JP2939233B1 - 円柱体のドラム詰め方法およびその装置 - Google Patents
円柱体のドラム詰め方法およびその装置Info
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Abstract
径を最大限にでき、ドラム缶と円柱体との軸芯を一致さ
せる操作の機器精度を緩くできる。 【解決手段】ドラム缶10に円柱体であるキャニスタ5
1を収容するための転倒装置2と、キャニスタ51をチ
ャックして前記転倒装置2に搬送する移動・昇降装置3
からなり、移動・昇降装置3には、キャニスタ51を着
脱自在であって、かつ正立状態に把持して回動でき傾斜
動作が可能なチャック部31を備え、さらに、前記転倒
装置2には、略L字状の主躯体21全体が傾斜動作可能
に配置され、かつその下辺部にはドラム缶支持部22が
形成され、またその側辺部上部には、キャニスタ51を
支承可能かつ前進後退自在に形成されたガイド部材24
が設けられている。
Description
ドラム缶に収容するためのドラム詰め方法およびその装
置に関するものであって、特に、放射性廃棄物を溶融固
化し満たしたキャニスタを保管するためドラム缶に収容
する方法およびその装置に関する。
溶融固化する方法が採用されている。この方法では、坩
堝状の容器であるキャニスタに放射性廃棄物を入れて、
加熱溶融することにより、その容積を減少させる。得ら
れた固化体はキャニスタとともに、ドラム缶に封入され
るのであるが、全体の重量が500kg以上の重量物で
あるうえ、放射性物質を含むなどの理由からドラム缶へ
の収容作業は、できるだけ機械化したいという要望があ
った。
ドラム缶に収容するには、ナイロンスリングやワイヤロ
ープで固縛してチェンブロックなどで吊り上げたり、ま
たは昇降可能な機械的なチャック機構で円柱体を挟持し
て、ドラム缶内に降ろすというマニュアル作業により行
われていた。この場合には、少なくともワイヤロープや
チャックの厚み分だけ円柱体の外径をドラム缶の内径よ
り小さくしなければならなかった。
缶の規格内径567±3mmに対して、円柱体をドラム
缶に入れるための前記ワイヤロープなどの厚さに操作誤
差も加味して片側だけで25mm以上の余裕を考慮する
必要があるので、円柱体の外径は517mm以下に抑え
なければならず、収容可能重量が少なくなるという問題
があった。
易な方法として、本発明の出願人は、特願平7−482
02号出願で新規な収容方法について提案している。そ
れは、キャニスタのような円柱体にドラム缶を被せてか
ら、円柱体ともどもドラム缶を180度反転させる方法
であり、上記の問題に充分対応できるものの、装置自体
がやや大型になるうえ、円柱体とドラム缶の軸芯を一致
させる動作精度が要求されるなど、コストアップになる
という問題があった。
点を解決するためになされたものであり、ドラム缶の口
径寸法に対して収容される円柱体の外径寸法を最大限の
ものにすることができ、またドラム缶と収容される円柱
体との軸芯を一致させる操作の精度を緩くすることが可
能となる円柱体のドラム詰め方法およびその装置を提供
する。
めになされた本発明の円柱体のドラム詰め方法は、ドラ
ム缶を傾斜させ、その入口部に同一角度に傾斜させたガ
イド部材の先端を挿入した後、円柱体をそのガイド部材
に載置して、その円柱体をガイド部材とともに前記ドラ
ム缶内に送入して、またはその円柱体をガイド部材上を
スライドさせながら前記ドラム缶内に送入して、ドラム
詰めすることを特徴とするものである。
た本発明の円柱体のドラム詰め装置は、ドラム缶を傾斜
させて円柱体を収容するための転倒装置と、移送装置上
の円柱体をチャックして前記転倒装置に搬送して載置す
るための移動・昇降装置を備えた円柱体のドラム詰め装
置であって、前記移動・昇降装置は、円柱体を着脱自在
であって、かつ円柱体を把持して傾斜動作可能なチャッ
ク部を備えたものとし、前記転倒装置は、略L字状の主
躯体の下辺部をドラム缶支持部となし、側辺部を前記円
柱体の載置部となし、その側辺部の上部には円柱体を支
承可能とするとともに、ドラム缶の入口部に対して前進
後退自在に構成されたガイド部材を設けるとともに、そ
の主躯体全体が傾斜動作可能なものとして配備されてい
ることを特徴とするものである。
に係る実施形態を、キャニスタを収容する例を示す図1
を参照して説明する。 図1は本発明のドラム缶詰め装
置の各部の配置を示す図であり、先ず、ドラム缶10を
傾斜させてキャニスタ51を収容するための転倒装置2
と、キャニスタ51を搬入するコンベヤなどの移送装置
4と、この移送装置4上のキャニスタ51をチャックし
て前記転倒装置2に搬送して載置するための移動・昇降
装置3などが配置されている。
