JP2846210B2 - フィンコイル自動供給装置 - Google Patents

フィンコイル自動供給装置

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JP2846210B2 JP8971893A JP8971893A JP2846210B2 JP 2846210 B2 JP2846210 B2 JP 2846210B2 JP 8971893 A JP8971893 A JP 8971893A JP 8971893 A JP8971893 A JP 8971893A JP 2846210 B2 JP2846210 B2 JP 2846210B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱交換器に使用するスパ
イラルフィンチューブの製作、等で使用されるもので、
フィンコイルからフィンを自動的に連続して供給できる
ようにしたフィンコイル自動供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のフィンの供給装置とその方
法を示す斜視図である。まず、フィンコイル束14を搬
入し、フィンコイル13をクレーンで吊り上げてコイル
カセット27に1個づつセットする。次に、コイルカセ
ット27をスライドさせるコイル移動装置28にコイル
カセット27をクレーン、等によりセットする。コイル
カセット27上の1個のコイルからフィン26を取り出
し、フィン先端供給装置29セットにすると、フィンは
自動的に引き出され、スパイラルフィン溶接装置21に
供給され、チューブ20、等の溶接に供される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、スパイ
ラル溶接装置へのフィンの供給方法は、納入されたコイ
ル束を解包し、かつクレーンにコイルを1個づつ吊り上
げセットする段取り作業が必要であったため、多大の工
数を要した。又、コイルをコイルカセットに縦に並べて
回転供給するため軸の調整及び回転の不安定性によるコ
イルばらけの問題等も生じていた。
【0004】本発明はフィンコイル供給において、コイ
ル束を入荷姿のままセット出来る様にし、自動で搬送さ
せて連続供給することによりコイルの段取り作業の大幅
工数低減と、安定供給化を図ることをねらいとしてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、フィンコイルをコイル中心で回転可能に
搭載し、回転してフィンを取出すための送給テーブル及
びフィン取出し用ガイドローラを有してなる本体と、該
本体の左右に昇降可能に搭載され、フィンコイル束を保
持するストックリフタと、該左右のストックリフタ間を
移動しフィンコイル束からフィンコイルをつかみ、前記
本体の送給テーブル上に搬送し、設置するマテハンロボ
ットと、前記送給テーブル上のフィンコイルからガイド
ローラを介して導出されるフィン先端部を保持して引き
出すフィン先端引き出し装置とを具備してなることを特
徴とするフィンコイル自動供給装置を提供するものであ
る。
【0006】
【作用】本発明のフィンコイル自動供給装置は、上記の
ような手段となるので、まず一方のストックリフタが下
り、フィンコイル束が入荷姿のままストックリフタに保
持される。その後マテハンロボットがストックリフタの
前まで移動してくるとリフタは所定の高さまで上昇し、
ロボットは束の中から1個のフィンコイルをつかみ、送
給テーブル上に搬送し、セットする。フィンコイルのフ
ィン先端はガイドローラにより導出され、更にフィン先
端引出し装置でクランプされ引出されて外部の溶接装
置、等へ安定して連続的に自動供給される。マテハンロ
ボットは左右いずれかのストックリフタ上のフィンコイ
ル束の処理を完了すれば一方から他方のストックリフタ
に切換えて自動的にフィンコイルをつかみ、搬送し、中
央の送給テーブルへセットを行い、これらの動作を繰り
返し行うことになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
具体的に説明する。図1は本発明の一実施例に係るフィ
ンコイル自動供給装置の全体構成を示す斜視図であり、
図2(a)は、フィンコイル束入荷姿の斜視図、(b)
はフィンコイルの形状を示す斜視図である。フィンコイ
ル13は図2(a)に示すごとく、帯状の鋼材を巻き、
これに結束帯16にて固束したもので、図2(b)に示
すフィンコイル13を多数個を重ね陣木等15の上部に
結束帯16にて固束した姿でフィンコイル束14として
入荷する。本発明はこのフィンコイル束14を従来のよ
うに人手によることなくそのままの形状で使用できるよ
うな構成としてなされたものである。
【0008】図1において、本体17は上部に円板状の
送給テーブル8を備え、その上面の中心部にコイル内径
ガイド9を又、放射状に複数の回転ローラ12とが設け
られている。更に、本体17の前方にフィン18を挟ん
で送給方向を一定とするガイドローラ10とスパイラル
フィン溶接装置へフィン18を引出すフィン先端引出し
装置11が設けられている。フィン先端引出し装置11
はフィン18の先端を11aでクランプレ、レール11
b上を移動してフィンを搬送する。本体17の左右には
フィンコイル束14を載置し、上下移動するストックリ
フタ1a、1bとが配置されていて、この上部にはフィ
ンばらけ防止用マグネットスタンド2(図では2ヶ所)
を備え、又、フィン18先端を揃えるマグネットを持つ
先端揃え治具3を備えている。前記、本体17とストッ
クリフタ1a、1bとは一列に並べてあり、これに平行
