JPH09174301A - 中空ワーク両端面の加工方法及び装置 - Google Patents
中空ワーク両端面の加工方法及び装置Info
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- JPH09174301A JPH09174301A JP35163395A JP35163395A JPH09174301A JP H09174301 A JPH09174301 A JP H09174301A JP 35163395 A JP35163395 A JP 35163395A JP 35163395 A JP35163395 A JP 35163395A JP H09174301 A JPH09174301 A JP H09174301A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 数値制御旋盤でコレットチャック５に中空ワ
ークＷを把持し、その両端面Ｗａ，Ｗｂの加工をワンチ
ャックで行う加工方法と加工装置の提供。 【解決手段】 主軸４の先端に装着されるコレットチャ
ック５の本体６の頸部６ｂを介して突出するワーク把持
部６ｂに中空ワークＷを嵌挿する前に、前側刃物台１の
タレット８に取着されているストッパ１２の先端当接面
１２ｂが頸部６ｂに直角に係合するように前側刃物台１
を位置決めし、ワーク把持部６ａに嵌挿した中空ワーク
Ｗの主軸側端面Ｗａをストッパ１２に押圧した状態でコ
レットチャック５に中空ワークＷを把持する。そしてス
トッパ１２が後退した切削工具１１の侵入可能な頸部６
ｂ外周上の空間部を利用して後端面Ｗａの加工を行い、
併せて先端面Ｗｂの加工を行う。
ークＷを把持し、その両端面Ｗａ，Ｗｂの加工をワンチ
ャックで行う加工方法と加工装置の提供。 【解決手段】 主軸４の先端に装着されるコレットチャ
ック５の本体６の頸部６ｂを介して突出するワーク把持
部６ｂに中空ワークＷを嵌挿する前に、前側刃物台１の
タレット８に取着されているストッパ１２の先端当接面
１２ｂが頸部６ｂに直角に係合するように前側刃物台１
を位置決めし、ワーク把持部６ａに嵌挿した中空ワーク
Ｗの主軸側端面Ｗａをストッパ１２に押圧した状態でコ
レットチャック５に中空ワークＷを把持する。そしてス
トッパ１２が後退した切削工具１１の侵入可能な頸部６
ｂ外周上の空間部を利用して後端面Ｗａの加工を行い、
併せて先端面Ｗｂの加工を行う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は数値制御旋盤におい
て、内径把持用コレットチャックで把持した中空ワーク
の両端部の加工を、掴み替えることなくワンチャッキン
グで行う加工方法及びその装置に関するものである。
て、内径把持用コレットチャックで把持した中空ワーク
の両端部の加工を、掴み替えることなくワンチャッキン
グで行う加工方法及びその装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、円筒形状の中空ワークの両端部の
端面加工を数値制御旋盤で加工する場合、図５に示すよ
うにワークＷの主軸側端面の（後端面）Ｗａをコレット
チャック１０１の基準端面１０１ａに押圧した状態でワ
ークＷを把持し、先端とＷｂの加工を行ったあと、ワー
クＷを一旦コレットチャック１０１から取り外し、再度
加工済の先端面Ｗｂを基準面１０１ａに押圧した状態と
してコレット１０１でワークＷを把持して未加工の後端
面Ｗａの加工を行う方法がある。
端面加工を数値制御旋盤で加工する場合、図５に示すよ
うにワークＷの主軸側端面の（後端面）Ｗａをコレット
チャック１０１の基準端面１０１ａに押圧した状態でワ
ークＷを把持し、先端とＷｂの加工を行ったあと、ワー
クＷを一旦コレットチャック１０１から取り外し、再度
加工済の先端面Ｗｂを基準面１０１ａに押圧した状態と
してコレット１０１でワークＷを把持して未加工の後端
面Ｗａの加工を行う方法がある。
【０００３】また、対向主軸を有する２主軸形の数値制
御旋盤で、円筒形状の中空ワークＷの両端面Ｗａ，Ｗｂ
を加工する場合、図６（ａ）に示すように第１主軸側の
コレットチャック１０２の基準端面１０２ａに後端面Ｗ
