JPH0519755Y2 - - Google Patents

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JPH0519755Y2
JPH0519755Y2 JP9974188U JP9974188U JPH0519755Y2 JP H0519755 Y2 JPH0519755 Y2 JP H0519755Y2 JP 9974188 U JP9974188 U JP 9974188U JP 9974188 U JP9974188 U JP 9974188U JP H0519755 Y2 JPH0519755 Y2 JP H0519755Y2
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charging
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charge
crucible
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は真空誘導溶解炉の装入材投入装置、詳
しくは真空チヤンバの内部に据え付けられた真空
誘導溶解炉の溶解用ルツボ内に被溶解材としての
装入材を初期セツトするに際しルツボに衝撃を与
えることなく装入材を静かに投入することを可能
にする装入材投入装置、及び上述の装入材の初期
セツトの他に溶解途中に所定の高さから装入材を
追加投入することを可能にする装入材投入装置に
関する。
[従来の技術] 真空誘導溶解炉の溶解用ルツボ内に被溶解材と
しての装入材を投入する機会は、溶解を始める当
初の装入材投入と溶解途中の装入材追加投入とが
ある。従来真空誘導溶解炉の装入材投入装置にお
ける装入材投入方式としては、一般的に第3図に
示されるように、底蓋開放バケツト方式が採用さ
れており、その方式のものは、真空誘導溶解炉1
が内部に据え付けられている真空チヤンバ1aの
直上にゲートバルブ2を介して装入材投入室3が
配設されている。
装入材投入の操作については、まず大気中にて
装入材投入室3から装入材投入用バケツト4を取
り出し、そのバケツト4内に所定量の塊状の装入
材(図示せず)を入れ、ドラム3aに巻回された
チエーン3bの先端に取り付けられたフツク3c
にバケツト吊り治具4aを吊るし、バケツト吊り
治具4aに取り付けられたバケツト4を減速され
た三相モータ3dにて下降させるようになつてい
る。
装入材投入用バケツト4には互いに対向する一
対の金具4bが取り付けられ、その金具4bの上
端に係止片が固定され、その係止片がバケツト4
の下降につれて装入材投入室3に取り付けられて
いる底蓋開放位置決め金具5と係合可能になつて
おり、さらにバケツト4の下降が進むにつれて、
第3図のA部に示されるように、バケツト底蓋4
cが開放され装入材が自由落下投入されるのであ
る。
[考案が解決しようとする課題] 上述の第3図に示すような状態で装入材が装入
材投入用バケツト4から真空誘導溶解炉1のルツ
ボ内に投入されるとき、装入材そのものが粉末状
又はペレツト状のものであれば炉耐火物に対する
ダメージが少ないが、装入材の自然落下する点が
誘導溶解炉1の炉床に対し相当高い位置にあるた
め、装入材の落下衝突により炉を構成するルツボ
に亀裂を発生させるなど損傷を与える危険が生ず
る。誘導溶解炉1が数十Kg程度のものなら補修及
び再築炉は簡単であるが、大容量のものでは補修
及び再築炉に相当の時間を要し、それにかかる費
用も莫大である。
又溶解用ルツボに亀裂が入ると湯漏れ事故の原
因となつて危険であるし、又装入材を投入した後
ではどの程度亀裂が入つたかが目視できないとい
う難点がある。従つて装入材投入時、特に炉内が
空の時に注意する必要があるという問題がある。
又装入材投入用バケツト4に固定されている金
具4bは、装入材投入室3に固定されている底蓋
開放位置決め金具5と係合することによりバケツ
ト底蓋4cが開となることを知らせる位置決めの
役目をしており、安易に考えれば金具4bを長く
することによりバケツト4を誘導溶解炉のルツボ
内に下降させ得るが、これでは装入材投入室3が
縦長になつて製作コスト及び装入材投入室3を真
空引きする時間が増大し、又バケツト4の取り扱
い易さ等に問題を生じ得策ではない。
又真空チヤンバが縦型の場合に限り、上述のよ
うな装入材投入装置を使用せずに建屋クレーンを
