JP3318411B2 - 自動利得調整装置 - Google Patents

自動利得調整装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、いわゆるサーボコン
トロール装置に係り、特に光学式記録再生装置等におけ
るサーボコントロール装置の利得調整時間制御に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常、CD(Compact disk)若しくはL
D(Laser disk)等のディスクの記録や再生を行う装置
においては、ディスク上の記録トラックから正確に情報
を読み取るために、読み取りを行うピックアップやディ
スクの速度、トラック位置、レンズのフォーカス等を閉
回路ループを形成することにより駆動制御するサーボ技
術が重要である。かかるサーボ技術において、ピックア
ップから入力した信号に対しエラー信号を生成する必要
があり、そのエラー信号生成手段には適正な入力電圧値
に入力電圧を利得調整する必要がある。そのため入力信
号に応じて利得を調整する自動利得調整(オートゲイン
コントロール)回路を設けることが多かった。
【0003】上記自動利得調整回路としては、いくつか
の装置が考案されている。例えば、エラー信号の大きさ
を調べて、サーボイコライザ回路に入力するのに適する
大きさにゲイン調整をするものがある。しかし、ピック
アップや回路における特性のバラツキ、更に温度特性に
よっては、サーボクローズ後のゲインが大きく変動して
最適な調整が行えない場合があり、その場合は外乱元を
用いて自動利得調整を行う方法が優れている。これは、
外乱元を用いて大きさと発振周波数の判った外乱を適当
な時間にサーボループ内に注入し、時間をおいてループ
を巡ってきた外乱信号を検出してレベルを調べること
で、そのディスクを含めたループの持つ固有のゲインが
判り、それよりエラー信号としてサーボイコライザに入
力するのに適するレベルにアッテネータ等で信号レベル
の利得調整を行うものである。
【0004】従来、自動利得調整装置では、上記のよう
な利得調整をディスクの再生が開始する前の適当な時期
に行っていた。この従来のタイミングの例を図6(a)
に示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
外乱元を用いた自動利得調整装置では、外乱元が可聴周
波数帯の発振であるため、外乱が注入された後ピックア
ップがこの外乱に併せて機械的に振動する。ところが、
外乱によるピックアップの振動が演奏前に行われるため
外乱が耳障りなノイズとして漏れ込む可能性が大きく、
この場合のノイズ自体が耳障りな音となって聞こえてし
まうという問題があった。
【0006】図6(a)において、でディスクのセッ
トを行い、でフォーカスクローズが行われ、ピックア
ップ内のレンズの位置がトラック上に集束する。でト
ラッキングをクローズし、ピックアップはトラックに追
従するようになる。フォーカスとトラッキングとが制御
されると自動利得調整が行われる(図のオートゲイン中
のパルス)。ところが、スピーカ等から音楽が聞こえ出
すのはの再生曲頭出しが完了してからであり、の直
後の自動利得調整時は、MUTE信号が有効でありまだ
無音状態である。つまり、ここでノイズが耳障りな音と
なって聞こえるのである。
【0007】そこで、本願発明の目的は、外乱元のノイ
ズが聞こえることなく利得調整を行う自動利得調整装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を実施するため
に、オーディオ信号の再生出力レベル(オーディオレベ
ル)を検出してから自動利得調整を行う構成が必要であ
る。そこで、本願発明の目的は、記録媒体から情報を読
み取る読取手段と、前記読取手段が前記記録媒体に対応
する所定位置に位置するよう前記読取手段を位置制御す
るサーボ手段と、外乱信号をサーボループに注入するこ
とにより前記サーボ手段の利得を調整変更する利得調整
手段と、前記読取手段により得られた読取信号に含まれ
るオーディオ信号を信号処理する信号処理手段と、を有
する自動利得調整装置において、前記信号処理手段は、
前記オーディオ信号を信号処理する際に前記オーディオ
信号の再生出力レベルを検出するとともに、前記利得調
整手段は、前記信号処理手段により検出された前記再生
出力レベルが所定値以上の大きさである場合に外乱信号
をサーボループに供給することを特徴とする自動利得調
整装置により達成される。
【0009】
