JPH09174764A - ポリマーフィルム - Google Patents

ポリマーフィルム

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JPH09174764A
JPH09174764A JP8309280A JP30928096A JPH09174764A JP H09174764 A JPH09174764 A JP H09174764A JP 8309280 A JP8309280 A JP 8309280A JP 30928096 A JP30928096 A JP 30928096A JP H09174764 A JPH09174764 A JP H09174764A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリコーン樹脂コーティング層に対して改良
された付着性を示す下塗層を有するポリマーフィルムを
提供する。 【解決手段】 少なくとも1個のエチレン系不飽和基を
含むポリマーを含む組成物から形成された下塗層を基材
の少なくとも片側表面上に有する前記基材、および、前
記下塗層の表面上のシリコーン樹脂コーティング層、を
含むポリマーフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ポリマーフィルムに関し、そし
て詳細には、シリコーン樹脂コーティング層に対して改
良された付着性を示す下塗層を有するポリマーフィルム
に関する。
【0002】ペンダントの脂肪族または芳香族炭素側鎖
を有する、珪素−酸素ポリマー主鎖をベースとするシリ
コーン樹脂は、様々な用途で、例えば、剥離または接着
フィルムとしてポリマーフィルム上のコーティング層と
して使用されてきた。特に、シリコーン樹脂は、近年、
剥離剤として使用されており、そして一般に、良好な剥
離特性を付与する。例えば、EP−323063Aは、
シリコーン樹脂および揮発性禁止剤の剥離層を有する配
向ポリマーフィルムを開示している。EP−34282
6−AおよびEP−416765−Aは、自立性ポリマ
ーフィルム基材およびポリジアルキルシロキサンを含む
ポリウレタン樹脂から形成された剥離フィルムを記載し
ている。しかし、このような従来技術のシリコーン樹脂
を塗布したフィルムでは、フィルム基材に対するシリコ
ーン層の付着性が十分でないことがある。更に、得られ
る特性、特に、剥離特性は全ての用途に対して必ずしも
十分ではない。この為、シリコーン層に対して改良され
た付着性を有するポリマーフィルムの商業的な要求があ
る。
【0003】我々は、今回、上記の問題のうちの少なく
とも1つを低減するか、または、実質的に克服するポリ
マーフィルムを考案した。
【0004】従って、本発明は、少なくとも1個のエチ
レン系不飽和基を含むポリマーを含む組成物から形成さ
れた下塗層を基材の少なくとも片側表面上に有する前記
基材、および、前記下塗層の表面上のシリコーン樹脂コ
ーティング層、を含むポリマーフィルムを提供する。
【0005】本発明は、更に、フィルム基材を形成する
こと、少なくとも1個のエチレン系不飽和基を含むポリ
マーを含む下塗層組成物を前記基材の少なくとも片側表
面に塗布すること、および、シリコーン樹脂を含むコー
ティング層組成物を前記下塗層の表面に塗布すること、
を含む、ポリマーフィルムを製造するための方法を提供
する。
【0006】基材は、好ましくは、支持裏地がなくて独
立に存在することができるポリマーフィルムである。
【0007】下塗層組成物が塗布される基材は、あらゆ
る適切なフィルム形成性ポリマー材料から形成されるこ
とができる。熱可塑性材料は好ましく、そして、1−オ
レフィン、例えば、エチレンおよびブト−1−エンのホ
モポリマーまたはコポリマー、ポリアミド、ポリカーボ
ネート、より好ましくはポリエステル、そして特に、1
種以上のジカルボン酸またはその低級アルキル(6個以
下の炭素原子)ジエステル、例えば、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、フタル酸、2,5-、2,6-若しくは2,7-ナフタ
レンジカルボン酸、琥珀酸、セバシン酸、アジピン酸、
アゼライン酸、4,4'- ジフェニルジカルボン酸、ヘキサ
ヒドロテレフタル酸または1,2-ビス−p−カルボキシフ
ェノキシエタン(所望により、ピバル酸のようなモノカ
ルボン酸とともに)と、1種以上のグリコール、特に、
脂肪族グリコール、例えば、エチレングリコール、1,3-
プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、ネオペンチル
グリコールおよび1,4-シクロヘキサンジメタノールとを
縮合することにより得ることができる合成直鎖ポリエス
テルを含む。ポリエチレンテレフタレートおよび/また
はポリエチレンナフタレートフィルムは好ましい。ポリ
エチレンテレフタレートフィルムは特に好ましく、例え
ば、GB−A−838708号に記載されているよう
に、2つの相互に垂直な方向に、通常、70〜125℃
の範囲の温度で、逐次的に延伸することにより二軸配向
され、そして、好ましくは、通常、150℃〜250℃