ａを押圧した状態でワークＷを把持して先端面Ｗｂの加
工を行ったあと、図６（ｂ）に示すように第２主軸側の
チャック１０３の外径把持用の把持爪１０３ａに自動で
ワークＷを掴み替え、後端面Ｗｂの加工を行う方法があ
る。
御旋盤で、円筒形状の中空ワークＷの両端面Ｗａ，Ｗｂ
を加工する場合、図６（ａ）に示すように第１主軸側の
コレットチャック１０２の基準端面１０２ａに後端面Ｗ
ａを押圧した状態でワークＷを把持して先端面Ｗｂの加
工を行ったあと、図６（ｂ）に示すように第２主軸側の
チャック１０３の外径把持用の把持爪１０３ａに自動で
ワークＷを掴み替え、後端面Ｗｂの加工を行う方法があ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた中
空ワークの両端面の加工方法は、何れもワークを掴み替
える必要ある。そのため加工時間が長くなるという問題
を有している。本発明の中空ワーク両端面の加工方法及
び装置は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
なされたものであり、その目的とするところは、中空ワ
ークの両端面をワンチャックで加工して加工時間を短縮
することができる方法及び装置を提供しようするもので
ある。
空ワークの両端面の加工方法は、何れもワークを掴み替
える必要ある。そのため加工時間が長くなるという問題
を有している。本発明の中空ワーク両端面の加工方法及
び装置は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
なされたものであり、その目的とするところは、中空ワ
ークの両端面をワンチャックで加工して加工時間を短縮
することができる方法及び装置を提供しようするもので
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の中空ワーク両端面の加工方法は、数値制御旋
盤で主軸に装着した内径把持用コレットチャックに中空
ワークを把持してその両端面を加工する方法であって、
前記コレットチャックの頸部を介して突出するワーク把
持部の前記頸部に、工具取付位置に取着したストッパの
先端当接面が直角に係合して工具の侵入可能な空間部が
得られる主軸軸線方向位置にタレット刃物台を位置決め
したのち、前記中空ワークを前記ワーク把持部に嵌挿し
て主軸側端面を前記ストッパの先端当接面に押圧した状
態で把持し、前記ストッパの先端当接面が後退して前記
中空ワークの主軸側端面より離れたのち、両端面の加工
をワンチャックで行うものである。
に本発明の中空ワーク両端面の加工方法は、数値制御旋
盤で主軸に装着した内径把持用コレットチャックに中空
ワークを把持してその両端面を加工する方法であって、
前記コレットチャックの頸部を介して突出するワーク把
持部の前記頸部に、工具取付位置に取着したストッパの
先端当接面が直角に係合して工具の侵入可能な空間部が
得られる主軸軸線方向位置にタレット刃物台を位置決め
したのち、前記中空ワークを前記ワーク把持部に嵌挿し
て主軸側端面を前記ストッパの先端当接面に押圧した状
態で把持し、前記ストッパの先端当接面が後退して前記
中空ワークの主軸側端面より離れたのち、両端面の加工
をワンチャックで行うものである。
【０００６】また本発明の中空ワーク両端面の加工装置
は、主軸に内径把持用コレットチャックを有し複数の工
具が装着可能な少なくとも一個のタレット刃物台を備え
る数値制御旋盤において、前記コレットチャックの頸部
を介して突出するように設けられたワーク把持部と、前
記タレット刃物台の工具取付位置に着脱可能に設けられ
先端に当接面を有するストッパと、該ストッパにワーク
を主軸軸線方向から押圧するワーク押圧手段とを含み、
前記頸部に前記ストッパの先端当接面が直角に係合して
工具の侵入可能な空間部が得られる主軸軸線方向位置に
前記タレット刃物台を位置決めし、前記ワーク把持部に
嵌挿した中空ワークを主軸側端面を前記ストッパの先端
当接面に押圧した状態で把持し、前記ストッパが後退し
たあと両端面の加工をワンチャックで行うものである。
は、主軸に内径把持用コレットチャックを有し複数の工
具が装着可能な少なくとも一個のタレット刃物台を備え
る数値制御旋盤において、前記コレットチャックの頸部
