JPH09179668A - 回線接続された計算機システム - Google Patents

回線接続された計算機システム

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JPH09179668A
JPH09179668A JP7339520A JP33952095A JPH09179668A JP H09179668 A JPH09179668 A JP H09179668A JP 7339520 A JP7339520 A JP 7339520A JP 33952095 A JP33952095 A JP 33952095A JP H09179668 A JPH09179668 A JP H09179668A
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JP
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line
power supply
central processing
processing circuit
computer system
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JP7339520A
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Inventor
Masaaki Shiga
正明 志賀
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回線からのデータを常時受信可能としつつよ
り一層の省電力化を図る。また、省電力化を図り、かつ
雷対策を施した計算機システムを提供する。 【解決手段】 中央演算回路10と、中央演算回路10
に電力を供給する計算機用電源12と、計算機用電源1
2に商用電源からの電力を供給する接続器14と、回線
に接続され中央演算回路10と独立してデータ受信処理
を行う回線制御回路18と、回線制御回路18に低電力
を常時供給する回線用電源20と、受信したデータを一
時記憶する回線側メモリ22と、接続ケーブル24に設
けられたリレースイッチ28とを有し、中央演算回路1
0の停止中、接続器14を開状態にし、回線制御回路1
8にデータ受信処理を行わせることで省電力化を図る。
また、計算機用電源12からの電力供給の停止に伴い、
リレースイッチ28は開状態になり、中央演算回路10
を商用電源及び回線から物理的に切り離して雷対策を施
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回線接続された計
算機システム、特に常時データ受信を行うことのできる
計算機システムの省電力化を図るためのシステム形態並
びに落雷による計算機故障を防止するシステム形態に関
する。
【0002】
【従来の技術】回線接続された計算機システムは、24
時間他のシステムからの情報を受信できるように常時通
電した状態で待機している。しかし、計算機を常時稼働
状態にしておくと、データを受信していない待機中のと
きでも電力を無駄に消費してしまうので、電力消費量が
増大してしまうという問題が発生する。この問題を解決
する構成が従来から提案されている。
【0003】例えば、図9は、この課題を解決するため
の特開平4−252636号公報に記載されたブロック
図である。図9に示された回線終端装置は、回線終端機
能を有する主回路1と、主回路1に電力を供給する主電
源2と、主電源2と商用電源との間に設けられた接続器
3と、待ち受け回路5に必要な低電力を供給する副電源
4とを有する。この構成において、待ち受け回路5は、
副電源4から電力を常時供給されているので常時稼働状
態であり、外部からの送られてくるであろうデータを2
4時間監視している。待ち受け回路5が端末インタフェ
ースあるいは回線インタフェースの信号が「無」と判断
した場合は、商用電源と主電源2とを切り離す。この結
果、主回路1に電力は供給されない。一方、待ち受け回
路5が端末インタフェース等の信号が「有」と判断した
場合、商用電源と主電源2とを接続し、主回路1に主電
源2からの電力を供給して起動しデータの受信を行う。
このように、データ信号の受信期間中のみ主回路1に電
力を供給するようにしたので、省電力化を図ることがで
きる。
【0004】ところで、従来から雷による計算機への被
害を防止する手段として商用電源側との接続を完全に断
ち切るために図9の接続器のように両切り構造とし、商
