JP2750276B2 - 容器搬入出装置 - Google Patents

容器搬入出装置

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JP2750276B2
JP2750276B2 JP7006273A JP627395A JP2750276B2 JP 2750276 B2 JP2750276 B2 JP 2750276B2 JP 7006273 A JP7006273 A JP 7006273A JP 627395 A JP627395 A JP 627395A JP 2750276 B2 JP2750276 B2 JP 2750276B2
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unloading device
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徹 芥子川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば原子力発電所か
ら発生する放射性廃棄物の溶融固化体や、ごみ焼却灰の
溶融固化体等を収納したるつぼを、ドラム缶に詰める際
などに用いられる容器搬入出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】不燃性の放射性廃棄物やごみ焼却灰等の
処理方法として、セラミック製のるつぼにこれらを収納
し、高周波溶融炉等の加熱手段によって溶融固化し、減
容と安定化を図る技術が近年開発されている。この場
合、200 リットルドラム缶に収納できるサイズの溶融固
化体は、金属類が多量に混入すると約1000kgの重量物に
なる。しかもこの溶融固化体の入ったるつぼ等の内側容
器を最終的にドラム缶等の外側容器に収納する必要があ
るが、収納スペースを削減するために内側容器の外径と
外側容器の内径との間にはごくわずかの隙間しか設けら
れていない。
【0003】従来、このような重量の大きいるつぼ等の
内側容器をドラム缶等の外側容器に収納する場合には、
内側容器の外側にベルトを巻付けてホイストクレーンで
吊り上げ、外側容器の内部に静かに降ろしてベルトを外
すという方法が採用されていた。しかしこのような作業
は全て人手に頼らねばならず、多くの労力を必要とする
うえに、重量物取扱い作業の危険が伴い放射性廃棄物の
溶融固化体の場合には作業員の被曝の危険性もあった。
【0004】そこで本発明者等は、重量の大きいるつぼ
等の内側容器を機械的に保持して外側容器に収納させる
方法を検討した。しかし通常の開閉式のチャック手段
は、内側容器と外側容器との間の隙間が小さいために
チャックを挿入できない、るつぼの外径が熱変形によ
りばらつくためにチャックしにくい、るつぼは衝撃に
より割れやすい、等の理由により用いることが困難であ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、るつぼのような衝撃に弱く寸法変
化を生じ易い内側容器を、それより僅かに径の大きい外
側容器に自動的に安全に装入することができる容器搬入
出装置を提供するためになされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の容器搬入出装置は、内側容器を外
側容器に搬入出する装置であって、内側容器の外周に沿
って下方に延びる第1の支持体を備え、その支持体の下
端部には内側に揺動することにより内側容器の底部に接
触し得る少なくとも一つの爪を設け、さらに前記支持体
とは別に内側容器の外周に沿って下方に延びる第2の支
持体を備え、その下端部には第2の支持体を吊り上げた
ときに前記爪を内側に揺動させる爪揺動部材を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明の容器搬入出装置を使用するには、まず
内側容器の外周に沿って第1の支持体と第2の支持体を
降下させ、第1の支持体の下端部の爪を内側容器の底部
の外側に位置させる。そして第2の支持体を第1の支持
体に対して持ち上げると、第2の支持体の下端部の爪揺
動部材が前記した爪を内側に揺動させ、内側容器の底部
に接触させる。
【0008】この状態で第1及び第2の支持体を上昇さ
せれば、内側容器は爪に保持されて持ち上げられ、外側
容器の内部に静かに装入させることができる。そして第
2の支持体を第1の支持体に対して降下させれば、爪は
内側容器の保持を解除するので、内側容器を外側容器の
内部に置いたまま第1及び第2の支持体を上昇させるこ
とができる。
【0009】このように本発明の容器搬入出装置は内側
容器の外周に沿って下方に延びる第1の及び第2の支持
体を使用したため、狭い隙間を利用して内側容器を外側
容器に搬入したり、逆に搬出したりすることができる。
またこれらの支持体をフレキシブルなものとしておけ
ば、内側容器が熱変形によりばらついていても、偏荷重
を作用させることなく確実にその外面を保持することが
できる。
【0010】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例により更に詳細
に説明する。図1は本発明の実施例の装置全体を示すも
のであり、1は4脚の本体架台、2は本体架台1の上面
を走行手段3等によって水平面内でX,Y両軸方向に移
動することができるテーブルである。図1〜図3に示す
ように、このテーブル2の四隅には4本の直動ベアリン
グ等の昇降ガイド4が設けられており、またテーブル2
