JP2006020163A - スピーカユニット取付け構造および車両シート - Google Patents
スピーカユニット取付け構造および車両シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006020163A JP2006020163A JP2004197146A JP2004197146A JP2006020163A JP 2006020163 A JP2006020163 A JP 2006020163A JP 2004197146 A JP2004197146 A JP 2004197146A JP 2004197146 A JP2004197146 A JP 2004197146A JP 2006020163 A JP2006020163 A JP 2006020163A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speaker unit
- seat
- back board
- speaker
- seat back
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Abstract
【解決手段】シートの背もたれ部内にスピーカユニットを配するとともに、シートバックボードに前記スピーカユニットの出力面を後方に向けて固定し、前記シートバックボードと反対側の表皮下面に吸音性部材を配置し、該吸音性部材とシートバックボードの間を、空気層を備えたクッション材で満している。
【選択図】図4
Description
これらを聴取する手段として、一般に、図1のようにスピーカSをドアAやダッシュボードBなどに取り付けている。ウーハなど容積を確保する必要がある場合は、座席の下やラッゲージCなどに設置している。また、近年、DVD5.1ch技術などの導入により、ルーフの中央部分Dに設置されることもある。
また、本発明の他の目的は、上記目的に加えて、前部座席に座っている者に対してもセンタースピーカの補助的機能を発揮でき、しかも振動の加味された体感的な音響を聴取できるスピーカユニット取付け構造と車両シートを提供することにある。
しかも、クッション材と吸音性部材がスピーカの背後に生ずる音圧で振動するので、背もたれ部があたかもドローコーン的な機能を発揮し、心地よい低音を前部座席に座っている者に感じさせることができ、臨場感のあふれた迫力のある音響を体得させることができるという効果が得られる。
図2と図4は本発明によるスピーカユニット取付け構造と車両シートの第1態様を示している。
図2において、1は車体、2は前部シート、3は後部シートである。
前部シート2は、背もたれ部2Aと、座部2Bとヘッドレスト部2Cを備えており、背もたれ部2Aは図示しないが周囲を囲むバックフレームで剛性が確保されている。
すなわち、出力面50の周りを取り囲むフランジ5aをスピーカ取付け孔40の外面に着座させ、残部を背もたれ部2A内に挿入し、フランジ5aに配したビス孔を通してねじ10をシートバックボード4にねじ込むことでスピーカユニット5を固定している。
7は前記吸音性部材6の表面すなわち着座者の背面に接する側に張設された表皮であり、空気や音の透過性のよい材料、たとえばネットや織地,編地などで構成されている。
他の構成は第1態様と同様であるから、同じ箇所に同じ符号を付し、説明は援用する。
この態様においても、背もたれ部2Aの後部座席に臨むシートバックボード4にスピーカユニット5をその出力面50を後部座席に向けて取り付けているが、背もたれ部2Aには、スピーカユニット5に対応する位置に厚さ方向を貫通する穴20を設け、ここにスピーカユニット5の内挿部分を囲繞する筒状空間部を構成するようにダクト部材9を埋め込んでいる。
前記ダクト部材9は質量,剛性の大きな合成樹脂、木質繊維板、金属板などからなっており、後端部すなわち表皮7に面する側に閉止部90が設けられ、空気や音が漏れぬよう密閉されている。
なお、閉止部90と表皮7との間に吸音性部材6が介在されていてもよい。
この態様においても、背もたれ部2Aの後部座席に臨むシートバックボード4にスピーカユニット5をその出力面50を後部座席に向けて取り付けているが、背もたれ部2Aには、スピーカユニット5に対応する位置に厚さ方向を貫通する穴20を設け、ここにスピーカユニット5の内挿部分を囲繞する筒状空間部を構成するようにダクト部材9を埋め込んでいるが、前記ダクト部材9の閉止部90の一部又は全部に厚さ方向を貫通する穴900を設けている。
スピーカユニット5の背もたれ部高さ方向での位置は、腰に近い部位が好適であるが、そのほか、肩に近い部位など適宜選定すればよい。
このため、密閉BOXに近い形態となり、スピーカの音響出力を後部座席3に向けて効率よく放射することができ、後部座席に座るものは、直近位置から迫力のある音響情報をダイレクトに聴取することができる。
さらに、スピーカユニット5の背部に生じた振動は空気層を十分に持ったクッション材8を通して吸音性材6に伝達され、その結果、図4(b)の点線のように広い面積で吸音性材6と表皮7が前後方向に振動し、あたかもシートバックがドロンコーン的な動きをするので、座っている者の背中に、心地よい低音を刺激的に体感させ、臨場感にあふれた迫力のある音楽等の聴取を行うことができる。
したがって、後部座席と後部座席を含めて効果を発揮することができる。
ダクト部材9が後部を閉止されているので、後部座席にのみ集中してよい音質の音響情報を放射することができる。
2A 背もたれ部
4 シートバックボード
5 スピーカユニット
6 吸音性材
7 表皮
8 十分に空気層を有するクッション材
9 ダクト部材
50 出力面
60、90 開口部
Claims (8)