の範囲の温度でヒートセットされた、このようなフィル
ムは特に好ましい。
【0008】基材は、ポリアリールエーテルまたはその
チオ類似体、特に、ポリアリールエーテルケトン、ポリ
アリールエーテルスルホン、ポリアリールエーテルエー
テルケトン、ポリアリールエーテルエーテルスルホン、
またはそのコポリマーまたはチオ類似体を含むこともで
きる。これらのポリマーの例は、EP−A−1879、
EP−A−184458およびUS−A−400820
3に開示されている。これらのポリマーのブレンドも使
用されることができる。ポリ−p−フェニレンスルフィ
ドフィルムも適切である。
【0009】適切な熱硬化樹脂基材材料は、付加重合樹
脂、例えば、アクリル、ビニル、ビス−マレイミドおよ
び不飽和ポリエステル、ホルムアルデヒド縮合体樹脂、
例えば、尿素、メラミンまたはフェノールとの縮合体、
シアネート樹脂、イソシアネート樹脂、エポキシ樹脂、
官能化ポリエステル、ポリアミド、または、ポリイミド
を含む。
【0010】本発明に係るポリマーフィルムのために適
切な基材は、配向されていなくてもよく、または、好ま
しくは、配向されており、例えば、一軸配向されてお
り、または、より好ましくは、機械特性および物理特性
の満足できる組み合わせを達成するために、フィルム平
面の互いに垂直な2つの方向に延伸することにより二軸
配向されている。フィルムの形成は、ポリマーフィルム
を製造するための従来から知られている方法のいずれ
か、例えば、インフレートフィルム法またはフラットフ
ィルム法により行われてよい。
【0011】インフレート法において、同時二軸配向
は、熱可塑性ポリマーチューブを押出し、それを次に急
冷し、再加熱し、そしてその後、横方向の配向を生じる
ように内部ガス圧で膨張させ、且つ、長手方向の配向を
生じる速度で引き落とすことにより行われる。
【0012】好ましいフラットフィルム法において、フ
ィルム形成性ポリマーは、スロットダイを通して押出さ
れ、そしてチルドキャスティング表面(ドラム)上で急
速に冷却され、それにより、ポリマーは非晶質状態でク
エチンされる。その後、ポリマーのガラス転移温度より
高い温度で少なくとも一方向に、クエンチされた押出物
を延伸することにより配向は行われる。平らなクエンチ
された押出物を最初に1方向、通常には長手方向、即
ち、フィルム延伸機の進行方向に延伸すること、およ
び、その後に、横方向に延伸することにより逐次配向は
行われることができる。押出物の進行方向の延伸は、通
常、回転ロール群上で、または、2組のニップロール間
で行われ、そして、横方向の延伸は、その後、幅出機に
おいて行われる。延伸は、フィルム形成性ポリマーの性
質により決まる程度にまで行われ、例えば、ポリエステ
ルは、通常、配向されたポリエステルフィルムの寸法が
延伸方向においてその初期寸法の2.5〜4.5倍にな
るように延伸される。
【0013】延伸さたフィルムは、ポリマーの結晶化を
起こすために、フィルム形成性ポリマーのガラス転移温
度より高いが、その融点より低い温度で、寸法拘束下で
ヒートセットすることにより寸法安定化されてよく、そ
してそれは好ましい。
【0014】本発明の1態様において、ポリマーフィル
ムは透明であり、高い光学透明性を示し、そして低い曇
り度を示し、好ましくは、標準ASTM D 1003
−61により測定して、75μmの厚さのフィルムに対
して、<8%、より好ましくは<6%、特に<5%、そ
して更に特に<3%の広角曇り度を有する。上記の光学
特性は、適切には、基材中に粒状添加剤を殆どまたは全
く有しないことにより達成されうる。基材は比較的に少
量の充填剤材料を、例えば、5〜3000ppm、好ま
しくは50〜2000ppm、そしてより好ましくは1
00〜1000ppmの範囲で含むことができる。適切
な充填剤は、シリカ、チャイナクレー、炭酸カルシウム
のような無機材料、および、シリコーン樹脂粒子のよう
な有機材料を含む。球形の単分散充填剤は使用されてよ
い。フィルム製造プロセスにおいて再生フィルムを使用
することが通常行われているので、基材は充填剤を含み
うる。
【0015】しかし、本発明の別の態様において、ポリ
マーフィルムは不透明であり、それは、好ましくは15
0μmの厚さにフィルムに対して、0.75〜1.7
5、および特に1.2〜1.5の透過光学濃度(サクラ
デンシオメーター(Sakura Densiomet
er);タイプPDA65;透過モード)を示すフィル
ムとして規定される。基材層の合成ポリマー中に有効量
の乳白剤を添加することにより、ポリマーフィルムは便
利に不透明になる。しかし、本発明の好ましい態様にお
いて、不透明の基材層は空隙化されたものであり、即
ち、少なくとも一部分に離散した独立気泡を含む気泡構
造を含むものである。それ故、不透明な空隙化された基
材層構造を生成できる薬剤を有効量で基材ポリマー中に
添加することは好ましい。適切な、不透明性をも付与す
る空隙化剤は、非相溶性樹脂充填剤、粒状無機充填剤ま
たは2種以上のこのような充填剤の混合物を含む。
【0016】「非相溶性樹脂」とは、押出および層の形
成の間に遭遇する最大の温度において、溶融しないか、
