JP3029677B2 - 超音波トランスデューサ及びその駆動方法ならびに超音波アクチュエータ - Google Patents
超音波トランスデューサ及びその駆動方法ならびに超音波アクチュエータInfo
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- JP3029677B2 JP3029677B2 JP3016685A JP1668591A JP3029677B2 JP 3029677 B2 JP3029677 B2 JP 3029677B2 JP 3016685 A JP3016685 A JP 3016685A JP 1668591 A JP1668591 A JP 1668591A JP 3029677 B2 JP3029677 B2 JP 3029677B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種のアクチュエータの
駆動源として用いられる超音波トランスデューサ及びそ
の駆動方法ならびに超音波アクチュエータに関する。
駆動源として用いられる超音波トランスデューサ及びそ
の駆動方法ならびに超音波アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、超音波アクチュエータや超音波モ
ータが各種の産業分野において利用され、また、その開
発も活発に行なわれている。
ータが各種の産業分野において利用され、また、その開
発も活発に行なわれている。
【0003】これらを構造的に大別すると、振動方向変
換型、複合振動子型進行波型とに分類される。
換型、複合振動子型進行波型とに分類される。
【0004】一方の振動方向変換型の超音波アクチュエ
ータは、縦方向振動のみを利用するものであり、移動可
能な可動体の表面に縦振動する接触子を可動体の移動方
向と傾斜して接触させることにより、可動体を回転及び
直線的に駆動させるように形成されている。
ータは、縦方向振動のみを利用するものであり、移動可
能な可動体の表面に縦振動する接触子を可動体の移動方
向と傾斜して接触させることにより、可動体を回転及び
直線的に駆動させるように形成されている。
【0005】他方の複合振動子型の超音波モータは、ね
じり振動と縦振動及び縦振動と縦振動とを組合せて利用
するものであり、ロータを回転及び直線的に駆動させる
ように形成されている。
じり振動と縦振動及び縦振動と縦振動とを組合せて利用
するものであり、ロータを回転及び直線的に駆動させる
ように形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、前記
振動方向変換型の超音波アクチュエータは、縦振動する
接触子をスライダ等の可動体に対して傾斜させて接触さ
せなければならず、相互の位置関係を適正なものに調整
することが困難であり、構造も複雑なものとならざるを
得ず、また、可動体に付与する力の動作方向を変更する
ためには、接触子と可動体との接触方向を変更させた
り、複数の超音波アクチュエータを接触方向を異ならせ
て配置させなければならないという問題点を有してい
た。
振動方向変換型の超音波アクチュエータは、縦振動する
接触子をスライダ等の可動体に対して傾斜させて接触さ
せなければならず、相互の位置関係を適正なものに調整
することが困難であり、構造も複雑なものとならざるを
得ず、また、可動体に付与する力の動作方向を変更する
ためには、接触子と可動体との接触方向を変更させた
り、複数の超音波アクチュエータを接触方向を異ならせ
て配置させなければならないという問題点を有してい
た。
【0007】また、複合振動子型の超音波モータにおい
ては、ねじり振動子と縦振動子とを共に電気的に駆動さ
せなければならず、消費電力が大きいという問題点を有
していた。
ては、ねじり振動子と縦振動子とを共に電気的に駆動さ
せなければならず、消費電力が大きいという問題点を有
していた。
【0008】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、駆動源としては縦方向振動を励振させるだけで
十分でありながら、例えば可動体等の外部に向けて付与
する出力の動作方向を簡単に切り替えることができ、ア
クチュエータとして用いた場合の適用範囲が広く、効率
もよく、構造も簡単な超音波トランスデューサ及びその
駆動方法ならびに超音波アクチュエータを提供すること
を目的とする。
であり、駆動源としては縦方向振動を励振させるだけで
十分でありながら、例えば可動体等の外部に向けて付与
する出力の動作方向を簡単に切り替えることができ、ア
クチュエータとして用いた場合の適用範囲が広く、効率
もよく、構造も簡単な超音波トランスデューサ及びその
駆動方法ならびに超音波アクチュエータを提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明の超音波トランスデューサ
は、電気的に駆動される縦振動子によって縦方向振動を
出力する縦方向励振手段と、前記縦振動子から出力され
る縦方向振動によって加振される圧電素子と、前記縦振
動方向に対向するようにして前記圧電素子に装着されて
いる電極であって、一方の電極が複数に分割されている