- シートの背もたれ部内にスピーカユニットを配するとともに、シートバックボードに前記スピーカユニットの出力面を後方に向けて固定し、前記シートバックボードと反対側の表皮下面に吸音性部材を配置し、該吸音性部材とシートバックボード間を空気層を備えたクッション材で満していることを特徴とするスピーカユニット取付け構造。
- 吸音性部材の一部に開口部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカユニット取付け構造。
- シートの背もたれ部内にスピーカユニットを配するとともに、シートバックボードに前記スピーカユニットの出力面を後方に向けて固定し、背もたれ部内にはスピーカユニットを囲繞して筒状空間部を構成するダクト部材を設け、前記ダクト部材はスピーカユニットと反対側が閉じられていることを特徴とするスピーカユニット取付け構造。
- シートの背もたれ部内にスピーカユニットを配するとともに、シートバックボードに前記スピーカユニットの出力面を後方に向けて固定し、背もたれ部内にはスピーカユニットを囲繞して筒状空間部を構成するダクト部材を設け、前記ダクト部材はスピーカユニットと反対側が少なくとも一部開いていることを特徴とするスピーカユニット取付け構造。
- シートの背もたれ部内にスピーカユニットを配するとともに、シートバックボードに前記スピーカユニットの出力面を後方に向けて固定し、前記シートバックボードと反対側の表皮下面に吸音性部材を配置し、吸音性部材とシートバックボード間を空気層を備えたクッション材で満していることを特徴とする車両シート。
- 吸音性部材の一部に開口部を備えていることを特徴とする請求項5に記載の車両シート。
- シートの背もたれ部内にスピーカユニットを配するとともに、シートバックボードに前記スピーカユニットの出力面を後方に向けて固定し、背もたれ部内にはスピーカユニットを囲繞して筒状空間部を構成するダクト部材を設け、前記ダクト部材はスピーカユニットと反対側が閉じられていることを特徴とする車両シート。
- シートの背もたれ部内にスピーカユニットを配するとともに、シートバックボードに前記スピーカユニットの出力面を後方に向けて固定し、背もたれ部内にはスピーカユニットを囲繞して筒状空間部を構成するダクト部材を設け、前記ダクト部材はスピーカユニットと反対側が少なくとも一部開いていることを特徴とする車両シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004197146A JP4523347B2 (ja) | 2004-07-02 | 2004-07-02 | スピーカユニット取付け構造および車両前部座席用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004197146A JP4523347B2 (ja) | 2004-07-02 | 2004-07-02 | スピーカユニット取付け構造および車両前部座席用シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006020163A true JP2006020163A (ja) | 2006-01-19 |
JP4523347B2 JP4523347B2 (ja) | 2010-08-11 |
Family
ID=35793971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004197146A Expired - Fee Related JP4523347B2 (ja) | 2004-07-02 | 2004-07-02 | スピーカユニット取付け構造および車両前部座席用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4523347B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009274687A (ja) * | 2008-05-19 | 2009-11-26 | Tachi S Co Ltd | 音響シート構造 |
CN109660912A (zh) * | 2018-12-30 | 2019-04-19 | 瑞声科技(南京)有限公司 | 车载音箱以及汽车 |
EP4422208A1 (en) | 2023-02-22 | 2024-08-28 | Alps Alpine Co., Ltd. | Acoustic device |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5671697U (ja) * | 1979-11-05 | 1981-06-12 | ||
JPS56123688U (ja) * | 1980-02-21 | 1981-09-19 | ||
JPS57148550U (ja) * | 1981-03-16 | 1982-09-18 | ||
JPS6088855U (ja) * | 1983-11-26 | 1985-06-18 | 日本発条株式会社 | 自動車用座席装置 |
JPH10203254A (ja) * | 1997-01-20 | 1998-08-04 | Fujitsu Ten Ltd | 車載用ドアスピーカシステム |
JP2002354567A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-06 | Sony Corp | 音響装置、音響装置を内蔵した家具及び音響装置を座席に内蔵した交通機関 |
JP2003299199A (ja) * | 2002-01-31 | 2003-10-17 | Denso Corp | 音響出力装置 |
-