または、基材ポリマーと実質的に不混和性である樹脂を
意味する。このような樹脂は、ポリエステルフィルム中
への添加のためのポリアミドおよびオレフィンポリマ
ー、特に、1分子内に6個以下の炭素原子を含むモノ−
α−オレフィンのホモ−若しくはコポリマー、または、
ポリオレフィンフィルム中への添加のための上記の種類
のポリエステルを含む。
【0017】不透明の空隙化された基材層を生成するた
めに適切な粒状無機充填剤は、従来の無機顔料および充
填剤を含み、そして特に、金属またはメタロイド酸化
物、例えば、アルミナ、シリカおよびチタニア、およ
び、アルカリ金属塩、例えば、カルシウムおよびバリウ
ムの炭酸塩および硫酸塩を含む。硫酸バリウムは空隙化
剤としても機能するので特に好ましい充填剤である。
【0018】非空隙化性粒状無機充填剤もフィルム形成
性ポリマー基材層に添加されうる。
【0019】適切な空隙化剤および/または非空隙化性
充填剤は均質であり、そして本質的に単一の充填剤また
は化合物、例えば、二酸化チタンまたは硫酸バリウム単
独からなる。または、充填剤の少なくとも一部分が不均
質であり、主充填剤材料が追加の変性成分と組み合わさ
れる。例えば、主充填剤粒子は、表面変性剤、例えば、
顔料、石鹸、界面活性剤、カップリング剤または他の変
性剤で処理されて、充填剤の基材ポリマーに対する相溶
性の程度を改善しまたは変更されてもよい。
【0020】満足できる程度の不透明性および好ましく
は空隙性を有する基材層の製造は、充填剤が微細分割さ
れているべきであり、そして、その平均径が好ましくは
0.1〜10μm、より好ましくは0.15〜3μm、
そして特に0.2〜0.75μmの範囲にあることを要
求する。
【0021】乳白剤/空隙化剤の基材ポリマー中への添
加は、従来の技術により行われることができ、例えば、
ポリマーを得るためのモノマー反応体と混合すること、
フィルムの形成前の粒状またはチップの形態のポリマー
と乾燥ブレンドすること、または、マスターバッチ技術
を使用することにより行われることができる。
【0022】基材層ポリマー中に添加される充填剤、特
に、硫酸バリウムの量は、好ましくは、ポリマーの重量
に対して5〜50重量%の範囲である。特に満足できる
レベルの不透明度および光沢度は、充填剤の濃度が、基
材層ポリマーの重量に対して、8〜30重量%、より好
ましくは15〜20重量%の範囲であるときに達成され
る。
【0023】下塗層組成物および得られる下塗層は、少
なくとも1個のエチレン系不飽和基、好ましくはビニル
基を含む少なくとも1種のポリマーを含む。適切なポリ
マー材料は、不飽和ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエス
テル、エポキシ−アクリレート樹脂、官能化ポリオレフ
ィン、例えば、マレイン化ポリブタジエン、ポリブタジ
エン、および、ポリブタジエンコポリマー、例えば、ス
チレンブタジエンコポリマーおよびカルボキシ変性スチ
レン/ブタジエンコポリマー、および、それらの混合物
を含む。下塗層のポリマー材料は好ましくはスチレン/
ブタジエンコポリマーであり、より好ましくはポリウレ
タン樹脂であり、そして特にそれらの混合物である。
【0024】下塗層の好ましいポリウレタン樹脂成分
は、好ましくは、殆どまたは全くシリコーン材料を含ま
ず、そしてより好ましくは、とりわけ、有機イソシアネ
ート、ポリオールおよび所望により追加のモノマーの反
応生成物である。エチレン系不飽和基はポリウレタン樹
脂の出発成分のいずれか1種以上により提供されること
ができる。
【0025】「ポリウレタン」という用語の使用は、硬
化したときに「真」のポリウレタンのみを形成するウレ
タンオリゴマーと考えることができる材料を網羅するこ
とが意図されている。ポリウレタン樹脂の分子量は、好
ましくは、4,000〜100,000、より好ましく
は5,000〜50,000、そして特に6,000〜
20,000の範囲である。
【0026】ポリウレタン樹脂の有機イソシアネート成
分は、脂肪族、脂環式、アリール脂肪族または芳香族イ
ソシアネートであることができる。適切なポリイソシア
ネートの例は、エチレンジイソシアネート、1,6−ヘ
キサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシア
ネート、シクロヘキサン- 1,4-ジイソシアネート、4,4'
- ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、p−キシ
レンジイソシアネート、1,4-フェニレンジイソシアネー
ト、2,4-トルエンジイソシアネート、2,6-トルエンジイ
ソシアネート、4,4'- ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、2,4'- ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメ
チレンポリフェニルポリイソシアネートおよび1,5-ナフ
チレンジイソシアネートであることができる。ポリイソ
シアネートの混合物は使用されることができ、そしてウ
