JPH09179378A - ローラの製造方法 - Google Patents
ローラの製造方法Info
- Publication number
- JPH09179378A JPH09179378A JP33477995A JP33477995A JPH09179378A JP H09179378 A JPH09179378 A JP H09179378A JP 33477995 A JP33477995 A JP 33477995A JP 33477995 A JP33477995 A JP 33477995A JP H09179378 A JPH09179378 A JP H09179378A
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- urethane
- mandrel
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- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
く安価なローラを提供し得るローラの製造方法を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 弾性層を有するローラの製造方法におい
て、シャフト又はマンドレルの表面に該弾性層の原材料
をスプレー方式で形成した後、成形後の弾性層の表面を
研磨することにより、上記課題を解決する。
Description
の電子写真装置や静電記録装置等に用いられるローラの
製造方法に係り、特に帯電ローラ、現像ローラ、転写ロ
ーラ、給紙ローラ、搬送ローラ等に好適なローラの製造
方法に関する。
真装置や静電記録装置等に用いられるローラは、紙や感
光ドラム等に接触して使用されるため、少なくとも1層
以上の弾性層を有するものが主流であり、従来、これら
の製造方法は、材料や形状によって多様な成形方法が考
案されているが、その多くは金型或いは樹脂型を用いる
ものであった。
脂型を用いるローラ製造方法では、ローラの形状及びサ
イズ毎に型を準備する必要があり、安価なローラを提供
する為の障害となっていた。
であり、金型或いは樹脂型を用いることなく安価なロー
ラを提供し得るローラの製造方法を提供することを目的
とする。
製造方法は、弾性層を有するローラの製造方法におい
て、シャフト又はマンドレルの表面に該弾性層の原材料
をスプレー方式で形成した後、成形後の弾性層の表面を
研磨することを特徴とする。
シャフト又はマンドレルの表面に、予めその他の弾性層
を形成してなることを特徴とする。
原材料がウレタン又は液状ゴムであることを特徴とす
る。
ウレタンの粘度が1〜300Pa・sであることを特徴
とする。
するローラの製造方法において、シャフト又はマンドレ
ルの表面に該弾性層の原材料をスプレー方式で形成した
後、成形後の弾性層の表面を研磨することより、金型或
いは樹脂型を使用することなく目的形状及びサイズを有
するローラを安価に製造でき、また、弾性層の原材料を
各種溶媒等に溶解しないために液ダレ等が発生せず、弾
性層の厚みを自由に調整できることを見い出し、本発明
を完成させるに至った。
に、予めその他の弾性層を形成しておくことにより、容
易に複数層の弾性層を有するローラを製造できる。
ムとしたことにより、スプレー方式でも容易に塗布する
ことができ、また、弾性層の厚みを比較的厚く(200
μm〜)したい場合には、このウレタンの粘度を1〜3
00Pa・sとすることが好ましい。
る。図1は、本発明のローラの製造方法の一例を示す概
略図である。ここで1はシャフト又はマンドレル、2は
その他の弾性層、3はスプレーノズル、4は材料タンク
である。
工程からなる。なお、ここでは、予めシャフト(マンド
レル)1の表面にその他の弾性層2を形成したものにつ
いて説明するが、もちろん、シャフト(マンドレル)1
の表面に直接スプレー方式で弾性層を形成しても良い。
応じてその他の弾性層2を形成し、この表面に弾性層の
原材料をスプレー方式で形成して硬化させる。ここで、
硬化方法は、特に限定されず、公知の方法が使用できる
が、原材料がウレタンである場合には、例えば、高温に
加熱したオーブン中で数十分〜数時間キュアさせること
が好ましい。なお、スプレー方式の条件は、特に限定さ
れず、公知の条件が採用できる。
ここで、研磨の方法は、特に限定されず、トラバース方
式又はプランジ方式等の公知の方法が使用できる。な
お、研磨後のローラの表面粗さは、JIS10点平均粗
さスケールで、1〜100μm、好ましくは、1〜80
μmであることが好ましい。
ずれでも良く、また、シャフトの代わりにマンドレルを
用いて成型後にマンドレルを引き抜いて中空ローラにし
てもよい。
以上であってもよい。この材料はゴム、ウレタン等、ど
のようなものでも差し支えなく、ソリッド材、発泡体の
いずれでも良い。また、ローラ表面は、平滑性、研磨
性、発泡体のセル面等特に表面状態を選ばない。なお、
その他の弾性層2と弾性層あるいはシャフト(マンドレ
ル)1の界面は必要に応じて接着剤を塗布することも出
来る。
ー可能な硬化性のものであれば特に限定されないが、ウ