電極と、前記複数に分割された電極を分割されていない
電極とそれぞれ短絡させるタイミングに位相差をもって
短絡させるスイッチング手段とを有しており、前記縦方
向振動を受けて、その振動と交差する方向に振動するた
わみ振動を出力させる振動方向制御手段とによって形成
されていることを特徴とする。
に、請求項1に記載の本発明の超音波トランスデューサ
は、電気的に駆動される縦振動子によって縦方向振動を
出力する縦方向励振手段と、前記縦振動子から出力され
る縦方向振動によって加振される圧電素子と、前記縦振
動方向に対向するようにして前記圧電素子に装着されて
いる電極であって、一方の電極が複数に分割されている
電極と、前記複数に分割された電極を分割されていない
電極とそれぞれ短絡させるタイミングに位相差をもって
短絡させるスイッチング手段とを有しており、前記縦方
向振動を受けて、その振動と交差する方向に振動するた
わみ振動を出力させる振動方向制御手段とによって形成
されていることを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の本発明の超音波トランス
デューサの駆動方法は、複数に分割された電極を2つと
した請求項1に記載の超音波トランスデューサを駆動す
る方法であって、前記スイッチング手段による短絡の切
り替えタイミングを、前記縦方向圧電素子が縦方向に伸
びようとする時に、前記2つに分割された電極のいずれ
か一方の電極をONとし他方の電極をOFFとさせ、逆
に縦方向圧電素子が縦方向に縮もうとする時に、前記一
方の電極をOFFとし前記他方の電極をONとさせるよ
うにすることを特徴とする。
デューサの駆動方法は、複数に分割された電極を2つと
した請求項1に記載の超音波トランスデューサを駆動す
る方法であって、前記スイッチング手段による短絡の切
り替えタイミングを、前記縦方向圧電素子が縦方向に伸
びようとする時に、前記2つに分割された電極のいずれ
か一方の電極をONとし他方の電極をOFFとさせ、逆
に縦方向圧電素子が縦方向に縮もうとする時に、前記一
方の電極をOFFとし前記他方の電極をONとさせるよ
うにすることを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の本発明の超音波アクチュ
エータは、電気的に駆動される縦振動子によって縦方向
振動を出力する縦方向励振手段と、前記縦振動子から出
力される縦方向振動によって加振される圧電素子と、前
記縦振動方向に対向するようにして前記圧電素子に装着
されている電極であって、一方の電極が複数に分割され
ている電極と、前記複数に分割された電極を分割されて
いない電極とそれぞれ短絡させるタイミングに位相差を
もって短絡させるスイッチング手段とを有しており、前
記縦方向振動を受けて、その振動と交差する方向に振動
するたわみ振動を出力させる振動方向制御手段と、この
振動方向制御手段によってたわみ振動させられる振動子
とを有する超音波トランスデューサと、回転自在なロー
タであって、その軸方向と前記超音波トランスデューサ
の軸方向とを直交するようにして当該ロータの外周面に
前記振動子の接触端面を法線方向から押圧されているロ
ータとを有することを特徴とする。
エータは、電気的に駆動される縦振動子によって縦方向
振動を出力する縦方向励振手段と、前記縦振動子から出
力される縦方向振動によって加振される圧電素子と、前
記縦振動方向に対向するようにして前記圧電素子に装着
されている電極であって、一方の電極が複数に分割され
ている電極と、前記複数に分割された電極を分割されて
いない電極とそれぞれ短絡させるタイミングに位相差を
もって短絡させるスイッチング手段とを有しており、前
記縦方向振動を受けて、その振動と交差する方向に振動
するたわみ振動を出力させる振動方向制御手段と、この
振動方向制御手段によってたわみ振動させられる振動子
とを有する超音波トランスデューサと、回転自在なロー
タであって、その軸方向と前記超音波トランスデューサ
の軸方向とを直交するようにして当該ロータの外周面に
前記振動子の接触端面を法線方向から押圧されているロ
ータとを有することを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、縦振動子に
所定の振動周波数を有する駆動電圧を印加すると、縦振
動子より縦方向振動が励振される。この縦方向振動が振
動方向制御手段の圧電素子に伝達されると、圧電素子が
縦方向に歪もうとする。この際、圧電素子は複数に分割
されている電極についてみると、短絡されている電極部
分と短絡されていない電極部分とにおいて縦方向の歪み
量が相違するので、縦振動子の縦方向振動と交差する方
向にたわむ。そして、スイッチング手段のスイッチング
動作によって、複数に分割されている電極と分割されて
いない電極との短絡に位相差を設けて短絡状態を切り替
えることにより、圧電素子のたわみ方向が逆方向とさ
れ、このスイッチング動作を繰返すことによって、たわ
み振動が発生する。その結果、前記縦方向振動とたわみ
振動とが合成されて振動方向制御手段がリサージュを描
いて振動する。
所定の振動周波数を有する駆動電圧を印加すると、縦振
動子より縦方向振動が励振される。この縦方向振動が振
動方向制御手段の圧電素子に伝達されると、圧電素子が
縦方向に歪もうとする。この際、圧電素子は複数に分割
されている電極についてみると、短絡されている電極部
分と短絡されていない電極部分とにおいて縦方向の歪み
量が相違するので、縦振動子の縦方向振動と交差する方
向にたわむ。そして、スイッチング手段のスイッチング
動作によって、複数に分割されている電極と分割されて
いない電極との短絡に位相差を設けて短絡状態を切り替
えることにより、圧電素子のたわみ方向が逆方向とさ
れ、このスイッチング動作を繰返すことによって、たわ
み振動が発生する。その結果、前記縦方向振動とたわみ
振動とが合成されて振動方向制御手段がリサージュを描
いて振動する。
【0013】請求項2に記載の本発明の超音波トランス
デューサの駆動方法によれば、複数に分割された電極を
2つとした請求項1に記載の超音波トランスデューサ
は、前記スイッチング手段による短絡の切り替えタイミ
ングを、前記縦方向圧電素子が縦方向に伸びようとする
時に、前記2つに分割された電極のいずれか一方の電極
をONとし他方の電極をOFFとさせ、逆に縦方向圧電
素子が縦方向に縮もうとする時に、前記一方の電極をO
FFとし前記他方の電極をONとさせるようにすること
により、振動方向制御手段が楕円を描いて振動する。
デューサの駆動方法によれば、複数に分割された電極を
2つとした請求項1に記載の超音波トランスデューサ
は、前記スイッチング手段による短絡の切り替えタイミ
ングを、前記縦方向圧電素子が縦方向に伸びようとする
時に、前記2つに分割された電極のいずれか一方の電極
をONとし他方の電極をOFFとさせ、逆に縦方向圧電
素子が縦方向に縮もうとする時に、前記一方の電極をO
FFとし前記他方の電極をONとさせるようにすること
により、振動方向制御手段が楕円を描いて振動する。
【0014】請求項3に記載の本発明の超音波アクチュ
エータによれば、振動方向制御手段によって振動子をた
わみ振動させるとロータが回転させられる。
エータによれば、振動方向制御手段によって振動子をた
わみ振動させるとロータが回転させられる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図12につ
いて説明する。
いて説明する。
【0016】図1から図4は本発明の一実施例を示す。
【0017】本実施例の超音波トランスデューサは、縦
方向振動を出力する縦方向励振手段1と、前記縦方向振
動を受けて、その振動方向と交差する方向に振動するた
わみ振動を出力させる振動方向制御手段2とによって形
成されている。
方向振動を出力する縦方向励振手段1と、前記縦方向振
動を受けて、その振動方向と交差する方向に振動するた
わみ振動を出力させる振動方向制御手段2とによって形
成されている。
【0018】更に説明すると、一方の縦方向励振手段1
はボルト締めランジュバン型縦振動子(日本特殊陶業
(株)製:No.D2328PC)をもって形成されて
おり、直径約30mm程度の円柱状に形成されており、そ
の軸方向の任意位置に縦方向すなわち軸方向に振動する
縦方向圧電素子3が設けられている。この縦方向圧電素
子3には2つの電極4a、4bが軸方向に対向するよう
にして装着されていて、両者間に電源5により所定の振
動周波数を有する励振用の駆動電圧が印加されるように
なっている。
はボルト締めランジュバン型縦振動子(日本特殊陶業
(株)製:No.D2328PC)をもって形成されて
おり、直径約30mm程度の円柱状に形成されており、そ
の軸方向の任意位置に縦方向すなわち軸方向に振動する
縦方向圧電素子3が設けられている。この縦方向圧電素
子3には2つの電極4a、4bが軸方向に対向するよう
にして装着されていて、両者間に電源5により所定の振
動周波数を有する励振用の駆動電圧が印加されるように
なっている。
【0019】他方の振動方向制御手段2は、縦方向励振
手段1の一方の軸方向端面、すなわち放射端面に密着し
て装着されている圧電素子6と、この圧電素子6の他端
面に密着されている振動子7とによって形成されてい
る。圧電素子6の縦方向励振手段1との対向面には1つ
の電極8aが装着されており、また、圧電素子6の軸方
向中間部には、図2に示すように、縦方向圧電素子3の
縦振動方向と交差(本実施例においては直交)する面内
において2つに分割された電極8b、8cが装着されて
いる。そして、圧電素子6の外部には、圧電素子6の一
端面側に装着された電極8aに対して、分割されている
2つの電極8b、8cを電気的に短絡させるスイッチン
グ手段9が設けられている。すなわち、このスイッチン
グ手段9においては、接点9aを基端として揺動する可
動接点10を、電極8b、8cに接続されている接点9
b、9cとの接続状態を切り替えるようにして形成され
ている。図1においては、スイッチング手段9をシンボ
ル化して図示しているが、実際にはスイッチングトラン
ジスタ等を用いて電子的に接続の切り替えが行なわれ
る。振動子7は先端が略U字形に形成されて2つの略矩
形の接触端面7a、7aを有している。
手段1の一方の軸方向端面、すなわち放射端面に密着し
て装着されている圧電素子6と、この圧電素子6の他端