を介して突出するように設けられたワーク把持部と、前
記タレット刃物台の工具取付位置に着脱可能に設けられ
先端に当接面を有するストッパと、該ストッパにワーク
を主軸軸線方向から押圧するワーク押圧手段とを含み、
前記頸部に前記ストッパの先端当接面が直角に係合して
工具の侵入可能な空間部が得られる主軸軸線方向位置に
前記タレット刃物台を位置決めし、前記ワーク把持部に
嵌挿した中空ワークを主軸側端面を前記ストッパの先端
当接面に押圧した状態で把持し、前記ストッパが後退し
たあと両端面の加工をワンチャックで行うものである。
【０００７】上述のように構成されている中空ワーク両
端面の加工装置によれば、内径把持用コレットチャック
の頸部を介して突出するように設けたワーク把持部と、
タレット刃物台の工具取付部に着脱可能に設けたストッ
パだけの簡単な装置で、従来の数値制御旋盤の機能を利
用して中空ワークの両端面をワンチャックで加工できる
ようになり、掴み替え時間が不要となって加工時間を大
幅に短縮することができる。
端面の加工装置によれば、内径把持用コレットチャック
の頸部を介して突出するように設けたワーク把持部と、
タレット刃物台の工具取付部に着脱可能に設けたストッ
パだけの簡単な装置で、従来の数値制御旋盤の機能を利
用して中空ワークの両端面をワンチャックで加工できる
ようになり、掴み替え時間が不要となって加工時間を大
幅に短縮することができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】床上に設置された図示しないベッ
ド上平行に設けられた二組の主軸軸線方向（Ｚ軸）の案
内上に、それぞれ主軸軸線方向と直角の（Ｘ軸）方向に
移動可能な前側刃物台１と後側刃物台２とを備え、ベッ
ドの左側に設けられた主軸台３に主軸４が回転可能に軸
承される図１に示す２サドル形の数値制御旋盤におい
て、図３に示すように主軸４の先端に内径把持用のコレ
ットチャック５の本体６が同心に固着されていて、本体
６にワーク把持部６ａが突出するように一体に設けられ
ている。そしてワーク把持部６ａの本体６との連結部に
ワーク把持径より小径の頸部６ｂが設けられていて、ワ
ーク把持部６ａの軸方向長さは中空ワークＷの軸方向長
さより小さく形成されている。
ド上平行に設けられた二組の主軸軸線方向（Ｚ軸）の案
内上に、それぞれ主軸軸線方向と直角の（Ｘ軸）方向に
移動可能な前側刃物台１と後側刃物台２とを備え、ベッ
ドの左側に設けられた主軸台３に主軸４が回転可能に軸
承される図１に示す２サドル形の数値制御旋盤におい
て、図３に示すように主軸４の先端に内径把持用のコレ
ットチャック５の本体６が同心に固着されていて、本体
６にワーク把持部６ａが突出するように一体に設けられ
ている。そしてワーク把持部６ａの本体６との連結部に
ワーク把持径より小径の頸部６ｂが設けられていて、ワ
ーク把持部６ａの軸方向長さは中空ワークＷの軸方向長
さより小さく形成されている。
【０００９】本体６の中心穴の先端部すなわちワーク把
持部６ａの中心穴はテーパ穴６ｃに形成されていて、こ
の中心穴に先端にテーパ部７ａを有するドローバー７が
軸方向移動可能に嵌挿されている。そして、ドローバー
７は主軸２の中心穴内に遊挿されて後端部が主軸台３の
後端面より突出し、主軸台３の後端面に取着されている
図示しない油圧又は空圧式の回転シリンダにより軸方向
移動されるようになっている。
持部６ａの中心穴はテーパ穴６ｃに形成されていて、こ
の中心穴に先端にテーパ部７ａを有するドローバー７が
軸方向移動可能に嵌挿されている。そして、ドローバー
７は主軸２の中心穴内に遊挿されて後端部が主軸台３の
後端面より突出し、主軸台３の後端面に取着されている
図示しない油圧又は空圧式の回転シリンダにより軸方向
移動されるようになっている。
【００１０】前側刃物台１と後側刃物台２とはそれぞれ
Ｘ軸垂直平面内において旋回割出可能な前側タレット８
と後側タレット９とを有し、前側タレット８と後側タレ
ット９の外周上等分に工具取付ステーションが設けられ
ていて、この工具取付けステーションに複数の工具が着
脱可能に装着されている。そして前側タレット８の工具
取付ステーションには切削工具１１の他に図３に示すよ
