JPH09174786A - 接着性表面又は金属表面を有する液晶ポリマーフィルム延伸物 - Google Patents

接着性表面又は金属表面を有する液晶ポリマーフィルム延伸物

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JPH09174786A
JPH09174786A JP7350316A JP35031695A JPH09174786A JP H09174786 A JPH09174786 A JP H09174786A JP 7350316 A JP7350316 A JP 7350316A JP 35031695 A JP35031695 A JP 35031695A JP H09174786 A JPH09174786 A JP H09174786A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 接着性表面又は金属表面を有する液晶ポリマ
ーフィルム延伸物とその製造方法を提供する。 【解決手段】 液晶フィルムの両面に熱可塑性樹脂フィ
ルムを加圧下及び加熱下、熱圧着させ、両フィルムが剥
離可能に弱く接合している積層体の形成工程と、該積層
体を液晶ポリマーの配向方向と同じ方向に延伸するとと
もに、垂直の方向に延伸する2軸延伸工程と、該積層体
延伸物から樹脂フィルムを剥離する工程と、得られた液
晶ポリマーフィルム延伸物の少なくとも一方の面に接着
剤層又は金属層を形成する表面層形成工程からなること
を特徴とする液晶ポリマー延伸物とその製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接着性表面又は金
属表面を有する液晶ポリマーフィルム延伸物及びその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶ポリマーは、高強度、高耐熱、低線
膨張率、高絶縁、低吸湿、高ガスバリアー性等の優れた
性質を持っており、すでに射出成形部品や繊維等として
実用化されている。また、液晶ポリマーを用いたIC用
のプリント配線基板の開発も検討されている。液晶ポリ
マーは配向性の強いもので、押出機のT−ダイから溶融
押出しされ、冷却された液晶ポリマーフィルムは、その
液晶の大部分がその押出方向(MD方向)に配向してい
る。従って、このような一方向に配合した液晶ポリマー
フィルムは、そのMD方向の物性と、MD方向に対して
垂直方向(幅方向、TD方向)の物性との間に大きな差
異を生じ、使用性の非常に悪いものであった。また、こ
のような液晶ポリマーフィルムの表面に接着剤層や金属
層を形成しても、得られる製品は当然のことながらMD
/TD方向の物性バランスが悪いために、実用性のある
製品とすることはできない。液晶ポリマーフィルムのM
D/TD方向の物性バランスを改善するために、液晶ポ
リマーフィルムを、その液晶ポリマーのガラス転移点以
上で融点以下の温度条件でカレンダーロールによりTD
方向に延伸する方法(特開平4−166309号)が提
案されている。しかし、液晶ポリマーは通常のポリマー
とは異なり、その溶融粘度は液晶転移温度(溶融温度)
より低い温度では非常に高いために、その延伸は非常に
困難である。従って、前記方法は、実用的方法とは言う
ことができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、接着性表面
又は金属表面を有する液晶ポリマーフィルム延伸物の工
業的に有利な製造方法及び接着性表面又は金属表面を有
する液晶ポリマーフィルム延伸物を提供することをその
課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、液晶ポリマー又は液
晶ポリマーを含むポリマーアロイからなり、液晶ポリマ
ーの大部分が一方向に配向している液晶ポリマーフィル
ムの両方の面に熱可塑性樹脂フィルムを加圧下及び加熱
下で接触させ、少なくとも表面部が溶融した状態の該液
晶ポリマーフィルムに未溶融状態の該樹脂フィルムを熱
圧着させ、必要に応じ冷却して、該樹脂フィルムが該液
晶ポリマーフィルムに対して剥離可能に弱く接合してい
る積層体を得る積層体形成工程と、得られた積層体を、
該液晶ポリマーフィルムは溶融するが樹脂フィルムは実
質的に溶融しない温度条件下で、該液晶ポリマーの配向
方向と同じ方向に延伸するとともに、該液晶ポリマー配
向方向とは垂直の方向に延伸する2軸延伸工程と、得ら
れた積層体延伸物を冷却する冷却工程と、冷却された積
層体延伸物から樹脂フィルムを剥離する剥離工程と、得
られた液晶ポリマーフィルム延伸物の少なくとも一方の
面に接着剤層又は金属層を形成する表面層形成工程から
なることを特徴とする接着性表面又は金属表面を有する
液晶ポリマーフィルム延伸物の製造方法が提供される。
また、本発明によれば、液晶ポリマーからなるか又は液
晶ポリマーを含むポリマーアロイからなり、液晶ポリマ
ーの大部分が一方向に配向している液晶ポリマーフィル
ムの一方の面に熱可塑性樹脂多孔質体フィルム及び他方
の面に熱可塑性樹脂無孔質体フィルムを加圧下及び加熱
下で接触させ、少なくとも表面部が溶融した状態の該液
晶ポリマーフィルムに未溶融状態の該多孔質体フィルム
及び該無孔質体フィルムを熱圧着させ、必要に応じて冷
却し、該液晶ポリマーフィルムに対して、該多孔質体フ
ィルムが強く接合し、該無孔質体フィルムが弱く接合し
ている積層体を得る積層体形成工程と、得られた積層体
を、該液晶ポリマーフィルムは溶融するが樹脂フィルム
は実質的に溶融しない温度条件下で、該液晶ポリマーの
配向方向と同じ方向に延伸するとともに、該液晶ポリマ
ー配向方向とは垂直の方向に延伸する2軸延伸工程と、
得られた積層体延伸物を冷却する冷却工程と、冷却され
た積層体延伸物から無孔質体フィルムのみを剥離する剥
離工程と、得られた液晶ポリマーフィルム延伸物のその
無孔質体フィルムを剥離した後の表面に接着剤層又は金
属層を形成する表面層形成工程からなることを特徴とす
る接着性表面又は金属表面を有する液晶ポリマーフィル
ム延伸物の製造方法が提供される。さらに、本発明によ
れば、前記方法により得られた接着性表面又は金属表面
を有する液晶ポリマーフィルム延伸物が提供される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で用いる液晶ポリマーとし
ては、サーモトロピック液晶ポリマー等の従来公知の各
種のものを用いることができる。このような液晶ポリマ
ーとしては、例えば、芳香族ジオール、芳香族カルボン
酸、ヒドロキシカルボン酸等のモノマーから合成され
る、溶融時に液晶性を示す芳香族ポリエステルがあり、
その代表的なものとしては、パラヒドロキシ安息香酸
(PHB)とテレフタル酸とビフェノールからなる第1
のタイプのもの(下記式1)、PHBと2,6−ヒドロ
キシナフトエ酸からなる第2のタイプのもの(下記式
2)、PHBとテレフタル酸とエチレングリコールから
なる第3のタイプのもの(下記式3)がある。
【0006】
【化1】
【0007】
【化2】
【0008】
【化3】
【0009】これらの液晶ポリマーは、ガラスファイバ
ーや炭素ファイバー、シリカ、アルミナ、チタニア、ジ
ルコニア等の充填剤や、難燃剤、可塑剤等を適量含有す
ることができる。
【0010】本発明では、液晶ポリマーを単独で用いる
代わりに、液晶ポリマーを含むポリマーアロイを用いて
も良い。この場合、液晶ポリマーと混合あるいは化学結
合させるアロイ用ポリマーとしては、融点220℃以
上、好ましくは280〜380℃のポリマー、例えば、
ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルサルホン、
ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリアミド、ポリア
ミドイミド、ポリアリレート等が使用可能であるが、こ
れらのものに限定されない。液晶ポリマーと前記アロイ
用ポリマーの混合割合は、重量比で、10:90〜9
0:10が好ましく、より好ましくは30:70〜7
0:30である。このような液晶ポリマーを含むポリマ
ーアロイは、充填剤、相溶化剤、可塑剤、難燃剤等を適
量含有することができる。液晶ポリマーを含むポリマー
アロイも液晶ポリマーによるすぐれた特性を保有する。
【0011】本発明で用いる熱可塑性樹脂多孔質体フィ
ルムとしては、多孔質構造を有する各種のものが用いら
れ、その平均細孔径は0.05〜5.0μm、好ましく
は0.2〜1μmであり、空孔率は40〜95%、好ま
しくは60〜85%である。このような多孔質体フィル
ムを形成する熱可塑性樹脂としては、具体的には、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポエーテルエーテルケト
ン、ポリエーテルサルホン、ポリイミド、ポリエーテル
イミド、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリスチ
レン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリアミド、ポ
リアミドイミドの他、ポリテトラフルオロエチレン、テ
トラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重
合体、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ
三フッ化塩化エチレン等のフッ素樹脂等を例示すること
ができる。これらの熱可塑性樹脂のうち、フッ素樹脂
は、その高い耐熱性によって熱圧着温度を高くすること
ができ、使用する液晶ポリマーを広く選択できるので好
ましい。本発明で用いる好ましい多孔質体フィルムは、
耐熱性、耐薬品性の点で延伸多孔質フッ素樹脂フィル
ム、特に、延伸多孔質ポリテトラフルオロエチレンフィ
ルムである。熱可塑性樹脂多孔質体フィルムは、発泡法
や溶媒抽出法、固相延伸法、フィブリル化法等の従来公
知の方法で得ることができる。
【0012】本発明で用いる熱可塑性樹脂無孔質体フィ
ルムとしては、前記した各種の樹脂の無孔質体フィルム
を挙げることができる。
【0013】本発明の接着性表面又は金属表面を有する
液晶ポリマーフィルム延伸物の製造方法は、液晶ポリマ
ーフィルム積層体を得るための積層体形成工程を含む。
図1にこの積層体形成工程で得られる積層体フィルムの
断面構成図を示す。図1において、Aは液晶ポリマー又
は液晶ポリマーを含むポリマーアロイからなり、液晶ポ
リマーの大部分が一方向に配向した液晶ポリマーフィル
ムを示す。B−1及びB−2は熱可塑性樹脂フィルム
(以下、単に樹脂フィルムとも言う)を示す。樹脂フィ
ルムB−1及びB−2は同一又は異ったものであること
ができる。
【0014】図1に示した積層体フィルムにおいて、液
晶ポリマーフィルムAの融点は樹脂フィルムB−1、B
−2の融点、好ましくは軟化点より低いことが必要であ
る。液晶ポリマーは一般の熱可塑性樹脂とは異なり、非
常に結晶性の高いものであることから、これを加熱する
と、実質的な軟化状態を示すことなく、固体状態から高
流動性の粘性液体に変化する。従って、全体が液晶ポリ
マーからなる液晶ポリマーフィルムは、これをそのまま
円滑に延伸することのできないものである。しかしなが
ら、図1に示したような熱可塑性樹脂フィルムとの積層
体の形態では、液晶ポリマーフィルムAが溶融しても、
この溶融物は、溶融していない樹脂フィルムB−1及び
B−2によってそのフィルム形状が保持されるので、延
伸が可能となる。
【0015】図1に示した積層体フィルムにおいて、樹
脂フィルムB−1及びB−2は、無孔質体フィルムであ
ることができる。無孔質体フィルムを液晶ポリマーフィ
ルムに熱圧着しても、そのフィルムは液晶ポリマーフィ
ルムに対しては弱くしか接合しないため、延伸及び冷却
後には、それらのフィルムは容易に剥離することができ
る。この場合の無孔質体フィルムの剥離強度は、0.5
kg/cmより小さく、通常0.3〜0.01kg/c
m、好ましくは0.2〜0.05kg/cm程度であ
る。以下、このような積層体フィルムを形成する積層体
形成工程を含む接着性表面又は金属表面を有する液晶ポ
リマーフィルム延伸物の製造方法について詳述する。こ
の方法は、積層体形成工程、2軸延伸工程、冷却工程、
剥離工程及び表面層形成工程を含むものである。 (積層体形成工程)この工程は、液晶ポリマーフィルム
Aの両方の表面に対し、無孔質体フィルムB−1及びB
−2をそれぞれ熱圧着させる工程である。熱圧着温度
は、無孔質体フィルムB−1、B−2は実質的に溶融さ
せないが、液晶ポリマーフィルムAの少なくとも表面
部、即ち、無孔質体フィルムB−1及びB−2に接触す
るフィルムAの表面部のみ又は全体を溶融させる温度で
ある。被処理原料として用いる液晶ポリマーフィルムの
厚さは、特に制約されないが、通常、20μm〜5m
m、好ましくは50〜800μm、さらに好ましくは、
80〜200μmである。また、その両面に熱圧着させ
る無孔質体フィルムの厚さは、特に制約されないが、通