にLMガイド5が設けられ、その上部に移動可能なマテ
ハンロボット4が載置されている。このマテハンロボッ
ト4は腕4aから4方に伸びたクランプ6と、フィン先
端クランプ7とを備えこれらは上下動可能に取付けら
れ、フィンコイル13を保持できるようになっている構
造で保持、移動機能があれば同様の積載装置、運搬装置
でも充分である。
【0009】次にこのような構成のフィンコイル自動供
給装置の作用を説明する。まずリフタを下げストックリ
フタ1a上に入荷姿のままのフィンコイル束14をその
まま人手により運搬して置き、コイルの円周に沿ってフ
ィンばらけ防止用マグネットスタンド2を装着し、フィ
ン先端を上方のみ開放可能な先端揃え治具3のマグネッ
トにセットする。(これらはすべて前作業として人手で
行う)その後、ストックリフタ1aまでコイルマテハン
ロボット4がLMガイドに沿って移動するとストックリ
フタ1aが上昇しマテハンロボット4に設置された上昇
端センサ(図示省略)にて停止する。引き続きマテハン
ロボット4の油圧クランプ6(スライドブロック機構)
にてフィンコイル束14の上部のコイル1個を内側と外
側から挟み込みクランプし、且つフィン先端もフィン先
端クランプ7(エアーチャック)にてクランプし、送給
テーブル8の上部へマテハンロボット4は移動し停止す
る。移動後、送給テーブル8のコイル内径ガイド9が上
昇し、マテハンクランプ6が開放されてコイル13を送
給テーブル8上にセットする。その後、フィン先端部を
ガイドローラ10にてはさみ、先端をフィン先端引出し
装置11の11aでクランプして駆動し、スパイラルフ
ィン溶接装置へ引き出すことで送給テーブル8の回転ロ
ーラ12上を、コイルはフィン先端が引張られることに
より回転してフィンを供給していく。その際、回転中の
コイルのみだれを防止するため、押え板を上からカバー
する(図示省略)。1個のコイルの供給が終了すると、
次のコイルを直ちに送給テーブルにセット出来る様、マ
テハンロボット4はコイルをクランプした状態で待機
し、これら一連の動作を繰り返す。
【0010】片側のストックリフタ1a上のコイル束の
すべてを供給し終ると、反対側のストックリフタ1b上
のコイル束からコイルの供給を始める様、マテハンロボ
ット4の移動方向が自動的に切り換わる。これら、コイ
ル束をストックリフタ1b上にセットした後の動作は前
述の通りであるので説明は省略するが、上記の一連の動
作は図示省略の制御装置の制御により自動的に制御作動
するものである。又、スパイラルフィン溶接装置との連
動も同一の制御系統に含めれば可能である。又、本実施
例ではストックリフタ1a上のフィンコイル束14の搬
送がすべて完了してからストックリフタ1bへの動作を
切り換える例で説明したが制御装置のシーケンスを変え
ればこのやり方に限定されず左右のストックリフタの任
意のコイルをランダムにアクセスすることもできる。
【0011】
【発明の効果】以上、具体的に説明したように本発明に
おいては、フィンコイル束を入荷姿のままストックリフ
タ上にセット出来る様にし、フィンコイルを1個づつマ
テハンロボットにて自動的に送給テーブルに搬送させ、
横置き型でフィンをフィン先端引出し装置で自動連続供
給する装置としたことによりコイル段取り作業の大幅工
数低減と安定供給化を実現し、スパイラルフィンチュー
ブ等の製作工費が削減できるようになったものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るフィンコイル自動供給
装置の全体構成を示す斜視図である。
【図2】(a)は一般的なフィンコイル束入荷姿の斜視
図、(b)はフィンコイルの形状を示す斜視図である。
【図3】従来のフィンコイルの供給装置を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1a ストックリフタ 1b ストックリフタ 4 マテハンロボット 6 クランプ 7 フィン先端クランプ 8 送給テーブル 10 ガイドローラ 11 フィン先端引出し装置 12 回転ローラ 13 フィンコイル 17 本体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィンコイルをコイル中心で回転可能に
    搭載し、回転してフィンを取出すための送給テーブル及
    びフィン取出し用ガイドローラを有してなる本体と、該
    本体の左右に昇降可能に設置され、フィンコイル束を保
    持するストックリフタと、該左右のストックリフタ間を
    移動しフィンコイル束からフィンコイルをつかみ、前記
    本体の送給テーブル上に搬送し、搭載するマテハンロボ
    ットと、前記送給テーブル上のフィンコイルからガイド
    ローラを介して導出されるフィン先端部を保持して引き
    出すフィン先端引き出し装置とを具備してなることを特
    徴とするフィンコイル自動供給装置。
JP8971893A 1993-04-16 1993-04-16 フィンコイル自動供給装置 Expired - Fee Related JP2846210B2 (ja)

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PL4061755T3 (pl) * 2020-07-07 2023-07-17 Practical Solution Pte Ltd Urządzenie zwijające i sposób zwijania taśmy wyrobu na bęben

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