JPH09179899A - レイアウト情報生成装置およびその生成方法 - Google Patents

レイアウト情報生成装置およびその生成方法

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JPH09179899A
JPH09179899A JP34164095A JP34164095A JPH09179899A JP H09179899 A JPH09179899 A JP H09179899A JP 34164095 A JP34164095 A JP 34164095A JP 34164095 A JP34164095 A JP 34164095A JP H09179899 A JPH09179899 A JP H09179899A
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和孝 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ROMアドレスに対応するROMセルの位置情
報をレイアウトパターンより自動的に抽出して人手によ
る工数を削減し、併せて人為ミスを排除するとともに、
処理時間を短縮することのできるレイアウト情報生成装
置およびその方法を提供する。 【解決手段】本発明は、PROM読み取り装置1と、R
OMコード入力制御部2と、画面表示制御部3と、ディ
スプレイ4と、データ処理部5と、レイアウト情報記憶
部6と、キーボード制御部7と、キーボード8と、RO
M位置情報抽出部9と、レイアウトパターン解析部10
とを備えて構成され、レイアウトパターン解析部10に
より、レイアウトパターン・データ上のROM部に付加
される識別子から、各ROMセルの配置情報および座標
情報が解析され、当該解析結果を基にして、ROM位置
情報抽出部9により各ROMセルの位置情報が抽出され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレイアウト情報生成
装置およびその生成方法に関し、特にマスクROMを内
蔵する半導体集積回路に、ROMコードを書込むための
情報を作成するレイアウト情報生成装置およびその生成
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術に関する説明に先行して、図1
1に示される32ワードのROMの1ビット分の構成図
を参照して、当該レイアウト生成装置に関する技術の前
提となるROMコードの構成について説明する。図11
において、A0 〜A4 の5ビットのアドレス信号の内の
0 〜A1 がXデコーダ32に入力されて、X座標方向
のセレクト信号線X0 〜X3 の内の1本が選択される。
同様に、A0 〜A4 の5ビットのアドレス信号の内のA
2 〜A4 がYデコーダ31に入力されて、Y座標方向の
セレクト信号線Y0 〜Y7 の内の1本が選択される。こ
のようにして選択されたX座標方向およびY座標方向の
セレクト信号線の交点に、矩形33をレイアウトするこ
とによりROMセルが設定され、この矩形33即ちRO
Mセルの有無をビット出力B0 として導出することによ
りROMが構成される。この場合において、論理値
「1」および「0」の何れの場合に矩形33がレイアウ
トされるかは、回路構成および製造プロセスにより決定
されるが、以下の説明においては、論理値「1」の場合
にはレイアウトされ、論理値「0」の場合にはレイアウ
トされないものとする。
【0003】図7は、従来例(註:従来例1)の構成を
示すブロック図であり、また図9は、当該従来例におけ
る処理手順を示すフローチャートである。図7に示され
るように、本従来例は、PROM読み取り装置1と、R
OMコード入力制御部2と、画面表示制御部3と、ディ
スプレイ4と、データ処理部5と、レイアウト情報記憶
部6と、キーボード制御部7と、キーボード8とを備え
て構成されている。以下においては、図7のブロック
図、図9のフローチャートおよび図11のROMの1ビ
ット分の構成図を参照して、当該従来例の動作について
説明する。
【0004】先ず最初に、ROMセルが全てレイアウト
されるものと仮定して、設計者によって、レイアウト生
成の対象とする回路図およびレイアウトパターン図よ
り、ビット出力ごとにXデコーダおよびYデコーダ並び
が解析され、図13に示されるように、アドレス信号値
として、各ROMセルのアドレス・ビット配置情報が抽
出される(ステップS1 )。次に、レイアウトパターン
上のROMセル群の内の1つを基準点34(図11参
照)として、図12に示されるように、基準点34のレ