2004
- 2004-07-02 JP JP2004197146A patent/JP4523347B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5671697U (ja) * | 1979-11-05 | 1981-06-12 | ||
JPS56123688U (ja) * | 1980-02-21 | 1981-09-19 | ||
JPS57148550U (ja) * | 1981-03-16 | 1982-09-18 | ||
JPS6088855U (ja) * | 1983-11-26 | 1985-06-18 | 日本発条株式会社 | 自動車用座席装置 |
JPH10203254A (ja) * | 1997-01-20 | 1998-08-04 | Fujitsu Ten Ltd | 車載用ドアスピーカシステム |
JP2002354567A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-06 | Sony Corp | 音響装置、音響装置を内蔵した家具及び音響装置を座席に内蔵した交通機関 |
JP2003299199A (ja) * | 2002-01-31 | 2003-10-17 | Denso Corp | 音響出力装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009274687A (ja) * | 2008-05-19 | 2009-11-26 | Tachi S Co Ltd | 音響シート構造 |
CN109660912A (zh) * | 2018-12-30 | 2019-04-19 | 瑞声科技(南京)有限公司 | 车载音箱以及汽车 |
CN109660912B (zh) * | 2018-12-30 | 2020-01-21 | 瑞声科技(南京)有限公司 | 车载音箱以及汽车 |
EP4422208A1 (en) | 2023-02-22 | 2024-08-28 | Alps Alpine Co., Ltd. | Acoustic device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4523347B2 (ja) | 2010-08-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN105745119B (zh) | 头枕装置以及声音采集装置 | |
JP4523640B2 (ja) | スピーカ内蔵シートおよびパーソナル音場システム | |
US10328831B2 (en) | Acoustic device | |
JP3880865B2 (ja) | スピーカを備えた椅子 | |
EP3094517B1 (en) | Vehicle headrest | |
JP4170024B2 (ja) | 車載用スピーカおよびその取付構造 | |
US7159938B1 (en) | Acoustic structure of seat back | |
JP2009260524A (ja) | スピーカー装置 | |
JP2007251895A (ja) | 車両シート内蔵型音響装置 | |
US11032647B2 (en) | Multi-layer loudspeaker cover and vehicle | |
JP6247907B2 (ja) | ヘッドレスト装置 | |
JP6396698B2 (ja) | ヘッドレスト装置 | |
JP6446189B2 (ja) | 音響装置 | |
JP2006020163A (ja) | スピーカユニット取付け構造および車両シート | |
JP6374153B2 (ja) | ヘッドレスト装置 | |
JP3115815U (ja) | 椅子用スピーカ装置 | |
KR20040051405A (ko) | 자동차 시트의 스피커구조 | |
JP6224430B2 (ja) | ヘッドレスト、車両用シート及びヘッドレスト一体型車両用シート | |
JPH045141A (ja) | 自動車用スピーカ装置 | |
JPH0133389Y2 (ja) | ||
JP2023154414A (ja) | マイクロホンを備える車両用シート | |
KR0174195B1 (ko) | 차량용 스피커 어셈블리 | |
JP2022018899A (ja) | 車室内音響装置 | |
JP2021187331A (ja) | 乗物用ヘッドレスト | |
JP2006271847A (ja) | スピーカ内蔵シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070608 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090528 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090609 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090807 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100511 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100527 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4523347 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |