められない場合(ステップS2:NO)、これは新
規使用(メモリクリアされてから始めての使用)若しく
はノイズその他の原因でメモリ内容が破壊されたと判断
し、一定値の利得調整値(従来通りの初期値)を利得調
整値X0 (=F0 ,T0 )に代えて、自動利得調整のた
めの初期値として、アッテネータ20に送る(ステップ
S4)。以上のようにステップS1からS4により、自
動利得調整用の初期値の設定が終了する。
【0038】次に、後で図4を用いて詳述する自動利得
調整(オートゲインコントロール)を開始する(ステッ
プS5)。自動利得調整では、外乱注入によるアッテネ
ータ20に設定する利得調整値の微調整を行い最新の値
をアッテネータ20に反映させる。
【0039】自動利得調整が終了すると(ステップS
6)、この調整により得られた今回の利得調整値xとメ
モリ13に記憶されていた前回の利得調整値X0 とが
(F及びT夫々について)比較される。即ち、先ず、”
x>X0 +α[dB]”が成立するか否かが(F及びT
夫々について)判定される(ステップS7)。ここで、
成立すると判定されると(ステップS7:YES)、ス
テップS8に進んで、N回目の調整動作を行ったのか否
かが判定される。ここに、Nは、装置の仕様として予め
定めた所定の回数であり、例えば、3回、5回、10回
…というように任意の自然数として設定できるが、マイ
クロコンピュータ6の処理能力や、オートゲイン制御動
作を規定する各種パラメータの大小などに応じて適宜定
められる。この判定は例えば、当該比較判定を何回行っ
たかをカウントするカウンタにより行われる。ステップ
S8において、N回目ではないと判定されると(ステッ
プS8:NO)、ステップS2に戻り、自動利得調整が
繰り返し行われる。一方、N回目であると判定されると
(ステップS8:YES)、最後(N回目)に実行した
調整動作により得られた利得調整値又はN回の自動利得
調整によりえられた利得調整値の平均値を実際の再生を
開始する際に用いる利得調整値として、ステップS11
に進む。このように、ステップS8及びS10では、自
動利得調整をN回行っても正しいと推定される利得調整
値が得られない場合には自動利得調整を打ち切る。この
ため、装置に異常(故障)があったり、過去のメモリ1
3に記憶されていた利得調整値やデフォルト値に異常が
あったりした場合にも、半永久的に調整動作が繰り返さ
れる事態を効果的に回避できる。
【0040】ステップS7において、”x>X0 +α
[dB]”が成立しないと判定されると(ステップS
7:NO)、ステップS9に進んで、更に、”x<X0
−α[dB]”が成立するか否かが(F及びT夫々につ
いて)判定される(ステップS9)。ここで、成立する
と判定されると(ステップS9:YES)、ステップS
10に進んで、N回目の自動利得調整を行ったのか否か
が判定される。ここに、Nは、ステップS8の場合と同
様に、装置の仕様として予め定めた所定の回数である。
この判定は例えば、当該比較判定を何回行ったかをカウ
ントするカウンタにより行われる。ステップS10にお
いて、N回目ではないと判定されると(ステップS1
0:NO)、ステップS2に戻り、自動利得調整が繰り
返し行われる。一方、N回目であると判定されると(ス
テップS10:YES)、最後(N回目)に実行した自
動利得調整により得られた利得調整値又はN回の自動利
得調整によりえられた利得調整値の平均値を実際の再生
を開始する際に用いる利得調整値として、ステップS1
1に進む。また、ステップS9において、”x<X0
α[dB]”が成立しないと判定されると(ステップS
9:NO)、今回の利得調整値を実際の再生を開始する
際に用いる利得調整値として、ステップS11に進む。
【0041】尚、このαの値としては、例えば、約6か
ら12[dB]といった値が用いられるが、このαの値
は装置の仕様に応じて設定されるものである。特に、こ
のα値をあまり小さく設定すると、自動利得調整のバラ
ツキがあるために、上述のステップS7及びS9の判定
を中々クリアできずに調整動作を何度も繰り返さねばな
らなくなり、サーボコントロールの開始までに時間がか
かる。一方、自動利得制御が可能な調整範囲を越えるま
でにこのα値を大きく設定してしまうと、文字通り自動
調整ができなくなる。
【0042】ステップS11では、オーディオ信号系へ
