JPH0990096A - 低レベル放射性廃棄物の溶融減容処理後の廃棄体製造方法及びその装置 - Google Patents

低レベル放射性廃棄物の溶融減容処理後の廃棄体製造方法及びその装置

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JPH0990096A
JPH0990096A JP27054695A JP27054695A JPH0990096A JP H0990096 A JPH0990096 A JP H0990096A JP 27054695 A JP27054695 A JP 27054695A JP 27054695 A JP27054695 A JP 27054695A JP H0990096 A JPH0990096 A JP H0990096A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融炉から排出される溶融廃棄物の処理工程
における二次廃棄物量(冷却水量,排ガス量等)の増加
を抑えることができ、また、固化形状をドラム缶内部形
状に近い大きさ,形にし、ドラム缶内の充填率を増加さ
せ、廃棄物の減容率を高めることができ、さらに溶融物
の受容器への排出工程及び固化体の破損による放射性物
質の飛散及び拡散を防ぐことができ、その上遠隔取扱に
適した廃棄体を製造できる低レベル放射性廃棄物の溶融
減容処理後の廃棄体製造方法を提供する。 【解決手段】 低レベル放射性雑固体廃棄物を溶融減容
処理したプラズマ加熱溶融炉から排出される溶融物を、
厚肉耐火構造の保持容器に保持された薄肉鋼製の受容器
に減圧雰囲気で充填し、自然冷却により溶融物中の溶存
ガス及び巻き込みガスによる溶融物中の気泡を放出する
と共に、溶融物を比重差により金属層とスラグ層に分別
形成し、溶融物の凝固後、保持容器ごと冷却フード内で
冷却し、冷却後保持容器を外して受容器と一体の固化体
をドラム缶に装入し、固定材を充填固化して廃棄体を作
り、蓋閉めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電所及び
放射性物質取扱施設等より発生する低レベル放射性雑固
体廃棄物を溶融減容処理するプラズマ加熱溶融炉から排
出される溶融物を冷却固化して、廃棄体を製造する方法
及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、不燃性低レベル放射性廃棄物の溶
融減容処理設備で溶融した溶融物を冷却固化する方法に
は、次の三つの方法がある。
【0003】図13に示すように溶融スラグを燃焼室
1から水冷室(水槽)2に滴下し、ガラス状の粒状物質
(グラニュール)となし、ベルトコンベア(図示省略)
で抜き出し、加熱空気で乾燥後ドラム缶に装填する。
〔先行技術文献として、産業機械,No.422(198
5年11月),P.40〜65に記載の「放射性廃棄物
の高温溶融炉」がある。〕 図14に示すように高周波溶融炉3内にキャニスタ
(るつぼ)4を装入し、このキャニスタ(るつぼ)4内
で不燃物を溶融減容し、キャニスタ(るつぼ)4を高周
波溶融炉3外に取り出し、冷却室5に送ってキャニスタ
(るつぼ)4内の溶融物を冷却固化し、その後冷却室5
から取り出してキャニスタ(るつぼ)4ごと200リッ
トルドラム缶6に収納するか、又はキャニスタ(るつ
ぼ)4より固化体7を取り出して200リットルドラム
缶6に収納し、モルタルを充填する。〔先行技術文献と
して、デコミッショニング技報,第8号(1993年6
月),P.40〜65に記載の「放射性廃棄物処理技術
の開発」がある。〕 図15に示すように溶融炉8内の溶湯を出湯兼用プラ
ズマトーチ9により湯止めの堰を切って固化室10内の
水冷鋳型11に取り出されて容器内固化、又は水冷鋳型
12に取り出されてブロック化される。〔先行技術文献
