JPH0917621A - 樹脂結合型磁石用組成物及び樹脂結合型磁石 - Google Patents
樹脂結合型磁石用組成物及び樹脂結合型磁石Info
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- JPH0917621A JPH0917621A JP7167286A JP16728695A JPH0917621A JP H0917621 A JPH0917621 A JP H0917621A JP 7167286 A JP7167286 A JP 7167286A JP 16728695 A JP16728695 A JP 16728695A JP H0917621 A JPH0917621 A JP H0917621A
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F1/00—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
- H01F1/032—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
- H01F1/04—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys
- H01F1/06—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys in the form of particles, e.g. powder
- H01F1/08—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys in the form of particles, e.g. powder pressed, sintered, or bound together
- H01F1/083—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys in the form of particles, e.g. powder pressed, sintered, or bound together in a bonding agent
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- Power Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 異方性磁場が50kOe以上の磁性粉末とポ
リアミド樹脂との組成物であって、該ポリアミド樹脂1
00重量部に対してポリエチレン−エチルアクリレート
共重合樹脂を0.01〜30重量部の割合で添加し、か
つ、25℃における粘度が500cs以上の特定構造の
ストレートシリコーンオイルを0.01〜10重量部の
割合で添加した樹脂結合型磁石用組成物、及びこれを用
いた樹脂結合型磁石。 【効果】 本発明の樹脂結合型磁石用樹脂組成物は、従
来に比べて数多く繰り返し成形することが可能である。
リアミド樹脂との組成物であって、該ポリアミド樹脂1
00重量部に対してポリエチレン−エチルアクリレート
共重合樹脂を0.01〜30重量部の割合で添加し、か
つ、25℃における粘度が500cs以上の特定構造の
ストレートシリコーンオイルを0.01〜10重量部の
割合で添加した樹脂結合型磁石用組成物、及びこれを用
いた樹脂結合型磁石。 【効果】 本発明の樹脂結合型磁石用樹脂組成物は、従
来に比べて数多く繰り返し成形することが可能である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂結合型磁石用
組成物に係わり、詳しくは繰り返し成形性(リサイクル
性)に優れた樹脂結合型磁石を与える組成物及びこれを
用いた樹脂結合型磁石に関する。
組成物に係わり、詳しくは繰り返し成形性(リサイクル
性)に優れた樹脂結合型磁石を与える組成物及びこれを
用いた樹脂結合型磁石に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、フェライト磁石、アルニコ磁石、
希土類磁石等はモーターをはじめとする種々の用途に用
いられている。しかし、これらの磁石は主に焼結法によ
り作られるために、一般に脆く、薄肉のものや複雑な形
状のものが得難い。また焼結時の収縮が15〜20%と
大きいため寸法精度の高いものが得られず、精度を上げ
るには研磨等の後加工が必要であるという欠点を有して
いる。
希土類磁石等はモーターをはじめとする種々の用途に用
いられている。しかし、これらの磁石は主に焼結法によ
り作られるために、一般に脆く、薄肉のものや複雑な形
状のものが得難い。また焼結時の収縮が15〜20%と
大きいため寸法精度の高いものが得られず、精度を上げ
るには研磨等の後加工が必要であるという欠点を有して
いる。
【0003】樹脂結合型磁石は、これらの欠点を解決す
ると共に新しい用途をも開拓するもので、ナイロン等の
熱可塑性樹脂をバインダーとし、これに磁性粉末を充填
