JPH09173536A - 弾発遊技機 - Google Patents

弾発遊技機

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JPH09173536A
JPH09173536A JP35037895A JP35037895A JPH09173536A JP H09173536 A JPH09173536 A JP H09173536A JP 35037895 A JP35037895 A JP 35037895A JP 35037895 A JP35037895 A JP 35037895A JP H09173536 A JPH09173536 A JP H09173536A
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JP35037895A
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English (en)
Inventor
Shigeaki Ikoma
重明 生駒
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TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
Original Assignee
TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、せっかくの大当り状態となりなが
ら、球切れ等のため賞球獲得のチャンスを逸するとい
う、遊技者にとって最悪の事態を未然に回避するための
一時停止機能を備えた弾発遊技機を提供することにあ
る。 【解決手段】 本発明の弾発遊技機15は、タッチスイ
ッチ12cにより遊技者が発射ハンドル25に触れてい
ないことが検出され、かつ発射停止ボタン12bの押圧
操作が検出されたとき、少なくとも可変表示装置2の表
示動作を含む遊技処理を一時的に停止させる遊技停止手
段8と、遊技停止手段8により遊技処理が一時停止状態
となっており、かつ発射停止ボタン12bの押圧操作が
検出されたとき、又はタッチスイッチ12cにより発射
ハンドル25に遊技者が触れていないことが検出された
とき、前記一時停止状態を解除させる一時停止解除手段
8とを備えていることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるフィーバー
機、権利物又はアレンジ遊技機等の弾発遊技機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】最近の弾発遊技機においては、いわゆる
フィーバー機、権利物、あるいはアレンジ等と呼ばれる
種々のゲーム内容のものが普及している。このうち、フ
ィーバー機は、可変表示装置の表示状態が特定のものと
なった場合、例えば、大当り時には、まずリーチ表示を
行い、そして3つの表示部に表示される図柄の組合わせ
が「7,7,7」等の特定の組合わせになった場合に、
特定入賞口の大入賞口が開放されるように構成されてい
る。大入賞口は、所定個数の遊技球が入賞するか所定時
間が経過することにより一旦閉鎖されるが、上記開放中
において大入賞口内に形成された特定領域を遊技球が通
過していれば再び開放し、この開放及び閉鎖の動作を最
大16回繰り返すように構成されている。
【0003】次に、権利物やアレンジ遊技機では、可変
表示装置が特定の表示状態となることによりチューリッ
プ式電動役物等の特定入賞口が所定時間開放し、この開
放した特定入賞口内の特定領域を遊技球が通過すること
により大当り状態となる。そした大当り状態になると、
通常時には無効である入賞口等が、所定個数の遊技球が
入賞するまで、あるいは所定ゲーム経過するまで有効と
なり、この有効となった入賞口に遊技球が入賞するとア
タッカー等の役物が開放するように構成されている。
【0004】このように、所定の条件が成立して特定入
賞口が遊技客に有利な状態になると、フィーバー機で
