JPH06197572A - 振動式駆動装置 - Google Patents

振動式駆動装置

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Publication number
JPH06197572A
JPH06197572A JP4358324A JP35832492A JPH06197572A JP H06197572 A JPH06197572 A JP H06197572A JP 4358324 A JP4358324 A JP 4358324A JP 35832492 A JP35832492 A JP 35832492A JP H06197572 A JPH06197572 A JP H06197572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating
driving
drive
vibration
rotating body
Prior art date
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Pending
Application number
JP4358324A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Endo
広樹 遠藤
Keisuke Honda
敬介 本多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Honda Electronics Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Honda Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd, Honda Electronics Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP4358324A priority Critical patent/JPH06197572A/ja
Publication of JPH06197572A publication Critical patent/JPH06197572A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動式駆動装置において、複雑な動作を可能
にすること。 【構成】 回転体30を回転方向33に駆動する駆動面
11を有する第1振動式駆動手段10と前記回転体30
をスラスト方向34に駆動する駆動面21を有する第2
駆動手段20とを具備する振動式駆動装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動式駆動装置に関
し、特に複雑な動作が可能な振動式駆動装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の振動式駆動装置は超音波モーター
のステーターとして使用されている。図4はこの従来例
を示す。図4において、振動式駆動装置40は、2枚の
リング状圧電体振動子43,45、この圧電体振動子4
3,45に挟まれるように配設されている分割電極44
a,44b、圧電体振動子45の図示下面に接するよう
に配設されているリング状電極46、この電極46の図
示下面に接するように配置されている金属ブロック47
及び圧電体振動子43の図示上面に接するように配置さ
れている金属ブロック42からなる。この金属ブロック
42の図示上面が駆動面41である。また金属ブロック
42と金属ブロック47とは金属ロッド48により結合
されている。回転体50の回転面51は前記駆動面41
に加圧当接されている。また電極46が接地されてい
る。このとき金属ロッド48を介して金属ブロック42
も接地される。更に高周波電源49が分割電極44a
(又は44b)と電極46間に印加される。この状態
で、駆動面41に縦振動及び屈曲振動が現れるので、駆
動面41の任意の一点は高周波の楕円軌道を描いて運動
する。このとき駆動面41の内回転体50の回転面51
に当接している部分は、前記楕円軌道運動の1回転によ
り、回転面51に当接する接触圧の強弱変化サイクルを
1回行う。そして前記楕円軌道運動により回転面51を
回転駆動する力は、この接触圧が弱いときに小さく、こ
の接触圧が強いときに大きい。更に回転体50には慣性
があるので、回転面51は、この接触圧が強いときの前
記楕円軌道運動の方向に回転駆動される。このため回転
体50は一方向に回転する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例においては、回転体50を回転駆動するのみで、こ
れ以外の動作を組み合わせて、回転体50を複雑に動作
させることができなかった。したがって本発明の課題
は、上述の従来例の欠点をなくし回転体を複雑に動作さ
せることができる振動式駆動装置を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の構成は、回転体を回転方向に回転するように駆
動する駆動面を有する第1振動式駆動手段と、前記回転
体をスラスト方向に移動するように駆動する駆動面を有
する第2振動式駆動手段とを具備する振動式駆動装置で
ある。
【0005】
【作用】上記構成の振動式駆動装置においては、第1振
動式駆動手段の駆動面が回転体を回転方向に回転駆動
し、第2振動式駆動手段の駆動面が前記回転体をスラス
ト方向に駆動する。このため前記回転体に回転とスラス
ト方向の移動との両方の動作をさせることができる。
【0006】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1は本発明の一実施例の全体を示し、図
2はこの一実施例に使用される第1駆動手段の分解組立
を示し、図3はこの一実施例に使用される第2駆動手段
の分解組立を示す。図1において、振動式駆動装置1
は、第1駆動手段10及び第2駆動手段20からなる。
図2に示すように、第1駆動手段10は、先端部分に階
段状ホーン12が形成された円柱状金属ブロック13、
リング状圧電体振動子14、分割電極15a,15b、
リング状圧電体振動子16、リング状電極17及び金属
ブロック18が順次当接するように積層されている。金
属ロッド19の両端には、一対のねじ19a、19bが
形成されている。また金属ブロック13の図示下面にね
じ穴13aが形成され、金属ブロック18の図示上面に
ねじ穴18aが形成されている。ねじ19aはねじ穴1
3aにねじ込まれ、ねじ19bはねじ穴18aにねじ込
まれる。このようにしてロッド19は、金属ブロック1
3と金属ブロック18を強固に連結する。またこの連結
によって、圧電体振動子14、分割電極15a,15
b、圧電体振動子16及び電極17は、金属ブロック1
3と金属ブロック18とによって挟まれているので、強
固に固定される。また、駆動面11はホーン12の先端
に形成されている。図3に示すように、第2駆動手段2
0は、先端に階段状ホーン22が形成された円柱状金属
ブロック23、リング状圧電体振動子24、分割電極2
5a,25b、リング状圧電体振動子26、リング状電
極27及び金属ブロック28が順次当接するように積層
されている。上述のロッド19と同様に金属ロッド29
は、金属ブロック23と金属ブロック28を強固に連結
する。なおロッド29の一方のねじ29aは金属ブロッ
ク23のねじ穴23aにねじ込まれ、一方ロッド29の
他方のねじ29bは金属ブロック28のねじ穴28aに
ねじ込まれる。またこの連結によって、圧電体振動子2
4、分割電極25a,25b、圧電体振動子26及び電
極27は、金属ブロック23と金属ブロック28とによ
って挟まれているので、強固に固定される。また、駆動
面21はホーン22の先端に形成されている。
【0007】回転体30は、円柱状回転軸31とこの回
転軸31の先端に固定された円板状回転板32からな
る。前記第1駆動手段10の駆動面11は、この回転軸
31を回転方向に駆動するように、この回転軸31に圧
接されている。一方、前記第2駆動手段20の駆動面2
1は、この回転軸31をスラスト方向に駆動するよう
に、この回転軸31に圧接されている。このため、前記
駆動面11と駆動面21とは、前記回転軸31を挟むよ
うに配置されている。
【0008】以上の構成により、第1駆動手段10にお
いて、電極17を接地する。このとき金属ロッド19が
導電性なので、このロッド19を介して金属ブロック1
3も接地される。更に分割電極15a(又は分割電極1
5b)に高周波数の交流電圧を印加すると、圧電体振動
子14,16により縦振動及び屈曲振動が発生する。第
1駆動手段10の長さ(金属ブロック18の図示下端か
ら駆動面11までの長さ)を適当に選ぶと、第1駆動手
段10は、前記縦振動及び屈曲振動に共振する。このた
め、この縦振動及び屈曲振動の最大振幅が駆動面11に
現れる。更にホーン12の図示横断面積が金属ブロック
13の図示横断面積よりも小さくなっているので、駆動
面11上の縦振動及び屈曲振動による変位は増大される
ことになる。同様に第2駆動手段20において、電極2
7を接地して、分割電極25a(又は分割電極25b)
に高周波数(例えば1万Hz〜2万Hz)の交流電圧を
印加すると、圧電体振動子24,26により縦振動及び
屈曲振動が発生する。第2駆動手段20の長さ(金属ブ
ロック28の図示下端から駆動面21までの長さ)を適
当に選ぶと、第2駆動手段20は、前記縦振動及び屈曲
振動に共振する。このため、この縦振動及び屈曲振動の
最大振幅が駆動面21に現れる。更にホーン22の図示
横断面積が金属ブロック23の図示横断面積よりも小さ
くなっているので、駆動面21上の縦振動及び屈曲振動
による変位は増大されることになる。
【0009】このようにして、駆動面11上の縦振動及
び屈曲振動による変位によって、駆動面11上の任意の
一点は、楕円軌道を描いて運動する。このため、駆動面
11は、回転体30の回転軸31を回転方向33に回転
するように駆動する。したがって回転板32が回転方向
33に回転する。また、駆動面21上の縦振動及び屈曲
振動による変位によって、駆動面21上の任意の一点
は、楕円軌道を描いて運動する。このため、駆動面21
は、回転体30の回転軸31をスラスト方向34に移動
するように駆動する。したがって回転板32はスラスト
方向34に移動する。前記回転方向33の図示時計方向
もしくは反時計方向の切換は、前記交流電圧を印加する
分割電極15aと分割電極15bの切換により可能であ
り、一方前記スラスト方向34の図示前方もしくは後方
の切換は前記交流電圧を印加する分割電極25aと分割
電極25bの切換により可能である。また回転方向33
の駆動のみ行うときは、第1駆動手段10のみで回転軸
31を駆動し、逆にスラスト方向34の駆動のみ行うと
きは、第2駆動手段20のみで回転軸31を駆動する。
なお、このとき駆動手段10,20のうち回転軸31を
駆動しないものは、分割電極15a(または25a)及
び分割電極15b(または25b)の両方に高周波電圧
を印加することにより、縦振動のみ生じさせて、前記回
転方向33もしくはスラスト方向34の駆動の負荷にな
らないようにする。また第1駆動手段10及び第2駆動
手段20は、圧電体振動子14,16,24,26によ
る振動を振動源としているので、磁界に影響されず、応
答性及び制御性にすぐれているとともに、交流電圧を印
加しないときは、上述のように駆動面11,21を回転
軸31に圧接することにより、回転軸31の保持トルク
の高いブレーキとして動作する。なお回転体30を回転
方向33及びスラスト方向34に駆動するには、上述の
ように第1及び第2駆動手段10,20の駆動面11,
21で回転軸31を駆動する場合に限られず、前記駆動
面11,21により直接に回転体30の回転板32を駆
動してもよい。
【0010】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の振
動式駆動装置によれば、回転体を回転方向のみならず、
スラスト方向にも駆動することができる。このため回転
体に複雑な動作をさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】前記一実施例に使用される第1駆動手段の分解
組立を示す斜視図である。
【図3】前記一実施例に使用される第2駆動手段の分解
組立を示す斜視図である。
【図4】従来例の正面図である。
【符号の説明】
1 振動式駆動装置 10 第1駆動手段 11 第1駆動手段の駆動面 20 第2駆動手段 21 第2駆動手段の駆動面 30 回転体 31 回転体の回転軸 32 回転体の回転板 33 回転方向 34 スラスト方向

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体を回転方向に回転するように駆動
    する駆動面を有する第1振動式駆動手段と、前記回転体
    をスラスト方向に移動するように駆動する駆動面を有す
    る第2振動式駆動手段とを具備することを特徴とする振
    動式駆動装置。
JP4358324A 1992-12-25 1992-12-25 振動式駆動装置 Pending JPH06197572A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4358324A JPH06197572A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 振動式駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP4358324A JPH06197572A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 振動式駆動装置

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JPH06197572A true JPH06197572A (ja) 1994-07-15

Family

ID=18458716

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4358324A Pending JPH06197572A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 振動式駆動装置

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JP (1) JPH06197572A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4836025A (en) * 1986-03-14 1989-06-06 Nissan Motor Co., Ltd. Accelerometer

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4836025A (en) * 1986-03-14 1989-06-06 Nissan Motor Co., Ltd. Accelerometer

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