したものである。しかし、熱可塑性樹脂をバインダーと
して用いる樹脂磁石は、磁性粉末を80wt%以上充填
すると溶融成形時の粘度が急激に増加し成形が困難にな
るため、磁性粉の充填量に限界がある上、ステアリン酸
系金属石鹸やパラフィン類等の熱可塑性樹脂用滑剤を添
加し成形を行っている。また、使用する磁性粉末が高価
なために例えば射出成形において製品とならなかったス
プル、ランナーや不良品を粉砕し再度使用している。
ると共に新しい用途をも開拓するもので、ナイロン等の
熱可塑性樹脂をバインダーとし、これに磁性粉末を充填
したものである。しかし、熱可塑性樹脂をバインダーと
して用いる樹脂磁石は、磁性粉末を80wt%以上充填
すると溶融成形時の粘度が急激に増加し成形が困難にな
るため、磁性粉の充填量に限界がある上、ステアリン酸
系金属石鹸やパラフィン類等の熱可塑性樹脂用滑剤を添
加し成形を行っている。また、使用する磁性粉末が高価
なために例えば射出成形において製品とならなかったス
プル、ランナーや不良品を粉砕し再度使用している。
【0004】しかし、この繰り返し成形(以下、「リサ
イクル」という)を幾度か繰り返すうち、所望の成形条
件では成形できなくなるため、廃棄せざるを得なかっ
た。
イクル」という)を幾度か繰り返すうち、所望の成形条
件では成形できなくなるため、廃棄せざるを得なかっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】小型モーター、音響機
器、OA機器等に用いられる樹脂結合型磁石は、機器の
小型化の要請から磁気特性が高く、しかも寸法精度に優
れかつ低価格のものが要求されている。しかし、磁性粉
とポリアミド樹脂と滑剤のみによって得られる従来の樹
脂結合型磁石のこれらのリサイクル特性は、常に上記用
途に使用するには不十分であり、樹脂結合型磁石用組成
物の早期改良が望まれていた。
器、OA機器等に用いられる樹脂結合型磁石は、機器の
小型化の要請から磁気特性が高く、しかも寸法精度に優
れかつ低価格のものが要求されている。しかし、磁性粉
とポリアミド樹脂と滑剤のみによって得られる従来の樹
脂結合型磁石のこれらのリサイクル特性は、常に上記用
途に使用するには不十分であり、樹脂結合型磁石用組成
物の早期改良が望まれていた。
【0006】従って、本発明は、従来のポリアミド系樹
脂結合型磁石用組成物の欠点を解消し、リサイクル性の
優れた磁石用組成物を提供することにある。
脂結合型磁石用組成物の欠点を解消し、リサイクル性の
優れた磁石用組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の目的
を達成するために、添加剤の種類と量を変えて種々の検
討を行った結果、ポリアミド樹脂100重量部に対して
ポリエチレン−エチルアクリレート共重合樹脂を0.0
1〜30重量部の割合で添加し、かつ、25℃における
粘度が500cs以上の[式1]で表されるストレート
シリコーンオイルを0.01〜10重量部の割合で添加
することで優れたリサイクル性を有する樹脂結合型磁石
用組成物が得られることを見いだし、本発明を完成し
た。
を達成するために、添加剤の種類と量を変えて種々の検
討を行った結果、ポリアミド樹脂100重量部に対して
ポリエチレン−エチルアクリレート共重合樹脂を0.0
1〜30重量部の割合で添加し、かつ、25℃における
粘度が500cs以上の[式1]で表されるストレート
シリコーンオイルを0.01〜10重量部の割合で添加
することで優れたリサイクル性を有する樹脂結合型磁石
用組成物が得られることを見いだし、本発明を完成し
た。
【0008】即ち、本発明の樹脂結合型磁石用組成物
は、異方性磁場(HA)が50kOe以上の磁性粉末と
1種または2種以上のポリアミド樹脂との組成物であっ
て、該ポリアミド樹脂100重量部に対してポリエチレ
ン−エチルアクリレート共重合樹脂を0.01〜30重
量部の割合で添加し、かつ、25℃における粘度が50
0cs以上の[式1]で表されるストレートシリコーン
オイルを0.01〜10重量部の割合で添加した点に特
徴がある。
は、異方性磁場(HA)が50kOe以上の磁性粉末と
1種または2種以上のポリアミド樹脂との組成物であっ
て、該ポリアミド樹脂100重量部に対してポリエチレ
ン−エチルアクリレート共重合樹脂を0.01〜30重
量部の割合で添加し、かつ、25℃における粘度が50
0cs以上の[式1]で表されるストレートシリコーン
オイルを0.01〜10重量部の割合で添加した点に特
徴がある。
【0009】
【化2】 ここで、R1〜R10は、水素、脂肪族炭化水素基、脂環
式炭化水素、芳香族炭化水素のいずれかで構成され、そ
れぞれは同一でも異なっていても良い。
式炭化水素、芳香族炭化水素のいずれかで構成され、そ
れぞれは同一でも異なっていても良い。
【0010】また、本発明の樹脂結合型磁石は、上記樹
脂結合型磁石用組成物を加熱成形して得た点に特徴があ
る。
脂結合型磁石用組成物を加熱成形して得た点に特徴があ
る。
【0011】
【発明の実施の態様】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で用いる磁性粉末としては、異方性磁場(HA)