逆量子化した出力を止めておくためのミュート信号を解
除し曲の再生に入る。そして、適当なタイミングで利得
調整値を記憶するための所定アドレスに、ステップS7
及びS8で確認された今回の(F及びT夫々について
の)利得調整値xを、次回の自動利得調整用の利得調整
値X0 として、メモリ13に再び記憶して終了する(ス
テップS12)。
【0043】次に、上記ステップS5及びS6の自動利
得調整の動作シーケンスを図4に示したフローチャート
を用いて説明する。図4において、オートゲインコント
ロールが開始されると(ステップS20)、先ずマイク
ロコンピュータ6は、図2に示したスイッチSWを閉じ
外乱元29の発する外乱信号を加算器30に注入する
(ステップS21)。A分岐からはこの外乱値を加えら
れてエラー信号がゲイン変化量検出ブロック21’に入
力され、マイクロコンピュータ6によって信号レベルL
aが測定される(ステップS22)。同時に、A分岐か
ら外乱を加えられた信号がサーボイコライザ9に供給さ
れ、ドライバ10からピックアップ2に加えられる。そ
して、その外乱に応じてレンズが駆動され微変動を起こ
す。ピックアップ2のレンズセンターからのオフセット
に従って、非線形的にエラー信号レベルが変化するた
め、この微変動に応じてエラー信号が変化し、プリアン
プ5を経て再度自動利得調整ブロック8に入力される。
【0044】ここで、アッテネータ20の利得調整値
は、ステップS6によってマイクロコンピュータ6がア
ッテネータコントロール信号で設定したものとなってお
り、メモリ13から呼び出された利得調整値X0 (=F
0 ,T0 )に対応している。
【0045】そして、サーボループを巡ってB分岐に入
力された信号の信号レベルLbをゲイン変化量検出ブロ
ック21で調べる(ステップS22)。外乱元は、一定
振幅の一定周波数を発振しているが、バンドパスフィル
タ22では、この外乱元の発振周波数のみを通過させる
ので、各種エラー信号に他の周波数の外乱が含まれてい
たとしても、外乱値の周波数のみを入力し測定すること
ができる。ここで、このループのゲインはA分岐からマ
イクロコンピュータ6への入力レベルをLa、B分岐か
らマイクロコンピュータ6への入力レベルをLbとする
と ゲイン=Lb/La で求められる。これらLa及びLbの測定結果はメモリ
13に記憶される。
【0046】次に、ステップS22によるゲイン計算を
数回(本実施の形態では5回)測定し平均をとるため
に、測定回数を記録する(ステップS23)。このカウ
ンタは初期値をゼロとして、1づつインクリメント(カ
ウントを1プラス)する操作である。そして、測定回数
を調べ(ステップS24)、所定の回数(本実施の形態
では5回)より少ない場合には(ステップS24:N
O)、ステップS22に戻り再度測定する。所定の回数
に達した場合(ステップS22:NO)、過去の測定回
数分の測定値をメモリ13より呼び出し平均する演算を
行う(ステップS25)。
【0047】さて、入力利得の変動幅は1dB以内であ
ることが安定したサーボの条件であることが実験的に判
っているので、この様にして平均した演算値の利得を調
べ(ステップS26)、その利得が±1dBより大きい
場合には(ステップS26:NO)、±1dB以内にな
る方向(ゲインを下げる方向)にアッテネータ20のゲ
インを再調整し(ステップS27)、ステップS22に
戻って、上述のステップS26までの処理が繰り返され
る。
【0048】一方、変動幅が±1dB以内に存在する場
合には(ステップS26:YES)、スイッチSWを切
断して、外乱元の注入を停止し(ステップS28)、次
のステップに移る(ステップS29)。即ち、図3にお
けるオートゲイン制御が終了する(ステップS6)。
【0049】以上の通り第1の実施の形態によれば、不
揮発性のメモリから呼び出した前回の利得調整値X0
今回の利得調整値xとを(F及びT夫々について)比較
するため、今回の利得調整値xが誤っているか否かを確
認できる。即ち、前回の利得調整値から異常なまでに離
れた利得調整値が今回の調整により得られた場合には、
今回の利得調整値が誤っていると判断できるのである。
特に誤っていると判断された場合には、調整動作を繰り
返すことにより、正しいと判断される利得調整値xを得
