JPH09178666A - 表面検査装置 - Google Patents

表面検査装置

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Publication number
JPH09178666A
JPH09178666A JP29789496A JP29789496A JPH09178666A JP H09178666 A JPH09178666 A JP H09178666A JP 29789496 A JP29789496 A JP 29789496A JP 29789496 A JP29789496 A JP 29789496A JP H09178666 A JPH09178666 A JP H09178666A
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reflected light
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optical flat
tan
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Application number
JP29789496A
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English (en)
Inventor
Takahiko Oshige
貴彦 大重
Yuji Matoba
有治 的場
Akira Kazama
彰 風間
Tsutomu Kawamura
努 河村
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高速で移動している鋼板表面の疵の種類と等級
を精度良く検出することは困難であった。 【解決手段】鋼板4表面からの反射光をビ−ムスプリッ
タ7a〜7cで分割して異なる3種類の偏光をリニアア
レイカメラ8a〜8cで測定する。ビ−ムスプリッタ7
a〜7cは表面にスリット72を有するオプティカルフ
ラット71で構成し、反射光に多重反射光が含まれるこ
とを防ぐ。信号処理部10は測定した偏光画像信号を処
理し、被検査面の表面反射光のエリプソパラメ−タであ
る振幅反射率比tanΨと位相差Δ及び反射光強度I0を演
算し、演算した振幅反射率比tanΨと位相差及び反射光
強度I0から被検査面の表面疵の種類と等級を判定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば薄鋼板等
の表面疵を光学的に検出する表面検査装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば鋼板の表面疵を光学的に検出する
装置としては、レ−ザ光の散乱又は回折パタ−ンの変化
を利用して疵を検出する方法が、例えば特開平1−8823
8号公報等に開示されている。この方法は、レ−ザ発振
器から出射したレ−ザ光をポリゴンミラ−と放物面鏡で
走査して鋼板に入射し、その反射光の散乱パタ−ンを3
個の光電変換器で検出して疵の有無を検査する方法であ
る。この方法は鋼板の表面に明らかな凹凸を形成してい
る疵を検出する場合には有効な方法である。
【0003】一方、鋼板等の疵には、表面の凹凸はな
く、物性値のむら,ミクロな粗さのむら,薄い酸化膜等
の局所的な存在あるいはコ−ティング膜厚の厚さむらと
いった模様状疵といわれるものがある。このような模様
状疵はレ−ザ光の散乱や回折パタ−ンの変化では検出が
困難である。例えば正常部で100Å程度の酸化膜が付い
ている鋼板表面に、局所的に400Å程度の酸化膜が厚く
付いている異常部がある場合、このような異常部の領域
は表面処理工程において塗装不良が生じるため、疵とし
て検出して除去したい要請がある。しかしながら、異常
部と正常部の酸化膜厚の差は鋼板表面の粗さに埋もれて
しまい、上記のように光の散乱や回折を利用した方法で
は全く検出が不可能である。
【0004】このように光の散乱や回折を利用した方法
では検出できない疵を検出するために、偏光を用いた疵