イアウト上の座標(X,Y)と、基準点34からの距離
をROMセル間のピッチ35(YP )およびピッチ36
(XP )と、配列数より算出された各ROMセルの相対
位置関係よりレイアウト座標情報が抽出される(ステッ
プS2 )。続いて、設計者により、各ROMセルごと
に、アドレス・ビット配置情報とレイアウトパターン上
の座標情報との対応付けが行われ、図14に示されるビ
ット出力を示す表が作成されて、レイアウトしようとす
る矩形のサイズ37(YS )およびサイズ38(XS
とともに、キーボード8によりデータ処理部5に対する
読込みが行われる(ステップS3 )。
【0005】一方において、PROM読み取り装置1に
より、ROMコード入力制御部2を介して、PROM
(EPROMなどを含む)から目的とするROMコード
が読み取られて(ステップS4 )、データ処理部5にお
いては、読み取られたROMコードが各ROMセルのア
ドレス・ビット配置情報の順序に従って並べ変えられ
て、その対応付けが行われる(ステップS5 )。次い
で、アドレス・ビット配置情報の順序に並べ変えられた
ROMコード論理値の検査が行われて、当該ROMコー
ド論理値が「1」の場合においてのみ、対応するROM
セルのレイアウト座標情報に基づいて指定されたサイズ
の矩形33が出力されるレイアウトパターンが生成さ
れ、レイアウト情報記憶部6に格納される(ステップS
6 )。そして、ステップS6 による処理結果が、画面表
示制御部3を介してディスプレイ4に表示されて確認さ
れる(ステップS7 )。
【0006】次に、他の従来例(註:従来例2)につい
て説明する。本従来例は、前記従来例を改善したレイア
ウト生成装置例であり、特開平5−314215号公報
において提案されている。図8は、当該従来例の構成を
示すブロック図であり、また図10は、その処理手順を
示すフローチャートである。図8に示されるように、本
従来例は、PROM読み取り装置1と、ROMコード入
力制御部2と、画面表示制御部3と、ディスプレイ4
と、データ処理部5と、レイアウト情報記憶部6と、キ
ーボード制御部7と、キーボード8と、ROM位置情報
抽出部9と、レイアウト検証部12と、論理シミュレー
ション実行部13とを備えて構成される。以下において
は、図8のブロック図および図10のフローチャートを
参照して、当該従来例の動作について説明する。
【0007】先ず、論理回路図データの読み込みが行わ
れ(ステップT1 )、レイアウトパターン・データが読
み込まれて(ステップT2 )、テストパターン・データ
の読み込みが実行され(ステップT3 )、更にROMコ
ードの読み込みが行われる(ステップT4 )。次いで、
前記論理回路図データ、テストパターン・データおよび
ROMコードを用いて、論理シミュレーション実行部1
3において、各ROMセルのアドレス・ビット配置情報
が作成される(ステップT5 )。そして、前記論理回路
図データと前記レイアウト・パターンを用いて、レイア
ウト検証部12において各ROMセルの座標情報が作成
される(ステップT6 )。次に、ROM位置情報抽出部
9においては、各ROMセルのアドレス・ビット配置情
報と座標情報との対応付けが行われ(ステップT7 )、
当該アドレス・ビット配置情報と座標情報との対応付け
は、データ処理部5において、ROMコードに対応する
ように、アドレス・ビット配置情報の順序に並べ変えら
れる(ステップT8 )。そして、並べ変えられたROM
コードの論理値が「1」の場合においてのみ、当該座標
に対して、別途キーボード8およびキーボード制御部7
によるキー入力を介して指定されたサイズの矩形を出力
することにより、データ処理部5を介してレイアウト・
パターンが生成され、レイアウト情報記憶部6に当該レ
イアウト・パターンが格納される(ステップT9 )。
【0008】本従来例の前述の従来例と異なる点は、本
従来例においては、前記従来例には含まれていないRO
M位置情報抽出部9、レイアウト検証部12および論理
シミュレーション実行部13が新たに付加されており、
アドレス・ビット配置情報および座標情報が、論理シミ
ュレーションおよびレイアウト検証により、自動的に作
成されるという点において改善が見られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のレイア
ウト情報生成装置(従来例1)においては、設計者によ
り、レイアウト・パターン図および論理回路図等を参照
して、ROMセルの配置情報とその座標情報とを予め作
成して入力することが必要であり、そのために、多大の
工数と時間とを必要とするのみならず、人手による処理
による入力ミス等が発生する危険性があるという欠点が
