JPH07130087A - 自動利得調整装置 - Google Patents

自動利得調整装置

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JPH07130087A
JPH07130087A JP5275181A JP27518193A JPH07130087A JP H07130087 A JPH07130087 A JP H07130087A JP 5275181 A JP5275181 A JP 5275181A JP 27518193 A JP27518193 A JP 27518193A JP H07130087 A JPH07130087 A JP H07130087A
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gain
gain adjustment
adjustment
servo
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JP5275181A
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English (en)
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Kazuhiro Kiyoura
一宏 清浦
Yoshifumi Fujino
好文 藤野
Buratsudoshiyoo Aretsukusu
ブラッドショー アレックス
Takashi Sasaki
隆司 佐々木
Koichiro Haraguchi
孝一郎 原口
Takeshi Matsumoto
健 松本
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0941Methods and circuits for servo gain or phase compensation during operation

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用環境や経時的変化に対してもサーボを確
実にクローズ可能にする。 【構成】 利得調整手段8は、初期値設定時において、
前回までの利得調整値を記憶している記憶手段13から
呼び出しこれに基づいて初期値を決定して設定し、ま
た、利得調整の微調整終了後には、当該利得調整におい
て得られた新たな利得調整値を記憶手段13に記憶し、
次回の利得調整の基準として使えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、いわゆる自動利得調
整装置に係り、特に光学式記録再生装置等におけるサー
ボコントロール装置の利得調整時に設定する初期値利用
技術の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、CD(Compact disk)若しくはL
D(Laser disk)等のディスクの記録や再生を行う装置
においては、ディスク上の記録トラックから正確に情報
を読み取るために、読み取りを行うピックアップやディ
スクとの速度、トラック位置、レンズのフォーカス等を
フィードバックのための閉回路ループを形成することに
より駆動制御するサーボ技術が重要である。
【0003】かかるサーボ技術において、ピックアップ
から入力した信号に対しエラー信号生成する必要があ
り、そのエラー信号生成手段には適正な入力電圧値に入
力電圧を利得調整する必要がある。そのため入力信号に
応じて利得を調整する自動利得調整(オートゲインコン
トロール)回路を設けることが多かった。特に外乱元を
用いて自動利得調整を行う技術は、その装置における的
確な利得調整値を測定できるので有効であり、再生動作
に先だって自動利得調整動作を行いサーボ系への利得を
設定することで調整後は安定したサーボが行える。
【0004】図8に従来例における自動利得調整の設定
手順を説明するフローチャートを示す。また、自動調整
手段の例示として図1及び図2を参照する。装置の電源
を投入後(ステップS51)、まず自動利得制御を行う
前提となるアッテネータ20にセットする利得値の初期
値(デフォルト値:従来ループゲインが0dBになるよ
う設定される。)をマイクロコンピュータ6等がアッテ
ネータ20のコントロール信号としてアッテネータ20
に設定する(ステップS52)。これにより、アッテネ