レタン材料、液状ゴムが好適に用いられる。ウレタン材
料としては、ポリオールの種類がポリオレフィンポリオ
ール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオー
ル、シリコーンポリオール、フッ素ポリオール、ヒマシ
油系ポリオール、ダイマー酸ポリオールが好適に用いら
れ、これら2種類以上を混合して用いても差し支えな
い。また、ウレタンの粘度は、1〜300Pa・sが好
ましく、さらに5〜200Pa・sがより好ましい。な
お、ウレタンの粘度が1Pa・s未満であるとその他の
弾性層の表面でウレタンが流動してしまい、また、30
0Pa・sを超えるとスプレーノズルから噴出させるこ
とができなくなる恐れがある。液状ゴムとしては、シリ
コーンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、イソ
プレンゴム、アクリロニトリルゴム、1,3ペンタジエ
ンゴムを用いることが出来る。
は、上記ウレタンを基材とし、これに導電性付与剤を添
加しても良い。導電性を付与するための導電剤に制限は
ないが、金属や金属酸化物の粉末やウィスカー、カーボ
ンブラック等のフィラー、過塩素酸リチウム、過塩素酸
ナトリウム、過塩素酸カルシウムの如き無機イオン物質
及び/ 又はラウリルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、オ
クタデシル・トリメチルアンモニウムクロライド、ドデ
シル・トリメチルアンモニウムクロライド、ヘキサデシ
ル・トリメチルアンモニウムクロライド、変性脂肪族・
ジメチル・エチルアンモニウムクロライドの如き陽イオ
ン性界面活性剤、ラウリルベタイン、ステアリルベタイ
ン、ジメチル・アルキルラウリルベタインの如き両性界
面活性剤、過塩素酸テトラエチルアンモニウム、過塩素
酸テトラブチルアンモニウム、ほうふっ化テトラブチル
アンモニウム等の4級アンモニウム塩の如き有機イオン
物質及び/ 又は親水性のポリエーテルやポリエステルの
如き帯電防止剤、テトラシアノエチレン、テトラシアノ
キノジメタン、ベンゾキノン、クロルアニル、アントラ
キノン、アントラセン、ジクロロジシアノベンゾキノ
ン、フェロセン、フタロシアニン等の電荷移動錯体を形
成し得る電子受容物質等が用いることが出来、又基材で
あるウレタンとの相溶性を向上させる等の目的でこれら
の化合物の誘導体や電荷移動錯体を形成し得る電子受容
物質をテトラチアフルバレン、リチウム等の電子供与物
質と錯体を形成した形で使用しても良い。
記弾性層の表面にナイロン6、ナイロン66並びにN−
アルコキシナイロン等のポリアミド樹脂、シリコーン樹
脂、メラミン樹脂、フッ素樹脂、ウレタン樹脂、ウレタ
ン変性アクリル樹脂を単独又は2種以上混合してなる樹
脂層を形成することもできる。また、これらの樹脂に
は、上記した導電性付与剤を添加してもよい。
の実施例に限定されるものではない。 [実施例1]官能基3、分子量5000のポリエーテル
ポリオールにNCO%が6.7になるようにトリレンジ
イソシアネートを反応させて得られたプレポリマー10
0部に、1,4−ブタンジオール6.55、シリコーン
界面活性剤2部、ジブチルチンジラウレート0.01部
を添加し、混合機を用いて2分間攪拌した後、60℃で
12時間のキュアを行いウレタン発泡体を得た。この発
泡体ブロックから、外径22mm、内径16mm、長さ
220mmの円筒中空体を打ち抜き、外径16mmのポ
リプロピレン製マンドレルに挿入した。このようにして
得られたその他の弾性層に、下記に示す方法により、ウ
レタンエラストマーを弾性層とし、内部がウレタンフォ
ームである2層構造の外径24mmのローラを得た。
イソプレンポリオール100部を真空で30分減圧脱泡
した後、NCO%が31.7の粗製ジフェニルメタン−
4,4′ジイソシアネート、ジブチルチンジラウレート
0.01部を添加し、やはり減圧脱泡しつつ3分間攪拌
した後、材料タンクに入れてスプレーノズルから噴出さ
せ、マンドレルに予め設けたウレタンフォームの表面に
弾性層を形成した。次に、この弾性層を予備硬化させる
ために90℃のオーブン中で30分間マンドレルごと回
転させて放置し、さらに、回転を止め、90℃、10時
間の硬化反応を行った。最後に、マンドレルに弾性層を
装着したままで、研磨を行い、弾性層がウレタンエラス
トマー、その他の弾性層がウレタンフォームである2層
構造の内径16mm,外径24mmの中空ローラを得
た。得られた2層ローラは、良好な外観を示した。な
お、弾性層の厚みは、1mm、その表面粗さは、JIS
10点平均粗さスケールRzで、25μmであった。
800のポリイソプレンポリオール100部を真空で3
0分減圧脱泡した後、NCO%が31.7の粗製ジフェ
ニルメタン−4,4′ジイソシアネート、ジブチルチン
ジラウレート0.01部を添加し、やはり減圧脱泡しつ
つ3分間攪拌した後、材料タンクに入れてスプレーノズ
ルから噴出させ、外径8mm、長さ250mmのシャフ
トの表面に弾性層を形成した。次に、この弾性層を予備
硬化させるために90℃のオーブン中で30分間マンド
