JPH09174679A - 二軸延伸芳香族ビニル系重合体フィルムの製造法 - Google Patents

二軸延伸芳香族ビニル系重合体フィルムの製造法

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JPH09174679A
JPH09174679A JP7336682A JP33668295A JPH09174679A JP H09174679 A JPH09174679 A JP H09174679A JP 7336682 A JP7336682 A JP 7336682A JP 33668295 A JP33668295 A JP 33668295A JP H09174679 A JPH09174679 A JP H09174679A
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JP
Japan
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film
aromatic vinyl
vinyl polymer
thickness
stretching
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JP7336682A
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English (en)
Inventor
Hideaki Yamamoto
英明 山本
Isao Aochi
功 青地
Kosuke Arai
宏介 新居
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テンター法の縦横二軸延伸法において、従来
になく薄く、かつ、耐衝撃性に優れるフィルムが得られ
る二軸延伸芳香族ビニル系重合体フィルムの製造法を提
供する。 【解決手段】 重量平均分子量320,000のポリス
チレン(GPPS)を、Tダイ押出を実施し、次いで、
ロール間の周速差によりCD方向の平均厚みが120μ
mとなる様縦延伸し、予熱・延伸・熱セット工程よりな
るテンターに導き横延伸を行い、平均厚み30μmの均
一なフィルムを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はPSPラミネート、
野菜包装、粘着テープ等に用いられる光沢性、剛性、耐
水性、水蒸気透過性等の物性バランスに優れるOPSフ
ィルムの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリスチレン二軸延伸フィルムは耐寒
性、水蒸気透過性、剛性等の優位な性質を有することか
ら広く用いられており、特にPSPラミネート等の包装
材料に用いられる場合には、製品の包材単価を低減する
目的からより薄く、かつ、強度に優れるものが求められ
ている。
【0003】従来より、この様な薄肉のポリスチレン二
軸延伸フィルムを製造する方法としては、テンター法に
よる縦横二軸延伸法、インフレーション法による二軸延
伸法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、後者の
インフレーション法による方法は、テンター法に比べ薄
肉のフィルムが得られるものの、フィルムの配向調製が
極めて困難であって、生産性が悪く、また、得られる製
品の品質が安定していないという問題があり、また、確
かにテンター法による縦横二軸延伸法に比べてフィルム
の薄肉化が可能となるものの、30μm程度の薄物フィ
ルムを得ようとするとゴムの使用が避けられず、その結
果フィルムの透明性を失うという問題を有していた。
【0005】これに対して、テンター法による縦横二軸
延伸法は、フィルムの配向を任意に調製でき、製品品質
が安定してしているため実用上極めて有用な方法である
が、フィルムの厚みを薄くすることが困難で、例えば、
200,000〜260,000の汎用の芳香族ビニル
系重合体を用いて、縦延伸後の平均膜厚が約400μm
以下のフィルムを得ようとすると、ロール間縦延伸時に