は、遊技客は特定入賞口(この場合アタッカー)内の特
定領域に遊技球を通過(入賞)させて、大当り状態であ
る特定入賞口内の特定領域に所定時間内に遊技球を通過
させて大当り状態を発生しようとするのである。そし
て、その開放を開始してから所定時間が経過してもその
特定入賞口あるいは特定領域に遊技球の入賞がない場合
には閉状態に戻り、大当り状態が解消されてしまうよう
になっているものが多数である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の遊技
機においては、大当り状態となった時点で持球数が全く
なかったり、あるいはかなり僅少な状態となっていた
り、電話の呼び出しがあったり、腹痛に襲われる等して
トイレにゆく等の場合には、遊技者は席を離れざるを得
ず、特定入賞口等へ入賞させることが困難又は不可能と
なり、賞球の大量獲得を目前にしてそのチャンスを逸し
てしまうこととなる。したがって、本発明の課題は、せ
っかくの大当り状態となりながら、球切れ等のため賞球
獲得のチャンスを逸するという、遊技者にとって最悪の
事態を未然に回避するための一時停止機能を備えた弾発
遊技機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、遊技処理を停止するため遊
技枠に設けられた遊技停止操作部と、該遊技停止操作部
の操作を検出し、該操作に応答して遊技処理を一時的に
停止させる遊技停止手段と、該遊技停止手段により遊技
処理が一時停止状態となっており、かつ前記遊技停止操
作部の操作を検出したとき、該操作に応答して、前記遊
技処理の一時停止状態を解除し、前記遊技処理を続行さ
せる一時停止解除手段とを備えたことを特徴とする弾発
遊技機としている。ここで、「遊技停止操作部」とは遊
技停止ボタン、スイッチ、感圧センサ等が考えられ押圧
操作等により検出信号を発生するものであり、「遊技停
止手段」、「一時停止解除手段」とはマイクロコンピュ
ータを中心とした論理演算回路として構成することやデ
ィスクリートな回路として構成することも考えられ、前
記検出信号を受けて遊技処理を一時的に停止又は解除す
るものである。本発明によれば、遊技者が席を離れたい
場合には、遊技停止操作部を操作するだけで、遊技の進
行を一時的に停止し、余裕をもって急用をたすことがで
き、席に戻ったときに遊技停止操作部を操作するだけ
で、遊技を再開するよう働く。
【0007】上記課題を解決するため、請求項2に係る
発明は、遊技者の回動操作により遊技盤面上に遊技球を
発射するための発射ハンドルと、該発射ハンドルに遊技
者が触れていることを検出するタッチ検出手段と、遊技
球発射処理を停止するため遊技枠に設けられた発射停止
スイッチと、図柄を表示する可変表示装置とを少なくと
も備え、該可変表示装置の表示態様が予め定められた大
当り表示態様となったときに変動入賞装置を遊技者に有
利な状態に動作させる遊技処理を行う弾発遊技機におい
て、前記タッチ検出手段により遊技者が前記発射ハンド
ルに触れていないことが検出され、かつ前記発射停止ス
イッチの押圧操作が検出されたとき、少なくとも前記可
変表示装置の表示動作を含む遊技処理を一時的に停止さ
せる遊技停止手段と、該遊技停止手段により遊技処理が
一時停止状態となっており、かつ前記発射停止スイッチ
の押圧操作が検出されたとき、又は前記タッチ検出手段
により発射ハンドルに遊技者が触れていないことが検出
されたとき、前記一時停止状態を解除させる一時停止解
除手段とを備えたことを特徴とする弾発遊技機としてい
る。ここで、「タッチ検出手段」とは遊技者が発射ハン
ドルに触れていないことを検出する手段であれば良く、
人体が持つ静電容量を利用して構成することや、発射ハ
ンドルに感圧センサを取り付け把持されたことを検出す
るよう構成すること等が考えられる。「発射停止スイッ
チ」とはスイッチのみならずボタンも含まれ、遊技者の
何等かの操作により、電流が止まったり流れたりして状
態が切り替わるもの等であれば良い。本発明によれば、
