JP3714458B2 - 光学式ディスクプレーヤのサーボ制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク記録再生装置に用いられるピックアップのサーボ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスクの記録再生装置では良好な記録及び/又は再生動作を得るために、記録情報を読取るピックアップを所望の読取位置に制御するためのトラッキングサーボ、フォーカスサーボ等のサーボ制御を用いるのが一般的である。
【0003】
このようなサーボ制御技術においては、光ピックアップからの読取RF信号を用いて誤差信号が生成される。誤差信号を生成する誤差信号生成部に入力される信号は適正な電圧に利得調整される必要があり、そのため入力信号に応じて利得を調整する自動利得調整(AGC:オートゲインコントロール)回路が設けられる。特に、外乱元を用いて自動利得調整を行う技術は、その装置における的確な利得調整値を測定できるので有効であり、また記録及び/又は再生動作に先立って自動利得調整を行いサーボ系の利得を設定することで調整後は安定したサーボ制御を行うことができる。
【0004】
上記したような自動調整回路を備えたディスク記録再生装置では、ディスクの記録及び/又は再生の度に自動調整を行うのが最も良好な調整値が得られるが、自動調整を完了してディスクを記録再生するまでに時間を要する。従って、自動調整を完了するまでのセットアップ時間を短縮するために、ディスクの記録再生動作を行った際の自動調整値を記憶しておき、次に記録再生を行う際にその記憶された自動調整値を用いる方法がある。かかるディスク記録再生装置の調整方法としては、例えば、特開平7−130087号公報等に開示されているものがある。
【0005】
しかしながら、ディスクの特性や記録再生装置の使用状態、あるいは温度や湿度等の使用環境は使用のたび毎に異なるため、必ずしも記憶されている調整値を用いるのが最適であるとは限らない。特に、ディスクを記録再生装置から取り外した後、そのディスクを再度装填(ローディング)した場合であっても、装填状態に多少なりとも変化が生じることなどによって最適な調整値は変化する。従って、サーボ制御性能の低下を生じたり、記録再生品質の劣化を招く場合があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、セットアップ時間が短く、高精度で安定したサーボ制御を行うことが可能なサーボ制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によるサーボ制御装置は、記録媒体によって情報の記録及び/又は再生を行う光学式ディスクプレーヤのサーボ制御装置であって、記録媒体の装填に応じてサーボループ利得の粗調及び微調をなす調整部と、調整部における利得調整値を記憶する記憶部と、記録及び/又は再生動作をなすに当たって、調整部によってサーボループ利得の粗調及び微調が既になされた記録媒体であることを判別する判別部と、判別部によりサーボループ利得の粗調及び微調が以前になされていない記録媒体であると判別された場合に、調整部に前記サーボループ利得の粗調及び微調を実行せしめ、判別部によりサーボループ利得の粗調及び微調が既になされた記録媒体であると判別された場合に、記憶部に記憶された利得調整値に基づいて調整部にサーボループ利得の微調を実行せしめる制御部と、を有することを特徴としている。
【0008】
本発明によるサーボ制御装置は、記録媒体によって情報の記録及び/又は再生を行う光学式ディスクプレーヤのサーボ制御装置であって、記録媒体の装填に応じてフォーカスバランス及びサーボループ利得の粗調及び微調をなす調整部と、調整部におけるフォーカスバランス調整値及び利得調整値を記憶する記憶部と、記録及び/又は再生動作をなすに当たって、調整部によってフォーカスバランス及びサーボループ利得の粗調及び微調が既になされた記録媒体であることを判別する判別部と、判別部によりサーボループ利得の粗調及び微調が以前になされていない記録媒体であると判別された場合に、調整部に前記フォーカスバランス及びサーボループ利得の粗調及び微調を実行せしめ、判別部によりサーボループ利得の粗調及び微調が既になされた記録媒体であると判別された場合に、記憶部に記憶されたフォーカスバランス調整値及び利得調整値に基づいて調整部にフォーカスバランス及びサーボループ利得の微調を実行せしめる制御部と、を有することを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する図において、実質的に同等な構成要素には同一の参照符を付している。
