JP2002240643A - スピーカ取付構造 - Google Patents
スピーカ取付構造Info
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- 238000005192 partition Methods 0.000 claims abstract description 44
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車の荷室等のスペースも犠牲とならず、
取付金具等のパーツも不要で、キャビネットに美観を持
たせるためのコストも掛からないスピーカの取付構造を
実現する。 【解決手段】 構造物、例えば自動車が有する既存の空
間、例えばインナーパネル13とアウターパネル14と
の間の空間27に少なくとも一つの隔壁28が配置さ
れ、該既存の空間が二以上の空間、例えばA室、B室に
区分され、前記隔壁の少なくとも一つ、例えば隔壁28
にはスピーカ36が取着され、前記区分された各空間が
前記スピーカ36のエンクロージャとして機能する。
取付金具等のパーツも不要で、キャビネットに美観を持
たせるためのコストも掛からないスピーカの取付構造を
実現する。 【解決手段】 構造物、例えば自動車が有する既存の空
間、例えばインナーパネル13とアウターパネル14と
の間の空間27に少なくとも一つの隔壁28が配置さ
れ、該既存の空間が二以上の空間、例えばA室、B室に
区分され、前記隔壁の少なくとも一つ、例えば隔壁28
にはスピーカ36が取着され、前記区分された各空間が
前記スピーカ36のエンクロージャとして機能する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスピーカの取付構造
に関し、特に自動車車体のインナーパネルとアウターパ
ネルの間など、各種構造物の既存の空間を、スピーカの
エンクロージャーとして活用することとしたスピーカの
取付構造に関する。
に関し、特に自動車車体のインナーパネルとアウターパ
ネルの間など、各種構造物の既存の空間を、スピーカの
エンクロージャーとして活用することとしたスピーカの
取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車載用スピーカの配置例を図9に
示す。即ち、同図(B)は自動車の平面を概略で示し、
同図(A)は同図(B)のX或いはYの部分を拡大して
示すが、図に於て、10はトリム、11はグリル、12
はポート、13はインナーパネル、14はアウターパネ
ル、15はスピーカである。この図に示されるように、
従来、車載用スピーカで車室内の車輌側に取付けるスピ
ーカは、音の放射方向、即ち車室内に向けて取付けられ
ている。この場合、スピーカ15がグリル11に隠れて
いても、スピーカ15自体は同図に示されるようにイン
ナーパネル13に平行に取付けられている。そして、サ
ブ・ウーハー(低音用スピーカ)を設ける場合は、アド
・オン(後付け)にて、荷室にサブ・ウーハーのキャビ
ネットを別に設置している。図10はそのようなサブ・
ウーハーの例を示し、同図(A)はポート方式のサブ・
ウーハー、同図(B)はパッシブ方式のサブ・ウーハー
を表わしている。なお、同図に於て、19はキャビネッ
ト、20は仕切板、21はスピーカユニット(ドライバ
ーユニット)、22はポート、23はパッシブラジエー
ターである
示す。即ち、同図(B)は自動車の平面を概略で示し、
同図(A)は同図(B)のX或いはYの部分を拡大して
示すが、図に於て、10はトリム、11はグリル、12
はポート、13はインナーパネル、14はアウターパネ
ル、15はスピーカである。この図に示されるように、
従来、車載用スピーカで車室内の車輌側に取付けるスピ
ーカは、音の放射方向、即ち車室内に向けて取付けられ
ている。この場合、スピーカ15がグリル11に隠れて
いても、スピーカ15自体は同図に示されるようにイン
ナーパネル13に平行に取付けられている。そして、サ
ブ・ウーハー(低音用スピーカ)を設ける場合は、アド
・オン(後付け)にて、荷室にサブ・ウーハーのキャビ
ネットを別に設置している。図10はそのようなサブ・
ウーハーの例を示し、同図(A)はポート方式のサブ・
ウーハー、同図(B)はパッシブ方式のサブ・ウーハー
を表わしている。なお、同図に於て、19はキャビネッ
ト、20は仕切板、21はスピーカユニット(ドライバ
ーユニット)、22はポート、23はパッシブラジエー
ターである
【0003】
【発明が解決しようとする課題】サブ・ウーハーは或る
程度のエンクロージャー容積が必要である。このため、
トランクを利用するか、トランクの無いRV車では、新
たにサブ・ウーハー用キャビネット19が必要となる。