検査方法が例えば特開昭52−138183号公報や特開昭57−
166533号公報,特開昭58−204356号公報等に開示されて
いる。特開昭52−138183号公報に示された検査方法は被
検査体の表面から反射したP偏光とS偏光の比があらか
じめ定めた比較レベルより高いか否かによって欠陥の有
無を検知するものである。特開昭57−166533号公報に示
されたエリプソメ−タはカラ−テレビジョンカメラの3
色フィルタを、透過方向がそれぞれ60度異なった偏光子
に置き換えて偏光状態を測定するようにしたものであ
る。また、特開昭58−204356号公報に示された検出方法
は被検査体の表面に特定角度の入射角で光を照射して、
表面欠陥を検出するときのS/N比を向上するようにし
たものである。
【0005】また、偏光を用いた膜厚あるいは物性値の
測定方法が例えば特開昭62−293104号公報に開示されて
いる。特開昭62−293104号公報に示された検査方法は、
試料から反射した偏光を方位角の異なる3個の検光子を
通して受光し、異なる3種類の偏光の光強度から各位置
のエリプソパラメ−タすなわち反射光の電気ベクトルの
うち入射面方向の成分であるP偏光と入射面に垂直方向
の成分であるS偏光との振幅反射率比tanΨと位相差Δ
を演算して、被検査面上の酸化膜やコ−ティング厚さあ
るいは物性値を精度良く測定する方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開昭52−138183号公
報や特開昭58−204356号公報に示された検査方法は、偏
光を用いて正常部と異常部とを弁別しているが、厳密な
エリプソパラメ−タである振幅反射率比tanΨと位相差
Δを判定することなしに疵を検出するようにしている。
鋼板等の表面の疵部は光学的物性が正常部と異なった部
分であることが多く、このような部分は複素屈折率が正
常部と異なっているといえる。このような場合、エリプ
ソパラメ−タの振幅反射率比tanΨと位相差Δの両方を
考慮しないと、エリプソパラメ−タの変化の一部しか捕
らえることができず、例えば検査結果として異常部が検
出できたとしても、それが油のしみか、酸化膜のむら
か、又は何らかしらの異常な付着物が付着したのである
か等を弁別することができず、異常部の種別と程度を判
定することは困難であった。
【0007】これに対して特開昭62−293104号公報に示
された検査方法は、エリプソパラメ−タの振幅反射率比
tanΨと位相差Δを使用しているから、油のしみや酸化
膜のむら,異物の付着を弁別できる可能性がある。しか
しながら、この方法は基本的に点測定であり、鋼板等の
表面全体の検査に適さない。仮に、特開昭62−293104号
公報に示された装置を鋼板の幅方向に多数並べたり、幅
方向に高速に移動可能な機構を持った手段によって1台
の装置を走査したりすると装置全体の構造が複雑になっ
て高価になるとともに設置スペ−スが大きくなり、設置
の自由度が小さくなってしまう。
【0008】また、特開昭57−166533号公報や特開昭62
−293104号公報等に示された装置では被検査面からの反
射光を3個のビ−ムスプリッタにより3本のビ−ムに分
割しているが、特開昭57−166533号公報に示された装置
で用いている通常の薄いビ−ムスプリッタは裏面からの
多重反射が避けられず、表面反射光に裏面からの多重反
射光が混在している。この多重反射により分割された各
反射光には異なる位相差の光が混在し、精密測定におい
てはエリプソパラメ−タへの影響が無視できなくなる。
これに対して特開昭62−293104号公報に示された装置で
は、裏面からの多重反射を防止して精密測定を行うため
にビ−ムスプリッタとして使用しているオプティカルフ
ラットの厚さを十分に厚くしているが、厚くて内部欠陥
のないオプティカルフラットはかなり高価なものになっ
てしまう。また、仮に特開昭62−293104号公報に示され
た装置の光電変換器をテレビカメラに置き換えて鋼板等
の表面全体の検査を行おうとすると、さらに大きく厚い
オプティカルフラットが必要になる。
【0009】また、これらの方法は検査手法としては非
常に敏感であり、他の種類の疵や汚れ,油むら,スケ−