体を水平方向に移動させる移動部材32と、所定の場所
で昇降自在な昇降部材33とから構成されていて、この
昇降部材33の下部には、円柱体を把持したり放したり
着脱自在であって、かつ正立状態の円柱体を把持して回
動し、傾斜動作が可能なチャック部31を備えられてい
る。
主躯体21全体が傾斜動作可能に軸支されて配置され、
かつその下辺部は、ドラム缶10を載置するためのドラ
ム缶支持部22が形成され、またその側辺部の上部に
は、前記移動・昇降装置3によって搬送されてきたキャ
ニスタ51を支承可能とするとともに、前進後退自在に
形成されたガイド部材24が設けられている。
れば、少なくともその先端をドラム缶10の入口部に沿
って挿入可能に配置されているのである。さらには、キ
ャニスタ51をドラム缶10に押し込むためのプッシャ
25がガイド部材24の後方に設けられているのであ
る。
成されているので、本発明のドラム詰め方法を適用する
ことができる。すなわち、空のドラム缶10を転倒装置
2のドラム缶支持部22に乗せた状態で傾斜させ、その
ドラム缶10の入口部に同一角度に傾斜させたガイド部
材24の先端を挿入してから、前記移動・昇降装置3に
よって搬送してきたキャニスタ51をそのガイド部材2
4上に載置して、そのキャニスタ51をガイド部材24
とともに前記ドラム缶10内に送入して、ドラム詰めす
ることができる。または、ガイド部材24上のキャニス
タ51をガイド部材24上をスライドさせながら前記ド
ラム缶10内に送入して、ドラム詰めすることができ
る。
びその装置によれば、キャニスタ51を乗せたガイド部
材24をドラム缶10の入口部に挿入して、ドラム缶1
0内に送り込むことができ、またガイド部材24は、キ
ャニスタ51の送入動作をガイドするものであるから、
ガイド部材24自体は厚さの薄い板状に形成できるの
で、ドラム缶の口径寸法に対して収容されるキャニスタ
の外径寸法を実質的に操作精度が許容する最大な値に設
定できるという利点の他、ドラム缶と収容されるキャニ
スタとの軸芯を一致させる操作の機器精度を緩くするこ
とが可能となる。
ラム缶支持部の方向に対して断面形状が弧状またはV字
状をなすキャニスタなどの円柱体支承面を形成しておけ
ば、キャニスタを乗せた段階で自動的にその軸芯をセン
タに一致させることができるので、キャニスタを搬送す
る移動・昇降装置の機器動作をさほど精度高く設定しな
くてもよいという利点が得られるのである。
について、さらの図1〜5に示すドラム詰め装置の運転
手順を参照しながら詳細に説明する。この実施形態の方
法は、(1)ドラム詰め開始時の状態からスタートし
て、(2)キャニスタを転倒装置上に移動させる、
(3)キャニスタを傾斜させた転倒装置上に降ろす、
(4)キャニスタをドラム缶に収容して搬出する、
(5)空ドラム缶を転倒装置に載置する、(6)移動・
昇降装置のチャック部をスタートに位置に戻す、の各ス
テップからなり、その具体的な内容は以下の通りであ
る。なお、個別動作を表す[ ]内数字はは、各図中の丸
付き数字と一致する。
0が乗せられていて、移動・昇降装置3は、そのチャッ
ク部31を垂直位置に保った操作開始時の状態となって
いる。キャニスタ51は、移送装置4によって、台座4
1の乗せられて所定の操作開始時の位置に停止してい
る。
る。(図2) [1] 移動・昇降装置3をキャニスタ51の直上に移動さ
せる。 [2] チャック部31を下降させる。 [3] チャック部31でキャニスタ51の胴部をクランプ
する。 [4] キャニスタ51を上昇させる。 [5] チャック部31を回動させ(図2では時計回りに)
キャニスタ51を傾斜させる。この場合、後記の転倒装
置に傾斜角度と一致させる。 [6] 転倒装置2の主躯体21をドラム缶10を乗せた状
態で全体を傾斜させる。(図2では垂直から65度、右
回り方向に) [7] キャニスタ51を転倒装置2のガイド部材24の直
上に移動させる。
に降ろす。(図3) [8] キャニスタ51を転倒装置2のガイド部材24の上
に降ろす。 [9] チャック部31のクランプを解除する。 [10]チャック部31を上昇させる。 [11]移動・昇降装置3を移送装置4の方向(右方向)に
移動させる。
出する。(図4) [12]プッシャ25を前進させ、キャニスタ51をガイド
部材24上で滑らせてドラム缶10内に送り込む。 [13]転倒装置2を正立させる。 [14]プッシャ25とガイド部材24を後退させる。 [15]キャニスタ51の詰まったドラム缶10を搬出す
る。
(図4) [16]新たに空のドラム缶10を搬入し、ドラム缶支持部
22に乗せる。 [17]ガイド部材24を前進させ、その先端をドラム缶1
0へ差し込む。