用電源側から入ろうとする高電圧の負荷を防止してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
においては、端末インタフェース等の信号が「有」と判
断しデータを受信する際には主回路1に電力を供給し、
主回路1を起動させなくてはならないので、省電力化と
いう意味では完全ではない。従って、より一層の省電力
化を実現することが望まれる。
【0006】また、避雷針や両切り構造の接続器などに
より雷対策を施してある建物に設置された計算機でさえ
雷により故障し被害を受けているという事件が発生して
いる。故障の原因としては、他の場所での落雷により発
生した高電圧が商用電源からのみではなく回線を介して
伝わってきて計算機にかかるためであるということが判
明している。従って、回線接続された計算機システムに
おいて、外部から伝わってくる高電圧による被害を未然
に防止し、計算機システムを雷から保護する必要があ
る。
【0007】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、回線からのデータ
を常時受信可能としつつ、より一層の省電力化を図るこ
とのできる多形態にわたる計算機システムを提供するこ
とにある。
【0008】また、省電力化を図り、かつ雷対策を施し
た計算機システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明は、回線を介して送られてくるデー
タを常時受信することができる計算機システムにおい
て、中央演算回路と、前記中央演算回路の動作中にのみ
電力を供給する計算機用電力供給手段とを有する中央演
算手段と、前記中央演算手段と独立して低電力で動作し
データ受信処理を行う回線制御手段とを有し、前記回線
制御手段は、前記中央演算回路の停止中に回線からのデ
ータを受信し一時記憶することを特徴とする。すなわ
ち、中央演算回路が停止しているときのデータ受信処理
は、中央演算回路を立ち上げて処理されるのではなく、
常時稼働している低電力で動作可能な回線制御手段に行
わせることになる。
【0010】また、前記回線制御手段は、回線に接続さ
れ前記中央演算回路と独立してデータ受信処理を行う回
線制御回路と、前記回線制御回路に低電力を常時供給す
る回線用電力供給手段と、前記回線制御回路が前記中央
演算回路の停止中に受信したデータを記憶する受信デー
タ記憶手段とを有することを特徴とする。
【0011】また、前記中央演算回路と前記受信データ
記憶手段とを直接接続したことを特徴とする。
【0012】また、前記回線制御手段と前記中央演算手
段とを接続する内部接続手段を有し、前記内部接続手段
は、前記中央演算回路への電力供給状態に応じて前記中
央演算手段と前記回線制御手段とを切り離すスイッチ部
を有することを特徴とする。これにより、中央演算回路
の停止中に中央演算手段と前記回線制御手段とを切り離
せば、中央演算回路は、物理的に外部と切り離された状
態になるので、雷による被害から保護することができ
る。
【0013】また、前記回線用電力供給手段は、前記回
線制御回路へ低電力を供給する回線用電源と、前記回線
用電源への外部電源からの電力供給を制御する外部電源
接続部と、前記回線制御回路へ低電力を供給する内部電
池と、前記回線用電源への電力供給状態に応じて前記回
線制御回路への電力供給源を前記回線用電源あるいは前
記内部電池に切り替える電源切替え部とを有することを
特徴とする。すなわち、外部電源からの電力供給が停止
されても回線制御回路を常時稼働させることができる。
【0014】また、雷が近づいたことを自動検知する雷
検知手段を有することを特徴とする。これにより、中央
演算回路が雷による被害を受けないように外部と自動的
に切り離すことができる。
【0015】また、前記中央演算回路における実行中の
処理が終了した時点で前記中央演算回路への電力供給を
停止させることを特徴とする。
【0016】更に、前記中央演算回路は、前記回線制御
手段と無線通信を行うことを特徴とする。すなわち、物
理的に接続した経路をなくすことで、雷による被害から
保護しようとするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。なお、各実施の形
態において同じ構成要素には同じ符号を付け説明を省略
する。
【0018】実施の形態1.図1は、本発明に係る計算
機システムの第1の実施の形態のブロック構成図であ
る。本システムは、計算機システムの主要部を構成する
中央演算手段とは別個に、中央演算手段と独立して低電
力で動作しデータ受信処理を行う回線制御手段を設けた
ことを特徴とする。まず、中央演算手段は、主要部をな