るようにしたので、サーボをより確実にクローズする事
ができる。しかも、所定回数だけ調整動作を行っても、
正しいと判断される利得調整値xが得られない場合に
は、適当な時点で調整動作を打ち切り、最後(N回目)
に実行した調整動作により得られた利得調整値又はN回
の調整動作によりえられた利得調整値の平均値を用いて
再生動作を開始するため、装置に故障等があっても半永
久的に調整動作を繰り返す事態を回避できる。更に、メ
モリに記憶された前回の利得調整値が何等かの理由によ
り不定値になっていても、デフォルト値を呼び出し、前
回の利得調整値の代わりとして、自動利得調整用の初期
値として用いると共に今回の利得調整値と比較するの
で、メモリの記録状態に拘わらず利得の調整動作に入れ
ない事態を回避しえる。
【0050】尚、上述したように本実施の形態によれ
ば、オートゲイン終了後(ステップS6の後)に利得調
整値の比較(ステップS7及びS9)を行うようにした
が、図4のステップS25においてLa/Lbを計算し
て平均値を演算した直後に、図3のステップS7及びS
9のような比較を行い、その後に再度自動利得調整を行
うようにしてもよい。 (ii)第2の実施の形態 本発明の第2の実施の形態は、所定回数だけ自動利得調
整を繰り返しても、正しいと判断できる利得調整値xが
得られない場合に、装置には異常(故障)があるとし
て、CDの再生動作を停止して、エラー表示を行うよう
に構成されている。
【0051】第2の実施の形態であるCDプレーヤのハ
ードウエア構成は、図1及び図2に示した第1の実施の
形態と同様であるので、その説明は省略する。第2の実
施の形態の動作を図5のフローチャートを用いて説明す
る。図5において、図3に示したと同様のステップに
は、同じ参照符号を付け、その説明は省略する。
【0052】図5において、ステップS1からS12ま
では、第1の実施の形態の場合と同様であるが、ステッ
プS8及びS10において、調整動作がN回まで行われ
た場合には(ステップS8:YES及びステップS1
0:YES)、ステップS13に分岐する。
【0053】ステップS13では、CDプレーヤには異
常(故障)があるとして、CDの再生動作を停止し、最
後に、CDプレーヤの表示手段の一例を構成するフロン
トパネル等にエラー表示を行って(ステップS14)、
CDの再生処理が終了(異常終了)する。
【0054】以上の通り第2の実施の形態によれば、所
定回数だけ自動利得調整を行っても、正しいと判断され
る利得調整値xが得られない場合には、調整動作を打ち
切り、エラー表示をする。このため、装置に異常(故
障)があったり、過去のメモリ13に記憶されていた利
得調整値X0 やデフォルト値に異常があったりした場合
にも、半永久的に調整動作が繰り返される事態を効果的
に回避でき、更に誤った利得調整値により再生動作を開
始する事態を確実に阻止し得る。 (iii )第3の実施の形態 本発明の第3の実施の形態は、上述した第1及び第2の
実施の形態のように利得調整値としてフォーカスサーボ
用調整値及びトラッキングサーボ用調整値を夫々比較す
るのではなく、前回のフォーカスサーボ用調整値F0
トラッキングサーボ用調整値T0 との差分値X0 を、今
回のフォーカスサーボ用調整値Fとトラッキングサーボ
用調整値Tとの差分値xに比較して、差分値の差に基づ
いて利得調整値が正しいか否かを判定するように構成さ
れている。即ち、この差分値の差が、異常に大きけれ
ば、F又はTのいずれかについて誤調整している可能性
が高いと判断して再調整が行われるように構成されてい
る。
【0055】第3の実施の形態は、次のような考察に基
づく。即ち、一般に、フォーカスとトラッキングとの一
方が正しく調整されたと共に他方が誤調整されたと仮定
すると、この正しくされた一方については、今回の利得
調整値と前回の利得調整値は比較的似た値を持つ筈であ
り、誤調整された他方については今回の利得調整値と前
回の利得調整値とは比較的異なった値を持つ筈である。
従って、前回の利得調整値の差分値と今回の利得調整値
の差分値との差においては、誤調整された一方が支配的
になる。更に、たとえ両者共に誤調整された場合にも、
両者の利得調整値には一般に相関がないので、両者の誤
調整された値が相殺されて前回の正しく調整された利得
調整値の差分値と一致する可能性は実践的な意味では殆
どない。この結果、当該差分値を前回と今回とで比較す
ることにより、フォーカスサーボとトラッキングサーボ
との両方についての利得調整値の適否の判定を一つの比
較判定により行うことが可能となるのである。
【0056】第3の実施の形態であるCDプレーヤのハ
ードウエア構成は、図1及び図2に示した第1の実施の
形態と同様であるので、その説明は省略する。第3の実
施の形態の動作を図6のフローチャートを用いて説明す
る。図6において、先ず電源が投入されてCDがセット
されると(ステップS31)、マイクロコンピュータ6
はメモリ13の所定のアドレスを調べ前回の利得調整値
0 及びT0 が夫々記憶されているかどうかを調べる
(ステップS32)。
【0057】ステップS32で、正しい値が記憶されて
いると認められた場合(ステップS32:YES)、メ
モリ13内部の所定アドレスに記憶してある前回のフォ
ーカスサーボ用調整値F0 及び前回のトラッキングサー
ボ用調整値T0 についての利得調整値の差分値X0 (=
|F0 −T0 |)を計算し(ステップS33)、前回の
フォーカスサーボ用調整値F0 及び前回のトラッキング
サーボ用調整値T0 を、自動利得調整用の各初期値とし
て、アッテネータ20に送る(ステップS34)。
【0058】一方、ステップS32で、所定アドレスの
記憶内容が不定値となっていて前回に正しく記憶された
値と認められない場合(ステップS32:NO)、一定
値(オリジナルデフォルト値)を利得調整値F0 及びT
0 の代わりに、自動利得調整用の初期値としてアッテネ
ータ20に送る(ステップS35)。以上のようにステ
ップS31からS35により、初期値の設定が終了する
と共に以降の判定に用いられる差分値X0 の計算が終了
する。
【0059】次に、既に図4を用いて詳述されたと同様
の自動利得調整(オートゲインコントロール)を開始す
る(ステップS36)。自動利得調整では、外乱注入に
よるアッテネータ20に設定する利得調整値の微調整を
行い、最新の値をアッテネータ20に反映させる。
【0060】自動利得調整が終了すると(ステップS3
7)、この調整により得られた今回の利得調整値の差分
値x(=|F−T|)とメモリ13に記憶されていた前
回の利得調整値の差分値X0 とが比較される。即ち、先
ず、”|x−X0 |>α[dB]”が成立するか否かに
ついて判定される(ステップS39)。ここで、成立す
ると判定されると(ステップS39:YES)、ステッ
プS40に進んで、N回目の調整動作を行ったのか否か
が判定される。この判定は例えば、当該比較判定を何回
行ったかをカウントするカウンタにより行われる。ステ
ップS40において、N回目ではないと判定されると
(ステップS40:NO)、ステップS32に戻り、自
動利得調整が繰り返し行われる。一方、N回目であると
判定されると(ステップS40:YES)、最後(N回
目)に実行した調整動作により得られた利得調整値又は
N回の調整動作によりえられた利得調整値の平均値を実
際の再生を開始する際に用いる利得調整値として、ステ
ップS41に進む。
【0061】ステップS39において、”|x−X0
>α[dB]”が成立しないと判定されると(ステップ
S39:NO)、今回の利得調整値F及びTを夫々実際
の再生を開始する際に用いる利得調整値として、ステッ
プS41に進む。
【0062】ステップS41では、オーディオ信号系へ
逆量子化した出力を止めておくためのミュート信号を解
除し曲の再生に入る。そして、適当なタイミングで前記
利得調整値を記憶するための所定アドレスに、ステップ
S36及びS37で確認された今回の利得調整値F及び
Tを夫々、次回の自動利得調整用の利得調整値F0 及び
0 として、メモリ13に再び記憶して終了する(ステ
ップS42)。
【0063】尚、第3の実施の形態においても、ステッ
プS40において、調整動作がN回まで行われた場合に
は(ステップS40:YES)、第2の実施の形態の場
合のように、CDプレーヤには異常(故障)があるとし
て、CDの再生動作を停止し、エラー表示を行って、C
Dの再生処理を終了(異常終了)するようにしてもよ
い。
【0064】以上の通り第3の実施の形態によれば、不
揮発性のメモリから呼び出した前回の利得調整値と今回
の利得調整値とを、F及びTの差分値Xについて比較す