の中央にはモータ5により駆動されるボールネジ6等の
昇降手段が設けられている。これらの昇降ガイド4と昇
降手段によって、昇降フレーム7がテーブル2の下側に
昇降自在に支持されている。
【0011】この昇降フレーム7の下部には、図3〜図
5に示す第1及び第2の支持体8、11が設けられてい
る。実施例ではこれらはいずれも厚みが1mm程度の薄肉
金属からなるフレキシブルな筒状体であり、第1の支持
体8の下端部には複数個の爪9が設けられている。実施
例では爪9は全周を8等分する位置に設けられており、
それぞれの上端を水平ピン10により枢着されている。図
5に示すように、これらの爪9の内面は、内側に揺動さ
れたときにるつぼ等の内側容器Aの曲面状の底部に密着
できる曲面状に形成されている。また、これらの爪9の
外面には次に述べる爪揺動部材12と係合する傾斜面を設
けておく。
【0012】一方、第2の支持体11の下端部には、爪揺
動部材12が設けられている。この爪揺動部材12は実施例
ではリングであり、第2の支持体11を第1の支持体8に
対して持ち上げたとき、前記の爪9の外側の傾斜面と係
合して爪9を図5に示すように内側に揺動させるための
ものである。このため、爪揺動部材12の内面は爪9の外
面に対応する斜面13とされている。しかし図4のように
爪揺動部材12が下がっているときには、爪9は自重によ
り略垂直に垂れ下がっている。
【0013】図1に示すように、前記した昇降ガイド4
の下端部には調芯装置14が設けられている。この調芯装
置14は図6に示すようにシリンダ15によって水平面内で
開閉される一対のアーム16、16を備えており、これらの
アーム16、16の内側にはローラ17が設けられている。こ
の調芯装置14は昇降フレーム7とは異なり昇降すること
はなく、常に図1に示す台座18上の内側容器Aの口部に
対応する高さにある。このため、アーム16、16を開いた
状態でテーブル2とともに調芯装置14を内側容器Aに向
かって移動させ、シリンダ15によってアーム16、16を所
定位置まで閉じれば、台座18上の内側容器Aの位置はテ
ーブル2のセンターに対して正確に位置決めされること
となる。
【0014】この実施例の装置により、内側容器Aをド
ラム缶等の外側容器Bの内部に装入するには、まず内側
容器Aを台座18上に載せ、外側容器Bをコンベヤ19上に
置く。そして上記したようにテーブル2とともに調芯装
置14を内側容器Aに向かって移動させ、アーム16、16を
閉じることによって台座18上の内側容器Aの位置をテー
ブル2のセンターに対して正確に合わせたのち、アーム
16、16を開放する。
【0015】次に昇降フレーム7を下降させ、第1及び
第2の支持体8、11を内側容器Aの外周に沿って降下さ
せる。そして第1の支持体8の下端部の複数個の爪9を
図4のように内側容器Aの曲面状の底部の外側に位置さ
せたうえ、図5のように第2の支持体11を第1の支持体
8に対して持ち上げる。この動作は図3に示す小型シリ
ンダ20により行われる。すると第2の支持体11の下端部
のリング状の爪揺動部材12が爪9を内側に揺動させ、内
側容器Aの底部を保持する。
【0016】なお第1及び第2の支持体8、11をフレキ
シブルなものとしておけば、内側容器Aが多少変形して
いても偏荷重を与えることなく保持することができる。
実施例では第1及び第2の支持体8、11を筒状体とした
が、第1の支持体8は爪9を支持できるものであれば必
ずしもこれに限定されない。また、第2の支持体11は爪
揺動部材12を昇降させることができるものであればよ
く、ワイヤ、ひも、棒状体、筒状体のいずれかを選択す
ることができる。更に実施例では第1の支持体8の外側
に第2の支持体11を設けたが、第1の支持体8の内側に
第2の支持体11を設けることも可能である。
【0017】この状態で昇降フレーム7を持ち上げて第
1及び第2の支持体8、11を上昇させれば、内側容器A
は爪9に保持されて高く持ち上げられる。この状態でテ
ーブル2を外側容器B上まで走行させ、内側容器Aを外
側容器Bの内部に静かに装入する。そして第2の支持体
11を第1の支持体8に対して降下させれば、爪9は図4
のように保持を解除するので、内側容器Aを外側容器B
の内部に置いたまま、第1及び第2の支持体8、11のみ
をわずかの隙間(実施例では半径で17.5mm) を利用して
上昇させることができる。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の容器搬
入出装置はるつぼのような衝撃に弱く寸法変化を生じ易
い内側容器を、それより僅かに径の大きい外側容器に自
動的に安全に搬入し、あるいは搬出することができるも
のであるから、放射性廃棄物の溶融固化体を収納したる
つぼ等をドラム缶詰めする場合などに適したものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の装置全体の正面図である。
【図2】昇降フレーム部分の平面図である。
【図3】図2のX−X矢視図である。
【図4】要部の作動説明図である。
【図5】要部の作動説明図である。
【図6】調芯装置の平面図である。
【符号の説明】
1 本体架台、2 テーブル、3 走行手段、4 昇降
ガイド、5 モータ、6 ボールネジ、7 昇降フレー
ム、8 第1の支持体、9 爪、10 水平ピン、11 第
2の支持体、12 爪揺動部材、13 斜面、14 調芯装
置、15 シリンダ、16 一対のアーム、17 ローラ、18
台座、19 コンベヤ、20小型シリンダ、A 内側容
器、B 外側容器

