JPH06299267A - 金属間化合物鋳物の製造方法及びその製造装置 - Google Patents

金属間化合物鋳物の製造方法及びその製造装置

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JPH06299267A
JPH06299267A JP5251092A JP25109293A JPH06299267A JP H06299267 A JPH06299267 A JP H06299267A JP 5251092 A JP5251092 A JP 5251092A JP 25109293 A JP25109293 A JP 25109293A JP H06299267 A JPH06299267 A JP H06299267A
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    • B22D27/00Treating the metal in the mould while it is molten or ductile ; Pressure or vacuum casting
    • B22D27/04Influencing the temperature of the metal, e.g. by heating or cooling the mould
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D18/00Pressure casting; Vacuum casting
    • B22D18/06Vacuum casting, i.e. making use of vacuum to fill the mould

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、自動車産業、航空宇宙産
業、及び、その他の産業の必要に応じて、低コストで低
汚染の金属間化合物鋳物を、大量生産するために使用す
ることにある。 【構成】 このため、この発明は、固体の第1金属を含
む挿入物を収蔵する第1容器と、第2金属を含む挿入物
を溶融する第2容器と、第1金属の挿入物と接触させる
べく、第2金属を含む溶融挿入物を容器中に注入する手
段と、容器中の第1金属と第2金属を含む各挿入物を、
発熱反応させて鋳込用の金属間化合物溶融物が生成する
ように加熱する手段であって、発熱反応によって、溶融
物が得られる所用時間と、容器中の溶融物の滞留時間
と、が短縮されて、容器との反応による溶融物の汚染が
低減されるようにする、加熱手段と、溶融物が凝固する
と金属間化合物鋳物が形成されるように、溶融物をモー
ルド22中に鋳込みする手段と、を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属間化合物鋳物の製
造方法及びその製造装置に係り、特にチタン・アルミナ
イド鋳物等の金属間化合物鋳物を低コストで大量生産す
るとともに金属間化合物溶融物と溶融物格納物質の間の
反応に起因する有害な汚染を生じさせない金属間化合物
鋳物の製造方法及びその製造方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】チタン等の反応性地金の重量比が高い合
金の多くは、合金が許容不可能な程度に汚染されるま
で、空気、並びに、極普通の坩堝耐火物と反応する。こ
のため、一般に、かかる合金は、合金装入物中に熱を発
生させるべくアーク又は電気誘導を使って水冷式金属
(例えば、銅)坩堝中で溶融される。
【0003】米国特許第4,738,713号は、上記
溶融方法の1つを代表する。この特許の溶融方法は、電
力の使用が非常に非効率的である。更に、斯様な方法の
実績によると、達成可能な溶融過熱量は、坩堝の寿命に
限定されるので同寿命に左右されやすい。但し、この方
法が使用されているのは、所要合金の特製溶融電極を必
要とする消耗アーク溶融法よりも安価な溶融ストックを
使用するからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、水冷式銅坩
堝を使用するアーク溶融法(例えば、米国特許第2,5
64,337号参照)によって、反応性合金を溶融する
場合に比較的高い過熱量を得ることができる。但し、誘
導溶融法だけでなくアーク溶融法も、冷却水が溶融反応
性合金と当接して水素ガスを生成する坩堝欠陥の場合、
爆発の可能性があるので危険である。アーク溶融法と誘
導溶融法は、いずれも、吹止め壁を有する特殊構造のビ
ルディング中の妨爆壁の背後などから遠隔操作される。
このため、かかる低温壁金属坩堝又は炉の稼働がコスト
高になった上に、良好な工程制御を行うことが困難であ
った。
【0005】従来の技術による加工装置の一部では、チ
タン合金等の反応性合金が、酸化カルシウム坩堝を使っ
て溶融されて鋳込みされた。但し、この合金溶融物の酸
素汚染が急速であるので、アルミニウムを含有する一部
の合金の場合、大きな酸化アルミニウム蒸気が発生する
とともに、その発生量は、従来の鋳造ユニットの実用的
効果が、当該鋳造ユニットと係合する真空システムとチ
ャンバを汚染させることによって妨げられる程度であ
る。
【0006】他の従来の技術による加工装置では、米国
特許第3,484,840号を参照されたいが、チタン
合金が、溶融物の有害な汚染が生じないように黒鉛で内
張りされた坩堝中で急速に溶融された。この特許のプロ
セスは、溶融温度の正確な制御ができないので、加熱サ
イクルが長すぎると余剰溶融物の汚染が生じることがあ
る。加えて、溶融物の坩堝の底部からの流出を抑制する
のは困難であり、この理由は、坩堝底部の金属ディスク
の中央部の溶融が上記目的のため必要であるからであ
る。上記構造では、溶融物流動オリフィスは、溶融速
度、装入物の直径、及び、ディスクサイズによって異な
るので、溶融物流動の抑制を困難にしている。
【0007】近年、特にTiAl等の金属間化合物合金
が、高温度で高強度であるとともに比較的軽量であるこ
とが非常に望ましい使用条件の航空宇宙産業と自動車産
業の使用に相当注目された。但し、当該金属間化合物合
金は、大部分のチタンを含有する(いわゆるガンマTi
Alは、重量比66%のTiと、残りのほぼ殆どのAl
と、から成る)ので、汚染の無い溶融と鋳造を困難にす
るとともに非常にコスト高になる。自動車の排気弁のよ
うな構成要素の使用に適応させるためには、金属間化合
物合金は、有害な汚染を発生させずに、高生産量且つ低
コストの方式で溶融させて鋳込する必要がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、第1に、固体の第1金属
を含む装入物を容器中に納置するステップと、前記第1
金属と発熱反応する第2金属を含む装入物を溶融させる
ステップと、前記第2金属を含む前記溶融装入物を前記
第1金属の前記装入物と接触させるべく前記容器に注加
するステップと、前記容器中で接触状態の前記第1金属
と前記第2金属を含む前記各装入物を、前記第1金属と
前記第2金属を発熱反応させて鋳込用の溶融物が生成す
るように加熱するステップであって、前記発熱反応によ
って、前記溶融物が得られる所要時間と、前記容器中の
前記溶融物の滞留時間と、が短縮されて、前記容器との
反応による前記溶融物の汚染が低減されるようにする前
記加熱ステップと、前記溶融物が凝固すると金属間化合
物鋳物が形成されるように前記溶融物を前記容器からモ
ールド中に鋳込みするステップとからなることを特徴と
する。
【0009】第2に、固体の第1金属を含む装入物を収
蔵する第1容器と、第2金属を含む装入物を溶融する第
2容器と、 前記第1金属の前記装入物と接触させるべ
く、前記第2金属を含む前記溶融装入物を前記容器中に
注入する手段と、前記容器中の前記第1金属と前記第2
金属を含む前記各装入物を、発熱反応させて鋳込用の金
属間化合物溶融物が生成するように加熱する手段であっ
て、前記発熱反応によって、前記溶融物が得られる所要
時間と、前記容器中の前記溶融物の滞留時間と、が短縮
されて、前記容器との反応による前記溶融物の汚染が低
減されるようにする、前記加熱手段と、前記溶融物が凝
固すると金属間化合物鋳物が形成されるように、前記溶
融物をモールド中に鋳込みする手段とを具備することを
特徴とする。
【0010】