縦裂け、エッジ割れ、横裂け、並びに横延伸時のクリッ
プでの割れ、縦裂け、横裂け、クリップでの巻き込等の
問題を生じてしまい、一方、縦延伸後の平均膜厚を約4
00μmより厚くすれば、成膜は可能となるものの最終
的に得られるフィルム厚さも厚くなり、また、得られる
フィルムの耐衝撃性にも劣るという課題を有していた。
従って、これまでテンター法による縦横二軸延伸法によ
る耐衝撃性に優れた薄物フィルムの製造法の確立が切望
されていた。
【0006】本発明が解決しようとする課題は、テンタ
ー法の縦横二軸延伸法において、従来になく薄く、か
つ、耐衝撃性に優れるフィルムが得られる二軸延伸芳香
族ビニル系重合体フィルムの製造法、更に、薄さ、耐衝
撃性に加え透明性を兼備した二軸延伸芳香族ビニル系重
合体フィルムの製造法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、特定分子量の芳香族ビ
ニル系重合体を用い、かつ、縦延伸時における厚さを調
節することにより、テンター法での二軸延伸フィルムを
製造することが可能となり、また、得られるフィルムの
耐衝撃性が著しく向上することを見いだし本発明を完成
するに至った。
【0008】即ち、本発明は、ゲルパーミエーションク
ロマトグラフィーによるポリスチレン換算での重量平均
分子量が280,000〜800,000である芳香族
ビニル系重合体を溶融混練後押出成膜し、第1工程とし
てロール間の縦延伸で縦延伸後のフィルム厚みが80〜
500μmの延伸フィルムとし、次いで、第2工程とし
てクリップ把持によるテンター法で横延伸することを特
徴とする二軸延伸芳香族ビニル系重合体フィルムの製造
法、および、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー
によるポリスチレン換算での重量平均分子量が280,
000〜800,000である芳香族ビニル系重合体と
ゴム成分とを溶融混練後押出成膜し、第1工程としてロ
ール間の縦延伸で縦延伸後のフィルム厚みが80〜50
0μmの延伸フィルムとし、次いで、第2工程としてク
リップ把持によるテンター法で横延伸することを特徴と
する二軸延伸芳香族ビニル系重合体フィルムの製造法に
関する。
【0009】本発明で用いられる芳香族ビニル系重合体
は、特に限定されるものではないが、例えばスチレン、
α−メチルスチレン等の芳香環ビニル単量体から重合に
より得られる樹脂を挙げることができる。また、芳香族
ビニル系重合体の分子量は、ゲルパーミエーションクロ
マトグラフィーによるポリスチレン換算での重量平均分
子量が280,000〜800,000となる範囲であ
る。即ち、重量平均分子量が280,000以下の場
合、縦延伸時にフィルムのエッジ割れや横裂けの発生す
る場合が多く、さらに縦延伸と横延伸間でフィルムにか
かるテンションに耐えないために脆性破壊による横裂け
を生起する。重量平均分子量が800,000以上の場
合、溶融時粘度が高く押出成形が困難である。また、フ
ィルム強度並びに溶融粘度等のバランスに優れる点から
320,000〜500,000の範囲がより好まし
い。
【0010】芳香族ビニル系重合体は、前記した芳香族
ビニル単量体と、その他のビニル系単量体との共重合体
を用いても良い。この場合、その他のビニル系単量体は
全単量体成分中、40重量%以下の割合で使用すること
が好ましい。その他のビニル系単量体としてはメチル
(メタ)アクリレートやステアリル(メタ)アクリレー
ト等の(メタ)アクリル酸アルキルエステル等が挙げら
れる。
【0011】本発明においては、芳香族ビニル系重合体
は、前記の通り芳香族ビニル単量体とその他のビニル系
単量体との共重合体であってもよいが、フィルムの配向
調製が容易で、成形性が良好となる点から芳香族ビニル
単量体の単独重合体であることが好ましい。
【0012】また、本発明においては芳香族ビニル系重
合体は、更にゴム成分を併用することにより、得られる
フィルムの耐衝撃性を一層高められる他、フィルム厚み
をより薄くことができる。また、ゴム成分を使用せず、
樹脂成分として該重合体を単独で使用した場合には、更
