JPH09178757A - ラックに収納された管状容器の回転装置 - Google Patents
ラックに収納された管状容器の回転装置Info
- Publication number
- JPH09178757A JPH09178757A JP35151895A JP35151895A JPH09178757A JP H09178757 A JPH09178757 A JP H09178757A JP 35151895 A JP35151895 A JP 35151895A JP 35151895 A JP35151895 A JP 35151895A JP H09178757 A JPH09178757 A JP H09178757A
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- contact member
- rack
- tubular
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ゴム栓の装着いかんに関わりなく適用が可能で
あるとともに、その管状容器に対する接触部材の接離動
作及び管状容器の回転動作を一つの駆動機構によって実
現し構成の簡素化を図る。 【解決手段】ラック1に収納され、その周面に識別コー
ド8が付された管状容器2に対向して、該管状容器に向
けて前後動可能に構成された支持機構11を配設すると
ともに、その支持機構11にバネ部材4を介して接触部
材5を取付け、該接触部材を前記支持機構を前後動する
ことにより前記管状容器の外周面に対して接離させると
同時に、その接触部材と管状容器の外周面との摩擦力に
より該管状容器を回転可能に構成したことを特徴とす
る。なお、バネ部材4に代えて接触部材5自体を弾性体
で構成してもよい。
あるとともに、その管状容器に対する接触部材の接離動
作及び管状容器の回転動作を一つの駆動機構によって実
現し構成の簡素化を図る。 【解決手段】ラック1に収納され、その周面に識別コー
ド8が付された管状容器2に対向して、該管状容器に向
けて前後動可能に構成された支持機構11を配設すると
ともに、その支持機構11にバネ部材4を介して接触部
材5を取付け、該接触部材を前記支持機構を前後動する
ことにより前記管状容器の外周面に対して接離させると
同時に、その接触部材と管状容器の外周面との摩擦力に
より該管状容器を回転可能に構成したことを特徴とす
る。なお、バネ部材4に代えて接触部材5自体を弾性体
で構成してもよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血液、尿等の検体
や試薬などの液体を収容した管状の液体容器をラックに
収納した状態で各処理工程に自動供給するに際して、そ
れぞれの管状容器に付された識別コードを確実に読取れ
るように、ラックに収納したままの状態で前記管状容器
の向きを調整するための管状容器の回転装置に関する。
や試薬などの液体を収容した管状の液体容器をラックに
収納した状態で各処理工程に自動供給するに際して、そ
れぞれの管状容器に付された識別コードを確実に読取れ
るように、ラックに収納したままの状態で前記管状容器
の向きを調整するための管状容器の回転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】血液等の検体に対する臨床化学的分析や
臨床免疫学的分析等の各種の分析を自動的に行うため、
採取された検体を収容した管状容器にバーコードなどの
識別コードを付すとともに、その識別コードを読取るた
めのバーコードリーダ等の読取り手段を処理システムに
組込むことは従来から広く知られているところである。
また、前記識別コードの部分を読取り手段側に向けてよ
り正確な読取りを確保するため、管状容器をその軸線ま
わりに回転する手段として、ラックに収納された状態の
管状容器の口部に装着されているゴム栓の上面に回転可
能に構成された弾性体からなる接触部材を当接して、そ
の間の摩擦力によって管状容器を回転させるものが知ら
れている(実公平7−36284号公報)。
臨床免疫学的分析等の各種の分析を自動的に行うため、
採取された検体を収容した管状容器にバーコードなどの
識別コードを付すとともに、その識別コードを読取るた
めのバーコードリーダ等の読取り手段を処理システムに
組込むことは従来から広く知られているところである。