として、火力原子力発電, Vol.35,No.6(198
4年10月)のP.34〜35に記載の「不燃性雑固体
廃棄物処理コールド試験装置」がある。〕
【0004】ところで、これらの従来技術には以下のよ
うな問題点がある。 (1)水等、冷却媒体に直接接触させて冷却する場合
は、水や冷却媒体等が放射能等で汚染され、二次廃棄物
量が増加する。 (2)キャニスタ(るつぼ)ごとドラム缶に収納して廃
棄体とする場合、溶融処理に耐え得るためには、キャニ
スタ(るつぼ)が厚肉となり、ドラム缶内に占める体積
が増え、廃棄物の減容効率が低下する。 (3)るつぼ及び鋳型内で冷却固化後、固化体を取り出
す場合、取扱上、割れ易い成分(凝固スラグのガラス質
等)の破損及び異質層(凝固スラグ、金属層等)の分断
により、放射性物質が飛散する可能性がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、溶融
炉から排出される溶融廃棄物の処理工程における二次廃
棄物量(冷却水量,排ガス量等)の増加を抑えることが
でき、また、固化形状をドラム缶内部形状に近い大き
さ,形にし、ドラム缶内の充填率を増加させ、廃棄物の
減容率を高めることができ、さらに溶融物の受容器への
排出工程及び固化体の破損による放射性物質の飛散及び
拡散を防ぐことができ、その上遠隔取扱に適した廃棄体
を製造できる低レベル放射性廃棄物の溶融減容処理後の
廃棄体製造方法及びその装置を提供しようとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の低レベル放射性廃棄物の溶融減容処理後の廃
棄体製造方法は、低レベル放射性雑固体廃棄物を溶融減
容処理したプラズマ加熱溶融炉から排出される溶融物
を、厚肉耐火構造の保持容器に保持された薄肉鋼製の受
容器に減圧雰囲気で充填し、自然冷却により溶融物中の
溶存ガス及び巻き込みガスによる溶融物中の気泡を放出
すると共に、溶融物を比重差により金属層とスラグ層に
分別形成し、溶融物の凝固後、保持容器ごと冷却フード
内で冷却し、冷却後保持容器を外して受容器と一体の固
化体をドラム缶に装入し、固定材を充填固化して廃棄体
を作り、蓋閉めすることを特徴とするものである。
【0007】本発明の低レベル放射性廃棄物の溶融減容
処理後の廃棄体製造装置は、低レベル放射性雑固体廃棄
物を溶融減容するプラズマ加熱溶融炉の出湯口の下方に
設けられた充填室と、該充填室内に前記出湯口より排出
される溶融物を受ける薄肉鋼製の受容器及びこの受容器
を保持する分離,締結可能な厚肉耐火構造の保持容器と
を架台に備えて垂直に出し入れするリフタと、前記充填
室の下方に設けられリフタで垂直に下降された溶融物収
容の受容器及び保持容器とを水平に送り出す容器移送装
置を備えた移送室と、該移送室から送り出された溶融物
収容の受容器及び保持容器を受け入れて移送しながら溶
融物を冷却する冷却フードと、該冷却フードから送り出
された受容器と保持容器とを分離する保持容器開放装置
と、保持容器と分離された受容器と一体の固化体を吊り
出してドラム缶に入れる水平クレーンと、固化体を入れ
たドラム缶に固定材を充填する固定材充填機と、固定材
の充填されたドラムを移送しながら固定材を養生固化し
てドラム缶ごと廃棄体となす固定材養生コンベアと、ド
ラム缶に蓋閉めする蓋閉装置とよりなるものである。
【0008】この輸送及び埋設用廃棄体の製造装置に於
ける充填室は、プラズマ加熱溶融炉の排ガス処理系統に
連通するダクトを有し、充填室上部の隔壁が伸縮できる
構造であることが好ましく、またガス成分の放出を促進
するために充填室下部に該充填室内に入れられた受容器
及び保持容器を振動させる加振機を設けてもよい。さら
に充填室の隔壁上端に駆動式のスライドドアを設けて、
プラズマ加熱溶融炉の出湯口を通常閉鎖しておくように
するとよい。
【0009】また、充填室の底の容器出入れ口は、リフ
