JPH09175282A - 車載用スピーカシステム - Google Patents

車載用スピーカシステム

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JPH09175282A
JPH09175282A JP34242695A JP34242695A JPH09175282A JP H09175282 A JPH09175282 A JP H09175282A JP 34242695 A JP34242695 A JP 34242695A JP 34242695 A JP34242695 A JP 34242695A JP H09175282 A JPH09175282 A JP H09175282A
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JP
Japan
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vehicle
speaker
speaker box
shape
box
Prior art date
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JP34242695A
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English (en)
Inventor
Naoki Tokunaga
猶樹 徳永
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷室52の利便性の向上と、搭載する車載用
スピーカシステムにおける低域音再生の拡大、ダイナミ
ックレンジの確保や高い音響性能の発揮との両立が困難
である。 【解決手段】 車両後部の荷室52に搭載される車載用
スピーカシステム1において、下面11bが荷室床面5
2d及びタイヤハウス53形状に適合し、上面11aが
平坦性を有するスピーカボックス11を含んで構成され
ていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車載用スピーカシス
テムに関し、より詳細には、荷室に配置される車載用ス
ピーカシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のいわゆるRV(Recreation Vehic
le)車のブームにより、ワゴンタイプやバンタイプの車
型が商用としてのみならず家庭用としても広く受け入れ
られてきている。
【0003】これらワゴンタイプやバンタイプの車型に
おいては、乗員及び積載物を他の一般乗用車よりも多量
に運搬できる点や、車室内空間の広さ及び車型のファッ
ション性等に人気が集まっていると考えられており、こ
れらの車型の購入者又はユーザとしては若年層の比率が
多い状況にある。
【0004】前記若年層はもちろん、最近では幅広い年
令層において、車室内における音響性能の向上に対する
要求が高まってきており、前記RV車に対しても高い音
響性能を有する車載用スピーカシステムの設置が要求さ
れてきている。
【0005】図5は、前記RV車における一般的な車載
用スピーカシステムの搭載位置を示した模式的側面図で
あり、図中51はフロント部に配置される車載用スピー
カシステム(図示せず)の搭載位置を示している。RV
車においては荷室52を広く確保するため、荷室52用
の車載用スピーカシステム(図示せず)としては荷室5
2の天上部52a、タイヤハウス53上のトランクサイ
ド部52b、バックドア部52cのいずれかの部分に搭
載するのが一般的であり、その車載用スピーカシステム
の大きさは直径が通常10〜16cm程度であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、RV車に
おいては荷室52の使い勝手(利便性)を重要視する必
要があり、車載用スピーカシステムの搭載位置が限定さ
れてしまうため、荷室52用の車載用スピーカシステム
を車両後部の所望の位置に搭載し得るセダンやクーペタ
イプの車型と比較して再生時の音響性能が劣り、高い音
響性能に対する上記した要望に対応することができない
といった課題があった。また、音響性能を向上させるた
めに荷室52用の車載用スピーカシステムの配置位置を
優先させると荷室52の利便性が悪くなってしまう場合
があるといった課題があった。
【0007】最近ではCDソースの普及等により新たな
低域音再生の拡大、ダイナミックレンジの確保や高忠実
度再生の実現が以前にも増して要求されてきており、そ
れに応じて前記低域音再生のためのある程度大きい口径
を有するスピーカを含んだスピーカユニットを搭載した
車載用スピーカシステムの設置が必要となってきている