うに先端部にワーク把持径とほぼ同一寸法のＵ字溝１２
ａが刻設された当接面１２ｂを有するストッパ１２が着
脱可能に取着されている。
Ｘ軸垂直平面内において旋回割出可能な前側タレット８
と後側タレット９とを有し、前側タレット８と後側タレ
ット９の外周上等分に工具取付ステーションが設けられ
ていて、この工具取付けステーションに複数の工具が着
脱可能に装着されている。そして前側タレット８の工具
取付ステーションには切削工具１１の他に図３に示すよ
うに先端部にワーク把持径とほぼ同一寸法のＵ字溝１２
ａが刻設された当接面１２ｂを有するストッパ１２が着
脱可能に取着されている。
【００１１】また、後側タレット９の工具取付ステーシ
ョンには切削工具１１の他に図４に示すようにプッシャ
１３が着脱可能に取着されている。プッシャ１３はＬ字
側面形状の基部１３ａにワークＷに当接する押圧板１３
ｂが複数のばね１３ｃにより常時主軸４側に突出勝手に
付勢されている。
ョンには切削工具１１の他に図４に示すようにプッシャ
１３が着脱可能に取着されている。プッシャ１３はＬ字
側面形状の基部１３ａにワークＷに当接する押圧板１３
ｂが複数のばね１３ｃにより常時主軸４側に突出勝手に
付勢されている。
【００１２】上述のように構成されている中空ワーク両
端面の加工装置によれば、円筒形状の中空ワークＷをコ
レットチャック５に取り付ける前に、前側タレット８に
取着されているストッパ１２を加工位置に割出し、前側
刃物台１のＺ軸及びＸ軸方向移動でストッパ１２先端部
のＵ字溝１２ａを有する当接面１２ｂをコレットチャッ
ク５の頸部６ｂに直角に係合して切削工具の刃先が侵入
可能な空間部が得られるＺ軸位置に前記刃物台を位置決
め（図３）し、図示しないワーク自動着脱装置により中
空ワークＷをワーク把持部６ｂに嵌挿したのち、後側タ
レット９に取着されているプッシャ１３を加工位置に割
出し、後側刃物台２のＺ軸及びＸ軸方向移動で押圧板１
３ｂが中空ワークＷの反主軸側端面（先端面）Ｗｂより
Ｚ軸方向反主軸側に僅かに離れた位置になるよう後側刃
物台２を位置決めしたのち、更に後側刃物台２のＺ軸方
向主軸側への移動位置決めで押圧板１３ｂが中空ワーク
先端面Ｗｂと当接し、ばね１３ｃの力でワーク主軸側端
面（後端面）Ｗｂをストッパ１２の前側面１２ｂに押圧
する（図４）。
端面の加工装置によれば、円筒形状の中空ワークＷをコ
レットチャック５に取り付ける前に、前側タレット８に
取着されているストッパ１２を加工位置に割出し、前側
刃物台１のＺ軸及びＸ軸方向移動でストッパ１２先端部
のＵ字溝１２ａを有する当接面１２ｂをコレットチャッ
ク５の頸部６ｂに直角に係合して切削工具の刃先が侵入
可能な空間部が得られるＺ軸位置に前記刃物台を位置決
め（図３）し、図示しないワーク自動着脱装置により中
空ワークＷをワーク把持部６ｂに嵌挿したのち、後側タ
レット９に取着されているプッシャ１３を加工位置に割
出し、後側刃物台２のＺ軸及びＸ軸方向移動で押圧板１
３ｂが中空ワークＷの反主軸側端面（先端面）Ｗｂより
Ｚ軸方向反主軸側に僅かに離れた位置になるよう後側刃
物台２を位置決めしたのち、更に後側刃物台２のＺ軸方
向主軸側への移動位置決めで押圧板１３ｂが中空ワーク
先端面Ｗｂと当接し、ばね１３ｃの力でワーク主軸側端
面（後端面）Ｗｂをストッパ１２の前側面１２ｂに押圧
する（図４）。
【００１３】次いで、図示しない回転シリンダによりド
ローバー７が引き込まれ、コレットチャック５のワーク
把持部６ａの径が拡大して中空ワークＷを把持し、前側
刃物台１のＸ軸方向前側への移動でストッパ１２が中空
ワークＷの後端面Ｗａから離れ、同時に後側刃物台２の
Ｚ軸方向反主軸側への移動でプッシャ１３が中空ワーク
Ｗの先端Ｗｂから離れる。次いで、例えば後側タレット
９の切削工具１１を切削位置に割出し、ストッパ１２が
後退してできた頸部６ｂ外周上の切削工具１１の刃先の
侵入可能な空間部を利用して、中空ワークＷの後端面Ｗ
ａの加工を行い、同時に例えば前側タレット９の切削工
具１１を切削位置に割出し、中空ワークＷの先端面Ｗｂ
の加工を行う。
ローバー７が引き込まれ、コレットチャック５のワーク
把持部６ａの径が拡大して中空ワークＷを把持し、前側
刃物台１のＸ軸方向前側への移動でストッパ１２が中空