ある。
【0010】また、論理シミュレーションおよびレイア
ウト検証を用いる方法により、上記の欠点を改善する他
の従来例(従来例2)においては、当該上記の欠点が解
消されるものの、レイアウト検証を行うためには、レイ
アウトパターンと論理回路図データとを照合するため
に、ROM部をトランジスタ素子により全て表記した論
理回路図データを作成することが必要になる。この場合
に、当該論理回路図におけるROM部分は、通常におい
ては論理記号およびトランジスタ素子等により記述され
ずに機能ユニットとして記述されており、また論理シミ
ュレーション時においても、出力ビット数分の長さを持
つアドレス数分の配列(マトリクス)としてメモリ上に
展開して処理が行われることにより、ROM部をトラン
ジスタ素子表記した論理回路図データの作成、およびそ
の形態での論理シミュレーションの実行において多大の
工数と時間とを必要とするという欠点がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明のレイアウト
情報生成装置は、PROM等により与えられるROMコ
ードデータをレイアウトするレイアウト情報生成装置に
おいて、基盤となるレイアウトパターン上のROM部お
よび当該ROM部に対するアドレス信号入力線上および
ビット出力線上に、所定のROM部に対応するテキスト
情報を識別子として付加するデータ処理手段と、前記R
OM部内のレイアウトパターンにおける論理接続を自動
的に解析するレイアウトパターン解析手段と、前記レイ
アウトパターン解析手段による解析結果を受けて、当該
レイアウトパターンにおける回路接続情報とROMセル
の座標情報とを自動的に抽出するROM位置情報抽出手
段と、を少なくとも備えて構成されることを特徴として
いる。
【0012】また、第2の発明のレイアウト情報生成装
置は、PROM等により与えられるROMコードデータ
をレイアウトするレイアウト情報生成装置において、基
盤となるレイアウトパターン上のROM部および当該R
OM部に対するアドレス信号入力線上およびビット出力
線上に、所定のROM部に対応するテキスト情報を識別
子として付加するデータ処理手段と、前記ROM部内の
レイアウトパターンにおける論理接続を自動的に解析す
るレイアウトパターン解析手段と、前記レイアウトパタ
ーン解析手段による解析結果を受けて、当該レイアウト
パターンにおける回路接続情報とROMセルの座標情報
とを自動的に抽出するROM位置情報抽出手段と、隣接
するROMセル間の座標ピッチとアドレス刻み(増分)
の等しいROMセル群を抽出し、これらのROMセル群
を一纏めにしてアレイ形式として表現することにより、
前記配置情報と座標情報とを圧縮・展開処理するROM
位置情報圧縮・展開手段と、を少なくとも備えて構成さ
れる。
【0013】更に、第3の発明のレイアウト情報生成方
法は、PROM等により与えられるROMコードデータ
をレイアウトする際に用いられるレイアウト情報生成方
法において、基盤となるレイアウトパターン情報の読み
込みを行う第1のステップと、ROM部の範囲指定、レ
イアウトパターン上のアドレス信号名およびビット出力
信号名を含むテキスト情報を、識別子として付加する第
2のステップと、前記識別子として付加されたテキスト
情報に対して重み付けを行う第3のステップと、前記R
OM部内のレイアウトパターン・データを解析して、当
該ROM部を形成するROMセルのアドレス・ビット配
置情報および座標情報を抽出する第4のステップと、前
記第3のステップにおいて重み付けされたアドレス信号
と、各ROMセルの座標情報を介して自動生成されるビ
ット出力のアドレス情報および配置情報により、各RO
Mセルの配置情報と座標情報との対応付けを行う第5の
ステップと、PROMよりROMコードの読み込みを行
う第6のステップと、ROMコードと配置情報・座標情
報の対応付けを行う第7のステップと、当該ROMコー
ドの内容に従って指定された所定の矩形領域をレイアウ
トパターン上にレイアウトする第8のステップと、前記
第8のステップを介して作成されるレイアウトパターン
の確認を行う第9のステップと、を有することを特徴と
している。
【0014】また、第4の発明のレイアウト情報生成方
法は、PROM等により与えられるROMコードデータ
をレイアウトする際に用いられるレイアウト情報生成方
法において、基盤となるレイアウトパターン情報の読み
込みを行う第1のステップと、ROM部の範囲指定、レ
イアウトパターン上のアドレス信号名およびビット出力
信号名を含むテキスト情報を、識別子として付加する第
2のステップと、前記識別子として付加されたテキスト