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側容器を外側容器に搬入出する装置であ
    って、内側容器の外周に沿って下方に延びる第1の支持
    体を備え、その支持体の下端部には内側に揺動すること
    により内側容器の底部に接触し得る少なくとも一つの爪
    を設け、さらに前記支持体とは別に内側容器の外周に沿
    って下方に延びる第2の支持体を備え、その下端部には
    第2の支持体を吊り上げたときに前記爪を内側に揺動さ
    せる爪揺動部材を設けたことを特徴とする容器搬入出装
    置。
  2. 【請求項2】第1の支持体が筒状体である請求項1に記
    載の容器搬入出装置。
  3. 【請求項3】第2の支持体がワイヤ、ひも、棒状体、筒
    状体のいずれかである請求項1に記載の容器搬入出装
    置。
  4. 【請求項4】爪がその外面に爪揺動部材と係合する傾斜
    面を備えたものである請求項1に記載の容器搬入出装
    置。
JP7006273A 1995-01-19 1995-01-19 容器搬入出装置 Expired - Lifetime JP2750276B2 (ja)

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GB0314819D0 (en) * 2003-06-25 2003-07-30 British Nuclear Fuels Plc Improvements in the recovery of waste materials
JP5389601B2 (ja) * 2009-10-16 2014-01-15 川崎重工業株式会社 溶融固化体ドラム缶詰装置
DE102014014105A1 (de) * 2014-09-24 2016-03-24 Festo Ag & Co. Kg Greifvorrichtung
JP2017001113A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 アルパイン株式会社 把持装置

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