ため、前記課題はますます助長される傾向にある。
【0008】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、荷室の利便性を損なうことなく低域音再生の拡大、
ダイナミックレンジの確保を行い、高い音響性能を発揮
し得る車載用スピーカシステムを提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために本発明に係る車載用スピーカシステム
は、車両後部の荷室に搭載される車載用スピーカシステ
ムにおいて、下面が前記荷室床面及びタイヤハウス形状
に適合し、上面が平坦性を有するスピーカボックスを含
んで構成されていることを特徴としている(1)。
【0010】一般に、荷室においてはタイヤハウス形状
が曲面を描く凸形状(以下、曲面凸形状と記す)となっ
ているため、前記荷室内のタイヤハウス上方及び左右の
タイヤハウス間には荷物を積載するのが困難であったり
不便であったりする場合が多い。上記した車載用スピー
カシステム(1)によれば、もともと利便性の低い前記
タイヤハウス間のスペースを有効に利用して前記車載用
スピーカシステムを配置し得るため、前記スペースにお
ける荷物積載時の利便性は低減されることがない。ま
た、前記車載用スピーカシステムはスピーカボックスを
含んで構成されており、該スピーカボックスの下面は前
記荷室床面及びタイヤハウス形状に適合し、上面は平坦
性を有しているため、結果的にタイヤハウス形状である
曲面凸形状を平坦化し得ることとなり、必要時において
は前記スピーカボックス上方に荷物を積載することが可
能であるため、むしろ前記利便性を向上させることがで
きる。
【0011】また、前記スピーカボックスを可能な限り
薄型とすることにより、容易に荷室の大スペース化を図
ることができる。さらに、前記スピーカボックスの容量
としては大口径のスピーカを含んだスピーカユニットを
装備するのに十分な容量を確保し得るため、低域音再生
の拡大、ダイナミックレンジの確保や高忠実度再生の実
現が可能となり、音響性能を向上させることができる。
【0012】また、本発明に係る車載用スピーカシステ
ムは、下面がタイヤハウス形状に適合し、上面が平坦性
を有する取り付け用治具と、略箱形状のスピーカボック
スとを含んで構成されていることを特徴としている
(2)。
【0013】上記した車載用スピーカシステム(2)に
よれば、前記取り付け用治具と前記略箱形状のスピーカ
ボックスとの組み合わせにより、上記(1)記載の車載
用スピーカシステムと全体としては略同様の形状を有
し、略同様の効果を得ることができると共に、前記略箱
形状のスピーカボックスを各車種により限定されること
のない共通の形状のものとすることができるため、汎用
性を持たせることができ、設計及び製造コストを削減す
ることができる。また、前記取り付け用治具としては例
えば車種毎に設定された専用の取り付け用治具を用いる
ことができ、その構造を単純化することにより加工コス
ト及び取り付けコストを削減することができる。
【0014】また、本発明に係る車載用スピーカシステ
ムは、車両上部に配設された複数の手摺部に取り付け可
能な取り付け用治具と、該取り付け用治具を介して前記
手摺部間に配置されるスピーカボックスとを含んで構成
されていることを特徴としている(3)。
【0015】上記した車載用スピーカシステム(3)に
よれば、前記スピーカボックスが前記取り付け用治具に
よって、車両上部に配設された複数の手摺部間に取り付
けられ、しかも前記取り付け用治具自体の大きさを荷物
積載可能スペースを狭めることのない大きさに設定する
ことができるため、荷室における前記荷物積載可能スペ
ースとしては前記車両上部に配置されるスピーカボック
スの容量以外の全スペースを利用可能とすることができ
る。よって荷室の利便性を大幅に向上させることができ
る。また、前記スピーカボックスの容量としては大口径
のスピーカを含んだスピーカユニットを装備するのに十
分な容量を確保し得るため、低域音再生の拡大、ダイナ
ミックレンジの確保や高忠実度再生の実現が可能とな
り、音響性能を向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車載用スピー
カシステムの実施の形態を図面に基づいて説明する。 <実施の形態1>図1(a)は実施の形態1に係る車載
用スピーカシステムが車両に搭載されている状態を示し
た模式的斜視図であり、(b)はその模式的断面図であ
る。
【0017】図中54はリアシートを示しており、リア
シート54の後方には荷室52が広がっている。車両の
後部タイヤ55はリアシート54の後下方に位置し、後
部タイヤ55の一部が荷室床面52dよりも上方に張り
出してきているため、荷室床面52dには後部タイヤ5