す中央演算回路10と、中央演算回路10の動作中にの
み電力を供給する計算機用電力供給手段とを有する。計
算機用電力供給手段は、中央演算回路10に電力を供給
する計算機用電源12と、中央演算回路10の稼働状況
に応じて開閉動作し、計算機用電源12に外部電源であ
る商用電源からの電力を供給する電力供給制御手段とし
ての接続器14と、が設けられている。また、中央演算
回路10には通常使用するメモリ16が接続されてい
る。
【0019】一方、回線制御手段は、回線に接続され中
央演算回路10と独立してデータ受信処理を行う回線制
御回路18と、回線制御回路18に低電力を常時供給す
る回線用電力供給手段としての回線用電源20とを有す
る。また、回線制御回路18には、受信したデータを記
憶する受信データ記憶手段としての回線側メモリ22が
接続されている。通常の計算機(コンピュータ)は、搭
載する装置のインタフェースカードをスロットに挿入し
て内部バスに接続するが、本実施の形態における回線制
御回路18は、中央演算手段と内部接続手段としての接
続ケーブル24で接続される。
【0020】本実施の形態において特徴的なことは、中
央演算回路10と独立してデータ受信処理を行う回線制
御回路18を設けたことである。これにより、本システ
ムにデータが送られてきても中央演算回路10を立ち上
げる必要がないので、より一層の省電力化を図ることが
できる。本実施の形態における回線制御回路18は、中
央演算回路10と比較すると低電力で動作し、また、安
価で容易に取替え可能な回路である。
【0021】以下、本実施の形態における動作について
説明する。
【0022】中央演算回路10が稼働しているとき、接
続器14は閉じた状態にあり、中央演算回路10には商
用電源に接続された計算機用電源12から電力が供給さ
れている。また、回線制御回路18には、商用電源に接
続された回線用電源20から電力が供給されている。こ
のとき、回線制御回路18は、回線を介してデータを受
信すると、そのデータを接続ケーブル24を介して中央
演算回路10に送る。
【0023】中央演算回路10が停止しているとき、接
続器14は開いた状態にあるので、中央演算回路10に
は計算機用電源12からの電力が供給されない。これに
より、無駄な電力が供給されず省電力化を図ることがで
きる。なお、接続器14が開いた状態にあるので商用電
源側から雷による影響を直接受けない。一方、回線制御
回路18には、回線用電源20からの電力が常時供給さ
れているので常に稼働状態にある。このとき、回線制御
回路18は、回線を介してデータを受信すると、そのデ
ータを回線側メモリ22に一時記憶する。そして、回線
制御回路18は、中央演算回路10が立ち上がったとき
に一時記憶したデータを接続ケーブル24を介して中央
演算回路10に送る。このように、本実施の形態におい
ては、中央演算回路10が不要の時には停止させること
で省電力化を図り、中央演算回路10の停止中にデータ
が送られてきた場合は回線側メモリ22に一時記憶させ
ておくということになる。
【0024】以上のように、本実施の形態によれば、常
時稼働する回線制御回路18を設け中央演算回路10の
停止中にデータが送られてきたときには回線側メモリ2
2に一時記憶するようにしたので、中央演算回路10を
立ち上げなくてもデータを確実に受信することができ
る。従って、データ受信のために中央演算回路10を立
ち上げるという無駄な動作に伴う電力を消費させないで
すむので、より一層の省電力化を図ることができる。
【0025】実施の形態2.図2は、本発明に係る計算
機システムの第2の実施の形態のブロック構成図であ
る。図2において、中央演算回路10と回線側メモリ2
2の間に回線側メモリ接続ケーブル26を設けたこと以
外は図1と同じである。
【0026】上記実施の形態1では、中央演算回路10
の起動後に回線側メモリ22に一時記憶したデータを接
続ケーブル24を介して中央演算回路10に送るように
したが、本実施の形態においては、回線側メモリ接続ケ
ーブル26を設け中央演算回路10と回線側メモリ22
とを直接接続したので、中央演算回路10から回線側メ
モリ22を直接アクセスできるようにしたことを特徴と
している。このように、回線制御回路18と中央演算回
路10は、回線側メモリ22を共用することができ、中
央演算回路10の起動後にデータ転送を行う必要がなく
なる。
【0027】実施の形態3.図3は、本発明に係る計算
機システムの第3の実施の形態のブロック構成図であ
る。図3において、接続ケーブル24にリレースイッチ
28を設けたこと以外は図1と同じである。このリレー
