JPH09177403A - 家具類の複数錠一斉解施錠装置 - Google Patents

家具類の複数錠一斉解施錠装置

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JPH09177403A
JPH09177403A JP33906195A JP33906195A JPH09177403A JP H09177403 A JPH09177403 A JP H09177403A JP 33906195 A JP33906195 A JP 33906195A JP 33906195 A JP33906195 A JP 33906195A JP H09177403 A JPH09177403 A JP H09177403A
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JP
Japan
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lock
locks
latching
unlatching
key
Prior art date
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Pending
Application number
JP33906195A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimihito Shimamoto
公仁 島本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Itoki Crebio Corp
Original Assignee
Itoki Crebio Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多数の錠を一斉に解施錠でき、しかも、停電時
や故障時でも支障なく解施錠できるようにする。 【構成】各錠4,5を、キー9を使用して手動操作で解
施錠できると共に、モータ20によっても解施錠できる
構造にする。各錠4,5の制御回路を結線し、何れかの
錠4,5をキー9で解施錠すると、他の錠4,5のモー
タ20に解施錠信号を送ることにより、他の錠4,5も
一斉に解施錠する。停電時や故障時には、キー9によっ
て個別に解施錠できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばキャビネッ
ト等の家具を複数個並設して、各家具の扉や抽斗を一斉
に解施錠する場合のように、家具類(什器類)における
複数の錠を一斉に解施錠する機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の扉や抽斗を一斉に解施錠する方法
としては、例えば実公昭54−24958号公報に記載
されているように、ワイヤー等を利用した機械的連動手
段によって一斉に解施錠する構成にしたり、例えば特公
昭56−20431号公報に記載されているように、各
扉や抽斗に電気錠を設けて、これらの電気錠を遠隔的に
又は任意のキャビネットに設けた操作パネルのキー操作
にて一斉に解施錠したり、或いは、各電気錠を、リモー
トコントローラへの入力操作によって一斉に解施錠させ
たりすることが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ワイヤー等の機械的連
動手段を利用して一斉に解施錠する方法では、手動操作
式にすると停電時にも解施錠できる利点を有するが、各
錠を連動させるための構造が著しく複雑になるため、家
具には適用し難いという問題があった。他方、電気錠を
利用した電気的連動手段の場合には、各錠を電気的に接
続させるだけで良いため、連動機構を簡単にすることが
でき、しかも、家具類を離して設置しても一斉に解施錠
できる利点を有するが、停電時や故障時には使用できな
いため、停電や故障に際して業務に支障をきたす問題が
ある。
【0004】また、リモートコントローラを使用して解
施錠操作を行う場合、特定の家具のみに受信機を設けて
いるため、解施錠を行う位置が限定されることになり、
このため使い勝手が必ずしも良くないと言う問題があっ
た。更に、暗唱番号等の入力番号を失念したり、電池の
消耗を気づかなかったりして解施錠できなくなる虞もあ
った。
【0005】更に、リモートコントローラを使用して一
斉に解施錠する構成の場合、解錠のみはキーを使用して
手動操作で行えるようにすることも行われているが、こ
れでは解錠手段としてキーとリモートコントローラとの
両方を必要とするため、施錠管理者の負担が増大するこ
とになる。本発明は、複数錠を一斉に解施錠するにあた
って、従来の問題を解消することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、「一つ又は複数の家具類における複数の扉や
抽斗等に、キーによる手動の解施錠操作と電気的アクチ
ェータによる解施錠との両方を行える錠を設け、これら
各錠を、任意の錠をキーによって解施錠操作すると他の
錠の電気的アクチェータが駆動されて一斉に解施錠され
るように連動させる」の構成にした。
【0007】
【発明の奏する効果】このように構成すると、キーの操
作によって各錠を一斉に解施錠するものであるから、停
電しても各錠を個別に解施錠することができ、従って、
停電や電気系統の故障に際して業務に支障をきたすよう
なことはない。また、親錠・子錠の区別はなく、どの錠
