JPH09174462A - 回転工具 - Google Patents

回転工具

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Publication number
JPH09174462A
JPH09174462A JP7350947A JP35094795A JPH09174462A JP H09174462 A JPH09174462 A JP H09174462A JP 7350947 A JP7350947 A JP 7350947A JP 35094795 A JP35094795 A JP 35094795A JP H09174462 A JPH09174462 A JP H09174462A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
stator
rotor
rotary tool
rotor portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7350947A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyoshi Honda
保良 本多
Masahiko Komoda
晶彦 菰田
Keisuke Honda
敬介 本多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Honda Electronics Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Honda Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd, Honda Electronics Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP7350947A priority Critical patent/JPH09174462A/ja
Publication of JPH09174462A publication Critical patent/JPH09174462A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 体格を大きくすることなく作業性を向上させ
ることができる回転工具を提供することを目的とする。 【解決手段】 端面40aに振動が生じるステータ部4
0と、ステータ面40に接触して回転でき、かつ、ステ
ータ面40から所定間隔離れるように移動できるロータ
部30と、を有する超音波モータ18と、ロータ部30
をステータ面40から離れる方向に付勢するコイルスプ
リング50と、ロータ部30に取り付けられて回転する
工具12と、を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転工具に関し、例
えば電動式のドリルやドライバ等に関する。
【0002】
【発明の背景】電動工具として、電磁モータを用いた電
動式ドリルや電動式ドライバ等が広く普及している。こ
れらは、ドリルやドライバを電動にて回転させるもので
あって、切削方向あるいはねじ込み方向には、作業者が
手で力を加えるようになっている。したがって、作業性
を向上させるには、回転力を高めるしかなく、そのため
には電磁モータの体格を大きくしなければならず、電動
工具全体が大きくなって扱いにいという問題がある。
【0003】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、体格を大きくすることなく作業性を向上させること
ができる回転工具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ステータ面に振動が生じる
ステータ部と該ステータ部によって回転させられるロー
タ部とを有する超音波モータと、前記ロータ部に取り付
けられて回転する工具と、を有することを特徴とする。
【0005】本発明によれば、従来の電動工具と同様に
工具を回転させられることに加えて、ステータ面に生じ
る振動を工具に伝えて作業性を向上させることができ
る。したがって、体格を大きくすることなく電磁モータ
よりも高い作業性を得ることができる。
【0006】請求項2記載の発明は、ステータ面に振動
が生じるステータ部と、前記ステータ面に接触して回転
でき、かつ、前記ステータ面から所定間隔離れるように
移動できるロータ部と、を有する超音波モータと、前記
ロータ部を前記ステータ面から離れる方向に付勢する付
勢手段と、前記ロータ部に取り付けられて回転する工具
と、を有することを特徴とする。
【0007】本発明によれば、従来の電動工具と同様に
工具を回転させられることに加えて、ステータ面に生じ
る振動を工具に伝えて作業性を向上させることができ
る。さらに、付勢手段によってロータ部とステータ部と
が離れているので、超音波モータが駆動されていても、
付勢力に対抗する方向に力が加えられなければ、工具が
回転しない。したがって、加工対象物から工具が離れる
と、その回転が止まるので安全性が向上する。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2に記載の回転工具において、前記工具は、前記ロー
タ部に対して脱着可能に取り付けられることを特徴とす
る。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1から請求
項3のいずれかに記載の回転工具において、前記工具
は、ドリル又はドライバであることを特徴とする。
【0010】これらのうち、工具がドリルである場合に
は、ステータ面に生じる振動によって切削方向に振動力
が加えられることで作業性が向上する。また、工具がド
ライバである場合でも、例えば木ねじをねじ込むような
場合には、ねじ込む方向に振動力を加えることで作業性
を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明の実
施形態について詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明を適用した実施形態の回転
工具の全体構造を示す図である。
【0013】同図に示す回転工具は、駆動部10に工具
12を取り付けて構成され、工具12としてドリルが取
り付けてある。この工具12は、周知のチャック14に
よって着脱可能となっており、ドリルの代わりにドライ
バとしての工具16を取り付けられるようになってい
る。
【0014】駆動部10は、超音波モータ18が有底筒
状のケース20に収納されてなり、超音波モータ18
は、ロータ部30と、一方の端面40aに発生する楕円
振動によってロータ部30を回転駆動するステータ部4
0とを含んで構成される。
【0015】ロータ部30は、円盤部32の中心に出力
軸34が一体的に設けられた形状をなし、出力軸34の
反対側面において円盤部32にリング状のライニング材
36が設けられている。このライニング材36はステー
タ部40の端面40aに接触するようになっている。ま
た、出力軸34は、ケース20の上面蓋22の中央穴2
4によってガイドされて、軸方向に移動できるようにな
っている。この場合、出力軸34とともに円盤部32も
ステータ部40から離れるように動き、ライニング材3
6がステータ部40の端面40aに接触しないようにな
れば、楕円振動が伝えられないので出力軸34は回転し
ないことになる。
【0016】次に、ステータ部40は、例えばセラミッ
クス等の圧電体を用いてリング状に形成された圧電素子
41、42と、一方の圧電素子42の両側面に接触する
ように配置された電極板43、44とを有している。ま
た、これら圧電素子41、42、電極板43、44を挟
むように、第1の金属ブロック46及び第2の金属ブロ
ック47が配置され、結合ボルト45によって締め付け