が50kOe以上の磁性粉末であれば、通常樹脂結合型
磁石に用いられている磁性粉を使用でき、例えば、希土
類コバルト系、希土類−鉄−ほう素系、希土類−鉄−窒
素系の磁性粉が挙げられる。
本発明で用いる磁性粉末としては、異方性磁場(HA)
が50kOe以上の磁性粉末であれば、通常樹脂結合型
磁石に用いられている磁性粉を使用でき、例えば、希土
類コバルト系、希土類−鉄−ほう素系、希土類−鉄−窒
素系の磁性粉が挙げられる。
【0012】本発明者らは、上記樹脂結合型磁石組成物
において、磁性粉として上で例示したSm−Co5系の
還元拡散法による合金粉末やSm−Fe−N系の合金粉
末を用いると、例えば93重量%以上の高充填化が可能
であり、特に優れた磁気特性を有する樹脂結合型磁石が
得られることを確認している。尚、還元拡散法によって
得られたSm−Co5系の磁性粉は、好ましくはジェッ
トミルやボールミル等で粉砕した方が良い。これら磁性
粉末の好ましい粒径は、平均7μm以下であり、特に好
ましくは平均5μm以下である。
において、磁性粉として上で例示したSm−Co5系の
還元拡散法による合金粉末やSm−Fe−N系の合金粉
末を用いると、例えば93重量%以上の高充填化が可能
であり、特に優れた磁気特性を有する樹脂結合型磁石が
得られることを確認している。尚、還元拡散法によって
得られたSm−Co5系の磁性粉は、好ましくはジェッ
トミルやボールミル等で粉砕した方が良い。これら磁性
粉末の好ましい粒径は、平均7μm以下であり、特に好
ましくは平均5μm以下である。
【0013】また、組成物において、必須成分のポリア
ミド樹脂は、磁性粉末のバインダーとして働くものであ
り、本発明で用いられるポリアミド樹脂としては、特に
限定されることはなく、例えば、6ナイロン、6、6ナ
イロン、11ナイロン、12ナイロン、6、12ナイロ
ン、芳香族系ナイロン等が挙げられ、これらの単重合体
や他種モノマーとの共重合体、他の物質での末端基処理
品などが挙げられる。又、これらのポリアミド樹脂の2
種類以上のブレンド等における系も当然含まれる。これ
らポリアミド樹脂の溶融粘度や分子量は、所望の機械的
強度が得られる範囲で低い方が望ましく、形状は、パウ
ダー、ビーズ、ペレット等特に限定されないが、磁性粉
との均一混合性から考えるとパウダーが望ましい。
ミド樹脂は、磁性粉末のバインダーとして働くものであ
り、本発明で用いられるポリアミド樹脂としては、特に
限定されることはなく、例えば、6ナイロン、6、6ナ
イロン、11ナイロン、12ナイロン、6、12ナイロ
ン、芳香族系ナイロン等が挙げられ、これらの単重合体
や他種モノマーとの共重合体、他の物質での末端基処理
品などが挙げられる。又、これらのポリアミド樹脂の2
種類以上のブレンド等における系も当然含まれる。これ
らポリアミド樹脂の溶融粘度や分子量は、所望の機械的
強度が得られる範囲で低い方が望ましく、形状は、パウ
ダー、ビーズ、ペレット等特に限定されないが、磁性粉
との均一混合性から考えるとパウダーが望ましい。
【0014】一方、当該磁性粉を95重量%よりも多く
充填した場合は、著しく混練トルク、流動性が低下し成
形困難になり、また、80重量%より少ないと所望の磁
気特性が得られない。よって、磁性粉の充填量は、80
重量%以上95重量%以下が好ましい。
充填した場合は、著しく混練トルク、流動性が低下し成
形困難になり、また、80重量%より少ないと所望の磁
気特性が得られない。よって、磁性粉の充填量は、80
重量%以上95重量%以下が好ましい。
【0015】又、上記磁性粉を必要に応じてシラン系、
チタン系、アルミニウム系の表面処理剤即ちカップリン
グ剤等を磁性粉に対して0.1〜3.0重量%の範囲で
使用することが出来る。これら、カップリング剤の例と
しては、シラン系としてビニルトリエトキシシラン、γ
−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(β−アミ
ノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、
N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチル
ジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキ
シシラン等又、チタン系としてイソプロピルトリイソス
テアロイルチタネート、イソプロピルトリス(ジオクチ
ルパイロホスフェート)チタネート、イソプロピルトリ
(N−アミノエチル−アミノエチル)チタネート、テト
ラオクチルビス(ジトリデシルホスファイト)チタネー
ト、イソプロピルトリオクタノイルチタネート、イソプ
ロピルジメタクリルイソステアロイルチタネート、イソ
プロピルトリデシルベンゼンスルフォニルチタネート
等、又、アルミニウム系としてアセトアルコキシアルミ
ニウムジイソプロピレート等が代表的なものとして挙げ
られる。
チタン系、アルミニウム系の表面処理剤即ちカップリン