大当り状態となっているときに遊技者が席を離れざるを
えないとき場合には、発射停止スイッチを操作するだけ
で、大当り処理の進行を一時的に停止し、遊技者が余裕
をもって急用をたすことができる。また、遊技者が席に
戻ったときに発射停止スイッチを操作するだけで、大当
りのチャンスを逸することもなく再開するよう働く。こ
れにより、球切れ等があっても大当りによる賞球獲得の
チャンスを確実にものにできるという、遊技者にとって
最善の結果となる。また、既存の遊技停止スイッチを大
当り停止スイッチとして兼用できるので、特別のスイッ
チを設ける必要がなく、既存枠を有効利用できる。すな
わち、面替え(パチンコホールの既存の遊技枠を利用し
て、遊技盤と制御基盤のみを交換する作業)が可能とな
る。
【0008】上記課題を解決するため、請求項3に係る
発明は、前記遊技停止手段により遊技処理が一時停止状
態となっているときに、その旨を出力するメッセージ報
知手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の
弾発遊技機としている。ここで、「報知手段」とは前記
タッチ検出手段により遊技者が前記発射ハンドルを操作
していないことが検出され、かつ前記遊技停止スイッチ
の押圧操作が検出されたとき、所定のメッセージを出力
するものであれば良く、上皿にランプを点灯させて報知
するよう構成すること、遊技続行中等のメッセージを表
示点灯するよう構成すること、あるいは音声により報知
するよう構成すること等が考えられ、更に前記2つの検
出手段により各条件が検出されてから所定時間が経過し
たときに表示するように構成しても良い。本発明によれ
ば、大当り等が停止中であることを遊技者にみならず第
三者にも知らせることができる利点がある。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明を一層明確にするため
に好適な実施形態を図面と共に説明する。図1に示す本
実施形態に係る弾発遊技機の制御を司る電子制御装置1
の構成について説明する。電子制御装置1の可変表示装
置2は、画像データを格納する画像データROM3と、
画像データROM3から画像データを読みだしCPU8
の指示に基づいて画像演算処理を行い画像データを発生
する画像データプロセッサ4と、それらのデータを受け
可変表示を行う、液晶表示盤からなるダイナミック駆動
方式の図柄表示部5〜7と、所定の遊技演算処理を行う
CPU8とからなるものである。画像データプロセッサ
4は、CPU8からの指令があると、必要な画像データ
を選択し、そのデータ処理を行い、図柄表示部5〜7に
表示しているものである。図柄表示部5〜7は、0〜9
の10種類の数字及びA,B,C,E,F,Hのアルフ
ァベットから構成される3桁の図柄配列からなり、左図
柄部5,中央図柄部6,右図柄部7とからなっている。
各図柄部5〜7は000〜HHHまでの3375種類の
図柄配列を液晶表示でき、[777]などの15種類の
ゾロ目の図柄配列が大当り配列として設定されていると
ともに、外れ配列の液晶表示が可能となっている。これ
らについての動作の詳細は後述する。
【0010】電子制御装置1は、前述したCPU8を中
心として、ROM10,RAM11,入力インタフェー
ス12,出力インタフェース13、カウンタ14等をバ
ス9により相互に接続したものである。入力インタフェ
ース12には、遊技球検出スイッチ12a,発射停止ボ
タン12b,タッチスイッチ12c,ハンドルスイッチ
12d,タンクスイッチ12e,始動入賞検出器34,
35,普通図柄作動ゲート30a,30b等が接続され
ており、CPU8は、それらから入力インタフェース1
2を介して遊技球検出信号、停止信号、ハンドル信号、
タンク信号等の種々の入力信号を受け、CPU8が初期
設定や所定の演算等を行うようにしている。出力インタ
フェース13には、各種ランプ13a、各種ソレノイド
13b,各種LED29a〜29c等が接続されてお
り、それらに対してCPU8が出力インタフェース13
