JPH09178422A - 変位検出装置 - Google Patents
変位検出装置Info
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- JPH09178422A JPH09178422A JP34051795A JP34051795A JPH09178422A JP H09178422 A JPH09178422 A JP H09178422A JP 34051795 A JP34051795 A JP 34051795A JP 34051795 A JP34051795 A JP 34051795A JP H09178422 A JPH09178422 A JP H09178422A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 測定対象物から離れた状態でその変位やその
大きさを検出することができ、かつ、測定対象物が時系
列的に変位しているときでもその大きさをリアルタイム
で正確に測定することができる変位検出器を提供する。 【解決手段】 レンズ12によって発光ダイオードから
の光が収束され散乱板13上でスポット20になると、
光は内部で散乱され、ある角度の広がりを持った光束1
6となって反対側へ射出し、スリット板14に投射され
る。スリット板14の下に平行に設けられた受光部15
の表面に形成された受光素子15aの間隔はスリット1
4aの間隔と等しく、かつ、各スリット14の真下に対
応する受光素子が来るよう配置されている。各スリット
を通過した光のうち受光素子に到達するものの量は、ス
ポット20の直下にあるものが最も多く、この受光素子
から離れるに従って減少する。各受光素子の出力は、入
射する光の量に比例する。
大きさを検出することができ、かつ、測定対象物が時系
列的に変位しているときでもその大きさをリアルタイム
で正確に測定することができる変位検出器を提供する。 【解決手段】 レンズ12によって発光ダイオードから
の光が収束され散乱板13上でスポット20になると、
光は内部で散乱され、ある角度の広がりを持った光束1
6となって反対側へ射出し、スリット板14に投射され
る。スリット板14の下に平行に設けられた受光部15
の表面に形成された受光素子15aの間隔はスリット1
4aの間隔と等しく、かつ、各スリット14の真下に対
応する受光素子が来るよう配置されている。各スリット
を通過した光のうち受光素子に到達するものの量は、ス
ポット20の直下にあるものが最も多く、この受光素子
から離れるに従って減少する。各受光素子の出力は、入
射する光の量に比例する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定対象物の移動
や振動によって生じる空間的位置の変位を検出する変位
検出装置に関するものである。
や振動によって生じる空間的位置の変位を検出する変位
検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】正確な位置の検出は、さまざまな分野で
重要であり、種々の方法が実用化されている。位置測定
に用いられる一般的な手段としては、ノギス、マイクロ
メーター、ダイヤルゲージ、マグネスケール、レーザー
測長器、顕微鏡、光の干渉を利用した測長器などが従来
から知られている。また、正確な位置検出が必要となる
分野としては、半導体集積回路技術、工作機械の分野を
はじめとして、枚挙にいとまがない。
重要であり、種々の方法が実用化されている。位置測定
に用いられる一般的な手段としては、ノギス、マイクロ
メーター、ダイヤルゲージ、マグネスケール、レーザー
測長器、顕微鏡、光の干渉を利用した測長器などが従来
から知られている。また、正確な位置検出が必要となる
分野としては、半導体集積回路技術、工作機械の分野を
はじめとして、枚挙にいとまがない。
【0003】例えば、半導体製造の分野では、半導体ウ
ェハ上への素子の形成から、チップのダイシング、ワイ
ヤボンディング、パッケージングに至るまで、多くの段
階で正確な位置検出が必要となる。ダイシング加工にお
ける位置合わせの方法には、パターン認識の技術が用い
られることがある。また、自動化された工作機械の場合
も、ツールと加工ワークとの間の正確な位置検出が不可
欠であり、例えばエンコーダなどからの信号から加工ワ
ークの移動量を検出し、これに基づいてツールと加工ワ
ークとの位置を数値制御するなどの方法で位置合わせを
行っている。
ェハ上への素子の形成から、チップのダイシング、ワイ
ヤボンディング、パッケージングに至るまで、多くの段
階で正確な位置検出が必要となる。ダイシング加工にお
ける位置合わせの方法には、パターン認識の技術が用い
られることがある。また、自動化された工作機械の場合
も、ツールと加工ワークとの間の正確な位置検出が不可
欠であり、例えばエンコーダなどからの信号から加工ワ
ークの移動量を検出し、これに基づいてツールと加工ワ
ークとの位置を数値制御するなどの方法で位置合わせを
行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の位置検
出方法及び位置検出装置の多くは、測定装置本体を、測
定対象物に近づけて位置や長さを測定するものである。
また、レーザー測定器、顕微鏡や干渉を利用した測長器
などは、離れている測定対象物の変位なども測定できる
が、一般には、測定対象物が静止した状態で測定を行わ
なければならず、測定対象物が振動する場合のように、