面に密着されている振動子7とによって形成されてい
る。圧電素子6の縦方向励振手段1との対向面には1つ
の電極8aが装着されており、また、圧電素子6の軸方
向中間部には、図2に示すように、縦方向圧電素子3の
縦振動方向と交差(本実施例においては直交)する面内
において2つに分割された電極8b、8cが装着されて
いる。そして、圧電素子6の外部には、圧電素子6の一
端面側に装着された電極8aに対して、分割されている
2つの電極8b、8cを電気的に短絡させるスイッチン
グ手段9が設けられている。すなわち、このスイッチン
グ手段9においては、接点9aを基端として揺動する可
動接点10を、電極8b、8cに接続されている接点9
b、9cとの接続状態を切り替えるようにして形成され
ている。図1においては、スイッチング手段9をシンボ
ル化して図示しているが、実際にはスイッチングトラン
ジスタ等を用いて電子的に接続の切り替えが行なわれ
る。振動子7は先端が略U字形に形成されて2つの略矩
形の接触端面7a、7aを有している。
【0020】次に、このように形成されている本実施例
の作用を説明する。
の作用を説明する。
【0021】先ず、縦方向励振手段1の縦方向圧電素子
3に振動方向制御手段2の圧電素子6の固有振動数fと
ほぼ等しい振動周波数を有する駆動電圧を、電源5から
両電極4a、4bを通して印加する。これにより、縦方
向圧電素子3が前記固有振動数fとほぼ等しい振動周波
数で縦振動する。この縦方向圧電素子3の縦振動は縦方
向励振手段1を伝わり振動方向制御手段2の圧電素子6
および振動子7へ順に伝達される。これにより、圧電素
子6は自己の固有振動数をもって振動されて、縦方向に
歪もうとする。この状態において、スイッチング手段9
の可動接点10を動作させて、電極8b、8cのいずれ
か一方を電極8aと短絡させる。今、電極8bを電極8
aと短絡させたとして図3および図4をもって説明する
と、圧電素子6は電極8aと短絡された電極8bが装着
されている部分のヤング率が、電極8aと短絡されてい
ない電極8cが装着されている部分のヤング率より小さ
くなる。これにより、圧電素子6は電極8b側の縦方向
長さが電極8c側の縦方向長さより短くなるように歪
み、圧電素子6は縦方向圧電素子3の縦方向振動と交差
する方向、すなわち図3および図4の矢印方向にたわ
む。これにより圧電素子6に密着されている振動子7の
接触端面7aは図3および4において矢印方向に移動し
ようとする。また、スイッチング手段9により一方の電
極8bを開放して、他方の電極8cを電極8aと短絡さ
せるように接続状態を切り替えると、圧電素子6は前記
とは逆方向にたわむこととなる。このようにして、振動
方向制御手段2の圧電素子6はたわみ振動をひき起し、
このたわみ振動と縦方向励振手段1の縦方向圧電素子3
の縦振動とが合成されて、振動方向制御手段2の出力端
すなわち本実施例においては振動子7の各接触端面7
a、7aがリサージュを描いて振動する。特に、スイッ
チング手段9における可動接点10による各接点9b,
9cの切り替えタイミング、すなわち各電極8b,8c
への通電状態を、縦方向圧電素子3が縦方向に伸びよう
とする時にいずれか一方の電極をONとし他方の電極を
OFFとさせ、逆に縦方向圧電素子3が縦方向に縮もう
とする時に前記一方の電極をOFFとし前記他方の電極
をONとさせるようにすると、振動子7の各接触端面7
a、7aが楕円を描いて振動する。本実施例において
は、縦方向圧電素子3が縦方向に伸びようとする時に電
極8bをONとさせると、振動子7の各接触端面7a、
7aは図3および図4において時計回りの楕円を描いて
振動し、接触子7の接触端面7aに接触される可動体
(図示せず)に対して、同図において右方向に移動する
力を付与する。逆に、縦方向圧電素子3が縦方向に伸よ
うとする時に電極8cをONとさせると、振動子7の各
接触端面7a、7aは図3および図4において反時計回
りの楕円を描いて振動し、振動子7の接触端面7aに接
触される可動体に対して、同図において左方向に移動す
る力を付与する。
3に振動方向制御手段2の圧電素子6の固有振動数fと
ほぼ等しい振動周波数を有する駆動電圧を、電源5から
両電極4a、4bを通して印加する。これにより、縦方
向圧電素子3が前記固有振動数fとほぼ等しい振動周波
数で縦振動する。この縦方向圧電素子3の縦振動は縦方
向励振手段1を伝わり振動方向制御手段2の圧電素子6
および振動子7へ順に伝達される。これにより、圧電素
子6は自己の固有振動数をもって振動されて、縦方向に
歪もうとする。この状態において、スイッチング手段9
の可動接点10を動作させて、電極8b、8cのいずれ
か一方を電極8aと短絡させる。今、電極8bを電極8
aと短絡させたとして図3および図4をもって説明する
と、圧電素子6は電極8aと短絡された電極8bが装着
されている部分のヤング率が、電極8aと短絡されてい
ない電極8cが装着されている部分のヤング率より小さ
くなる。これにより、圧電素子6は電極8b側の縦方向
長さが電極8c側の縦方向長さより短くなるように歪
み、圧電素子6は縦方向圧電素子3の縦方向振動と交差
する方向、すなわち図3および図4の矢印方向にたわ