図1は、本発明の1実施例である光ディスクプレーヤのサーボ制御装置の構成を示すブロック図である。
【0010】
図において、光ディスク1はスピンドルモータ3によって回転駆動される。光ピックアップ4はレーザ光を光ディスク1に照射し、光ディスク1からの反射光を受光して受光量に応じた信号を発生する。
光ピックアップ4内に設けられた光検出器5は、例えば4つの受光素子からなる4分割光検出器である。これら4つの受光素子の各々は光ディスク1からの反射光ビームを受光し、これを電気信号に変換したものをそれぞれ読取信号RB1〜RB4として出力する。光ピックアップ4には更に、読取点としての対物レンズ(図示しない)の向きをディスク半径方向に偏移せしめるトラッキングアクチュエータ(図示しない)、及び上記ビームスポットの焦点位置を調整するフォーカシングアクチュエータ(図示しない)が搭載されている。
【0011】
上記した構成により、光ピックアップ4は光ディスク1から記録情報を読み取り、この際得られた読取信号をプリアンプ11に供給する。プリアンプ11は、読取信号を増幅した後、これら読取信号に基づいてトラッキングエラー信号TE、及びフォーカスエラー信号FEを抽出する。信号処理回路12は、プリアンプ11からの読取信号の復調及び誤り訂正等を行いデジタル/アナログ(D/A)変換器14に供給する。D/A変換器14は、信号処理回路12からのデジタル信号をアナログ信号に変換する。ローパスフィルタ(LPF)15は、D/A変換器14から出力されたアナログ信号から可聴周波数帯域を通過させ、ノイズ成分を除去してオーディオ信号を出力する。
【0012】
一方、プリアンプ11から出力されたトラッキングエラー信号TE、及びフォーカスエラー信号FE等の誤差信号は、自動利得調整部17において所定の信号レベルに利得調整がなされ、サーボイコライザ18に供給される。サーボイコライザ18は、利得調整がなされた信号の位相調整をなし駆動信号としてドライバ19に供給する。ドライバ19は、駆動信号を増幅し、トラッキングアクチュエータ、フォーカシングアクチュエータ、送りモータ21、及びスピンドルモータ3を駆動するための信号を生成する。上記した各部はシステム全体を制御する制御部(マイクロコンピュータ)23に接続されて制御される。また、制御部23には過去の調整値等の種々のデータを格納するメモリが接続されている。尚、制御部23はマイクロコンピュータに限らず、複数の個別の回路ブロックで構成されていてもよい。
【0013】
自動利得調整部17の詳細なブロック図を図2に示す。トラッキングエラー信号TE及びフォーカスエラー信号FE等の誤差信号はアナログ/デジタル(A/D)変換器31においてデジタル誤差信号(以下、単に誤差信号と称する)に変換され、加算器32に供給される。正弦波発生回路33において利得調整周波数の正弦波(例えば、1.38kHz)が外乱信号として生成され、加算器32において上記誤差信号に加えられる。この外乱信号がサーボループを一巡したときの信号がバンドパスフィルタ(BPF)35に供給され、所定帯域の成分が位相比較器36に供給される。位相比較器36においてBPF35からの信号と正弦波発生回路33からの外乱信号との位相差が比較される。この結果得られた位相差は判定/調整部37に供給され、制御部23により指定された位相に対して所定範囲(判定ウィンドウ、すなわち、例えば±5.6°の範囲)に入るように増幅器38の利得(Kg)の調整がなされる。上記増幅器38の利得(Kg)は、例えば、1ステップを0.2dBとして64ステップ(すなわち、約±12dB)の変更により調整される。
【0014】
次に、本発明による光ディスクプレーヤのセットアップ手順及びサーボ制御動作について説明する。尚、以下に述べるサーボ制御動作はセットアップ手順の一部として実行される。
図3は、光ディスクプレーヤのセットアップ手順を示すフローチャートである。まず、記録及び/又は再生を開始しようとするディスクが新たに装填(ローディング)されたディスクであるか否かが判別される(ステップS11)。すなわち、このディスクの記録再生のためのセットアップが完了して調整値が光ディスクプレーヤに記憶されており、かつその後このディスクが光ディスクプレーヤから取り外されていない場合に、新たに装填されたディスクではない(NO)と判別される。それ以外の場合には、新たに装填されたディスクである(YES)と判別される。