【作用】この発明によれば、固体の第1金属から成る装
入物が容器中に納置されるとともに、前記第1金属と発
熱反応する第2金属から成る装入物が別の容器中で溶融
される、金属間化合物鋳物(例えば、チタン、ニッケ
ル、鉄、等のアルミナイド鋳物)を製造する方法と装置
に関する。前記第2金属から成る前記溶融装入物は、前
記第1金属と接触すべく、前記第1金属装入物を格納す
る前記容器に注加される。あるいは、固体形状の第2金
属の装入物を前記溶融容器中に納置して、他方の装入物
と接触させる。前記第1金属及び前記第2金属から成る
前記各装入物は、前記容器中で(例えば、誘導によっ
て)急速に加熱され、前記各装入物を発熱反応させて溶
融物を生成するとともに、前記溶融物は、可鋳温度に加
熱されてモールド中に重力又は逆重力鋳込みされる(例
えば、米国特許第5,042,561号に説明される通
り)ようになっている。前記第1金属と前記第2金属の
間の発熱反応によって、相当な熱(即ち、この金属間化
合物は高い生成熱を有する)が放出されるとともに、こ
の熱によって、モールド中に鋳込み可能な溶融物を得る
所要時間が短縮される。特に、前記第1金属と前記第2
金属の間の発熱反応によって、実際、前記容器中の金属
間化合物溶融物の滞留時間が短縮される。次に、この短
い滞留時間によって、前記容器の物質との反応による前
記溶融物の潜在的な汚染が減少する。
【0011】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜3は、この発明の第1実
施例を示すものである。
【0012】図1には、本発明の1実施例に基づく金属
間化合物鋳物の製造装置が図示されており、この装置
は、モールド部10と固定溶融部12で構成されるとと
もに、このモールド部は、前記固定溶融部の真下に載設
され、金属間化合物溶融物を重力鋳込みするようになっ
ている。例示上、この装置を、TiAl溶融物の鋳込み
に基づいて説明するが、本発明は、これに限定されず、
他の金属間化合物合金の鋳物を製造するために実施する
ことができ、かかる他の金属間化合物合金には、金属間
化合物合金が後述されるように発熱反応する第1金属と
第2金属から成る、Ti3Al、TiAl3、NiAl、
及び、その他所望のアルミナイドとケイ化物等が含まれ
るが、これらに限定されるものではない。この金属間化
合物は、第1金属と第2金属以外の合金物を含むことが
できる。例えば、Mn、Nb、及び(又は)、他の合金
物で合金されるTiAlを鋳造することができる。
【0013】モールド部10は、チャンバ20aを有す
る鋼鉄のモールド容器20を含むとともに、このチャン
バ20a中には、多数のモールドキャビティ24を有す
るインベストメントモールド22が、低反応性微粒子の
集合26に内設される。このチャンバ20aは、図示さ
れるように、下部の円筒形領域と上部の円錐形領域で構
成される。モールド22は、複数の横堰31を介してモ
ールドキャビティ24に連結される縦湯口28を含む。
【0014】上部延出部又は領域29は、モールド22
と一体形成されて、円筒形の溶融容器支持カラー30
と、中央の円筒形の溶融物収蔵チャンバ32と、が得ら
れ、このチャンバ32によって、モールド湯口28は、
溶融容器54と連通される。
【0015】インベストメントモールド22、及び、一
体構造の延出部29は、ワックス又は別の取外し可能な
原型が、耐火微粒子のスラリーとスタッコで繰り返し被
包されて所望のモールド壁厚を原型の周りに構築する、
周知のロストワックス法によって形成される。次に、こ
の原型が溶融又は別の方法で抜出されてモールドが残
り、この後、このモールドが、鋳造に所要の強度になる
ように高温度で焼成されるのが普通である。
【0016】上述のTiAl金属間化合物合金を鋳込み
する場合、インベストメントモールド22は、内部ジル
コニア又はイットリア・フェースコートと、このモール
ドの本体を形成するジルコニア又はアルミナの外部バッ
クアップ層と、から成る(米国特許第4,740,24
6号参照)。使用される全モールド壁厚は、0.1イン
チから0.3インチにすることができる。内部フェース
コートは、モールド内に鋳込みされるTiAl溶融物
と、せいぜい、僅かな反応しか呈しないように選定さ
れ、モールド22で凝固中の前記溶融物の汚染を最小限
に抑えるようになっている。TiAlを鋳込みするのに
好適な内部モールドフェースコートは、ジルコニア・ア
セテート液とジルコニア粉から成るスラリーとして被着
されるとともに乾燥されて、溶融アルミナ(メッシュサ
イズ80)で塗布される。1つのフェースコート層が被
着される。このフェースコートと併用するのに好適なバ
ックアップ層は、ケイ酸エチル液と薄板状のアルミナか
ら成るスラリーとして被着されるとともに乾燥されて、
溶融アルミナ(メッシュサイズ36)で塗布される。T
iAl以外の溶融物に適格なモールドフェースコート
は、容易に選定することができる。
【0017】微粒子集合26は、融解されてモールド2
2中に鋳込みされる微粒子溶融物に対して低反応性を呈
するように選定されるので、万一溶融物がモールド22
から漏出する場合、この溶融物は、反応を起こさない無
害な形で集合26中に密閉される。TiAl溶融物の場
合、微粒子集合26は、メッシュサイズがマイナス10
0プラス200のジルコニア粒から成る。
【0018】モールド容器20は、従来のオン/オフバ
ルブ38を介してアルゴン又は他の不活性ガスのソース
40と連通されるポート36を含む。このポート36
は、微粒子集合26に対し不透過性になるように選定さ
れるさん孔スクリーン41によって遮蔽され、当該微粒
子を容器20内に密封するようになっている。バルブ3
8は、後述するように、鋳込み作業中に駆動されて、ア
ルゴンガスを容器20のモールドの周りに吸入する。
【0019】モールド容器20は、この容器20の真下
の昇降機21(概略図示)によって、溶融部12を基準
に移動させることができる。モールド容器20は、この
容器20の上端部に近接する拡径外周ショルダ又はフラ
ンジ42を含むとともに、このショルダ又はフランジ4
2は、鋳込み作業中、溶融部12と係合するようにでき
ている。
【0020】特に、溶融部12は、溶融チャンバ52を
耐火溶融容器54の周りに形成する金属(例えば、鉄
鋼)溶融密閉箱50を含む。この溶融密閉箱50は、側
壁56と、シーリングガスケット60で前記側壁に封着
される取外し可能な蓋58と、から構成される。
【0021】側壁56は、拡径外周ショルダ又はフラン
ジ62を含むとともに、このショルダ又はフランジ62
に、モールド容器のショルダ又はフランジ42が、鋳込
み作業中、リフト21の作動によって密接に係止され
る。ガスシーリングガスケット63が、当該ショルダ4
2と62の間に介在される。
【0022】また、側壁56は、密閉式入力ポート66
を含み、電力供給カップリング68a、68bを、電力
源(図示せず)から、チャンバ52中の溶融容器54に
周設される誘導コイル68まで、貫通させるようになっ
ている。また、側壁56は、ポート70を含むととも
に、このポート70は、導管72とバルブ74を介し
て、アルゴン又は別の不活性ガスのソース76と連通さ
れるか、あるいは、バキュームソース(例えば、真空ポ
ンプ)78と連通される。
【0023】取外し自在な蓋58は、密閉可能なポート
80を含むとともに、このポート80を通って、金属間
化合物溶融物の溶融金属成分が、ポート80に一時的に
挿入される耐火(例えば、粘土結合ムライト)漏斗81
から溶融容器54中に注入される。また、図2に示され
るように、溶融物を溶融容器54から放出させるために
後述のように使用する場合、オプションの湯出し棒82
をポート80中に密嵌することができる。
【0024】側壁56は、内部環状ショルダ84bに締
着される外部環状ショルダ又はフランジ84aを含むと
ともに、この内部環状ショルダ84b上には、一般に4
つのコイル支持体86が拡周方向に載設され、誘導コイ
ル68を支持する。これらのフランジ84a、84b
は、ナット/ボルトの締着具84cによって緊締され、
大きさの異なる溶融容器/誘導コイルに応じて異なるフ
ランジ84bを使用できるようになっている。
【0025】微粒子集合26は、コイル68と溶融容器
54の間を上方に延設され、容器54から漏出あるいは
流出する恐れのある溶融物を当該低反応性微粒子内に密
封するようになっている。
【0026】図1に示されるように、円筒形の薄板セラ
ミックシェル90が、(例えば、ケイ酸カリウム・セラ
ミック接着剤で)カラー30上に締着されて支持され
る。カラー30は、脆い耐火クロージャ部材92を含む
とともに、このクロージャ部材92が、溶融容器54の
底部に近設されるように重力によって所定位置に保持さ
れることが分かる。クロージャ部材92は、環状切欠け
92aを含み、これによって、このクロージャ部材は容
易に破壊され易くなり、溶融物を溶融容器54からモー
ルド22に放出するようになっている。
【0027】また、セラミックシェル90は、モールド
22に使用されるのと同様のセラミック材から同様の壁
厚まで、上述のロストワックス法によって形成される。
また、クロージャ部材92は、モールド22及びシェル
90と同様の材料と厚さから成る。
【0028】このように、溶融容器54は、カラー3
0、シェル90、及び、クロージャ部材92によって形
成される。カラー30、シェル90、クロージャ部材9
2が組み合わせられて溶融容器54を形成した後、この
容器54は、「ポリカーボン・コーポレーション」(P
olycarbon Corporation)が販売
する「グラフォイル」(GRAFOIL)黒鉛シート又
は黒鉛布材ライナ94で内張りされる。通常、このライ
ナの厚さは、0.010インチである。ライナ94は、
溶融物が溶融容器54中に滞留する短時間の間に亘っ
て、溶融物に対し全く無反応性である。このライナは、
溶融物による炭素のピックアップを低減すべくイットリ
アでコートすることができる。TiAl溶融物を格納す
るために使用可能な他のライナ物質には、イットリアと
トリアが含まれるが、これらに限定されない。所要に応
じて、TiAl溶融物以外の溶融物に適合するライナ物
質は、容器54中の溶融物滞留時間の間、溶融物に対し
て殆ど無反応性になるように選定することができる。
【0029】溶融容器54の開口上端部は、繊維状のア
ルミナで作られたクロージャプレート100によって部
分的に閉口される。このプレート100は、中央開口1
02を含み、この中央開口100を通って、金属間化合
物溶融物の溶融金属成分を容器に注加することができ
る。また、この開口は、所要に応じて、上記湯出し棒8
2を嵌入する。
【0030】本発明の方法実施例に基づく使用では、モ
ールド22は、容器20中の微粒子集合26(例えば、
ジルコニア粒)中に被包される。次に、クロージャ部材
92を載上する、「グラフォイル」(GRAFOIL)
で内張りされたシェル90が、カラー30に係着され
る。
【0031】固体の非合金チタン(金属間化合物合金の
第1金属)片の装入物C1が、溶融容器54中に納置さ
れるとともに、プレート100がシェル90に載置され
る。チタン装入物C1は、チタン・スクラップ・シー
ト、ブリケット、又は、その他の種類から構成すること
ができる。溶融物中に含まれる(複数の)合金物は、合
金物微粒子としてチタン装入物C1とともに分散させる
ことができ、溶融物中の合金物を急速に可溶するように
なっている。
【0032】通常、Tiスクラップシート片は、サイズ
が最大1インチ×1インチ×1/16インチであり、
「ケマロイ・カンパニー」(Chemalloy C
o.)から販売されている。ブリケットは、約1インチ
×1インチ×3インチに採寸されるチタン・スポンジで
作られる。チタン装入物C1は、金属間化合物鋳物中の
所望のTi重量比が得られるような量が添加される。通
常、この装入物C1は手動で注加される。
【0033】この装入アゼンブリは、容器20の真下に
設けられる、油圧リフト機構等の昇降機21によって上
方に持ち上げられる。当該装入アゼンブリは、固定溶融
密閉箱50中の誘導コイル68内の溶融容器54を位置
決めするために持ち上げられる。溶融密閉箱50の蓋5
8は、この段階では無いか、又は、遠隔位置に在る。
【0034】次に、溶融容器54とコイル68の間の環
状空間が、この開口密閉箱50を介して微粒子(ジルコ
ニア粒)で充填されて、集合26を図1に示される高さ
まで容器54に周設する。次に、蓋58が、側壁56の
シーリングガスケット60上に密着されて、溶融/鋳込
み作業の開始に備える。
【0035】鋳込みサイクルの開始時では、先ず、溶融
チャンバ52が、0.1トル(100ミクロン)未満に
減圧され、次に、ポート70からアルゴンで充満されて
僅かに大気圧を越える(5トルよりも高く、通常、5ト
ル〜80トル)まで戻される。次に、必要に応じて、チ
タン固体片の装入物(溶融ストック)C1が、誘導コイ
ル68によって華氏300度から華氏1500度まで
(即ち、チタンの液相線温度未満)予熱される。
【0036】同時に、アルミニウムの装入物(溶融スト
ック)C2が、この鋳造装置の外の溶融容器110中で
融解されて、金属間化合物合金の第2金属成分が得られ
る。特に、アルミニウム・スクラップ又は他の非合金
(又は、僅かな比率の合金物で合金される)アルミニウ
ムの装入物が、従来のガス焼成融解装置によって、粘土
/黒鉛耐火物から成る容器110中で空気融解される。
この溶融アルミニウム装入物C2は、容器110中で華
氏約1300度に加熱されて、華氏80度の過熱量が得
られる。この溶融アルミニウムは、耐火漏斗81から溶
融容器54中に鋳込みされるとともに、この漏斗81
は、この鋳込みのために開口するポート80に一時的に
内設される。容器54に添加される溶融アルミニウムの
量は、金属間化合物合金中に所要のアルミニウム重量比
と一致する。前記漏斗が取り外されると、次に、湯出し
棒82がポート80中に密接に挿入されるとともに、容
器プレート開口102と位置合わせされながら当該プレ
ート開口102から上方の位置に保持される。漏斗81
が取り外されると、次に、湯出し棒82が、図2に示さ
れるようにポート80に密接に内設される。
【0037】次に、溶融チャンバ52が、ポート70を
介して約100ミクロン以下に減圧される。また、チャ
ンバ52の減圧排気によって、モールド容器20が減圧
排気されるとともに同容器20の容量が同一レベルにな
る。湯出し棒82は、ウィングボルトクランプ131を
湯出し棒82の周りに係着させるとともに蓋58の上部
封止部材83と係合させることによって、図2の位置に
保持又は固定される。
【0038】チャンバ52の中が所要の真空レベルに達
すると直ちに(例えば、60秒)、誘導コイル68は、
固体チタン装入物C1と溶融アルミニウム装入物C2を
加熱/溶融して溶融容器54中で反応させる出力レベル
まで生かされる。チタンとアルミニウムの各装入物は、
容器54中で発熱反応して相当な熱を発生するととも
に、この熱によって、溶融工程が加速されて、モールド
22中に鋳込み可能な金属間化合物溶融物Mが得られる
所要時間を短縮するとともに、また、前記熱が、誘導コ
イル68から必要とされる電力に取って代わる。一般
に、40ポンドから50ポンドまでの範囲のTiAl溶
融物を生成するためには、1.25分から2.00分の
間に印加される200KWから240KWまでの範囲の
出力レベルを使用することができる。この出力レベルと
時間は、所望の過熱量を短時間で得られるように変更及
び調節することができる。他の金属間化合物合金の溶融
物を生成するには、別の出力レベルと時間を使用するこ
とができる。
【0039】モールド22中に鋳込み可能なTiAl溶
融物を容器54中に生成する所要時間は、かなり短時間
であり、一般に約2分のパワーオン時間を超過すること
はない。このため、容器54中の溶融物の滞留時間は、
溶融物と容器耐火ライナの有害な反応を受けない程の短
さである。これによって、構造鋳物に有用な溶融物が生
じる。具体的には、重量比0.04%未満の炭素含量と
重量比0.18%未満の酸素含量が溶融物中に得られ
る。
【0040】溶融物が所望の鋳込み(過熱)温度に達す
ると直ちに(例えば、僅か1.25分後に)、湯出し棒
82を、脆いクロージャ部材92とライナ94を衝打し
て破壊するように下方に移動させることによって、溶融
物がモールド22中に鋳込みされる。これによって、溶
融物が放出されて、重力で中央のチャンバ32中に流れ
込み湯口28に流れ落ちるとともに各横堰31からモー
ルドキャビティ24中に流れ込むようになっている。し
たがって、溶融物のモールド22中への鋳込みは、クロ
ージャ部材92が破壊されて溶融物がモールド22に流