【作用】本願発明によれば、読取手段は記録媒体から情
報を読み取り、サーボ手段は読取手段が記録媒体から所
定距離に位置するよう読取手段を位置制御し、利得調整
手段が外乱信号をサーボループに注入することによりサ
ーボ手段の利得を調整変更する。そして、信号処理手段
は、オーディオ信号を信号処理する際に利得調整手段の
内部に存在するレベル検出部が読取手段より得られた読
取信号に含まれるオーディオ信号の再生出力レベルを検
出し、このレベルがこのレベルが自動利得制御における
外乱注入によるノイズが目立たない程度のオーディオレ
ベル以上になった際に外乱を発生するような利得調整手
段を設定することによって、それ以上の大きさである場
合にのみ自動利得制御が行える。
【0010】
【実施例】本願発明の好適な実施例を図面に基づいて説
明する。本実施例は、CDの再生装置において、オーデ
ィオレベルを信号処理回路により検出し、所定の音量レ
ベル以上になった時、自動利得調整回路を働かせるもの
である。
【0011】図1及び図2に本実施例の構成を示す。図
1はサーボ系に関する全体形に係り、オーディオ信号復
調の流れに関しては、信号が記録された記録媒体のディ
スク1と、ディスク1の情報トラックより記録された信
号をレンズ(図示せず)を通して読出すピックアップ2
と、ピックアップ2をディスク1の直径方向に駆動する
送り(キャリッジ)モータ3と、ディスク1を回転させ
るスピンドルモータ4と、ピックアップ2により読出さ
れた読出信号を増幅し、2値化されたRF信号の他にフ
ォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号等を出力
するプリアンプ5と、2値化されたRF信号からスピン
ドルモータ4の速度制御のための信号(CLV)を生成
し、且つ、RF信号よりEFM復調、CIRCによる誤
り訂正復号等を行い16ビットのディジタル信号に変換
してD/A変換器11に送る信号処理回路7と、信号処
理回路7の内部にあり、ディジタルオーディオデータの
レベルを検出し、その検出信号をマイクロコンピュータ
6に出力するオーディオレベル検出部7’と、16ビッ
トディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A回路
11と、アナログ信号から可聴周波数帯域を通過させ、
ノイズ分を除去してオーディオ信号を出力するローパス
フィルタ(LPF)12と、実際に出力する音量をマイ
クロコンピュータ6の制御により調整されるボリューム
13と、音声信号の電力増幅を行うアンプ14と、音声
信号を音響に変換するスピーカ15と、により構成され
る。信号処理回路7はデータバッファ18と接続され所
定のデータの読み書きを行う。
【0012】また、サーボ系に関する信号の流れは、プ
リアンプ5より供給された各種エラー信号のゲインを調
整し、サーボ系への所定の信号レベルに利得調整する自
動利得調整ブロック8と、サーボのための周波数を調整
するサーボイコライザ9と、生成された駆動信号を電流
増幅しピックアップ2のフォーカス/トラッキングコイ
ル(図示せず。)・送りモータ3・スピンドルモータ4
を駆動するためのドライバ10と、システム全体を制御
するマイクロコンピュータ(マイコン)6と、マイクロ
コンピュータ6をユーザが制御するためのキー17と、
簡単な状態表示を行うための表示系16と、によって構
成される。
【0013】ピックアップ2中のレンズは、ディスク1
の直径方向にはトラッキングコイル(図示せず。)、焦
点制御のためにはフォーカスコイル(図示せず。)によ
って駆動され、トラックからの情報を図示しない受光部
に適正な位置関係になるようサーボ系によって駆動され
る。
【0014】自動利得調整ブロックの詳細なブロックを
図2に示す。自動利得調整ブロック8は、プリアンプ5
から供給される各種のエラー信号をサーボイコライザ9
に入力するのに最適なレベルに利得調整を行う働きを
し、エラー信号をマイクロコンピュータ6の供給するア
ッテネータコントロール信号によって適宜利得変更し出
力するアッテネータ20と、アッテネータ20の出力か
ら最初の分岐(Y分岐)をして、サーボループを一巡し
てきた外乱を含むエラー信号のゲイン変化量検出を行う
ゲイン変化量検出ブロック21と、Y分岐からの信号に
外乱元29からの外乱を加算する加算器30と、加算器
30の出力から分岐(X分岐)し、外乱印加直後のゲイ
ン変化量検出を行うゲイン変化量検出ブロック21’
と、により構成される。外乱元29はエラー信号に疑似
的に値の定まった外乱要素(発振器等による一定振幅の
一定周波数)を加えて、それによって変化するエラー信
号のレベルを調べるためにあり、マイクロコンピュータ
6から投入及び切断が可能なスイッチSW1 によって加
算器30に供給される。
【0015】ゲイン変化量検出ブロック21、21’
は、粗調整と微調整とで使用回路ブロックを切り換える
ためスイッチSW2 、SW3 を有し、一方の微調整(自
動利得調整)用ブロックは、外乱信号の周波数帯を通過
させるバンドパスフィルタ22と、信号を絶対値信号に
変換する絶対値回路23と、外乱信号の周波数成分を除
去し直流化しデジタル信号にA/D変換するローパスフ
ィルタ部24と、により構成され、他方の粗調整用ブロ
ックは、入力信号の最大値をホールドするピークホール
ド回路25と、入力信号の最小値をホールドするボトム
ホールド回路26と、最大最小値の差(ダイナミックレ
ンジ)を所定のレベルに変換する差動増幅器27と、ダ
イナミックレンジをA/D変換するA/D変換器28
と、により構成される。
【0016】次に、本実施例の動作を図3のシーケンス
に基づいて説明する。まず、ディスクが装着される(ス
テップS1)。マイクロコンピュータ6は、サーボイコ
ライザ回路9のスピンドルサーボ系を制御しスピンドル
モータ4を始動させる(ステップS2)。次に、ピック
アップ2の受光を有効にしてフォーカスサーチを行う
(ステップS3)。ここで、最適値ではないがとりあえ
ずフォーカスサーボをかけるためフォーカスゲインの粗
調整を行う(ステップS4)。
【0017】図4にフォーカスゲインの粗調整のサブル
ーチンシーケンスを示す。粗調整に入ると(ステップS
30)、フォーカスエラー信号のレベルを読み込む(ス
テップS31)。このレベルを有する信号は、図2のゲ
イン変化量検出ブロック21(若しくは21’)に入力
される。マイクロコンピュータ6は、スイッチSW2
SW3 を粗調整用ブロック(b側)に切り換えて、この
ときA/D変換器28より入力されるダイナミックレン
ジに応じてアッテネータ20のためのゲインを計算し、
アッテネータコントロール信号によりレベルを調整し
(ステップS32)、このサブルーチンは終了する(ス
テップS33)。
【0018】つまり、フォーカスエラー信号レベルをF
Eとすると、 FE=ピークホールド値−ボトムホールド値 となり、これよりアッテネータゲインATTを ATTゲイン=FE標準目標レベル/FE により計算して制御すればよい。
【0019】さて、フォーカスゲインの粗調整が済めば
フォーカスをクローズしてフォーカスサーボが行える
(ステップS5)。次に、トラッキングゲインを粗調整
するため、フォーカスサーボと同様に粗調整のためのサ
ブルーチンを呼び出す(ステップS6)。トラッキング
ゲインの粗調整を行うサブルーチンシーケンスはフォー
カスゲインの粗調整と同じ手順なので省略する。トラッ
キングゲインの粗調整用シーケンスとしては、図4にお
けるステップS31のフォーカスエラーをトラッキング
エラーに、FEをTEに変更したものである。この場合
のアッテネータ20への設定値も ATTゲイン=TE標準目標レベル/TE より求められる。
【0020】なお、上記フォーカス及びトラッキングの
粗調整は回路上アッテネータ設定範囲が狭い装置等に必
要であり、装置の態様によっては省略可能なステップで
ある。
【0021】さて、トラッキングクローズ(ステップS
7)して、マイクロコンピュータ6はディスクのTOC
情報を読む(ステップS8)。そして、この読みだした
TOC情報を元に再生すべき曲のトラック番号等から曲
の頭出しを行い(ステップS9)、曲の演奏をはじめる
(ステップS10)。その際、マイクロコンピュータ6
が内部のクロックにより長さを自由に設定出来るタイマ
ーをスタートさせる(ステップS11)。このタイマー
は自動利得調整を行う時間を定めるために動作させ、タ
イマー専用回路を用いてマイクロコンピュータ6に対し
割り込み処理をかけてもよいし、マイクロコンピュータ
6がカウントを行なってもよい。
【0022】次に、信号処理回路7のオーディオレベル
検出部7’からマイクロコンピュータ6に入力されてい
るオーディオレベル検出信号の有無を調べる(ステップ
S12)。つまり、演奏の始まった曲の音楽情報が再生
され所定の信号レベルがアナログ系に送出されているか
どうかを判定する。
【0023】オーディオレベルが所定値以上の場合(ス
テップS12:YES)、スピーカ15から送出されて
いる音楽レベルが所定レベル以上であるので自動利得調
整に入る(ステップS13)。
【0024】オーディオレベルが所定値以下の場合(ス
テップS12:NO)、まだスピーカ15から聞こえる
音が小さいので、自動利得調整は行わずタイマーに余裕
があるかを調べる(ステップS14)。タイマーがタイ
ムアウトでない場合(ステップS14:NO)、まだ引
き続きオーディオレベルが上がって来るまで待つ(ステ
ップS12)。タイムアウトになった場合(ステップS
14:YES)、当該曲はオーディオレベルが上がらな
いものと判断し、自動利得調整に入る(ステップS1
3)。
【0025】自動利得調整が終了すると次の処理へと移
る(ステップS15)。さて、自動利得調整のシーケン
スを図5に示す。まず、マイクロコンピュータ6は、ス
イッチSW1 を閉じ外乱元29の発する外乱信号を加算
器30に注入する(ステップS21)。同時にゲイン変
化量検出ブロックのスイッチSW2 、SW3 をa側に切
り換えて、自動調整用ブロックが有効となるようにす
る。X分岐からはこの外乱値を加えられたエラー信号が
ゲイン変化量検出ブロック21’に入力され、マイクロ
コンピュータ6によって測定される(ステップS2
2)。同時に、X分岐から外乱を加えられた信号がサー
ボイコライザ9に供給され、ドライバ10からピックア
ップ2に加えられる。そして、その外乱に応じてレンズ
が駆動され微変動を起こす。この微変動に応じてエラー
信号が変化し、プリアンプ5を経て再度自動利得調整ブ
ロック8に入力される。マイクロコンピュータ6はアッ
テネータ20の値をアッテネータコントロール信号によ
る固定値(例えば、ゲイン1)にしておく。そして、サ
ーボループを巡ってY分岐に入力された信号をゲイン変
化量検出ブロック21で調べる(ステップS22)。外
乱元は、一定振幅の一定周波数を発振しているが、バン
ドパスフィルタ22では、この外乱元の発振周波数のみ
を通過させるので、トラックに情報があったとしても、
外乱値のみを入力し測定することが出来る。ここで、こ
のループのゲインはX分岐からマイクロコンピュータ6
への入力をX、Y分岐からマイクロコンピュータ6への
入力をYとすると ゲイン=Y/X で求められる。これらX,Yの測定結果はデータバッフ
ァ18に記憶される。
【0026】次に、ステップS22によるゲイン計算を
数回(本実施例では5回)測定し平均をとるため、測定
回数を記録する(ステップS23)。このカウンタは初
期値をゼロとして、1づつインクリメント(カウントを
1プラス)する操作である。そして、測定回数を調べ
(ステップS23)、所定の回数(本実施例では5
回。)より少ない場合(ステップS24:NO)は再度
測定する(ステップS22)。所定の回数に達した場合
(ステップS22:NO)、過去の測定回数分の測定値
をデータバッファ18より呼び出し平均する演算を行う
(ステップS25)。
【0027】さて、入力利得の変動幅は1dB以内であ
ることが安定したサーボの条件であることが実験的に判
っているので、この様にして平均した演算値の利得幅を
調べ(ステップS26)、外乱によるレンズの振動によ
る変動幅が±1dBより大きい場合(ステップS26:
NO)、変動幅が±1dB以内になる方向(ゲインを下
げる方向)にアッテネータ20のゲインを再調整し(ス
テップS27)、再度平均値を取る(ステップS2
2)。
【0028】さて、変動幅が±1dB以内に存在する場
合(ステップS26:YES)はスイッチSW1 を切断
し外乱元の注入を停止する(ステップS28)。続い
て、この時のアッテネータ20に設定したゲインを図示
しないRAM等に記憶し次のステップに移る(ステップ
S29)。
【0029】図6(b)に本実施例による結果のタイミ
ングチャートを示す。ステップS12で判定するオーデ
ィオレベルをGsとすると、図で示すようにで再生曲
の頭出しが始まり、MUTE信号が無効になってスピー
カ15から音声が出力され、その信号処理回路7で判定
されるそのレベルがGsを越えた時、自動利得調整が行
われる。オーディオレベルは一定レベル以上であるの
で、自動利得調整にかかるノイズは目立たない。
【0030】以上の通り本実施例によれば、オーディオ
レベルの検出によってノイズの発生する外乱による自動
利得調整を行うべきタイミングを知ることができ、オー
ディオレベルが高い場合にはノイズが目立たない位置で
自動利得調整ができる。
【0031】また、万一オーディオレベルが低い場合で
も見切りで利得調整を行うため安定したサーボ性能を優
先させることもできる。さらに、利得調整値が記憶され
ているので、当該ディスクを取り外さない限りは、リプ