このため、以下のような問題が生ずる。 ◆荷室のスペースが犠牲となる。 ◆取付のために取付金具等のパーツが必要になる。 ◆新たに設置するサブ・ウーハーではキャビネット19
の美観が必要となる。 このためコストが掛かる。
程度のエンクロージャー容積が必要である。このため、
トランクを利用するか、トランクの無いRV車では、新
たにサブ・ウーハー用キャビネット19が必要となる。
このため、以下のような問題が生ずる。 ◆荷室のスペースが犠牲となる。 ◆取付のために取付金具等のパーツが必要になる。 ◆新たに設置するサブ・ウーハーではキャビネット19
の美観が必要となる。 このためコストが掛かる。
【0004】本発明の目的は上記従来技術の欠点を解消
し、荷室のスペースも犠牲とならず、取付金具等のパー
ツも不要で、キャビネットに美観を持たせるためのコス
トも掛からないスピーカの取付構造を実現することにあ
る。
し、荷室のスペースも犠牲とならず、取付金具等のパー
ツも不要で、キャビネットに美観を持たせるためのコス
トも掛からないスピーカの取付構造を実現することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1のスピーカ取付構造では、構造物が有する既存の
空間に少なくとも一つの隔壁が配置されて該既存の空間
が二以上の空間に区分され、前記隔壁の少なくとも一つ
にはスピーカが取着され、前記区分された各空間が前記
スピーカのエンクロージャとされている。また、請求項
2のスピーカ取付構造では、請求項1にいう構造物が自
動車車体であり、該車体の既存の空間に前記隔壁が配置
されている。また、請求項3のスピーカ取付構造では、
請求項2にいう車体の既存の空間が、インナーパネルと
アウターパネルとの間の空間であり、該空間に前記隔壁
が配置されている。また、請求項4のスピーカ取付構造
では、請求項1乃至請求項3の何れかにいう隔壁のスピ
ーカ取付部に角度が付されている。また、請求項5のス
ピーカ取付構造では、請求項2乃至請求項4の何れかに
いうスピーカ取付構造に於て、シートベルトのトリム穴
が音の出口とされている。また、請求項6のスピーカ取
付構造では請求項2乃至請求項5の何れかにいう隔壁が
後付け可能にされている。また、請求項7にいうスピー
カ取付構造では、請求項1にいう構造物が、モーターボ
ート、椅子、又は家屋である。
求項1のスピーカ取付構造では、構造物が有する既存の
空間に少なくとも一つの隔壁が配置されて該既存の空間
が二以上の空間に区分され、前記隔壁の少なくとも一つ
にはスピーカが取着され、前記区分された各空間が前記
スピーカのエンクロージャとされている。また、請求項
2のスピーカ取付構造では、請求項1にいう構造物が自
動車車体であり、該車体の既存の空間に前記隔壁が配置
されている。また、請求項3のスピーカ取付構造では、
請求項2にいう車体の既存の空間が、インナーパネルと
アウターパネルとの間の空間であり、該空間に前記隔壁
が配置されている。また、請求項4のスピーカ取付構造
では、請求項1乃至請求項3の何れかにいう隔壁のスピ
ーカ取付部に角度が付されている。また、請求項5のス
ピーカ取付構造では、請求項2乃至請求項4の何れかに
いうスピーカ取付構造に於て、シートベルトのトリム穴
が音の出口とされている。また、請求項6のスピーカ取
付構造では請求項2乃至請求項5の何れかにいう隔壁が
後付け可能にされている。また、請求項7にいうスピー
カ取付構造では、請求項1にいう構造物が、モーターボ
ート、椅子、又は家屋である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示実施の
形態例に基いて説明する。図1に各実施の形態例に共通
する自動車26の概略構造を示す。即ち、ここでは、自
動車後部のインナーパネル13とアウターパネル14の
間の既存の空間27に本発明が適用される。後述する各
実施の形態例では、この既存の空間27に、1又は2以
上の隔壁(パーテーションパネル)28,29等が設置
され、例えば隔壁28にサブ・ウーハー36等が取付け
られる。隔壁28,29等を設置することにより、それ
までは一つであったインナーパネル13とアウターパネ
ル14間の既存の空間27は2以上に区分され、個々の
空間が、このサブ・ウーハーのエンクロージャーとして
機能する。なお、この図1は自動車26の概略の構造を
平面で示したもので、31は車輪、32はドア、33は
ハンドル、34はシートである。
形態例に基いて説明する。図1に各実施の形態例に共通
する自動車26の概略構造を示す。即ち、ここでは、自
動車後部のインナーパネル13とアウターパネル14の
間の既存の空間27に本発明が適用される。後述する各
実施の形態例では、この既存の空間27に、1又は2以
上の隔壁(パーテーションパネル)28,29等が設置
され、例えば隔壁28にサブ・ウーハー36等が取付け