常10〜200μm、好ましくは20〜100μmであ
る。
【0016】前記積層構造のフィルムを熱圧着により製
造するには、液晶ポリマーフィルムAの両方の表面に無
孔質体フィルムB−1及びB−2をそれぞれ加圧下及び
加熱下で接触させ、少なくとも表面部が溶融した状態の
液晶ポリマーフィルムAに未溶融状態の無孔質体フィル
ムB−1、B−2をそれぞれ熱圧着させる。この場合、
液晶ポリマーフィルムAは、2つの無孔質体フィルムB
−1、B−2により、両側から挟まれていることから、
その表面部のみに限らず、全体が溶融状態であってもよ
い。このような熱圧着により、液晶ポリマーフィルムA
の両面に、無孔質体フィルムB−1、B−2が弱く接合
された積層体が形成される。
【0017】前記のようにして積層体を製造する場合、
その熱圧着装置としては、一対の熱圧着ロールや、熱プ
レス装置が用いられる。熱圧着ロールを用いる場合、図
2に示すように、液晶ポリマーフィルムAと2枚の無孔
質体フィルムB−1、B−2を、一対の熱圧着ロール
1、1の間の間隙部(クレアランス)に供給し、この熱
圧着ロール間の間隙部で熱圧着する。この場合、液晶ポ
リマーフィルムAの両側に無孔質体フィルムB−1、B
−2を供給する。液晶ポリマーフィルムAは固体シート
又は押出機のT−ダイから押出された溶融物フィルム等
であることができる。一方、熱プレス装置を用いる場
合、その熱プレス装置の底板上に第1の無孔質体フィル
ムを敷設し、その上に液晶ポリマーフィルムを重ね、そ
の上に第2の無孔質体フィルムを重ね、その上から上板
で所定時間加圧して熱圧着し、冷却する。この場合、底
板及び/又は上板を加熱し、液晶ポリマーフィルムの少
なくとも表面部を溶融させる。前記積層体フィルム形成
工程で得られた積層体は、その熱融着の状態のまま又は
いったん冷却した後、次の2軸延伸工程へ送られる。
【0018】(2軸延伸工程)この工程は、前記積層体
フィルム形成工程で得られた積層体フィルムを、その無
孔質フィルムは実質的に溶融せずに液晶ポリマーフィル
ムを溶融させる温度条件下で、2軸方向、即ち、その液
晶ポリマーの配向と同じ方向(MD方向)へ延伸すると
ともに、それとは垂直方向(TD方向)へ延伸する工程
である。この場合、MD方向への延伸倍率は1〜10
倍、好ましくは1〜5倍であり、TD方向への延伸倍率
は1.5〜20倍、好ましくは3〜15倍である。ま
た、TD方向への延伸倍率は、MD方向への延伸倍率の
1.0〜5.0倍、好ましくは1.5〜3.0倍に規定
するのがよい。延伸装置としては、従来公知の2軸延伸
装置を用いることができる。
【0019】(冷却工程)この工程は、前記2軸延伸工
程で得られた積層体フィルム延伸物を冷却し、溶融状態
の液晶ポリマーフィルムを冷却固化する工程であり、一
対の冷却ロールを用いて実施することができる。
【0020】(剥離工程)この工程は、前記冷却工程で
得られた積層体フィルムから、その両表面に熱圧着され
ている無孔質体フィルムを剥離する工程である。前記し
たように、この無孔質体フィルムは、液晶ポリマーフィ
ルムに対しては、剥離自在に弱く接合しているので、そ
の無孔質体フィルムを、液晶ポリマーフィルムより上方
に引張ることにより容易に剥離することができる。
【0021】以上のようにして、液晶ポリマーフィルム
延伸物を得ることができる。この延伸物はMD/TD方
向の物性バランスの改善されたもので、使用性において
すぐれたものである。この延伸物のフィルム厚さは、通
常10〜300μm、好ましくは25〜125μmであ
るが、必要に応じ、延伸倍率を調節することにより、さ
らに薄くすることもできる。
【0022】(表面層形成工程)この工程は、前記のよ
うにして得られた液晶ポリマーフィルム延伸物の少なく
とも一方の面に対して、接着剤層や金属層を積層して、
その表面を接着性表面又は金属表面に形成する工程であ
る。液晶ポリマーフィルム延伸物の表面を接着性表面に
形成するには、その表面に接着剤層を形成する。この場
合の接着剤層としては、残存溶剤が10重量%以下、好
ましくは1重量%以下のプリプレグ状態の硬化性樹脂層
や、熱可塑性樹脂層、粘着性接着剤層等を挙げることが
できる。前記硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、ポリ
イミド樹脂、フェノール樹脂、シリコン樹脂、シアネー
