JPH10203254A - 車載用ドアスピーカシステム - Google Patents

車載用ドアスピーカシステム

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JPH10203254A
JPH10203254A JP781597A JP781597A JPH10203254A JP H10203254 A JPH10203254 A JP H10203254A JP 781597 A JP781597 A JP 781597A JP 781597 A JP781597 A JP 781597A JP H10203254 A JPH10203254 A JP H10203254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
enclosure
door
speaker system
vehicle door
door body
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP781597A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Tokunaga
猶樹 徳永
Koichi Ono
浩一 大野
Hiroyuki Kato
博之 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd, Tokai Rika Co Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP781597A priority Critical patent/JPH10203254A/ja
Publication of JPH10203254A publication Critical patent/JPH10203254A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペース的に問題がなく、遮音性及び低音領
域特性にも優れ、しかもコスト高を招くこともない車載
用ドアスピーカシステムを提供すること。 【解決手段】 スピーカユニット10をエンクロージャ
11を介してドアボディに取り付け、バックロードホー
ン12の先端開口部13をドアボディ内に配置されたシ
ョック吸収材15を用いて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車載用ドアスピーカ
システム、より詳細にはスピーカユニットがドアに取り
付けられた車載用ドアスピーカシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種車載用ドアスピーカシステ
ムの一例を図5に示す。
【0003】図中50はドアを示しており、ドア50は
ドアボディ51、ドアトリム55を含んで構成され、ド
アボディ51内にはウインド52を駆動させる開閉機構
53が配設され、ドアボディ51の室内側にはスピーカ
ユニット54が固定されている。スピーカユニット54
の室内側にはグリル56が配設され、グリル56周囲の
ドアボディ51室内側にはドアトリム55が取り付けら
れている。
【0004】上記構成の車載用ドアスピーカシステムで
は、ドアボディ51に直接的にスピーカユニット54が
固定されており、一般的音響特性は得やすいものの、ド
アボディ51がエンクロージャとして使用されており、
音漏れし易く、また、スピーカユニット54の振動に伴
い、ドアトリム55内での異音(ビビリ音)等も発生し
易い。そのため高品質感を得ることが困難であり、高級
車では上記構成を採らずに、エンクロージャを独立した
樹脂製のボックスで構成したものを採用することが多
い。
【0005】このようにエンクロージャを独立した樹脂
製のボックスで構成した場合、遮音性及び音響特性が向
上し、ドアトリム内での異音の発生も少なくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したようにドアボ
ディ51がエンクロージャを兼ねた構造のものでは、ス
ピーカユニット54を取り付けるスペースをドア50内
に比較的余裕をもって確保することができるが、音漏れ
量が多く、異音が発生し易いといった課題があった。
【0007】他方、エンクロージャを独立した樹脂製の
ボックスで構成したものでは、遮音性及び音響特性に優
れ、異音の発生も少ないが、スペースの確保が困難であ
り、エンクロージャが薄形となるため低音領域特性に劣
り、またコストが高く付くといった課題があった。
【0008】本発明は上記課題に鑑み発明されたもので
あって、スペース的に問題がなく、遮音性及び音響特性
に優れ、異音の発生も少なく、低音領域特性にも優れ、
しかもコスト高を招くことのない車載用ドアスピーカシ
ステムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために、本発明に係る車載用ドアスピーカシス
テム(1)はスピーカユニットがエンクロージャを介し
てドアボディに取り付けられ、バックロードホーンの先
端開口部がドアボディ内に配置されたショック吸収材に
より構成されていることを特徴としている。
【0010】最近の車両には安全性向上のため、ドアボ
ディ内にショック吸収材が配置されることが多い。この
場合、バックロードホーンを設置するスペースをドアボ
ディ内に確保することが困難なことも予想される。そこ
で本発明に係る車載用ドアスピーカシステム(1)で
は、バックロードホーンの先端開口部をドアボディ内に
配置されるショック吸収材を用いて構成することによ
り、側突安全性を確保しながら、音響特性、特に低音領
域特性を改善し、しかも上記スペースの問題をも解決し
た。
【0011】また、本発明に係る車載用ドアスピーカシ
ステム(2)は、スピーカユニットがエンクロージャを
介してドアボディに取り付けられ、バックロードホー
ン、前記エンクロージャ及びドアトリムが発泡樹脂を用
いた一体成型品となっていることを特徴としている。
【0012】上記車載用ドアスピーカシステム(2)に
よれば、バックロードホーン、エンクローシャ及びドア
トリムが発泡樹脂を用いた一体成型品となっており、こ
の成型品がショック吸収材としても機能するので、それ
ぞれが別体型のものに比べて製作・組み立てが容易とな
り、コストダウンを図ることができる。また、音響特
性、品質の安定化も容易に図ることができる。
【0013】また、本発明に係る車載用ドアスピーカシ
ステム(3)は、上記車載用ドアスピーカシステム
(2)において、前記エンクロージャ及び前記バックロ
ードホーンの内壁面が樹脂製シートで覆われていること
を特徴としている。
【0014】上記車載用ドアスピーカシステム(3)に
よれば、前記エンクロージャ及び前記バックロードホー
ンの内壁面における音の吸収を少なくして音のロスを低
減することができる。
【0015】また、本発明に係る車載用ドアスピーカシ
ステム(4)は、上記車載用ドアスピーカシスム(1)
〜(3)のいずれかにおいて、ドアポケットをバックロ
ードホーンの一部として機能させていることを特徴とし
ている。
【0016】上記車載用ドアスピーカシステム(4)に
よれば、前記バックロードホーンの開口部を乗員に見ら
れることがなくなり、デザイン性を高めることができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
車載用ドアスピーカシステムを図面に基づいて説明す
る。
【0018】図1は実施の形態(1)に係る車載用ドア
スピーカシステムを示した斜視図であり、図中10はス
ピーカユニットを示しており、スピーカユニット10は
樹脂製の略箱形状をしたエンクロージャ11に固定され
ている。エンクロージャ11はドアボディ(図示せず)
に固定され、エンクロージャ11からは樹脂製ラッパ形
状のバックロードホーン12が略水平方向に延設され、
バックロードホーン12の先端開口部13側は略箱形状
をしたショック吸収材15で構成されている。ショック
吸収材15は側突時の安全性を高めるためにドアボディ
内に配置されているものである。これらエンクロージャ
11、バックロードホーン12及びショック吸収材15
が一体となってドアボディに固定され、このドアボディ
の室内側には通常ドアトリム(図示せず)が配置され、
スピーカユニット10の室内側にも通常グリル(図示せ
ず)が配置される。
【0019】上記構成の車載用ドアスピーカシステムに
よれば、側突安全性確保のためのショック吸収材15を
用いてバックロードホーン12の先端開口部13を構成
しているので、ショック吸収材15の存在により安全性
を確保しながら、スペース的問題もなくしてバックロー
ドホーン12を配置することができ、音響特性、特に低
音領域特性を改善することができる。
【0020】次に図2に基づいて実施の形態(2)に係
る車載用ドアスピーカシステムを説明する。
【0021】実施の形態(2)に係る車載用ドアスピー
カシステムでは、スピーカユニット10が取り付けられ
たエンクロージャー部21、エンクロージャー部21か
ら続くバックロードホーン部22、バックロードホーン
部22の先端開口部23、及びドアの内装を構成するド
アトリム部24が成型体25により一体的に形成されて
いる。
【0022】成型体25は発泡スチロールやポリプロピ
レン(P.P.)等を用いて形成されており、ショック
吸収材の機能も有している。
【0023】上記構成の車載用ドアスピーカシステムに
よれば、これらエンクロージャー部21、バックロード
ホーン部22及びドアトリム部24が一体的に形成され
