JPH09178348A - スクラップ投入方法およびスクラップ投入装置 - Google Patents
スクラップ投入方法およびスクラップ投入装置Info
- Publication number
- JPH09178348A JPH09178348A JP7335486A JP33548695A JPH09178348A JP H09178348 A JPH09178348 A JP H09178348A JP 7335486 A JP7335486 A JP 7335486A JP 33548695 A JP33548695 A JP 33548695A JP H09178348 A JPH09178348 A JP H09178348A
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- JP
- Japan
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- scrap
- loading
- bucket
- bag
- scrap loading
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- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 リフティングマグネットを必要とせず、より
簡便な手法により安定した作業状態でスクラップ搬入手
段により搬入されたスクラップをスクラップ装入バケッ
ト内に直接投入できるようにする。 【解決手段】 溶解精錬炉にスクラップを装入するスク
ラップ装入バケット6内にスクラップを投入するに際
し、スクラップ搬入手段2により搬入されたスクラップ
を略水平の向きに置いたスクラップ投入バック3(A)
上で受けたのち、スクラップ投入バック3を略水平の向
きのままでスクラップ装入バケット6の高さよりも高い
位置まで上昇させ、場合によってはこのスクラップ投入
バック3の上昇の間にスクラップ投入バック3を略水平
の向きのままでスクラップ装入バケット6に適宜接近さ
せ、次いでスクラップ投入バック3を傾斜させてスクラ
ップ投入バック3(C),3(D)上のスクラップをス
クラップ装入バケット6内に投入する。
簡便な手法により安定した作業状態でスクラップ搬入手
段により搬入されたスクラップをスクラップ装入バケッ
ト内に直接投入できるようにする。 【解決手段】 溶解精錬炉にスクラップを装入するスク
ラップ装入バケット6内にスクラップを投入するに際
し、スクラップ搬入手段2により搬入されたスクラップ
を略水平の向きに置いたスクラップ投入バック3(A)
上で受けたのち、スクラップ投入バック3を略水平の向
きのままでスクラップ装入バケット6の高さよりも高い
位置まで上昇させ、場合によってはこのスクラップ投入
バック3の上昇の間にスクラップ投入バック3を略水平
の向きのままでスクラップ装入バケット6に適宜接近さ
せ、次いでスクラップ投入バック3を傾斜させてスクラ
ップ投入バック3(C),3(D)上のスクラップをス
クラップ装入バケット6内に投入する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気アーク炉等の
溶解精錬炉の装入原料として使用されるスクラップをク
ラムシェルバケット(底板が2つ割になっていて底板を
開閉できるようにしたバケット)などのスクラップ装入
バケット内に直接投入するのに好適なスクラップ投入方
法およびスクラップ投入装置に関するものである。
溶解精錬炉の装入原料として使用されるスクラップをク
ラムシェルバケット(底板が2つ割になっていて底板を
開閉できるようにしたバケット)などのスクラップ装入
バケット内に直接投入するのに好適なスクラップ投入方
法およびスクラップ投入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気アーク炉による鉄鋼材料の溶製に際
しては、装入原料としてスクラップが用いられる。
しては、装入原料としてスクラップが用いられる。
【0003】この装入原料としてのスクラップには、購
入屑,購入プレス屑,自社還元屑,ダライ粉,故銑など
があり、そのほか、まれには銑鉄を装入原料とすること
もある。
入屑,購入プレス屑,自社還元屑,ダライ粉,故銑など
があり、そのほか、まれには銑鉄を装入原料とすること