を介して出力信号を供給するようにしている。カウンタ
14は、0から(152−1)までの152種類のカウン
ト値Nを昇順に且つ繰り返して算出でき、CPU8から
の要求が有るとその時のカウント値NをCPU8に出力
するものである。図示は省略するが、CPU8には0〜
14の15種類の数値を昇順に且つ繰り返して算出する
当り図柄決定用カウンタと、0から(153−1)まで
の153種類の数値を昇順に且つ繰り返して算出する外
れ図柄決定用カウンタが接続されており、CPU8はこ
れら当り図柄決定用カウンタ及び外れ図柄決定用カウン
タのカウント値を読み込むことができる。
【0011】電子制御装置1を備えた、図2に示す弾発
遊技機15について説明する。弾発遊技機15は、外枠
16に開閉自在に取り付けられた前面枠17に対して周
知の遊技盤18が着脱自在に装着されているものであ
る。弾発遊技機15の前面枠17の下方にはプラスチッ
ク製の、上受け皿20及び下受け皿21が一体的に設け
られた皿部材19が配置されている。上受け皿20及び
下受け皿21には、それぞれに弾発遊技機15内部から
遊技球を排出するための上受け皿排出口22及び下受け
皿排出口23が開口している。皿部材19には複数の小
孔からなるスピーカ面21aが設けられており、その裏
側には遊技状態に応じた効果音を発生するスピーカ(図
示せず)が装着されている。さらに皿部材19には、上
受け皿20から供給される遊技球を遊技領域24に発射
するためのモータ(図示せず)を操作する発射ハンドル
25が設けられている。発射ハンドル25には遊技者が
タッチしていることを検出する導電性のタッチスイッチ
12cが内蔵されている。また、発射ハンドル25の直
上付近には遊技球の発射を一時的に停止するための発射
停止ボタン12bが設置されている。
【0012】図3に示すように上受け皿20の上面の右
端には、「ポーズ中」と書かれた文字の近辺にポーズ中
LED20aを設け、その手前側にタイマ表示窓20b
が設けられている。後述するポーズ状態においては、ポ
ーズ中LED20aが点灯し、ポーズ解除中において
は、ポーズ中LED20aが消灯するようになってい
る。タイマ表示窓20bは、時間表示用の7セグメント
LEDより構成されており、ポーズ状態の開始からの経
過時間を表示することができるようになっている。
【0013】図2に戻って、遊技盤18の表面には、発
射された打球を誘導するための誘導レール27がほぼ円
弧状に植立され、誘導レール27で区画された領域が遊
技領域24を構成している。遊技領域24の上部には天
入賞口28が設けられ、その下部には、可変表示装置2
が配置されている。可変表示装置2において、その上部
と左右にはそれぞれ表示枠上飾りLED29a,表示枠
左右飾りLED29bが配置されている。表示枠上飾り
LED29aの下側には特別図柄変動記憶LED29c
が配置されており、特別図柄変動記憶LED29cは始
動口32又は33に入賞した打球数であって、表示枠上
飾りLED29aの下側に設けた図柄表示部5〜7を可
変表示させる権利の留保数を点灯表示するものである。
図柄表示部5〜7では、始動口32,33に打球が入賞
したことに基づいて特別図柄を可変表示し、それらが一
定時間(例えば、6秒)経過すると順次停止するように
している。そして特別図柄の停止時の識別情報の組合わ
せが所定の大当り図柄(例えば7のゾロ目の特定表示結
果)となったとき、特定遊技状態となって、スピーカ
(図示せず)から大当り音を発生させるとともに、大入
賞口36を所定時間開放(例えば、30秒経過するま
で、あるいは10個の入賞玉が発生するまで)するよう
に設定され、その開放している間、遊技領域24を落下
する打球を特定領域37内に受け入れるようになってい
る。その受け入れられた打球が特定球検出器(図示せ
ず)をオンさせると、継続権が成立して再度上記した開
放状態を連続して16回繰り返すことができるように設
定されている。可変表示装置2の左右には普通図柄作動
ゲート30a,30bが配置され打球の通過を検出でき