ワークＷの後端面Ｗａから離れ、同時に後側刃物台２の
Ｚ軸方向反主軸側への移動でプッシャ１３が中空ワーク
Ｗの先端Ｗｂから離れる。次いで、例えば後側タレット
９の切削工具１１を切削位置に割出し、ストッパ１２が
後退してできた頸部６ｂ外周上の切削工具１１の刃先の
侵入可能な空間部を利用して、中空ワークＷの後端面Ｗ
ａの加工を行い、同時に例えば前側タレット９の切削工
具１１を切削位置に割出し、中空ワークＷの先端面Ｗｂ
の加工を行う。
【００１４】以上は、前側刃物台１と後側刃物台２とを
有する２サドル形数値制御旋盤による実施の形態の一例
であって、中空ワークＷをストッパ１２に押圧するワー
ク押圧手段は、後側刃物台２に設けたプッシャ１３に限
定されるものではなく、例えば刃物台が一個のみの数値
制御旋盤等ではＮＣローダ装置等装置自身に把持する中
空ワークＷをストッパ１２に押圧する機能を有するワー
ク自動交換装置とすることができる。尚、ワークの着脱
を手動で行う場合にはワーク押圧手段は必要ない。
有する２サドル形数値制御旋盤による実施の形態の一例
であって、中空ワークＷをストッパ１２に押圧するワー
ク押圧手段は、後側刃物台２に設けたプッシャ１３に限
定されるものではなく、例えば刃物台が一個のみの数値
制御旋盤等ではＮＣローダ装置等装置自身に把持する中
空ワークＷをストッパ１２に押圧する機能を有するワー
ク自動交換装置とすることができる。尚、ワークの着脱
を手動で行う場合にはワーク押圧手段は必要ない。
【００１５】
【発明の効果】本発明は上述の通りに構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。主軸に装着したコレッ
トチャックのワーク把持部を反主軸側に頸部を介して突
出するように設け、タレット刃物台の工具取付位置に設
けたストッパ先端の当接面を頸部に直角に係合するよう
タレット刃物台を位置決めし、このストッパの当接面に
中空ワークの主軸側端面を押圧した状態で、コレットチ
ャックのワーク把持部の径を拡大して中空ワークを把持
し、タレット刃物台の移動でストッパが後退したあと、
このストッパが後退した頸部外周上の空間部を利用して
中空ワークの主軸側端面を加工するようにしたので、安
価な装置でワンチャックで中空ワーク両端面の加工が可
能となり、ワーク反転取り付け替えの時間がなくなっ
て、加工時間が大幅に短縮する。
で、次に記載する効果を奏する。主軸に装着したコレッ
トチャックのワーク把持部を反主軸側に頸部を介して突
出するように設け、タレット刃物台の工具取付位置に設
けたストッパ先端の当接面を頸部に直角に係合するよう
タレット刃物台を位置決めし、このストッパの当接面に
中空ワークの主軸側端面を押圧した状態で、コレットチ
ャックのワーク把持部の径を拡大して中空ワークを把持
し、タレット刃物台の移動でストッパが後退したあと、
このストッパが後退した頸部外周上の空間部を利用して
中空ワークの主軸側端面を加工するようにしたので、安
価な装置でワンチャックで中空ワーク両端面の加工が可
能となり、ワーク反転取り付け替えの時間がなくなっ
て、加工時間が大幅に短縮する。
【図１】２サドル形数値制御旋盤の主軸頭と二つの刃物
台の配置図である。
台の配置図である。
【図２】２サドル形数値制御旋盤における本発明の実施
の形態の中空ワーク両端面の加工装置の全体図である。
の形態の中空ワーク両端面の加工装置の全体図である。
【図３】ストッパの拡大図である。
【図４】プッシャによる中空ワークの押圧状態を示す説
明図である。
明図である。
【図５】従来の技術のコレットチャックで中空ワークを
反転取り付け替えを行って加工する両端面の加工方法の
説明図である。
反転取り付け替えを行って加工する両端面の加工方法の
説明図である。
【図６】従来の技術の対向主軸を有する２主軸形数値制
御旋盤による中空ワーク両端面の加工方法の説明図で、
（ａ）は第１工程を示し、（ｂ）は第２工程を示す図で
ある。
御旋盤による中空ワーク両端面の加工方法の説明図で、
（ａ）は第１工程を示し、（ｂ）は第２工程を示す図で
ある。