れるように放出される時間を調整することによって、正
確に制御される。破壊されたクロージャ部材92は、拡
周方向に離間される中央チャンバ32中の3つのジルコ
ニア・ロッド120(2つのみ図示)によって捕捉さ
れ、溶融物流路を開口状態に保つようになっている。
【0041】湯出し棒82は、ウイングボルトクランプ
131を手動で緩めることによって解除されるととも
に、ロッド外端部82aに印加される大気圧によって、
湯出し棒82は、溶融物を貫通しながら容器方向に移動
されて、ロッド内端部82bがクロージャ部材92とラ
イナ94を破壊するようになっている。
【0042】クロージャ部材92を破壊するために湯出
し棒82を使用する代わりに、同じようにクロージャ部
材を破壊するために圧力差をクロージャ部材の前後に設
定することができる。例えば、溶融容器54の内部を、
適切なアルゴンガス圧力供給導管121と、キャップ1
22(図3)と、を介して加圧することができるととも
に、当該導管121とキャップ122は、アルゴンガス
を、例えば、従来のアルゴンソース129からバルブ1
33を介して溶融容器54に注入するために、容器54
の開口上端部から上方に載設可能である。これによっ
て、容器54の内部は、容器20に対して相対的に加圧
することができ、溶融物が所望の鋳込み温度のときにク
ロージャ部材92を破壊するに足るガス圧力差がクロー
ジャ部材92の前後に設定されるので、これによって、
溶融物は、容器54からモールド22に流れるように放
出される。
【0043】図3では、Al溶融物が、容器110か
ら、ガス圧力差設定のために開口されるバルブ141を
経て注加される。この溶融物は、開口バルブ141と連
通される漏斗(図示せず)を通って鋳込みされる。当該
溶融物は、導管121を通って容器54中に流れ込む。
【0044】モールド材は、上述のように、溶融物がモ
ールド22中で凝固する間に溶融物/モールドの反応を
最小限に抑えるように選定される。また、これによっ
て、有害な汚染の無いTiAl鋳物の製造が助成され
る。
【0045】溶融物が上述のようにモールド22中に鋳
込みされた後、容器20とチャンバ52は、アルゴンで
充満されて大気圧に戻される。実際、溶融物を格納する
モールド22は、溶融物がモールド22中で冷えて固化
する間、アルゴンガス体で充満され、鋳物の酸化が防止
される。一旦、容器20とチャンバ52がアルゴンで充
満されると、モールド部10(通路36からアルゴンで
充満される)は、昇降機21を降下させることによって
溶融部12から切り離すことができる。これによって、
容器20、溶融物で充填されたモールド22、及び、溶
融容器54が、溶融部12から(即ち、溶融チャンバ5
2から)取り外されるので、新しいモールド容器20、
モールド22、及び、新しいチタン挿入物で充填される
溶融容器54を、上述のように溶融チャンバ52に内設
させることができ、上述のサイクルが繰り返される。同
様に、新しい溶融アルミニウム挿入物C2が、容器11
0中で生成される。
【0046】図4には、本発明の別の実施例に基づく金
属間化合物鋳物の逆重力鋳込み製造装置が図示されてい
る。特に、この装置は、モールド部210と溶融部21
2で構成されるとともに、このモールド部は、前記溶融
部の上方に載設され、金属間化合物溶融物を逆重力鋳込
みするようになっている。モールド容器220は、前述
の米国特許第5,042,561号に例示説明されるよ
うに、油圧駆動式アーム(図示せず)によって溶融部2
12を基準に移動することができる。
【0047】モールド部210は、円筒形のチャンバ2
20aを有する鋼鉄のモールド容器220を含むととも
に、このチャンバ220a中に、多数のモールドキャビ
ティ224を有するインベストメントモールド222
が、低反応性微粒子の集合226に内設される。モール
ド222は、このモールドから容器220の外側に懸吊
される細長い耐火(例えば、炭素)充填パイプ223に
支持される。充填パイプ223は、例えば、米国特許第
5,042,561号に説明されるように、モールド2
22の底部に連結されるとともに、容器220中の底部
開口に密接に貫設される。モールド湯口228は、充填
パイプ223と連通されるとともに、複数の横堰231
を介してモールドキャビティ224と連通される。イン
ベストメントモールド222は、前述したロストワック
ス法によって形成される。
【0048】モールド容器220は、ヒンジ225aで
前記容器と連結される開閉自在な蓋225を含む。この
蓋225には、通気孔221によって周囲大気と連通さ
れるシートラバーガスケット229が添着されている。
【0049】モールド222は、微粒子集合226に埋
設されるとともに、この微粒子集合226は、融解され
てモールド222中に鋳込みされる特定の溶融物に対し
て低反応性を呈するように選定されるので、万一溶融物
がモールド222から漏出する場合、この溶融物は、有
害な反応を生じないように集合226中に密封される。
TiAl溶融物に適格な微粒子は、前述の通りである。
鋳造中に前記モールドを支持するために容器220中が
相対減圧されると、ラバーガスケット229によって、
モールド222の周りの微粒子集合226が圧縮され
る。
【0050】モールド容器220は、従来のオン/オフ
バルブ238を介して真空ポンプ等のバキュームソース
240と連通される周設チャンバ236を含む。このチ
ャンバ236は、微粒子集合226に対し不透過性であ
るように選定されるさん孔スクリーン241によって遮
蔽され、これらの微粒子を容器220内に密閉するよう
になっている。また、モールド容器220は、吸込導管
237を含み、適切に遮蔽された配管243のアルゴン
を、適切なソース247から容器220に吸入するよう
になっている。
【0051】溶融部212は、溶融チャンバ252を耐
火溶融容器254の周りに形成する金属(例えば、鉄
鋼)溶融密閉箱250を含む。この溶融密閉箱250
は、側壁256と、シーリングガスケット260で前記
側壁に封着される取外し自在な蓋258と、で構成され
る。上記米国特許第5,042,561号に記述される
種類のスライドカバー261が、蓋258の固定カバー
259上に載設されるとともに、上記特許に記載の目的
のために充填パイプ223を嵌挿すべく滑動することが
できる。固定カバー259は、図4に示されるように、
モールド充填パイプ223の開口259aを含む。スラ
イドカバー261は、開口261aを含み、259a、
261aの各開口が、溶融物を容器254からモールド
222中に鋳込みするために位置合わせされると、充填
パイプ223が嵌挿されるようになっている。
【0052】側壁256は、密閉式入力ポート266を
含み、電力供給カップリング268a、268bを、電
力源(図示せず)から、チャンバ252中の溶融容器2
54に周設される誘導コイル268まで、貫通させるよ
うになっている。また、側壁256は、ポート270を
含むとともに、このポート270は、導管272とバル
ブ274を介して、アルゴン又は別の不活性ガスのソー
ス276と連通されるか、あるいは、バキュームソース
(例えば、真空ポンプ)278と連通される。
【0053】側壁256は、内部ショルダ又はフランジ
284を含むとともに、この上には、複数のコイル支持
体286が、誘導コイル268を支持すべく載設され
る。低反応性微粒子の集合219(集合226と同様)
が、コイル268と溶融容器254の間を上方に延設さ
れており、容器254から漏出あるいは流出する恐れの
ある溶融物を当該低反応性微粒子内に密封するようにな
っている。
【0054】溶融容器254は、(例えば、ケイ酸カリ
ウム・セラミック接着剤で)セラミックカラー291上
に締着されて支持される円筒形の薄板セラミックシェル
290から成る。このカラー291は、脆い耐火クロー
ジャ部材292を含むとともに、このクロージャ部材2
92は、シェル290とカラー291とクロージャ部材
292とによって区画される溶融容器254の底部に近
設されるように重力によって所定位置に保持されている
ことが分かる。クロージャ部材292は、環状切欠き2
92aを含み、これによって、このクロージャ部材は、
後述のように鋳込み工程の後で容易に破壊され易くされ
る。
【0055】また、セラミックシェル290とカラー2
91は、前述のロストワックス法によって形成される。