また、前記識別コードの部分を読取り手段側に向けてよ
り正確な読取りを確保するため、管状容器をその軸線ま
わりに回転する手段として、ラックに収納された状態の
管状容器の口部に装着されているゴム栓の上面に回転可
能に構成された弾性体からなる接触部材を当接して、そ
の間の摩擦力によって管状容器を回転させるものが知ら
れている(実公平7−36284号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術は、管状容器の口部に装着されたゴム栓を介して
管状容器をその軸線まわりに回転させるものであるた
め、開栓などによってゴム栓が装着されていない状態に
おいては適用が困難であるばかりでなく、前記接触部材
をゴム栓の上面に対して接離させるためには別に昇降手
段が必要であるといった欠点があった。すなわち、ゴム
栓に回転力を伝達するためには、前記接触部材に対して
回転力を付与するための回転機構と、ゴム栓に対する接
離動作を行うための昇降機構との二つの駆動機構が必要
であり、その駆動構造を複雑化する原因にもなってい
た。本発明は、以上のような従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、管状容器の口部
に対するゴム栓の装着いかんに関わりなく適用が可能で
あるとともに、その管状容器に対する接触部材の接離動
作及び管状容器の回転動作を一つの駆動機構によって実
現し、その構成の簡素化を図る点にある。
来技術は、管状容器の口部に装着されたゴム栓を介して
管状容器をその軸線まわりに回転させるものであるた
め、開栓などによってゴム栓が装着されていない状態に
おいては適用が困難であるばかりでなく、前記接触部材
をゴム栓の上面に対して接離させるためには別に昇降手
段が必要であるといった欠点があった。すなわち、ゴム
栓に回転力を伝達するためには、前記接触部材に対して
回転力を付与するための回転機構と、ゴム栓に対する接
離動作を行うための昇降機構との二つの駆動機構が必要
であり、その駆動構造を複雑化する原因にもなってい
た。本発明は、以上のような従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、管状容器の口部
に対するゴム栓の装着いかんに関わりなく適用が可能で
あるとともに、その管状容器に対する接触部材の接離動
作及び管状容器の回転動作を一つの駆動機構によって実
現し、その構成の簡素化を図る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、ラックに収納され、その周面に識別コード
が付された管状容器に対向して、該管状容器に向けて前
後動可能に構成された支持機構を配設するとともに、前
記ラックを該ラックに収納された前記管状容器相互間の
間隔に合わせて移送するピッチ送り機構を備え、前記支
持機構に取付けた接触部材をその支持機構を前後動する
ことにより前記管状容器の外周面に対して接離させると
同時に、前記接触部材と管状容器の外周面との弾接面に
生じる摩擦力により該管状容器を回転可能に構成したこ
とを特徴とする。なお、前記接触部材を管状容器の外周
面に弾接するための具体的な手段としては、その接触部
材をバネ部材を介して前記支持機構に取付けたり、接触
部材自体を弾性体により構成したり、それらを組合わせ
るなどの手段がある。
決するため、ラックに収納され、その周面に識別コード
が付された管状容器に対向して、該管状容器に向けて前
後動可能に構成された支持機構を配設するとともに、前
記ラックを該ラックに収納された前記管状容器相互間の
間隔に合わせて移送するピッチ送り機構を備え、前記支
持機構に取付けた接触部材をその支持機構を前後動する
ことにより前記管状容器の外周面に対して接離させると
同時に、前記接触部材と管状容器の外周面との弾接面に
生じる摩擦力により該管状容器を回転可能に構成したこ
とを特徴とする。なお、前記接触部材を管状容器の外周
面に弾接するための具体的な手段としては、その接触部
材をバネ部材を介して前記支持機構に取付けたり、接触
部材自体を弾性体により構成したり、それらを組合わせ
るなどの手段がある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に係る管状容器の回転装置
は、血液、尿等の検体や試薬などのように臨床検査分野