情報に対して重み付けを行う第3のステップと、前記R
OM部内のレイアウトパターン・データを解析して、当
該ROM部を形成するROMセルのアドレス・ビット配
置情報および座標情報を抽出する第4のステップと、前
記第3のステップにおいて重み付けされたアドレス信号
と、各ROMセルの座標情報を介して自動生成されるビ
ット出力のアドレス情報および配置情報により、各RO
Mセルの配置情報と座標情報との対応付けを行う第5の
ステップと、隣接するROMセル間の座標ピッチとアド
レス刻み(増分)の等しいROMセル群を抽出して、こ
れらのROMセル群を一纏めにしたアレイ形式により表
現することにより、前記配置情報と座標情報とを圧縮・
展開処理する第6のステップと、PROMよりROMコ
ードの読み込みを行う第7のステップと、ROMコード
と配置情報・座標情報の対応付けを行う第8のステップ
と、当該ROMコードの内容に従って指定された所定の
矩形領域をレイアウトパターン上にレイアウトする第9
のステップと、前記第8のステップを介して作成される
レイアウトパターンの確認を行う第10のステップと、
を有することを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0016】図1は本発明の第1の実施形態を示すブロ
ック図である。図1に示されるように、本実施形態は、
PROM読み取り装置1と、ROMコード入力制御部2
と、画面表示制御部3と、ディスプレイ4と、データ処
理部5と、レイアウト情報記憶部6と、キーボード制御
部7と、キーボード8と、ROM位置情報抽出部9と、
レイアウトパターン解析部10とを備えて構成されてい
る。また、図2は、ROM部の位置を示すレイアウトパ
ターン模式図であり、図3は、レイアウトパターン解析
部10において解析された接続情報の簡略化の具体例を
示す図、図5は、本実施形態の動作フローチャートを示
す図である。以下においては、図1のブロック図、図2
のレイアウトパターン模式図、図5のフローチャートお
よび図11のROMの1ビット分の構成図を参照して、
当該実施形態の動作について説明する。
【0017】先ず最初に、基盤となるレイアウトパター
ン情報21(図2参照)が読み込まれる(ステップ
1 )。次いで、ディスプレイ4によりステップU1
読み込み状態を確認しながら、キーボード8により、R
OM部の範囲指定22と、アドレス信号(A0 、A1
…………、An )23が入力されるレイアウトパターン
上にアドレス信号名A0 、A1 、…………、An と、ビ
ット出力(B0 、B1 、…………、Bn )24が導出さ
れるレイアウトパターン上にビット出力信号名B0、B
1 、…………、Bn とが、それぞれテキスト情報として
付加され、これらが識別子として設定される(ステップ
2 )。なお、このステップU2 における処理手順は、
予めレイアウトパターン作成専用装置上において実施し
てもよいものとする。更に、前記ステップU2 におい
て、キーボード8により識別子として付加されたテキス
ト情報に対して、A0 =20 、A1 =21 、…………、
n =2n として規定されるような重み付け情報と、レ
イアウトする矩形33のサイズ(YS )37およびサイ
ズ(XS )38が入力される(ステップU3 )。次に、
レイアウトパターン解析部10により、ROM部22内
のレイアウトパターン・データが解析され、回路接続情
報と各トランジスタの座標情報が抽出される。その際に
は、図3(a)および(b)に例示されるように、識別
子としてのテキスト情報が付加されていない入力端子
(註:図3において、「?」として示されている入力端
子)に対しては、これを論理動作上無効な入力として処
理し、これらの入力端子に対応する回路素子は回路接続
図上より削除される。また、図3(c)に例示されるよ
うに、インバータ等の信号反転動作を行う回路素子が縦
続接続されている場合には、偶数段ごとに当該回路素子
の事前の削除処理が行われる(ステップU4 )。次に、
ROM位置情報抽出部9において、Xデコーダ32およ
びYデコーダ31の接続情報と、重み付けされたアドレ
ス信号(A0 、A1 、…………、An )23から、図1
2に示されるようなセレクト信号線Y0 、Y1 、………
…、Yn およびX0 、X1 、…………、Xm におけるア
ドレス信号情報と、各ROMセルの座標情報より、図1
3および図14に相当する情報が自動的に作成され、こ
れにより、各ROMセルの配置情報と座標情報との対応
付けが行われる(ステップU5 )。そして、ROMコー
ド入力制御部2を介して、PROM読み取り装置1より
ROMコードの読み込みが行われ(ステップU6 )、更