に優れた透明性をも兼備したものとなる。一般に、透明
性と耐衝撃性とは相反する効果であるが、本発明におい
ては芳香族ビニル系樹脂を単独で使用することにより、
それらの特性を兼備させることができる。
【0013】ここで用いるゴム成分としては特に制限さ
れず、スチレン−イソプレン−スチレンブロックコポリ
マー、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロッ
クコポリマー、スチレン系反応性エラストマー、スチレ
ン−ブタジエンブロック共重合体等が挙げられるが、な
かでも芳香族ビニル系重合体との相溶性に優れ、耐衝撃
性並びにフィルム薄肉化の効果が顕著なものとなる点か
らスチレン−ブタジエンブロック共重合体が好ましい。
また、当該スチレン−ブタジエンブロック共重合体を用
いた場合には、ゴム成分添加にも拘わらず、フィルムに
透明性を付与することができる。
【0014】また、ゴム成分の量は特に制限されるもの
ではないが、フィルムの透明性の点から2〜10重量%
であることが好ましい。
【0015】本発明の製造法は、先ず、前記した芳香族
ビニル系重合体を、又は、該重合体とゴム成分とを押出
機内で溶融混練し、次いで、押出成膜し、第1工程とし
て加熱ロール間の周速差により縦延伸して縦延伸後のフ
ィルム厚みが特定範囲となる様な延伸フィルムとし、次
いで、第2工程として、クリップ把持によるテンター法
により横延伸を行う、いわゆる逐次延伸法によって行わ
れる。
【0016】溶融混練時の条件としては、特に制限され
ないが、芳香族ビニル系重合体、又は、該重合体とゴム
成分とを乾燥機あるいはベント付き二軸押出機にて水分
を調整し、押出機にて溶融計量して調整したリップ間隔
のダイスから押し出す。芳香族ビニル系重合体、及び、
ゴム成分には必要に応じてその他の合成樹脂、滑剤、ア
ンチブロッキング剤、酸化防止剤、防曇剤、防霧剤、可
塑剤、帯電防止剤、難燃剤、着色剤等の添加物を加えて
も良い。滑剤としては例えば酸化チタン、微粒子系シリ
カ、活性白土等が、防曇剤としては例えばソルビタン脂
肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル等が、防霧剤
としては例えばパーフルオロアルキル基含有カルボン
酸、パーフルオロアルキル基含有カルボン酸ソルビタン
エステル、パーフルオロアルキル基含有カルボン酸グリ
セリンエステル等が、可塑剤としては例えばジオクチル
フタレート、エポキシ化大豆油、脂肪族ポリエステル類
等が挙げられる。
【0017】第1工程における縦延伸後のフィルム厚み
は、先ず、ゴム成分を含まない系においては80〜50
0μmである。即ち、80μm未満の場合、特に縦延伸
時にフィルムのエッジ割れを起こす。一方、500μm
より大きい場合には、最終的に得られるフィルムの厚さ
が大きくなる。中でも、フィルムの耐衝撃性の点から1
20〜500μmであることが好ましい。
【0018】次に、ゴム成分を併用する系においては、
第1工程における縦延伸後のフィルム厚みは、併用しな
い場合よりもより薄くでき20〜500μmの範囲とな
る。また、同様に耐衝撃性の点から80〜500μmの
範囲が好ましい。
【0019】また、第2工程におけるテンターでの横延
伸時においては、フィルムにかかるテンションを10〜
50Kgf/cm2にまで引き上げることができる。これによ
り、生産時のフィルムのテンション切れがなくなること
から横延伸をテンターにて行う縦・横逐次二軸延伸法が
可能となったものである。これに対し、重量平均分子量
が200,000〜260,000の汎用の芳香族ビニ
ル系重合体を用いた場合には縦延伸後の厚みは400μ
mが下限であり、これより薄くするとシート破壊が起こ
る。また、仮に400μm程度のものができたとしても
充分なフィルム強度は得られない。従ってこのような樹
脂を用いた場合、縦・横逐次二軸延伸法を採用して薄物
のフィルムを得ることは実質的には不可能である。
【0020】縦延伸の具体的条件としては、特に制限さ
れるものではないが、先ず第1工程において、縦延伸倍
率1.1〜4.0倍、縦延伸後のMD(押出方向)方向