スイッチ28は、中央演算回路10への電力供給状態に
応じて中央演算手段と回線制御手段とを切り離すスイッ
チ部であるが、本実施の形態においては、計算機用電源
12の通電状態に応じて開閉動作を行うスイッチ部とし
て設けられている。上記実施の形態1では、中央演算回
路10と回線制御回路18との間を接続ケーブル24で
直結したが、本実施の形態では、前述したリレースイッ
チ28を設けてその間を物理的に遮断したことを特徴と
している。これにより、接続器14及びリレースイッチ
28を開状態にしておけば、中央演算回路10に対して
は、回線制御回路18を介して商用電源及び回線からも
高電圧がかかるおそれはないため、中央演算回路10に
対する雷による被害から未然に防止することができる。
【0028】次に、本実施の形態における動作について
説明する。
【0029】中央演算回路10は、その使用中に計算機
用電源12から電力が供給されているが、計算機用電源
12は通電状態にあるため、これに伴いリレースイッチ
28は閉じた状態になる。従って、回線制御回路18が
回線を介してデータを受信すると、そのデータは、リレ
ースイッチ28を通って中央演算回路10に送られる。
【0030】中央演算回路10を使用しないとき、上記
実施の形態1と同様に接続器14は開状態となるため計
算機用電源12には商用電源から電力が供給されない。
これに伴い、リレースイッチ28も開いた状態になる。
このため、中央演算回路10と回線制御回路18とは、
物理的に遮断された状態になる。なお、前述したように
回線制御回路18は常時稼働しているので、本システム
へ送られてくるデータは、回線側メモリ22に確実に一
時記憶されることになる。
【0031】ここで、どこかの場所で落雷が発生したと
すると、中央演算回路10に対して、まず接続器14が
開状態であるため商用電源側から直接影響を及ぼすこと
はない。また、リレースイッチ28が開状態のため回線
制御回路18を介しての商用電源及び回線からの影響を
及ぼすことはない。つまり、夜間等中央演算回路10を
使用していないときには通常接続器14を開状態にして
いるので、このときに落雷が発生したとしても、中央演
算回路10は外部から物理的に切り離されているので、
雷による被害を未然に防止し中央演算回路10を保護す
ることができる。
【0032】ただし、回線制御回路18は、商用電源及
び回線に接続されていることから落雷により壊れてしま
うこともあり得るが、それまでは中央演算回路10の停
止時にも送られてくるデータを確実に受信でき、かつ高
価な中央演算回路10を保護することができる。
【0033】なお、本実施の形態においては、計算機用
電源12の通電状態に応じて開閉動作するリレースイッ
チ28を用いることで、中央演算回路10と回線制御回
路18との間を物理的に遮断したが、中央演算回路10
は停止時に回線制御回路18と物理的に遮断されていれ
ばよいのでこの装置構成に限られることはない。例え
ば、リレースイッチ28を計算機用電源12の通電状態
に同調させるのではなく、接続器14の開閉に連動する
ようにしたり、また、電気的ではなく機械的なスイッチ
等を用いてもよい。
【0034】実施の形態4.図4は、本発明に係る計算
機システムの第4の実施の形態のブロック構成図であ
る。図4において、接続ケーブル24と回線側メモリ接
続ケーブル26に共通のリレースイッチ30を設けたこ
と以外は図2と同じである。このリレースイッチ30
は、中央演算回路10への電力供給状態に応じて中央演
算手段と回線制御手段とを切り離すスイッチ部である
が、本実施の形態においては、計算機用電源12の通電
状態に応じて開閉動作を行うスイッチ部として設けられ
ている。上記実施の形態2では、中央演算回路10と回
線制御回路18との間を接続ケーブル24、また中央演
算回路10と回線側メモリ22とを回線側メモリ接続ケ
ーブル26で直結したが、本実施の形態では、前述した
リレースイッチ30を設けてその間を物理的に遮断した
ことを特徴としている。これにより、中央演算回路10
は、計算機用電源12経由の商用電源側のみならず回線
制御回路18及び回線側メモリ22経由の回線側からも
物理的に遮断されているので高電圧がかかることはな
く、雷による被害を受けない。また、上記実施の形態3
と同様、回線制御回路18は、商用電源及び回線に接続
されていることから落雷による影響で壊れてしまうこと
もあり得るが、それまでは中央演算回路10の停止時に
も送られてくるデータを確実に受信でき、かつ高価な中
央演算回路10を保護することができる。なお、リレー
スイッチ30の動作は、上記実施の形態3のリレースイ