測定対象物が時系列的に変位しているときにその変位の
大きさをリアルタイムで正確に測定することは難しい。
尚、本明細書でいう「変位」には、変位の大きさも含む
ものとする。
出方法及び位置検出装置の多くは、測定装置本体を、測
定対象物に近づけて位置や長さを測定するものである。
また、レーザー測定器、顕微鏡や干渉を利用した測長器
などは、離れている測定対象物の変位なども測定できる
が、一般には、測定対象物が静止した状態で測定を行わ
なければならず、測定対象物が振動する場合のように、
測定対象物が時系列的に変位しているときにその変位の
大きさをリアルタイムで正確に測定することは難しい。
尚、本明細書でいう「変位」には、変位の大きさも含む
ものとする。
【0005】本発明は、上記事情に基づいてなされたも
のであり、測定対象物から離れた状態でその変位を検出
することができ、かつ、測定対象物が時系列的に変位し
ているときでもその大きさをリアルタイムで正確に測定
することができる変位検出器を提供することを目的とす
るものである。
のであり、測定対象物から離れた状態でその変位を検出
することができ、かつ、測定対象物が時系列的に変位し
ているときでもその大きさをリアルタイムで正確に測定
することができる変位検出器を提供することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めの請求項1記載の発明は、被検出対象に取り付けた発
光手段と、前記発光手段から発せられた光を所定の広が
りをもった光束とする光学手段と、複数のスリットが所
定間隔で直線状に設けられ、前記光束が前記複数のスリ
ットの一部に投射されるように配置したスリット手段
と、表面に前記スリットの間隔と等しい間隔で複数の受
光素子が配列され、この配列方向において各受光素子の
位置が対応するスリットの位置と一致するように、前記
スリット手段と平行に配置した受光手段と、前記複数の
受光素子から得られる出力信号に対して演算を行う演算
手段とを有し、前記複数の受光手段の出力信号に対して
所定の演算を行うことにより、前記発光手段が前記被検
出対象の変位に従って変位したときの前記光束の移動量
を求め、この結果から前記被検出対象の変位を検出する
ことを特徴とするものである。
めの請求項1記載の発明は、被検出対象に取り付けた発
光手段と、前記発光手段から発せられた光を所定の広が
りをもった光束とする光学手段と、複数のスリットが所
定間隔で直線状に設けられ、前記光束が前記複数のスリ
ットの一部に投射されるように配置したスリット手段
と、表面に前記スリットの間隔と等しい間隔で複数の受
光素子が配列され、この配列方向において各受光素子の
位置が対応するスリットの位置と一致するように、前記
スリット手段と平行に配置した受光手段と、前記複数の
受光素子から得られる出力信号に対して演算を行う演算
手段とを有し、前記複数の受光手段の出力信号に対して
所定の演算を行うことにより、前記発光手段が前記被検
出対象の変位に従って変位したときの前記光束の移動量
を求め、この結果から前記被検出対象の変位を検出する
ことを特徴とするものである。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、p個の前記受光素子を、1グループにq個
ずつ含むr個のグループに分け(p=q×r)、各グル
ープの対応する位置にある受光素子同士(r個)の出力
を加算して得られるq個の値を周期関数化した波形に対
して所定の演算を行った結果及び同一グループに属する
受光素子同士(q個)の出力を加算して得られるr個の
値から、前記p個の受光素子の配列方向における前記被
検出対象の変位を求めることを特徴とするものである。
明において、p個の前記受光素子を、1グループにq個
ずつ含むr個のグループに分け(p=q×r)、各グル
ープの対応する位置にある受光素子同士(r個)の出力
を加算して得られるq個の値を周期関数化した波形に対
して所定の演算を行った結果及び同一グループに属する
受光素子同士(q個)の出力を加算して得られるr個の
値から、前記p個の受光素子の配列方向における前記被
検出対象の変位を求めることを特徴とするものである。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、x軸方向に配列したp個の前記受光素子
を、1グループにq個ずつ含むr個のグループに分け
(p=q×r)、各グループの対応する位置にある受光
素子同士(r個)の出力を加算して得られるq個の値を
周期関数化した波形に対して所定の演算を行った結果及
び同一グループに属する受光素子同士(q個)の出力を
加算して得られるr個の値から、x軸方向における前記
被検出対象の変位を求めるとともに、x軸方向に直交す
るy軸方向に配列したs個の前記受光素子を、1グルー
プにt個ずつ含むu個のグループに分け(s=t×
u)、各グループの対応する位置にある受光素子同士
(u個)の出力を加算して得られるt個の値を周期関数
化した波形に対して所定の演算を行った結果及び同一グ
ループに属する受光素子同士(t個)の出力を加算して
得られるu個の値から、y軸方向における前記被検出対
象の変位を求め、これにより、二次元内における前記被
検出対象の変位を検出することを特徴とするものであ
る。
明において、x軸方向に配列したp個の前記受光素子
を、1グループにq個ずつ含むr個のグループに分け
(p=q×r)、各グループの対応する位置にある受光
素子同士(r個)の出力を加算して得られるq個の値を
周期関数化した波形に対して所定の演算を行った結果及
び同一グループに属する受光素子同士(q個)の出力を
加算して得られるr個の値から、x軸方向における前記
被検出対象の変位を求めるとともに、x軸方向に直交す
るy軸方向に配列したs個の前記受光素子を、1グルー
プにt個ずつ含むu個のグループに分け(s=t×
u)、各グループの対応する位置にある受光素子同士
(u個)の出力を加算して得られるt個の値を周期関数
化した波形に対して所定の演算を行った結果及び同一グ
ループに属する受光素子同士(t個)の出力を加算して
得られるu個の値から、y軸方向における前記被検出対
象の変位を求め、これにより、二次元内における前記被
検出対象の変位を検出することを特徴とするものであ
る。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、前記光学手段は、前記発光手段
から発せられた光をレンズによって前記スリットと平行
に配置された散乱板にスポット状に収束し、前記散乱板
を透過する際に散乱されて所定の広がりを持った光束を
前記スリットに投射するものである。
3記載の発明において、前記光学手段は、前記発光手段
から発せられた光をレンズによって前記スリットと平行
に配置された散乱板にスポット状に収束し、前記散乱板
を透過する際に散乱されて所定の広がりを持った光束を
前記スリットに投射するものである。
【0010】
【作用】本発明は、前記の構成により、スリット手段と
受光手段を、配列方向において各受光素子の位置が対応
するスリットの位置と一致するように配置することによ
って、スリット手段に光束が投射されたときに、光束の
中心に最も近いスリットを透過する光は、その大部分が
対応する受光素子に到達する。これに対し、光束の中心
から遠いスリットを透過する光ほど、対応する受光素子
に到達する割合が小さくなる。各受光素子の出力は、こ
れに到達する光の量が多ければ大きく、少なければ小さ
い。被検出対象の変位に伴って発光手段が変位すると光
束も変位し、これに従って各受光素子の出力の大きさも
変化する。したがって、演算手段によって、これらの受
光素子の出力信号に対して所定の演算を施すことによっ
て、受光素子の配列方向における被検出対象の変位を求
めることができる。
受光手段を、配列方向において各受光素子の位置が対応
するスリットの位置と一致するように配置することによ
って、スリット手段に光束が投射されたときに、光束の
中心に最も近いスリットを透過する光は、その大部分が
対応する受光素子に到達する。これに対し、光束の中心
から遠いスリットを透過する光ほど、対応する受光素子
に到達する割合が小さくなる。各受光素子の出力は、こ
れに到達する光の量が多ければ大きく、少なければ小さ
い。被検出対象の変位に伴って発光手段が変位すると光
束も変位し、これに従って各受光素子の出力の大きさも
変化する。したがって、演算手段によって、これらの受
光素子の出力信号に対して所定の演算を施すことによっ
て、受光素子の配列方向における被検出対象の変位を求
めることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、本発明の
一例の実施形態について説明する。図1は、本実施形態
の変位検出装置の全体構成を示す概略図である。同図に
示すように、本実施形態の変位検出装置は、主として、
発光ダイオード10、レンズ12、散乱板13、スリッ
ト板14、受光部15、及び図示しない演算手段からな
る。発光ダイオード10は、変位を検出すべき検出対象
物に取り付けられる本発明の光源であり、レンズ12及
び散乱板13は、本発明の光学手段であり、スリット板
14は本発明のスリット手段であり、受光部15は、本
発明の受光手段である。図1に示すように、散乱板1
3、スリット板14、受光部15は、互いに平行に配置
されている。
一例の実施形態について説明する。図1は、本実施形態
の変位検出装置の全体構成を示す概略図である。同図に
示すように、本実施形態の変位検出装置は、主として、
発光ダイオード10、レンズ12、散乱板13、スリッ
ト板14、受光部15、及び図示しない演算手段からな
る。発光ダイオード10は、変位を検出すべき検出対象
物に取り付けられる本発明の光源であり、レンズ12及
び散乱板13は、本発明の光学手段であり、スリット板
14は本発明のスリット手段であり、受光部15は、本
発明の受光手段である。図1に示すように、散乱板1
3、スリット板14、受光部15は、互いに平行に配置
されている。
【0012】発光ダイオード10から発せられた光11
は、発光ダイオード10から離れた位置に設けられてい
るレンズ12に入射する。レンズ12は、この光を適当
に収束して散乱板13の表面にスポット状の光を投射す
る。散乱板13上でスポット状に収束された光は、散乱
板13内部で散乱され、ある角度に広がった光束16と
なって裏面側へ射出する。この光束16は、スリット1
4上に投射される。
は、発光ダイオード10から離れた位置に設けられてい
るレンズ12に入射する。レンズ12は、この光を適当
に収束して散乱板13の表面にスポット状の光を投射す
る。散乱板13上でスポット状に収束された光は、散乱
板13内部で散乱され、ある角度に広がった光束16と
なって裏面側へ射出する。この光束16は、スリット1
4上に投射される。
【0013】図2は、図1に示した散乱板13、スリッ
ト板14、受光部15の部分を拡大して示した断面図で