にデータ処理部5において、ROMコードと配置情報・
座標情報の対応付けが行われて(ステップU7 )、当該
ROMコードの内容に従って指定された矩形33がレイ
アウトされ、レイアウト情報記憶部6に格納される(ス
テップU8 )。そして、作成されたレイアウトパターン
が、画面表示制御部3を介してディスプレイ4に表示さ
れ、当該レイアウトパターンの確認が行われる(ステッ
プU9 )。
【0018】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図4は、当該第2の実施形態を示すブロック図
である。図4に示されるように、本実施形態は、PRO
M読み取り装置1と、ROMコード入力制御部2と、画
面表示制御部3と、ディスプレイ4と、データ処理部5
と、レイアウト情報記憶部6と、キーボード制御部7
と、キーボード8と、ROM位置情報抽出部9と、レイ
アウトパターン解析部10と、ROM位置情報圧縮・展
開部11とを備えて構成される。また、図6は、本実施
形態の動作フローチャートを示す図である。以下におい
ては、図4のブロック図、図2のレイアウトパターン模
式図、図6のフローチャートおよび図11のROMの1
ビット分の構成図を参照して、当該実施形態の動作につ
いて説明する。
【0019】先ず最初に、基盤となるレイアウトパター
ン情報21(図2参照)が読み込まれる(ステップ
1 )。次いで、ディスプレイ4によりステップU1
読み込み状態を確認しながら、キーボード8により、R
OM部の範囲指定22と、アドレス信号(A0 、A1
…………、An )23が入力されるレイアウトパターン
上にアドレス信号名A0 、A1 、…………、An と、ビ
ット出力(B0 、B1 、…………、Bn )24が導出さ
れるレイアウトパターン上にビット出力信号名B0、B
1 、…………、Bn とが、それぞれテキスト情報として
付加され、これらが識別子として設定される(ステップ
2 )。なお、このステップU2 における処理手順は、
予めレイアウトパターン作成専用装置上において実施し
てもよいものとする。更に、前記ステップU2 におい
て、キーボード8により識別子として付加されたテキス
ト情報に対して、A0 =20 、A1 =21 、…………、
n =2n として規定されるような重み付け情報と、レ
イアウトする矩形33のサイズ(YS )37およびサイ
ズ(XS )38が入力される(ステップU3 )。次に、
レイアウトパターン解析部10により、ROM部22内
のレイアウトパターン・データが解析され、回路接続情
報と各トランジスタの座標情報が抽出される。その際に
は、第1の実施形態の場合と同様に、識別子としてのテ
キスト情報が付加されていない入力端子に対応する回路
素子は回路接続図上より削除され、インバータ等の信号
反転回路素子の縦続回路は、偶数段ごとに当該回路素子
が削除される(ステップU4 )。次に、ROM位置情報
抽出部9において、Xデコーダ32およびYデコーダ3
1の接続情報と、重み付けされたアドレス信号(A0
1 、…………、An )23から、図12に示されるよ
うなセレクト信号線Y0 、Y1、…………、Yn および
0 、X1 、…………、Xm におけるアドレス信号情報
と、各ROMセルの座標情報より、図13および図14
に相当する情報が自動的に作成され、これにより、各R
OMセルの配置情報と座標情報との対応付けが行われる
(ステップU5 )。以上のステップU1 からステップU
5 に至る処理手順内容は、前述の第1の実施形態の場合
と全く同様である。
【0020】次いで、ステップU5 において対応付けら
れた配置情報と座標情報は、全ROMセル数分のレコー
ドが必要となるために、16メガビット・レベルのマス
クROMの場合には、上記のデータ情報を保管するため
に、数百メガバイトの記憶容量が必要となる。そこで、
ROM位置情報圧縮・展開部10により、隣接するRO
Mセル間の座標ピッチおよびアドレス刻み(増分)の等
しいROMセル群を抽出し、これらのROMセル群を一
纏めにしたアレイ形式により表現することにより、記憶
容量の削減を図る処理が行われる(ステップU10)。こ
のステップU10の処理においては、例えば、図11に示
されるROMの場合には、下記のような形式により表現
されて32レコードが必要であったROMセルの配置情
報・座標情報が、3レコードに削減されている。
【0021】 [座 標][アドレス][ビット] BASE X,Y ,0 ,0 (基準点34の定義) [レベル][方向][ピッチ][回数][アドレス刻み] ARRAY ,0 ,x ,XP ,4 ,1(1重目のアレイ定義) ARRAY ,1 ,y ,YP ,8 ,4(2重目のアレイ定義) 次いで、第1の実施形態の場合と全く同様に、ROMコ