ッチ28と同じなので説明を省略する。
【0035】実施の形態5.図5は、本発明に係る計算
機システムの第5の実施の形態のブロック構成図であ
る。上記各実施の形態においては、回線用電力供給手段
として回線用電源20のみを設けた。本実施の形態にお
いては、回線用電源20に加え、更に回線用電源20へ
の外部電源である商用電源からの電力供給を制御する外
部電源接続部としての接続器32、回線用電源20に接
続された充電回路34、充電回路34により充電され回
線制御回路18へ低電力を供給するシステム内部に設け
られた電池36及び回線用電源20への電力供給状態に
応じて回線制御回路18への電力供給源を回線用電源2
0あるいは電池36に切り替える電源切替え部としての
リレースイッチ38を有することを特徴としている。
【0036】次に、本実施の形態における動作について
説明する。
【0037】回線制御手段の通常の使用時には、接続器
32を閉状態にしておく。これにより、回線用電源20
は通電状態にあるので、回線制御回路18には上記各実
施の形態と同様に回線用電源20から電力が供給される
ことになる。また、このとき必要ならば電池36は充電
される。
【0038】ここで、システム管理者等が、例えば計算
機システムを停止する夜間に雷が近づいてきて計算機シ
ステムに被害を及ぼすかもしれないと判断したとき、接
続器32を手動により開状態にする。なお、接続器14
は、中央演算回路10が停止しているのですでに開状態
である。接続器32が開状態になると、回線用電源20
は通電状態ではなくなる。これに伴い、リレースイッチ
38は、回線制御回路18への電力供給源を電池36に
切り替えることになる。
【0039】以上のように、本実施の形態によれば、商
用電源側からの雷による影響を確実に防ぐことができ
る。なお、図5においては、中央演算回路10と回線制
御回路12とを接続ケーブル24で物理的に接続してい
るが、図3に示した実施の形態3のようにその間にリレ
ースイッチ28を設ければ、商用電源のみならず回線を
介しての雷による影響をも防ぐことができる。
【0040】実施の形態6.図6は、本発明に係る計算
機システムの第6の実施の形態のブロック構成図であ
る。図6においては、雷が近づいたことを自動検知する
雷検知手段としての雷検知部40を設けたことを特徴と
する。この雷検知部40は、雷を検知したときに外部電
源接続部としてのリレースイッチ42を開状態にする。
その他は、図5と同じ構成である。
【0041】ところで、現在では気象情報の一つとして
雷がどこに存在し、ある地域にいつ雷が到達するかなど
の雷に関する予報情報を回線を通じて定期的に得ること
ができるが、この予報情報を解析処理することにより近
くで発生するであろう雷を事前に知ることができる。ま
た、無線機などを利用して時刻の標準時間の電波を受け
取ることができる。雷が発生するとこの電波にノイズが
発生するので、あるレベルを越えたとき雷が発生したと
みなすことができる。この方法だと、まだ本システムに
影響を及ぼすことのない遠方で発生した雷を検知するこ
とができるので、近くで発生するであろう雷を事前に知
ることができる。すなわち、ここでいう雷の検知という
のは、実際に雷が到達したことの検知や実際の落雷の検
知ではなく、近くまで雷が近づいてきていることを検知
することであるが、本実施の形態における雷検知部40
は、この2つの例で示したような手段により本システム
へ影響を及ぼすであろう雷の発生を事前にかつ自動的に
検知することができる。尚ここでは具体例として2つの
方法を示したがこれに限定されるものではないことは言
うまでもない。従って、上記実施の形態5においては、
システム管理者等により手動的に外部電源接続部を開閉
するようにしたが、本実施の形態においては、前述した
雷検知部40を設けたことで、外部電源接続部を自動的
に切り替えることができる。本実施の形態におけるその
他の動作及び効果は、実施の形態5と同じなので説明を
省略する。
【0042】以上のように、本実施の形態においては、
雷検知手段として雷検知部40を独立した装置として設
けたが、この雷検知手段の機能を中央演算回路10に持
たせることもできる。
【0043】実施の形態7.図7は、本発明に係る計算
機システムの第7の実施の形態のブロック構成図であ
る。本実施の形態においては、雷を検知したときにリレ
ースイッチ42を開状態にし、更に雷を検知したことを
中央演算回路10に通知する雷検知手段としての雷検知
部44と、電力供給制御手段として中央演算回路10か
らのレジューム完了信号により開閉動作を行うリレース