利用する方法もあり、その場合蓋体を横移動させ
てから装入材をクレーンで吊つてルツボ内に挿入
し、人が介入してフツクから吊り治具を取り外す
方法もとられるが、これは装入材がまつすぐに吊
れるような吊り耳のついた装入材であればよい
が、投入される装入材は様々な形状のものがある
ためうまくいかないという問題があつた。
[課題を解決するための手段] 本考案の目的は真空誘導溶解炉のルツボ内が空
のときの装入材投入の場合とか、大きな塊状の装
入材を一度に投入する場合等、炉耐火物に悪影響
を与えないような装入材投入装置を提供しようと
するものであり、その目的を達成するための真空
誘導溶解炉の装入材投入装置は、装入材投入用バ
ケツトが溶解用ルツボ内の炉底付近まで侵入した
ときバケツト底蓋を開放することができるように
したり、又装入材投入用バケツトが溶解用ルツボ
に関する所定の高さまで下降したときバケツト底
蓋を開放することができるようにしたものであ
る。
[実施例] 以下本考案による真空誘導溶解炉の装入材投入
装置の実施例について第1図及び第2図を参照し
て説明する。
第1図及び第2図には装入材投入装置のうちの
装入材投入用バケツトの部分のみが図示されてお
り、第3図に示された従来の装入材投入装置と共
通のものは図示されていない。
本考案による真空誘導溶解炉の装入材投入装置
は、第3図に示されるように、真空チヤンバ1a
の内部に据え付けられた真空誘導溶解炉1の溶解
用ルツボ内に被溶解材としての装入材を投入する
ためのものであつて、下端に開閉可能に互いに対
向して枢支された一対のバケツト底蓋4cを有し
内部に装入材が入れられる装入材投入用バケツト
4と、バケツト底蓋4cをフツク3c等の昇降装
置に連結するためのバケツト吊り治具4aとが含
まれており、その構成は第3図に示された従来の
ものと同様である。
次に本考案による装入材投入装置が従来のもの
と違つている点について説明する。
第1図に示されるように装入材投入用バケツト
4には互いに対向する一対の第1の金具4dが固
定されており、その第1の金具4dには垂直方向
の長穴4d1が加工されている。一方互いに対向す
る一対の第2の金具2eにはその下端部に第1の
懸吊穴4e1が穿設され、その懸吊穴4e1にピン4
fが挿通されて、一対の第1の金具4dが取り付
けられており、それによつて第1の金具4dがピ
ン4fに案内されながら長穴4d1の長さだけ垂直
方向に摺動可能になつている。
前記第1及び第2の金具4d,4eの長さは装
入材投入室3から誘導溶解炉1の溶解用ルツボの
炉底までの距離に応じて決定されるものであつ
て、第1の懸吊穴4e1は溶解用ルツボの炉底付近
で装入材を投入するのに適応する位置に穿設され
ており、バケツト自体の縦の長さを利用したもの
でコンパクトにまとまつた設計となつている。又
第2の金具4eには、第2図に示されるように、
上端にL状の係止片が固定され、第2の金具4e
が下降したとき装入材投入室3に固定された底蓋
開放位置決め金具5と係合可能となつている。
装入材投入装置を上述のように構成することに
より、装入材投入用バケツト4の下降が開始され
て第1図に示す第2の金具4eの上端のL状の係
止片が第2図に示すように底蓋開放位置決め金具
5と係合した後は、装入材投入用バケツト4は第
1の金具4dの長穴4d1の長さに亙つて下降し続
けることにより、バケツト底蓋4cが開く位置は
バケツト4の下端が第3図に示した溶解用ルツボ
の底部に近接した位置になる。このような位置で
装入材を投入すると装入材自体の落下距離が小さ
くてすみ、耐火物に与える衝撃度が著しく小さく
なるため(この衝撃度合は装入材の落下高に比例
して増加する特性がある)、炉耐火物の亀裂等の
損傷の心配がなくなる。
又溶解途中の装入材投入に適合させるために、
第2の金具4eの下端に穿設された前記第1の懸
吊穴4e1の他に、第2の金具4eの垂直方向中間
部の所定の高さに第2の懸吊穴4e2を穿設してお
くこともでき、その第2の懸吊穴4e2に着脱可能
なピン4fを挿通することにより、先に挿通され
ていた第1の懸吊穴4e1の位置から第2の懸吊穴
4e2の位置までの長さだけバケツト4の下降距離
は短くなつて誘導炉1の直上で装入材が投入され
ることになり、バケツト4の機構をそのまま利用
することができる。
[考案の効果] 本考案による真空誘導溶解炉の装入材投入装置