グ剤等を磁性粉に対して0.1〜3.0重量%の範囲で
使用することが出来る。これら、カップリング剤の例と
しては、シラン系としてビニルトリエトキシシラン、γ
−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(β−アミ
ノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、
N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチル
ジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキ
シシラン等又、チタン系としてイソプロピルトリイソス
テアロイルチタネート、イソプロピルトリス(ジオクチ
ルパイロホスフェート)チタネート、イソプロピルトリ
(N−アミノエチル−アミノエチル)チタネート、テト
ラオクチルビス(ジトリデシルホスファイト)チタネー
ト、イソプロピルトリオクタノイルチタネート、イソプ
ロピルジメタクリルイソステアロイルチタネート、イソ
プロピルトリデシルベンゼンスルフォニルチタネート
等、又、アルミニウム系としてアセトアルコキシアルミ
ニウムジイソプロピレート等が代表的なものとして挙げ
られる。
【0016】次に、本発明の樹脂結合型磁石用組成物
は、前述の磁性粉、ポリアミド樹脂に加えて、ポリエチ
レン−エチルアクリレート共重合樹脂としては、重合度
や分子量に制約されることなく1種または2種以上の添
加で該組成物に添加使用することができるが、好ましく
は、分子量が10000以上の物を用いる方が良い。形
状は、粉末状、ペレット状のいずれでも使用できるが、
混合分散性を考えると粉末状の物が好ましい。
は、前述の磁性粉、ポリアミド樹脂に加えて、ポリエチ
レン−エチルアクリレート共重合樹脂としては、重合度
や分子量に制約されることなく1種または2種以上の添
加で該組成物に添加使用することができるが、好ましく
は、分子量が10000以上の物を用いる方が良い。形
状は、粉末状、ペレット状のいずれでも使用できるが、
混合分散性を考えると粉末状の物が好ましい。
【0017】これらの化合物は、ポリアミド樹脂100
重量部に対して0.01〜30重量部の割合で添加され
るが、好ましくは0.1〜15重量部、さらに、1〜7
重量部がより好ましい。
重量部に対して0.01〜30重量部の割合で添加され
るが、好ましくは0.1〜15重量部、さらに、1〜7
重量部がより好ましい。
【0018】該化合物は、磁性粉とポリアミド樹脂と同
時に混合しても良い。該化合物の添加量が該ポリアミド
樹脂100重量部に対して0.01重量部未満の場合
は、成形加工性が低下し、結果的に磁性粉含有量を多く
できなくなるため高い磁気特性の磁石を得ることができ
ない。また、添加量が30重量部を超えると所望の物理
的特性(特に機械的強度)が得られない。
時に混合しても良い。該化合物の添加量が該ポリアミド
樹脂100重量部に対して0.01重量部未満の場合
は、成形加工性が低下し、結果的に磁性粉含有量を多く
できなくなるため高い磁気特性の磁石を得ることができ
ない。また、添加量が30重量部を超えると所望の物理
的特性(特に機械的強度)が得られない。
【0019】次に、本発明の樹脂結合型磁石用組成物
は、前述の磁性粉、ポリアミド樹脂に加えて、25℃に
おける粘度が500cs以上の[式1]で表されるスト
レートシリコーンオイルを添加することを特徴とする。
は、前述の磁性粉、ポリアミド樹脂に加えて、25℃に
おける粘度が500cs以上の[式1]で表されるスト
レートシリコーンオイルを添加することを特徴とする。
【0020】
【化3】 [式1]で表される化合物は、R1〜R10はそれぞれ水
素、メチル基、エチル基等のアルキル基等の他アルキレ
ン基等の脂肪族炭化水素基、シクロプロピル基、シクロ
ヘキシル基等の脂環式炭化水素、フェニル基、スチリル
基、ビフェニリル基等の芳香族炭化水素のいずれかで構
成され、かつ各々が、同一でも異なっていても良い。
素、メチル基、エチル基等のアルキル基等の他アルキレ
ン基等の脂肪族炭化水素基、シクロプロピル基、シクロ
ヘキシル基等の脂環式炭化水素、フェニル基、スチリル
基、ビフェニリル基等の芳香族炭化水素のいずれかで構
成され、かつ各々が、同一でも異なっていても良い。
【0021】これらの炭化水素基を有するストレートシ
リコーンオイルとしては、例えば、ジメチル型ポリシロ
キサン、ジエチル型ポリシロキサン、メチルエチル型ポ
リシロキサン、メチルフェニル型ポリシロキサン、エチ
ルフェニル型ポリシロキサン、ジフェニル型ポリシロキ
サン、メチルハイドロジェン型ポリシロキサン、エチル
ハイドロジェン型ポリシロキサン、フェニルハイドロジ
ェン型ポリシロキサン、ジハイドロジェン型ポリシロキ
サン等の物が挙げられ、これらの複合型も無論使用でき
る。これらは、25℃における粘度が500cs以上で
あれば、重合度や分子量に制約されることなく1種また
は2種以上の添加で該組成物に添加使用することができ
る。
リコーンオイルとしては、例えば、ジメチル型ポリシロ