イッチ46とを設けたことを特徴とする。
【0044】次に、本実施の形態における動作について
説明する。
【0045】雷検知部44は、上記実施の形態6と同様
の方法で雷の発生を事前に検知すると、リレースイッチ
42を開状態にするとともにその旨を中央演算回路10
に通知する。中央演算回路10は、雷を検知すると、実
行中の処理が終了した時点でレジューム完了信号を送出
する。リレースイッチ46は、レジューム完了信号によ
り開動作し、中央演算回路10への電力の供給を停止さ
せる。
【0046】このように、中央演算回路10における処
理が終了した時点でリレースイッチ46を開状態にする
ようにしたので、中央演算回路10における処理が強制
的に終了せず正常に終了した時点で電力供給を停止させ
ることができる。なお、回線制御手段側の動作は、上記
実施の形態5と同じなので説明を省略する。
【0047】なお、本実施の形態は、中央演算回路10
において実行中の処理が正常終了するのを待ってから雷
対策のためのスイッチ切替え等を行うことを特徴として
いる。従って、前述した構成のみならず他の構成に応用
することができる。例えば、雷検知手段を中央演算回路
10に含ませたり、リレースイッチ42を中央演算回路
10からのレジューム完了信号によって作動させたりし
てもよい。
【0048】実施の形態8.上記各実施の形態において
は、データ伝送あるいは電力供給経路の途中にリレース
イッチ等を設け、それらを開閉制御することで、省電力
化並びに雷対策を施している。これは、各構成要素が物
理的に接続されているのを切り離すためである。そこ
で、本実施の形態においては、物理的、電気的に接続し
ないでいくつかの構成要素間で無線通信を行うようにし
て、雷による影響を受けないようにすることを特徴とし
ている。
【0049】図8は、本発明に係る計算機システムの第
8の実施の形態のブロック構成図である。本実施の形態
においては、中央演算回路10と回線制御回路18との
間の接続ケーブル及び回線制御回路18の回線側に光伝
送手段としてのフォトカプラ48,50を設けている。
フォトカプラ48が二重構造なのは双方向通信を行うた
めである。その他は、図1に示した構成と同様である。
【0050】以上の構成において、中央演算回路10
は、未使用中においては接続器14並びにフォトカプラ
48により商用電源及び回線と物理的に切り離されてい
るので、雷による被害を受けないですむ。特に、本実施
の形態においては、回線との接続部分にもフォトカプラ
50を設けたので、回線制御回路18をも落雷による被
害から保護することができる。
【0051】このように、本実施の形態によれば、中央
演算回路10等を光伝送手段であるフォトカプラ48で
回線制御回路18と接続したので、スイッチ等による切
替え操作を行わなくても雷による被害から保護すること
ができる。
【0052】なお、本実施の形態においては、中央演算
回路10と回線制御回路18との間及び回線制御回路1
8の回線側にフォトカプラ48,50を設けた例で説明
したが、それ以外の接続箇所に設けてもよい。例えば、
回線制御回路18と回線側メモリ22との間に設けても
よいし、図2に示した構成であれば回線側メモリ接続ケ
ーブル26上に設けてもよい。また、上記実施の形態に
おいては、光伝送手段を用いた例で説明したが、物理的
に接続しない、例えばレーダ等を用いて通信を行わせる
ことも可能である。
【0053】以上、省電力化または省電力化しつつ雷対
策を施した計算機システムの各実施の形態について説明
したが、これらの各実施の形態において示した特徴的な
構成は、必要に応じてそれぞれ組み合わせて利用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る計算機システムの第1の実施の
形態のブロック構成図である。
【図2】 本発明に係る計算機システムの第2の実施の
形態のブロック構成図である。
【図3】 本発明に係る計算機システムの第3の実施の
形態のブロック構成図である。
【図4】 本発明に係る計算機システムの第4の実施の
形態のブロック構成図である。
【図5】 本発明に係る計算機システムの第5の実施の
形態のブロック構成図である。
【図6】 本発明に係る計算機システムの第6の実施の
形態のブロック構成図である。
【図7】 本発明に係る計算機システムの第7の実施の
形態のブロック構成図である。
【図8】 本発明に係る計算機システムの第8の実施の
形態のブロック構成図である。
【図9】 従来の省電力化を図った装置のブロック構成
図である。
【符号の説明】
10 中央演算回路、12 計算機用電源、14,32