を解施錠しても他の錠が一斉に解施錠されるから、解施
錠担当者は最も近い位置にある錠を操作すれば良く、従
って、使い勝手を向上できる。
【0008】更に、キーのみによって解施錠するもので
あるから、リモートコントローラを使用した解施錠操作
のように入力番号を忘れて解施錠できなくなったり、電
池の交換を失念して解施錠できなくなると言った事態が
生じることもない。しかも、キーのみを所持すれば足り
るから、従来のようにリモートコントローラとキーとを
併用したタイプに比べて管理の手間を軽減できる効果も
有する。
【0009】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。図1は、家具の一列としてのキャビネッ
ト1を複数個並設した状態の斜視図である。このうち左
端に位置したキャビネット1は観音開き式の扉2を備え
ただけのタイプであり、また、他のキャビネット1は、
観音開き式の扉2と上下多段の抽斗3とを備えている。
【0010】各対の扉2と上段の抽斗3とにはそれぞれ
錠4,5を設けており、このうち扉2に設けた錠4の構
造を図2〜図4に基づいて説明する(図2は扉の正面
図、図3は錠の分離斜視図、図4のうち(A)は図2の
IVA−IVA視断面図、(B)は(A)のB−B視断面
図、(C)は(A)のC−C視断面図である)。扉用の
錠4は扉2の裏面に装着したケース6に収納されてお
り、ケース6は前ケース6aと後ケース6bとで構成さ
れている。図3(C)に部分的に示すように、前ケース
6aの各辺から後ろ向きに突設した爪7を、後ケース6
の側面に形成した係合溝8に抜け不能に嵌め込むことに
より、前後ケース6a,6bを固定している。
【0011】錠4は、キー9で操作されるシリンダ錠1
0を備えている。このシリンダ錠10は、前ケース6a
に固定された固定部10aと、固定部10aに回転自在
に被嵌した回転部10bとから成っており、この回転部
10bに、当該回転部10bと一体になって回転するウ
ォームギア11を嵌着している。また、回転部10bの
先端には、当該回転部10bと一体になって回転し得る
丸棒状の回転作動体12が係合させている。
【0012】図示していないが、シリンダ錠10の内部
には、キー9を挿入するとウォームギア11と回転作動
体12との係合が解除されるようにしたクラッチ手段を
設けている。従って、キー9を挿入して回転すると、ウ
ォームギア11は回転せずに回転作動体12のみが回転
する。前記回転作動体12の先端は後ケース6bで回転
自在に軸支されており、また、回転作動体12の先端部
にピニオンギア13を設けて、このピニオンギア13
に、閂杆14の下面に形成したラック歯15を噛合させ
ている。従って、回転作動体12を回転させると、閂杆
14は扉2の裏面に沿って水平動する。
【0013】図4に明示するように、前記閂杆14は後
ケース6bに貫通することによって水平動自在に支持さ
れており、閂杆14の両端のうち扉2の自由端に位置し
た端部を、扉2の裏面に向けて延びるようにL字状に折
り曲げている。そして、扉2の自由端部内に設けたブラ
ケット16に、ロック爪18を、他方の扉2の係止穴1
7に嵌脱自在となるよう水平回動自在に取り付けてい
る。このロック爪18は、図示しないばねによって係止
穴17から逃げる方向に常時付勢されており、且つ、ロ
ック爪18の先端部背面に前記閂杆14の折曲部を当て
ている。従って、回転作動体12を正逆回転させて閂杆
14を水平動させると、ロック爪18が他方の扉2の係
止穴17に係脱して、両扉2は開き動不能にロックされ
たりロック解除されたりする。
【0014】なお、扉2をロックする手段としては、扉
には一般にラッチ装置が設けられていることを利用し
て、ラッチ爪を回動するために扉2の自由端部に鉛直状
に配置したラッチ杆に対して閂杆14を係脱させるよう
にしても良い。前記前ケース6aには、前記ウォームギ
ア11に下方から噛合するウォーム軸19が回転自在に
軸支されている。このウォーム軸19にはピニオン部1
9aが形成されており、このピニオン部19aに、アク
チェータ(駆動手段)の一例として前ケース6aに固着
したモータ(DCサーボモータ)20に設けたねじギア
21を噛合させている。
【0015】従って、モータ20を正逆回転させるとウ
ォーム軸19が正逆回転して、ウォームギア11の回転
を介して回転作動体12を正逆回転させ、その結果、閂
杆14が前後動して、扉2はロックされたりロック解除
されたりする。前後ケース6a,6bの合わせ面の箇所
には、ケース6の内部を前後に分断するようにした制御
用基板22が挟み固定されており、この基板22に、制
御回路を構成するための電子チップ類を装着している。
言うまでもないが、回転作動体12は基板22を貫通し
ている。
【0016】また、基板22のうち回転作動体12を挟
んだ上方には第1リミットスイッチ(LS)23を、回
転作動体12を挟んだ下方には第2リミットスイッチ
(LS)24をそれぞれ設ける一方、回転作動体12
に、その正逆回転にて両リミットスイッチ23,24に
当たる突起12aを設けている。なお、リミットスイッ
チ23,24は後ケース6bに設けても良い。また、回
転作動体12の回転位置を検出する手段、換言すると、
施錠状態と施錠解除状態とを検出する手段としては、実
施例のようなリミットスイッチには限らず、フォトイン
タラプタや他のセンサー類、非接触式スイッチ類、モー
タ20の主軸等に設けたエンコーダ等を使用しても良い