TiAlを鋳込みする場合、シェル290、カラー29
1、及び、クロージャ部材292は、図1の実施例に基
づいて前述した物質から成る。シェル290、カラー2
91、及び、クロージャ部材292が組み立てられて溶
融容器254を形成した後に、この容器254は、同じ
く前述した種類の「グラフォイル」(GRAFOIL)
黒鉛シート又は黒鉛布材ライナ294で内張りされる。
【0056】溶融容器254の開口上端部は、繊維状の
アルミナで作られたクロージャプレート300によって
部分的に閉口される。このプレート300は、中央開口
302を含み、この中央開口302を通って、金属間化
合物溶融物の溶融金属成分と、モールド充填パイプ22
3と、を前記容器に入れることができる。
【0057】溶融容器254の閉口下端部は、外部ショ
ルダ又はフランジ310を含むとともに、当該ショルダ
又はフランジ310は、最下位のチルモールド容器32
2上で同様のショルダ又はフランジ320と密着する。
この容器322は、金属(例えば、銅)チルモールド3
24を含むとともに、このチルモールド324は、溶融
容器254の底部の下で前記容器322に内設され、カ
ラー291が、チルモールド324で密接に支持される
ようになっている。微粒子集合219は、図示されるよ
うに、下方の前記チルモールドに達するまでこのカラー
291に周設されるとともに、スリーブ323によって
密封される。前記容器322は、昇降機221に支持さ
れる。
【0058】本発明の逆重力鋳込み実施例に基づく使用
では、図4のように、モールド222は、容器220中
の微粒子集合226(例えば、ジルコニア粒)中に被包
されるとともに、充填パイプ223は、容器220から
延設される。
【0059】溶融容器254は、容器322に内設され
るチルモールド324上に組立載設される。この容器3
22は、図4に示されるように、昇降機221によって
持ち上げられて、溶融チャンバ252中の誘導コイル2
68内の装入容器254を位置決めする。次に、微粒子
219が、開口302から溶融容器の周りに注加され
る。固体の非合金チタン(金属間化合物合金の第1金
属)片の装入物C2が、溶融容器254中に納置される
とともに、プレート300がこの溶融容器254上に載
置される。チタン装入物は、前述のように、低コストの
チタン・スクラップ・シート、ブリケット、又は、その
他適切な種類で構成することができる。合金物微粒子
は、前述のように、チタン装入物C1中に分散させるこ
とができる。
【0060】鋳込みサイクルを開始するために、先ず、
溶融チャンバ252が、約100ミクロンに減圧され、
次に、ポート270からアルゴンで充満されて僅かに大
気圧を越える(5トルよりも高い)まで戻される。次
に、必要に応じて、チタン固体片の装入物(溶融ストッ
ク)が、誘導コイル268によって華氏350度〜華氏
1500度まで(即ち、チタンの液相線温度未満)予熱
される。
【0061】同時に、アルミニウム装入物(溶融ストッ
ク)が、この鋳造装置の外の溶融容器(図示せず、但
し、図1の容器110に類似)中で融解されて、金属間
化合物合金の第2金属成分が得られる。特に、アルミニ
ウム・スクラップ又は他の非合金(又は合金)アルミニ
ウムの装入物が、前述したように粘土/黒鉛耐火内張り
を含む容器中で空気融解される。この溶融アルミニウム
は、華氏約80度の過熱度に加熱され、次に、259
a、261a、及び、302の各ポートから溶融容器2
54に鋳込みされる。この容器254に添加される溶融
アルミニウム量は、金属間化合物合金中に所要のアルミ
ニウム重量比と一致する。
【0062】アルゴンガス圧力が僅かに大気圧を越える
と、誘導コイル268は、固体チタン装入物と溶融アル
ミニウム装入物を加熱してこれらを溶融容器254中で
融解及び反応させる出力レベルまで生かされる。チタン
とアルミニウムの各装入物は、容器254中で発熱反応
して相当な熱を発生するとともに、この熱によって、溶
融工程が加速されて、モールド222中に鋳込み可能な
金属間化合物溶融物Mが得られる所要時間を短縮すると
ともに、また、前記熱は、誘導コイル268から必要と
される電力に取って代わる。誘導コイル268が生かさ
れた後の僅か1.25分後に鋳込み可能なTiAl溶融
物(42ポンド)を生成するために、240KWの出力
レベルが使用された。一般に、40ポンドから50ポン
ドまでの重量範囲のTiAl溶融物を生成するために
は、1.25分から2.0分の間に印加される200K
Wから240KWまでの範囲の出力レベルを使用するこ
とができる。この出力レベルと時間は、所望の過熱量が
短時間で得られるように変更及び調節可能である。
【0063】モールド222中に鋳込み可能なTiAl
溶融物Mを容器254中で生成する所要時間は、かなり
短時間であり、一般に約2分のパワーオン時間を超過す
ることはない。このため、容器254中の溶融物の滞留
時間は、溶融物と容器耐火ライナの有害な反応を受けな
い程の短さである。これによって、構造鋳物に有用な溶
融物が生じる。
【0064】溶融物が所望の鋳込み(過熱)温度に達す
ると直ちに(例えば、僅か1.25分後)、容器220
が降下されて、図5のように、充填パイプ223が、ポ
ート259aとポート302をも通過して容器254中
の溶融物M中に挿入される。容器220は、前述の油圧
駆動式アーム(図示せず)によって移動される。前記充
填パイプが溶融物中に浸漬される前に、又は、同時に、
チャンバ236によって前記容器内が減圧される。これ
によって、モールド222が、溶融チャンバ252中の
常圧のアルゴンガス圧力と比較して減圧されて、モール
ドキャビティ224と、容器254中の溶融物と、の間
の負圧の差圧が、溶融物を充填パイプ223から上方の
モールド222中に吸入させるのに必要なだけ設定され
るようになっている。
【0065】モールド222が溶融物で充填されて、当
該鋳込材が各モールドキャビティ224中で固化される
と、次に、容器220が下降され、充填パイプ223を
クロージャ部材292とライナ294に衝打させてこれ
らを破壊する。次に、容器220が上昇されて、充填パ
イプ223を溶融チャンバ252から抜出する。この移
動中、充填パイプ中の溶融物の一部が流出して前記容器
中に戻る。この排出溶融物、並びに、容器254中に残
留する未使用の溶融物は、チルモールド324中に流入
し、ここで溶融物が急速に固化する。次に、このチルモ
ールド中の溶融物が充分に(例えば、華氏1100度
に)冷めた後、この溶融物で充填されるチルモールド3
24と容器254は、昇降機221を下降させることに
よって溶融チャンバ252から取り出すことができる。
【0066】排出/未使用の溶融物を急速に凝固させる
ためにチルモールド324を使用することによって、新
しい容器322、チルモールド324、及び、チタンが
装入される容器254を以後の部品鋳造のために設定す
る所要時間が短縮される。このチルモールド234が無
い場合、排出/未使用の溶融物は、容器254中に残留
するとともに、溶融チャンバから取り出しできる程の低
温度まで緩慢に冷やす必要がある。
【0067】新しい容器322とチルモールド324と
装入容器254が、上述のように溶融チャンバ252中
の所定位置に配設された後に、アルミニウム溶融物を別
の溶融容器(図1の容器110参照)中で生成させるこ
とができるので、前述の鋳込みサイクルが繰り返され
て、容器220中の新しいモールド222が鋳込みされ
る。このため、鋳込サイクルタイムが短縮される。
【0068】(ちょうど溶融チャンバ252から取り外
された)溶融物充填のモールド222は、吸入導管23
7を貫通するアルゴンフローとともに、このモールドの
容器220中に残されるので、溶融物が凝固するととも
に(又は)アルゴン下で周囲温度に冷やすことができ
る。モールド材は、前述のように、溶融物がモールド2
22中で凝固する間に溶融物/モールドの反応を最小限
に抑えるように選定される。また、これによって、有害
な汚染の無いTiAl鋳物の製造が助成される。
【0069】図4から図5の装置は、短時間の鋳込サイ
クルタイムを特徴とする。例えば、TiAlで作られる
自動車排気弁の製造では、各々が270のモールドキャ
ビティを有する3つのモールド222を、図4の装置で
毎時間逆重力鋳込みすることができる。モールド222
が充填された後に充填パイプ223が溶融物から抜出さ