タを上昇して受容器及び保持容器を充填室内に入れた
際、架台が充填室の底板下面に設けたシールリングに当
接することにより閉鎖され気密シールされるようになっ
ていることが好ましい。
【0010】前記受容器には、溶融物が充填され冷却固
化された固化体を吊り上げるための吊り上げバーが備え
られていることが好ましい。また受容器の側壁は減容比
をできるだけ高くとるためと、徐冷してスラグ部と金属
部を二層に分離させるために厚さ3mm以下の薄肉とし、
受容器の底は、溶融物を受けた際の熱衝撃に対応できる
ように厚さ5mm以上の厚肉にするか、又は不定形耐火物
で形成して補強することが好ましい。
【0011】前記保持容器は、受容器からの溶融物の周
辺への飛散を防止するために受容器よりも背を高く形成
し、背の高い部分の内周面に上方に拡開するテーパが付
されていることが好ましい。またそのテーパ面の一部に
外周に通ずる湯道を設けて外側に溶融物が溢流した場合
でも溶融物を受けられる回収容器を設けてもよい。
【0012】尚、前記廃棄体製造装置には、保持容器開
放装置により受容器と分離された保持容器を回送する途
中に、新規の受容器を装入する受容器装填クレーンと、
受容器の装入された保持容器を締結する締結装置とが付
設されていることが好ましい。
【0013】前記のように本発明の廃棄体製造方法で
は、低レベル放射性雑固体廃棄物を溶融減容処理したプ
ラズマ加熱溶融炉から排出される溶融物を、保持容器に
保持した受容器に受けて自然冷却するので、水等、冷却
媒体に直接接触させて冷却する場合のように水や冷却媒
体等が汚染されて二次廃棄物量が増加するようなことが
ない。また、溶融物を受けた受容器は、薄肉鋼製でも厚
肉耐火構造の保持容器に保持されているので、変形せ
ず、溶融物の冷却固化後の形状は受容器の内部形状とな
り、しかも受容器ごとドラム缶に収納して廃棄体とする
ので、廃棄物の形状はドラム缶の内部形状に近い大き
さ,形にできて、ドラム缶内の充填率が増加し、廃棄物
の減容率が高められる。さらに溶融物を受容器に受ける
際、この受容器が背の高い保持容器に保持されているの
で、溶融物の飛散がなく、溶融物が冷却固化された固化
体は受容器ごと取扱われるので、固化体の破損、即ちス
ラグの割れ、金属とスラグの分断がなく、放射性物質の
飛散及び拡散を防止することができる。その上、溶融物
の固化体が受容器内でスラグ層と金属層に分別形成さ
れ、受容器ごとドラム缶に封塞された廃棄体が得られる
ので、検査,遠隔取扱に適したものとなる。
【0014】また、前記のように構成された本発明の廃
棄体製造装置によれば、上記の製造方法を、円滑,確実
に、能率よく実施でき、廃棄物の減容比の高い廃棄体が
得られる。
【0015】
【実施例】本発明の低レベル放射性廃棄物の廃棄体製造
方法及びその装置の実施例について説明する。
【0016】先ず、製造装置を図によって説明する。図
1において、20はプラズマ加熱溶融炉で、耐火構造の
炉本体21内に不燃物の溶融領域22と溶融物保持兼可
燃及び難燃物の酸化・分解領域23が設けられ、溶融領
域22の上方で炉本体21に不燃物供給装置24が接続
され、酸化・分解領域23の上方で炉本体21に可燃・
難燃物供給装置25が接続されている。また炉本体21
は酸化・分解領域23側の下面が支持フレーム26の上
端に回動可能に枢支され、溶融領域22側の端部下面に
昇降用ジャッキ27の上端が枢支されて傾動するように
なっている。溶融領域22と酸化・分解領域23の炉底
の境界には溢流壁28が設けられ、酸化・分解領域23
の炉底は炉本体21の傾動側に上向きに傾斜していて、
その端には溶融物の出湯口29が設けられている。溶融
領域22と酸化・分解領域23の上方には熱源として夫
々複数のプラズマトーチ30,30′が設けられ、また
酸化・分解領域23の上方に酸化・分解用空気の供給口
31と排ガス浄化処理装置32に連なる排ガスダクト3
3が設けられ、溶融領域22と酸化・分解領域23の炉
底に電極34,34′が設けられている。
【0017】かかる構成のプラズマ加熱溶融炉20から
排出される溶融物を、廃棄体にする製造装置は、図1に
示すように炉本体21の出湯口29の下方に設けられた
充填室35と、該充填室35内に前記出湯口29より排
出される溶融物を受ける薄肉鋼製の受容器36及びこの
受容器36を保持する分離,締結可能な背の高い厚肉耐
火構造の保持容器37とを架台38に備えて垂直に出し
入れするリフタ39と、前記充填室35の下方に設けら
れ前記リフタ39で垂直に下降された溶融物収容の受容
器36及び保持容器37とを水平に送り出す容器移送装
置40を備えた移送室41と、該移送室41から送り出
された溶融物収容の受容器36及び保持容器37を受け
入れてコンベア42にて移送しながら溶融物を冷却する
冷却フード43と、該冷却フード43から送り出された
受容器36と保持容器37とを分離する保持容器開放装
置44と、保持容器37と分離された受容器36と一体
の固化体を吊り出してドラム缶45に入れる水平クレー
ン46と、固化体を入れたドラム缶45に固定材を充填
する固定材充填機47と、固定材の充填されたドラム缶
45を移送しながら固定材を養生固化してドラム缶45
ごと廃棄体となす固定材養生コンベア48と、ドラム缶
45に蓋閉めする蓋閉装置49とよりなるものである。
【0018】前記充填室35は、図2に示すように前記
のプラズマ加熱溶融炉20の排ガスダクト33(図1参
照)に連なるダクト50を有し、上部の隔壁が溶融物を
出湯する際の炉本体21の傾動に対応できるように伸縮
可能な構造、本例ではベローズ51となっている。ま
た、下部に充填室35内に入れられた受容器36及び保
持容器37を振動させる加振機52を設けておくと、受
容器36内に充填された溶融物中の溶存ガス及び充填時
の巻き込みガスによる溶融物中の気泡を早急に放出する
のに都合がよい。さらに充填室35の隔壁上端には図3
に示すようにモータ53の駆動により進退するスライド
ドア54を設けて、炉本体21の出湯口29を通常閉鎖
せしめている。充填室35の底の図2に示す容器出入れ
口55は、リフタ39を上昇して受容器36及び保持容
器37を充填室35内に入れた際、架台38が充填室3
5の底板下面に設けたシールリング56に当接すること
により閉鎖され、気密にシールされるようになってい
る。
【0019】前記受容器36には、図4に示すように吊
り上げバー57を内周面の対向位置に設けて、受容器3
6内に充填され冷却固化されてできた固化体を吊り上げ
るのを便ならしめると共に、吊り上げ時受容器36の側
壁が変形しないように補強している。尚、吊り上げバー
57は、図5に示すように底に立設固定して、充填され
た溶融物の冷却固化によりできた固化体と一体化するよ
うにしてもよい。
【0020】また、受容器36の底は、溶融物を受けた
際の熱衝撃に対応できるように図4の如く厚肉にする
か、または図6に示すように不定形耐火物58で形成す
るとよい。
【0021】前記保持容器37は、図7に示すように受
容器36よりも背の高い部分の内周面に上方に拡開する
テーパ59が付され、そのテーパ面59の一部に外周に
通ずる湯道60が設けられて、溶融物量が万一受容器容
積を超えても湯道60の外側に図8に示すように溢流し
た溶融物を受ける鋼製の回収容器61が設けられてい
る。また保持容器37は、2分割されて図8に示すよう
に開閉ヒンジ62にて開閉可能に結合され、合わせ側の
端部のブラケット63にV形に枢支した2本のリンク6
4の先端を結合し、2本のリンク64の枢支部65を保
持容器開放装置44により押圧することにより、即ちシ
リンダ66を駆動してプッシャー67により押圧するこ
とにより、開閉ヒンジ62を中心に2分割の保持容器3
7が回動して開放されるようになっている。
【0022】保持容器開放装置44により受容器36と
分離された保持容器37は、図1に示されるように前記
移送室41へ容器回送コンベア70により回送されるよ
うになっており、その途中に新規の受容器36を装入す
る受容器装填クレーン68と、受容器36の装入された
保持容器37を締結する締結装置69とが付設されてい
る。締結装置69は、図9に示すように2本のリンク6
4の枢支部65の凹部に、フック71を係止してシリン
ダ72の駆動により枢支部65を引くことにより、開閉
ヒンジ62を中心に2分割の保持容器37が回動して閉
鎖されるようになっている。
【0023】前記水平クレーン46,受容器装填クレー
ン68には、受容器36と一体となった固化体を吊り出
すために、図10に示すように固化体吊り具73が設け
られ、固化体吊り具73は受容器36の吊り上げバー5
7の上端の取手57aの下面に係止する吊り板74と、
取手57aの上面を押えて吊り板74とにより挟むモー
タ駆動の押え板75とよりなる。
【0024】次に前述の如く構成された製造装置を用い
て低レベル放射性廃棄物の廃棄体を製造する方法につい
て説明する。
【0025】プラズマ加熱溶融炉20の溶融領域22に
供給装置24により供給された不燃物をプラズマトーチ
30により融点以上に加熱して溶融する。と同時にプラ
ズマトーチ30,30′自体及び溶融物80により、炉
内雰囲気を可燃・難燃物の酸化・分解温度以上に加熱す
る。溶融物80を溢流壁28を溢流させて隣りの酸化・
分解領域23に送り込み、この溶融物80上に供給装置
25により可燃・難燃物を供給し、必要な酸化・分解用
空気を供給口31から流入させ、可燃・難燃物の酸化・
分解を行う。かくして、可燃・難燃物の酸化・分解残渣
は、溶融し、不燃物の溶融物80中に一体となって含有
される。
【0026】この酸化・分解残渣含有溶融物80′から
輸送及び埋設用廃棄体を製造するには、先ず通常閉鎖さ
れている図3に示される炉本体21の出湯口29を、モ
ータ53の駆動によりスライドドア54を後退させて開
ける。次に炉本体21を昇降用ジャッキ27の駆動によ
り支持フレーム26の上端枢支点を中心に傾動して溶融
物80′を出湯口29より排出し、予め充填室35内に
リフタ39により上昇させておいた保持容器37に保持
された受容器36内に充填する。この時受容器36が該
受容器36よりも背の高い保持容器37に保持されてい
るので、溶融物80′が容器外に飛散することがなく、
受容器36の底は厚肉に形成されるか不定形耐火物より
なるので、熱衝撃に耐えて変形することがない。また、
充填室35の底の容器出入れ口55は、リフタ39の架
台38が充填室35の底板下面に設けたシールリング5
6に当接されて閉鎖され、気密にシールされている。し
かも溶融物80′の充填終了によりモータ53の駆動に
よりスライドドア54が前進せしめられて出湯口29が
閉じられている。従って、充填室35内はダクト50に
よりプラズマ加熱溶融炉の排ガスダクト33に連なって
いるため、ガスの誘引により減圧雰囲気となる。勿論出
湯口29が開いていても炉本体21内は排ガス誘引によ
り減圧雰囲気となっているので、充填室35内も減圧雰
囲気となり、放射性ガスは外部に漏れることがない。こ
の減圧雰囲気において受容器36内に充填された溶融物
80′は、自然冷却により溶存ガス及び充填時の巻き込
みガスによる溶融物80′中の気泡が放出されると共
に、溶融物80′が比重差により図11に示すように金
属層81とスラグ層82に分別形成される。尚、受容器
36及び保持容器37を加振機52により振動させる
と、受容器36内の溶融物80′から溶存ガス及び気泡
の放出が早急に行われる。こうして溶融物80′が一定
時間自然冷却により凝固された後、受容器36及び保持
容器37は、リフタ39により図1に示す移送室41内
に下降せしめる。そして容器移送装置40により受容器
36及び保持容器37を移送室41より送り出して冷却