キサン、ジエチル型ポリシロキサン、メチルエチル型ポ
リシロキサン、メチルフェニル型ポリシロキサン、エチ
ルフェニル型ポリシロキサン、ジフェニル型ポリシロキ
サン、メチルハイドロジェン型ポリシロキサン、エチル
ハイドロジェン型ポリシロキサン、フェニルハイドロジ
ェン型ポリシロキサン、ジハイドロジェン型ポリシロキ
サン等の物が挙げられ、これらの複合型も無論使用でき
る。これらは、25℃における粘度が500cs以上で
あれば、重合度や分子量に制約されることなく1種また
は2種以上の添加で該組成物に添加使用することができ
る。
【0022】これらの化合物は、該ポリアミド樹脂10
0重量部に対して0.01〜10重量部の割合で添加さ
れるが、好ましくは0.1〜5重量部、さらに、1〜3
重量部がより好ましい。該化合物は、磁性粉とポリアミ
ド樹脂と同時に混合して用いられる。該化合物の添加量
が該ポリアミド樹脂100重量部に対して0.01重量
部未満の場合は、リサイクル性が低下し、当該発明の効
果を充分得ることができない。また、添加量が10重量
部を超えると所望の機械的強度が得られなくなる。
0重量部に対して0.01〜10重量部の割合で添加さ
れるが、好ましくは0.1〜5重量部、さらに、1〜3
重量部がより好ましい。該化合物は、磁性粉とポリアミ
ド樹脂と同時に混合して用いられる。該化合物の添加量
が該ポリアミド樹脂100重量部に対して0.01重量
部未満の場合は、リサイクル性が低下し、当該発明の効
果を充分得ることができない。また、添加量が10重量
部を超えると所望の機械的強度が得られなくなる。
【0023】本発明における組成物は、前記成分の他に
プラスチック成形用滑剤や種々の安定剤等を添加するこ
とができる。
プラスチック成形用滑剤や種々の安定剤等を添加するこ
とができる。
【0024】滑剤としては、例えばパラフィンワック
ス、流動パラフィン、ポリエチレンワックス、ポリプロ
ピレンワックス、エステルワックス、カルナウバ、マイ
クロワックス等のワックス類、ステアリン酸、1,2−
オキシステアリン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、オレ
イン酸等の脂肪酸類、ステアリン酸カルシウム、ステア
リン酸バリウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリ
ン酸リチウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミ
ニウム、ラウリン酸カルシウム、リノール酸亜鉛、リシ
ノール酸カルシウム、2−エチルヘキソイン酸亜鉛等の
脂肪酸塩(金属石鹸類)ステアリン酸アミド、オレイン
酸アミド、エルカ酸アミド、ベヘン酸アミド、パルミチ
ン酸アミド、ラウリン酸アミド、ヒドロキシステアリン
酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミド、エチレン
ビスステアリン酸アミド、エチレンビスラウリン酸アミ
ド、ジステアリルアジピン酸アミド、エチレンビスオレ
イン酸アミド、ジオレイルアジピン酸アミド、N−ステ
アリルステアリン酸アミド等脂肪酸アミド類、ステアリ
ン酸ブチル等の脂肪酸エステル、エチレングリコール、
ステアリルアルコール等のアルコール類、ポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメ
チレングリコール、及びこれら変性物からなるポリエー
テル類、ジメチルポリシロキサン、シリコングリース等
のポリシロキサン類、弗素系オイル、弗素系グリース、
含弗素樹脂粉末といった弗素化合物、窒化珪素、炭化珪
素、酸化マグネシウム、アルミナ、二酸化珪素、二硫化
モリブデン等の無機化合物粉体が挙げられる。
ス、流動パラフィン、ポリエチレンワックス、ポリプロ
ピレンワックス、エステルワックス、カルナウバ、マイ
クロワックス等のワックス類、ステアリン酸、1,2−
オキシステアリン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、オレ
イン酸等の脂肪酸類、ステアリン酸カルシウム、ステア
リン酸バリウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリ
ン酸リチウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミ
ニウム、ラウリン酸カルシウム、リノール酸亜鉛、リシ
ノール酸カルシウム、2−エチルヘキソイン酸亜鉛等の
脂肪酸塩(金属石鹸類)ステアリン酸アミド、オレイン
酸アミド、エルカ酸アミド、ベヘン酸アミド、パルミチ
ン酸アミド、ラウリン酸アミド、ヒドロキシステアリン
酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミド、エチレン
ビスステアリン酸アミド、エチレンビスラウリン酸アミ
ド、ジステアリルアジピン酸アミド、エチレンビスオレ
イン酸アミド、ジオレイルアジピン酸アミド、N−ステ
アリルステアリン酸アミド等脂肪酸アミド類、ステアリ