レイ(再度再生)時にその記憶値を利用でき、自動調整
を行う手順を省略する事ができ、再生までの時間を短縮
できる。その他の変形例 なお、本願発明は上記実施例に限らず種々の装置に適用
できる。例えば、オーディオレベル検出は、信号処理回
路7にて検出していたが、信号処理以降のどの場所で検
出してもよく、単にディジタルオーディオ信号の上位数
ビットをマイクロコンピュータ6に入力させるだけでも
判定でき、この場合は回路が簡単で済む。また、外乱周
波数を特に目立たなくするために、アナログ系より特定
周波数をバンドパスフィルタ等で検出して、該当する周
波数レベルが高いときに行うようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上の通り、本願発明によれば、粗利得
調整と外乱による自動利得調整を併用できるので、始動
時には粗利得調整を行い、オーディオレベルが高いとき
には外乱入力による自動利得調整を行うため、外乱注入
によるノイズを聴感上減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例によるディスク再生装置を示
すブロック図である。
【図2】本願発明の実施例による自動利得調整ブロック
を示す説明図である。
【図3】本願発明の実施例による動作シーケンスであ
る。
【図4】本願発明の実施例によるフォーカス粗利得調整
のシーケンスである。
【図5】本願発明の実施例による自動利得調整基本シー
ケンスである。
【図6】従来例及び実施例の再生時タイミングチャート
である。
【符号の説明】
1…ディスク 2…ピックアップ 3…送り(キャリッジ)モータ 4…スピンドルモータ 5…プリアンプ 6…マイクロコンピュータ 7…信号処理回路 7’…オーディオレベル検出部 8…自動利得調整ブロック 9…サーボイコライザ 10…ドライバ 11…D/A変換器 12、24…ローパスフィルタ(LPF) 13…音量調整ボリューム 14…アンプ 15…スピーカ 16…表示系 17…キー操作部 18…データバッファ 20…アッテネータ 21、21’…ゲイン変化量検出ブロック 22…バンドパスフィルタ 23…絶対値回路 24…ローパスフィルタ 25…ピークホールド回路 26…ボトムホールド回路 27…差動増幅器 28…A/D変換器 29…外乱元 30…加算器 SW1 〜SW3 …スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川名 和茂 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パイオニア株式会社川越工場内 (72)発明者 高田 武弘 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パイオニア株式会社川越工場内 (56)参考文献 特開 昭64−73580(JP,A) 特開 昭60−107774(JP,A) 特開 平1−220231(JP,A) 特開 平4−188309(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 3/00 - 3/20 G11B 7/09 - 7/10 G11B 21/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体から情報を読み取る読取手段
    と、前記読取手段が前記記録媒体に対応する所定位置に
    位置するよう前記読取手段を位置制御するサーボ手段
    と、外乱信号をサーボループに注入することにより前記
    サーボ手段の利得を調整変更する利得調整手段と、前記
    読取手段により得られた読取信号に含まれるオーディオ
    信号を信号処理する信号処理手段と、を有する自動利得
    調整装置において、前記信号処理手段は、前記オーディオ信号を信号処理す
    る際に前記オーディオ信号の再生出力レベルを検出する
    とともに、 前記利得調整手段は、前記信号処理手段により検出され
    た前記再生出力レベルが所定値以上の大きさである場合
    に前記外乱信号を前記サーボループに供給することを特
    徴とする自動利得調整装置。
JP28535293A 1993-11-15 1993-11-15 自動利得調整装置 Expired - Fee Related JP3318411B2 (ja)

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