フード43内に入れる。冷却フード43内に入った受容
器36及び保持容器37は、コンベア42にて移送しな
がら凝固した受容器36内の溶融物80′を冷却する。
溶融物80′が冷却された時点で、受容器36及び保持
容器37は冷却フード43外に送り出され、ここで保持
容器開放装置44により保持容器37が開放される。即
ち、図8に示す保持容器開放装置44のシリンダ66を
駆動し、プッシャー67により保持容器37の2本のリ
ンク64の枢支部65を押圧することにより、開閉ヒン
ジ62を中心に2分割の保持容器37が回動して開放さ
れる。こうして保持容器37から分離した受容器36と
一体の固化体83は、水平クレーン46の図10に示す
固化体吊り具73により吊り出して移送し、ドラム缶4
5に入れる。そしてこのドラム缶45に固定材充填機4
7により固定材84を充填し、この固定材84の充填さ
れたドラム缶45を固定材養生コンベア48により移送
しながら固定材84を養生固化して、ドラム缶45ごと
廃棄体85となす。そして蓋閉装置49にてドラム缶4
5に蓋86を嵌着固定する。
【0027】こうして受容器36ごとドラム缶45に収
納して廃棄体85とするので、廃棄物はドラム缶45の
内部形状に近い大きさ,形となり、ドラム缶45内の廃
棄物の充填率が増加し、廃棄物の減容比が向上する。ま
た、上記のように溶融物80′の固化体83が、受容器
36内で金属層81とスラグ層82に分別形成され、受
容器36ごとドラム缶45に封塞された廃棄体85とな
るので、輸送及び埋設する際、検査,遠隔取扱がし易い
ものとなる。
【0028】前記の開放された保持容器37は、図1に
示すように容器回送コンベア70により前記移送室41
へ回送されるが、その途中で新規な受容器36が受容器
装填クレーン68により装入され、この受容器36の装
入された2分割の保持容器37は、2本のリンク64の
枢支部65の凹部に係止した締結装置69のフック71
を、シリンダ72の駆動により引いて枢支部65を引く
ことにより、開閉ヒンジ62を中心に回動して閉鎖さ
れ、締結される。そして、容器回送コンベア70により
移送室41へ送られる。
【0029】以上廃棄体85を1個を製造する工程につ
いて説明したが、廃棄体85は順次同じ工程で製造され
ていくものである。
【0030】上記実施例における保持容器37は、開閉
ヒンジ62を中心に回動して開閉されるものであるが、
図12のa,bに示すように2分割した保持容器37′
を架台38上に設けたレール38′上を相対向して進退
するように載せ、夫々容器開閉装置90,90により前
進させて閉じ、後退させて開くようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上の説明で判るように本発明の低レベ
ル放射性廃棄物の溶融減容処理後の廃棄体製造方法によ
れば、プラズマ加熱溶融炉から排出される溶融物の処理
工程において、冷却水,排ガス等の二次廃棄物が増加す
ることがない。また、溶融物の固化形状をドラム缶の内
部形状に近い大きさ,形にし、ドラム缶内の充填率を増
加し、廃棄物の減容比を高めることができる。さらに、
溶融物の受容器への排出工程において溶融物の飛散がな
く、溶融物が冷却固化された固化体は受容器ごと取扱う
ので、固化体の破損、即ちスラグの割れ、スラグと金属
の分断がなく、放射性物質の飛散及び拡散を防止するこ
とができる。その上、溶融物の固化体が受容器内で金属
層とスラグ層に分別形成され、受容器ごとドラム缶に封
塞された廃棄体が得られるので、輸送及び埋設時の検
査,遠隔取扱が容易となる。
【0032】また、本発明の低レベル放射性廃棄物の溶
融減容処理後の廃棄体製造装置によれば、上記の優れた
効果を奏する溶融減容処理後の廃棄体製造方法を、円
滑,確実に、効率よく実施でき、廃棄物の減容率の高い