ルなどから相対的に微弱な検出強度した与えない模様状
の表面疵の情報のみを弁別して検出することは困難であ
った。特に、表面に油膜が塗布されて製造ライン上を移
動する鋼板を検査する場合には、その油膜むらと本来検
出すべき表面疵の両方を含んだ偏光パラメ−タを検出し
てしまい、表面疵の情報だけを弁別して検出することは
できなかった。このため、特に防錆のために表面に油膜
が塗布されていることが多い冷延鋼板等の通常の鋼板の
表面疵の検出に使える可能性がないと考えられており、
鋼板の模様状疵を光学的手段で検出すること、さらに表
面疵の種類や等級までを判定することは不可能とされて
いた。
【0010】また、特開昭57−166533号公報等において
は、異なる3種類の偏光画像からエリプソパラメ−タを
演算することは記載されているが、画素毎にビ−ムスプ
リッタの影響が異なるため、精密測定のためにはエリプ
ソパラメ−タを演算するときの定数は画素毎に異なる値
を用いる必要がある。このため演算処理は容易でなく、
多くの時間を要してしまい、また画素毎に定数を決定す
る際の誤差が大きくなってしまう。
【0011】この発明はかかる短所を解消するためにな
されたものであり、高速で移動しているシ−ト状製品の
表面の異常部を簡単な構造で精度良く検出することがで
きる表面検査装置を得ることを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る表面検査
装置は、投光部と受光部と信号処理部とを有し、投光部
は被検査面の幅方向全体にわたり偏光光束を入射し、受
光部は被検査面からの反射光を入射し画像信号に変換す
るものであり、被検査面からの反射光を3本のビ−ムに
分割するビ−ムスプリッタと、分離された3本のビ−ム
の光路にそれぞれ設けられ、それぞれ異なる方位角を有
する検光子と、各検光子を透過した光を受光するリニア
アレイカメラを有し、ビ−ムスプリッタは被検査面から
の反射光を入射して反射光と透過光に分割する第1のオ
プティカルフラットと、第1のオプティカルフラットか
らの透過光を入射して反射光と透過光に分割する第2の
オプティカルフラットと、第1のオプティカルフラット
からの反射光を入射して反射光と透過光に分割する第3
のオプティカルフラットと、各オプティカルフラットに
設けられ、表面反射光だけを出射し、裏面からの反射光
を遮光する遮光手段とを有し、信号処理部は受光部の各
リニアアレイカメラからの偏光画像信号を処理し、被検
査面の反射光のエリプソパラメ−タである振幅反射率比
tanΨと位相差Δ及び反射光強度I0を演算し、演算した
振幅反射率比tanΨと位相差Δ及び反射光強度I0から被
検査面の表面疵の種類と等級を判定することを特徴とす
る。
【0013】上記遮光手段として各オプティカルフラッ
トの表面に設けられたスリットを使用し、オプティカル
フラットの厚さと偏光光束の入射角に応じてスリットの
開口幅を制限することが望ましい。
【0014】また、上記信号処理部は異なる3種類の偏
光画像の対応する画素の光強度からエリプソパラメ−タ
である振幅反射率比tanΨと位相差Δ及び反射光強度I0
を演算し、演算した振幅反射率比tanΨと位相差Δ及び
反射光強度I0をシェ−ディング補正した後に信号レベ
ルを評価して被検査面の表面疵の種類と等級を判定する
と良い。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明においては、表面検査装
置を投光部と受光部及び信号処理部で構成する。投光部
は被検査面の幅方向全体にわたり一定入射角で光束を入
射するように光源が配置され、光源と被検査面の入射面
との間に偏光子が設けられ、被検査面に一定偏光角の偏
光を入射する。受光部はビ−ムスプリッタとそれぞれ異
なる方位角を有する3組の検光子と3組のリニアアレイ
カメラとで構成する。ビ−ムスプリッタは被検査面の反
射光を入射し3本のビ−ムに分割するものであり、3個
のオプティカルフラットと遮光手段とからなる。遮光手
段は例えば各オプティカルフラットの表面に設けられた
スリットからなり、スリットの開口幅をオプティカルフ
ラットの厚さと偏光光束の入射角に応じて限定し、各オ