ある。レンズ12によって発光ダイオードからの光が収
束され散乱板13の表面上でスポット光20になると、
光は内部で散乱され、ある角度の広がりを持った光束1
6となって裏面側へ射出し、スリット板14に投射され
る。スリット板14には多数のスリット14aが形成さ
れており、投射された光のうち、スリットに入射した光
はそのまま透過し、スリットとスリットの間に当たった
光は遮られる。スリット板14の下に、スリット板14
と近接して平行に設けられた受光部15の表面には、多
数の受光素子15aが形成されている。これらの受光素
子15aは、その間隔がスリット14aの間隔と等し
く、かつ、各スリット15aの真下に対応する受光素子
15aが来るように配置されている。
ト板14、受光部15の部分を拡大して示した断面図で
ある。レンズ12によって発光ダイオードからの光が収
束され散乱板13の表面上でスポット光20になると、
光は内部で散乱され、ある角度の広がりを持った光束1
6となって裏面側へ射出し、スリット板14に投射され
る。スリット板14には多数のスリット14aが形成さ
れており、投射された光のうち、スリットに入射した光
はそのまま透過し、スリットとスリットの間に当たった
光は遮られる。スリット板14の下に、スリット板14
と近接して平行に設けられた受光部15の表面には、多
数の受光素子15aが形成されている。これらの受光素
子15aは、その間隔がスリット14aの間隔と等し
く、かつ、各スリット15aの真下に対応する受光素子
15aが来るように配置されている。
【0014】図2に示すような配置で、受光部15の各
受光素子に入射する光の量を考えると、スポット20の
直下にある受光素子には、対応するスリットを通過した
光の大部分が到達する。一方、スポット20の直下にあ
る受光素子から遠い位置にある受光素子には、光の光路
が鉛直から傾いているため、対応するスリットを通過し
た光のうちのある程度の割合しか到達しない。したがっ
て、スポット20の直下にある受光素子の出力が最も大
きく、この受光素子から遠い受光素子ほど、出力が小さ
い。そして、各受光素子の出力の大きさの分布は、スポ
ット20の直下の受光素子を中心にしてほぼ左右対称と
なる。
受光素子に入射する光の量を考えると、スポット20の
直下にある受光素子には、対応するスリットを通過した
光の大部分が到達する。一方、スポット20の直下にあ
る受光素子から遠い位置にある受光素子には、光の光路
が鉛直から傾いているため、対応するスリットを通過し
た光のうちのある程度の割合しか到達しない。したがっ
て、スポット20の直下にある受光素子の出力が最も大
きく、この受光素子から遠い受光素子ほど、出力が小さ
い。そして、各受光素子の出力の大きさの分布は、スポ
ット20の直下の受光素子を中心にしてほぼ左右対称と
なる。
【0015】図3は、受光素子15aとして、多数のフ
ォトトランジスタのセルA1 、B1、・・・、G8 、H
8 を直線状に配列した受光部15を示した図である。ま
た、各セルの上に示した直線は、あるスポット光から射
出した光束が図2のスリット14に投射されたときの各
セルの出力の大きさ、すわなち、そのセルに入射する光
の大きさを、その長さとして示している。この例では、
スポット光の中心はセルC2 とD2 の間にあることが分
かる。図3に示した各セルは、正確に、例えば10μm
間隔で配置されている。これらのセルは、A1 〜H1 の
8個のセルがg 1 グループ、A2 〜H2 の8個のセルが
g2 グループ、・・・、というように連続する8個のセ
ルを1つのグループとしてグループ分けがなされてい
る。
ォトトランジスタのセルA1 、B1、・・・、G8 、H
8 を直線状に配列した受光部15を示した図である。ま
た、各セルの上に示した直線は、あるスポット光から射
出した光束が図2のスリット14に投射されたときの各
セルの出力の大きさ、すわなち、そのセルに入射する光
の大きさを、その長さとして示している。この例では、
スポット光の中心はセルC2 とD2 の間にあることが分
かる。図3に示した各セルは、正確に、例えば10μm
間隔で配置されている。これらのセルは、A1 〜H1 の
8個のセルがg 1 グループ、A2 〜H2 の8個のセルが
g2 グループ、・・・、というように連続する8個のセ
ルを1つのグループとしてグループ分けがなされてい
る。
【0016】図4(a)は、図3に示す各セルの出力を
各グループ毎にオペアンプを用いて加算する加算回路を
示し、同図(b)は、同図(a)に示す各加算回路の出
力信号、すなわち各グループ毎に加算されて得られた値
の大きさL1 〜L8 を縦軸にとって示したグラフであ
る。光束16の中心が、G2グループの範囲にある場合
は、図4(b)に示すように、信号L2 の強度は、他の
信号に比べて極端に高くなる。したがって、信号L1 〜
L8 の強度を比較することによって、光束の中心の位置
がどのグループのセル範囲にあるかを簡単に知ることが
できる。
各グループ毎にオペアンプを用いて加算する加算回路を
示し、同図(b)は、同図(a)に示す各加算回路の出
力信号、すなわち各グループ毎に加算されて得られた値
の大きさL1 〜L8 を縦軸にとって示したグラフであ
る。光束16の中心が、G2グループの範囲にある場合
は、図4(b)に示すように、信号L2 の強度は、他の
信号に比べて極端に高くなる。したがって、信号L1 〜
L8 の強度を比較することによって、光束の中心の位置
がどのグループのセル範囲にあるかを簡単に知ることが
できる。
【0017】図5(a)は、図3に示した各セルの出力
を、それぞれのグループにおける対応するセル同士(グ
ループの数だけある)についてオペアンプで加算する加
算回路を示し、同図(b)は、同図(a)に示す各加算
回路の出力、すなわち対応するセル毎に加算されて得ら
れた信号A〜Hの強度を縦軸にとって示したグラフであ
る。尚、実際には、オペアンプは各グループに含まれる
セルの数と同数の8個しかないが、これらを図5(b)
に示すように各セルの出力A〜Hを等間隔に並べて得ら
れる波形を連続的に繋げると、正弦波状の周期関数D
(x)となる。このような周期関数が得られれば、周知
の演算回路を用いて、アナログ的に基準点Aからそのピ
ーク値までの位相θを容易に、しかも高い精度で求める
ことができる。このθを求めることは、関数D(x)の
第一次高調波の位相を求めることに対応する。
を、それぞれのグループにおける対応するセル同士(グ
ループの数だけある)についてオペアンプで加算する加
算回路を示し、同図(b)は、同図(a)に示す各加算
回路の出力、すなわち対応するセル毎に加算されて得ら
れた信号A〜Hの強度を縦軸にとって示したグラフであ
る。尚、実際には、オペアンプは各グループに含まれる
セルの数と同数の8個しかないが、これらを図5(b)
に示すように各セルの出力A〜Hを等間隔に並べて得ら
れる波形を連続的に繋げると、正弦波状の周期関数D
(x)となる。このような周期関数が得られれば、周知
の演算回路を用いて、アナログ的に基準点Aからそのピ
ーク値までの位相θを容易に、しかも高い精度で求める
ことができる。このθを求めることは、関数D(x)の
第一次高調波の位相を求めることに対応する。
【0018】ここで、このθの求め方を簡単に説明す
る。図5(b)に示す波形D(x)を D(x)=Acos(x−θ) とする。この式で、θは、図5(b)に示すように、D
(x)のピーク値の位相であり、この段階ではその値は
不明である。また、Aは定数である。ここで、D(x)
に cosxを掛けて1周期にわたって積分したものをCと
すると、 C = πA cosθ となる。これはフーリエ変換のリアル成分に該当する。
また、D(x)に sinxを掛けて1周期にわたって積分
したものをSとすると、 S = πA sinθ となる。これはフーリエ変換のイマジナリー成分に該当
する。したがって、 S/C = tanθ であり、θは、 θ = tan-1(S/C) によって求めることができる。
る。図5(b)に示す波形D(x)を D(x)=Acos(x−θ) とする。この式で、θは、図5(b)に示すように、D
(x)のピーク値の位相であり、この段階ではその値は
不明である。また、Aは定数である。ここで、D(x)
に cosxを掛けて1周期にわたって積分したものをCと
すると、 C = πA cosθ となる。これはフーリエ変換のリアル成分に該当する。
また、D(x)に sinxを掛けて1周期にわたって積分
したものをSとすると、 S = πA sinθ となる。これはフーリエ変換のイマジナリー成分に該当
する。したがって、 S/C = tanθ であり、θは、 θ = tan-1(S/C) によって求めることができる。
【0019】実際には、離散的にサンプリングしたデー
タを用いて計算を行う。例えば位相角45°間隔でサン
プリングしたデータ(1周期8サンプリング)を考え、
これを D(0) ,D(1) ,D(2) ,D(3) ,D(4) ,D(5) ,D
(6) ,D(7) とする。これに対応して、1周期の cosxを 1,s,0,−s,−1,−s,0,s とし、1周期の sinxを 0,s,1,s,0,−s,−1,−s とする。ここで、s= cos45°= sin45°=0.7
07である。このようにすると、Cは、 C=D(0) ×1+D(1) ×s+D(2) ×0+D(3) ×
(−s)+D(4) ×(−1)+D(5) ×(−s)+D
(6) ×0+D(7) ×s となり、Sは、 S=D(0) ×0+D(1) ×s+D(2) ×1+D(3) ×s
+D(4) ×0+D(5) ×(−s)+D(6) ×(−1)+
D(7) ×(−s) となる。これからθは、 θ = tan-1(S/C) によって求めることができる。尚、1周期8データでサ
ンプリングした場合には、7次及び9次又は15次及び
17次以上(サンプリング数をNとすると、nN±1
次。ここでnは自然数。)の高次の合成歪みが0.1%
あると、 tan-1(0.001)=0.057° 0.057°/360°=0.00016 より、1周期に対して最大で約0.016%の誤差が生
じる。
タを用いて計算を行う。例えば位相角45°間隔でサン
プリングしたデータ(1周期8サンプリング)を考え、
これを D(0) ,D(1) ,D(2) ,D(3) ,D(4) ,D(5) ,D
(6) ,D(7) とする。これに対応して、1周期の cosxを 1,s,0,−s,−1,−s,0,s とし、1周期の sinxを 0,s,1,s,0,−s,−1,−s とする。ここで、s= cos45°= sin45°=0.7
07である。このようにすると、Cは、 C=D(0) ×1+D(1) ×s+D(2) ×0+D(3) ×
(−s)+D(4) ×(−1)+D(5) ×(−s)+D
(6) ×0+D(7) ×s となり、Sは、 S=D(0) ×0+D(1) ×s+D(2) ×1+D(3) ×s
+D(4) ×0+D(5) ×(−s)+D(6) ×(−1)+
D(7) ×(−s) となる。これからθは、 θ = tan-1(S/C) によって求めることができる。尚、1周期8データでサ
ンプリングした場合には、7次及び9次又は15次及び
17次以上(サンプリング数をNとすると、nN±1
次。ここでnは自然数。)の高次の合成歪みが0.1%
あると、 tan-1(0.001)=0.057° 0.057°/360°=0.00016 より、1周期に対して最大で約0.016%の誤差が生
じる。
【0020】一例として、図3に示す各セルの間隔を1
0μm、各グループの長さを80μmとすると、図5
(b)に示す波形D(x)の1周期lは、80μmに対
応する。すなわち、角度360°が、実際の長さ80μ
mに相当する。したがって、図3の左端のセルA1 から
光束の中心までの距離Lは、 L = 80μm×(g−1) + 80μm × θ
/360 によって求めることができる。ここで、gは、図4
(b)によって求められた、スポットの中心が属するグ
ループの番号である。上記の例では、スポットの中心は
g2 グループの範囲に属するので、g=2である。例え
ば、図5(b)の信号波形から求められたθの値が15
3.25°だとすれば、セルA1 からLEDの中心まで
の距離Lは、上記の式から、 L = 114.06μm と求まり、誤差は0.013μm程度となる。
0μm、各グループの長さを80μmとすると、図5
(b)に示す波形D(x)の1周期lは、80μmに対
応する。すなわち、角度360°が、実際の長さ80μ
mに相当する。したがって、図3の左端のセルA1 から
光束の中心までの距離Lは、 L = 80μm×(g−1) + 80μm × θ
/360 によって求めることができる。ここで、gは、図4
(b)によって求められた、スポットの中心が属するグ
ループの番号である。上記の例では、スポットの中心は
g2 グループの範囲に属するので、g=2である。例え
ば、図5(b)の信号波形から求められたθの値が15
3.25°だとすれば、セルA1 からLEDの中心まで
の距離Lは、上記の式から、 L = 114.06μm と求まり、誤差は0.013μm程度となる。
【0021】上記の説明では、距離Lは、セルA1 を原
点とし、この原点からの距離として求めたが、当然、任
意の二点間の距離を求めることも可能である。また、図
1に示したレンズ12、散乱板13、スリット板14、
受光部15を、x軸方向用とy軸方向用に、二つ一組で
設けることによって、光源10の二次元的な変位を検出
することが可能となる。
点とし、この原点からの距離として求めたが、当然、任
意の二点間の距離を求めることも可能である。また、図
1に示したレンズ12、散乱板13、スリット板14、
受光部15を、x軸方向用とy軸方向用に、二つ一組で
設けることによって、光源10の二次元的な変位を検出
することが可能となる。
【0022】上記の説明では、発光素子を取り付けた変
位検出手段の一次元又は二次元的な位置を正確に求める
ことを主目的とする場合について説明したが、上記の方
法は、非常に高速で、かつ正確な結果が得られるため、
これを振動する物体の振動波形の検出に応用することが
できる。すなわち、被測定物の振動に影響を与えない程
度の小型の発光手段を、被測定物に取り付け、発光手段
の変位の様子を時系列的に観測すると、その変位が、そ
のまま振動波形となる。具体的な被測定物としては、オ
ーディオスピーカや、自動車のエンジンなどが考えられ
る。
位検出手段の一次元又は二次元的な位置を正確に求める
ことを主目的とする場合について説明したが、上記の方
法は、非常に高速で、かつ正確な結果が得られるため、
これを振動する物体の振動波形の検出に応用することが
できる。すなわち、被測定物の振動に影響を与えない程
度の小型の発光手段を、被測定物に取り付け、発光手段
の変位の様子を時系列的に観測すると、その変位が、そ
のまま振動波形となる。具体的な被測定物としては、オ
ーディオスピーカや、自動車のエンジンなどが考えられ
る。
【0023】オーディオスピーカの振動板の振動波形が
捉えられれば、それはそのままそのスピーカーから発せ
られる音声の波形そのものを示すことになる。したがっ
て、オーディオスピーカーに供給された音声信号の波形
と、検出された波形とを比較すれば、元々の音声信号が
そのオーディオ装置及びスピーカーを通ることによって
どのように変化し、歪んだかなどを高い精度で調べるこ
とができる。また、発光手段を自動車のエンジンに取り
付けることによって、簡単、正確、迅速にエンジンの振
動波形を得ることができる。したがって、回転数その他
のパラメータによって、振動がどのように変化するかな
どを解析する必要がある場合に、本装置を利用すること
ができる。
捉えられれば、それはそのままそのスピーカーから発せ
られる音声の波形そのものを示すことになる。したがっ
て、オーディオスピーカーに供給された音声信号の波形
と、検出された波形とを比較すれば、元々の音声信号が
そのオーディオ装置及びスピーカーを通ることによって
どのように変化し、歪んだかなどを高い精度で調べるこ
とができる。また、発光手段を自動車のエンジンに取り
付けることによって、簡単、正確、迅速にエンジンの振
動波形を得ることができる。したがって、回転数その他
のパラメータによって、振動がどのように変化するかな
どを解析する必要がある場合に、本装置を利用すること
ができる。
【0024】尚、本発明は、上記実施形態に限定される
ことはなく、その要旨の範囲内で種々の変更が可能であ