廃棄体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低レベル放射性廃棄物の溶融減容処理
後の廃棄体製造装置の一実施例の系統図である。
【図2】図1の製造装置に於ける充填室を示す拡大断面
図である。
【図3】図2の充填室内に設けられたプラズマ加熱溶融
炉出湯口を開閉するスライドドアを示す図である。
【図4】図1の製造装置に於ける溶融物の受容器を示す
断面斜視図である。
【図5】図4の受容器の他の変更例を示す断面斜視図で
ある。
【図6】図4の受容器のさらに他の変更例を示す断面斜
視図である。
【図7】図1の製造装置に於ける保持容器と保持容器開
放装置を示す一部破断側面図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】図1の製造装置に於ける保持容器と保持容器締
結装置を示す側面図である。
【図10】図1の製造装置に於ける水平クレーン及び受
容器装填クレーンの固化体吊り具を示す図である。
【図11】図4の受容器内に充填された溶融物が、冷却
により金属層とスラグ層に分別形成されて凝固された状
態を示す断面図である。
【図12】図1の製造装置に於ける保持容器を開閉する
装置の他の例を示すもので、aは平面図,bは縦断側面
図である。
【図13】従来の不燃性低レベル放射性廃棄物の溶融物
を冷却凝固する方法の1つの例を示す図である。
【図14】従来の不燃性低レベル放射性廃棄物の溶融物
を冷却凝固する方法の他の1つの例を示す図である。
【図15】従来の不燃性低レベル放射性廃棄物の溶融物
を冷却凝固する方法のさらに他の1つの例を示す図であ
る。
【符号の説明】
20 プラズマ加熱溶融炉 29 出湯口 35 充填室 36 受容器 37 保持容器 38 架台 39 リフタ 40 容器移送装置 41 移送室 42 コンベア 43 冷却フード 44 保持容器開放装置 45 ドラム缶 46 水平クレーン 47 固定材充填機 48 固定材養生コンベア 49 蓋閉装置 50 ダクト 51 ベローズ 52 加振機 53 モータ 54 スライドドア 55 容器出入れ口 56 シールリング 57 吊り上げバー 58 不定形耐火物 60 湯道 61 回収容器 68 受容器装填クレーン 69 保持容器締付装置 73 固化体吊り具 80 溶融物 81 金属層 82 スラグ層 83 固化体 84 固定材 85 廃棄体 86 蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤川 吉寛 東京都千代田区大手町一丁目6番1号 日 本原子力発電株式会社内 (72)発明者 森本 照明 東京都千代田区内幸町二丁目2−3 川崎 製鉄株式会社内 (72)発明者 林 昭彦 東京都千代田区内幸町二丁目2−3 川崎 製鉄株式会社内 (72)発明者 山崎 誠一郎 東京都江東区南砂2丁目6番5号 川崎重 工業株式会社東京設計事務所内 (72)発明者 坂本 太一 東京都江東区南砂2丁目6番5号 川崎重 工業株式会社東京設計事務所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低レベル放射性雑固体廃棄物を溶融減容
    処理したプラズマ加熱溶融炉から排出される溶融物を、
    厚肉耐火構造の保持容器に保持された薄肉鋼製の受容器
    に減圧雰囲気で充填し、自然冷却により溶融物中の溶存
    ガス及び巻き込みガスによる溶融物中の気泡を放出する
    と共に、溶融物を比重差により金属層とスラグ層に分別
    形成し、溶融物の凝固後、保持容器ごと冷却フード内で
    冷却し、冷却後保持容器を外して受容器と一体の固化体
    をドラム缶に装入し、固定材を充填固化して廃棄体を作
    り、蓋閉めすることを特徴とする低レベル放射性廃棄物
    の溶融減容処理後の廃棄体製造方法。
  2. 【請求項2】 低レベル放射性雑固体廃棄物を溶融減容