ト樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂、アリル化ポリ
フェニレンエーテル(熱硬化性PPE)、ホルムアルデ
ヒド系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂等の熱硬化性樹
脂が挙げられる。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン
テレフタレート(PET)、ポリフェニレンサルファイ
ド(PES)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポ
リエーテルエーテルケトン(PEEK),熱可塑性ポリ
イミド(TPI)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフ
ルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロ
エチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合
体(PFA)、テトラフルオロエチレン−エチレン共重
合体(ETFE)等が挙げられる。またフレキシブル性
を出すために、ウレタン系、アクリル系、ゴム系、エポ
キシ系等の可とう性接着剤を用いることができる。ま
た、前記接着剤層には可塑剤、難燃剤等の添加剤、或い
は無機粉体、ファイバー等の充填剤を含有させても良
い。接着剤層の厚さは、1〜500μm、好ましくは1
0〜100μm、より好ましくは15〜50μmであ
る。この接着剤層を有する液晶ポリマーフィルム延伸物
は、その接着剤層を介して他の固体表面に接着させるこ
とができる。この場合の接着方法は、その接着剤層の種
類に応じて、熱圧着法や、圧着法が用いられる。
【0023】液晶ポリマーフィルム延伸物の表面を金属
表面に形成するには、その表面に前記接着剤層を介して
金属箔をラミネートする方法や、接着剤層を用いずに直
接金属層を形成する方法を用いることができる。金属の
種類は特に制約されず、各種のものを用いることができ
る。このようなものとしては、たとえば、銅、金、銀、
アルミニウム、ニッケル、白金等が挙げられるが、導電
性の金属としては、特に、銅や金の使用が好ましい。液
晶ポリマーフィルム延伸物の表面に接着剤層を介して金
属箔をラミネートする方法においては、金属箔は、その
接着剤層表面に圧着される。この場合、その接着剤層の
種類に応じて、加熱条件等が採用される。金属箔の厚さ
は、5mm〜3μm、好ましくは500μm〜5μm、
更に好ましくは100μm〜9μmである。
【0024】液晶ポリマーフィルム延伸物の表面に直接
金属を形成する方法には、蒸着、イオンプレーティン
グ、スパッタリング等の乾式法や、電気めっき、無電解
めっき等の湿式法、それらの乾式法と湿式法との組合せ
等が包含される。乾式法により金属層を形成する場合、
その金属層の厚さは、0.01〜1μm、好ましくは
0.1〜0.5μmである。一方、湿式法により金属層
を形成する場合、その金属層の厚さは、0.1〜100
μm、好ましくは1〜20μmである。乾式法と湿式法
との組合せにより金属層を形成する場合、先ず、乾式法
により1μm以下の薄膜の金属層を形成し、次いで湿式
法により所望厚みの金属層を形成するのがよい。この方
法では、金属層の接着強度が強くなるという利点があ
る。
【0025】前記のようにして液晶ポリマーフィルム延
伸物の表面に接着剤層や金属層からなる表面層を形成す
る場合、その表面層の接着強度を高めるために、液晶ポ
リマーフィルム延伸物を表面処理するのが好ましい。こ
のような表面処理としては、従来公知の方法、たとえ
ば、サンドブラスター、コロナ放電、プラズマ等の表面
処理の他、酸/アルカリ処理等の化学処理等を挙げるこ
とができる。
【0026】図1に示した積層体フィルムにおいて、そ
の樹脂フィルムB−1及びB−2は、いずれも多孔質体
フィルムとすることができる。多孔質体フィルムを液晶
ポリマーフィルムの両面に熱圧着する場合、その熱圧着
に際しての圧着力が弱いと、その多孔質体フィルムは、
液晶ポリマーフィルムに対しては弱く接合するため、延
伸及び冷却後には、それらのフィルムを容易に剥離する
ことができる。この場合の多孔質体フィルムの剥離強度
は、0.5kg/cmより小さく、通常、0.3〜0.