ータ20は入力信号を設定したゲインで出力し、自動利
得調整手段がこの閉回路ループ(図1において、ディス
ク1、ピックアップ2、プリアンプ5、自動利得調整ブ
ロック8、サーボイコライザ9、ドライバ10からなる
閉回路)を出発点として自動利得調整に入る(ステップ
S53)。自動利得調整ブロック8は、外乱元29等に
よって閉回路ループの利得を測定し、目標とする安定し
た利得値へとアッテネータ20のゲインの微調整を行っ
て、得られた適正値をアッテネータ20に再びセットし
て自動利得調整を終了する(ステップS54)。閉回路
ループのゲインが決まれば後はCD等の頭出しを行い音
声出力をカットするためのミュート(MUTE)信号を
解除し演奏が始められる(ステップS55)。
【0005】以上の手順から判るように、従来の閉回路
ループによる自動利得調整においては初期値として設定
する値は、装置全体の経時変化に拘らず一定値であっ
た。またその他に、デフォルト値を一定でなく変化させ
る技術として、CD毎における特性の違いに着目し、C
D毎の利得調整値を記憶し同じディスクが装着された場
合にその値を使う、特開平4−289520号公報記載
の発明がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一定値
を設定する従来の自動利得調整装置では、常に一定値に
初期値が定められているため、装置の経時変化その他の
原因によって初期のサーボがかからない、かかりにくく
なる場合が出現するという問題があった。
【0007】図9に、自動利得調整装置において、初期
値を常に一定にした場合の、時間と本来の閉回路ループ
が持つゲイン量の変化との関係を示す。図から判るよう
に、閉回路のループゲインは時間の経過と共に徐々に変
化していく。
【0008】この原因として考えられるのが、装置の構
成部位(特に機構的なもの)の特性が使用環境の影響も
受けながら年を経る毎に変化していき、それがゲインの
変化になって現れると考えられる。つまり、通常CDプ
レーヤ等のピックアップ内では、レンズ部分がフォーカ
スサーボ等のために、可動性を持たせるべく弾性部品に
よって釣り下げられた様な構成を採っており、これが時
間の経過により定常位置が垂れ下がってくる等の影響が
大きい。また、コイルや摩擦部分の腐食等によっても動
的特性が変化しループゲインに影響を与える。更に、季
節による温度・湿度の影響によっても各部品の特性の変
化によってループゲインが変化していると考えられる。
【0009】図9において、上記したような諸処の原因
により全体としてのループゲインが変化し、領域Aにお
いては、自動利得調整による微調整により適正値にアッ
テネータの調整が可能であるが、初期のサーボクローズ
の限界(図中の破線)を越える領域Bとなると、もはや
ループがクローズせず自動利得調整にも入れなくなって
しまうのである。もちろん、上記不都合は、大きさやコ
ストの制約がなく経時変化しにくい部品を常に使用でき
れば解消出来るが、実際問題としては難しい。
【0010】一方、CD毎に利得調整値を記憶する技術
では、CD毎の特性には追従できても、同じCDを再生
し続けた場合にも起こる上記の経時変化に対するゲイン
の変化には対処が難しく、一般に規格品であるCD毎の
調整値のバラツキによる不都合より経時変化による装置
の固有値の変化による調整値のバラツキの方が、影響が
大きくなる場合(例えば、長時間使用の可能性の高く、
レンズ等に汚れの付き易い業務用機器)も存在する。
【0011】そこで、本願発明の目的は、使用環境や経
時的変化に対してもサーボを確実にクローズできる自動
利得調整装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
には、時間的変化の最も少ない最近の利得調整値に基づ
いて毎回の初期値を決定すればよい。
【0013】つまり、上記目的は、誤差信号によりサー
ボ制御を行うためのサーボループと、誤差信号の利得を
調整変更する利得調整手段とを有する自動利得調整装置
において、利得調整手段は、利得調整値を記憶する記憶
手段を有し、利得調整動作前には初期値として記憶手段
に記憶された前回までの利得調整値を利用し、利得調整
完了後に当該利得調整において得られた新たな利得調整
値を記憶手段に記憶する自動利得調整装置により達成さ
れる。
【0014】
【作用】上記発明によれば、利得調整手段は、初期値設
定時において、前回までの利得調整値を記憶している記
憶手段から呼び出しこれに基づいて初期値を決定して設