ることにより、今回の利得調整値がF及びTの少なくと
も一方について誤っているか否かを確認できるので、即
ち、当該差分値を前回と今回とで比較することにより、
フォーカスサーボとトラッキングサーボとの両方につい
ての判定を一つの比較判定により行うことが可能となる
ので、演算処理を簡易にする上で極めて有利である。
【0065】尚、本実施の形態では、差分値を比較対象
としたが、和分値(F+T)においても、やはり誤調整
された一方が支配的になることから、和分値を比較対象
としてもよい。 (iv)第4の実施の形態 本発明の第4の実施の形態は、上述した第1から第3の
実施の形態のように前回の利得調整値やその差分値を、
今回の利得調整値やその差分値と比較するのではなく、
今回におけるフォーカスサーボ用利得調整値Fとトラッ
キングサーボ利得用調整値Tとを比較することにより、
利得調整値が正しいか否かを判定するように構成されて
いる。
【0066】第4の実施の形態は、次のような考察に基
づく。即ち、一般に、フォーカスとトラッキングとの一
方が正しく調整されたと共に他方が誤調整されたと仮定
すると、この正しく調整された一方については、今回の
利得調整値と正しい場合に得られるとして予め設定され
た利得調整値とは比較的似た値を持つ筈であり、誤調整
された他方については今回の利得調整値と正しい場合に
得られるとして予め設定された利得調整値とは比較的異
なった値を持つ筈である。従って、実際に得られた両者
の利得調整値の差分値と予め設定された両者の利得調整
値の差分値とを比較すれば、これらの差分値の差におい
ては、誤調整された一方が支配的になる。更に、両者共
に誤調整された場合にも、両者の利得調整値には一般に
相関がないので、両者の誤調整された値が相殺されて正
しい場合に得られるであろう両者の利得調整値の差分値
と一致する可能性は実践的な意味では殆どない。この結
果、当該差分値を所定の値と比較することにより、フォ
ーカスサーボとトラッキングサーボとの両方についての
判定を一つの比較判定により行うことが可能となる。ま
た、本実施の形態では、特に前回の利得調整値をメモリ
から読み出して今回の利得調整値と比較しないで済むの
で有利である。
【0067】第4の実施の形態であるCDプレーヤのハ
ードウエア構成は、図1及び図2に示した第1の実施の
形態と同様であるので、その説明は省略する。第4の実
施の形態の動作を図7のフローチャートを用いて説明す
る。図7において、図3に示したと同様のステップに
は、同じ参照符号を付け、その説明は省略する。
【0068】図7において、ステップS1からS6まで
は、第1の実施の形態の場合と同様であるが、ステップ
S6により自動利得調整が終了すると、この調整により
得られた今回の利得調整値の差分値x(=|F−T|)
が所定値α[dB]以上であるか否かが判定される(ス
テップS51)。このαの値としては、例えば、約6か
ら12[dB]といった値が用いられるが、このαの値
は装置の仕様に応じて設定されるものである。ここで、
所定値以上であると判定されると(ステップS51:Y
ES)、ステップS52に進んで、N回目の調整動作を
行ったのか否かが判定される。この判定は例えば、当該
比較判定を何回行ったかをカウントするカウンタにより
行われる。ステップS52において、N回目ではないと
判定されると(ステップS52:NO)、ステップS2
に戻り、自動利得調整動作が繰り返し行われる。一方、
N回目であると判定されると(ステップS52:YE
S)、最後(N回目)に実行した調整動作により得られ
た利得調整値又はN回の調整動作によりえられた利得調
整値の平均値を実際の再生を開始する際に用いる利得調
整値として、ステップS53に進む。また、ステップS
51において、所定値以上でないと判定されると(ステ
ップS51:NO)、今回の利得調整値を実際の再生を
開始する際に用いる利得調整値として、ステップS53
に進む。
【0069】ステップS53では、オーディオ信号系へ
逆量子化した出力を止めておくためのミュート信号を解
除し曲の再生に入る。そして、適当なタイミングで前記
利得調整値を記憶するための所定アドレスに、ステップ
S5びS6で確認された今回の利得調整値F及びTを、
次回の自動利得調整用に、メモリ13に再び記憶して終
了する(ステップS54)。