レタン、アロファネート、尿素、ビウレット、カルボジ
イミド、ウレトンイミンまたはイソシアヌレート残基の
導入により変性されたポリイソシアネートも使用されう
る。
【0027】ポリウレタン樹脂のポリオール成分は、ポ
リウレタン配合物において使用されているまたは使用さ
れることが提案されている化学種のいずれかであること
ができる。例えば、好ましくはポリマーであるポリオー
ルは、ポリエステル、ポリエステルアミド、ポリエーテ
ル、ポリチオエーテル、ポリアセタール、ポリオレフィ
ンまたはポリカーボネートであることができる。ポリエ
ステル、特に芳香族ポリエステルは好ましい。ポリオー
ルの分子量は、好ましくは、700〜3000の範囲で
ある。本発明の一態様において、ポリオールはエチレン
系不飽和基を含む。適切なポリオールは、不飽和ポリエ
ステルポリオールまたはポリブタジエンポリオールを含
む。
【0028】追加のモノマーは、好ましくはエチレン系
不飽和基、より好ましくはビニル基を含む。モノマーは
好ましくはアクリレートモノマーであり、例えば、ヒド
ロキシアルキルアクリレートおよび/またはメタクリレ
ートであり、例えば、2-ヒドロキシエチルおよび/また
は2-ヒドロキシプロピルアクリレートおよび/またはメ
タクリレート;または、特に、エポキシ含有アクリレー
ト、例えば、グリシジルアクリレート、グリシジルメタ
クリレートおよび/またはアリルグリシジルエーテルで
ある。モノマーは、好ましくは、重合した状態でエチレ
ン系不飽和基を含む。
【0029】もし望むならば、ウレタン生成のための触
媒、例えば、ジブチル錫ジラウレートおよび/またはオ
クタン酸第一錫はポリウレタン樹脂の生成を補助するた
めに使用されることができ、そして無反応性溶剤は媒質
の生成の前または後に、粘度を制御するために添加され
ることができる。使用されてよい適切な無反応性溶剤
は、アセトン、メチルエチルケトン、ジメチルホルムア
ミド、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネー
ト、ジグライム、N−メチルピロリドン、酢酸エチル、
エチレンおよびプロピレングリコールジアセテート、エ
チレンおよびプロピレンモノアセテートのアルキルエー
テル、トルエン、キシレンおよび立体障害されたアルコ
ール、例えば、t−ブタノールおよびジアセトンアルコ
ールを含む。好ましい溶剤は、水混和性溶剤、例えば、
N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシドおよびグ
リコールアセテートジアルキルエーテル、または、N−
メチルピロリドンおよびメチルエチルケトンの混合物で
ある。
【0030】多官能性活性水素含有鎖延長剤は使用され
てよく、そして好ましくは水溶性であり、水そのものは
有効であることができる。他の適切な延長剤は、ポリオ
ール、アミノアルコール、アンモニア、カルボン酸、第
一級または第二級脂肪族、脂環式、芳香族、アリール脂
肪族または複素環式アミン、特に、ジアミン、ヒドラジ
ンまたは置換ヒドラジンを含む。
【0031】ここで有用な適切な鎖延長剤の例は、ジメ
チロールプロピオン酸、エチレンジアミン、ジエチレン
トリアミン、トリエチレンテトラアミン、プロピレンジ
アミン、ブチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、
シクロヘキシレンジアミン、ピペラジン、2-メチルピペ
ラジン、フェニレンジアミン、トリレンジアミン、キシ
レンジアミン、トリス(2-アミノエチル)アミン、3,3'
- ジニトロベンジジン、4,4'- メチレンビス(2-クロロ
アニリン)、3,3'- ジクロロ- 4,4'- ジフェニルジアミ
ン、2,6-ジアミノピリジン、4,4'- ジアミノジフェニル
メタン、メタンジアミン、m−キシレンジアミン、イソ
ホロンジアミン、および、ジエチレントリアミンのアク
リレートとの付加物またはその加水分解生成物を含む。
ヒドラジン、アジン、例えば、アセトンアジン、置換ヒ
ドラジン、例えば、ジメチルヒドラジン、1,6-ヘキサメ
チレンビスヒドラジン、カルボジヒドラジン、ジカルボ
ン酸およびスルホン酸ヒドラジド、例えば、アジピン酸
モノ若しくはジヒドラジド、シュウ酸ジヒドラジド、イ
ソフタル酸ジヒドラジド、酒石酸ジヒドラジド、1,3-フ
ェニレンジスルホン酸ヒドラジド、ω−アミノカプロン
酸ジヒドラジド、ラクトンとヒドラジンとを反応させる
ことにより製造されたヒドラジド、例えば、γ−ヒドロ
キシ酪酸ヒドラジド、ビス−セミ−カルバジド、上記の
グリコールのいずれかのようなグリコールのビス−ヒド
ラジド炭酸エステルを含む。
【0032】鎖延長剤が水以外であるとき、例えば、カ
ルボン酸、ジアミンまたはヒドラジンであるときには、
それはポリウレタン樹脂の水性分散体に添加されてよ
く、または、それは樹脂が水性媒質中に分散されるとき
に、既に水性媒質中に存在していてもよい。
【0033】下塗層中に含まれる、少なくとも1個のエ
チレン系不飽和基を含むポリマー、好ましくはポリウレ
タンの量は、この層の合計重量に対して、好ましくは5
0重量%より多量であり、より好ましくは60〜99重