るようにしている。遊技領域24の左右下部には入賞口
31a,31bが設けられている。
【0014】可変表示装置2の下方には、遊技領域24
を落下する打球を単に受け入れる始動口32と、始動口
32の下方でソレノイド(図示せず)により開閉制御さ
れる始動口33が形成されている。始動口33の下方に
は普通図柄表示部38と普通図柄変動記憶LED39が
設けられている。普通図柄表示部38は7セグメントL
EDで構成され、普通図柄作動ゲート30a,30bに
打球が通過したことに応答して、可変表示を開始し、所
定時間経過後停止し、その停止時の表示結果が特定表示
結果(本実施例の場合には、7)となったときに、当り
と判定されるものであり、その場合には始動口33を一
定時間(例えば、3秒)経過するまで、又は所定個数
(例えば、3個)の入賞球が発生するまで開放駆動する
ようにしている。普通図柄変動記憶LED39は普通図
柄作動ゲート30a,30bを通過した打球数であって
普通図柄表示部38を可変表示させる権利の留保数を表
示するものであり、最高4個迄記憶できるようにしてい
る。始動口32又は33のいずれかに入賞した入賞球
は、遊技盤18の裏面に導かれ、始動入賞球検出器3
4,35によって別個独立に検出できるようになってい
る。
【0015】また大入賞口36の左右には下入賞口40
a,40bが設けられており、遊技領域24の上部左右
にランプ風車41a,41bが設けられている。その
他、遊技領域24には袖ランプ(図示せず)、サイドラ
ンプ(図示せず),飾りランプ・飾りLED(図示せ
ず)等が設けられ、表示枠上飾りLED29a,表示枠
左右飾りLED29bとともに、始動入賞時あるいは特
定遊技状態時に点灯あるいは点滅してその旨を遊技者に
報知するようにしている。さらに、遊技領域24の最下
方には、上記したいずれの入賞領域にも入賞しなかった
打球が遊技盤18の後方に導かれるアウト口42が設け
られている。
【0016】遊技盤18の裏面の構成は周知の通りであ
り、説明は割愛するが、各種検出センサ、役物・ランプ
等に接続されたリード線等周知の部材が配置されてお
り、電子制御装置1を格納した制御盤(図示せず)も設
けられている。始動口32,33,下入賞口40a,4
0bに入賞した入賞球は入賞経路に集合させられて、相
対的に少ない景品玉数(例えば、7個)を払い出すよう
になっており、その他の入賞口や入賞領域に入賞した玉
は、別の入賞経路に集合させられて、相対的に多い景品
玉数(例えば、15個)を払い出すようになっている。
【0017】本実施形態の特徴的動作を図4に示すポー
ズ設定ルーチン、図5に示すポーズ処理ルーチン及び図
6のポーズ解除ルーチンに基づいて説明する。弾発遊技
機15が電源に接続され、電源部(図示せず)から各回
路に電源が供給されると、CPU8は、ポーズ中フラグ
Fやカウンタが初期値「0」に設定される等の一連の初
期設定を行い、図示せぬメインルーチンを実行し、前記
各ルーチンがハードウェア割り込み等の手法により微小
時間ごとに定期的に実行されるようになっている。図4
に示すポーズ設定ルーチンが起動されると、ポーズ中フ
ラグFが「1」にセットされているかどうかを判定する
(ステップS100)。ポーズ中フラグFは、現在、弾
発遊技機15の大当り処理の一時停止機能が働いている
状態(以下、ポーズ状態という)であれば「1」、非ポ
ーズ状態であれば「0」を示すものである。ポーズ中フ
ラグFが「1」にセットされているとの肯定判断がなさ
れると、ポーズ処理は不要であるので、処理はリターン
に抜け、ポーズ設定ルーチンは終了する。ポーズ中フラ
グFが「1」にセットされていないとの否定判断がなさ
れると、タッチ信号が発生しているかどうか、すなわち
タッチスイッチ12cがオンしているかどうかが判断さ
れる(ステップS101)。タッチ信号が発生している
との肯定判断がなされると、遊技者が遊技中であること
からポーズ処理は不要と判断し、処理はリターンに抜
け、ポーズ設定ルーチンは終了する。タッチ信号が発生
