JPS6038876Y2 - マイクロ波溶融炉用ルツボ - Google Patents

マイクロ波溶融炉用ルツボ

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Publication number
JPS6038876Y2
JPS6038876Y2 JP14353782U JP14353782U JPS6038876Y2 JP S6038876 Y2 JPS6038876 Y2 JP S6038876Y2 JP 14353782 U JP14353782 U JP 14353782U JP 14353782 U JP14353782 U JP 14353782U JP S6038876 Y2 JPS6038876 Y2 JP S6038876Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crucible
melting furnace
melting
microwave
bottom plate
Prior art date
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Expired
Application number
JP14353782U
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English (en)
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JPS5949198U (ja
Inventor
潔 朝比奈
史明 小松
Original Assignee
株式会社神戸製鋼所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社神戸製鋼所 filed Critical 株式会社神戸製鋼所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は溶融処理物の取出しを容易にしたマイクロ波溶
融炉ルツボの改良に関する。
マイクロ波溶融炉は、被処理物、例えば原子力施設から
の排出される廃棄物の如き放射性物をルツホ内に受納し
たうえ、マイクロ波照射による溶融固化処理、即ち「減
容処理」を施して貯蔵容器の個数、格納施設スペース等
を節減して安全な場所に長期貯蔵するのに有用な溶融炉
である。
かかるマイクロ波溶融炉に用いられる被処理物の受納ル
ツボは、溶融処理を終了すると、ルツボごと炉外に取出
し安全のために密封したうえ、ルツボごと貯蔵、或いは
廃棄処分するものがある。
第1図は、かかる溶融固化処理方式によるマイクロ波溶
融炉の一例を示し、被溶融処理物aはマイクロ波導波管
出口すの下側に設けられた灰フィードロCより溶融炉本
体d内に予め装入されているルツボeに供給され、順次
マイクロ波照射され溶融される。
そして、ルツボe内の蓄積溶融固化体fが定量になると
、溶融作業が停止される。
そして、ルツボeは溶融炉本体dから取出されて密封用
の蓋gで被覆されたうえ、搬出する。
本考案は、これに対し、同じルツボを繰り返し利用する
マイクロ波溶融炉用ルツボを見出したもので、その目的
とするところ、溶融固化物を容易に取出し、他の容器に
移し変えて貯蔵することによって、再使用を可能にする
ルツボを提供することにある。
以下図面により本考案の一実施例について説明する。
第2図の各図は本考案に係るルツボによるマイクロ波溶
融炉の溶融処理手順を示している。
■図において、1は架台2に支持された溶融炉本体であ
って、この軸心部には下向のラッパ状の金属製ルツボ3
が挿装され、その上端のフランジ4によって溶融炉本体
1と一体構造になっている。
そして、5はルツボ3の開口底部6に着装された底板で
あって、この底板5は溶融炉の架台2から作動シリンダ
7、及び8で夫々伸縮自在に突設された水平アーム9及
びこのアーム先端の垂直アーム10に取付けられており
、これらアームの伸縮動によって底板5は前記ルツボの
開口底部6を閉塞し、或いは開口するようになっている
か)るルツボ3を装備したマイクロ波溶融炉の溶融処理
に当っては、先ずルツボ3の開口底部6を底板5によっ
て閉塞したうえ、従来と同様に被処理物11はマイクロ
波導波管出口12の下側に設けられた灰フィードロ13
よりルツボ3内に供給され、マイクロ波照射により溶融
処理されながら下部より上部へと溶融固化体14となっ
て堆積される。
そして所定量になると被処理物11の供給が停止され溶
融処理作業が完了する。
溶融処理の完了後、溶融物が完全に冷却固化されるのを
待って■図に示す如く底板5が取除かれる。
底板5が除去されても溶融固化体14はルツボ3の熱収
縮作用等によって自重で落下するおそれはなくそのまま
ルツボ3内に保持される。