の配向緩和応力(以下「OS値」と記す)3〜40Kg/c
m2であることが耐衝撃性の点から好ましい。縦延伸倍率
並びにOS値は、加熱ロールの周速を調製することによ
り任意に設定でき、適宜選択すればよいが、なかでも、
耐衝撃性及びフィルムの薄さの点から縦延伸倍率1.5
〜3.5倍、縦延伸後のMD(押出方向)方向のOS値
5〜20Kg/cm2であることが好ましい。
【0021】第1工程における、加熱ロール温度は80
〜120℃の中から最適条件を選定することができ、ま
た加熱ロール間の延伸シート上に赤外加熱装置を設ける
ことによりOS値を極端に上げることなく高倍率に延伸
することができる。
【0022】次に第2工程における横延伸はテンターに
て行うがテンター内は予熱、延伸、熱セットの工程より
なり、それらの温度条件は特に制限されるものではない
が、予熱温度は80〜160℃、延伸温度は100〜1
60℃、熱セット温度は50〜180℃の範囲、好まし
くは予熱温度120〜140℃、延伸温度120〜14
0℃、熱セット温度110〜130℃の範囲が挙げられ
る。
【0023】横延伸倍率は1.1〜4.0倍、CD(M
D方向に対して垂直方向)方向のOS値は3〜40Kg/c
m2の中から最適条件を選定することができる。即ち、横
延伸倍率が1.1倍以上においては、フィルムの耐衝撃
性の良好なものとなり、一方、4.0倍以下において
は、フィルム厚みが過度に薄くなることによるテンター
クリップへの把持不良に伴う、フィルムのクリップず
れ、割れ、巻き込みの発生等の現象を完全に防止するこ
とができる。
【0024】この様にして得られるフィルムは、その厚
みがゴム成分を含まないもので20〜120μm、ゴム
成分を含むもので12〜120μmであることが好まし
い。また、OS値はMD,CD方向共に5〜30Kg/c
m2、ヘイズは0.5〜2.0%をとり得る。
【0025】
【実施例】次に実施例により本発明を詳細に説明する。
なお、本文並びに表中に記載のOS値は「ASTMD−
1504」に準拠し、インパクト強度は、「JIS P
8134」に準拠し、引裂強度は「JISK 712
3」に準拠し、ヘイズ及び光沢は「JIS K 710
5」に準拠して測定した。また、成膜性は成膜時の様子
を目視にて評価したものであり、最終的に得られたフィ
ルムに割れ、脆性破壊等が全く生じなかったものを「良
好」とした。
【0026】実施例1 重量平均分子量320,000のポリスチレン(GPP
S)を、乾燥機にて充分乾燥し、樹脂温230℃、ダイ
スのリップ間隔1000μm、キャスティングロール温
度95℃にてエアーナイフによるTダイ押出を実施し、
さらに予熱ロール温度85℃、加熱ロール温度95℃、ドロ
ーロール温度85℃とし、加熱ロールとドローロールの
間に赤外加熱装置による放射加熱と両ロール間の周速差
により1.3倍に縦延伸を行った。縦延伸後のフィルム
のCD方向の平均厚みは120μmであった。縦延伸後
のシートを表1の温度条件にて予熱・延伸・熱セット工
程よりなるテンターに導き3.7倍に横延伸を行った。
これにより、平均厚み30μmの均一なフィルムを得
た。このフィルムのインパクト強度、引裂強度、ヘイ
ズ、光沢及び成膜性の結果を表2に示した。
【0027】実施例2 重量平均分子量360,000のポリスチレンを用い表
1の実施例2に記載の内容以外は実施例1と同様にして
成膜を行い、フィルムを得た。縦延伸後のフィルムのC
D方向の平均厚みは120μm、最終的に得られたフィ
ルムの平均厚みは30μmであった。このフィルムのイ
ンパクト強度、引裂強度、ヘイズ、光沢及び成膜性の結
果を表2に示した。
【0028】実施例3 重量平均分子量320,000のポリスチレンを用い表
1の実施例3に記載の内容以外は実施例1の内容にて成
膜を行い、フィルムを得た。縦延伸後のフィルムのCD
方向の平均厚みは100μm、最終的に得られたフィル
ムの平均厚みは30μmであった。このフィルムのイン
パクト強度、引裂強度、ヘイズ、光沢及び成膜性の結果
を表2に示した。
【0029】実施例4 重量平均分子量320,000のポリスチレンの5.0
重量%をスチレン/ブタジエン重量比=75/25のス