れると、容器中のTiAl装入物は、11ポンドが充填
パイプ223から排出されるので54ポンドになる。こ
のため、全体で400万個の排気弁を、毎年、1つの装
置(図4と図5)毎に鋳造することができる。当該弁
は、他に利用できる方法に対して低コストで鋳造される
とともに、溶融物/容器及び溶融物/モールドの各反応
によって生じる有害な汚染が無い。
【0070】例示上、本発明の特定の好適な実施例を詳
細に開示したが、部品の再構築を含むこの開示装置の変
更又は改造は本発明の範囲内であることが認識されるで
あろう。
【0071】即ち、必要に応じて空気から保護される固
体の第1金属の装入物が、容器中に納置されるととも
に、前記第1金属と発熱反応する第2金属の装入物が、
別の容器中で溶融される、金属間化合物鋳物(例えば、
チタン、ニッケル、鉄、等のアルミナイド鋳物)を製造
する方法と装置に関する。前記溶融第2金属は、前記第
1金属と接触すべく、前記第1金属装入物を格納する前
記容器に注加される。前記第1金属と前記第2金属は、
発熱反応させて溶融物が生成するように前記容器中で加
熱されるとともに、前記溶融物は、モールド中に重力又
は逆重力鋳込みされる。前記第1金属と前記第2金属の
間の発熱反応によって、相当な熱が放出されるととも
に、この熱によって、モールド中に鋳込み可能な溶融物
を得る所要時間が短縮される。特に、前記第1金属と前
記第2金属の間の発熱反応によって、実際、前記容器中
の金属間化合物溶融物の滞留時間が短縮される。次に、
この短い滞留時間によって、前記容器の物質との反応に
よる前記溶融物の潜在的な汚染が減少する。更に、前記
容器中の前記各金属を加熱溶融するために必要なエネル
ギー要件が、相当低減される。本発明を実施する場合、
低コスト形態の前記第1金属と前記第2金属を使用する
ことができる。このため、全体の鋳造コストが削減され
る。本発明の方法と装置は、自動車産業、航空宇宙産
業、及び、その他の産業の必要に応じて、低コストで低
汚染の金属間化合物鋳物を大量生産するために使用する
ことができる。
【0072】この結果、固体の第1金属から成る装入物
が容器中に納置されるとともに、前記第1金属と発熱反
応する第2金属から成る装入物が別の容器中で溶融され
る、金属間化合物鋳物(例えば、チタン、ニッケル、
鉄、等のアルミナイド鋳物)を製造する方法と装置に関
する。前記第2金属から成る前記溶融装入物は、前記第
1金属と接触すべく、前記第1金属装入物を格納する前
記容器に注加される。あるいは、固体形状の第2金属の
装入物を前記溶融容器中に納置して、他方の装入物と接
触させる。前記第1金属及び前記第2金属から成る前記
各装入物は、前記容器中で(例えば、誘導によって)急
速に加熱され、前記各装入物を発熱反応させて溶融物を
生成するとともに、前記溶融物は、可鋳温度に加熱され
てモールド中に重力又は逆重力鋳込みされる(例えば、
米国特許第5,042,561号に説明される通り)よ
うになっている。前記第1金属と前記第2金属の間の発
熱反応によって、相当な熱(即ち、この金属間化合物は
高い生成熱を有する)が放出されるとともに、この熱に
よって、モールド中に鋳込み可能な溶融物を得る所要時
間が短縮される。特に、前記第1金属と前記第2金属の
間の発熱反応によって、実際、前記容器中の金属間化合
物溶融物の滞留時間が短縮される。次に、この短い滞留
時間によって、前記容器の物質との反応による前記溶融
物の潜在的な汚染が減少する。この工程の間、前記溶融
物と鋳物が空気と有害な反応をしないように、必要に応
じて、真空、不活性ガス、又は、略無反応性ガス体、等
の手段を使用することが望ましい。
【0073】更に、前記容器中の前記各金属を加熱溶融
するのに必要なエネルギー要件が、相当低減される。本
発明を実施する場合、低コスト形態の前記第1金属と前
記第2金属を使用することができる。このため、全体の
鋳造コストが削減される。本発明の方法と装置は、自動
車産業、航空宇宙産業、及び、その他の産業の必要に応
じて、低コストで汚染の無い金属間化合物鋳物を大量生
産するために使用することができる。
【0074】本発明の1実施例では、前記第1金属の装
入物は、チタン、ニッケル、鉄、又は、その他所望の金
属の中から1つ選択される。前記第2金属の溶融又は固
体の装入物は、アルミニウム、シリコン、又は、その他
所望の金属である。前記第1金属装入物は、前記溶融第
2金属を前記容器中に注入する前に予熱させることが望
ましい。
【0075】本発明の別の実施例では、前記溶融物が、
前記容器下に載設されるモールド中に重力鋳込みされる
とともに、この鋳込みが、前記モールドと前記容器を連
通させるべく前記容器の底部の脆いクロージャ部材を破
壊又は破砕することによって行われる。溶融温度(例え
ば、溶融過熱)は、前記溶融物を前記下敷きモールド中
に放出すべく前記クロージャ部材の破壊の適切なタイミ
ングによって、正確に制御することができる。前記クロ
ージャ部材は、前記容器中で移動可能な湯出し棒で衝打
することによって破壊することができるとともに、ある
いは、前記容器の内側の前記溶融物に印加されるガス圧
力を前記容器の外側のガス圧力に対して相対的に上昇さ
せる等して前記クロージャ部材の前後の液圧差を適切に
設定することにより、破壊することができる。
【0076】更に、本発明の別の実施例では、前記溶融
物は、前記容器の上方に設けられるモールド中に、前記
溶融物と前記モールドの間に介在される充填パイプを介
して逆重力鋳込みされる(例えば、米国特許第5,04
2,561号参照)。前記容器は、逆重力鋳込後、前記
容器の底部の脆いクロージャ部材を破壊することによっ
て、前記容器中に残留する未使用の溶融物を排出させる
ことができる。前記容器は、前記クロージャ部材の破壊
の直後、下敷きチルモールドと連通され、前記未使用の
溶融物を前記チルモールド中に収蔵して凝固させるよう
になっている。この構成によって、未使用の排出溶融物
を取り除くとともに以後の鋳造用の新しい坩堝とモール
ドを組み立てる所要時間が短縮される。
【0077】更に本発明の別の実施例では、前記モール
ドは、薄肉のインベストメントモールドから成るととも
に、前記モールドは、前記溶融物が前記モールド中に重
力又は逆重力鋳込みされる間、耐火(例えば、セラミッ
ク)微粒子の集合に内設される。また、前記溶融容器
は、同様の耐火微粒子の集合で被包させることができ
る。前記各微粒子集合(又は、他の無反応性密閉手段)
によって、前記容器又は前記モールドから漏出する恐れ
のある溶融物が密封される。
【0078】本発明の特定の実施例では、固体のチタン
装入物を、耐火物(例えば、黒鉛)で内張りされた容器
中に納置することと、前記装入物をチタンの液相線温度
未満の高温度に予熱することと、アルミニウムを別の容
器中で溶融することと、この溶融アルミニウムを、前記
チタン装入物と接触させるべく前記内張り容器に注加す
ることと、によって、多数のチタン・アルミナイド鋳物
が製造される。前記アルミニウムと前記チタンは、前記
容器中で加熱され、発熱反応して金属間化合物溶融物を
生成するとともに、前記金属間化合物溶融物は、多数の
成型キャビティを有するインベストメントモールド中に
重力又は逆重力鋳込みされる。前記アルミニウムと前記
チタンの間の発熱反応によって、前記容器中の前記溶融
物の滞留時間が短縮されて、前記容器との反応による前
記溶融物の汚染が減少するとともに、また、前記発熱反
応によって、鋳込み可能な前記溶融物を生成するエネル
ギー要件が低減される。前記チタン金属とアルミニウム
は、比較的低コストのスクラップ金属で構成することが
できる。
【0079】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、自動車産業や航空宇宙産業及びその他の
産業の各要件に適合する、有害な汚染の無い金属間化合
物鋳物を、高生産量且つ低コスト方式で製造するのに有
用であると同時にこれに限定されないことがない。
【0080】また、金属間化合物鋳物を、耐火溶融容器
と、溶融及び固体の溶融ストックの組み合わせと、を使
って製造するとともに前記容器との反応による前記溶融
物の有害な汚染が生じないようにすることができる。
【0081】更に、低エネルギー要件でモールド中に鋳
込み可能な溶融物を生成することができる比較的低コス
トの溶融ストックを使用することによって、金属間化合