ン酸ブチル等の脂肪酸エステル、エチレングリコール、
ステアリルアルコール等のアルコール類、ポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメ
チレングリコール、及びこれら変性物からなるポリエー
テル類、ジメチルポリシロキサン、シリコングリース等
のポリシロキサン類、弗素系オイル、弗素系グリース、
含弗素樹脂粉末といった弗素化合物、窒化珪素、炭化珪
素、酸化マグネシウム、アルミナ、二酸化珪素、二硫化
モリブデン等の無機化合物粉体が挙げられる。
【0025】また、安定剤としては、ビス(2、2、
6、6、−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケー
ト、ビス(1、2、2、6、6、−ペンタメチル−4−
ピペリジル)セバケート、1−[2−{3−(3,5−
ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニ
ルオキシ}エチル]−4−{3−(3、5−ジ−第三ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ}
−2、2、6、6−テトラメチルピペリジン、8−ベン
ジル−7、7、9、9−テトラメチル−3−オクチル−
1、2、3−トリアザスピロ[4、5]ウンデカン−
2、4−ジオン、4−ベンゾイルオキシ−2、2、6、
6−テトラメチルピペリジン、こはく酸ジメチル−1−
(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2、2、
6、6−テトラメチルピペリジン重縮合物、ポリ[[6
−(1、1、3、3−テトラメチルブチル)イミノ−
1、3、5−トリアジン−2、4−ジイル][(2、
2、6、6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]
ヘキサメチレン[[2、2、6、6−テトラメチル−4
−ピペリジル)イミノ]]、2−(3、5−ジ・第三ブ
チル−4−ヒドロキシベンジル)−2−n−ブチルマロ
ン酸ビス(1、2、2、6、6−ペンタメチル−4−ピ
ペリジル)等のヒンダード・アミン系安定剤のほか、フ
ェノール系、ホスファイト系、チオエーテル系等の抗酸
化剤等が挙げられる。
6、6、−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケー
ト、ビス(1、2、2、6、6、−ペンタメチル−4−
ピペリジル)セバケート、1−[2−{3−(3,5−
ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニ
ルオキシ}エチル]−4−{3−(3、5−ジ−第三ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ}
−2、2、6、6−テトラメチルピペリジン、8−ベン
ジル−7、7、9、9−テトラメチル−3−オクチル−
1、2、3−トリアザスピロ[4、5]ウンデカン−
2、4−ジオン、4−ベンゾイルオキシ−2、2、6、
6−テトラメチルピペリジン、こはく酸ジメチル−1−
(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2、2、
6、6−テトラメチルピペリジン重縮合物、ポリ[[6
−(1、1、3、3−テトラメチルブチル)イミノ−
1、3、5−トリアジン−2、4−ジイル][(2、
2、6、6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]
ヘキサメチレン[[2、2、6、6−テトラメチル−4
−ピペリジル)イミノ]]、2−(3、5−ジ・第三ブ
チル−4−ヒドロキシベンジル)−2−n−ブチルマロ
ン酸ビス(1、2、2、6、6−ペンタメチル−4−ピ
ペリジル)等のヒンダード・アミン系安定剤のほか、フ
ェノール系、ホスファイト系、チオエーテル系等の抗酸
化剤等が挙げられる。
【0026】本発明において、各成分の混合方法は特に
限定されず、例えばリボンブレンダー、タンブラー、ナ
ウターミキサー、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサ
ー等の混合機あるいは、バンバリーミキサー、ニーダ
ー、ロール、ニーダールーダー、単軸押出機、二軸押出
機等の混練機を使用して実施される。
限定されず、例えばリボンブレンダー、タンブラー、ナ
ウターミキサー、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサ
ー等の混合機あるいは、バンバリーミキサー、ニーダ
ー、ロール、ニーダールーダー、単軸押出機、二軸押出
機等の混練機を使用して実施される。
【0027】本発明の組成物は、各成分を混合し、パウ
ダー、ビーズ、ペレットあるいはこれらの混合物の形で
得られるが、取扱安い点で、ペレットが望ましい。得ら
れた組成物は、各種の熱可塑性樹脂成形機、好ましくは
射出成形機、押出成形機により成形される。
ダー、ビーズ、ペレットあるいはこれらの混合物の形で