していないとの否定判断がなされると、停止信号が発生
しているかどうか、すなわち発射停止ボタン12bが押
圧操作されているかどうかが判断される(ステップS1
02)。停止信号が発生していないとの否定判断がなさ
れると、遊技者が遊技停止を欲していないと判断し、処
理はリターンに抜け、ポーズ設定ルーチンは終了する。
停止信号が発生しているとの肯定判断がなされると、遊
技者が発射ハンドル25に触れていない状態で発射停止
ボタン12bを押圧操作していることから、大当りの遊
技停止を欲していると判断し、ポーズ処理を行う(ステ
ップS103)。ポーズ処理は弾発遊技機15の大当り
処理を停止するものであり、後述する。続いて報知処理
を行い(ステップS104)、リターンに抜ける。報知
処理は、遊技者にポーズ中である旨を知らせるものであ
り、ポーズ中LED20aが点灯するとともに、スピー
カ(図示せず)から「ポーズ状態が設定されました。3
分後に解除いたします。」などのメッセージが出される
処理が行われる。
【0018】図5に示すポーズ処理ルーチンはステップ
S103の詳細を示すものであり、そのルーチンが起動
されると、まずCPU8が大当り処理を実行中かどうか
判断する(ステップS200)。ステップS200にお
いて大当り処理を実行中でないとの否定判断がなされる
と、単に発射のためのモータ(図示せず)を停止する
(ステップS201)。ステップS200において大当
り処理を実行中であるとの肯定判断がなされると、発射
のためのモータ(図示せず)への通電を停止し(ステッ
プS202)、続いて大当り処理を停止し(ステップS
203)、ポーズ中フラグFを「1」にセットする(ス
テップS204)。大当り処理の停止は、可変表示装置
2における表示をそのままとすることや、球数の演算処
理、大当り処理に関連するタイマ機能、音の出力等を停
止する処理が行われ、これにより、大当り処理が暫時凍
結されポーズ状態に入る。
【0019】図6に示すポーズ解除ルーチンが起動され
ると、ポーズ中フラグFが「1」にセットされているか
どうかを判定する(ステップS300)。ポーズ中フラ
グFが「1」にセットされていないとの否定判断がなさ
れると、処理はリターンに抜け、ポーズ設定ルーチンは
終了する。ポーズ中フラグFが「1」にセットされてい
るとの肯定判断がなされると、タイマTがインクリメン
トされ、タイマ表示窓20bに大当り遊技停止からの経
過時間が表示される(ステップS301)。タイマTが
180S(3分)より大きいかどうかを判定する(ステ
ップS302)。タイマTが180Sを超えていないと
の否定判断がなされると、停止信号が発生しているかど
うか、すなわち発射停止ボタン12bが押圧操作されて
いるかどうかが判断される(ステップS303)。停止
信号が発生していないとの否定判断がなされると、ステ
ップS301に移行し、タイマTが180sを超えない
限りループ処理が行われる。ステップS302において
タイマTが180sを超えているとの肯定判断、又はス
テップS303において停止信号が発生しているとの肯
定判断がなされると、ポーズ解除処理を行う(ステップ
S304)。すなわち、遊技者が3分以上にわたり席を
開けた場合、又は遊技者が3分経過前に席に戻り発射停
止ボタン12bを押圧操作した場合には、自動的にポー
ズ状態が解除される。ポーズ解除処理としては、発射の
ためのモータ(図示せず)への通電を再開し、可変表示
装置2における表示を続行することや、球数の演算処
理、大当り処理に関連するタイマ機能、音の出力等を再
開する処理が行われる。これにより、大当り処理が解除
されポーズ状態から抜ける。続いて報知解除処理を行う
(ステップS305)。報知解除処理は、遊技者にポー
ズ状態が解除された旨を知らせるものであり、ポーズ中
LED20bが消灯するとともに、スピーカ(図示せ
ず)から「ポーズ状態が解除されました。」などのメッ
セージが出される処理が行われる。続いてポーズ中フラ
グFを「0」にリセットし(ステップS306)、処理
はリターンに抜ける。タイマ表示窓20bはタイマTの