量%の範囲であり、特に70〜97重量%であり、そし
て更に特に、85〜95重量%である。
【0034】本発明の一態様において、下塗層組成物お
よび得られる下塗層は、ここで記載されたポリウレタン
樹脂およびスチレン/ブタジエンコポリマー、好ましく
はカルボキシ変性スチレン/ブタジエンコポリマーの混
合物を含む。下塗層中に含まれるスチレン/ブタジエン
コポリマーの量は、この層の合計の重量に対して、好ま
しくは0〜40、より好ましくは5〜30、そして特に
10〜20重量%の範囲である。
【0035】本発明の好ましい態様において、下塗層コ
ーティング組成物は、更に、好ましくは低分子量の、よ
り好ましくはシリコーン非含有の架橋剤を含む。架橋剤
は、適切には、有機材料であり、下塗層の形成の前に、
好ましくはモノマーおよび/またはオリゴマー種であ
り、そして特にモノマーである。架橋剤の分子量は、好
ましくは2000未満であり、より好ましくは1500
未満であり、特に1000未満であり、そして更に特に
250〜500の範囲である。適切な架橋剤は、アルキ
ッド樹脂、アミン誘導体、例えば、ヘキサメトキシメチ
ルメラミン、および/または、アミン、例えば、メラミ
ン、ジアジン、尿素、環状エチレン尿素、環状プロピレ
ン尿素、チオ尿素、環状エチレンチオ尿素、アジリジ
ン、アルキルメラミン、アリールメラミン、ベンゾグア
ナミン、グアナミン、アルキルグアナミンおよびアリー
ルグアナミンと、アルデヒド、例えば、ホルムアルデヒ
ドとの縮合生成物を含むことができる。好ましい架橋剤
は、メラミンとホルムアルデヒドとの縮合生成物であ
る。縮合生成物は、所望により、アルコキシル化されて
いてよい。架橋剤の架橋作用を促進するために触媒も好
ましくは使用される。メラミンホルムアルデヒドを架橋
するための好ましい触媒は、塩化アンモニウム、硝酸ア
ンモニウム、チオシアン酸アンモニウム、リン酸二水素
アンモニウム、リン酸水素ジアンモニウム、p−トルエ
ンスルホン酸、硫酸、塩基との反応により安定化された
マレイン酸、p−トルエンスルホン酸アンモニウム、p
−トルエンスルホン酸モルホリニウムを含む。
【0036】架橋剤は、下塗層ポリマー中に存在する官
能基との分子間架橋を促進し、そして下層の基材層の表
面への下塗層の付着性を改良するために、好ましくは少
なくとも三官能価(即ち、3個の官能基)を示す。
【0037】下塗層中に含まれる架橋剤の量は、この層
の合計重量に対して、1〜40、より好ましくは3〜3
0、そして特に5〜15重量%の範囲である。このよう
に、本発明の好ましい態様において、下塗層は、架橋さ
れ、即ち、硬化したポリマー、好ましくはポリウレタン
を含みながらも、依然としてエチレン系不飽和基を含
む。
【0038】望むならば、下塗層組成物は、フィルム基
材上に塗布されたときに、その広がりを促進するため
に、界面活性剤を更に含むことができる。
【0039】好ましくは水性分散体の形態である、下塗
層組成物は、従来の塗布技術により基材フィルム表面に
塗布されうる。一般に0.3〜20、好ましくは0.5
〜10、そして特に1〜3重量%の範囲の固体含有分を
有する、塗布された媒質は、次に、分散剤を除去し、そ
して層の好ましい架橋を行うために乾燥される。乾燥は
従来の技術により行われてよく、例えば、被覆されたフ
ィルムを熱風炉に通すことにより行われることができ
る。乾燥は、通常の形成後フィルム処理の間に、例え
ば、ヒートセットにより行われることができる。
【0040】下塗層組成物は、既に配向されたフィルム
基材に塗布されうる。しかし、下塗媒質の塗布は、好ま
しくは延伸操作の前またはその間に行われる。特に、本
発明によると、下塗層組成物は二軸延伸操作の2つの段
階(長手方向および横方向)の間にフィルムに塗布され
ることが好ましい。延伸および塗布のこのような順序は
特に直鎖ポリエステル、例えば、ポリエチレンテレフタ
レートのフィルムの製造では好ましい。それは、好まし
くは、最初に、一連の回転ローラー上で延伸され、下塗
層組成物が塗布され、そしてその後に、幅出炉で横方向
に延伸され、好ましくは次にヒートセットされる。
【0041】コーティング層組成物のシリコーン樹脂成
分は、好ましくはポリシロキサン、より好ましくはポリ
ジアルキルシロキサンを含み、そして、例えば、シラノ
ールおよび/または水素を末端とするおよび/またはそ
れらを鎖中に有するポリジアルキルシリキサン、好まし
くは、それらを末端とするポリジメチルシロキサン、ま
たは、反応性ビニル、ヘキセニル、水素、ヒドロキシ
ル、エポキシ、メルカプタン、アクリロイルおよび/ま
たはアクリロイルアミド基のような末端官能基を含む有
機変性シロキサンであることができる。シリコーン樹脂
は可視光、紫外線または電子線照射、熱、および/また
は、触媒の使用により硬化されることができる。
【0042】シリコーン樹脂の架橋は、好ましくは有機
錫または有機亜鉛触媒の存在下でのSiOH基とSiH
基との間の縮合硬化反応によって、または、好ましい経
路で、好ましくは加熱、およびより好ましくは白金錯体
の存在下でのSiビニル(即ち、−CH=CH2 )基と
Si−H基との間の付加反応によって起こる。好ましく