もある。
【0004】この種のスクラップの分類に関しては、J
IS G 2401において“鉄くず分類基準”が制定
されているが、スクラップはその性格上、品質やサイズ
が雑多であるので、鋼材の品質を保証すると共に電気ア
ーク炉の能率を向上させるなどのために、各社独自の基
準を併用しないしは採用することも多い。
IS G 2401において“鉄くず分類基準”が制定
されているが、スクラップはその性格上、品質やサイズ
が雑多であるので、鋼材の品質を保証すると共に電気ア
ーク炉の能率を向上させるなどのために、各社独自の基
準を併用しないしは採用することも多い。
【0005】このようなスクラップを電気アーク炉内に
装入するに際しては、リフティングマグネット(いわゆ
る“リフマグ”)およびダンプカーなどによってスクラ
ップ装入バケット内にスクラップを投入し、このスクラ
ップ装入バケットを電気アーク炉の近くにまで移送した
のち、スクラップ装入バケット内のスクラップを電気ア
ーク炉内に装入するようにしていた。
装入するに際しては、リフティングマグネット(いわゆ
る“リフマグ”)およびダンプカーなどによってスクラ
ップ装入バケット内にスクラップを投入し、このスクラ
ップ装入バケットを電気アーク炉の近くにまで移送した
のち、スクラップ装入バケット内のスクラップを電気ア
ーク炉内に装入するようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スクラ
ップをリフティングマグネットによってスクラップ装入
バケット内に投入する場合には、一度に多くのスクラッ
プをスクラップ装入バケット内に投入することができな
いことが多いことから、何度も同じ作業を繰り返し行う
必要があるので、作業能率が良くないこと、電源コード
の垂れ下がりを生じることから作業に支障をきたしたり
電源コードを損傷したりすることがありうること、非磁
性材料の投入を行えないこと、などの問題点があり、よ
り簡便な手法によりスクラップの投入を行えるようにす
ることが課題としてあった。
ップをリフティングマグネットによってスクラップ装入
バケット内に投入する場合には、一度に多くのスクラッ
プをスクラップ装入バケット内に投入することができな
いことが多いことから、何度も同じ作業を繰り返し行う
必要があるので、作業能率が良くないこと、電源コード
の垂れ下がりを生じることから作業に支障をきたしたり
電源コードを損傷したりすることがありうること、非磁
性材料の投入を行えないこと、などの問題点があり、よ
り簡便な手法によりスクラップの投入を行えるようにす
ることが課題としてあった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、このような従来の課題にかん
がみてなされたもので、従来のようにリフティングマグ
ネットを必要とせずより簡便な手法により安定した作業
状態でスクラップ搬入手段により搬入されたスクラップ
をスクラップ装入バケット内に直接投入することができ
るようにしたスクラップ投入方法およびスクラップ投入
装置を提供することを目的としている。
がみてなされたもので、従来のようにリフティングマグ
ネットを必要とせずより簡便な手法により安定した作業
状態でスクラップ搬入手段により搬入されたスクラップ
をスクラップ装入バケット内に直接投入することができ
るようにしたスクラップ投入方法およびスクラップ投入
装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるスクラッ
プ投入方法は、請求項1に記載しているように、電気ア
ーク炉等の溶解精錬炉にスクラップを装入するスクラッ
プ装入バケット内にスクラップを投入するに際し、スク
ラップ搬入手段により搬入されたスクラップを略水平の
向きに置いたスクラップ投入バック(back:底の比
較的浅い桶ないしは箱状のもの)上で受けたのち、スク
ラップ投入バックを略水平の向きのままでスクラップ装
入バケットの高さよりも高い位置まで上昇させ、次いで
スクラップ投入バックを傾斜させてスクラップ投入バッ
ク上のスクラップをスクラップ装入バケット内に投入す
るようにしたことを特徴としている。
プ投入方法は、請求項1に記載しているように、電気ア
ーク炉等の溶解精錬炉にスクラップを装入するスクラッ
プ装入バケット内にスクラップを投入するに際し、スク