る。例えば、上記の説明では、受光素子としてフォトト
ランジスタを用いたが、これ以外に、フォトダイオード
やCCDなどを用いることも可能である。CCDセンサ
を用いる場合は、CCDセンサからの信号をA/D変換
したあと、各アドレスがCCDセンサの各セルと1対1
に対応したメモリに移し、ディジタル的に、周期関数に
基づいてピーク値までの位相及び基準点からの距離を求
める演算処理を行う。また、上記各実施例では、位置や
長さを測定する場合について説明したが、これを応用し
て、位置や長さ以外の物理量の測定にも本発明を適用す
ることができる。例えば、天秤やバネ秤のように、質量
によって指針が指し示す位置が変化する測定方法におい
て、この位置の測定を本発明を適用して正確に測定する
ことによって、質量を正確に測定することが可能とな
る。あるいは、振動する二つの物体の距離を正確に求め
たい場合には、それぞれの物体について本発明を適用し
て正確な位置を測定し、その差分を求めることによって
目的を達することができる。
ことはなく、その要旨の範囲内で種々の変更が可能であ
る。例えば、上記の説明では、受光素子としてフォトト
ランジスタを用いたが、これ以外に、フォトダイオード
やCCDなどを用いることも可能である。CCDセンサ
を用いる場合は、CCDセンサからの信号をA/D変換
したあと、各アドレスがCCDセンサの各セルと1対1
に対応したメモリに移し、ディジタル的に、周期関数に
基づいてピーク値までの位相及び基準点からの距離を求
める演算処理を行う。また、上記各実施例では、位置や
長さを測定する場合について説明したが、これを応用し
て、位置や長さ以外の物理量の測定にも本発明を適用す
ることができる。例えば、天秤やバネ秤のように、質量
によって指針が指し示す位置が変化する測定方法におい
て、この位置の測定を本発明を適用して正確に測定する
ことによって、質量を正確に測定することが可能とな
る。あるいは、振動する二つの物体の距離を正確に求め
たい場合には、それぞれの物体について本発明を適用し
て正確な位置を測定し、その差分を求めることによって
目的を達することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被検査対象物に取り付けた発光素子からの光に基づいて
被検査対象物の変位を検出するので、測定対象物と離れ
た状態でその変位を検出することができる。また、受光
素子の出力信号に対して演算手段が所定の演算を行って
被検査対象物の変位を自動的に検出するので、測定対象
物が、例えばオーディスピーカやエンジンのように、振
動によってその空間的位置が連続的に変位するものにつ
いても、その振動の大きさや振動波形をリアルタイムで
捉えることができる変位検出装置を提供することができ
る。
被検査対象物に取り付けた発光素子からの光に基づいて
被検査対象物の変位を検出するので、測定対象物と離れ
た状態でその変位を検出することができる。また、受光
素子の出力信号に対して演算手段が所定の演算を行って
被検査対象物の変位を自動的に検出するので、測定対象
物が、例えばオーディスピーカやエンジンのように、振
動によってその空間的位置が連続的に変位するものにつ
いても、その振動の大きさや振動波形をリアルタイムで
捉えることができる変位検出装置を提供することができ
る。
【図1】本実施形態の変位検出装置の全体構成を示す概
略図である。
略図である。
【図2】図1に示した散乱板、スリット板、受光部の部
分を拡大して示した断面図である。
分を拡大して示した断面図である。
【図3】多数のフォトトランジスタのセルを直線状に配
置した受光部を拡大して示すとともに、各セルに入射す
る光の大きさを各セルの上部に直線の長さとして示した
図である。
置した受光部を拡大して示すとともに、各セルに入射す
る光の大きさを各セルの上部に直線の長さとして示した
図である。
【図4】(a)は、図3に示す各セルの出力を各グルー
プ毎にオペアンプを用いて加算する加算回路を示し、
(b)は、同図(a)に示す各加算回路の出力信号、す
なわち各グループ毎に加算されて得られた値の大きさを
縦軸にとって示したグラフである。
プ毎にオペアンプを用いて加算する加算回路を示し、
(b)は、同図(a)に示す各加算回路の出力信号、す
なわち各グループ毎に加算されて得られた値の大きさを
縦軸にとって示したグラフである。
【図5】(a)は、図3に示した各セルの出力を、それ
ぞれのグループにおける対応するセル同士についてオペ
アンプで加算する加算回路を示し、(b)は、(a)に
示す各加算回路の出力、すなわち対応するセル毎に加算
されて得られた信号の強度を縦軸にとって示したグラフ
である。
ぞれのグループにおける対応するセル同士についてオペ
アンプで加算する加算回路を示し、(b)は、(a)に
示す各加算回路の出力、すなわち対応するセル毎に加算
されて得られた信号の強度を縦軸にとって示したグラフ
である。
【符号の説明】 10 発光ダイオード 12 レンズ 13 散乱板 14 スリット板 14a スリット 15 受光部 15a 受光素子 16 光束 20 スポット A1 、B1 、・・・、G8 、H8 フォトトランジス
タのセル
タのセル
Claims (4)
- 【請求項1】 被検出対象に取り付けた発光手段と、 前記発光手段から発せられた光を所定の広がりをもった
光束とする光学手段と、 複数のスリットが所定間隔で直線状に設けられ、前記光
束が前記複数のスリットの一部に投射されるように配置
したスリット手段と、 表面に前記スリットの間隔と等しい間隔で複数の受光素