【0070】尚、第4の実施の形態においても、ステッ
プS52において、調整動作がN回まで行われた場合に
は(ステップS52:YES)、第2の実施の形態の場
合のように、CDプレーヤには異常(故障)があるとし
て、CDの再生動作を停止し、エラー表示を行って、C
Dの再生処理を終了(異常終了)するようにしてもよ
い。
【0071】以上の通り第4の実施の形態によれば、メ
モリに前回の利得調整値を記憶させておかなくても、今
回の利得調整値についての差分値xと所定の値αを比較
することにより、今回の利得調整値がF及びTの少なく
とも一方について誤っているか否かを確認できるので、
即ちフォーカスサーボとトラッキングサーボとの両方に
ついての判定を一つの比較判定により行うことが可能と
なるので、演算処理を簡易にする上で極めて有利であ
る。 (v) その他の変形例 なお、本願発明は上記各実施の形態に限らず種々に適用
できる。
【0072】例えば、自動利得調整によるループゲイン
の測定の結果得られるアッテネータへの設定ゲインと前
回の値とが大差が無い場合は、以降の自動調整を省略し
てもよい。また、前回再生し再調整した利得調整値が、
その時のCDに欠陥が在ったために異常な値として調整
され記憶された場合等には、メモリから呼び出した値に
リミッタをかけて、このような異常値を除外するように
するのも安全である。
【0073】更に、利得調整値の参照のためのメモリに
関し、毎回参照する利得調整値(デフォルト値)は上記
においては前回の記憶データであったが、調整値バッフ
ァを複数持ってもよく、これはメモリをリングバッファ
形式にしておけば実現が容易である。この場合、過去数
回分の平均値を設定するデフォルト値とするか、また
は、過去数回分の内異常に他のデータと異なる値を省い
て平均を試みるなど考えられ、特異なCDを再生した結
果、異常な利得調整値となってしまった時の値を除外す
ることができる。
【0074】また、本発明は外乱元によるサーボに限ら
れるものではなく、外乱元以外のもの、例えば記録基準
信号自体を評価してサーボゲインを定めるような光ディ
スクプレーヤにも適用できる。
【0075】更に、以上の実施の形態では、CDプレー
ヤについて説明がなされているが、自動車用のCDプレ
ーヤ、ポータブルCDプレーヤ等のいかなるCDプレー
ヤにも適用が可能であり、更にまた、LDプレーヤ、D
VDプレーヤ等のいかなる光ディスクプレーヤであって
も誤差信号を用いてサーボコントロールを行う形式の装
置であれば、本発明は同様に適用可能である。
【0076】
【発明の効果】請求項1に記載の光ディスクプレーヤの
自動利得調整装置によれば、サーボループの利得が誤差
信号の信号レベルに最適な利得調整値に調整変更され、
記憶手段に記憶された前回の利得調整値と今回の利得の
調整変更により新たに得られた利得調整値とが比較さ
れ、この比較された利得調整値の差が所定値以上のと
き、サーボループの利得が再度調整変更されるので、誤
調整の発見や、光ディスクのセット異常の発見を、再生
動作に先立って行うことができ、同時に、誤調整により
サーボがかからなかったり、かかりにくかったりする事
態の発生を効果的に阻止し得る。
【0077】請求項2に記載の光ディスクプレーヤの自
動利得調整装置によれば、利得の調整変更を所定回数行
っても比較された利得調整値の差が所定値以上であると
き、利得の調整変更が中断されるので、半永久的に調整
動作を繰り返さなくて済み、更に、表示手段により装置
の異常(故障)を容易に知ることができる。
【0078】請求項3に記載の光ディスクプレーヤの自
動利得調整装置によれば、利得の調整変更を所定回数行
っても比較された利得調整値の差が所定値以上であると
き、利得の調整変更が中断されるので、半永久的に調整
動作を繰り返さなくて済み、更に、サーボループの利得
は、所定回数行われた調整変更により得られた利得調整
値の平均値とされるので、何等かの異常はあっても今回
サーボがかかるか否かを実際に試すことができる。
【0079】請求項4に記載の光ディスクプレーヤの自
動利得調整装置によれば、利得の調整変更を所定回数行
っても比較された利得調整値の差が所定値以上であると
き、利得の調整変更が中断されるので、半永久的に調整
動作を繰り返さなくて済み、更に、サーボループの利得
は、最後に行われた調整変更により得られた利得調整値