ラップ搬入手段により搬入されたスクラップを略水平の
向きに置いたスクラップ投入バック(back:底の比
較的浅い桶ないしは箱状のもの)上で受けたのち、スク
ラップ投入バックを略水平の向きのままでスクラップ装
入バケットの高さよりも高い位置まで上昇させ、次いで
スクラップ投入バックを傾斜させてスクラップ投入バッ
ク上のスクラップをスクラップ装入バケット内に投入す
るようにしたことを特徴としている。
【0009】そして、本発明に係わるスクラップ投入方
法の実施態様においては、請求項2に記載しているよう
に、スクラップ搬入手段により搬入されたスクラップを
略水平の向きに置いたスクラップ投入バック上で受けた
のち、スクラップ投入バックを略水平の向きのままでス
クラップ装入バケットの高さよりも高い位置まで上昇さ
せ且つこの上昇の間にスクラップ投入バックを略水平の
向きのままでスクラップ装入バケットに適宜接近させ、
次いでスクラップ投入バックを傾斜させてスクラップ投
入バック上のスクラップをスクラップ装入バケット内に
投入するようになすことができる。
法の実施態様においては、請求項2に記載しているよう
に、スクラップ搬入手段により搬入されたスクラップを
略水平の向きに置いたスクラップ投入バック上で受けた
のち、スクラップ投入バックを略水平の向きのままでス
クラップ装入バケットの高さよりも高い位置まで上昇さ
せ且つこの上昇の間にスクラップ投入バックを略水平の
向きのままでスクラップ装入バケットに適宜接近させ、
次いでスクラップ投入バックを傾斜させてスクラップ投
入バック上のスクラップをスクラップ装入バケット内に
投入するようになすことができる。
【0010】本発明に係わるスクラップ投入装置は、請
求項3に記載しているように、スクラップ搬入手段によ
り搬入されたスクラップを略水平の向きに置かれた状態
で受けるスクラップ投入バックと、スクラップ投入バッ
クの昇降を案内するバック昇降ガイドと、バック昇降ガ
イドに案内されたスクラップ投入バックを略水平の向き
のままで上昇させ且つスクラップ装入バケットよりも高
い位置でスクラップ投入バックを傾斜させてスクラップ
投入バック上のスクラップをスクラップ装入バケット内
に投入するバック昇降機構をそなえた構成としたことを
特徴としている。
求項3に記載しているように、スクラップ搬入手段によ
り搬入されたスクラップを略水平の向きに置かれた状態
で受けるスクラップ投入バックと、スクラップ投入バッ
クの昇降を案内するバック昇降ガイドと、バック昇降ガ
イドに案内されたスクラップ投入バックを略水平の向き
のままで上昇させ且つスクラップ装入バケットよりも高
い位置でスクラップ投入バックを傾斜させてスクラップ
投入バック上のスクラップをスクラップ装入バケット内
に投入するバック昇降機構をそなえた構成としたことを
特徴としている。
【0011】そして、本発明に係わるスクラップ投入装
置の実施態様においては、請求項4に記載しているよう
に、バック昇降ガイドは、スクラップ搬入手段により搬
入されたスクラップを略水平の向きで受けたスクラップ
投入バックを略水平方向のままで略真上方向に案内し、
所定上昇位置以後はスクラップ装入バケットに接近する
方向に案内するようにした構成のものとすることができ
る。
置の実施態様においては、請求項4に記載しているよう
に、バック昇降ガイドは、スクラップ搬入手段により搬
入されたスクラップを略水平の向きで受けたスクラップ
投入バックを略水平方向のままで略真上方向に案内し、
所定上昇位置以後はスクラップ装入バケットに接近する
方向に案内するようにした構成のものとすることができ
る。
【0012】同じく、本発明に係わるスクラップ投入装
置の実施態様においては、請求項5に記載しているよう
に、バック昇降機構は複数の巻き上げ機をそなえたもの
であるようになすことができる。
置の実施態様においては、請求項5に記載しているよう
に、バック昇降機構は複数の巻き上げ機をそなえたもの
であるようになすことができる。
【0013】
【発明の作用】本発明に係わるスクラップ投入方法およ
びスクラップ投入装置は、上述した構成としているもの
であり、電気アーク炉などの溶解精錬炉にスクラップを
装入するスクラップ装入バケット内にスクラップを投入
するに際し、スクラップ搬入手段により搬入されたスク
ラップを略水平の向きに置いたスクラップ投入バック上
で受けたのち、スクラップ投入バックを略水平の向きの