は紫外線および/または電子線照射を基礎とする、他の
シリコーン架橋反応は、メルカプタンシロキサンおよび
ビニルシロキサン、アクリロイルシロキサン、アクリロ
イルアミドシロキサン、エポキシシロキサン、およびシ
ロキシサン(またはシリコーンポリマー)およびアクリ
ルおよび/またはメタクリルモノマーで、好ましくはエ
ポキシ基を含むものの反応を含む。架橋前に、1種以上
の上記の反応性基が同一シリコーン鎖上に存在すること
ができ、即ち、架橋反応が鎖内および鎖間シリコーン反
応の両方を伴うことができる。本発明の好ましい態様に
おいて、異なる反応基は異なるシリコーン鎖上に存在
し、即ち、架橋反応は鎖間シリコーン反応を伴うもので
ある。本発明の特に好ましい態様において、コーティン
グ層組成物は好ましくはポリジメチルシロキサンである
比較的に高い分子量のシリコーンのビニル基含有ポリマ
ーで、好ましくは50〜800、より好ましくは80〜
400、そして特に100〜200個のモノマー単位の
もの;および、比較的に低い分子量のSi−H含有シリ
コーンポリマーで、好ましくは5〜40、より好ましく
は5〜30、そして特に5〜20個のモノマー単位のも
の、を含む。コーティング層組成物中に含まれる高分子
量シリコーンポリマーの低分子量シリコーンポリマーに
対する比は、好ましくは、ビニル基のSi−H基に対す
る比が0.2〜5:1、より好ましくは0.4〜2.
5:1、そして特に0.6〜1.5:1であるような比
である。
【0043】本発明の好ましい態様において、コーティ
ング層のシリコーン樹脂成分は下塗層と化学反応し、好
ましくは、下塗層ポリマー中に存在するエチレン系不飽
和基がシリコーン樹脂上に存在する官能基、好ましくは
Si−H基と反応することにより架橋を形成する。
【0044】好ましくは水性分散体である、シリコーン
樹脂コーティング層組成物は、下塗層で被覆された基材
の表面上に従来の塗布技術により塗布されうる。一般に
1〜20、好ましくは1.5〜10、そして特に2〜5
重量%の範囲の固体含有分を有する、塗布された媒質
は、次に、分散剤を除去し、そして層の好ましい架橋を
行うために乾燥される。乾燥は従来の技術により行われ
ることができ、例えば、被覆されたフィルムを熱風炉に
50〜220℃の範囲の温度で通すことにより行われる
ことができる。
【0045】本発明に係るポリマーフィルムの反対表
面、即ち、シリコーン樹脂コーティング層から離れた遠
い側の面は、処理されていなくても、または、例えば、
ここに記載された下塗層若しくは別の下塗層、シール可
能層または帯電防止層のような機能層をその上に有して
もよい。
【0046】本発明のポリマーフィルムは、ポリマーフ
ィルムの製造において従来から使用されているどんな薬
剤をも便利に含むことができる。この為、色素、顔料、
潤滑剤、酸化防止剤、帯電防止剤、界面活性剤、光沢改
良剤、分解促進剤、難燃剤および紫外線安定剤のような
薬剤は基材および/または下塗層および/またはコーテ
ィング層中に適切に含まれることができる。
【0047】ポリマーフィルムは、意図した用途によっ
て厚さを変えることができるが、好ましくは5〜35
0、より好ましくは10〜200μm、そして特に50
〜150μmの範囲の合計厚さを有する。下塗層の乾燥
厚さは望ましくは0.002〜10、好ましくは0.0
05〜1μmであり、そしてより好ましくは0.01〜
0.1μmの範囲である。シリコーン樹脂コーティング
層の乾燥厚さは好ましくは0.01〜20μmであり、
そしてより好ましくは0.02〜2μmの範囲である。
【0048】ここに記載された下塗層は下層の基材およ
び上層のシリコーン樹脂コーティング層に対して優れた
付着性を有し、それは接着層として、または好ましくは
剥離層として使用されることができる。シリコーン剥離
層を有する、本発明に係るポリマーフィルムは、低い摩
擦係数、良好な耐摩耗性を付与し、そして接着剤からの
効果的な剥離性を付与する。このような剥離フィルムは
一般的な用途であり、そして、とりわけ、硬化性樹脂か
らの成形品の製造において、例えばアスファルトルーフ
ィング材料のための剥離テープとして、ラベルとして、
熱転写印刷ドナーまたは好ましくはレシーバーシートと
して、電子産業および印刷産業における剥離材料とし
て、皮膚パッチのための剥離剤として、そして、セラミ
ック注入成形およびポリ塩化ビニル注入成形用の剥離剤
として使用されうる。
【0049】本発明は次の実施例を参照して更に例示さ
れる。 例1 ポリエチレンテレフタレートの溶融ウェブをスロットダ
イから、冷却された回転ドラムの磨き面上に従来の方法
で押出し、その上で、ウェブをポリマーのガラス転移温
度より低い温度に冷却し、非晶性フィルムを提供した。
冷却されたフィルムを再加熱し、そして約80℃の温度
で長手方向に初期長さの約3.5倍に延伸した。一軸配
向されたポリエチレンテレフタレート基材フィルムの片
面上に次の成分を含む下塗層組成物を塗布した。