プティカルフラットの表面から表面反射光だけを出射
し、裏面からの反射光を遮光して、オプティカルフラッ
トからの反射光に多重反射光が含まれることを防ぐ。
【0016】3組の検光子はそれぞれ異なる方位角、す
なわち透過軸が被検査面の入射面となす角が、例えば
「0」,「π/4」,「−π/4」になるように配置さ
れ、3組のリニアアレイカメラは各検光子を通った偏光
を入射して偏光の強度分布を示す画像を信号処理部に出
力する。
【0017】信号処理部は受光部の各リニアアレイカメ
ラからの偏光画像信号を処理し、被検査面の表面反射光
のエリプソパラメ−タである振幅反射率比tanΨと位相
差Δ及び反射光強度I0を演算し、演算した振幅反射率
比tanΨと位相差Δ及び反射光強度I0から被検査面の表
面疵の種類と等級を判定する。この疵の種類と等級を判
定するときに、異なる3種類の偏光画像の対応する画素
の光強度からエリプソパラメ−タと反射光強度I0を演
算し、演算したエリプソパラメ−タと反射光強度I0
シェ−ディング補正して全ての画素で同じ感度にしてか
ら信号レベルを評価して被検査面の疵の種類と等級を判
定する。
【0018】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の光学系を示す配
置図である。図に示すように、光学系1は投光部2と受
光部3を有する。投光部2は被検査体例えば鋼板4の幅
方向全体に一定の入射角で偏光を入射するものであり、
光源5と光源5の前面に設けられた偏光子6とを有す
る。光源5は鋼板4の幅方向に伸びた棒状の発光源から
なり、鋼板4の幅方向全体に一定ビ−ム幅の光を入射さ
せる。偏光子6は偏光板もしくは偏光フィルタからな
り、図2に示すように、透過軸Pが鋼板4の入射面とな
す角α1がπ/4になるように配置されている。受光部
3は鋼板4から反射角θの正反射光を受光するものであ
り、ビ−ムスプリッタ7a,7b,7cと、例えばCC
Dからなるリニアアレイカメラ8a,8b,8cと、リ
ニアアレイカメラ8a〜8cの受光面の前面に設けられ
た検光子9a,9b,9cとを有する。ビ−ムスプリッ
タ7a〜7cは、図3に示すように、厚さDのオプティ
カルフラット71と開口幅dのスリット72を有する。
そして投光部2から鋼板4に入射する偏光光束の入射角
をθ1としたとき、スリット72の開口幅dを入射角θ1
とオプティカルフラット71の厚さから、次式で示すよ
うに制限し、かつスリット72の開口端を入射角θ1
応じて面取りして、オプティカルフラット71の表面か
らは表面反射光だけを出射し、裏面からの反射光を遮光
するようにして、オプティカルフラット71からの反射
光に多重反射光が含まれることを防ぐ。
【0019】
【数1】
【0020】このようにしてオプティカルフラット71
の入射面に設けるスリット72は、例えば図4に示すよ
うに、オプティカルフラット71を保持するホルダ73
を利用すると簡単に取り付けることができる。
【0021】検光子9a,9b,9cは例えば偏光板若
しくは偏光フィルタからなり、図2に示すように、検光
子9の透過軸が鋼板4の入射面となす角α2は検光子9
aがα2=0、検光子9bがα2=π/4、検光子9cが
α2=−π/4になるように配置されている。リニアアレ
イカメラ8a〜8cは鋼板4からの反射光の光強度
1,I2,I3を示す画像信号を一定周期で1ライン信
号として出力する。
【0022】信号処置部10は、図5に示すように、フ
レ−ムメモリ11a,11b,11cとパラメ−タ演算
部12,シェ−ディング補正部13,フレ−ムメモリ1
4a,14b,14c,2値化処理部15,2値化メモ
リ16,特徴量演算部17及び疵判定部18を有する。
【0023】フレ−ムメモリ11a〜11cは、例えば
横1024画素×縦200ラインで構成され、リニアアレイカ
メラ10a〜10cから出力された反射光の光強度
1,I2,I3を示す画像信号の1024画素の1ラインデ
−タを同一タイミングでサンプリングして、200ライン
に達するまで順次格納して2次元の偏光画像を形成す
る。パラメ−タ演算部12はフレ−ムメモリ11a〜1
1cに格納された偏光画像の各画素の光強度I1,I2