とされるので、何等かの異常はあっても今回サーボがか
かるか否かを実際に試すことができる。
【0080】請求項5に記載の光ディスクプレーヤの自
動利得調整装置によれば、記憶手段に記憶された前回の
利得調整値が、今回の利得の調整変更を行う際の初期値
として利用されるので、当該自動利得調整を円滑に始め
ることが可能となる。
【0081】請求項6に記載の光ディスクプレーヤの自
動利得調整装置によれば、フォーカスエラー信号の信号
レベルに最適な利得調整値に調整変更され、フォーカス
エラー信号用の利得調整値が前回と今回とで比較される
ので、フォーカスサーボについての利得調整を良好に行
うことができる。
【0082】請求項7に記載の光ディスクプレーヤの自
動利得調整装置によれば、トラッキングエラー信号の信
号レベルに最適な利得調整値に調整変更され、トラッキ
ングエラー信号用の利得調整値が前回と今回とで比較さ
れるので、トラッキングサーボについての利得調整を良
好に行うことができる。
【0083】請求項8に記載の光ディスクプレーヤの自
動利得調整装置によれば、サーボループの利得が、少な
くとも二つの誤差信号の信号レベルに最適な利得調整値
に夫々調整変更され、次に、利得調整手段による調整変
更が行われると、記憶手段に記憶された前回の二つの利
得調整値の差分値と今回の利得の調整変更により夫々新
たに得られた二つの利得調整値の差分値とが比較され、
この比較された差分値の差が所定値以上のとき、サーボ
ループの利得が再度調整変更されるので、誤調整の発見
や、光ディスクのセット異常の発見を、再生動作に先立
って行うことができ、同時に、誤調整によりサーボがか
からなかったり、かかりにくかったりする事態の発生を
効果的に阻止し得る。特に、一つ比較判定により、二つ
の誤差信号についての利得調整値を確認できるので、極
めて便利である。
【0084】請求項9に記載の光ディスクプレーヤの自
動利得調整装置によれば、フォーカスエラー信号及びト
ラッキングエラー信号の信号レベルに最適な利得調整値
に調整変更され、フォーカスエラー信号用の利得調整値
とトラッキングエラー信号用の利得調整値との差分値が
前回と今回とで比較されるので、一つの比較判定によ
り、フォーカスサーボ及びトラッキングサーボについて
の利得調整を良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態によるCDプレーヤを示すブ
ロック図である。
【図2】第1の実施の形態による自動利得調整ブロック
を示す説明図である。
【図3】第1の実施の形態の動作を示すフローチャート
である。
【図4】第1の実施の形態における自動利得調整を示す
フローチャートである。
【図5】第2の実施の形態の動作を示すフローチャート
である。
【図6】第3の実施の形態の動作を示すフローチャート
である。
【図7】第4の実施の形態の動作を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1…ディスク 2…ピックアップ 3…送り(キャリッジ)モータ 4…スピンドルモータ 5…プリアンプ 6…マイクロコンピュータ 7…信号処理回路 8…自動利得調整ブロック 9…サーボイコライザ 10…ドライバ 11…D/A変換器 12、24…ローパスフィルタ(LPF) 13…メモリ 20…アッテネータ 21、21’…ゲイン変化量検出ブロック 22…バンドパスフィルタ 23…絶対値回路 29…外乱元 30…加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 健 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内 (72)発明者 高橋 まゆみ 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内 (72)発明者 原口 孝一郎 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誤差信号によりサーボ制御を行うための
    サーボループに設けられる光ディスクプレーヤの自動利
    得調整装置であって、 前記サーボループの利得を前記誤差信号の信号レベルに