ード入力制御装置2を介して、PROM読み取り装置1
よりROMコードの読み込みが行われ(ステップ
6 )、更にデータ処理部5において、ROMコードと
配置情報・座標情報の対応付けが行われて(ステップU
7 )、当該ROMコードの内容に従って指定された矩形
33がレイアウトされ、レイアウト情報記憶部6に格納
される(ステップU8 )。そして、作成されたレイアウ
トパターンが、画面表示制御部3を介してディスプレイ
4に表示され、当該レイアウトパターンの確認が行われ
る(ステップU9 )。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、基盤と
なるレイアウトパターンにテキスト情報として識別子を
付加することにより、各ROMセルの配置情報および座
標情報が自動的に抽出されるように構成されているため
に、従来技術における、人手による配置情報および座標
情報の抽出に要する工数および時間を大幅に削減するこ
とが可能になるとともに、人為的なミスの介入を未然に
防止することができるという効果がある。
【0023】また、従来採用されている論理シミュレー
ションを行うことが不要となるために、当該シミュレー
ションの実行に対応する準備工数および時間を排除する
ことが可能になるとともに、当該論理シミュレーション
を行わずとも設計品質の高い装置が得られるという効果
がある。
【0024】更に、各ROMセルの配置情報および座標
情報を圧縮して記憶することにより、これらの情報に対
応する所要の記憶容量を数百メガバイトより数キロバイ
ト程度にまで削減することが可能となり、これにより、
当該情報の保管が極めて容易となるとともに、異なるR
OMコードにて再処理する場合に、本データから処理を
開始することによって前工程を省略することが可能とな
り、処理時間の短縮を図ることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図2】ROM部の位置を示すレイアウトパターン模式
図である。
【図3】レイアウト解析部において解析された接続情報
の簡略化を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図5】前記第1の実施形態の動作フローチャートを示
す図である。
【図6】前記第2の実施形態の動作フローチャートを示
す図である。
【図7】従来例(1)を示すブロック図である。
【図8】他の従来例(2)を示すブロック図である。
【図9】前記従来例(1)の動作フローチャートを示す
図である。
【図10】前記従来例(2)の動作フローチャートを示
す図である。
【図11】32ワードのROMの1ビット分の構成図で
ある。
【図12】セレクト信号線とアドレス信号線およびレイ
アウト上の座標の関係を示す図である。
【図13】ROMセルとアドレス信号との関係を示す図
である。
【図14】ROMセルとレイアウト上の座標との関係を
示す図である。
【符号の説明】
1 PROM読み取り装置 2 ROMコード入力制御部 3 画面表示制御部 4 ディスプレイ 5 データ処理部 6 レイアウト情報記憶部 7 キーボード制御部 8 キーボード 9 ROM位置情報検出部 10 レイアウトパターン解析部 11 ROM位置情報圧縮・展開部 12 レイアウト検証部 13 論理シミュレーション実行部 21 レイアウトパターン情報 22 ROM部 23 アドレス信号 24 ビット出力 31 Yデコーダ 32 Xデコーダ 33 矩形 34 基準点 35 ピッチ(YP ) 36 ピッチ(XP ) 37 サイズ(YS ) 38 サイズ(XS ) U1 〜U9 、S1 〜S7 、T1 〜T10 ステップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PROM等により与えられるROMコー
    ドデータをレイアウトするレイアウト情報生成装置にお
    いて、 基盤となるレイアウトパターン上のROM部および当該
    ROM部に対するアドレス信号入力線上およびビット出
    力線上に、所定のROM部に対応するテキスト情報を識
    別子として付加するデータ処理手段と、 前記ROM部内のレイアウトパターンにおける論理接続
    を自動的に解析するレイアウトパターン解析手段と、 前記レイアウトパターン解析手段による解析結果を受け
    て、当該レイアウトパターンにおける回路接続情報とR
    OMセルの座標情報とを自動的に抽出するROM位置情
    報抽出手段と、 を少なくとも備えて構成されることを特徴とするレイア