などで扱われる液体を収容した管状容器をラックに収納
したままの状態において回転させる場合に広く適用が可
能である。すなわち、例えば血液や尿などの検体を採取
した後、その検体を収容した管状容器を適数本ずつラッ
クに収納した形で搬送したり処理を行ったりする場合に
適用され、ラックに収納されたままの状態で各管状容器
を回転することにより各管状容器に付された識別コード
の側を読取り手段の方向へ向ける場合などに好適であ
る。
は、血液、尿等の検体や試薬などのように臨床検査分野
などで扱われる液体を収容した管状容器をラックに収納
したままの状態において回転させる場合に広く適用が可
能である。すなわち、例えば血液や尿などの検体を採取
した後、その検体を収容した管状容器を適数本ずつラッ
クに収納した形で搬送したり処理を行ったりする場合に
適用され、ラックに収納されたままの状態で各管状容器
を回転することにより各管状容器に付された識別コード
の側を読取り手段の方向へ向ける場合などに好適であ
る。
【0006】図1は本発明の動作を説明するための概念
図である。図1中、状態(A)は動作前、状態(B)は
作動時の状態を示したもので、ラック1に5本の管状容
器2が収納された例に適用した場合を示したものであ
る。ラック1は後述のピッチ送り機構の押圧片3を介し
て管状容器相互間の間隔毎に1ピッチずつ移送されると
ともに、所定位置に停止する管状容器2に対向して配設
される後述の支持機構に例えばバネ部材4を介して取付
けられた接触部材5がその管状容器2に向けて前後動可
能に構成される。しかして、支持機構を前方へ前進させ
た場合には、状態(A)から(B)のように、接触部材
5が前進して管状容器2の外周面に弾接し、その間の摩
擦力により管状容器2をラック1に収納したまま、軸線
まわりに回転させることができる。したがって、前記支
持機構の前進位置を制御することにより管状容器2の周
面に付された識別コードの部分を読取り手段の方向へ回
転制御することができる。すなわち、識別コードの方向
をセンサで検出してフィードバックしたり読取り手段自
体による読取り状態をフィードバックして前記支持機構
の位置制御を行うことにより、容易に識別コードの向き
を読取り手段の方向に制御することができる。識別コー
ドの読取りが終了した場合には、前記支持機構を後退さ
せ、接触部材5を管状容器2から離間させた状態(A)
に復帰させ、しかる後、前記ピッチ送り機構を介して次
の管状容器2を所定位置に進めて、以上の動作を繰返す
ことになる。なお、接触部材5の取付けにはバネ部材4
が介在されているので、管状容器2の側にその寸法や位
置に関する多少の誤差があっても、バネ部材5の弾性変
形により吸収されるため支障はない。なお、前記接触部
材自体を弾性体により構成すれば、バネ部材4を用いな
くても同様の機能を得ることができる。
図である。図1中、状態(A)は動作前、状態(B)は
作動時の状態を示したもので、ラック1に5本の管状容
器2が収納された例に適用した場合を示したものであ
る。ラック1は後述のピッチ送り機構の押圧片3を介し
て管状容器相互間の間隔毎に1ピッチずつ移送されると
ともに、所定位置に停止する管状容器2に対向して配設
される後述の支持機構に例えばバネ部材4を介して取付
けられた接触部材5がその管状容器2に向けて前後動可
能に構成される。しかして、支持機構を前方へ前進させ
た場合には、状態(A)から(B)のように、接触部材
5が前進して管状容器2の外周面に弾接し、その間の摩
擦力により管状容器2をラック1に収納したまま、軸線
まわりに回転させることができる。したがって、前記支
持機構の前進位置を制御することにより管状容器2の周
面に付された識別コードの部分を読取り手段の方向へ回
転制御することができる。すなわち、識別コードの方向
をセンサで検出してフィードバックしたり読取り手段自
体による読取り状態をフィードバックして前記支持機構
の位置制御を行うことにより、容易に識別コードの向き
を読取り手段の方向に制御することができる。識別コー
ドの読取りが終了した場合には、前記支持機構を後退さ
せ、接触部材5を管状容器2から離間させた状態(A)
に復帰させ、しかる後、前記ピッチ送り機構を介して次
の管状容器2を所定位置に進めて、以上の動作を繰返す
ことになる。なお、接触部材5の取付けにはバネ部材4