物鋳物を低コストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の重力鋳込法の実施例を実行する、本発
明の1実施例による装置の概略側断面図である。
【図2】漏斗を湯出し棒に置き換えた、図1と同様の概
略側断面図である。
【図3】溶融容器の底部クロージャ部材を破壊する別の
手段(ガス圧力差手段)を図示する図1の装置と類似す
る装置の図である。
【図4】本発明の逆重力鋳込法の実施例を実行する、本
発明の第2実施例による装置の概略側断面図である。
【図5】充填パイプが溶融物中に浸漬されている、図4
と同様の概略側断面図である。
【符号の説明】
10 モールド部 12 固定溶融部 20 モールド容器 22 モールド 50 溶融容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 メルトン シー. フレミングス アメリカ合衆国 02140 マサチューセッ ツ州 ケンブリッジ ヒルサイド アヴェ ニュー 11番地

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体の第1金属を含む装入物を容器中に
    納置するステップと、前記第1金属と発熱反応する第2
    金属を含む装入物を溶融させるステップと、前記第2金
    属を含む前記溶融装入物を前記第1金属の前記装入物と
    接触させるべく前記容器に注加するステップと、前記容
    器中で接触状態の前記第1金属と前記第2金属を含む前
    記各装入物を、前記第1金属と前記第2金属を発熱反応
    させて鋳込用の溶融物が生成するように加熱するステッ
    プであって、前記発熱反応によって、前記溶融物が得ら
    れる所要時間と、前記容器中の前記溶融物の滞留時間
    と、が短縮されて、前記容器との反応による前記溶融物
    の汚染が低減されるようにする前記加熱ステップと、前
    記溶融物が凝固すると金属間化合物鋳物が形成されるよ
    うに前記溶融物を前記容器からモールド中に鋳込みする
    ステップとからなることを特徴とする金属間化合物鋳物
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記装入物を、前記第2金属を含む前記
    溶融装入物の前記容器への注入前に予熱することを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の金属間化合物鋳物の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 前記装入物が、前記第1金属の複数の固
    体片を含むことを特徴とする請求項1に記載の金属間化
    合物鋳物の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記固体片が、前記第1金属を含むスク
    ラップ片からなることを特徴とする請求項3に記載の金
    属間化合物鋳物の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1金属と前記第2金属を含む前記
    各装入物が、前記容器の周りの誘導コイルを生かすこと
    によって前記容器中で加熱されることを特徴とする請求
    項1に記載の金属間化合物鋳物の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記モールドと前記容器を連通させるべ
    く前記容器の底部のクロージャ部材を破壊することによ
    って、前記溶融物が、前記容器下に載設される前記モー
    ルド中に重力鋳込みされることを特徴とする請求項1に
    記載の金属間化合物鋳物の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記溶融物が、前記容器の上方に設けら
    れる前記モールド中に逆重力鋳込みされることを特徴と
    する請求項1に金属間化合物鋳物の製造方法。
  8. 【請求項8】 逆重力鋳込み後に前記容器中に残留する
    溶融物を、前記容器の底部のクロージャ部材を破壊する
    ことによって前記容器から排出させることを含むことを
    特徴とする請求項7に記載の金属間化合物鋳物の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記容器下に載設されるチルモールド
    を、前記クロージャ部材が破壊されると前記容器と連通
    させて、前記残留溶融物を前記チルモールド中に収蔵す
    るとともに凝固させるようにすることを含むことを特徴
    とする請求項8に記載の金属間化合物鋳物の製造方法。
  10. 【請求項10】 固体金属を含む装入物を容器中に納置
    するステップと、アルミニウムを含む別の装入物を別の
    容器中で溶融させるステップと、アルミニウムを含む前
    記溶融装入物を、前記金属の前記装入物と接触させるべ
    く前記容器に注加するステップと、前記容器中の前記ア
    ルミニウムと前記金属を含む前記各装入物を、発熱反応
    させて鋳込用の金属間化合物溶融物が生成するように加
    熱するステップであって、前記発熱反応によって、前記
    溶融物が得られる所要時間と、前記容器中の前記溶融物
    の滞留時間と、が短縮されて、前記容器との反応による
    前記溶融物の汚染が低減されるようにする前記加熱ステ
    ップと、前記溶融物が凝固するとアルミナイド金属鋳物
    が形成されるように、前記溶融物を前記容器からモール
    ドに鋳込みするステップとからなることを特徴とするア
    ルミナイド金属の金属間化合物鋳物の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記装入物を、前記溶融アルミニウム
    の前記容器への注入前に予熱することを含むことを特徴
    とする請求項10に記載のアルミナイド金属の金属間化
    合物鋳物の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記装入物が、チタン、ニッケル、及
    び、鉄の中から1つ選択される金属を含むことを特徴と
    する請求項10に記載のアルミナイド金属の金属間化合
    物鋳物の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記装入物が、前記金属の固体スクラ
    ップ片を含むことを特徴とする請求項10に記載のアル
    ミナイド金属の金属間化合物鋳物の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記アルミニウムと前記金属を含む前
    記各装入物が、前記容器の周りの誘導コイルを生かすこ
    とによって前記容器中で加熱されることを特徴とする請
    求項10に記載のアルミナイド金属の金属間化合物鋳物
    の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記モールドと前記容器を連通させる
    べく前記容器の底部のクロージャ部材を破壊することに
    よって、前記溶融物が、前記容器下に載設される前記モ
    ールド中に重力鋳込みされることを特徴とする請求項1
    0に記載のアルミナイド金属の金属間化合物鋳物の製造
    方法。
  16. 【請求項16】 前記溶融物が、前記容器の上方に設け
    られる前記モールド中に逆重力鋳込みされることを特徴
    とする請求項10に記載のアルミナイド金属の金属間化
    合物鋳物の製造方法。
  17. 【請求項17】 逆重力鋳込み後に前記容器中に残留す
    る溶融物を、前記容器の底部のクロージャ部材を破壊す
    ることによって前記容器から排出させることを含むこと
    を特徴とする請求項16に記載のアルミナイド金属の金
    属間化合物鋳物の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記容器下に載設されるチルモールド
    を、前記クロージャ部材が破壊されると前記容器と連通
    させて、前記残留溶融物を前記チルモールド中に収蔵す