子が配列され、この配列方向において各受光素子の位置
が対応するスリットの位置と一致するように、前記スリ
ット手段と平行に配置した受光手段と、 前記複数の受光素子から得られる出力信号に対して演算
を行う演算手段とを有し、 前記複数の受光手段の出力信号に対して所定の演算を行
うことにより、前記発光手段が前記被検出対象の変位に
従って変位したときの前記光束の移動量を求め、この結
果から前記被検出対象の変位を検出することを特徴とす
る変位検出装置。 - 【請求項2】 p個の前記受光素子を、1グループにq
個ずつ含むr個のグループに分け(p=q×r)、各グ
ループの対応する位置にある受光素子同士(r個)の出
力を加算して得られるq個の値を周期関数化した波形に
対して所定の演算を行った結果及び同一グループに属す
る受光素子同士(q個)の出力を加算して得られるr個
の値から、前記p個の受光素子の配列方向における前記
被検出対象の変位を求めることを特徴とする請求項1記
載の変位検出装置。 - 【請求項3】 x軸方向に配列したp個の前記受光素子
を、1グループにq個ずつ含むr個のグループに分け
(p=q×r)、各グループの対応する位置にある受光
素子同士(r個)の出力を加算して得られるq個の値を
周期関数化した波形に対して所定の演算を行った結果及
び同一グループに属する受光素子同士(q個)の出力を
加算して得られるr個の値から、x軸方向における前記
被検出対象の変位を求めるとともに、x軸方向に直交す
るy軸方向に配列したs個の前記受光素子を、1グルー
プにt個ずつ含むu個のグループに分け(s=t×
u)、各グループの対応する位置にある受光素子同士
(u個)の出力を加算して得られるt個の値を周期関数
化した波形に対して所定の演算を行った結果及び同一グ
ループに属する受光素子同士(t個)の出力を加算して
得られるu個の値から、y軸方向における前記被検出対
象の変位を求め、これにより、二次元内における前記被
検出対象の変位を検出することを特徴とする請求項1記
載の変位検出装置。 - 【請求項4】 前記光学手段は、前記発光手段から発せ
られた光をレンズによって前記スリットと平行に配置さ
れた散乱板にスポット状に収束し、前記散乱板を透過す
る際に散乱されて所定の広がりを持った光束を前記スリ
ットに投射するものである請求項1,2又は3記載の変
位検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34051795A JPH09178422A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 変位検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34051795A JPH09178422A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 変位検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09178422A true JPH09178422A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18337742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34051795A Pending JPH09178422A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 変位検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09178422A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012518800A (ja) * | 2009-02-24 | 2012-08-16 | レオナルド インターナショナル ゼットアールティー. | 光センサ |
WO2019069527A1 (ja) * | 2017-10-04 | 2019-04-11 | 株式会社島津製作所 | 示差屈折率検出器 |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP34051795A patent/JPH09178422A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012518800A (ja) * | 2009-02-24 | 2012-08-16 | レオナルド インターナショナル ゼットアールティー. | 光センサ |
WO2019069527A1 (ja) * | 2017-10-04 | 2019-04-11 | 株式会社島津製作所 | 示差屈折率検出器 |
CN111094946A (zh) * | 2017-10-04 | 2020-05-01 | 株式会社岛津制作所 | 差示折光检测器 |
JPWO2019069527A1 (ja) * | 2017-10-04 | 2020-10-15 | 株式会社島津製作所 | 示差屈折率検出器 |
CN111094946B (zh) * | 2017-10-04 | 2022-07-12 | 株式会社岛津制作所 | 差示折光检测器 |
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