時間経過により大当りが終了した場合にはリセットされ
ず、発射停止ボタン12bが押圧操作されて大当りが終
了した場合にリセットされるようになっている。これに
より、遊技者が長時間席を離れているときに、遊技を続
行する意思が無いとの判断を下すことができる。なお、
ステップS303に代えて又はその前後に追加して、タ
ッチスイッチ12cにより発射ハンドル25に遊技者が
触れているかどうかを判断するステップを設けてもよ
い。これにより、発射停止ボタン12bの押圧操作が検
出されたとき、又はタッチスイッチ12cにより発射ハ
ンドル25に遊技者が触れていないことが検出されたと
き、そのいずれかのときに、一時停止状態を解除させる
ように構成することも可能である。したがって、遊技者
にとり一時停止の解除が容易である利点がある。
【0020】以上詳細に説明した実施形態によれば、タ
ッチスイッチ12cにより遊技者が発射ハンドル25を
操作することなく発射停止ボタン12bの押圧操作が検
出されたとき、その押圧操作に応答して大当り遊技処理
を一時的に停止させ、その大当り遊技処理が一時停止状
態となっているときに発射停止ボタン12bの押圧操作
が検出されたとき、その押圧操作に応答して大当り遊技
処理の一時停止状態を解除させている。これにより、可
変表示装置2の特別図柄が「777」など大当り状態と
なっている場合に遊技者が急用で席を離れざるをえない
ときには、発射停止ボタン12bを操作するだけで、大
当り処理の進行を一時的に停止し、遊技者に対して余裕
をもって急用を足すことができるだけの適宜な時間を与
えることができる。また、遊技者が席に戻ったときに発
射停止ボタン12bを操作するだけで、せっかくの大当
りのチャンスを逸することもなく大当り遊技を再開する
ことができる。したがって、球切れ等があっても大当り
による賞球獲得のチャンスを確実にものにできるとい
う、遊技者にとって最善の結果となる。また、発射停止
ボタン12bを大当り停止スイッチとして兼用できるの
で、大当り停止用の特別のスイッチを設ける必要がな
く、既存枠を有効利用できる。すなわち、面替え(パチ
ンコホールの既存の遊技枠を利用して、遊技盤と制御基
盤のみを交換する作業)が可能となる。
【0021】また、大当り遊技処理が一時停止状態とな
っているときに、その旨を出力するポーズ中LED20
aを備えているので、大当り処理が停止中であることを
遊技者が知ることができ、安心して大当り処理を再開す
ることができる。また遊技者のみならず他の遊技者にも
知らせることができるので、他の遊技者が席があいてい
ると判断し大当りを開始してしまうことへの警告ともな
りうる。さらに、タイマ表示窓20bを設けているの
で、遊技者が長時間席を離れているときに、遊技を続行
する意思が無いとの判断を下すことができる。
【0022】以上、本実施形態を説明したが、本発明の
技術的思想を逸脱しない範囲において本発明の構成を適
宜設計変更できることは当然であり、このような設計変
更も、本発明の技術的範囲に属するものである。一例と
して、前記実施形態ではポーズ状態の時間は3分である
が、これについては任意時間を設定可能である。前記実
施形態では遊技球の発射停止ボタン12bを大当り処理
停止ボタン又は解除ボタンとして兼用させたが、それ専
用のボタンを設けてもよい。一時停止を解除するときに
は、発射停止ボタン12b又はタッチスイッチ12cに
触れた場合にそれを実行するようにしているが、それら
以外の部分に触れた場合に、一時停止の解除を実行する
ようにしても良い。
【0023】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、遊技停止
操作部の操作に応答して遊技処理を一時停止状態とさ
せ、その状態において前記遊技停止操作部の操作を検出
したとき、該操作に応答して、前記遊技処理の一時停止
状態を解除し、前記遊技処理を続行させている。これに
より、遊技者が急用等で席を離れざるをえない場合、遊
技停止操作部を操作するだけで、遊技の進行を一時的に