    るとともに凝固させるようにすることを含むことを特徴
    とする請求項17に記載のアルミナイド金属の金属間化
    合物鋳物の製造方法。
  19. 【請求項19】 固体のチタンを含む装入物を容器中に
    納置するステップと、前記装入物を、真空、不活性ガ
    ス、又は、他の略無反応性ガス体の中で、チタンの液相
    線温度未満の高温度に予熱するステップと、アルミニウ
    ムを含む別の装入物を別の容器中で溶融させるステップ
    と、 前記チタンの前記装入物と接触させるべく、アル
    ミニウムを含む前記溶融装入物を前記容器に注加するス
    テップと、前記容器中のアルミニウムとチタンを含む前
    記各装入物を、発熱反応させて鋳込用の金属間化合物溶
    融物が生成するように加熱するステップであって、前記
    発熱反応によって、前記溶融物が得られる所要時間と、
    前記容器中の前記溶融物の滞留時間と、が短縮されて、
    前記容器との反応による前記溶融物の汚染が低減される
    ようにする、前記加熱ステップと、前記溶融物が凝固す
    るとチタン・アルミナイド鋳物が形成されるように、前
    記溶融物を前記容器からモールドの真空、不活性、又
    は、略無活性のガス体中に鋳込みするステップと、から
    なることを特徴とするチタン・アルミナイド鋳物の金属
    間化合物鋳物の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記モールドと前記容器を連通させる
    べく前記容器の底部のクロージャ部材を破壊することに
    よって、前記溶融物が、前記容器下に載設される前記モ
    ールド中に重力鋳込みされることを特徴とする請求項1
    9に記載のチタン・アルミナイド鋳物の金属間化合物鋳
    物の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記溶融物が、前記容器の上方に設け
    られる前記モールド中に逆重力鋳込みされることを特徴
    とする請求項19に記載のチタン・アルミナイド鋳物の
    金属間化合物鋳物の製造方法。
  22. 【請求項22】 逆重力鋳込み後に前記容器中に残留す
    る溶融物を、前記容器の底部のクロージャ部材を破壊す
    ることによって前記容器から排出させることを含むこと
    を特徴とする請求項21に記載のチタン・アルミナイド
    鋳物の金属間化合物鋳物の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記容器下に載設されるチルモールド
    を、前記クロージャ部材が破壊されると前記容器と連通
    させて、前記残留溶融物を前記チルモールド中に収蔵す
    るとともに凝固させるようにすることを含むことを特徴
    とする請求項22に記載のチタン・アルミナイド鋳物の
    金属間化合物鋳物の製造方法。
  24. 【請求項24】 固体の第1金属を含む装入物を収蔵す
    る第1容器と、第2金属を含む装入物を溶融する第2容
    器と、 前記第1金属の前記装入物と接触させるべく、
    前記第2金属を含む前記溶融装入物を前記容器中に注入
    する手段と、前記容器中の前記第1金属と前記第2金属
    を含む前記各装入物を、発熱反応させて鋳込用の金属間
    化合物溶融物が生成するように加熱する手段であって、
    前記発熱反応によって、前記溶融物が得られる所要時間
    と、前記容器中の前記溶融物の滞留時間と、が短縮され
    て、前記容器との反応による前記溶融物の汚染が低減さ
    れるようにする、前記加熱手段と、前記溶融物が凝固す
    ると金属間化合物鋳物が形成されるように、前記溶融物
    をモールド中に鋳込みする手段と、を具備することを特
    徴とする金属間化合物鋳物の製造装置。
  25. 【請求項25】 前記溶融物を鋳込みする前記手段が、
    前記第1容器の底部のクロージャ部材を破壊する手段を
    具備し、前記容器を下敷きモールドと連通させて前記溶
    融物を前記モールド中に重力鋳込みするようになってい
    ることを特徴とする請求項24に記載の金属間化合物鋳
    物の製造装置。
  26. 【請求項26】 前記溶融物を鋳込みする前記手段が、
    前記溶融物を、前記容器の上方に設けられるモールド中
    に、前記モールドと前記溶融物の間の充填パイプを介し
    て逆重力鋳込みする手段を具備することを特徴とする請
    求項24に記載の金属間化合物鋳物の製造装置。
  27. 【請求項27】 前記モールド中に逆重力鋳込みした後
    に前記容器中に残留する溶融物を前記容器から排出する
    手段を具備するとともに、前記排出手段が、前記残留溶
    融物を前記容器から放出すべく前記容器の底部のクロー
    ジャ部材を破壊する方向に前記充填パイプを移動させる
    手段を具備することを特徴とする請求項26に記載の金
    属間化合物鋳物の製造装置。
  28. 【請求項28】 前記容器下に載設されるチルモールド
    であって、前記クロージャ部材が破壊されると前記残留
    溶融物を前記チルモールド中に収蔵するとともに凝固さ
    せるべく前記容器と連通される前記チルモールドを具備
    することを特徴とする請求項27に記載の金属間化合物
    鋳物の製造装置。
  29. 【請求項29】 前記加熱手段が、前記容器に周設され
    る誘導コイルを具備することを特徴とする請求項24に
    記載の金属間化合物鋳物の製造装置。
  30. 【請求項30】 耐火粒子集合に内設されるインベスト
    メントモールドを具備することを特徴とする請求項24
    に記載の金属間化合物鋳物の製造装置。
  31. 【請求項31】 前記溶融物と鋳物が空気と有害な反応
    をしないようにする手段を含むことを特徴とする請求項
    24に記載の金属間化合物鋳物の製造装置。
  32. 【請求項32】 壊れ易い部材が破壊すると容器をモー
    ルドと連通させるように前記壊れ易い部材が設けられて
    いる前記容器中に、金属間化合物物質を含む第1金属成
    分と第2金属成分を納置するステップと、前記各金属成
    分を反応させて、鋳込み温度に加熱される溶融物が生成
    するように、前記容器中の前記各金属成分を加熱するス
    テップと、前記容器と前記モールドを連通させて前記溶
    融物を前記モールド中に鋳込みするために、前記溶融物
    が前記鋳込み温度のときに前記壊れ易い部材を破壊する
    ステップとからなることを特徴とする金属間化合物鋳物
    の製造方法。
  33. 【請求項33】 前記壊れ易い部材が、破壊部材で衝打
    させることによって破壊されることを特徴とする請求項
    32に記載の金属間化合物鋳物の製造方法。
  34. 【請求項34】 前記破壊部材は、一端が半大気圧に減
    圧される前記容器の内側に設けられるとともに他端が大
    気圧の前記容器の外側に設けられる位置に設けられると
    ともに、前記ロッドを、前記容器に対する相対移動に抗
    して前記他端の近接位置で固定する手段が設けられてい
    ることを特徴とする請求項33に記載の金属間化合物鋳
    物の製造方法。
  35. 【請求項35】 前記他端は、前記溶融物が前記鋳込み
    温度のときに解除されて、前記他端に印加される大気圧
    によって前記破壊部材が前記容器の方向に移動し、前記
    一端が前記壊れ易い部材を衝打して破壊するようになっ
    ていることを特徴とする請求項34に記載の金属間化合
    物鋳物の製造方法。
  36. 【請求項36】 前記壊れ易い部材の前後に破壊に足る
    圧力差を設定することによって、前記壊れ易い部材が破
    壊されることを特徴とする請求項32に記載の金属間化
    合物鋳物の製造方法。
  37. 【請求項37】 前記圧力差は、前記容器を前記モール
    ドに対して相対的に加圧することによって設定されるこ
    とを特徴とする請求項36に記載の金属間化合物鋳物の
    製造方法。
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