    ウト情報生成装置。
  2. 【請求項2】 PROM等により与えられるROMコー
    ドデータをレイアウトするレイアウト情報生成装置にお
    いて、 基盤となるレイアウトパターン上のROM部および当該
    ROM部に対するアドレス信号入力線上およびビット出
    力線上に、所定のROM部に対応するテキスト情報を識
    別子として付加するデータ処理手段と、 前記ROM部内のレイアウトパターンにおける論理接続
    を自動的に解析するレイアウトパターン解析手段と、 前記レイアウトパターン解析手段による解析結果を受け
    て、当該レイアウトパターンにおける回路接続情報とR
    OMセルの座標情報とを自動的に抽出するROM位置情
    報抽出手段と、 隣接するROMセル間の座標ピッチとアドレス刻み(増
    分)の等しいROMセル群を抽出し、これらのROMセ
    ル群を一纏めにしてアレイ形式として表現することによ
    り、前記配置情報と座標情報とを圧縮・展開処理するR
    OM位置情報圧縮・展開手段と、 を少なくとも備えて構成されることを特徴とするレイア
    ウト情報生成装置。
  3. 【請求項3】 PROM等により与えられるROMコー
    ドデータをレイアウトする際に用いられるレイアウト情
    報生成方法において、 基盤となるレイアウトパターン情報の読み込みを行う第
    1のステップと、 ROM部の範囲指定、レイアウトパターン上のアドレス
    信号名およびビット出力信号名を含むテキスト情報を、
    識別子として付加する第2のステップと、 前記識別子として付加されたテキスト情報に対して重み
    付けを行う第3のステップと、 前記ROM部内のレイアウトパターン・データを解析し
    て、当該ROM部を形成するROMセルのアドレス・ビ
    ット配置情報および座標情報を抽出する第4のステップ
    と、 前記第3のステップにおいて重み付けされたアドレス信
    号と、各ROMセルの座標情報を介して自動生成される
    ビット出力のアドレス情報および配置情報により、各R
    OMセルの配置情報と座標情報との対応付けを行う第5
    のステップと、 PROMよりROMコードの読み込みを行う第6のステ
    ップと、 ROMコードと配置情報・座標情報の対応付けを行う第
    7のステップと、 当該ROMコードの内容に従って指定された所定の矩形
    領域をレイアウトパターン上にレイアウトする第8のス
    テップと、 前記第8のステップを介して作成されるレイアウトパタ
    ーンの確認を行う第9のステップと、 を有することを特徴とするレイアウト情報生成方法。
  4. 【請求項4】 PROM等により与えられるROMコー
    ドデータをレイアウトする際に用いられるレイアウト情
    報生成方法において、 基盤となるレイアウトパターン情報の読み込みを行う第
    1のステップと、 ROM部の範囲指定、レイアウトパターン上のアドレス
    信号名およびビット出力信号名を含むテキスト情報を、
    識別子として付加する第2のステップと、 前記識別子として付加されたテキスト情報に対して重み
    付けを行う第3のステップと、 前記ROM部内のレイアウトパターン・データを解析し
    て、当該ROM部を形成するROMセルのアドレス・ビ
    ット配置情報および座標情報を抽出する第4のステップ
    と、 前記第3のステップにおいて重み付けされたアドレス信
    号と、各ROMセルの座標情報を介して自動生成される
    ビット出力のアドレス情報および配置情報により、各R
    OMセルの配置情報と座標情報との対応付けを行う第5
    のステップと、 隣接するROMセル間の座標ピッチとアドレス刻み(増
    分)の等しいROMセル群を抽出して、これらのROM
    セル群を一纏めにしたアレイ形式により表現することに
    より、前記配置情報と座標情報とを圧縮・展開処理する
    第6のステップと、 PROMよりROMコードの読み込みを行う第7のステ
    ップと、 ROMコードと配置情報・座標情報の対応付けを行う第
    8のステップと、 当該ROMコードの内容に従って指定された所定の矩形
    領域をレイアウトパターン上にレイアウトする第9のス
    テップと、 前記第8のステップを介して作成されるレイアウトパタ
    ーンの確認を行う第10のステップと、 を有することを特徴とするレイアウト情報生成方法。
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