3を示す画像信号から各画素毎にエリプソパラメ−タ
すなわち振幅反射率比tanΨと位相差Δと鋼板4の反射
光の表面反射強度I0を演算する。
【0024】シェ−ディング補正部13は演算したエリ
プソパラメ−タtanΨとΔと表面反射強度I0の1ライン
の信号を幅方向に基準点を中心に左右の数10点で移動平
均して信号tanΨm,Δm,I0mを作成する。そして、
移動平均前の信号tanΨ,Δ,I0と移動平均した信号ta
nΨm,Δm,I0m及び地肌である正常部を示す基準レ
ベルCから次式により各画素毎の補正信号tanΨc,cos
Δc,I0cを算出してフレ−ムメモリ14a〜14c
に順次格納してtanΨとΔとI0の2次元画像を形成す
る。なお、次式においてAは定数である。
【0025】
【数2】
【0026】この輝度むら補正した信号を2値化処理部
15で2値化した後オア処理を行って2値化メモリ16
に格納する。この2値化するときの2値化レベルは鋼板
4の表面粗さや表面の塗油状態に応じて定められている
が、測定したデ−タのピ−ク値やバラツキ等から自動的
に求めてノイズレベルに設定しても良い。また、疵は種
類によって正常部のレベルに対して高いレベルになる場
合と低いレベルになる場合があるため、正常レベルに対
してプラス,マイナス両方の2値化レベルを設定して2
値化し、信号レベルがプラスの2値化レベルとマイナス
の2値化レベルの範囲外を疵候補領域とする。
【0027】特徴量演算部17は正常部以外の疵候補領
域におけるtanΨ,Δ,I0を抽出して最大値又は平均値
などを演算し濃度の特徴量を算出する。また、同時に長
さ,幅などの形状の特徴量も算出する。疵判定部18は
疵候補領域におけるtanΨ,Δ,I0の特徴量が正常部よ
りプラス領域かマイナス領域かを示す極性と変化量と形
状の特徴量を用いて疵種と等級を判定する。
【0028】上記のように構成された表面検査装置にお
いて、投光部2から出射されて一定速度で移動している
鋼板4の表面で反射した偏光はビ−ムスプリッタ7a〜
7cで分離され、検光子9a〜9cを通ってリニアアレ
イカメラ8a〜8cに入射する。このビ−ムスプリッタ
7a〜7cで反射光を3本のビ−ムに分離するときに、
ビ−ムスプリッタ7a〜7cは、図3に示すように、厚
さDのオプティカルフラット71と開口幅dのスリット
72とを有し、スリット72の開口幅dを入射角θ1
オプティカルフラット71の厚さから一定の大きさ以下
に限定しているから、通常の薄いオプティカルフラット
71を使用しても、オプティカルフラット71の表面か
らは表面反射光だけを出射し、裏面からの反射光を遮光
して、オプティカルフラット71からの反射光に多重反
射光が含まれることを防ぐことができる。したがって各
リニアアレイカメラ8a〜8cで受光する偏光に位相差
が異なる偏光が混在することを防ぐことができる。
【0029】また、リニアアレイカメラ8a〜8cで反
射光の光強度を検出するときに、リニアアレイカメラ8
aの前面にはα2=0の検光子9aが設けられているか
ら、リニアアレイカメラ8aは光強度I1を検出し、リ
ニアアレイカメラ8bの前面にはα2=π/4の検光子
9bが設けられているから、リニアアレイカメラ9bは
光強度I2を検出し、リニアアレイカメラ8cの前面に
はα2=−π/4の検光子9cが設けられているから、
リニアアレイカメラ8cは光強度I3を検出する。この
リニアアレイカメラ8a〜8cで検出する光強度I1
2,I3は次に示すようになる。
【0030】図2に示すように偏光子8の透過軸Pと検
光子11の透過軸Aが鋼板4の入射面となす角をα1
α2とすると、任意の入射角θで鋼板4に入射して反射
したp偏光成分とs偏光成分が検光子11を通って合成
されたときの光強度I(α1,α2)は、p成分とs成分の
振幅反射率をrp,rsとすると次式で表せる。
【0031】
【数3】
【0032】ここでα1=π/4にしたとき、α2=0の
検光子11aを通った光強度I1は、I1=I0ρ2とな
り、α2=π/4の検光子11bを通った光強度I2は、
2=I0(1+ρ2+2ρcosΔ)/2、α2=−π/4の
検光子11cを通った光強度I3は、I3=I0(1+ρ2