【0050】 Neorad R−440 68ml (40%w/wのポリウレタンアクリレート水性分散体、Zeneca Resins から供給) Cymel 350 27ml (10%w/wのメラミンホルムアルデヒド水性溶液) 硝酸アンモニウム 3ml (10%w/wの水溶液) Synperonic NP10 8ml (10%w/wのノニルフェノールエトキシレート水溶液、ICIから供給) 脱イオン水 2394ml
【0051】下塗層を被覆したフィルムを幅出炉に通
し、ここで、フィルムをその初期寸法の約3.5倍に延
伸した。被覆された二軸延伸フィルムを従来の方法で約
220℃でヒートセットした。最終のフィルム厚さは7
5μmであった。下塗層の乾燥膜重量は約0.16mg
dm- 2 であり、そして下塗層の厚さは約0.016μ
mであった。
【0052】下塗層の表面に、次の成分を含むコーティ
ング層組成物を、No.3メイヤーバーを使用して塗布
した。
【0053】 Syloff7198 200ml (Si−ビニル基含有高分子量シリコーンポリマーおよびSi−H基含有低分子 量シリコーンポリマーの40%w/w水性分散体、Dow Corning から供給) Syloff7199 200ml (Si−ビニル基含有高分子量シリコーンポリマーおよび白金錯体触媒の40%w/w 水性分散体、Dow Corning から供給) Synperonic NP10 50ml (10%w/wのノニルフェノールエトキシレート水溶液、ICIから供給) 脱イオン水 2050ml
【0054】シリコーン樹脂コーティング層を150℃
で炉内で乾燥した。
【0055】"Permacel J-LAR 接着テープをシリコーン
樹脂コーティング層の表面上に均質な圧力で親指を用い
てプレスした。200mm/分の剥離速度で"Instron"
A0533 Tensometerを用いて各試料を剥離することにより
剥離度を測定した。剥離された接着テープを、その後、
被覆されていないポリエチレンテレフタレートフィルム
の新しいシートにプレスし、そして再び剥離度を測定し
た。二回目の剥離( または転写) 試験における低い剥離
値は一回目の剥離試験の間に接着テープにシリコーン樹
脂が所望されずに損失したことを示す。結果を表1 に示
す。
【0056】例2 これは本発明によらない比較例である。例1の手順を繰
り返したが、コーテティング層組成物を、被覆されてい
ないポリエチレンテレフタレートフィルムに塗布し、即
ち、下塗層は使用しなかった。結果を表1に示す。
【0057】 表1 例 剥離強度(g/25mm(N/m)) 剥離試験 転写試験 1 7(3) 610(240) 2(比較) 5(2) 8(3)
【0058】例3 例1の手順を繰り返したが、コーティング層組成物は3
%w/wのシリコーン材料SD7333のトルエン中に
溶液(Dow Corning により供給) と、SRX212(シ
リコーンに対して1重量%の白金触媒、Dow Corning に
より供給)とを含んだ。シリコーン樹脂コーティング層
組成物を120℃で30秒間加熱した。フィルムを25
℃、60%相対湿度で1か月間保存し、そしてその後、
「ラビングオフ」試験に付した。ここで、シリコーン樹
脂コーティング層の表面上を10回、指で均質に擦っ
た。シリコーン樹脂の除去を全く示さなかった(マーカ
ーペンで擦る領域を上書きすることにより試験を行っ
た)。
【0059】例4 例3の手順を繰り返したが、コーティング層組成物はS
D7333の代わりにシリコーン材料SD7229(Do
w Corning により供給) を含んだ。「ラビングオフ試
験」において、シリコーン樹脂の除去を全く示さなかっ
た。
【0060】例5 これは本発明によらない比較例である。例3の手順を繰
り返したが、コーティング層組成物を、被覆されていな
いポリエチレンテレフタレートフィルムに塗布し、即
ち、下塗層を用いなかった。多量のシリコーン樹脂が
「ラビングオフ」試験で除去された(擦られる領域に付
着しているマーカーペンからのインクにより示され
る)。
【0061】例6 例3の手順を繰り返したが、コーティング層組成物は2
0gのUV9300(ポリメチル脂環式エポキシシロキ
サンおよびポリメチルジメチルシロキサンを含むシリコ
ーンオリゴマー、Toshiba-GE Silicone から供給) 、
0.4gのUV9310c(オニウム塩光開始剤、Tosh
iba-GE Silicone から供給) および80gのイソプロピ
ルアルコールを含んだ。シリコーン樹脂コーティング層
を80℃で30秒間乾燥し、そしてその後、硬化速度1
0メートル/分で、120ワットの出力を有するマイク
ロ波タイプのFusion Hランプで照射することに
より硬化した。「ラビングオフ」試験においてシリコー
ン樹脂の除去を全く示さなかった。
【0062】例7 例3の手順を繰り返したが、コーティング層組成物は2
0gのBY24−551A(ポリメチルメルカプタンシ
ロキサンおよびポリメチルジメチルシロキサンを含むシ
リコーンオリゴマー、Toray Dow Corning Siliconeから
供給) 、6gのBY24−551B(ポリメチルビニル
シロキサンおよびポリメチルジメチルシロキサンを含む
架橋剤で白金塩光開始剤を含む、Toray Dow Corning Si
liconeから供給) 、20gのn−ヘキサン、20gのn