    処理するプラズマ加熱溶融炉の出湯口の下方に設けられ
    た充填室と、該充填室内に前記出湯口より排出される溶
    融物を受ける薄肉鋼製の受容器及びこの受容器を保持し
    た分離,締結可能な厚肉耐火構造の保持容器とを架台に
    備えて垂直に出し入れするリフタと、前記充填室の下方
    に設けられリフタで垂直に下降された溶融物収容の受容
    器及び保持容器とを水平に送り出す容器移送装置を備え
    た移送室と、該移送室から送り出された溶融物収容の受
    容器及び保持容器を受け入れて移送しながら溶融物を冷
    却する冷却フードと、該冷却フードから送り出された受
    容器と保持容器とを分離する保持容器開放装置と、保持
    容器と分離された受容器と一体の固化体を吊り出してド
    ラム缶に入れる水平クレーンと、固化体を入れたドラム
    缶に固定材を充填する固定材充填機と、固定材の充填さ
    れたドラムを移送しながら固定材を養生固化してドラム
    缶ごと廃棄体となす固定材養生コンベアと、ドラム缶に
    蓋閉めする蓋閉装置とよりなる低レベル放射性廃棄物の
    溶融減容処理後の廃棄体製造装置。
  3. 【請求項3】 充填室にプラズマ加熱溶融炉の排ガス処
    理系統に連通するダクトを有し、充填室上部の隔壁が伸
    縮できる構造であることを特徴とする請求項2記載の低
    レベル放射性廃棄物の溶融減容処理後の廃棄体製造装
    置。
  4. 【請求項4】 充填室の下部に、該充填室内に入れられ
    た受容器及び保持容器を振動させる加振機が設けられて
    いることを特徴とする請求項2又は3記載の低レベル放
    射性廃棄物の溶融減容処理後の廃棄体製造装置。
  5. 【請求項5】 充填室の隔壁上端に、プラズマ加熱溶融
    炉の出湯口を閉鎖する駆動式のスライドドアが設けられ
    ていることを特徴とする請求項2,3,4のいずれかに
    記載の低レベル放射性廃棄物の溶融減容処理後の廃棄体
    製造装置。
  6. 【請求項6】 充填室の底板下面にシール機構が設けら
    れ、リフタを上昇して受容器及び保持容器を充填室内に
    入れた際、架台が前記シール機構に当接して、充填室の
    底の容器出入れ口が閉鎖され気密にシールされるように
    なされていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか
    に記載の低レベル放射性廃棄物の溶融減容処理後の廃棄
    体製造装置。
  7. 【請求項7】 受容器に吊り上げバーが備えられ、受容
    器の側壁が厚さ3mm以下の薄肉鋼製であると同時に受容
    器の底が厚さ5mm以上の厚肉にするか不定形耐火物で形
    成して補強されていることを特徴とする請求項2〜6の
    いずれかに記載の低レベル放射性廃棄物の溶融減容処理
    後の廃棄体製造装置。
  8. 【請求項8】 保持容器は受容器よりも背の高い部分の
    内周面に上方に拡開するテーパが付され、そのテーパ面
    の一部に外周に通ずる湯道が設けられてその外側に溢流
    した溶融物を受ける回収容器が設けられていることを特
    徴とする請求項2〜7のいずれかに記載の低レベル放射
    性廃棄物の溶融減容処理後の廃棄体製造装置。
  9. 【請求項9】 保持容器開放装置により受容器及び固化
    体と分離された保持容器を回送する途中に、新規の受容
    器を装入する受容器装填クレーンと、受容器の装入され
    た保持容器を締結する締結装置とが付設されていること
    を特徴とする請求項2〜8のいずれかに記載の低レベル
    放射性廃棄物の溶融減容処理後の廃棄体製造装置。
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