られる。隔壁28,29等を設置することにより、それ
までは一つであったインナーパネル13とアウターパネ
ル14間の既存の空間27は2以上に区分され、個々の
空間が、このサブ・ウーハーのエンクロージャーとして
機能する。なお、この図1は自動車26の概略の構造を
平面で示したもので、31は車輪、32はドア、33は
ハンドル、34はシートである。
【0007】各実施の形態例に於て、音の車室内への放
出は、ポート、又はパッシブラジエータ、スピーカ等が
用いられる。先ず図2に第1の実施の形態例の詳細を示
す。図に於て、13はインナーパネル、14はアウター
パネル、28は隔壁で、この隔壁28にサブ・ウーハー
36が取着されている。隔壁28により、インナーパネ
ル13とアウターパネル14の間はA室、B室の二つに
区分され、これらがエンクロージャーとして機能してい
る。そして、この実施の形態例では、トリム10にポー
ト37が形成されている。即ち、この第1の実施の形態
例では、ここから車室内に音が放出される。
出は、ポート、又はパッシブラジエータ、スピーカ等が
用いられる。先ず図2に第1の実施の形態例の詳細を示
す。図に於て、13はインナーパネル、14はアウター
パネル、28は隔壁で、この隔壁28にサブ・ウーハー
36が取着されている。隔壁28により、インナーパネ
ル13とアウターパネル14の間はA室、B室の二つに
区分され、これらがエンクロージャーとして機能してい
る。そして、この実施の形態例では、トリム10にポー
ト37が形成されている。即ち、この第1の実施の形態
例では、ここから車室内に音が放出される。
【0008】図3に第2の実施の形態例を示す。この実
施の形態例では、インナーパネル13に開口部が設けら
れ、ここにパッシブラジエーター38が取着されてい
る。即ち、この第2の実施の形態例では、パッシブラジ
エータ38を用いて車室内への音の放出が行なわれる。
なお、トリム10には、パッシブラジエーター38に合
わせ、グリル39が形成されている。他の部分は第1の
実施の形態例と変らない。同じ符号を付し説明を略す。
施の形態例では、インナーパネル13に開口部が設けら
れ、ここにパッシブラジエーター38が取着されてい
る。即ち、この第2の実施の形態例では、パッシブラジ
エータ38を用いて車室内への音の放出が行なわれる。
なお、トリム10には、パッシブラジエーター38に合
わせ、グリル39が形成されている。他の部分は第1の
実施の形態例と変らない。同じ符号を付し説明を略す。
【0009】図4に第3の実施の形態例を示す。この実
施の形態例では、二つの隔壁28,29が設置され、イ
ンナーパネル13とアウターパネル14の間の既存の空
間がA室,B室,C室の3つに分割されている。一つ目
の隔壁28は、第1或いは第2の実施の形態例と同じも
ので、これに同じサブ・ウーハー36が取着されてい
る。二つ目の隔壁29には、必要に応じてドライバーか
パッシブのスピーカ41が配置される。また、ポート4
2も形成されている。更にトリム10にはポート43,
44が設けられ、ポート43はA室に、ポート44はC
室に連通していて、これらから車室内への音の放出が行
なわれる。他の部分は第1の実施の形態例と変らない。
同じ符号を付し説明を略す。
施の形態例では、二つの隔壁28,29が設置され、イ
ンナーパネル13とアウターパネル14の間の既存の空
間がA室,B室,C室の3つに分割されている。一つ目
の隔壁28は、第1或いは第2の実施の形態例と同じも
ので、これに同じサブ・ウーハー36が取着されてい
る。二つ目の隔壁29には、必要に応じてドライバーか
パッシブのスピーカ41が配置される。また、ポート4
2も形成されている。更にトリム10にはポート43,
44が設けられ、ポート43はA室に、ポート44はC
室に連通していて、これらから車室内への音の放出が行
なわれる。他の部分は第1の実施の形態例と変らない。
同じ符号を付し説明を略す。
【0010】図5に第4の実施の形態例を示す。この実
施の形態例では、インナーパネル13に開口部46が形
成されている。47はこの開口部46を塞ぐ閉塞板で、
これに隔壁28、サブ・ウーハー36が取着されてい
る。即ち、この実施の形態例では、これら閉塞板47、
隔壁28、サブウーハー36から成るサブウーハーパー
ツアッセンブリを、後付けの形でインナーパネル13の
開口部46にネジ48で固定する。但し、図では、ネジ
48を途中まで締めた状態を示し、ネジ48を完全に締
めると、閉塞板47はクッション材49を挟んでインナ
ーパネル13に密着し、隔壁28の外側の端51もクッ
ション材49を挟んでアウターパネル14に密着する。
なお、52は閉塞板に形成されたポート、53はこのポ
ートに対応してトリム10に形成されたグリルで、この
実施の形態例では、このポート52から音が車室内に放