−ヘプタンおよび40gのメチルエチルケトンを含ん
だ。シリコーン樹脂コーティング層を炉内で80℃で3
0秒間乾燥し、そしてその後、硬化速度10メートル/
分で、120ワットの出力を有するマイクロ波タイプの
Fusion Hランプで照射することにより硬化し
た。「ラビングオフ」試験においてシリコーン樹脂の除
去を全く示さなかった。
【0063】例8 例3の手順を繰り返したが、コーティング層組成物は1
0gのSYMAC US352(シリコーングラフト化
アクリルポリマーの30%w/wメチルエチルケトン溶
液、Toa Gosei により供給) 、3gのARONIX M
210(100重量%二官能性アクリレートで、エチレ
ンオキシドで変性されたビスフェノールAタイプのエポ
キシアクリレート、Toa Gosei により供給) 、および9
0gのメチルエチルケトンを含んだ。シリコーン樹脂コ
ーティング層を炉内で140℃で20秒間乾燥し、そし
てその後、5Mradで電子線を照射することにより硬
化した。「ラビングオフ」試験においてシリコーン樹脂
の除去を全く示さなかった。
【0064】例9 例3の手順を繰り返したが、コーティング層組成物は2
0gのX−62−7200(アクリロイルシリコーンオ
リゴマー、Shin-Etsu Chemicals により供給)、20g
のn−ヘキサン、20gのオクタンおよび40gのメチ
ルエチルケトンを含んだ。シリコーン樹脂コーティング
層を炉内で120℃で20秒間乾燥し、そしてその後、
5Mradで電子線を照射することにより硬化した。
「ラビングオフ」試験においてシリコーン樹脂の除去を
全く示さなかった。
【0065】例10 例1の手順を繰り返したが、ポリエチレンテレフタレー
トフィルムの代わりにポリエチレンナフタレートフィル
ムを使用した。例1に記載されたものと同一のフィルム
形成条件を使用したが、長手方向の延伸は130℃で行
った。
【0066】下塗層に塗布されたコーティング層組成物
はトルエンおよびn−ヘキサン(70/30wt/w
t)中3%w/wのシリコーン材料KS830E(Shin
-EtsuChemicals)およびCAT−PL−50T(シリコ
ーンに対して1.5重量%の白金触媒、Shin-Etsu Chem
icals により供給) を含んだ。「ラビングオフ」試験に
おいてシリコーン樹脂の除去を全く示さなかった。
【0067】例11 これは本発明によらない比較例である。例10の手順を
繰り返したが、コーティング層組成物を、被覆されてい
ないポリエチレンナフタレートフィルム上に塗布し、即
ち、下塗層を用いなかった。多量のシリコーン樹脂が
「ラビングオフ」試験において除去された(擦った領域
に付着しているマーカーペンからのインクにより示され
る)。
【0068】上記の結果は、下塗層がシリコーン樹脂コ
ーティング層に改良された付着性を付与し、それが良好
な剥離特性を示すことを示す。
【0069】ここに記載したように、本発明に係るポリ
マーフィルムは以下の好ましい特性を独立にまたは組み
合せで示す。 1.下塗層のポリウレタン樹脂成分は、エチレン系不飽
和基を含むアクリルまたはメタクリレートモノマーを含
む。 2.ポリウレタン樹脂はポリエステルポリオールを含
む。 3.下塗層は、この層の合計重量に対して、50重量%
を越える、エチレン系不飽和茎含有ポリマーを含む。 4.下塗層は更に架橋剤を含む。 5.下塗層は、この層の合計重量に対して、1〜40重
量%の架橋剤を含む。 6.コーティング層は硬化したシリコーン樹脂を含む。 7.コーティング層は剥離特性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】基材の片側表面(3)に結合した下塗層(2)
を有する基材層(1)、および、下塗層(2)の表面
(5)に結合したコーティング層を含むポリマーフィル
ムの略断面図であり、スケール通りでない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 光 茨城県牛久市田宮町番外1−109 (72)発明者 渡部 由佳 東京都品川区大井6−21−13 スカイパレ ス大森302

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1個のエチレン系不飽和基を
    含むポリマーを含む組成物から形成された下塗層を基材
    の少なくとも片側表面上に有する前記基材、および、前
    記下塗層の表面上のシリコーン樹脂コーティング層、を
    含むポリマーフィルム。
  2. 【請求項2】 前記下塗層組成物がポリウレタン樹脂を
    含む、請求項1記載のポリマーフィルム。
  3. 【請求項3】 フィルム基材を形成すること、少なくと
    も1個のエチレン系不飽和基を含むポリマーを含む下塗
    層組成物を前記基材の少なくとも片側表面に塗布するこ
    と、および、シリコーン樹脂を含むコーティング層組成
    物を前記下塗層の表面に塗布すること、を含むポリマー
    フィルムを製造するための方法。
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