JPH0917679A - 積層型コイルの製作方法 - Google Patents

積層型コイルの製作方法

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JPH0917679A
JPH0917679A JP16352895A JP16352895A JPH0917679A JP H0917679 A JPH0917679 A JP H0917679A JP 16352895 A JP16352895 A JP 16352895A JP 16352895 A JP16352895 A JP 16352895A JP H0917679 A JPH0917679 A JP H0917679A
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JP
Japan
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resist
coil
insulating layer
laminated
film
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP16352895A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Egashira
良夫 江頭
Naoki Oyama
直樹 大山
Shigehiro Sugiyama
繁広 杉山
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型専用設備等を必要とせずに、薄膜の電気
的絶縁層の形成が可能な積層型コイルの製作方法を実現
する。 【構成】 基板1面に金属2層を形成し、これをレジス
トを用いてパターンニングした後、レジストを除去して
薄膜コイル20を形成し、この薄膜コイル20上に電気
的絶縁層を形成した後、上記工程をくり返す積層型コイ
ルの製作方法において、上記レジストにポジ型レジスト
3を用い、上記電気的絶縁層にネガ型レジスト4を用い
ることによって、金属2のエッチングの際にネガ型レジ
スト4が薬液により損傷を受けないため、良好な品質を
確保することができ、また、電気的絶縁層の形成時に大
型専用設備等を必要とせずに薄膜の形成が可能なため、
電気的絶縁層の膜厚が薄い積層型コイルの安価な製作が
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加圧水型原子力発電プ
ラント内蒸気発生器細管の非破壊検査用センサ等に適用
される積層型コイルの製作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の積層型薄膜コイルの製作において
は、図3に示すように、第1工程100において基板1
を準備し、次に、第2工程101で金属2をスパッタ
し、第3工程120でレジスト30を用いてパターンニ
ングし、第4工程130でレジスト30の除去を行って
薄膜コイル20を形成する。
【0003】更に、コイルインダクタンス成分の大きな
積層型薄膜コイルを製作するために、第5工程140で
電気的絶縁材によりコイルの3次元方向の絶縁層40を
形成し、第6工程105で電気的絶縁材により形成され
た絶縁層40に部分的に穴41を明ける。その後は、第
2工程101へ戻り第2工程から第5工程までをくり返
し2層目以降の製作を行う。
【0004】上記の工程により製作された2層小型・薄
膜コイルは、図2(a)に示すような形状のものであ
り、また、その断面は図2(b)に示すものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の積層型薄膜コイ
ルの製作においては、第5工程の絶縁層の形成時に使用
する電気的絶縁材として、例えば酸化シリコン膜,窒化
シリコン膜及びポリイミド樹脂膜等を使用していたた
め、酸化シリコン膜や窒化シリコン膜を製作するための
大型専用設備等が不可欠であり、また、この設備を用い
て上記の膜を製作するために数時間が必要であり、積層
型薄膜コイルの価格アップが課題となっていた。
【0006】また、ポリイミド樹脂膜等を用いた場合に
は、数μmの厚みの膜の製作が困難であり、薄膜化が課
題となっていた。本発明は上記の課題を解決しようとす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板面に金属
のスパッタを行い、その上にレジストを用いてパターン
ニングし、次に、レジストを除去して薄膜コイルを形成
し、その薄膜コイル上に電気的絶縁層を形成した後、上
記工程をくり返して積層型コイルを形成する積層型コイ
ルの製作方法において、上記パターンニングのために用
いるレジストとしてポジ型レジストを用い、上記電気的
絶縁層を形成する材料としてネガ型レジストを用いたこ
とを特徴としている。
【0008】
【作用】上記において、電気的絶縁層を形成するために
用いるネガ型レジストは、パターンニングのために用い
るポジ型レジストとはレジスト種が異なり、ポジ型レジ
ストをエッチングするために用いる薬液に対して耐薬液
性を有する。
【0009】そのため、積層型コイルの製作時におい
て、前工程でネガ型レジストにより形成された電気的絶
縁層は、後工程にて金属エッチングする際の薬液により
損傷を受けることがない。