5の形状に併せて曲面凸形状のタイヤハウス53が形成
されている。
【0018】リアシート54の後方には、タイヤハウス
53上部及びタイヤハウス53、53間の荷室床面52
dを含む部分と接した状態で所要の容量を有するスピー
カボックス11が設置されている。スピーカボックス1
1の上面11aは全面に渡って平坦性を有しており、上
面11aの略全面所定箇所にはスピーカボックス11内
部に搭載されたスピーカユニット12を保護するための
網目状のスピーカグリル11a´が配設されている。ス
ピーカボックス11の下面11bは、車両への取り付け
時に荷室床面52dの略平坦形状及びタイヤハウス53
の前記曲面凸形状と適合し得るよう例えばその中央部が
略平坦で、両端部近傍が曲面凸形状となっている。ま
た、前記した形状を有するスピーカボックス11の下面
11bには、該形状に添って略均一な厚みを有する弾性
部材13が貼着されている。すなわちタイヤハウス53
上部及びタイヤハウス53、53間の荷室床面52dを
含む部分とスピーカボックス11とは弾性部材13を介
して密着固定されており、走行時の振動等を弾性部材1
3により吸収し得るよう構成されている。
【0019】これらスピーカボックス11、スピーカユ
ニット12、弾性部材13を含んで車載用スピーカシス
テム1は構成されている。
【0020】スピーカボックス11中に搭載されるスピ
ーカユニット12としては低域音再生に用いられる大口
径のウーファ、中域音再生に用いられる中口径のミッド
レンジ及び高域音再生に用いられる小口径のツイータが
あり、スピーカボックス11の上面11aに形成される
スピーカグリル11a´の大きさを変化させることによ
り種々の形態のスピーカユニット12を搭載可能であ
る。
【0021】スピーカボックス11の形成材料としては
木材、樹脂系材料等が適しており、弾性部材13の形成
材料としてはゴムシート、発泡ウレタン等が適してい
る。
【0022】また、スピーカボックス11と弾性部材1
3との接着にはゴム系、アクリル系等の接着剤が使用さ
れ、弾性部材13と荷室床面52d及びタイヤハウス5
3との固定はブラケット止めすること等により行われて
いる。
【0023】このように構成された車載用スピーカシス
テム1によれば、もともと利便性の低いタイヤハウス5
3、53間のスペースを有効に利用して車載用スピーカ
システム1を配置し得るため、前記スペースにおける荷
物積載時の利便性は低減されることがない。また、車載
用スピーカシステム1はスピーカボックス11を含んで
構成されており、スピーカボックス11の下面11bは
荷室床面52d及びタイヤハウス53形状に適合し、上
面11aは平坦性を有しているため、結果的にタイヤハ
ウス53形状である曲面凸形状を平坦化し得ることとな
り、必要時においてはスピーカボックス11上方に荷物
を積載することが可能であるため、むしろ前記利便性を
向上させることができる。
【0024】また、スピーカボックス11を可能な限り
薄型とすることにより、容易に荷室52の大スペース化
を図ることができる。さらに、スピーカボックス11の
容量としては大口径のスピーカを含んだスピーカユニッ
ト12を装備するのに十分な容量を確保し得るため、低
域音再生の拡大、ダイナミックレンジの確保や高忠実度
再生の実現が可能となり、音響性能を向上させることが
できる。
【0025】実施の形態1に係る車載用スピーカシステ
ム1においては走行時の振動等をスピーカボックス11
の下面11b全面に貼着された弾性部材13により吸収
し得るよう構成されている場合について示したが、何ら
これに限定されるものでなく、別の実施の形態において
は弾性部材13の貼付箇所は不連続な複数箇所であって
もよく、また、スピーカボックス11の形成材料を弾性
を有する例えばポリプロピレンあるいはABS樹脂と
し、弾性部材13を用いることなくスピーカボックス1
1自体で外部振動を吸収し得る構成としてもよい。
【0026】<実施の形態2>図2(a)は実施の形態
2に係る車載用スピーカシステムを示した模式的断面図
であり、(b)はその部分拡大斜視図である。図中21
は略箱形状のスピーカボックスを示しており、スピーカ
ボックス21の上面21aは平坦性を有しており、その
略全面所定箇所にはスピーカボックス21内部に搭載さ
れたスピーカユニット12を保護するための網目状のス
ピーカグリル21a´が配設されている。スピーカボッ
クス21の下面21bも平坦性を有しており、スピーカ
ボックス21下方に配置される取り付け用治具24と固
定し得るようスピーカボックス21の下面21b両端部
の所定箇所には例えば鉤形状の突起21cが形成されて
いる。
【0027】取り付け用治具24は例えば形状が左右対
称である部材が二つ一組で構成されており、取り付け用
治具24の上面24aはスピーカボックス21の下面2
1bと同様平坦性を有しており、突起21cと対応する
箇所には突起21cが嵌合し得るよう略鉤形状にくぼん
だ凹部24a´が形成されている。取り付け用治具24
の下面24bは実施の形態1に係るスピーカボックス1
1の下面11bの一部と同様、タイヤハウス53形状に
適合し得るよう曲面凸形状を有している。また、取り付
け用治具24の下面24bには該形状に添って略均一な
厚みを有する弾性部材23が貼着されている。すなわち
タイヤハウス53と取り付け用治具24とは弾性部材2
3を介してブラケット止めされることにより固定されて
おり、取り付け用治具24とスピーカボックス21とは
スピーカボックス21の両端部で突起21cと凹部24
a´との嵌合により固定されていて、走行時の振動等は
取り付け用治具24の下面24bに貼着された弾性部材
23により吸収されるようになっている。
【0028】これらスピーカボックス21、スピーカユ
ニット12、取り付け用治具24、弾性部材23を含ん
で車載用スピーカシステム2は構成されている。
【0029】スピーカボックス21、弾性部材23の形
成材料、及び取り付け用治具24と弾性部材23との接
着に関しては実施の形態1の場合と同様であり、取り付
け用治具24の形成材料としてはポリプロピレン系、A
BS樹脂等が適している。
【0030】また、スピーカボックス21と取り付け用
治具24との固定は突起21cの凹部24a´への嵌合
のみによるものであっても、ゴム系、アクリル系等の接
着剤との併用によるものであってもよい。
【0031】このように構成された車載用スピーカシス
テム2によれば、取り付け用治具24と略箱形状のスピ
ーカボックス21との組み合わせにより、実施の形態1
記載の車載用スピーカシステム1と全体としては略同様
の形状を有し、略同様の効果を得ることができると共
に、略箱形状のスピーカボックス21を各車種により限
定されることのない共通の形状のものとすることができ
るため、汎用性を持たせることができ、設計及び製造コ
ストを削減することができる。また、取り付け用治具2
4としては例えば車種毎に設定された専用ブラケットを
用いることができ、その構造を単純化することにより加
工コスト及び取り付けコストを削減することができる。
【0032】実施の形態2に係る車載用スピーカシステ
ム2においては、突起21c、凹部24a´の形状を略
鉤形状としたが、何らこれに限定されるものでなく、別
の実施の形態では先端部が半球状の円柱形状であっても
よい。
【0033】また、実施の形態2に係る車載用スピーカ
システム2においては、弾性部材23が取り付け用治具
24の下面24bに貼着されている状態を示したが、何
らこれに限定されるものでなく、別の実施の形態では弾
性部材23がスピーカボックス21と取り付け用治具2
4との間の全面もしくは不連続な複数箇所に貼着されて
いてもよい。
【0034】<実施の形態3>図3(a)は実施の形態
3に係る車載用スピーカシステムが車両に搭載されてい
る状態を示した模式的斜視図であり、(b)はその模式
的部分拡大斜視図である。図中31は例えば略箱形状の
スピーカボックスを示しており、スピーカボックス31
内部にはスピーカユニット12が搭載されている。スピ
ーカボックス31のスピーカグリル31a´側の面を下
面31aとすると、スピーカボックス31は下面31a
が荷室52側に向くように車両内上部に取り付けられ
る。
【0035】スピーカボックス31を取り付けるための
取り付け用治具34は略L字形状を有し、該L字形状の
先端部が車両後部の手摺部56に引っ掛け得る鉤状に屈
曲延設された引っ掛け部34aとなっている。取り付け
用治具34の形成材料は鉄、ステンレス等、十分な強度
を有しつつ、適度な弾性を有するものが好ましい。
【0036】スピーカボックス31の下面31aの両端
部には取り付け用治具34を取り付けるための複数個の
ネジ孔(図示せず)が形成されており、取り付け用治具
34側の所定箇所にも複数個のネジ孔34bが形成され
ている。スピーカボックス31を車両内上部に配設した
際に、取り付け用治具34の引っ掛け部34aが荷室5
2方向に位置するように取り付け用治具34が配置さ
れ、前記スピーカボックス31のネジ孔及び取り付け用
治具34のネジ孔34bに、複数個のネジ35を螺合さ
せることにより取り付け用治具34がスピーカボックス
31に固定される。
【0037】このように構成されたスピーカボックス3
1、スピーカユニット12、取り付け用治具34を含ん
で車載用スピーカシステム3は構成されており、引っ掛
け部34aを手摺部56に引っ掛けることによって容易
に車載用スピーカシステム3の取り付けが完了する。
【0038】このように構成された車載用スピーカシス