定し、また、利得調整の微調整終了後には、当該利得調
整において得られた新たな利得調整値を記憶手段に記憶
し、次回の利得調整の基準として使えるようできる。
【0015】
【実施例】本願発明の好適な実施例を図面に基づいて説
明する。 (i)第1実施例 本実施例は、CDの再生装置において、オーディオレベ
ルを信号処理回路により検出し、所定の音量レベル以上
になった時、自動利得調整回路を働かせるものである。
【0016】図1及び図2に第1実施例の構成を示す。
図1はサーボ系に関する全体図であり、オーディオ信号
復調の流れに関しては、信号が記録された記録媒体のデ
ィスク1と、ディスク1の情報トラックより記録された
信号をレンズ(図示せず)を通して読出すピックアップ
2と、ピックアップ2をディスク1の直径方向に駆動す
る送り(キャリッジ)モータ3と、ディスク1を回転さ
せるスピンドルモータ4と、ピックアップ2により読出
された読出信号を増幅し、2値化されたRF信号の他に
フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号等を出
力するプリアンプ5と、2値化されたRF信号からスピ
ンドルモータ4の速度制御のための信号(CLV)を生
成し、且つ、RF信号よりEFM復調、CIRCによる
誤り訂正復号等を行い16ビットのディジタル信号に変
換してD/A変換器11に送る信号処理回路7と、16
ビットディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A
変換器11と、アナログ信号から可聴周波数帯域を通過
させ、ノイズ分を除去してオーディオ信号を出力するロ
ーパスフィルタ(LPF)12と、により構成される。
【0017】また、サーボ系に関する信号の流れは、プ
リアンプ5より供給された各種エラー信号のゲインを調
整し、サーボ系への所定の信号レベルに利得調整する自
動利得調整ブロック8と、サーボのための周波数を調整
するサーボイコライザ9と、生成された駆動信号を電流
増幅しピックアップ2のフォーカス/トラッキングコイ
ル(図示せず)・送りモータ3・スピンドルモータ4を
駆動するためのドライバ10と、システム全体を制御す
るマイクロコンピュータ(マイコン)6と、過去の利得
調整値等を記憶するメモリ13と、によって構成され
る。
【0018】ピックアップ2中のレンズは、ディスク1
の直径方向にはトラッキングコイル(図示せず。)、焦
点制御のためにはフォーカスコイル(図示せず。)によ
って駆動され、トラックからの情報を図示しない受光部
に適正な位置関係になるようサーボ系によって駆動され
る。
【0019】自動利得調整ブロックの詳細なブロックを
図2に示す。自動利得調整ブロック8は、プリアンプ5
から供給される各種のエラー信号をサーボイコライザ9
に入力するのに最適なレベルに利得調整を行う働きを
し、エラー信号をマイクロコンピュータ6の供給するア
ッテネータコントロール信号によって適宜利得変更し出
力するアッテネータ20と、アッテネータ20の出力の
出力から最初の分岐(Y分岐)をして、サーボループを
一巡してきた外乱を含むエラー信号のゲイン変化量検出
を行うゲイン変化量検出ブロック21と、Y分岐からの
信号に外乱元29からの外乱を加算する加算器30と、
加算器30の出力から分岐(X分岐)し、外乱印加直後
のゲイン変化量検出を行うゲイン変化量検出ブロック2
1’と、により構成される。外乱元29はエラー信号に
疑似的に値の定まった外乱要素(発振器等による一定振
幅の一定周波数)を加えて、それによって変化するエラ
ー信号のレベルを調べるためにあり、マイクロコンピュ
ータ6から投入及び切断ができるスイッチSWによって
加算器30に供給される。
【0020】ゲイン変化量検出ブロック21、21’
は、外乱信号の周波数帯を通過させるバンドパスフィル
タ22と、信号を絶対値信号に変換する絶対値回路23
と、外乱信号の周波数成分を除去し直流化するローパス
フィルタ24と、により構成される。
【0021】次に、本実施例の動作を図3のシーケンス
に基づいて説明する。まず、電源が投入されてCDがセ
ットされると(ステップS1)、マイクロコンピュータ
6はメモリ13の所定のアドレスを調べ前回までの調整
値が記憶されているかどうかを調べる(ステップS
2)。このメモリ13は、スーパーキャパシタや電池に
よってバックアップされたSRAM(static RAM)等で
構成されているため、前回までの再生動作で何らかの値