固定されている。さらに、第2の金属ブロック47の隣
には、上記結合ボルト45によって第3の金属ブロック
48が固定されている。
【0017】なお、結合ボルト45と、圧電素子41、
42及び電極板43、44との間は、カラー49によっ
て絶縁されている。そして、一方の圧電素子42は電極
板43、44にて挟まれているので、電圧を印可するこ
とができる。また、他方の圧電素子41は、一方の面が
一方の電極板43に接触し、他方の面は、第1の金属ブ
ロック46に接触している。この第1の金属ブロック4
6は、結合ボルト45を介して第2の金属ブロック47
に電気的に接続され、この第2の金属ブロック47が他
方の電極板44に接触している。したがって、第1の金
属ブロック46は、他方の電極板44と同じ電位となる
ので、結局、この圧電素子41は、両電極板43、44
にて電圧を印可することができる。
【0018】第1の金属ブロック46は、解放端面がス
テータ部40の端面40aを形成するもので、この端面
40aの中央には凹部46aが形成されている。そし
て、この凹部46aの中に、付勢手段が設けられてい
る。
【0019】この付勢手段は、圧縮されたコイルスプリ
ング50が、軸受けとしてのスラスト軸受52及びプレ
ス部54を介して、ロータ部30をステータ部40から
離れる方向に力を加えるものである。また、コイルスプ
リング50は、結合ボルト45に固定されたロッド56
によってガイドされている。
【0020】こうして、付勢されたロータ部30は、ス
テータ部40と接触しないので回転しないようになって
いる。ただし、コイルスプリング50の付勢力に抗する
方向に力が加えられると、ロータ部30はステータ部4
0に接触して回転するようになる。例えば、工具12
を、加工対象物に押し当てるなどすれば、ロータ部30
は回転する。したがって、ステータ部40を駆動した状
態であっても、工具12が加工対象物から離れるとその
回転が止まるので、回転工具としての安全性を高めるこ
とができる。
【0021】次に、第2の金属ブロック47には、取付
部47aが設けられており、この取付部47aをケース
20の筒部26の内面に形成された段26aとスペーサ
28とで挟むことで、第2の金属ブロック47がケース
20内部に固定され、超音波モータ18全体が保持され
る。なお、取付部47aは、ステータ部40の振動の節
の位置に設けて、振動を減衰させないようにすることが
好ましい。
【0022】第3の金属ブロック48の外周面には、図
示しない複数の斜めスリット溝が形成されており、この
斜めスリット溝によって楕円振動が生じるようになって
いる。つまり、交流電圧の印加された圧電素子41、4
2の縦振動から、斜めスリットによって捩り振動が生
じ、両振動が合成されてステータ部40の端面40aに
楕円振動が生じる。あるいは、圧電素子41、42の捩
り振動から、斜めスリットによって縦振動が生じ、両振
動が合成されてステータ部40の端面40aに楕円振動
が生じるのである。
【0023】本実施形態は、上記のように構成されてお
り、以下その作用について説明する。本実施形態では、
駆動手段として超音波モータ18が使用されているの
で、これを駆動するために、圧電素子41、42に高周
波交流電圧を印加する。そうすると、ステータ部40の
端面40aに楕円振動が生じるが、コイルスプリング5
0の付勢力によって、ステータ部40から離れたロータ
部30は回転しない。そして、工具12の先端を加工対
象に押しつけると、コイルスプリング50の付勢力に対
抗するようにロータ部30が移動してステータ部40に
接触する。こうして、ロータ部30は回転するようにな
る。また、切削が完了して、工具12を加工対象から離
すと、再びコイルスプリング50の付勢力によって、ロ
ータ部30がステータ部40から離れて工具12の回転
が止まる。こうして、工具12が加工対象と接触しない
ときには常にその回転が止まっているので、安全性を向
上させることができる。
【0024】また、本実施形態では、超音波モータ18
の振動が工具12に伝達されるので、切削方向に振動力
が加えられることで作業性が向上する。また、ドリルと
しての工具12の代わりにドライバとしての工具16を
取り付けた場合でも、例えば木ねじをねじ込むような場
合には、ねじ込む方向に振動力を加えることで作業性を
向上させることができる。
【0025】なお、本発明で用いられる超音波モータ
は、上記実施形態のものに限定されるものではない。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施形態の回転工具を示す図
である。
【符号の説明】
12、16 工具 18 超音波モータ 30 ロータ部 40 ステータ部 40a 端面(ステータ面) 50 コイルスプリング(付勢手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本多 敬介 愛知県豊橋市大岩町字小山塚20番地 本多 電子株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータ面に振動が生じるステータ部と
    該ステータ部によって回転させられるロータ部とを有す
    る超音波モータと、前記ロータ部に取り付けられて回転
    する工具と、を有することを特徴とする回転工具。
  2. 【請求項2】 ステータ面に振動が生じるステータ部
    と、前記ステータ面に接触して回転でき、かつ、前記ス
    テータ面から所定間隔離れるように移動できるロータ部
    と、を有する超音波モータと、 前記ロータ部を前記ステータ面から離れる方向に付勢す
    る付勢手段と、 前記ロータ部に取り付けられて回転する工具と、を有す
    ることを特徴とする回転工具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の回転工具
    において、 前記工具は、前記ロータ部に対して脱着可能に取り付け
    られることを特徴とする回転工具。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の回転工具において、 前記工具は、ドリル又はドライバであることを特徴とす
    る回転工具。
JP7350947A 1995-12-25 1995-12-25 回転工具 Withdrawn JPH09174462A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7350947A JPH09174462A (ja) 1995-12-25 1995-12-25 回転工具

Applications Claiming Priority (1)

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JP7350947A JPH09174462A (ja) 1995-12-25 1995-12-25 回転工具

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JPH09174462A true JPH09174462A (ja) 1997-07-08

Family

ID=18413998

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JP7350947A Withdrawn JPH09174462A (ja) 1995-12-25 1995-12-25 回転工具

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Cited By (5)

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Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030304