が介在されているので、管状容器2の側にその寸法や位
置に関する多少の誤差があっても、バネ部材5の弾性変
形により吸収されるため支障はない。なお、前記接触部
材自体を弾性体により構成すれば、バネ部材4を用いな
くても同様の機能を得ることができる。
【0007】
【実施例】次に、図2〜図4を用いて本発明の実施例に
関して説明する。図2は本発明の一実施例の要部を示し
た概略構成図、図3はその接触部材部分を示した断面
図、図4は全体のレイアウトを示した概略平面図であ
る。図中、6は前記ラック1を保持搬送するための搬送
路であり、この搬送路6中を前述のように適数本の管状
容器2を収納した状態のラック1が後述のピッチ送り機
構及びベルト送り機構を介して搬送されることになる。
なお、図中、7は管状容器2の周面に付されるバーコー
ドなどからなる識別コード8を読取るためのバーコード
リーダ等の読取り手段である。また、9,10は光電セ
ンサで、管状容器2の口部に装着されるゴム栓の有無等
を検出するためのものである。
関して説明する。図2は本発明の一実施例の要部を示し
た概略構成図、図3はその接触部材部分を示した断面
図、図4は全体のレイアウトを示した概略平面図であ
る。図中、6は前記ラック1を保持搬送するための搬送
路であり、この搬送路6中を前述のように適数本の管状
容器2を収納した状態のラック1が後述のピッチ送り機
構及びベルト送り機構を介して搬送されることになる。
なお、図中、7は管状容器2の周面に付されるバーコー
ドなどからなる識別コード8を読取るためのバーコード
リーダ等の読取り手段である。また、9,10は光電セ
ンサで、管状容器2の口部に装着されるゴム栓の有無等
を検出するためのものである。
【0008】図中、11は前述の支持機構で、前記ラッ
ク1に収納された管状容器2に対向して配設されてお
り、回転駆動される送り用のネジ軸12と該ネジ軸12
に螺合した雌ネジブロック13からなる前後駆動機構
と、その雌ネジブロック13に一体的に設けられた支持
体14とから構成され、前記管状容器2に向けて前後動
可能に構成されている。なお、ネジ軸12はギヤ15,
16を介してステッピングモータ17により回転駆動さ
れるように構成されている。また、雌ネジブロック13
あるいは支持体14は、前記ネジ軸12との螺合のほか
に、該ネジ軸12に平行に配設された図示しないガイド
軸やガイド面等のガイド手段によって案内されるように
構成されており、これらのガイド手段によって支持体1
4が姿勢を保持しながら前後動し得るように構成されて
いる。
ク1に収納された管状容器2に対向して配設されてお
り、回転駆動される送り用のネジ軸12と該ネジ軸12
に螺合した雌ネジブロック13からなる前後駆動機構
と、その雌ネジブロック13に一体的に設けられた支持
体14とから構成され、前記管状容器2に向けて前後動
可能に構成されている。なお、ネジ軸12はギヤ15,
16を介してステッピングモータ17により回転駆動さ
れるように構成されている。また、雌ネジブロック13
あるいは支持体14は、前記ネジ軸12との螺合のほか
に、該ネジ軸12に平行に配設された図示しないガイド
軸やガイド面等のガイド手段によって案内されるように
構成されており、これらのガイド手段によって支持体1
4が姿勢を保持しながら前後動し得るように構成されて
いる。
【0009】前記支持体14には、本実施例において
は、前述のように、バネ部材4を介して接触部材5が取
付けられている。図3に示したように、バネ部材4とし
ては、例えば板バネが使用され、そのバネ部材4の自由
端部にステンレススチールなどからなる角状棒材18に
シリコンチューブ19等を被せてなる前記接触部材5が
取付けられる。この接触部材5の接触側の表面は、管状
容器2の外周面に対して例えば2mm程度、該管状容器
2の中心側に入り込んだ状態に設定すると、バネ部材4
の弾力により弾接して良好な接触状態が得られる。な
お、接触部材5の具体的構成としては、適度の摩擦力と
耐食性、耐摩耗性などを備えていれば変更が可能である
ことはいうまでもない。また、前記支持機構11と接触
部材5の組合せを複数個設置して同時に複数の管状容器
2に対する回転動作を並行的に実行できるように構成す
ることも可能である。
は、前述のように、バネ部材4を介して接触部材5が取
付けられている。図3に示したように、バネ部材4とし