    最適な利得調整値に調整変更する利得調整手段と、 前記調整変更された利得調整値を記憶する記憶手段と、 該記憶手段に記憶された前回の利得調整値と前記利得調
    整手段による今回の利得の調整変更により新たに得られ
    た利得調整値とを比較する比較手段と、 該比較された利得調整値の差が所定値以上のとき前記利
    得を再度調整変更するように前記利得調整手段を制御す
    る制御手段とを備えたことを特徴とする光ディスクプレ
    ーヤの自動利得調整装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記利得調整手段が前
    記利得の調整変更を所定回数行っても前記比較された利
    得調整値の差が前記所定値以上であるとき、 前記利得の調整変更を中断するように前記利得調整手段
    を制御し、 前記利得の調整変更を中断した旨を表示する表示手段を
    更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の光ディス
    クプレーヤの自動利得調整装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記利得調整手段が前
    記利得の調整変更を所定回数行っても前記比較された利
    得調整値の差が前記所定値以上であるとき、 前記利得の調整変更を中断するように前記利得調整手段
    を制御し、 前記サーボループの利得は、前記所定回数行われた調整
    変更により得られた利得調整値の平均値とされることを
    特徴とする請求項1に記載の光ディスクプレーヤの自動
    利得調整装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記利得調整手段が前
    記利得の調整変更を所定回数行っても前記比較された利
    得調整値の差が前記所定値以上であるとき、前記利得の
    調整変更を中断するように前記利得調整手段を制御し、 前記サーボループの利得は、最後に行われた調整変更に
    より得られた利得調整値とされることを特徴とする請求
    項1に記載の光ディスクプレーヤの自動利得調整装置。
  5. 【請求項5】 前記利得調整手段は、前記記憶手段に記
    憶された前回の利得調整値を今回の利得の調整変更を行
    う際の初期値として利用することを特徴とする請求項1
    から4のいずれか一項に記載の光ディスクプレーヤの自
    動利得調整装置。
  6. 【請求項6】 前記誤差信号は、フォーカスエラー信号
    であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項
    に記載の光ディスクプレーヤの自動利得調整装置。
  7. 【請求項7】 前記誤差信号は、トラッキングエラー信
    号であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一
    項に記載の光ディスクプレーヤの自動利得調整装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも二つの誤差信号によりサーボ
    制御を行うためのサーボループに設けられる光ディスク
    プレーヤの自動利得調整装置であって、 前記サーボループの利得を前記二つの誤差信号の信号レ
    ベルに最適な利得調整値に夫々調整変更する利得調整手
    段と、 前記夫々調整変更された二つの利得調整値を夫々記憶す
    る記憶手段と、 該記憶手段に夫々記憶された前回の二つの利得調整値の
    差分値と前記利得調整手段による今回の利得の調整変更
    により夫々新たに得られた二つの利得調整値の差分値と
    を比較する比較手段と、 該比較された差分値の差が所定値以上のとき前記利得を
    再度調整変更するように前記利得調整手段を制御する制
    御手段とを備えたことを特徴とする光ディスクプレーヤ
    の自動利得調整装置。
  9. 【請求項9】 前記二つの誤差信号は、フォーカスエラ
    ー信号及びトラッキングエラー信号であることを特徴と
    する請求項8に記載の光ディスクプレーヤの自動利得調
    整装置。
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