−2ρcosΔ)/2となる。但し、光強度I1,I2,I 3
はカメラのアンプゲインなどの選び方によって定数倍さ
れる場合もある。
【0033】リニアアレイカメラ8a〜8cで検出した
光強度I1,I2,I3を示す画像信号がそれぞれ前処理
されてフレ−ムメモリ11a〜11cに展開される。こ
こでリニアアレイカメラ8a〜8cは光学的に位置,角
度を調整して同じ視野となっており、同じタイミングで
検出した光強度I1,I2,I3は鋼板4の同一位置で反
射した光の光強度になっている。なお、リニアアレイカ
メラ8a〜8cで同一位置の反射光を同じタイミングで
検出できない場合は、リニアアレイカメラ8a〜8cの
出力端に遅延回路等を設けて、検出位置とタイミングを
合わせるようにしても良い。
【0034】パラメ−タ演算部12はフレ−ムメモリ1
1a〜11cに格納された偏光画像の各画素の光強度I
1,I2,I3を示す画像信号からエリプソパラメ−タす
なわち振幅反射率比tanΨと位相差Δと鋼板4の反射光
の表面反射強度I0を演算する。ここでリニアアレイカ
メラ8a〜8cの番号をj(j=1,2,3)とすると
j番目のリニアアレイカメラのk番目の画素が出力する
光強度Ijkはジョ−ンズマトリックスを用いると次式で
表される。
【0035】
【数4】
【0036】上記Ijkを示す式において、最初の3つの
行列は方位角αjの検光子を表すものであり、4番目の
振幅σjk,位相φjkを含む行列はビ−ムスプリッタ部に
おける偏光の変化を示し、5番目の振幅反射率比tanΨk
と位相差Δkを含む行列は測定対象となる偏光の変化を
表し、6番目の方位角θを含む行列は入射偏光を表す。
上記式を計算すると、光強度Ijkは次式で表される。
【0037】
【数5】
【0038】この式から振幅反射率比tanΨkと位相差Δ
kを求めるが、Δkはcos(Δk−φjk)の形になっているの
で、j=1のリニアアレイカメラに入射する偏光を方位
角αjを0度又は90度とし、j=2,3については反射回
数や透過回数,角度を等しくなるようにしてビ−ムスプ
リッタ部の影響を等しくし、σ2k=σ3k,φ2k=φ3kと
なるようにする。そして鋼板4に入射する偏光の方位角
θをπ/4とし、j=1のリニアアレイカメラに入射す
る偏光を方位角αjを0度にすると、j=1,2,3の
リニアアレイアメラのk番目の画素の光強度I1k
2k,I3kは次式で表せる。
【0039】
【数6】
【0040】この式を解くとk番目の画素のエリプソパ
ラメ−タtanΨkとcos(Δk−φ2k)及び光強度I0kは次
式で得られる。
【0041】
【数7】
【0042】ここで簡単のためにα2=−α3≠0とする
と、上記式は次式のようになる。
【0043】
【数8】
【0044】但し、光強度I1k,I2k,I3kはカメラの
アンプゲインなどの選び方によって定数倍される場合も
ある。
【0045】パラメ−タ演算部12は上記式に基づいて
各画素のエリプソパラメ−タtanΨkとΔk及び光強度I
0kを演算する。ここでσ2k,φ2kは各画素毎に異なる値
を持つから補正する必要がある。まず、パラメ−タ演算
部12は各画素毎のtanΨkとΔk及び光強度I0kをあら
かじめ定めておいたσ2k,φ2kの代表値を用いて演算す
る。その後、2種類のシェ−ディング補正を行う。すな
わちtanΨkとI0kに対する補正としては、演算した画素
毎のデ−タをDk(k=1〜n)とし、このデ−タDkの移
動平均を取ったデ−タDavekを用いて、〔α(Dk−Dav
ek)/Davek〕+δで補正した値を新しいデ−タとす
る。なお、αは適当な倍率、δはオフセットである。ま
た、Δkに対しては演算した画素毎のデ−タをDkと移動
平均デ−タDavekから、β・(Dk−Davek)+γで補
正する。なお、βは倍率、γはオフセットレベルを変え
る変数である。このように補正することによりσ2k,φ
2kの影響を除いて、全ての画素における感度を同じにす
ることができる。図6,図7はtanΨのデ−タをシェ−
ディング補正したときの画像の輝度変化を示し、(a)
は補正前のデ−タの変化、(b)は移動平均したデ−タ