01kg/cm、好ましくは0.2〜0.05kg/c
m程度に規定するのがよい。このような積層体フィルム
を形成する工程を含む接着性表面又は金属表面を有する
液晶ポリマーフィルム延伸物の製造方法は、その積層体
フィルム成形後、前記と同様にして、2軸延伸工程、冷
却工程、剥離工程及び表面層形成工程を順次行うことに
より実施される。
【0027】図1に示した積層体フィルムにおいて、そ
の樹脂フィルムB−1及びB−2のうちの一方を多孔質
体フィルムとし、他方を無孔質体フィルムとすることが
できる。多孔質体フィルムを液晶ポリマーフィルムに熱
圧着する場合、その熱圧着に際しての圧着力を強くする
と、その多孔質体フィルムは、液晶ポリマーフィルムに
対しては強固に接合するため、延伸及び冷却後において
も、そのフィルムを容易に剥離することができない。こ
の場合の多孔質体フィルムの剥離強度は、0.5kg/
cm以上であり、通常、1.0kg/cm以上、好まし
くは1.2kg/cm以上に規定するのがよい。一方、
無孔質体フィルムを液晶ポリマーフィルムに熱圧着する
場合、その熱圧着に際して圧着力が強い場合であって
も、その無孔質体フィルムは、液晶ポリマーフィルムに
対しては弱く接合するため、延伸及び冷却後にはそのフ
ィルムを容易に剥離することができる。この場合の無孔
質体フィルムの剥離強度は、0.5kg/cmより小さ
く、通常、0.3〜0.01kg/cm、好ましくは
0.2〜0.05kg/cm程度に規定するのがよい。
このような積層体フィルムを形成する工程を含む接着性
表面又は金属表面を有する液晶ポリマーフィルム延伸物
の製造方法は、その積層体フィルム形成後、前記と同様
にして、2軸延伸工程、冷却工程、剥離工程及び表面層
形成工程を順次行うことにより実施される。この場合、
剥離工程においては、無孔質フィルムのみが剥離され
る。この方法により、片面に多孔質体フィルムが強固に
結合し、他方の面に接着剤層や金属層が形成された液晶
ポリマーフィルム延伸物が得られる。
【0028】本発明の製品において、その表面を接着性
表面に形成したものには、プリプレグ、ボンディングシ
ート、カバーレイフィルム、絶縁テープ等が包含され
る。また、その表面を導電性金属表面に形成したもの
は、プリント配線板用基板として用いることができる。
本発明の製品は、液晶ポリマーシート延伸物を含むこと
から、寸法安定性、耐熱性、フレキシブル性等にすぐれ
ており、特に、電子分野における各種基板用材料として
有利に用いられる。この場合の基板には、単層板及び多
層積層板が含まれ、プリント基板、プリント配線板、金
属張り積層板、銅張り積層板等が挙げられる。また、こ
れらの基板は、リジット板又はフレキシブル板(フレキ
シブルプリント配線板、ICフィルムキャリアテープ
等)であることができる。
【0029】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
する。
【0030】実施例1 サーモトロピック液晶ポリエステル(住友化学社製、ス
ミカスーパーE7000)を、単軸押出機(スクリュー
径:50mm)内で溶融させ、その押出機先端のTダイ
(リップ長さ:500mm、リップクリアランス:1m
m、ダイ温度:320℃)よりシート状に押出し、この
溶融状態の液晶ポリマーフィルムAの両側に、厚さ25
μmの無孔質ポリエーテルサルホン(PES)フィルム
B−1、B−2を各積層し、ロール間クリアランスを2
50μmに設定した一対の熱圧着ロール(ロール温度:
330℃、ロール周速:2m/分、直径:20mm、
幅:600mm)を用いて熱圧着した後、一対の冷却ロ
ール(直径:50mm、温度:150℃)を通して冷却
した。次に、このようにして得た積層体フィルムを、2
軸延伸機にかけて2軸延伸した後、冷却し、次いで26
0℃で10分間熱処理し、その後、PESフィルムを液
晶ポリマーフィルムの両面から剥離し、厚さ70μmの
液晶ポリマーフィルムの延伸物を得た。前記2軸延伸
は、延伸温度:315℃、延伸速度:10%/秒、全延
伸倍率:3倍、MD方向:1.2倍、TD方向:2.5
倍の条件で実施された。
【0031】次に、前記で得た液晶ポリマーフィルム延