得られるが、取扱安い点で、ペレットが望ましい。得ら
れた組成物は、各種の熱可塑性樹脂成形機、好ましくは
射出成形機、押出成形機により成形される。
【0028】
【実施例】以下実施例及び比較例を挙げて本発明をより
具体的に説明する。尚、実施例、比較例に用いた各成分
の詳細及び試験方法、評価を例示するが、本発明の趣旨
を逸脱しない限り、これらに限定されるものでは無い。
具体的に説明する。尚、実施例、比較例に用いた各成分
の詳細及び試験方法、評価を例示するが、本発明の趣旨
を逸脱しない限り、これらに限定されるものでは無い。
【0029】以下の材料及び方法で樹脂結合型磁石用組
成物及び磁石を製造し、評価した。用いた材料を下記に
示す。 A 磁性粉末 ・磁粉1:SmCo5 系磁性粉末 (商品名:RCo5合金、住友金属鉱山(株)製) 異方性磁場:246kOe ・磁粉2:Nd-Fe-B 系磁性粉末 (商品名:MQP−B、米国ゼネラルモーターズ社製) 異方性磁場:70.4kOe
成物及び磁石を製造し、評価した。用いた材料を下記に
示す。 A 磁性粉末 ・磁粉1:SmCo5 系磁性粉末 (商品名:RCo5合金、住友金属鉱山(株)製) 異方性磁場:246kOe ・磁粉2:Nd-Fe-B 系磁性粉末 (商品名:MQP−B、米国ゼネラルモーターズ社製) 異方性磁場:70.4kOe
【0030】B ポリアミド樹脂 ・PA:12ナイロン (商品名:UBEナイロン、3014U、宇部興産
(株)製)
(株)製)
【0031】C ポリエチレン−エチルアクリレート
(EEA)共重合樹脂 ・EEA共重合樹脂 1 (商品名:PES−220、日本ユニカー(株)製) ・EEA共重合樹脂 2 (商品名:PES−250、日本ユニカー(株)製)
(EEA)共重合樹脂 ・EEA共重合樹脂 1 (商品名:PES−220、日本ユニカー(株)製) ・EEA共重合樹脂 2 (商品名:PES−250、日本ユニカー(株)製)
【0032】D [式1]で表されるストレートシリコ
ーンオイル ・シリコーンオイル1:ジメチル型ストレートシリコー
ンオイル (商品名:KF96−1000、信越化学工業(株)
製) 25℃における粘度;1000cs ・シリコーンオイル2:メチルフェニル型ストレートシ
リコーンオイル (商品番号:KF50−1000、信越化学工業(株)
製) 25℃における粘度;1000cs ・シリコーンオイル3:ジメチル型ストレートシリコー
ンオイル (商品番号:KF50−100、信越化学工業(株)
製) 25℃における粘度;100cs
ーンオイル ・シリコーンオイル1:ジメチル型ストレートシリコー
ンオイル (商品名:KF96−1000、信越化学工業(株)
製) 25℃における粘度;1000cs ・シリコーンオイル2:メチルフェニル型ストレートシ
リコーンオイル (商品番号:KF50−1000、信越化学工業(株)
製) 25℃における粘度;1000cs ・シリコーンオイル3:ジメチル型ストレートシリコー
ンオイル (商品番号:KF50−100、信越化学工業(株)
製) 25℃における粘度;100cs
【0033】次に各成形品の製造方法、評価方法を示す
と次のようになる。 1.組成物の混合及び作製 それぞれの磁性粉全量に、所定の樹脂、各添加剤系を所
定の比率になるよう添加し(各重量部)、プラネタリー
ミキサー中で十分混合撹拌(40rpm,80℃)再び
−760mmHg、120℃の真空オーブン中で24時
間乾燥させた。
と次のようになる。 1.組成物の混合及び作製 それぞれの磁性粉全量に、所定の樹脂、各添加剤系を所
定の比率になるよう添加し(各重量部)、プラネタリー
ミキサー中で十分混合撹拌(40rpm,80℃)再び
−760mmHg、120℃の真空オーブン中で24時
間乾燥させた。
【0034】これらにより得られた混合物を20mmφ
シングル押出機(L/D=25、CR=2.0、回転数
=20rpm、5mmφストランドダイ、シリンダー温
度200℃〜280℃、ダイス温度280℃)にて押し
出し、ホットカットペレタイザーにて5mmφ×5mm
の樹脂結合型磁石用ペレットコンパウンドを作製した。
シングル押出機(L/D=25、CR=2.0、回転数
=20rpm、5mmφストランドダイ、シリンダー温
度200℃〜280℃、ダイス温度280℃)にて押し
出し、ホットカットペレタイザーにて5mmφ×5mm
の樹脂結合型磁石用ペレットコンパウンドを作製した。
【0035】2.射出成形方法 これらのペレットコンパウンドを(株)日本製鋼所製磁
場中射出成形機(J−20MII)にて横5mm×縦15
mm×厚2mmの試験用樹脂結合型磁石を同一条件(成
形温度240〜290℃、金型温度100〜120℃)
にて成形し、得られたこれらの磁石成形品を後述の方法
にてそれぞれ評価した。尚、SmCo5を使用したとき
のみ15〜20kOeの磁場中金型内にて成形を行っ
た。
場中射出成形機(J−20MII)にて横5mm×縦15
mm×厚2mmの試験用樹脂結合型磁石を同一条件(成
形温度240〜290℃、金型温度100〜120℃)
にて成形し、得られたこれらの磁石成形品を後述の方法
にてそれぞれ評価した。尚、SmCo5を使用したとき