テム3によれば、スピーカボックス31が取り付け用治
具34によって、車両上部に配設された複数の手摺部5
6、56間に取り付けられ、しかも取り付け用治具34
自体の大きさは荷物積載可能スペースを狭める大きさで
はないため、荷室52における前記荷物積載可能スペー
スとしては前記車両上部に配置されるスピーカボックス
31の容量以外の全スペースを利用可能とすることがで
きる。よって荷室52の利便性を大幅に向上させること
ができる。また、スピーカボックス31の容量としては
大口径のスピーカを含んだスピーカユニット12を装備
するのに十分な容量を確保し得るため、低域音再生の拡
大、ダイナミックレンジの確保や高忠実度再生の実現が
可能となり、音響性能を向上させることができる。
【0039】実施の形態3に係る車載用スピーカシステ
ム3おいては取り付け用治具34として略L字形状のも
のを示したが、何らこれに限定されるものでなく、実施
の形態4では図4に示すようにベルト形状を有してい
る。この場合、ベルト形状の取り付け用治具44は実施
の形態3の場合と同様にスピーカボックス31の下面3
1aの両端部に取り付けられるようになっており、取り
付け用治具44で手摺部56を抱えた輪の状態で、ネジ
35やビス等によりスピーカボックス31に固定され
る。取り付け用治具44の前記輪となる部分には複数の
ビス用孔36が形成されており、ビス用孔36の形成箇
所及びビス用孔36に嵌込むビスの数は容易に変化させ
得るようになっている。取り付け用治具44は皮革等の
柔軟な素材により形成されるのが望ましい。
【0040】これらスピーカボックス31、スピーカユ
ニット12、取り付け用治具44を含んで車載用スピー
カシステム4が構成されており、取り付け用治具44が
比較的変形し易いことから走行時の振動によりスピーカ
ボックス31が幾分か揺動し、該揺動により前記振動を
吸収し、該振動が車載用スピーカシステム4に悪影響を
及ぼすのを防止することができる。また、ビス用孔36
の形成箇所、数及びビス用孔36に嵌込むビスの数及び
嵌込み箇所を変えることにより容易に前記揺動の度合い
を変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施の形態に係る車載用スピ
ーカシステムが車両に搭載されている状態を示した模式
的斜視図であり、(b)はその模式的断面図である。
【図2】(a)は別の実施の形態に係る車載用スピーカ
システムを示した模式的断面図であり、(b)はその模
式的部分拡大斜視図である。
【図3】(a)はさらに別の実施の形態に係る車載用ス
ピーカシステムが車両に搭載されている状態を示した模
式的斜視図であり、(b)はその模式的部分拡大図であ
る。
【図4】取り付け用部材としてベルト形状のものを用い
た場合を示した模式的部分拡大図である。
【図5】従来の一般的な車載用スピーカシステムの搭載
位置を示した模式的側面図である。
【符号の説明】
1、2、3、4 車載用スピーカシステム 11、21、31 スピーカボックス 11a、21a、31a 上面 11b、21b、 下面 52d 荷室床面 53 タイヤハウス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両後部の荷室に搭載される車載用スピ
    ーカシステムにおいて、下面が前記荷室床面及びタイヤ
    ハウス形状に適合し、上面が平坦性を有するスピーカボ
    ックスを含んで構成されていることを特徴とする車載用
    スピーカシステム。
  2. 【請求項2】 下面がタイヤハウス形状に適合し、上面
    が平坦性を有する取り付け用治具と、略箱形状のスピー
    カボックスとを含んで構成されていることを特徴とする
    車載用スピーカシステム。
  3. 【請求項3】 車両上部に配設された複数の手摺部に取
    り付け可能な取り付け用治具と、該取り付け用治具を介
    して前記手摺部間に配置されるスピーカボックスとを含
    んで構成されていることを特徴とする車載用スピーカシ
    ステム。
JP34242695A 1995-12-28 1995-12-28 車載用スピーカシステム Withdrawn JPH09175282A (ja)

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JP34242695A JPH09175282A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 車載用スピーカシステム

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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