ているので、それぞれが別体として形成されたものを組
み立てるよりも、その制作・組み立てが容易となり、コ
ストダウンを図ることができる。また、音響特性及び品
質の安定化も容易に図ることができる。
【0024】次に図3(a)(b)に基づいて実施の形
態(3)に係る車載用ドアスピーカシステムを説明す
る。
【0025】実施の形態(3)に係る車載用ドアスピー
カシステムでは、図2に示した実施の形態(2)に係る
車載用ドアスピーカシステムと同様に、スピーカユニッ
ト10が取り付けられたエンクロージャー部21、エン
クロージャー部21から続くバックロードホーン部2
2、及びドアの内装を構成するドアトリム部24が成型
体25により一体的に形成されている。そしてエンクロ
ージャー部21及びバックロードホーン部22の内壁面
が樹脂製の図中31により被覆されている。シート31
は成型体25よりもずっと音の吸収が少ない表面が滑ら
かな材料で形成されており、例えばビニルシート等を材
料としている。
【0026】上記構成の車載用ドアスピーカシステムに
よれば、図2に示した車載用ドアスピーカシステムにお
ける効果に加え、さらにエンクロージャー部21及びバ
ックロードホーン部22における音の吸収を抑えて音の
ロスを少なくすることができる。
【0027】次に図4(a)(b)に基づいて実施の形
態(4)に係る車載用ドアスピーカシステムを説明す
る。
【0028】実施の形態(4)に係る車載用ドアスピー
カシステムでは、エンクロージャ41、バックロードホ
ーン42及びドアトリム44が成型体45により一体的
に形成され、バックロードホーン42の先端開口部43
がドアポケット46内に開口しており、ドアポケット4
6の空間がバックロードホーン42の一部として利用さ
れている。かかる構成となすことにより、先端開口部4
3が乗員からは見えなくなり、デザイン性を向上させる
ことができると共に、音響特性もさらに改善することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態(1)に係る車載用ドアス
ピーカシステムを示す模式的斜視図である。
【図2】実施の形態(2)に係る車載用ドアスピーカシ
ステムを示す模式的斜視図である。
【図3】(a)(b)は実施の形態(3)に係る車載用
ドアスピーカシステムを示す斜視図及び側断面図であ
る。
【図4】(a)(b)は実施の形態(4)に係る車載用
ドアスピーカシステムを示す正面図及び側断面図であ
る。
【図5】従来の車載用ドアスピーカシステムを示す側断
面図である。
【符号の説明】
10 スピーカユニット 11、21、41 エンクロージャ 12、22、42 バックロードホーン 15 ショック吸収材 24 ドアドリム部 25 成型体 31 シート
フロントページの続き (72)発明者 加藤 博之 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田一番地 株式会社東海理化電機製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカユニットがエンクロージャを介
    してドアボディに取り付けられ、バックロードホーンの
    先端開口部がドアボディ内に配置されたショック吸収材
    により構成されていることを特徴とする車載用ドアスピ
    ーカシステム。
  2. 【請求項2】 スピーカユニットがエンクロージャを介
    してドアボディに取り付けられ、バックロードホーン、
    前記エンクロージャ及びドアトリムが発泡樹脂を用いた
    一体成型品となっていることを特徴とする車載用ドアス
    ピーカシステム。
  3. 【請求項3】 前記エンクロージャ及び前記バックロー
    ドホーンの内壁面が樹脂製シートで覆われていることを
    特徴とする請求項2記載の車載用ドアスピーカシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 ドアポケットをバックロードホーンの一
    部として機能させていることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかの項に記載の車載用ドアスピーカシステム。
JP781597A 1997-01-20 1997-01-20 車載用ドアスピーカシステム Withdrawn JPH10203254A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111703378A (zh) * 2019-03-18 2020-09-25 本田技研工业株式会社 搭载扬声器的车身结构

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040406