のみ15〜20kOeの磁場中金型内にて成形を行っ
た。
【0036】ここで得られた成形品及びスプル、ランナ
ー等をプラスチック粉砕機にて5mm角以下まで粉砕
し、更に同一条件にて射出成形を行う作業を成形不可能
となるまで繰り返し、リサイクル性の評価とした。この
評価結果は、 リサイクル可能回数 1回以上10回迄を ×印 リサイクル可能回数 11回以上20回迄を △印 リサイクル可能回数 21回以上を ○印 として表1〜表4に記した。
ー等をプラスチック粉砕機にて5mm角以下まで粉砕
し、更に同一条件にて射出成形を行う作業を成形不可能
となるまで繰り返し、リサイクル性の評価とした。この
評価結果は、 リサイクル可能回数 1回以上10回迄を ×印 リサイクル可能回数 11回以上20回迄を △印 リサイクル可能回数 21回以上を ○印 として表1〜表4に記した。
【0037】3.機械的強度(3点式曲げ強度)評価 上記一回目射出成形時にて得られた評価用サンプルの曲
げ強度を島津製作所(株)製オートグラフを用いて、ヘ
ッドスピード2mm/分とし、常温下で求めた。結果を
同様に表1〜表4に示す。該曲げ強度は、5.0kgf
/mm2以上あれば機械的強度が十分であることが知ら
れている。
げ強度を島津製作所(株)製オートグラフを用いて、ヘ
ッドスピード2mm/分とし、常温下で求めた。結果を
同様に表1〜表4に示す。該曲げ強度は、5.0kgf
/mm2以上あれば機械的強度が十分であることが知ら
れている。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】
【表4】 なお、表4における※印は、1回目の成形時では強度測
定用のサンプルできなかったため、成形時のスプルとラ
ンナーをリサイクル性評価に使用した。
定用のサンプルできなかったため、成形時のスプルとラ
ンナーをリサイクル性評価に使用した。
【0042】
【発明の効果】以上のごとく、本発明の樹脂結合型磁石
用樹脂組成物は、従来に比べて数多く繰り返し成形する
ことが可能であり、低価格高特性製品を要求される用
途、例えば、一般家電製品、通信・音響機器、医療機
器、一般産業機器にいたる幅広い分野等では特に有用で
ある。
用樹脂組成物は、従来に比べて数多く繰り返し成形する
ことが可能であり、低価格高特性製品を要求される用
途、例えば、一般家電製品、通信・音響機器、医療機
器、一般産業機器にいたる幅広い分野等では特に有用で
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 異方性磁場(HA)が50kOe以上の
磁性粉末と1種または2種以上のポリアミド樹脂との組
成物であって、該ポリアミド樹脂100重量部に対して
ポリエチレン−エチルアクリレート共重合樹脂を0.0
1〜30重量部の割合で添加し、かつ、25℃における
粘度が500cs以上の[式1]で表されるストレート
シリコーンオイルを0.01〜10重量部の割合で添加
したことを特徴とする樹脂結合型磁石用組成物。 【化1】 ここで、R1〜R10は、水素、脂肪族炭化水素基、脂環
式炭化水素、芳香族炭化水素のいずれかで構成され、そ
れぞれは同一でも異なっていても良い。 - 【請求項2】 請求項1に記載の樹脂結合型磁石用組成
物を加熱成形して得た樹脂結合型磁石。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7167286A JPH0917621A (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | 樹脂結合型磁石用組成物及び樹脂結合型磁石 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7167286A JPH0917621A (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | 樹脂結合型磁石用組成物及び樹脂結合型磁石 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0917621A true JPH0917621A (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=15846947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7167286A Pending JPH0917621A (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | 樹脂結合型磁石用組成物及び樹脂結合型磁石 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0917621A (ja) |
-
1995
- 1995-07-03 JP JP7167286A patent/JPH0917621A/ja active Pending
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