出される。このように後付け可能な構造にすると、車体
への組付けが容易になる。
施の形態例では、インナーパネル13に開口部46が形
成されている。47はこの開口部46を塞ぐ閉塞板で、
これに隔壁28、サブ・ウーハー36が取着されてい
る。即ち、この実施の形態例では、これら閉塞板47、
隔壁28、サブウーハー36から成るサブウーハーパー
ツアッセンブリを、後付けの形でインナーパネル13の
開口部46にネジ48で固定する。但し、図では、ネジ
48を途中まで締めた状態を示し、ネジ48を完全に締
めると、閉塞板47はクッション材49を挟んでインナ
ーパネル13に密着し、隔壁28の外側の端51もクッ
ション材49を挟んでアウターパネル14に密着する。
なお、52は閉塞板に形成されたポート、53はこのポ
ートに対応してトリム10に形成されたグリルで、この
実施の形態例では、このポート52から音が車室内に放
出される。このように後付け可能な構造にすると、車体
への組付けが容易になる。
【0011】なお、上記以外にもケルトン型と言われ、
公知技術として一般的に用いられている方法で、インナ
ーパネル13とアウターパネル14の間を隔壁28,2
9等で2室以上に仕切ってエンクロージャーとして使
い、隔壁28にはスピーカユニットを取着し、必要に応
じてポートを取付けて、低音再生を行なうようにするこ
とも出来る。(ケルトン型については、例えば特開20
00−278778号公報参照。) 又、各実施の形態例の隔壁28,29は、ほぼ垂直にな
っているが、スピーカユニットの取付性を考えてスピー
カ取付部分のみ角度を付けることでネジ取付の作業性が
改善されるし、大きめのスピーカユニットが使用可とな
る。
公知技術として一般的に用いられている方法で、インナ
ーパネル13とアウターパネル14の間を隔壁28,2
9等で2室以上に仕切ってエンクロージャーとして使
い、隔壁28にはスピーカユニットを取着し、必要に応
じてポートを取付けて、低音再生を行なうようにするこ
とも出来る。(ケルトン型については、例えば特開20
00−278778号公報参照。) 又、各実施の形態例の隔壁28,29は、ほぼ垂直にな
っているが、スピーカユニットの取付性を考えてスピー
カ取付部分のみ角度を付けることでネジ取付の作業性が
改善されるし、大きめのスピーカユニットが使用可とな
る。
【0012】以下、その他の実施の形態例について述べ
ると、音の出口として、図6に示すように、シートベル
トのトリム穴54を利用することも出来る。また、図1
に示したとおり、前記第1〜第4の実施の形態例では、
車輌後方側面に隔壁28或いは29を配置したが、図7
に例示したような下記各場所についても本発明を適用可
能である。 A.フロントドア B.リアードア C.ハッチバックドア D.天井(サンルーフの残り部分も可) E.ダッシュボード(両サイド部分も可) F.コンソールボックス G.座席下 なお、各々の丸い囲みの中の太線は、夫々の隔壁を表わ
している。
ると、音の出口として、図6に示すように、シートベル
トのトリム穴54を利用することも出来る。また、図1
に示したとおり、前記第1〜第4の実施の形態例では、
車輌後方側面に隔壁28或いは29を配置したが、図7
に例示したような下記各場所についても本発明を適用可
能である。 A.フロントドア B.リアードア C.ハッチバックドア D.天井(サンルーフの残り部分も可) E.ダッシュボード(両サイド部分も可) F.コンソールボックス G.座席下 なお、各々の丸い囲みの中の太線は、夫々の隔壁を表わ
している。
【0013】また、上記第1〜第4の実施の形態例及び
その他の実施の形態例は自動車を想定したものであっ
た。しかし、これ以外の構造物、例えばモーターボート
に存在する既存の空間について本発明を適用することが
出来るし、図8に示すように、厚みのある椅子56の下
の空間に隔壁57を配置し、サブ・ウーハー36を取付
けることも出来る(58はポート)。また家屋の部屋の
壁の内側の空間に隔壁を配置する形式で本発明を適用す
ることも考えられる。
その他の実施の形態例は自動車を想定したものであっ
た。しかし、これ以外の構造物、例えばモーターボート
に存在する既存の空間について本発明を適用することが
出来るし、図8に示すように、厚みのある椅子56の下
の空間に隔壁57を配置し、サブ・ウーハー36を取付
けることも出来る(58はポート)。また家屋の部屋の
壁の内側の空間に隔壁を配置する形式で本発明を適用す
ることも考えられる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明スピーカの
取付構造では、構造物が有する既存の空間に少なくとも
一つの隔壁を配置して該既存の空間を二以上の空間に区
分し、前記隔壁の少なくとも一つにはスピーカを取着
し、前記区分された各空間が前記スピーカのエンクロー
ジャとして機能するようにした。従って、各種構造物、
特に、自動車のような限られたスペースしかない構造物
を例にして言えば、以下の如き利点が生ずる。 ◆サブ・ウーハーを車体(インナーパネルとアウターパ
ネル間)に設置出来るため、荷室スペースがそのまま使
える、或いは車室スペースがなくならない、或いは省ス
ペースになる。 ◆車輌側をエンクロージャーとして使うことで安価でサ
ブ・ウーハーシステムが出来る。 ◆車室内の外観が音の放射口(とパッシブ・スピーカ)
のみなので、美観を損なうことがない。 ◆車輌に対して縦方向にスピーカー取付用隔壁が入るた
め、側面衝突に強い構造となる。 ◆隔壁のスピーカ取付部に角度をつけることで、スピー
カの取付が容易になる。 なお、以上の利点は自動車以外の構造物に本発明を適用
した場合にも発揮される。
取付構造では、構造物が有する既存の空間に少なくとも
一つの隔壁を配置して該既存の空間を二以上の空間に区
分し、前記隔壁の少なくとも一つにはスピーカを取着
し、前記区分された各空間が前記スピーカのエンクロー
ジャとして機能するようにした。従って、各種構造物、
特に、自動車のような限られたスペースしかない構造物
を例にして言えば、以下の如き利点が生ずる。 ◆サブ・ウーハーを車体(インナーパネルとアウターパ
ネル間)に設置出来るため、荷室スペースがそのまま使
える、或いは車室スペースがなくならない、或いは省ス
ペースになる。 ◆車輌側をエンクロージャーとして使うことで安価でサ
ブ・ウーハーシステムが出来る。 ◆車室内の外観が音の放射口(とパッシブ・スピーカ)
のみなので、美観を損なうことがない。 ◆車輌に対して縦方向にスピーカー取付用隔壁が入るた
め、側面衝突に強い構造となる。 ◆隔壁のスピーカ取付部に角度をつけることで、スピー
カの取付が容易になる。 なお、以上の利点は自動車以外の構造物に本発明を適用
した場合にも発揮される。
【図1】本発明の各実施の形態例に共通する自動車の概
略構造を示す平面図。
略構造を示す平面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態例を示す平面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態例を示す平面図。
【図4】本発明の第3の実施の形態例を示す平面図。
【図5】本発明の第4の実施の形態例を示す平面図。
【図6】音の出口としてシートベルトのトリム穴を利用
した例を示す斜視図。
した例を示す斜視図。
【図7】隔壁の配置場所の他の例を示す平面図。
【図8】椅子の下の空間に本発明を適用した例を示す概
略図。
略図。
【図9】従来の自動車へのスピーカの配置例を示し、
(A)は詳細を示す平面図、(B)は自動車の概略を示
す平面図。
(A)は詳細を示す平面図、(B)は自動車の概略を示
す平面図。
【図10】アド・オンのサブウーハーの例を示し、
(A)はポート方式の例を示す概略図、(B)はパッシ
ブ方式の例を示す概略図。
(A)はポート方式の例を示す概略図、(B)はパッシ
ブ方式の例を示す概略図。
10…トリム 11…グリル 12…ポート 13…インナー
パネル 14…アウターパネル 15…スピーカ 19…キャビネット 20…仕切板 21…スピーカユニット(ドライバーユニット) 22…ポート 23…パッシブ
ラジエーター 26…自動車 27…既存の空
間 28…隔壁 29…隔壁 31…車輪 32…ドア 33…ハンドル 34…シート 36…サブ・ウーハー 37…ポート 38…パッシブラジエーター 39…グリル 41…スピーカ 42〜44…ポ
ート 46…開口部 47…閉塞板 48…ネジ 49…クッショ
ン材 51…隔壁28の外側の端 52…ポート 53…グリル 54…シートベ
ルトのトリム穴 56…椅子 57…隔壁 58…ポート A…フロント
ドア B…リアードア C…ハッチバッ
クドア D…天井 E…ダッシュボ
ード F…コンソールボックス G…座席下 X,Y…拡大箇所を示す円
パネル 14…アウターパネル 15…スピーカ 19…キャビネット 20…仕切板 21…スピーカユニット(ドライバーユニット) 22…ポート 23…パッシブ
ラジエーター 26…自動車 27…既存の空
間 28…隔壁 29…隔壁 31…車輪 32…ドア 33…ハンドル 34…シート 36…サブ・ウーハー 37…ポート 38…パッシブラジエーター 39…グリル 41…スピーカ 42〜44…ポ
ート 46…開口部 47…閉塞板 48…ネジ 49…クッショ
ン材 51…隔壁28の外側の端 52…ポート 53…グリル 54…シートベ
ルトのトリム穴 56…椅子 57…隔壁 58…ポート A…フロント
ドア B…リアードア C…ハッチバッ
クドア D…天井 E…ダッシュボ
ード F…コンソールボックス G…座席下 X,Y…拡大箇所を示す円
Claims (7)
- 【請求項1】 構造物が有する既存の空間に少なくとも
一つの隔壁が配置されて該既存の空間が二以上の空間に
区分され、前記隔壁の少なくとも一つにはスピーカが取
着され、前記区分された各空間が前記スピーカのエンク
ロージャとされていることを特徴とするスピーカ取付構
造。 - 【請求項2】 前記構造物が自動車車体であり、該車体
の既存の空間に前記隔壁が配置されていることを特徴と
する請求項1に記載のスピーカ取付構造。 - 【請求項3】 前記車体の既存の空間が、インナーパネ
ルとアウターパネルとの間の空間であり、該空間に前記
隔壁が配置されていることを特徴とする請求項2に記載
のスピーカ取付構造。 - 【請求項4】 前記隔壁のスピーカ取付部に角度が付さ
れていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れ
かに記載のスピーカ取付構造。 - 【請求項5】 シートベルトのトリム穴が音の出口とさ
れていることを特徴とする請求項2乃至請求項4の何れ
かに記載のスピーカ取付構造。 - 【請求項6】 隔壁が後付け可能にされていることを特
徴とする請求項2乃至請求項5の何れかに記載のスピー
カ取付構造。 - 【請求項7】 前記構造物が、モーターボート、椅子、
又は家屋であることを特徴とする請求項1に記載のスピ
ーカ取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001040868A JP2002240643A (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | スピーカ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001040868A JP2002240643A (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | スピーカ取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002240643A true JP2002240643A (ja) | 2002-08-28 |
Family
ID=18903386
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001040868A Pending JP2002240643A (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | スピーカ取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002240643A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015530952A (ja) * | 2012-08-14 | 2015-10-29 | ボーズ・コーポレーションBosecorporation | 音響変換器容積を有する構造 |
| US10531194B2 (en) | 2015-01-28 | 2020-01-07 | Harman International Industries, Incorporated | Vehicle speaker arrangement |
| US10631081B2 (en) | 2015-05-04 | 2020-04-21 | Harman International Industries, Incorporated | Venting system for vehicle speaker assembly |
| US10904656B2 (en) | 2016-05-10 | 2021-01-26 | Harman International Industries, Incorporated | Vehicle speaker arragement |
| JP2022182236A (ja) * | 2021-05-28 | 2022-12-08 | ヤマハ株式会社 | 車両用ドアおよび車両 |
-
2001
- 2001-02-16 JP JP2001040868A patent/JP2002240643A/ja active Pending
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| JP7643185B2 (ja) | 2021-05-28 | 2025-03-11 | ヤマハ株式会社 | 車両用ドアおよび車両 |
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