【0010】また、ネガ型レジストによる電気的絶縁層
の形成には大型専用設備等を使用せずに薄膜を形成する
ことができるため、電気的絶縁層の膜厚が薄い積層型コ
イルを安価に製作することが可能となる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例に係る積層型コイルの製作
方法について、図1及び図2により説明する。
【0012】図1に示す本実施例の製作方法において
は、先ず、第1工程100において積層型薄膜コイルの
ベース材である基板1を準備する。次に、第2工程10
1において基板1の上面全面に金属2のスパッタ(蒸
着)を行う。
【0013】次の第3工程102では、コイルのパター
ンニングを行うため、ポジ型レジスト3を用いてフォト
リソグラフィ技術及びエッチング技術により金属2をエ
ッチングし、コイルパターンを形成する。第4工程10
3では、第3工程102で用いたポジ型レジストを除去
し、パターンニングされたコイル20を完成する。
【0014】第5工程104では、コイル20の3次元
方向への積層に必要な電気的絶縁層の形成をネガ型レジ
スト4を用いて行う。次の第6工程では、コイル間の電
気的コンタクトを行うために必要な部分に穴41を明け
る。
【0015】その後は、第2層目のコイル20となる金
属2のスパッタを基板1面に行う第2工程101に戻
り、以下第2工程101から第6工程105までをくり
返し、2層目以降を形成し、図2に示すような積層型コ
イルを製作する。
【0016】上記において、第2工程101で基板1の
上面全面に金属2のスパッタを行った後、第3工程10
2でポジ型レジスト3を用いてコイルパターンを形成
し、第4工程103でポジ型レジスト3を除去してコイ
ル20を形成するが、このポジ型レジスト3は第5工程
104でコイル20の上に電気的絶縁層を形成するため
に用いるネガ型レジスト4とはレジスト種が異なり、ネ
ガ型レジスト4はポジ型レジスト3をエッチングする薬
液に対して耐薬液性を有する。
【0017】そのため、1層目の第5工程104で電気
的絶縁層として形成されたネガ型レジスト4は、2層目
の第3工程102で金属2をエッチングしてコイルパタ
ーンを形成する際に、薬液により損傷を受けることがな
い。
【0018】また、ネガ型レジスト4により電気的絶縁
層を形成する場合、大型専用設備等は一切不要であり、
数μmの膜厚で形成することができるため、安価で膜厚
の薄い積層型コイルの製作が可能となった。
【0019】
【発明の効果】本発明は、基板面に金属層を形成し、こ
れをレジストを用いてパターンニングした後、レジスト
を除去して薄膜コイルを形成し、この薄膜コイル上に電
気的絶縁層を形成した後、上記工程をくり返す積層型コ
イルの製作方法において、上記レジストにポジ型レジス
トを用い、上記電気的絶縁層にネガ型レジストを用いる
ことによって、金属のエッチングの際にネガ型レジスト
が薬液により損傷を受けないため、良好な品質を確保す
ることができ、また、電気的絶縁層の形成時に大型専用
設備等を必要とせずに薄膜の形成が可能なため、電気的
絶縁層の膜厚が薄い積層型コイルの安価な製作が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る積層型コイルの製作手
順の説明図である。
【図2】上記一実施例に係る積層型コイルの説明図で、
(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A矢視図であ
る。
【図3】従来の積層型コイルの製作手順の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 2 金属 3 ポジ型レジスト 4 ネガ型レジスト 5 電極 20 パターンニングされたコイル 41 穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板面に金属のスパッタを行い、その上
    にレジストを用いてパターンニングし、次に、レジスト
    を除去して薄膜コイルを形成し、その薄膜コイル上に電
    気的絶縁層を形成した後、上記工程をくり返して積層型
    コイルを形成する積層型コイルの製作方法において、上
    記パターンニングのために用いるレジストとしてポジ型
    レジストを用い、上記電気的絶縁層を形成する材料とし
    てネガ型レジストを用いたことを特徴とする積層型コイ
    ルの製作方法。
JP16352895A 1995-06-29 1995-06-29 積層型コイルの製作方法 Withdrawn JPH0917679A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002110422A (ja) * 2000-09-28 2002-04-12 Murata Mfg Co Ltd チップ型コイル部品
KR100544173B1 (ko) * 1999-06-03 2006-01-23 삼성전자주식회사 박막적층형 마이크로코일 제조방법
JP2018116741A (ja) * 2018-04-12 2018-07-26 株式会社ジャパンディスプレイ 静電容量結合方式のタッチパネルの製造方法

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