次いで、前記ルツボ3内の溶融固化体14の取出し作業
に移るが、■図に示す如く、この溶融固化体の取出しに
当っては、予めルツボ3の真下に貯蔵用の収納容器15
が設置されたうえ、ルツボ3上部の整合用チューナ16
を下降させてルツボ内の溶融固化体14を下向に押出し
、前記収納容器15に受納される。
前記収納容器15に受納された溶融固化体14は蓋17
によって完全に密封されたうえ台車18によって搬出さ
れるようになっている。
本考案に係るルツボ3による溶融処理作業は前記の通り
であるが、かような溶融処理は、これに限定されるもの
でなく、第3図の如くマイクロ波溶融炉で溶融固化処理
され、底板3を取除いた状態で溶融炉本体14を旋回装
置19により、図示右方位置まで旋回移動させて上方に
予め設けられているパワーシリンダ20によってルツボ
3内の溶融固化体14を収納容器1・5に受納密封して
搬出することによって一層溶融処理作業を効率よく行な
うようにしてもよい。
また第4図は、ルツボ3の開口底部6の底板に変えて開
閉ハツチ21を採用腰或いは第5図に示す如く、被溶融
処理物が均等にルツボ3内に堆積されるように溶融炉の
ルツボ3を駆動ギヤー装置22によって回転させるよう
にして実施しうるものであって、本考案は、こうした実
施例に限定されることなく広く種々の装置を付加し、或
いは置替えて適用実施しうろことが可能である。
本考案は前記の如く構成したので、溶融処理の都度ルツ
ボを新しく取替えることなく再使用が可能となる。
しかも、ルツボの底部を開閉可能な底板を備えた開口構
造とすると共に内径を上部より下部に向うに従いラッパ
状に大きくしたので溶融固化体の排出が容易に行えると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のルツボによる溶融処理を示し、0図はマ
イクロ波溶融炉の概略正面断面図、■図は同溶融炉から
取出した溶融固化収納ルツボを示す正面断面図、第2図
は本考案に係るルツボを適用したマイクロ波溶融炉の溶
融処理作業手順を示し、0図は溶融作業中を示すマイク
ロ波溶融炉の正面断面図、■図は溶融処理後の底板取外
した状態を示す正面断面図、■図は溶融固化体を取出し
て収納容器に受納した状態を示す正面断面図、■図は収
納容器の搬出状態を示す正面断面図、第3図乃至第5図
は他の実施例を示し、そのうち第3図は旋回方式による
溶融固化体の取出し装置を示す正面断面図、第4図はル
ツボ底部開口部のハツチ式底板を示す正面断面図で、第
5図は回転ルツボを示す正面断面図である。 1・・・・・・溶融炉本体、3・・・・・・ルツボ、5
・・・・・・底板、6・・・・・・開口底部、11・・
・・・・被処理物、14・・・・・・溶融固化体、15
・・・・・・収納容器、19・・・・・・旋回装L20
・・・・・・パワーシリンダ、21・・・・・・開閉ハ
ツチ(底板)、22・・・・・・駆動ギヤー装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面部から開口底部に沿って内径を大きくした貫通ラッ
    パ状被処理物の受納内側部を形成すると共に、前記開口
    底部に開閉可能な底板を設けて閉塞、開口可能にして溶
    融処理後の溶融固化体を前記開口底部より排出しうるよ
    うにしたことを特徴とするマイクロ波溶融炉用ルツボ。
JP14353782U 1982-09-21 1982-09-21 マイクロ波溶融炉用ルツボ Expired JPS6038876Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14353782U JPS6038876Y2 (ja) 1982-09-21 1982-09-21 マイクロ波溶融炉用ルツボ

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JP14353782U JPS6038876Y2 (ja) 1982-09-21 1982-09-21 マイクロ波溶融炉用ルツボ

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Publication Number Publication Date
JPS5949198U JPS5949198U (ja) 1984-04-02
JPS6038876Y2 true JPS6038876Y2 (ja) 1985-11-20

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JP14353782U Expired JPS6038876Y2 (ja) 1982-09-21 1982-09-21 マイクロ波溶融炉用ルツボ

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