接続器、16 メモリ、18 回線制御回路、20
回線用電源、22 回線側メモリ、24 接続ケーブ
ル、26 回線側メモリ接続ケーブル、28,30,3
8,42,46リレースイッチ、34 充電回路、36
電池、40,44 雷検知部、48,50 フォトカ
プラ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線を介して送られてくるデータを常時
    受信することができる計算機システムにおいて、 中央演算回路と、前記中央演算回路の動作中にのみ電力
    を供給する計算機用電力供給手段とを有する中央演算手
    段と、 前記中央演算手段と独立して低電力で動作しデータ受信
    処理を行う回線制御手段と、 を有し、 前記回線制御手段は、前記中央演算回路の停止中に回線
    からのデータを受信し一時記憶することを特徴とする回
    線接続された計算機システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の計算機システムにおい
    て、 前記回線制御手段は、 回線に接続され前記中央演算回路と独立してデータ受信
    処理を行う回線制御回路と、 前記回線制御回路に低電力を常時供給する回線用電力供
    給手段と、 前記回線制御回路が前記中央演算回路の停止中に受信し
    たデータを記憶する受信データ記憶手段と、 を有することを特徴とする回線接続された計算機システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の計算機システムにおい
    て、 前記中央演算回路と前記受信データ記憶手段とを直接接
    続したことを特徴とする回線接続された計算機システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の計算機システムにおい
    て、 前記回線制御手段と前記中央演算手段とを接続する内部
    接続手段を有し、 前記内部接続手段は、前記中央演算回路への電力供給状
    態に応じて前記中央演算手段と前記回線制御手段とを切
    り離すスイッチ部を有することを特徴とする回線接続さ
    れた計算機システム。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の計算機システムにおい
    て、 前記回線用電力供給手段は、 前記回線制御回路へ低電力を供給する回線用電源と、 前記回線用電源への外部電源からの電力供給を制御する
    外部電源接続部と、 前記回線制御回路へ低電力を供給する内部電池と、 前記回線用電源への電力供給状態に応じて前記回線制御
    回路への電力供給源を前記回線用電源あるいは前記内部
    電池に切り替える電源切替え部と、 を有することを特徴とする回線接続された計算機システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の計算機システムにおい
    て、 雷が近づいたことを自動検知する雷検知手段を有するこ
    とを特徴とする回線接続された計算機システム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の計算機システムにおい
    て、 前記中央演算回路における実行中の処理が終了した時点
    で前記中央演算回路への電力供給を停止させることを特
    徴とする回線接続された計算機システム。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の計算機システムにおい
    て、 前記中央演算回路は、前記回線制御手段と無線通信を行
    うことを特徴とする回線接続された計算機システム。
JP7339520A 1995-12-26 1995-12-26 回線接続された計算機システム Pending JPH09179668A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010161566A (ja) * 2009-01-07 2010-07-22 Mitsubishi Electric Corp 光加入者線終端装置及び局側装置
JP2013242858A (ja) * 2012-04-27 2013-12-05 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 電源回路、及び電源回路を用いた半導体装置

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