伸物の両面に、ビスマレイミドトリアジン樹脂ワニスを
ディップコータを用いて塗布(塗布速度:2m/分)
し、160℃で10分間乾燥して、厚さ15μmの塗布
層(接着剤層)を形成し、接着性表面を有する製品(プ
リプレグ)を得た。なお、前記ポリイミドワニスは、ポ
リイミド(三井石油化学社製、テクノマイトN−202
0):100重量部、メチルエチルケトン(MEK):
40重量部、N−メチル−2−ピロリドン(NMP):
60重量部からなるものである。
【0032】実施例2 実施例1で得たプリプレグの両面に、ホットプレス機を
用いて、厚さ35μmの電解銅箔(古河サーキットホイ
ル社製、GTS)を、温度:200℃、時間:90分、
圧力:10kg/cm2の条件で熱圧着して、銅張り積
層板を得た。
【0033】実施例3 実施例1と同様にして得た厚さ0.2mmの液晶ポリマ
ーフィルム延伸物の両面に、触媒付与剤(上村工業社
製、PED−104、AT−105、AL−106)で
触媒を付与し、その後、無電解銅めっき液(同社製、E
LC−SR)を用いて銅めっきを施し、厚さ10μmの
銅層を形成し、プリント配線板用基板を作製した。
【0034】実施例4 実施例1と同様にして得た厚さ0.1mmの液晶ポリマ
ーフィルム延伸物の両面に、実施例3と同様にして、無
電解めっきにより、厚さ0.5μmの銅層を形成した
後、電気銅めっき液(上村工業社製、AC−90)を用
いて銅層の全厚が5μmになるまで電気めっきを施し
た。
【0035】実施例5 実施例1と同様にして得た厚さ0.1mmの液晶ポリマ
ーフィルム延伸物の一方の面に、蒸着法により厚さ0.
2μmの銅層を形成した後、実施例4と同様にして、銅
層の全厚が10μmになるまで電気めっきを施した。
【0036】次に、前記実施例2〜5で得た各製品につ
いて、そのMD方向の熱収縮率、TD方向の熱収縮率を
150℃、30分の条件で測定するとともに、そのX、
Y、Z軸方向の線膨張率を20℃から200℃への加熱
条件で測定した。その結果を次表に示す。なお、実施例
2〜4の製品は、その銅層を塩化第2鉄を用いるエッチ
ングにより除去した後、測定用試料として用いた。
【0037】
【表1】
【0038】実施例6 実施例1において、無孔質PESフィルムB−1、B−
2のうちの一方を発泡法により形成された多孔質PES
フィルムを用いた以外は同様にして実験を行って、一方
の面に多孔質PESフィルム及び他方の面に無孔質PE
Sフィルムが熱圧着された液晶ポリマーフィルム延伸物
を得た。この延伸物において、多孔質PESフィルムの
剥離強度は1.3kg/cm以上と高いもので、その剥
離は困難であったが、無孔質PESフィルムの剥離強度
は0.1kg/cm以下で、容易に剥離可能なものであ
った。この延伸物から無孔質PESフィルムのみを剥離
して、片面に多孔質PESフィルムが熱圧着された液晶
ポリマーフィルム延伸物を得た。次に、その多孔質PE
Sフィルムが熱圧着されていない方の面に対し、実施例
1と同様にしてポリイミドワニスを塗布して、接着剤層
を形成した。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、一方向に配向した液晶
ポリマーフィルムから、MD/TD方向の物性バランス
の改善された接着性表面又は金属表面を有する液晶ポリ
マーフィルム延伸物を容易に製造することができる。本
発明で得られる接着性表面又は金属表面を有する液晶ポ
リマーフィルム延伸物は、MD/TD方向の物性バラン
スが改善されていることから、その使用性の良好なもの
で、広範囲の分野において有利に使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】積層体形成工程で得られる積層体シートの断面
構造図を示す。
【図2】図1に示す積層体シートの製造方法の1例につ
いての説明図である。
【符号の説明】