【0015】
この判別を行う方法としては、例えば、ローディングトレイの引出し操作等、ディスクの取り外し(アンローディング)に必要な操作を示す信号を検知して記憶し、これに基づいて判別する方法がある。
ステップS11において、新たに装填されたディスクである(YES)と判別された場合には、この判別結果を示すインジケータ(又は、フラグ等)であるINDを「0」(すなわち、IND=0)とし(ステップS12)、各調整値、イコライザ係数値、利得値、コマンド等の各種設定値を所定の初期値に設定する(ステップS13)。他方、新たに装填されたディスクではない(NO)と判別された場合には、インジケータINDを「1」(すなわち、IND=1)とし(ステップS14)、上記各種設定値にはメモリ24内に記憶された記憶値若しくは最終値(ラスト値)が用いられる(ステップS15)。
【0016】
次に、トラッキングバランスの調整が実行(ステップS16)され、その後、フォーカスバランス調整ルーチンが呼ばれ、フォーカスバランスの調整が実行される(ステップS17)。フォーカスバランス調整の後、フォーカス/トラッキングゲイン調整ルーチンが呼ばれ(ステップS18)、フォーカスゲイン及びトラッキングゲインの調整が実行される。上記フォーカスバランス調整ルーチン及びフォーカス/トラッキングゲイン調整ルーチンの処理手順については後に詳細に述べる。上記調整が完了した後、各調整値、係数値等を記憶し(ステップS19)、セットアップ手順を終了する。
【0017】
以下に、フォーカスバランスの調整手順を図4のフローチャート、図5及び図6を参照しつつ説明する。まず、上記したインジケータINDによって、新たに装填されたディスクであるか否かが判別される(ステップS21)。新たに装填されたディスクではない(NO)と判別された場合(IND≠0)には、各調整値、係数値等を前回の自動調整時における最終値に設定(ステップS23)した後、外乱振幅の値を上記所定値の半分であるδ(すなわち、±δ/2)に設定する(ステップS24)。すなわち、フォーカスバランス調整の微調を表す振幅値に設定され、ステップS29に移行する。
【0018】
すなわち、例えば、CD−RW等のディスクでは、最終値を用いることで粗調が終了しているのと同じ状態になるからである。そのため、1度調整されたディスクでは微調のみでよいことになる。また、以下に説明するように、CD−RWやCD−R等で、ゲインなどのサーボレベルが大きくずれた場合でも、最適な自動調整を行うために、まず粗調を行い、その後、微調を行うことにより調整精度を上げている。
【0019】
ステップS21において、新たに装填されたディスクである(YES)と判別された場合(IND=0)には、外乱振幅の値を所定値(2δ)に設定する(ステップS22)。すなわち、フォーカスバランス調整の粗調を表す振幅値に設定される。
この外乱振幅はステップ状の振幅を有し、光ピックアップのデフォーカス量をこの振幅で変化させる。すなわち、図5に示すように、現在の位置(A)に対して、2δ(すなわち、±δ)の外乱振幅を与えたとき、光ピックアップの読取RF信号の振幅(すなわち、RF信号の包絡線強度)は位置B及びCの間で変化し、図6(b)に示すようにRF信号は変調される。変調されたRF信号は、エンベロープ検波回路(図示しない)等の回路を用いて、図6(c)に示すように、上記したRF信号振幅の変化に対応した信号(以下、レベル信号と称する)に変換される。
【0020】
次に、制御部23の制御によるフォーカスバランス調整が行われる。まず、図5に示すデフォーカス量(すなわち、現在の値)が変更され、そのときのレベル信号の振幅S(=B−C)が算出される(ステップS25)。算出されたレベル信号の振幅Sが所定の閾値(2ε)以下であるか否かが判別される(ステップS26)。振幅Sが所定の閾値(2ε)を超えると判別された場合は、所定のタイムアウト時間が経過したか否かが判別される(ステップS27)。所定のタイムアウト時間が経過した場合には、フォーカスバランス初期値を設定し(ステップS28)、本ルーチンを抜ける。タイムアウト時間が経過していない場合には、ステップS25に戻り、上記した手順が繰り返される。
【0021】
ステップS26において、振幅Sが所定の閾値(2ε)以下であると判別された場合は、ステップS29以降の微調動作をなす手順に移行する。まず、デフォーカス量(すなわち、現在の値)が変更され、そのときのレベル信号の振幅S(=B−C)が算出される(ステップS29)。算出されたレベル信号の振幅Sが所定の閾値(ε)以下であるか否かが判別される(ステップS30)。振幅Sが所定の閾値(ε)を超えると判別された場合は、所定のタイムアウト時間が経過したか否かが判別される(ステップS31)。所定のタイムアウト時間が経過していない場合には、ステップS29からの手順が繰り返される。
【0022】
ステップS31において、所定のタイムアウト時間が経過した場合には、1回目の調整か否かが判別される(ステップS32)。2回目の調整の場合には、ステップS35に移行してフォーカスバランス初期値を設定し、本ルーチンを抜ける。まだ1回目の調整である場合には、次に、新たに装填されたディスクであるか否か、すなわち、インジケータINDが「0」であるか否かが判別される(ステップS33)。新たに装填されたディスクでない場合(IND≠0)には、上記微調動作によって最適なフォーカスバランス調整値が得られなかったものとして、外乱振幅の値を粗調時の値である2δに変更し(ステップS34)、ステップS25からのフォーカスバランス調整のステップが再度実行される。また、ステップS33において、IND=0と判別された場合には、所定の初期値を設定し(ステップS35)、本ルーチンを抜ける。以上の手順によって、フォーカスバランスの調整が実行される。
【0023】
以下に、フォーカス/トラッキング・ゲインの調整手順を図7のフローチャートを参照しつつ説明する。まず、上記したインジケータINDによって、新たに装填されたディスクであるか否かが判別される(ステップS41)。新たに装填されたディスク、すなわちIND=0である場合には、ステップS42以降のゲインの粗調の手順に移行する。また、新たに装填されたディスクではない、すなわちIND≠0である場合には、ステップS48以降のゲインの微調の手順に移行する。
【0024】
まず、ステップS41においてIND=0の場合、ゲインが−2dBないし0dBの範囲でゲイン調整が実行される(ステップS42)。このゲイン調整は図2を用いて説明したゲイン調整部においてなされる。次に、調整値がこの調整範囲内に入ったか否かが判別される(ステップS43)。調整値が調整範囲内に入っていない場合には、ステップS42以降のゲイン調整の開始後、所定のタイムアウト時間が経過したか否かが判別される(ステップS44)。所定のタイムアウト時間が経過していない場合には、ステップS42に戻りゲイン調整のステップが繰り返される。タイムアウト時間が経過した場合には、ステップS45に移行する。
【0025】
ステップS43において、調整値が調整範囲内に入った場合には、ステップS45に移行する。ステップS45ないしS47において、ゲインの範囲を0dBないし+2dBとして、ステップS42ないしS44と同様なゲイン調整が実行される。このようにして、ステップS42ないしステップS47の手順によりゲインの粗調が実行される。このゲインの粗調が完了した後、ステップS49に移行して、後述するゲインの微調が実行される。
【0026】
ステップS41においてIND≠0の場合、ゲインを前回の自動調整時における最終値に設定(ステップS48)した後、−1dBないし+1dBの範囲でゲイン調整が実行される(ステップS49)。次に、調整値がこの調整範囲内に入ったか否かが判別される(ステップS50)。調整値が調整範囲内に入っていない場合には、ステップS49以降のゲイン調整の開始後、所定のタイムアウト時間が経過したか否かが判別される(ステップS51)。所定のタイムアウト時間が経過していない場合には、ステップS49に戻りゲイン調整のステップが繰り返される。タイムアウト時間が経過した場合には、ステップS52に移行し、IND=0であるか否かが判別される(ステップS52)。新たに装填されたディスクでない場合(IND≠0)には、上記微調動作によって最適な調整値が得られなかったものとして、ステップS42に移行し、ゲインの粗調(ステップS42−S47)を実行する。IND=0の場合には、所定の初期値を設定し(ステップS53)、本ルーチンを抜ける。以上の手順によって、ゲイン調整が完了する。
【0027】
従って、上記したように、記録及び/又は再生動作をなすに当たって、ディスクが装置から取り外されていない場合には、記憶された調整値を用いることによってセットアップ時間が短く、高精度で安定したサーボ制御が実現される。
尚、上記した実施例の説明において示した粗調・微調の調整値の幅、周波数、利得の値等の各数値は例示であって、用いられるサーボ制御系等に応じて適当な数値を用いればよい。
【0028】
【発明の効果】
上記したことから明らかなように、本発明によればセットアップ時間が短く、高精度で安定したサーボ制御を行うことが可能なサーボ制御装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ディスクプレーヤのサーボ制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】自動利得調整部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】本発明による光ディスクプレーヤのセットアップ手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明によるフォーカスバランスの調整手順を示すフローチャートである。
【図5】ステップ状のデフォーカスを与えたときの読取RF信号の振幅変化を示すグラフである。
【図6】光ピックアップに与えるステップ状のデフォーカス外乱振幅、読取RF信号、及びレベル信号の変化を示すグラフである。
【図7】本発明によるフォーカス/トラッキング・ゲインの調整手順を示すフローチャートである。
【主要部分の符号の説明】
1 光ディスク
4 光ピックアップ
11 プリアンプ
12 信号処理回路
14 D/A変換器
15 LPF
17 自動利得調整部
18 サーボイコライザ
19 ドライバ
23 制御部
24 メモリ
32 加算器
33 正弦波発生回路
35 BPF
36 位相比較器
37 判定/調整部
38 増幅器

Claims (4)

  1. 記録媒体によって情報の記録及び/又は再生を行う光学式ディスクプレーヤのサーボ制御装置であって、
    記録媒体の装填に応じてサーボループ利得の粗調及び微調をなす調整部と、前記調整部における利得調整値を記憶する記憶部と、
    記録及び/又は再生動作をなすに当たって、前記調整部によって前記サーボループ利得の粗調及び微調が既になされた記録媒体であることを判別する判別部と、
    前記判別部により前記サーボループ利得の粗調及び微調が以前になされていない記録媒体であると判別された場合に、前記調整部に前記サーボループ利得の粗調及び微調を実行せしめ、前記判別部により前記サーボループ利得の粗調及び微調が既になされた記録媒体であると判別された場合に、前記記憶部に記憶された利得調整値に基づいて前記調整部に前記サーボループ利得の微調を実行せしめる制御部と、を有することを特徴とするサーボ制御装置。
  2. 前記調整部は、前記利得調整値を段階的に変更することによって前記サーボループ利得の粗調及び微調をなすことを特徴とする請求項1記載のサーボ制御装置。
  3. 記録媒体によって情報の記録及び/又は再生を行う光学式ディスクプレーヤのサーボ制御装置であって、
    記録媒体の装填に応じてフォーカスバランス及びサーボループ利得の粗調及び微調をなす調整部と、
    前記調整部におけるフォーカスバランス調整値及び利得調整値を記憶する記憶部と、
    記録及び/又は再生動作をなすに当たって、前記調整部によって前記フォーカスバランス及びサーボループ利得の粗調及び微調が既になされた記録媒体であることを判別する判別部と、
    前記判別部により前記サーボループ利得の粗調及び微調が以前になされていない記録媒体であると判別された場合に、前記調整部に前記フォーカスバランス及びサーボループ利得の粗調及び微調を実行せしめ、前記判別部により前記サーボループ利得の粗調及び微調が既になされた記録媒体であると判別された場合に、前記記憶部に記憶されたフォーカスバランス調整値及び利得調整値に基づいて前記調整部に前記フォーカスバランス及びサーボループ利得の微調を実行せしめる制御部と、を有することを特徴とするサーボ制御装置。
  4. 前記制御部は、前記フォーカスバランスの調整におけるオフセット量を低減することによって微調をなすことを特徴とする請求項3記載のサーボ制御装置。
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