は、上述のように構成されているので、下記の効
果がある。
(1) 装入材投入装置を利用しての装入材の初期セ
ツトが可能となる。
(2) 装入材の投入位置を誘導溶解炉の溶解用ルツ
ボ内に持つてくることにより耐火物に与えるダ
メージが従来より著しく小さくなつて亀裂等の
損傷がなくなり、作業者が湯漏れの心配をしな
くてすむ。
(3) 装入材投入装置も投入する装入材の形状によ
つて変えることができ、装入材の初期セツト、
追加投入の作業も簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは本考案による真空誘導溶解炉の装入
材投入装置のうちの装入材投入用バケツトの部分
の正面図、第1図Bは第1図Aの部分側面図、第
1図Cは第1図Aの平面図、第2図は第2の金具
の上端の係止片が底蓋開放位置決め金具と係合し
た状態の部分側面図、第3図は従来の真空誘導溶
解炉の装入材投入装置の断面正面図である。 1……真空誘導溶解炉、1a……真空チヤン
バ、2……ゲートバルブ、3……装入材投入室、
4……装入材投入用バケツト、4a……バケツト
吊り治具、4b……金具、4c……バケツト底
蓋、4d……第1の金具、4d1……長穴、4e…
…第2の金具、4e1……第1の懸吊穴、4e2……
第2の懸吊穴、4f……ピン、5……底蓋開放位
置決め金具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 真空チヤンバの内部に据え付けられた真空誘
    導溶解炉の溶解用ルツボ内に被溶解材としての
    装入材を投入するための装入材投入装置におい
    て、下端に開閉可能なバケツト底蓋を有し内部
    に装入材が入れられる装入材投入用バケツトと
    前記バケツトを昇降装置に連結するためのバケ
    ツト吊り治具とを含み、前記装入材投入用バケ
    ツトには垂直方向の長穴が設けられた第1の金
    具が固定され、前記第1の金具は前記溶解用ル
    ツボの炉底付近で装入材を投入するのに適応す
    る位置に懸吊穴が穿設された第2の金具にその
    懸吊穴に挿通されたピンを介して垂直方向摺動
    可能に取り付けられ、前記第2の金具は上端に
    係止片が固定されその第2の金具が下降したと
    き底蓋開放位置決め金具と係合可能になつてお
    り、それによつて前記装入材投入用バケツトが
    前記溶解用ルツボ内の炉底付近まで侵入したと
    き前記懸吊穴が基準となつて前記バケツト底蓋
    を開放することができるようになつていること
    を特徴とする真空誘導溶解炉の装入材投入装
    置。 2 真空チヤンバの内部に据え付けられた真空誘
    導溶解炉の溶解用ルツボ内に被溶解材としての
    装入材を投入するための装入材投入装置におい
    て、下端に開閉可能なバケツト底蓋を有し内部
    に装入材が入れられる装入材投入用バケツトと
    前記バケツトを昇降装置に連結するためのバケ
    ツト吊り治具とを含み、前記装入材投入用バケ
    ツトには垂直方向の長穴が設けられた第1の金
    具が固定され、前記第1の金具は前記溶解用ル
    ツボの炉底付近で装入材を投入するのに適応す
    る位置に第1の懸吊穴が穿設されるとともに前
    記溶解用ルツボに関する所定の高さで装入材を
    投入するのに適応する位置に第2の懸吊穴が穿
    設された第2の金具に前記第1又は第2の懸吊
    穴に挿通されたピンを介して垂直方向摺動可能
    に取り付けられ、前記第2の金具は上端に係止
    片が固定されその第2の金具が下降したとき底
    蓋開放位置決め金具と係合可能になつており、
    それによつて前記装入材投入用バケツトが前記
    溶解用ルツボ内の炉底付近まで侵入したとき又
    は前記装入材投入用バケツトが前記溶解用ルツ
    ボに関する所定の高さまで下降したとき前記懸
    吊穴が基準となつて前記バケツト底蓋を開放す
    ることができるようになつていることを特徴と
    する真空誘導溶解炉の装入材投入装置。
JP9974188U 1988-07-29 1988-07-29 Expired - Lifetime JPH0519755Y2 (ja)

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