1 熱圧着ロール 2 案内ロール A 液晶ポリマーフィルム B−1、B−2 熱可塑性樹脂フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 31/20 7148−4F B32B 31/20 C09J 7/02 JHR C09J 7/02 JHR JHX JHX JJA JJA JKZ JKZ // B29K 101:12 B29L 9:00 (72)発明者 福武 素直 東京都世田谷区赤堤1丁目42番5号 ジャ パンゴアテックス株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶ポリマー又は液晶ポリマーを含むポ
    リマーアロイからなり、液晶ポリマーの大部分が一方向
    に配向している液晶ポリマーフィルムの両方の面に熱可
    塑性樹脂フィルムを加圧下及び加熱下で接触させ、少な
    くとも表面部が溶融した状態の該液晶ポリマーフィルム
    に未溶融状態の該樹脂フィルムを熱圧着させ、必要に応
    じ冷却して、該樹脂フィルムが該液晶ポリマーフィルム
    に対して剥離可能に弱く接合している積層体を得る積層
    体形成工程と、得られた積層体を、該液晶ポリマーフィ
    ルムは溶融するが樹脂フィルムは実質的に溶融しない温
    度条件下で、該液晶ポリマーの配向方向と同じ方向に延
    伸するとともに、該液晶ポリマー配向方向とは垂直の方
    向に延伸する2軸延伸工程と、得られた積層体延伸物を
    冷却する冷却工程と、冷却された積層体延伸物から樹脂
    フィルムを剥離する剥離工程と、得られた液晶ポリマー
    フィルム延伸物の少なくとも一方の面に接着剤層又は金
    属層を形成する表面層形成工程からなることを特徴とす
    る接着性表面又は金属表面を有する液晶ポリマーフィル
    ム延伸物の製造方法。
  2. 【請求項2】 該積層体形成工程において、該熱可塑性
    樹脂フィルムとしてフッ素樹脂の延伸多孔質体フィルム
    を用い、このフィルムを、液晶ポリマーフィルムに熱圧
    着させる請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 該液晶ポリマーフィルムに対する該熱可
    塑性樹脂フィルムの熱圧着を一対の熱圧着ロール又は熱
    プレス装置を用いて行う請求項1又は2の方法。
  4. 【請求項4】 液晶ポリマーからなるか又は液晶ポリマ
    ーを含むポリマーアロイからなり、液晶ポリマーの大部
    分が一方向に配向している液晶ポリマーフィルムの一方
    の面に熱可塑性樹脂多孔質体フィルム及び他方の面に熱
    可塑性樹脂無孔質体フィルムを加圧下及び加熱下で接触
    させ、少なくとも表面部が溶融した状態の該液晶ポリマ
    ーフィルムに未溶融状態の該多孔質体フィルム及び該無
    孔質体フィルムを熱圧着させ、必要に応じて冷却し、該
    液晶ポリマーフィルムに対して、該多孔質体フィルムが
    強く接合し、該無孔質体フィルムが弱く接合している積
    層体を得る積層体形成工程と、得られた積層体を、該液
    晶ポリマーフィルムは溶融するが樹脂フィルムは実質的
    に溶融しない温度条件下で、該液晶ポリマーの配向方向
    と同じ方向に延伸するとともに、該液晶ポリマー配向方
    向とは垂直の方向に延伸する2軸延伸工程と、得られた
    積層体延伸物を冷却する冷却工程と、冷却された積層体
    延伸物から無孔質体フィルムのみを剥離する剥離工程
    と、得られた液晶ポリマーフィルム延伸物のその無孔質
    体フィルムを剥離した後の表面に接着剤層又は金属層を
    形成する表面層形成工程からなることを特徴とする接着
    性表面又は金属表面を有する液晶ポリマーフィルム延伸
    物の製造方法。
  5. 【請求項5】 表面層形成工程において、接着剤層を介
    して金属箔をラミネートし、金属層を形成する請求項1
    〜4のいずれかの方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかの方法で得られ
    た接着性表面又は金属層表面を有する液晶ポリマーフィ
    ルム延伸物。
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