が記憶されていれば、主電源を切断してもメモリ13内
部の値は保持されているので、次回に利用できるのであ
る。
【0022】所定アドレスの記憶内容が不定値となって
いて前回に正しく記憶された値と認められない場合(ス
テップS2:NO)、これは新規使用(メモリクリアさ
れてから始めての使用)若しくはノイズその他の原因で
メモリ内容が破壊されたと判断し、一定値の利得調整値
(従来通りの初期値)をアッテネータ20に送る(ステ
ップS4)。
【0023】正しい値が記憶されていると認められた場
合(ステップS2:YES)、メモリ13内部の所定ア
ドレスに記憶してある前回の調整値をアッテネータ20
に送る(ステップS3)。この値は、フォーカスサーボ
用調整値(F)と、トラッキングサーボ用調整値(T)
とがそれぞれメモリを持ち個別に送ることになる。
【0024】上記で初期値の設定が終了したので、後述
する自動利得調整(オートゲインコントロール)を開始
する(ステップS5)。自動利得調整では、外乱注入に
よるアッテネータ20に設定する利得調整値の微調整を
行い最新の値をアッテネータ20に反映させる。自動利
得調整が終了すると(ステップS6)、オーディオ信号
系へ逆量子化した出力を止めておくためのミュート信号
を解除し曲の再生に入る(ステップS7)。そして、適
当なタイミングで前記調整値を記憶するための所定アド
レスにステップS6で確定した最新の調整値を再び記憶
して(フォーカスサーボ、トラッキングサーボ共に)終
了する(ステップS8)。
【0025】さて、自動利得調整の動作シーケンスを図
4に示す。まず、マイクロコンピュータ6は、スイッチ
SWを閉じ外乱元29の発する外乱信号を加算器30に
注入する(ステップS21)。X分岐からはこの外乱値
を加えられてエラー信号がゲイン変化量検出ブロック2
1’に入力され、マイクロコンピュータ6によって測定
される(ステップS22)。同時に、X分岐から外乱を
加えられた信号がサーボイコライザ9に供給され、ドラ
イバ10からピックアップ2に加えられる。そして、そ
の外乱に応じてレンズが駆動され微変動を起こす。ピッ
クアップ2のレンズセンターからのオフセットに従っ
て、非線形的にエラー信号レベルが変化するため、この
微変動に応じてエラー信号が変化し、プリアンプ5を経
て再度自動利得調整ブロック8に入力される。
【0026】ここで、アッテネータ20の利得調整値
は、ステップS6によってマイクロコンピュータ6がア
ッテネータコントロール信号で設定したものとなってお
り、前記メモリ13から呼び出された値に対応してい
る。
【0027】そして、サーボループを巡ってY分岐に入
力された信号をゲイン変化量検出ブロック21で調べる
(ステップS22)。外乱元は、一定振幅の一定周波数
を発振しているが、バンドパスフィルタ22では、この
外乱元の発振周波数のみを通過させるので、各種エラー
信号に他の周波数の外乱が含まれていたとしても、外乱
値の周波数のみを入力し測定することができる。ここ
で、このループのゲインはX分岐からマイクロコンピュ
ータ6への入力をX、Y分岐からマイクロコンピュータ
6への入力をYとすると ゲイン=Y/X で求められる。これらX,Yの測定結果はメモリ13に
記憶される 次に、ステップS22によるゲイン計算を数回(本実施
例では5回)測定し平均をとるため、測定回数を記録す
る(ステップS23)。このカウンタは初期値をゼロと
して、1づつインクリメント(カウントを1プラス)す
る操作である。そして、測定回数を調べ(ステップS2
3)、所定の回数(本実施例では5回。)より少ない場
合(ステップS24:NO)は再度測定する(ステップ
S22)。所定の回数に達した場合(ステップS22:
NO)、過去の測定回数分の測定値をメモリ13より呼
び出し平均する演算を行う(ステップS25)。
【0028】さて、入力利得の変動幅は1dB以内であ
ることが安定したサーボの条件であることが実験的に判
っているので、この様にして平均した演算値の利得を調
べ(ステップS26)、その利得が±1dBより大きい
場合(ステップS26:NO)は±1dB以内になる方
向(ゲインを下げる方向)にアッテネータ20のゲイン
を再調整し(ステップS27)、再度平均値を取る(ス
テップS22)。
【0029】さて、変動幅が±1dB以内に存在する場
合(ステップS26:YES)はスイッチSWを切断し
外乱元の注入を停止し(ステップS28)、次のステッ
プに移る(ステップS29)。
【0030】以上の通り第1実施例によれば、毎回の利
得調整値を不揮発性のメモリから呼び出すため、まず間
違いなく自動利得調整のためのサーボを確実にクローズ
する事ができる。しかも、電源を切ってもその値は保持
されるので、次回に呼び出せる。また、万一、メモリの
値が不定値になっていてもデフォルト値を呼び出すので
安全である。 (ii)第2実施例 本発明の第2実施例は、デフォルト値のメモリをテーブ
ルで記憶し、呼び出した調整値とデフォルト値とを比較
判断して、参照値の範囲と設定すべきデフォルト値との
対比によって新たな調整値とするものである。
【0031】第2実施例における構成は第1実施例と同
等であるので省略する。次に、第2実施例の動作を図5
及び図6に基づいて説明する。ステップS31で、メモ
リ13内部には、前回までのディスクの調整値が記憶さ
れているものとする。CD装置の電源が投入されると
(ステップS32)、マイクロコンピュータ6はメモリ
13より前回までに記憶されている調整値を呼び出し、
マイクロコンピュータ6が図示しないROM等に予め持
っているテーブルとこの調整値とを比較し(ステップS
33)、呼び出した調整値がA〜Eのどの範囲のブロッ
クに該当するかを調べて(ステップS34)、該当する
範囲に対し予め設定されているデフォルト値をアッテネ
ータ20へ送る。
【0032】マイクロコンピュータ6が使用するテーブ
ルの例を図6に示す。図では、マイクロコンピュータ6
がアッテネータ20に対し設定可能な利得の値の範囲を
制御データの0h(hexadecimal )〜7FFFhに対応
させ、ある範囲に対して一の平均値を出力するためのも
のである。例えば、ある調整値が3B80hだったとす
ると、マイクロコンピュータ6はこの調整値が範囲Dに
存在することを調べ、範囲Dに対する出力値3800h
をアッテネータ20への調整データとするものである。
【0033】そして、自動利得調整に入り(ステップS
36)、終了したらステップS36で測定された調整値
をメモリ13に記憶し、自動利得調整を終了する(ステ
ップS37)。そして、ミュート信号を解除し再生動作
に入る(ステップS38)。
【0034】上記第2実施例によれば、測定値から即設
定すべきデフォルト値を決められるので、マイクロコン
ピュータの負担が少ない。また、テーブルの参照値を変
換することは容易なので、ROM等の差し替えのみで制
御値の異なる機種への対応ができる。 (iii )第3実施例 本発明の第3実施例は、最新の調整値のアッテネータへ
の設定でもサーボがクローズしなくなった場合に、デフ
ォルト値を変化させて追従させるものである。
【0035】第3実施例における構成も第1実施例と同
等であるので省略する。次に、第3実施例の動作を図7
に基づいて説明する。まず、CD再生装置の電源が投入
され(ステップS41)、デフォルト値が上記実施例に
基づく方法で設定される(ステップS42)。そして、
自動利得調整に入り(ステップS43)、フォーカス
(ステップS44)、トラッキング(ステップS45)
と順次サーボがクローズ出来たかを調べる。
【0036】両方ともクローズできた場合(ステップS
44,45:YES)、これは問題なく自動利得調整は
終了し(ステップS46)、再生動作に入る(ステップ
S47)。
【0037】しかし、経時変化や環境の変化のため、調
整値として最適と思われる値をアッテネータ20にセッ
トしても、サーボループがクローズ出来ない場合が出て
くる。
【0038】まず、フォーカスがクローズ出来なかった
場合(ステップS44:NO)、マイクロコンピュータ
6はカウンタを用意して、N回(Nは任意の数)サーボ
をクローズさせるべく試みる(ステップS48:N
O)。そして、N回試みてもサーボがクローズできない
場合(ステップS48:YES)、設定したデフォルト
値を変化させる(ステップS49)。この変化量は、適
当なステップ(例えば図7のテーブルのような割当では
1000h程度の値となる。)で行い、正負の方向は自
動利得調整で得られたゲインが、本来持つべきデフォル
ト値からどちらの方向へ変化しつつあるかを調べて決め
る。経時変化等によるゲインの変化は図8に示すがごと
く、一定の方向に自然対数的に変化するので、基準とな
る初期値と前回の測定値との関係から特性が劣化してい
く傾向を掴むことができるのである。
【0039】また、トラッキングに対しても同様な手順
でN回の再試験を行い(ステップS50:NO)、それ
でもクローズ不可能な時(ステップS50:YES)、