ままでスクラップ装入バケットの高さよりも高い位置ま
で上昇させ、場合によっては、この上昇の間にスクラッ
プ投入バックを略水平の向きのままでスクラップ装入バ
ケットに適宜接近させるようにし、次いでスクラップ投
入バックを傾斜させてスクラップ投入バック上のスクラ
ップをスクラップ装入バケット内に投入することとして
いるので、従来のようにリフティングマグネットを用い
ることなく、スクラップ搬入手段により搬入されたスク
ラップをスクラップ装入バケット内へ直接投入しうるこ
ととなる。
びスクラップ投入装置は、上述した構成としているもの
であり、電気アーク炉などの溶解精錬炉にスクラップを
装入するスクラップ装入バケット内にスクラップを投入
するに際し、スクラップ搬入手段により搬入されたスク
ラップを略水平の向きに置いたスクラップ投入バック上
で受けたのち、スクラップ投入バックを略水平の向きの
ままでスクラップ装入バケットの高さよりも高い位置ま
で上昇させ、場合によっては、この上昇の間にスクラッ
プ投入バックを略水平の向きのままでスクラップ装入バ
ケットに適宜接近させるようにし、次いでスクラップ投
入バックを傾斜させてスクラップ投入バック上のスクラ
ップをスクラップ装入バケット内に投入することとして
いるので、従来のようにリフティングマグネットを用い
ることなく、スクラップ搬入手段により搬入されたスク
ラップをスクラップ装入バケット内へ直接投入しうるこ
ととなる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明に係わるスクラップ投入方法
の実施に使用するスクラップ投入装置の一実施例を示す
ものであって、このスクラップ投入装置1は、スクラッ
プ搬入手段(図1ではダンプカーの荷台を示してい
る。)2により搬入されたスクラップを略水平の向きに
置かれた状態で受けるスクラップ投入バック3と、この
スクラップ投入バック3の昇降を案内するバック昇降ガ
イド4を備えている。
の実施に使用するスクラップ投入装置の一実施例を示す
ものであって、このスクラップ投入装置1は、スクラッ
プ搬入手段(図1ではダンプカーの荷台を示してい
る。)2により搬入されたスクラップを略水平の向きに
置かれた状態で受けるスクラップ投入バック3と、この
スクラップ投入バック3の昇降を案内するバック昇降ガ
イド4を備えている。
【0015】このバック昇降ガイド4は、装置フレーム
5に固定されており、最下端から所定高さまでは真直ぐ
上方に延びていると共に、所定高さ以上ではスクラップ
装入バケット6の方向(すなわち、図示左方向)に傾斜
して延びるものとしてある。
5に固定されており、最下端から所定高さまでは真直ぐ
上方に延びていると共に、所定高さ以上ではスクラップ
装入バケット6の方向(すなわち、図示左方向)に傾斜
して延びるものとしてある。
【0016】また、このバック昇降ガイド4はスクラッ
プ投入バック3に設けたガイドローラー31を案内する
ものとなっている。
プ投入バック3に設けたガイドローラー31を案内する
ものとなっている。
【0017】さらに、図示例のスクラップ投入装置1
は、バック昇降ガイド4に案内されたスクラップ投入バ
ック3を略水平の向きのままで上昇させ且つスクラップ
装入バケット6よりも高い位置でスクラップ投入バック
3を傾斜させてスクラップ投入バック3上のスクラップ
をスクラップ装入バケット6内に直接投入するバック昇
降機構7をそなえている。
は、バック昇降ガイド4に案内されたスクラップ投入バ
ック3を略水平の向きのままで上昇させ且つスクラップ
装入バケット6よりも高い位置でスクラップ投入バック
3を傾斜させてスクラップ投入バック3上のスクラップ
をスクラップ装入バケット6内に直接投入するバック昇
降機構7をそなえている。
【0018】この実施例において上記バック昇降機構7
は複数の巻き上げ機、より具体的には複数のウインチ7
1,75によって構成されている。
は複数の巻き上げ機、より具体的には複数のウインチ7
1,75によって構成されている。
【0019】すなわち、一方のウインチ7(71)は、
モーター72によって回転駆動されると共に、スクラッ
プ投入バック3の一方側に設けたシーブ73との間でロ
ープ74が掛け渡されたものとしてある。
モーター72によって回転駆動されると共に、スクラッ
プ投入バック3の一方側に設けたシーブ73との間でロ
ープ74が掛け渡されたものとしてある。
【0020】また、他方のウインチ7(75)は、モー
ター76によって回転駆動されると共に、スクラップ投
入バック3の他方側に設けたシーブ77との間でロープ
78が掛け渡されたものとしてある。
ター76によって回転駆動されると共に、スクラップ投
入バック3の他方側に設けたシーブ77との間でロープ
78が掛け渡されたものとしてある。
【0021】さらに、装置フレーム5には、スクラップ
投入バック3の最大傾斜角度を規制するためのストッパ
8が設けてある。
投入バック3の最大傾斜角度を規制するためのストッパ
8が設けてある。
【0022】このような構成になる本発明の一実施例に
よるスクラップ投入装置1を用いてスクラップ装入バケ
ット6内へのスクラップの投入を直接行うに際しては、
スクラップ搬入手段(ダンプカー)2を水平の向きとな
っているスクラップ投入バック3に接近させ、図1のよ
うに略水平状態のスクラップ搬入手段(ダンプカー)2
(A)の状態とする。
よるスクラップ投入装置1を用いてスクラップ装入バケ
ット6内へのスクラップの投入を直接行うに際しては、
スクラップ搬入手段(ダンプカー)2を水平の向きとな
っているスクラップ投入バック3に接近させ、図1のよ
うに略水平状態のスクラップ搬入手段(ダンプカー)2
(A)の状態とする。
【0023】次いで、スクラップ搬入手段(ダンプカ
ー)2の荷台を傾斜させて傾斜状態のスクラップ搬入手
段(ダンプカー)2(B)の状態とすることによって、
スクラップ搬入手段2により搬入されたスクラップを略
水平の向きに置かれたスクラップ投入バック3(A)上
に移す。
ー)2の荷台を傾斜させて傾斜状態のスクラップ搬入手
段(ダンプカー)2(B)の状態とすることによって、
スクラップ搬入手段2により搬入されたスクラップを略
水平の向きに置かれたスクラップ投入バック3(A)上
に移す。
【0024】続いて、モーター72,76を各々作動さ
せることによって2つのウインチ71,75を駆動させ
ると、これら2つのウインチ71,75によってスクラ
ップ投入バック3は上昇することとなり、2つのウイン
チ71,75による巻き上げ速度を調整してスクラップ
投入バック3をバック昇降ガイド4に案内させた状態と
して、略水平の向きのままで上昇させる。
せることによって2つのウインチ71,75を駆動させ
ると、これら2つのウインチ71,75によってスクラ
ップ投入バック3は上昇することとなり、2つのウイン
チ71,75による巻き上げ速度を調整してスクラップ
投入バック3をバック昇降ガイド4に案内させた状態と
して、略水平の向きのままで上昇させる。
【0025】スクラップ投入バック3が所定の高さに達
すると、バック昇降ガイド4はスクラップ装入バケット
6側(図示左側)に傾斜していることから、スクラップ
投入バック3はスクラップ装入バケット6側に次第に接
近することとなり、このときにも2つのウインチ71,
75の巻き上げ速度を適宜調整することによってスクラ
ップ投入バック3を略水平の向きのままで斜め方向に上
昇させ、スクラップ装入バケット6の高さよりも高いス
クラップ投入バック3(B)の位置まで上昇させる。
すると、バック昇降ガイド4はスクラップ装入バケット
6側(図示左側)に傾斜していることから、スクラップ
投入バック3はスクラップ装入バケット6側に次第に接
近することとなり、このときにも2つのウインチ71,
75の巻き上げ速度を適宜調整することによってスクラ
ップ投入バック3を略水平の向きのままで斜め方向に上
昇させ、スクラップ装入バケット6の高さよりも高いス
クラップ投入バック3(B)の位置まで上昇させる。
【0026】続いて、一方のウインチ71による巻き上
げを継続し、他方のウインチ75による巻き上げを遅く
し、あるいは停止し、あるいは適宜降下方向とすること
によって、スクラップ投入バック3は図1に示すスクラ
ップ投入バック3(C)位置、そしてスクラップ投入バ
ック3(D)位置へと大きく傾斜し、スクラップ投入バ
ック3上のスクラップはスクラップ装入バケット6内に
直接投入されることとなる。
げを継続し、他方のウインチ75による巻き上げを遅く
し、あるいは停止し、あるいは適宜降下方向とすること
によって、スクラップ投入バック3は図1に示すスクラ
ップ投入バック3(C)位置、そしてスクラップ投入バ
ック3(D)位置へと大きく傾斜し、スクラップ投入バ
ック3上のスクラップはスクラップ装入バケット6内に
直接投入されることとなる。
【0027】このとき、装置フレーム5にはストッパ8
が設けてあるため、スクラップ投入バック3の過剰な傾
斜が防止されるので、安全性が確保されることとなる。
が設けてあるため、スクラップ投入バック3の過剰な傾
斜が防止されるので、安全性が確保されることとなる。
【0028】そして、スクラップの投入が終了したあと
は、2つのウインチ71,75を反対方向に作動させ、
バック昇降ガイド4により案内された状態でスクラップ
投入バック3を降下させて、初期の略水平の向きにある
スクラップ投入バック3(A)の位置に置き、次のスク
ラップ投入に備える。
は、2つのウインチ71,75を反対方向に作動させ、
バック昇降ガイド4により案内された状態でスクラップ
投入バック3を降下させて、初期の略水平の向きにある
スクラップ投入バック3(A)の位置に置き、次のスク
ラップ投入に備える。
【0029】
【発明の効果】本発明に係わるスクラップ投入方法およ
びスクラップ投入装置は、上述した構成としているもの
であり、電気アーク炉などの溶解精錬炉にスクラップを
装入するスクラップ装入バケット内にスクラップを投入
するに際し、スクラップ搬入手段により搬入されたスク
ラップを略水平の向きに置いたスクラップ投入バック上
で受けたのち、スクラップ投入バックを略水平の向きの
ままでスクラップ装入バケットの高さよりも高い位置ま
で上昇させ、場合によっては、この上昇の間にスクラッ
プ投入バックを略水平の向きのままでスクラップ装入バ
ケットに適宜接近させるようにし、次いでスクラップ投
入バックを傾斜させてスクラップ投入バック上のスクラ
ップをスクラップ装入バケット内に投入することとして
いるので、従来のようにリフティングマグネットを用い
ることなく、スクラップ搬入手段により搬入されたスク
ラップをスクラップ装入バケット内へ直接投入すること
が可能になるという著しく優れた効果がもたらされる。
びスクラップ投入装置は、上述した構成としているもの
であり、電気アーク炉などの溶解精錬炉にスクラップを
装入するスクラップ装入バケット内にスクラップを投入
するに際し、スクラップ搬入手段により搬入されたスク
ラップを略水平の向きに置いたスクラップ投入バック上
で受けたのち、スクラップ投入バックを略水平の向きの
ままでスクラップ装入バケットの高さよりも高い位置ま
で上昇させ、場合によっては、この上昇の間にスクラッ
プ投入バックを略水平の向きのままでスクラップ装入バ
ケットに適宜接近させるようにし、次いでスクラップ投
入バックを傾斜させてスクラップ投入バック上のスクラ
ップをスクラップ装入バケット内に投入することとして
いるので、従来のようにリフティングマグネットを用い
ることなく、スクラップ搬入手段により搬入されたスク
ラップをスクラップ装入バケット内へ直接投入すること
が可能になるという著しく優れた効果がもたらされる。
【図1】本発明に係わるスクラップ投入方法の実施に使
用するスクラップ投入装置の一実施例を示す説明図であ
る。
用するスクラップ投入装置の一実施例を示す説明図であ
る。
1 スクラップ投入装置 2 スクラップ搬入手段(ダンプカー) 3 スクラップ投入バック 4 バック昇降ガイド 5 装置フレーム 6 スクラップ装入バケット 7 巻き上げ機(バック昇降機構) 71,75 ウインチ(巻き上げ機) 72,76 モーター 73,77 シーブ 74,78 ロープ 8 ストッパ
Claims (5)
- 【請求項1】 溶解精錬炉にスクラップを装入するスク
ラップ装入バケット内にスクラップを投入するに際し、
スクラップ搬入手段により搬入されたスクラップを略水
平の向きに置いたスクラップ投入バック上で受けたの
ち、スクラップ投入バックを略水平の向きのままでスク
ラップ装入バケットの高さよりも高い位置まで上昇さ
せ、次いでスクラップ投入バックを傾斜させてスクラッ
プ投入バック上のスクラップをスクラップ装入バケット
内に投入することを特徴とするスクラップ投入方法。 - 【請求項2】 スクラップ搬入手段により搬入されたス
クラップを略水平の向きに置いたスクラップ投入バック
上で受けたのち、スクラップ投入バックを略水平の向き
のままでスクラップ装入バケットの高さよりも高い位置
まで上昇させ且つこの上昇の間にスクラップ投入バック