む。これにより圧電素子6に密着されている振動子7の
接触端面7aは図3および4において矢印方向に移動し
ようとする。また、スイッチング手段9により一方の電
極8bを開放して、他方の電極8cを電極8aと短絡さ
せるように接続状態を切り替えると、圧電素子6は前記
とは逆方向にたわむこととなる。このようにして、振動
方向制御手段2の圧電素子6はたわみ振動をひき起し、
このたわみ振動と縦方向励振手段1の縦方向圧電素子3
の縦振動とが合成されて、振動方向制御手段2の出力端
すなわち本実施例においては振動子7の各接触端面7
a、7aがリサージュを描いて振動する。特に、スイッ
チング手段9における可動接点10による各接点9b,
9cの切り替えタイミング、すなわち各電極8b,8c
への通電状態を、縦方向圧電素子3が縦方向に伸びよう
とする時にいずれか一方の電極をONとし他方の電極を
OFFとさせ、逆に縦方向圧電素子3が縦方向に縮もう
とする時に前記一方の電極をOFFとし前記他方の電極
をONとさせるようにすると、振動子7の各接触端面7
a、7aが楕円を描いて振動する。本実施例において
は、縦方向圧電素子3が縦方向に伸びようとする時に電
極8bをONとさせると、振動子7の各接触端面7a、
7aは図3および図4において時計回りの楕円を描いて
振動し、接触子7の接触端面7aに接触される可動体
(図示せず)に対して、同図において右方向に移動する
力を付与する。逆に、縦方向圧電素子3が縦方向に伸よ
うとする時に電極8cをONとさせると、振動子7の各
接触端面7a、7aは図3および図4において反時計回
りの楕円を描いて振動し、振動子7の接触端面7aに接
触される可動体に対して、同図において左方向に移動す
る力を付与する。
【0022】従って、本実施例においては、縦方向励振
手段1の縦方向圧電素子3に振動方向制御手段2の圧電
素子6の固有振動数fとほぼ等しい振動周波数を有する
駆動電圧を印加するだけによって、振動子7の各接触端
面7a、7aが楕円を描いて振動し、また、スイッチン
グ手段9によって両電極8b,8cと電極8aとの短絡
タイミングを制御することにより、振動子7の接触端面
7aに接触される可動体に対して付与される力の方向を
可変制御することができる。
手段1の縦方向圧電素子3に振動方向制御手段2の圧電
素子6の固有振動数fとほぼ等しい振動周波数を有する
駆動電圧を印加するだけによって、振動子7の各接触端
面7a、7aが楕円を描いて振動し、また、スイッチン
グ手段9によって両電極8b,8cと電極8aとの短絡
タイミングを制御することにより、振動子7の接触端面
7aに接触される可動体に対して付与される力の方向を
可変制御することができる。
【0023】次に、本実施例の超音波トランスデューサ
がアクチュエータとして作用することを、実験データを
もって説明する。
がアクチュエータとして作用することを、実験データを
もって説明する。
【0024】振動方向制御手段2の圧電素子6の分割さ
れた2つの電極8b,8cのうちの片方を短絡させた場
合の縦方向圧電素子3のアドミタンス特性の実測値は図
5のようになり、両方の電極8b,8cを開放した場合
の縦方向圧電素子3のアドミタンス特性の実測値は図6
のようになり、圧電素子6の両電極8b,8c間のアド
ミタンス特性は図7のようになる。
れた2つの電極8b,8cのうちの片方を短絡させた場
合の縦方向圧電素子3のアドミタンス特性の実測値は図
5のようになり、両方の電極8b,8cを開放した場合
の縦方向圧電素子3のアドミタンス特性の実測値は図6
のようになり、圧電素子6の両電極8b,8c間のアド
ミタンス特性は図7のようになる。
【0025】図5および図6に示すように、2つのモー
ドの共振周波数が接近しており、両電極8b,8cの片
方を電極8aと短絡させることにより、縦振動を駆動し
ながらたわみ振動を励振することができている様子がわ
かる。
ドの共振周波数が接近しており、両電極8b,8cの片
方を電極8aと短絡させることにより、縦振動を駆動し
ながらたわみ振動を励振することができている様子がわ
かる。
【0026】更に、本実施例の超音波トランスデューサ
がアクチュエータとして作用することを、モータとして
作動させるとともに、その時の実験データをもって説明
する。
がアクチュエータとして作用することを、モータとして
作動させるとともに、その時の実験データをもって説明
する。
【0027】図8は本実施例の超音波トランスデューサ
により、円柱状のロータ11を回転させるように形成し
たモータである。ロータ11は細径部11bの中央に太
径部11aを設けて形成されており、細径部11bを軸
受部材12によって軸支されている。本実施例の超音波
トランスデューサは、振動方向制御手段2の振動子7の
接触端面7aをロータ11の太径部11aの外周面に押
圧させている。この場合、本実施例の超音波トランスデ
ューサの軸方向をロータ11の軸方向と直交させて、太
径部11aの外周面に法線方向より接触させるようにし
ている。
により、円柱状のロータ11を回転させるように形成し
たモータである。ロータ11は細径部11bの中央に太
径部11aを設けて形成されており、細径部11bを軸
受部材12によって軸支されている。本実施例の超音波