トラッキングのデフォルト値をフォーカスの時と同様な
手順で変化させる。
【0040】上記第3実施例によれば、サーボがクロー
ズ出来ない範囲にゲインが変化しても必ず追従でき、ま
たデフォルト値を第1実施例のような手順で適宜最新の
ものに変化させておけば、一旦クローズが不可能になっ
てもその後しばらくはクローズが可能な値でゲインの設
定が簡単にできる。その他の変形例 なお、本願発明は上記各実施例に限らず種々に適用でき
る。
【0041】例えば、自動利得調整によるループゲイン
の測定の結果得られるアッテネータへの設定ゲインと前
回の値とが大差が無い場合は、以降の自動調整を省略し
てもよい。また、前回再生し再調整した調整値が、その
時のCDに欠陥が在ったために異常な値として調整され
記憶された場合等には、メモリから呼び出した値にリミ
ッタをかけて、このような異常値を除外するようにする
のも安全である。
【0042】更に、調整値の参照のためのメモリに関
し、毎回参照する調整値(デフォルト値)は上記におい
ては前回の記憶データであったが、調整値バッファを複
数持ってもよく、これはメモリをリングバッファ形式に
しておけば実現が容易である。この場合、過去数回分の
平均値を設定するデフォルト値とするか、または、過去
数回分の内異常に他のデータと異なる値を省いて平均を
試みるなど考えられ、特異なCDを再生した結果、異常
な調整値となってしまった時の値を除外することができ
る。
【0043】また、本発明は外乱元によるサーボに限ら
れるものではなく、外乱元以外のもの、例えば記録基準
信号自体を評価してサーボゲインを定めるような装置に
も適用できる。
【0044】
【発明の効果】以上の通り、本願発明によれば、以前に
用いたディスクの調整値をデフォルト値とするため、ピ
ックアップ内のレンズの汚れや機械的な疲労等の環境変
化・経時変化によるループゲインの変化が生じてもサー
ボが確実にクローズできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例によるディスク再生装置を示すブロ
ック図である。
【図2】第1実施例による自動利得調整ブロックを示す
説明図である。
【図3】第1実施例による動作シーケンスである。
【図4】第1実施例による自動利得調整基本シーケンス
である。
【図5】第2実施例によるデフォルト値設定方法を示す
シーケンスである。
【図6】デフォルト値のメモリマップ例を示す説明図で
ある。
【図7】第3実施例によるデフォルト値設定方法を示す
シーケンスである。
【図8】従来例の自動利得調整を示すシーケンスであ
る。
【図9】ループゲインの経時変化を示す説明図である。
【符号の説明】
1…ディスク 2…ピックアップ 3…送り(キャリッジ)モータ 4…スピンドルモータ 5…プリアンプ 6…マイクロコンピュータ 7…信号処理回路 8…自動利得調整ブロック 9…サーボイコライザ 10…ドライバ 11…D/A変換器 12、24…ローパスフィルタ(LPF) 13…メモリ 20…アッテネータ 21、21’…ゲイン変化量検出ブロック 22…バンドパスフィルタ 23…絶対値回路 29…外乱元 30…加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 隆司 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内 (72)発明者 原口 孝一郎 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内 (72)発明者 松本 健 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誤差信号によりサーボ制御を行うための
    サーボループと、前記誤差信号の利得を調整変更する利
    得調整手段とを有する自動利得調整装置において、 前記利得調整手段は、利得調整値を記憶する記憶手段を
    有し、利得調整動作前には初期値として前記記憶手段に
    記憶された前回までの前記利得調整値を利用し、利得調
    整完了後に当該利得調整において得られた新たな利得調
    整値を前記記憶手段に記憶すること、 を特徴とする自動利得調整装置。
JP5275181A 1993-11-04 1993-11-04 自動利得調整装置 Pending JPH07130087A (ja)

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