ては、例えば板バネが使用され、そのバネ部材4の自由
端部にステンレススチールなどからなる角状棒材18に
シリコンチューブ19等を被せてなる前記接触部材5が
取付けられる。この接触部材5の接触側の表面は、管状
容器2の外周面に対して例えば2mm程度、該管状容器
2の中心側に入り込んだ状態に設定すると、バネ部材4
の弾力により弾接して良好な接触状態が得られる。な
お、接触部材5の具体的構成としては、適度の摩擦力と
耐食性、耐摩耗性などを備えていれば変更が可能である
ことはいうまでもない。また、前記支持機構11と接触
部材5の組合せを複数個設置して同時に複数の管状容器
2に対する回転動作を並行的に実行できるように構成す
ることも可能である。
【0010】図4は本装置を組込んだ全体的なレイアウ
トを示した概略平面図である。図中、20,21はラッ
ク1の搬入手段及び搬出手段で、その間に前記搬送路6
が形成されている。その搬入手段10と前記搬送路6と
の接続部には、前述のラック1を管状容器2相互間の間
隔に合わせて1ピッチずつ所定位置に移送するピッチ送
り機構22が配設されている。このピッチ送り機構22
は、図示しないステッピングモータ等の駆動手段に連結
した駆動ギヤ23を介して送り用のネジ軸24を回転駆
動し、その送り用のネジ軸24に螺合した雌ネジを有す
る送り部材25に具備した前記押圧片3によってラック
1の後部を押圧することにより、各管状容器2を順次、
識別コード8の読取り位置に1ピッチずつ移送するよう
に構成されている。なお、ピッチ送り制御は前記駆動手
段により送り用のネジ軸24の回転角を制御することに
より行うことができる。また、このピッチ送り機構22
による送りの後方には、ベルト送り機構26が配設さ
れ、その係止片27を介してラック1を引続き搬出手段
21側へ移送するように構成されている。
トを示した概略平面図である。図中、20,21はラッ
ク1の搬入手段及び搬出手段で、その間に前記搬送路6
が形成されている。その搬入手段10と前記搬送路6と
の接続部には、前述のラック1を管状容器2相互間の間
隔に合わせて1ピッチずつ所定位置に移送するピッチ送
り機構22が配設されている。このピッチ送り機構22
は、図示しないステッピングモータ等の駆動手段に連結
した駆動ギヤ23を介して送り用のネジ軸24を回転駆
動し、その送り用のネジ軸24に螺合した雌ネジを有す
る送り部材25に具備した前記押圧片3によってラック
1の後部を押圧することにより、各管状容器2を順次、
識別コード8の読取り位置に1ピッチずつ移送するよう
に構成されている。なお、ピッチ送り制御は前記駆動手
段により送り用のネジ軸24の回転角を制御することに
より行うことができる。また、このピッチ送り機構22
による送りの後方には、ベルト送り機構26が配設さ
れ、その係止片27を介してラック1を引続き搬出手段
21側へ移送するように構成されている。
【0011】しかして、ラック1に収納された各管状容
器2が前記ピッチ送り機構22により順次、所定位置に
移送され、前記読取り手段7による管状容器2の周面に
付された識別コード8の読取り状態に入った場合には、
前記支持機構11を前進させて接触部材5を対象の管状
容器2に接触させ、その管状容器2をラック1に収納し
たままの状態で識別コード8の部分を読取り手段7の方
向に向けるように回転させる。すなわち、前記ステッピ
ングモータ17を駆動してギヤ15,16を介してネジ
軸12を回転し、そのネジ軸12に螺合した雌ネジブロ
ック13を前後動させることにより、接触部材5の管状
容器2に対する接離動作及び回転動作を実行する。これ
により、ステッピングモータ17を用いた1個の駆動機
構によって接触部材5の管状容器2に対する接離動作と
回転動作の2動作を実行することが可能になる。また、
この場合、前述のように、識別コード8の方向を図示し
ないセンサで検出してフィードバックしたり前記読取り
手段7自体による読取り状態をフィードバックして前記
ステッピングモータ17を駆動制御することによって前
記支持機構11の位置制御を行うことにより、容易に識
別コード8の向きを読取り手段7の方向に向くように制
御することができる。なお、前記識別コード8は、管状
容器2の周面に対して直接的に付したものでもラベル等
を用いて間接的に付したものでもよく、また外周面に付
すのが一般的ではあるが内周面に付したものでも適用可
能である。