ことは言うまでもない。
【0017】図5では抽斗3をロックオールロックする
ための錠5の概略を示している。この錠5も前記扉2の
錠4と基本的には同じであるが、この錠5では、シリン
ダ錠10の回転部10bにウォームギア11を嵌着し、
このウォームギア11をモータ20に設けたウォーム軸
19に直接に噛合させ、更に、ウォームギア11に噛合
させたアイドルギア26を介してラック杆27を昇降さ
せ、このラック杆27で閂杆28をキャビネット本体に
係脱させることにより、抽斗3をロックしたりロック解
除したりするようにしている。
【0018】また、ラック杆27の昇降位置を第1及び
第2リミットスイッチ23,24で検出することによ
り、施錠状態と施錠解除状態とが検知される。図6はキ
ャビネット群全体の施錠制御ブロック図である。各錠
4,5の制御回路は、大雑把に言って、CPUと、前記
両リミットスイッチ23,24と、前記モータ20とを
備えており、任意のキャビネットに設けた電源部から各
錠4,5に対して給電すると共に、各錠4,5のCPU
を結線しており、いずれかの錠4,5をキー9で操作し
て解施錠操作すると、そのキー9で操作した錠4,5の
リミットスイッチ23,24がONになることにより、
他の錠4,5に施錠信号又は解錠信号が発信されて、そ
の信号に基づいて、他の錠4,5のモータ20が駆動さ
れる。
【0019】以上の構成において、例えば始業時にキャ
ビネット群に使用されている多数の錠4,5のうち任意
の一つをキー9で解錠すると、他の錠4,5はモータ2
0によって解錠される。また、例えば修業時に任意の一
つの錠4,5をキー9で施錠すると、他の錠4,5はモ
ータ20によって解錠される。そして、各錠4,5はキ
ー9によって解施錠できるから、各錠4,5を一斉に解
施錠できるものでありながら、停電時や故障時であって
も業務に支障をきたすことはないのである。
【0020】各錠4,5に使用するキー9はそれぞれ別
種類にしても良いし、同一種類にしても良い。同一種類
にすると、部品を共通化できると共に、解施錠がより容
易になる利点がある。本発明における電気的アクチェー
タとしては、実施例のようなモータには限らず、電磁ソ
レノイドやロータリーソレノイドなど、他の種々の原理
・形態のものを使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るキャビネット群を示す斜
視図である。
【図2】扉の分正面図である。
【図3】(A)は錠の分離斜視図、(B)はモータとね
じ軸との関係を示す図、(C)はケースの嵌合状態を示
す部分斜視図である。
【図4】(A)は図2のIVA−IVA視断面図、(B)は
(A)のB−B視断面図、(C)は(A)のC−C視断
面図である。
【図5】抽斗用の錠の概略斜視図である。
【図6】錠の制御ブロック図である。
【符号の説明】
1 キャビネット 2 扉 3 抽斗 4,5 錠 10 シリンダ錠 11 ウォームギア 13 ピニオンギア 14 閂杆 19 ウォーム軸 20 モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一つ又は複数の家具類における複数の扉や
    抽斗等に、キーによる手動の解施錠操作と電気的アクチ
    ェータによる解施錠との両方を行える錠を設け、これら
    各錠を、任意の錠をキーによって解施錠操作すると他の
    錠の電気的アクチェータが駆動されて一斉に解施錠され
    るように連動させたことを特徴とする家具類の複数錠一
    斉解施錠装置。
JP33906195A 1995-12-26 1995-12-26 家具類の複数錠一斉解施錠装置 Pending JPH09177403A (ja)

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JP33906195A JPH09177403A (ja) 1995-12-26 1995-12-26 家具類の複数錠一斉解施錠装置

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JP33906195A JPH09177403A (ja) 1995-12-26 1995-12-26 家具類の複数錠一斉解施錠装置

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JPH09177403A true JPH09177403A (ja) 1997-07-08

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JP33906195A Pending JPH09177403A (ja) 1995-12-26 1995-12-26 家具類の複数錠一斉解施錠装置

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JP (1) JPH09177403A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020043161A (ja) * 2018-09-07 2020-03-19 中国電力株式会社 機器収容ラック

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Legal Events

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021015