トランスデューサは、振動方向制御手段2の振動子7の
接触端面7aをロータ11の太径部11aの外周面に押
圧させている。この場合、本実施例の超音波トランスデ
ューサの軸方向をロータ11の軸方向と直交させて、太
径部11aの外周面に法線方向より接触させるようにし
ている。
【0028】この図8において、縦方向振動手段1の縦
方向圧電素子3に振動方向制御手段2の圧電素子6の固
有振動数fとほぼ等しい振動周波数を有する駆動電圧を
印加すると、ロータ11が回転した。また、圧電素子6
の分割されている両電極8b,8cの電極8aとの短絡
タイミングを調整することにより、ロータ11の回転方
向を簡単に変更することができた。この振動周波数にお
ける本実施例の超音波トランスデューサの縦方向とたわ
み方向との振動分布を調べると、縦方向の1次モードは
図9の(a)のようになり、たわみ方向の2次モードは
図9の(b)のようになり、両モードの振動が励振され
ている様子がわかる。図9において、振幅と位相とは同
一の駆動電圧のもとでの大きさを表している。
方向圧電素子3に振動方向制御手段2の圧電素子6の固
有振動数fとほぼ等しい振動周波数を有する駆動電圧を
印加すると、ロータ11が回転した。また、圧電素子6
の分割されている両電極8b,8cの電極8aとの短絡
タイミングを調整することにより、ロータ11の回転方
向を簡単に変更することができた。この振動周波数にお
ける本実施例の超音波トランスデューサの縦方向とたわ
み方向との振動分布を調べると、縦方向の1次モードは
図9の(a)のようになり、たわみ方向の2次モードは
図9の(b)のようになり、両モードの振動が励振され
ている様子がわかる。図9において、振幅と位相とは同
一の駆動電圧のもとでの大きさを表している。
【0029】また、本実施例の超音波トランスデューサ
の利用範囲は広く、例えば図10に示すように4個の超
音波トランスデューサをロータ11の外周面に周方向等
分位置に配設して、ロータ11へ付与する回転トルクを
増大させるようにしてもよい。また、直線方向に往復動
可能なスライダに本実施例の超音波トランスデューサの
振動方向制御手段2の振動子7の接触端面7aを押圧さ
せることにより、スライダを簡単に往復動させることが
できる。
の利用範囲は広く、例えば図10に示すように4個の超
音波トランスデューサをロータ11の外周面に周方向等
分位置に配設して、ロータ11へ付与する回転トルクを
増大させるようにしてもよい。また、直線方向に往復動
可能なスライダに本実施例の超音波トランスデューサの
振動方向制御手段2の振動子7の接触端面7aを押圧さ
せることにより、スライダを簡単に往復動させることが
できる。
【0030】図11および図12は本発明の超音波トラ
ンスデューサの他の実施例を示している。本実施例にお
いては、振動方向制御手段2の圧電素子6に4個に分割
された電極8b,8c,8d,8eを設けるとともに、
各電極8b,8c,8d,8eと電極8aとの短絡状態
をそれぞれ独立して制御可能なスイッチング手段9を設
けている。
ンスデューサの他の実施例を示している。本実施例にお
いては、振動方向制御手段2の圧電素子6に4個に分割
された電極8b,8c,8d,8eを設けるとともに、
各電極8b,8c,8d,8eと電極8aとの短絡状態
をそれぞれ独立して制御可能なスイッチング手段9を設
けている。
【0031】本実施例においては、各電極8b,8c,
8d,8eと電極8aとの短絡状態をスイッチング手段
9を用いて種々に制御することにより、振動方向制御手
段2の振動子7の接触端面7aを3次元空間内で振動さ
せることができる。従って、本実施例をアクチュエータ
として用いれば、被駆動物に対して2次元の平面内にお
いて自由な方向への移動力を付与することができる。例
えば、4分割の動作と2分割の動作とを組合せることに
より、自走型で、直進・回転運動のできるアクチュエー
タとなる。
8d,8eと電極8aとの短絡状態をスイッチング手段
9を用いて種々に制御することにより、振動方向制御手
段2の振動子7の接触端面7aを3次元空間内で振動さ
せることができる。従って、本実施例をアクチュエータ
として用いれば、被駆動物に対して2次元の平面内にお
いて自由な方向への移動力を付与することができる。例
えば、4分割の動作と2分割の動作とを組合せることに
より、自走型で、直進・回転運動のできるアクチュエー
タとなる。
【0032】なお、振動方向制御手段2の圧電素子6に
配設される電極の分割数は前記各実施例の2個または4
個に限定されるものではない。
配設される電極の分割数は前記各実施例の2個または4
個に限定されるものではない。
【0033】また、本発明は前記各実施例に限定される
ものではなく、必要に応じて変更することができる。
ものではなく、必要に応じて変更することができる。
【0034】
【発明の効果】このように本発明の超音波トランスデュ
ーサ及びその駆動方法ならびに超音波アクチュエータは
構成され作用するものであるから、駆動源としては縦方
向振動手段に所定の振動周波数を有する駆動電圧を印加
して縦方向振動を励振させるものだけで済み、しかも、
振動方向制御手段の振動が描くリサージュを簡単に変更
することができ、これにより例えば可動体等の外部に向