レルごと回転させて放置し、さらに、回転を止め、90
℃、10時間の硬化反応を行った。最後に、弾性層の表
面を研磨し、弾性層がウレタンエラストマーである1層
構造の外径18mmの中空ローラを得た。得られた2層
ローラは、良好な外観を示した。なお、弾性層の厚み
は、5mm、その表面粗さは、JIS10点平均粗さス
ケールRzで、17μmであった。
外は、実施例1と同様に実施した。その結果、ローラの
形状は真円でなく、外観は満足できるものではなかっ
た。
層を有するローラの製造方法において、シャフト又はマ
ンドレルの表面に該弾性層の原材料をスプレー方式で形
成した後、成形後の弾性層の表面を研磨することより、
金型或いは樹脂型を使用することなく目的形状及びサイ
ズを有するローラを安価に製造できる。
す概略図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 弾性層を有するローラの製造方法におい
て、シャフト又はマンドレルの表面に該弾性層の原材料
をスプレー方式で形成した後、成形後の弾性層の表面を
研磨することを特徴とするローラの製造方法。 - 【請求項2】 上記シャフト又はマンドレルの表面に、
予めその他の弾性層を形成してなることを特徴とする請
求項1に記載のローラの製造方法。 - 【請求項3】 上記原材料がウレタン又は液状ゴムであ
ることを特徴とする請求項1又は2に記載のローラの製
造方法。 - 【請求項4】 上記ウレタンの粘度が1〜300Pa・
sであることを特徴とする請求項3に記載のローラの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33477995A JPH09179378A (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | ローラの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33477995A JPH09179378A (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | ローラの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09179378A true JPH09179378A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18281146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33477995A Pending JPH09179378A (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | ローラの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09179378A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007148192A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-14 | Ricoh Co Ltd | 積層体、それを用いた定着部材、定着装置及び画像形成装置 |
JP2007193079A (ja) * | 2006-01-19 | 2007-08-02 | Konica Minolta Business Technologies Inc | ローラの製造方法とそれにより造られた現像ローラ、及び画像形成装置 |
-
1995
- 1995-12-22 JP JP33477995A patent/JPH09179378A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007148192A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-14 | Ricoh Co Ltd | 積層体、それを用いた定着部材、定着装置及び画像形成装置 |
JP2007193079A (ja) * | 2006-01-19 | 2007-08-02 | Konica Minolta Business Technologies Inc | ローラの製造方法とそれにより造られた現像ローラ、及び画像形成装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20031222 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040319 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040615 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040812 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040908 |