チレン−ブタジエンブロック共重合体(フィリップスペ
トロ−リアム製「K−レジン KR−−05」)に置き換
え溶融ブレンドし、表1の実施例4に記載の内容以外は
実施例1の内容にて成膜を行い、フィルムを得た。縦延
伸後のフィルムのCD方向の平均厚みは40μm、最終
的に得られたフィルムの平均厚みは30μmであった。
このフィルムのインパクト強度、引裂強度、ヘイズ、光
沢及び成膜性の結果を表2に示した。
【0030】比較例1 重量平均分子量260,000のポリスチレンを用い表
1の比較例1に記載の内容以外は実施例1の内容にて成
膜を行ったところ、縦延伸後フィルム側面からエッジ割
れを起こし、フィルム破壊のためフィルムを巻き取るこ
とはできなかった。この実施例における縦延伸後のフィ
ルム平均厚みは120μmに設定してあった。
【0031】比較例2 重量平均分子量320,000のポリスチレンを用い表
1の比較例2に記載の内容以外は実施例1の内容にて成
膜を行い、同様のフィルムを得た。この実施例での縦延
伸後のフィルム厚みは70μmであった。
【0032】比較例3 重量平均分子量320,000のポリスチレンの5.0
重量%をスチレン/ブタジエン重量比=75/25のス
チレン−ブタジエンブロック共重合体(フィリップスペ
トロ−リアム製「K−レシ゛ン KR−−05」)に置き換え
溶融ブレンドし、表1の実施例4に記載の内容以外は実
施例1の内容にて成膜を行い、同様のフィルムを得た。
なお、縦延伸後のフィルム平均厚みは15μmであっ
た。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、テンター法の縦横二軸
延伸法において、従来になく薄く、かつ、耐衝撃性に優
れるフィルムが得られる二軸延伸芳香族ビニル系重合体
フィルムの製造法、更に、薄さ、耐衝撃性に加え透明性
を兼備した二軸延伸芳香族ビニル系重合体フィルムの製
造法を提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 7:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲルパーミエーションクロマトグラフィ
    ーによるポリスチレン換算での重量平均分子量が28
    0,000〜800,000である芳香族ビニル系重合
    体を溶融混練後押出成膜し、第1工程としてロール間の
    縦延伸で縦延伸後のフィルム厚みが80〜500μmの
    延伸フィルムとし、次いで、第2工程としてクリップ把
    持によるテンター法で横延伸することを特徴とする二軸
    延伸芳香族ビニル系重合体フィルムの製造法。
  2. 【請求項2】 最終的に得られる二軸延伸芳香族ビニル
    系重合体フィルムの厚さが20〜120μmである請求
    項1記載の製造法。
  3. 【請求項3】 ゲルパーミエーションクロマトグラフィ
    ーによるポリスチレン換算での重量平均分子量が28
    0,000〜800,000である芳香族ビニル系重合
    体とゴム成分とを溶融混練後押出成膜し、第1工程とし
    てロール間の縦延伸で縦延伸後のフィルム厚みが20〜
    500μmの延伸フィルムとし、次いで、第2工程とし
    てクリップ把持によるテンター法で横延伸することを特
    徴とする二軸延伸芳香族ビニル系重合体フィルムの製造
    法。
  4. 【請求項4】 ゴム成分を全体の2〜10重量%となる
    割合で用いる請求項2記載の製造法。
  5. 【請求項5】 ゴム成分が、スチレン−ブタジエンブロ
    ック共重合体である請求項2または3記載の製造法。
  6. 【請求項6】 最終的に得られる二軸延伸芳香族ビニル
    系重合体フィルムの厚さが12〜120μmである請求
    項3、4又は5記載の製造法。
JP7336682A 1995-12-25 1995-12-25 二軸延伸芳香族ビニル系重合体フィルムの製造法 Pending JPH09174679A (ja)

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