けて付与する出力の動作方向を簡単に切り替えることが
でき、アクチュエータとして用いた場合の適用範囲が広
く、効率もよく、構造も簡単となる等の効果を奏する。
ーサ及びその駆動方法ならびに超音波アクチュエータは
構成され作用するものであるから、駆動源としては縦方
向振動手段に所定の振動周波数を有する駆動電圧を印加
して縦方向振動を励振させるものだけで済み、しかも、
振動方向制御手段の振動が描くリサージュを簡単に変更
することができ、これにより例えば可動体等の外部に向
けて付与する出力の動作方向を簡単に切り替えることが
でき、アクチュエータとして用いた場合の適用範囲が広
く、効率もよく、構造も簡単となる等の効果を奏する。
【0035】更に、複数に分割されている電極を2つと
して本発明方法のように駆動させると振動方向制御手段
が確実に楕円を描いて振動することとなり、アクチュエ
ータとしての利用価値が高いものとなる。
して本発明方法のように駆動させると振動方向制御手段
が確実に楕円を描いて振動することとなり、アクチュエ
ータとしての利用価値が高いものとなる。
【0036】また、具体的なアクチュエータとして本発
明の超音波トランスデューサとロータとを組み合わせる
ことにより、ロータを回転させるモータとしての超音波
アクチュエータを形成することができ、適用範囲が広
く、効率もよく、構造も簡単となる。
明の超音波トランスデューサとロータとを組み合わせる
ことにより、ロータを回転させるモータとしての超音波
アクチュエータを形成することができ、適用範囲が広
く、効率もよく、構造も簡単となる。
【図1】本発明の超音波トランスデューサの1実施例を
示す斜視図
示す斜視図
【図2】図1のII−II線に沿った断面図
【図3】図1の実施例の振動方向制御手段部分のたわみ
振動状態を説明する斜視図
振動状態を説明する斜視図
【図4】図1の実施例の振動方向制御手段部分のたわみ
振動状態を説明する側面図
振動状態を説明する側面図
【図5】図1の実施例の振動方向制御手段の圧電素子の
2つに分割された電極のうちの片方を短絡させた場合の
縦方向圧電素子のアドミタンス特性を示す特性図
2つに分割された電極のうちの片方を短絡させた場合の
縦方向圧電素子のアドミタンス特性を示す特性図
【図6】図1の実施例の振動方向制御手段の圧電素子の
2つに分割された電極のうちの両方を開放させた場合の
縦方向圧電素子のアドミタンス特性を示す特性図
2つに分割された電極のうちの両方を開放させた場合の
縦方向圧電素子のアドミタンス特性を示す特性図
【図7】図1の実施例の振動方向制御手段の圧電素子の
2つに分割された電極の間のアドミタンス特性を示す特
性図
2つに分割された電極の間のアドミタンス特性を示す特
性図
【図8】図1の実施例によりロータを回転させるように
したモータを示す斜視図
したモータを示す斜視図
【図9】(a)および(b)は図1の実施例の振動方向
制御手段の圧電素子の共振周波数で縦方向励振手段を励
振させた場合の、前記振動方向制御手段の縦方向振動分
布とたわみ方向振動分布とを示す線図
制御手段の圧電素子の共振周波数で縦方向励振手段を励
振させた場合の、前記振動方向制御手段の縦方向振動分
布とたわみ方向振動分布とを示す線図
【図10】図1の実施例の超音波トランスデューサを4
個用いてロータを回転させるようにしたモータを示す断
面図
個用いてロータを回転させるようにしたモータを示す断
面図
【図11】本発明の超音波トランスデューサの他の実施
例を示す斜視図
例を示す斜視図
【図12】図11のXII-XII 線に沿った断面図
1 縦方向励振手段 2 振動方向制御手段 3 縦方向圧電素子 6 圧電素子 8a,8b,8c,8d,8e 電極 9 スイッチング手段 11 ロータ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−206371(JP,A) 特開 昭64−19983(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02N 2/00
Claims (3)
- 【請求項1】 電気的に駆動される縦振動子によって縦
方向振動を出力する縦方向励振手段と、 前記縦振動子から出力される縦方向振動によって加振さ
れる圧電素子と、前記縦振動方向に対向するようにして
前記圧電素子に装着されている電極であって、一方の電
極が複数に分割されている電極と、前記複数に分割され
た電極を分割されていない電極とそれぞれ短絡させるタ
イミングに位相差をもって短絡させるスイッチング手段
とを有しており、前記縦方向振動を受けて、その振動と
交差する方向に振動するたわみ振動を出力させる振動方
向制御手段と によって形成されている ことを特徴とする
超音波トランスデューサ。 - 【請求項2】 電気的に駆動される縦振動子によって縦
方向振動を出力する縦方向励振手段と、前記縦振動子か
ら出力される縦方向振動によって加振される圧電素子
と、前記縦振動方向に対向するようにして前記圧電素子
に装着されている電極であって、一方の電極が2つに分
割されている電極と、前記2つに分割された電極を分割
されていない電極とそれぞれ短絡させるタイミングに位