の変化、(c)は補正誤のデ−タの変化を示し、図6は
疵が中心部にある場合、図7は同じ程度の疵が端部にあ
る場合を示す。図に示すように補正前の疵の信号レベル
は中央部の疵より端部の疵が小さく現れるが、補正する
ことにより同じ程度の疵は中央部と端部で同じ程度のレ
ベルに表すことができる。
【0046】なお、上記においてΔkについてはarccos
(Δk−φ2k)を計算したのちtanΨkとI0kとは異なるシ
ェ−ディング補正を行ったが、実際問題としてφ2kは小
さな値で、しかも画素間の違いは小さいので、φ2kが対
象の疵によるΔkの変化に比べて十分小さい場合にはcos
(Δk−φ2k)の形のままでtanΨkとI0kと同様なシェ−
ディング補正を行っても問題がない場合もある。その場
合は処理装置を若干簡略化できる。
【0047】2値化処理部15はシェ−ディング補正し
たtanΨ画像とΔ画像及びI0画像を鋼板4の地肌である
正常部を基準として2値化してそれぞれ2値化メモリ1
6に格納する。特徴量演算部17は正常部以外の疵候補
領域におけるtanΨ,Δ,I0を抽出して最大値又は平均
値を演算し特徴量を算出する。また同時に長さ,幅など
の形状の特徴量も算出する。疵判定部18は疵候補領域
におけるtanΨ,Δ,I0の特徴量が正常部よりプラス領
域かマイナス領域かを示す極性と変化量と形状の特徴量
から疵種と等級を判定する。
【0048】すなわち、例えば冷延鋼板における異なる
疵種S,T,U,V,Wに対するtanΨ,Δ,I0の極性
変化を調べた結果は図8に示すようになった。そこで疵
判定部18は疵候補領域におけるtanΨ,Δ,I0の極性
と図8とを比較して疵種を判別する。すなわち、tan
Ψ,Δ,I0の3つの極性を組み合わせることにより疵
種を明確に区分けすることができる。また、tanΨ,
Δ,I0の極性の組合せで疵種を分類できない場合は、
形状の特徴量や光強度I1,I2,I3の極性を用いて分
類する。ここで図8に示す疵種V,Wは油むらであり、
通常は無害な疵である。このように極性パタ−ンを用い
ることにより、油むらが存在する鋼板4を検査する場合
においても、油むらと他の疵を弁別することができる。
【0049】なお、上記実施例は、方位角0度の偏光を
リニアアレイカメラ8aで検出した場合について説明し
たが、リニアアレイカメラ8aで方位角90度の偏光を検
出しても上記実施例と同様に疵種と疵の等級を精度良く
判定することができる。この場合は、パラメ−タ演算部
12で各画素毎のエリプソパラメ−タtanΨ,cosΔ及び
表面反射強度I0を演算するときに下記式により演算すれ
ば良い。
【0050】
【数9】
【0051】また、上記実施例はエリプソパラメ−タ等
を演算してからシェ−ディング補正をした場合について
説明したが、σ2k,φ2kの画素による違いがエリプソパ
ラメ−タの疵の有無による変化に対して十分に小さな疵
に対してはシェ−ディング補正してから相対的なエリプ
ソパラメ−タ等を演算しても良い。
【0052】また、上記実施例はオプティカルフラット
71とスリット72とを使用してオプティカルフラット
71の表面からは表面反射光だけを出射し、裏面からの
反射光を遮光して多重反射光が含まれることを防ぐよう
にした場合について説明したが、図9に示すように、鋼
板4からの反射光のビ−ム幅と同じか小さな幅の入射幅
を有するオプティカルフラット71aの両側面に反射防
止膜74をコ−ティングしたり、両側面をすりガラス面
にしても多重反射を防止することができる。
【0053】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、被検査
面の反射光を入射し3本のビ−ムに分割するビ−ムスプ
リッタを3個のオプティカルフラットと遮光手段とで構
成し、分離した光に多重反射光が含まれないようにした
から、均質な偏光を検出することができる。
【0054】このビ−ムスプリッタと遮光手段をオプテ
ィカルフラットとオプティカルフラットの表面に設けら
たスリットで構成し、スリットの開口幅をオプティカル
フラットの厚さと偏光光束の入射角に応じて限定するこ
とにより、簡単に多重反射光が生じることを防止するこ
とができる。