ートに位置に戻す。(図5) [18]傾斜しているチャック部31を垂直位置に戻す。 [19]移動・昇降装置3を操作開始時の位置に戻す。 以後、先のから始まる操作を繰り返すことになる。
その装置は、以上に説明したように構成されているの
で、収容される円柱体の外径寸法とドラム缶の口径寸法
とを最小限の余裕で設定することができる他、また収容
される円柱体のドラム缶に対する軸芯の位置ずれは調節
可能、または自動的に吸収されるので、軸芯を一致させ
る操作の精度を緩くすることができるから、高精度の機
器装置が不要となり、ドラム詰め装置を比較的簡単な構
造とすることができる。さらにドラム詰めのための操作
自体も比較的容易になるなどの効果がある。よって本発
明は従来の問題点を解消した円柱体のドラム詰め方法お
よびその装置として、その工業的価値は極めて大なるも
のがある。
図。
装置に配置略図。
ドラム缶支持部、23側辺部、24 ガイド部材、25
プッシャ、3 移動・昇降装置、31 チャック部、
32 移動部材、33 昇降部材、34 、4 移送装
置、51 キャニスタ。
Claims (3)
- 【請求項1】 ドラム缶を傾斜させ、その入口部に同一
角度に傾斜させたガイド部材の先端を挿入した後、円柱
体をそのガイド部材に載置して、その円柱体をガイド部
材とともに前記ドラム缶内に送入して、またはその円柱
体をガイド部材上をスライドさせながら前記ドラム缶内
に送入して、ドラム詰めすることを特徴とする円柱体の
ドラム詰め方法。 - 【請求項2】 ドラム缶を傾斜させて円柱体を収容する
ための転倒装置と、移送装置上の円柱体をチャックして
前記転倒装置に搬送して載置するための移動・昇降装置
を備えた円柱体のドラム詰め装置であって、前記移動・
昇降装置は、円柱体を着脱自在であって、かつ円柱体を
把持して傾斜動作可能なチャック部を備えたものとし、
前記転倒装置は、略L字状の主躯体の下辺部をドラム缶
支持部となし、側辺部を前記円柱体の載置部となし、そ
の側辺部の上部には円柱体を支承可能とするとともに、
ドラム缶の入口部に対して前進後退自在に構成されたガ
イド部材を設けるとともに、その主躯体全体が傾斜動作
可能なものとして配備されていることを特徴とする円柱
体のドラム詰め装置。 - 【請求項3】 前記ガイド部材が、前記ドラム缶支持部
に対して断面形状が弧状またはV字状をなす円柱体支承
面を形成したものである請求項2に記載の円柱体のドラ
ム詰め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7536598A JP2939233B1 (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 円柱体のドラム詰め方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7536598A JP2939233B1 (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 円柱体のドラム詰め方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2939233B1 true JP2939233B1 (ja) | 1999-08-25 |
JPH11271496A JPH11271496A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=13574133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7536598A Expired - Lifetime JP2939233B1 (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 円柱体のドラム詰め方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2939233B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4753051B2 (ja) * | 2007-12-26 | 2011-08-17 | 独立行政法人 日本原子力研究開発機構 | 二重複合容器による加熱溶融減容処理方法およびそれを使った加熱溶融減容処理装置 |
-
1998
- 1998-03-24 JP JP7536598A patent/JP2939233B1/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11271496A (ja) | 1999-10-08 |
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