相差をもって短絡させるスイッチング手段とを有してお
り、前記縦方向振動を受けて、その振動と交差する方向
に振動するたわみ振動を出力させる振動方向制御手段と
によって形成されている超音波トランスデューサを駆動
する超音波トランスデューサの駆動方法であって、前記
スイッチング手段による短絡の切り替えタイミングを、
前記縦方向圧電素子が縦方向に伸びようとする時に、前
記2つに分割された電極のいずれか一方の電極をONと
し他方の電極をOFFとさせ、逆に縦方向圧電素子が縦
方向に縮もうとする時に、前記一方の電極をOFFとし
前記他方の電極をONとさせるようにすることを特徴と
する超音波トランスデューサの駆動方法。 - 【請求項3】 電気的に駆動される縦振動子によって縦
方向振動を出力する縦方向励振手段と、前記縦振動子か
ら出力される縦方向振動によって加振される 圧電素子
と、前記縦振動方向に対向するようにして前記圧電素子
に装着されている電極であって、一方の電極が複数に分
割されている電極と、前記複数に分割された電極を分割
されていない電極とそれぞれ短絡させるタイミングに位
相差をもって短絡させるスイッチング手段とを有してお
り、前記縦方向振動を受けて、その振動と交差する方向
に振動するたわみ振動を出力させる振動方向制御手段
と、この振動方向制御手段によってたわみ振動させられ
る振動子とを有する超音波トランスデューサと、 回転自在なロータであって、その軸方向と前記超音波ト
ランスデューサの軸方向とを直交するようにして当該ロ
ータの外周面に前記振動子の接触端面を法線方向から押
圧されているロータと を有することを特徴とする超音波
アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3016685A JP3029677B2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 超音波トランスデューサ及びその駆動方法ならびに超音波アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3016685A JP3029677B2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 超音波トランスデューサ及びその駆動方法ならびに超音波アクチュエータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0564465A JPH0564465A (ja) | 1993-03-12 |
JP3029677B2 true JP3029677B2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=11923173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3016685A Expired - Lifetime JP3029677B2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 超音波トランスデューサ及びその駆動方法ならびに超音波アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3029677B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7474036B2 (en) | 2003-09-29 | 2009-01-06 | Jiromaru Tsujino | High-capacity ultrasonic composite oscillating device |
DE602008005471D1 (de) | 2007-09-19 | 2011-04-21 | Pinanotech Piezo Nano Technology Ltd | Piezoelektrischer stick-slip-motor |
DE102011080534A1 (de) | 2011-08-05 | 2013-02-07 | Hesse & Knipps Gmbh | Verfahren zum Ultraschallbonden |
DE112014006884T5 (de) * | 2014-09-22 | 2017-05-18 | Olympus Corporation | Ultraschallvibrator und Ultraschall-Behandlungsvorrichtung |
TWI727524B (zh) * | 2019-11-27 | 2021-05-11 | 國家中山科學研究院 | 多維震動研磨腔體 |
-
1991
- 1991-02-07 JP JP3016685A patent/JP3029677B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0564465A (ja) | 1993-03-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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