を略水平の向きのままでスクラップ装入バケットに適宜
接近させ、次いでスクラップ投入バックを傾斜させてス
クラップ投入バック上のスクラップをスクラップ装入バ
ケット内に投入する請求項1に記載のスクラップ投入方
法。 - 【請求項3】 スクラップ搬入手段により搬入されたス
クラップを略水平の向きに置かれた状態で受けるスクラ
ップ投入バックと、スクラップ投入バックの昇降を案内
するバック昇降ガイドと、バック昇降ガイドに案内され
たスクラップ投入バックを略水平の向きのままで上昇さ
せ且つスクラップ装入バケットよりも高い位置でスクラ
ップ投入バックを傾斜させてスクラップ投入バック上の
スクラップをスクラップ装入バケット内に投入するバッ
ク昇降機構をそなえたことを特徴とするスクラップ投入
装置。 - 【請求項4】 バック昇降ガイドは、スクラップ搬入手
段により搬入されたスクラップを略水平の向きで受けた
スクラップ投入バックを略水平の向きのままで略真上方
向に案内し、所定上昇位置以後はスクラップ装入バケッ
トに接近する方向に案内するようにした請求項3に記載
のスクラップ投入装置。 - 【請求項5】 バック昇降機構は複数の巻き上げ機をそ
なえたものである請求項3または4に記載のスクラップ
投入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7335486A JPH09178348A (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | スクラップ投入方法およびスクラップ投入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7335486A JPH09178348A (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | スクラップ投入方法およびスクラップ投入装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09178348A true JPH09178348A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18289120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7335486A Pending JPH09178348A (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | スクラップ投入方法およびスクラップ投入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09178348A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104058221A (zh) * | 2014-06-23 | 2014-09-24 | 镇江市申茂机械有限公司 | 立式加料机 |
IT202200006914A1 (it) * | 2022-04-07 | 2023-10-07 | Danieli Off Mecc | Dispositivo di carica rottame per caricare rottame in un crogiolo di un apparato di fusione sottovuoto |
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1995
- 1995-12-22 JP JP7335486A patent/JPH09178348A/ja active Pending
Cited By (3)
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WO2023194520A1 (en) * | 2022-04-07 | 2023-10-12 | Danieli & C. Officine Meccaniche S.P.A. | Scrap charging device for charging scrap in a crucible of a vacuum melting apparatus |
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