【0055】また、多重反射光が含まれない偏光の光強
度からエリプソパラメ−タtanΨ,位相差Δ及び反射光
強度I0を演算するから、エリプソパラメ−タを被検査
面の物性の変化に応じて正確に演算することができ、被
検査面の疵を精度良く検出することができる。
【0056】さらに、この疵の有無を判定するときに、
異なる3種類の偏光画像の対応する画素の光強度からエ
リプソパラメ−タと反射光強度I0を演算し、演算した
エリプソパラメ−タと反射光強度I0をシェ−ディング
補正して全ての画素で同じ感度にしてから信号レベルを
評価して被検査面の疵の種類や等級を判定するから、疵
の検出精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の光学系を示す配置図であ
る。
【図2】上記実施例の配置を示す説明図である。
【図3】上記実施例のビ−ムスプリッタを示す断面図で
ある。
【図4】ビ−ムスプリッタの構成を示す斜視図である。
【図5】上記実施例の信号処理部を示すブロック図であ
る。
【図6】上記実施例のシェ−ディング補正動作を示す説
明図である。
【図7】他の画像デ−タのシェ−ディング補正動作を示
す説明図である。
【図8】冷延鋼板における疵種の極性特性図である。
【図9】他のビ−ムスプリッタを示す断面図である。
【符号の説明】
1 光学系 2 投光部 3 受光部 4 鋼板 5 光源 6 偏光子 7 ビ−ムスプリッタ 8 リニアアレイカメラ 9 検光子 10 信号処理部 11 フレ−ムメモリ 12 パラメ−タ演算部 13 シェ−ディング補正部 17 特徴量演算部 28 疵判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河村 努 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投光部と受光部と信号処理部とを有し、 投光部は被検査面の幅方向全体にわたり偏光光束を入射
    し、 受光部は被検査面からの反射光を入射し画像信号に変換
    するものであり、被検査面からの反射光を3本のビ−ム
    に分割するビ−ムスプリッタと、分離された3本のビ−
    ムの光路にそれぞれ設けられ、それぞれ異なる方位角を
    有する検光子と、各検光子を透過した光を受光するリニ
    アアレイカメラを有し、ビ−ムスプリッタは被検査面か
    らの反射光を入射して反射光と透過光に分割する第1の
    オプティカルフラットと、第1のオプティカルフラット
    からの透過光を入射して反射光と透過光に分割する第2
    のオプティカルフラットと、第1のオプティカルフラッ
    トからの反射光を入射して反射光と透過光に分割する第
    3のオプティカルフラットと、各オプティカルフラット
    に設けられ、表面反射光だけを出射し、裏面からの反射
    光を遮光する遮光手段とを有し、 信号処理部は受光部の各リニアアレイカメラからの偏光
    画像信号を処理し、被検査面の反射光のエリプソパラメ
    −タである振幅反射率比tanΨと位相差Δ及び反射光強
    度I0を演算し、演算した振幅反射率比tanΨと位相差Δ
    及び反射光強度I0から被検査面の表面疵の種類と等級
    を判定することを特徴とする表面検査装置。
  2. 【請求項2】 上記遮光手段が各オプティカルフラット
    の表面に設けられたスリットであり、オプティカルフラ
    ットの厚さと偏光光束の入射角に応じてスリットの開口
    幅を制限した請求項1記載の表面検査装置。
  3. 【請求項3】 上記信号処理部は異なる3種類の偏光画
    像の対応する画素の光強度からエリプソパラメ−タであ
    る振幅反射率比tanΨと位相差Δ及び反射光強度I0を演
    算し、演算した振幅反射率比tanΨと位相差Δ及び反射
    光強度I0をシェ−ディング補正した後に信号レベルを
    評価して被検査面の表面疵の種類と等級を判定する請求
    項1又は2記載の表面検査装置。
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