器2が前記ピッチ送り機構22により順次、所定位置に
移送され、前記読取り手段7による管状容器2の周面に
付された識別コード8の読取り状態に入った場合には、
前記支持機構11を前進させて接触部材5を対象の管状
容器2に接触させ、その管状容器2をラック1に収納し
たままの状態で識別コード8の部分を読取り手段7の方
向に向けるように回転させる。すなわち、前記ステッピ
ングモータ17を駆動してギヤ15,16を介してネジ
軸12を回転し、そのネジ軸12に螺合した雌ネジブロ
ック13を前後動させることにより、接触部材5の管状
容器2に対する接離動作及び回転動作を実行する。これ
により、ステッピングモータ17を用いた1個の駆動機
構によって接触部材5の管状容器2に対する接離動作と
回転動作の2動作を実行することが可能になる。また、
この場合、前述のように、識別コード8の方向を図示し
ないセンサで検出してフィードバックしたり前記読取り
手段7自体による読取り状態をフィードバックして前記
ステッピングモータ17を駆動制御することによって前
記支持機構11の位置制御を行うことにより、容易に識
別コード8の向きを読取り手段7の方向に向くように制
御することができる。なお、前記識別コード8は、管状
容器2の周面に対して直接的に付したものでもラベル等
を用いて間接的に付したものでもよく、また外周面に付
すのが一般的ではあるが内周面に付したものでも適用可
能である。
【0012】図5は前記接触部材に関する他の実施例を
示した断面図である。図中、28は接触部材で、それ自
体がゴム等の弾性体から構成され、剛性体からなる支持
部材29に保持された状態で、前述の支持機構11の支
持体14に取付けられ、前記実施例と同様の機能を奏す
る。
示した断面図である。図中、28は接触部材で、それ自
体がゴム等の弾性体から構成され、剛性体からなる支持
部材29に保持された状態で、前述の支持機構11の支
持体14に取付けられ、前記実施例と同様の機能を奏す
る。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を得ることが
できる。 (1)ラックに収納された管状容器に対する接触部材の
接離動作及び回転動作を一つの駆動機構によって実行で
きるので、その駆動機構に関する構成の簡素化が図れ
る。 (2)前記接触部材を管状容器の外周面に弾接するよう
に構成した結果、その間の良好な摩擦作用により確実な
回転動作が得られるのみならず、管状容器の寸法や位置
に関する多少の誤差があっても前記バネ部材あるいは接
触部材自体の弾性変形によって吸収され支障が生じない
ので適応性が大きい。 (3)従来のように管状容器の口部に対するゴム栓の装
着いかんに関わりなく適用が可能で、その適応性が大き
い。
できる。 (1)ラックに収納された管状容器に対する接触部材の
接離動作及び回転動作を一つの駆動機構によって実行で
きるので、その駆動機構に関する構成の簡素化が図れ
る。 (2)前記接触部材を管状容器の外周面に弾接するよう
に構成した結果、その間の良好な摩擦作用により確実な
回転動作が得られるのみならず、管状容器の寸法や位置
に関する多少の誤差があっても前記バネ部材あるいは接
触部材自体の弾性変形によって吸収され支障が生じない
ので適応性が大きい。 (3)従来のように管状容器の口部に対するゴム栓の装
着いかんに関わりなく適用が可能で、その適応性が大き
い。
【図1】 本発明の作動説明のための概念図である。
【図2】 本発明の一実施例の要部を示した概略構成図
である。
である。
【図3】 同実施例における接触部材部分を示した断面
図である。
図である。
【図4】 本装置を組込んだ全体的なレイアウトを示し
た概略平面図である。
た概略平面図である。
【図5】 接触部材に関する他の実施例を示した断面図
である。
である。
1…ラック、2…管状容器、3…押圧片、4…バネ部
材、5…接触部材、6…搬送路、7…読取り手段、8…
識別コード、9,10…光電センサ、11…支持機構、
12…ネジ軸、13…雌ネジブロック、14…支持体、
15,16…ギヤ、17…ステッピングモータ、18…
角状棒材、19…シリコンチューブ、20…搬入手段、
21…搬出手段、22…ピッチ送り機構、23…駆動ギ
ヤ、24…ネジ軸、25…送り部材、26…ベルト送り
機構、27…係止片
材、5…接触部材、6…搬送路、7…読取り手段、8…