１ 前側刃物台 ２ 後側刃物台 ３ 主軸頭 ４ 主軸 ５ コレッチャック ６ コレットチャック本体 ６ａ ワーク把持部 ６ｂ 頸部 ７ ドローバー ８ 前側タレット ９ 後側タレット １１ 切削工具 １２ ストッパ １２ｂ 先端当接面 １３ プッシャ Ｗ 中空ワーク Ｗａ 主軸側端面（後端面） Ｗｂ 反主軸側端面（先端面）
Claims (2)
- 【請求項１】 数値制御旋盤で主軸に装着した内径把持
用コレットチャックに中空ワークを把持してその両端面
を加工する方法であって、前記コレットチャックの頸部
を介して突出するワーク把持部の前記頸部に、工具取付
位置に取着したストッパの先端当接面が直角に係合して
工具の侵入可能な空間部が得られる主軸軸線方向位置に
タレット刃物台を位置決めしたのち、前記中空ワークを
前記ワーク把持部に嵌挿して主軸側端面を前記ストッパ
の先端当接面に押圧した状態で把持し、前記ストッパの
先端当接面が後退して前記中空ワークの主軸側端面より
離れたのち、両端面の加工をワンチャックで行うことを
特徴とする中空ワーク両端面の加工方法。 - 【請求項２】 主軸に内径把持用コレットチャックを有
し複数の工具が装着可能な少なくとも一個のタレット刃
物台を備える数値制御旋盤において、前記コレットチャ
ックの頸部を介して突出するように設けられたワーク把
持部と、前記タレット刃物台の工具取付位置に着脱可能
に設けられ先端に当接面を有するストッパと、該ストッ
パにワークを主軸軸線方向から押圧するワーク押圧手段
とを含み、前記頸部に前記ストッパの先端当接面が直角
に係合して工具の侵入可能な空間部が得られる主軸軸線
方向位置に前記タレット刃物台を位置決めし、前記ワー
ク把持部に嵌挿した中空ワークを主軸側端面を前記スト
ッパの先端当接面に押圧した状態で把持し、前記ストッ
パが後退したあと両端面の加工をワンチャックで行うこ
とを特徴とする中空ワーク両端面の加工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35163395A JPH09174301A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 中空ワーク両端面の加工方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35163395A JPH09174301A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 中空ワーク両端面の加工方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09174301A true JPH09174301A (ja) | 1997-07-08 |
Family
ID=18418577
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35163395A Pending JPH09174301A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 中空ワーク両端面の加工方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09174301A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1561140A1 (de) * | 2002-11-11 | 2005-08-10 | Cube Optics AG | Trägerelement zur aufnahme von optischen elementen sowie verfahren zur herstellung eines solchen trägerelementes |
| JP2009050988A (ja) * | 2007-08-29 | 2009-03-12 | Canon Inc | 円筒状基体の製造方法 |
| JP2009241189A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Sumitomo Electric Sintered Alloy Ltd | ワークの機械加工方法 |
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