識別コード、9,10…光電センサ、11…支持機構、
12…ネジ軸、13…雌ネジブロック、14…支持体、
15,16…ギヤ、17…ステッピングモータ、18…
角状棒材、19…シリコンチューブ、20…搬入手段、
21…搬出手段、22…ピッチ送り機構、23…駆動ギ
ヤ、24…ネジ軸、25…送り部材、26…ベルト送り
機構、27…係止片
Claims (2)
- 【請求項1】 ラックに収納され、その周面に識別コー
ドが付された管状容器に対向して、該管状容器に向けて
前後動可能に構成された支持機構を配設するとともに、
前記ラックを該ラックに収納された前記管状容器相互間
の間隔に合わせて移送するピッチ送り機構を備え、前記
支持機構に取付けた接触部材をその支持機構を前後動す
ることにより前記管状容器の外周面に対して接離させる
と同時に、前記接触部材と管状容器の外周面との弾接面
に生じる摩擦力により該管状容器を回転可能に構成した
ことを特徴とするラックに収納された管状容器の回転装
置。 - 【請求項2】 前記接触部材をバネ部材を介して前記支
持機構に取付けることにより、該接触部材を前記管状容
器の外周面に弾接したことを特徴とする請求項1記載の
ラックに収納された管状容器の回転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35151895A JPH09178757A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | ラックに収納された管状容器の回転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35151895A JPH09178757A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | ラックに収納された管状容器の回転装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09178757A true JPH09178757A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18417832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35151895A Pending JPH09178757A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | ラックに収納された管状容器の回転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09178757A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2764704A1 (fr) * | 1997-06-16 | 1998-12-18 | Stago Diagnostica | Dispositif pour la lecture automatique d'un code d'identification porte par des recipients tubulaires |
-
1995
- 1995-12-26 JP JP35151895A patent/JPH09178757A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2764704A1 (fr) * | 1997-06-16 | 1998-12-18 | Stago Diagnostica | Dispositif pour la lecture automatique d'un code d'identification porte par des recipients tubulaires |
WO1998058262A1 (fr) * | 1997-06-16 | 1998-12-23 | Diagnostica Stago | Dispositif pour la lecture automatique d'un code d'identification porte par des recipients tubulaires |
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