停止し、遊技者が余裕をもって急用を足すことができる
時間を与え、遊技者が席に戻ったときには遊技停止操作
部を操作するだけで、簡単に遊技を再開することができ
る。
【0024】請求項2に係る発明によれば、タッチ検出
手段により遊技者が前記発射ハンドルに触れていないこ
とが検出され、かつ前記発射停止スイッチの押圧操作が
検出されたとき、少なくとも前記可変表示装置の表示動
作を含む遊技処理を一時的に停止させ、その遊技処理が
一時停止状態となっており、かつ前記発射停止スイッチ
の押圧操作が検出されたとき、又は前記タッチ検出手段
により遊技者が発射ハンドルに触れていることが検出さ
れたとき、前記一時停止状態を解除させている。これに
より、大当り状態となっているときに遊技者が急用で席
を離れざるをえないとき場合には、発射停止スイッチを
操作するだけで、大当り処理の進行を一時的に停止し、
遊技者が余裕をもって急用を足すことができる時間を確
保し、席に戻ったときに発射停止スイッチを操作するだ
けで、大当りのチャンスを逸することもなく再開するこ
とができる。したがって、球切れ等があっても大当りに
よる賞球獲得のチャンスを確実にものにできるという、
遊技者にとって最善の結果となる。また、既存の遊技停
止スイッチを大当り停止スイッチとして兼用できるの
で、大当り停止用だけのための特別なスイッチを設ける
必要もなく、既存枠を有効利用できる。すなわち、パチ
ンコホールの既存の遊技枠を利用して、遊技盤と制御基
盤のみを交換する作業(面替えと呼んでいる)が可能と
なる。
【0025】請求項3に係る発明によれば、前記遊技停
止手段により遊技処理が一時停止状態となっているとき
に、その旨を出力するメッセージ報知手段を備えている
ので、大当り等が停止中であることを遊技者のみならず
他の遊技者にも知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施形態の弾発遊技機の電子制御装置
のブロック図である。
【図2】弾発遊技機の正面図である。
【図3】弾発遊技機の上受け皿付近の平面図である。
【図4】電子制御装置において実行される「ポーズ設定
ルーチン」の処理のフローチャートである。
【図5】電子制御装置において実行される「ポーズ処理
ルーチン」の処理のフローチャートである。
【図6】電子制御装置において実行される「ポーズ解除
ルーチン」の処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 電子制御装置 2 可変表示装置 3 画像データROM 4 画像データプロセッサ 5〜7 図柄表示部 5 左図柄部 6 中央図柄部 7 右図柄部 8 CPU 9 バス 10 ROM 11 RAM 12 入力インタフェース 13 出力インタフェース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技処理を停止するため遊技枠に設けら
    れた遊技停止操作部と、 該遊技停止操作部の操作を検出し、該操作に応答して遊
    技処理を一時的に停止させる遊技停止手段と、 該遊技停止手段により遊技処理が一時停止状態となって
    おり、かつ前記遊技停止操作部の操作を検出したとき、
    該操作に応答して、前記遊技処理の一時停止状態を解除
    し、前記遊技処理を続行させる一時停止解除手段と、 を備えたことを特徴とする弾発遊技機。
  2. 【請求項2】 遊技者の回動操作により遊技盤面上に遊
    技球を発射するための発射ハンドルと、該発射ハンドル
    に遊技者が触れていることを検出するタッチ検出手段
    と、遊技球発射処理を停止するため遊技枠に設けられた
    発射停止スイッチと、図柄を表示する可変表示装置とを
    少なくとも備え、該可変表示装置の表示態様が予め定め
    られた大当り表示態様となったときに変動入賞装置を遊
    技者に有利な状態に動作させる遊技処理を行う弾発遊技
    機において、 前記タッチ検出手段により遊技者が前記発射ハンドルに
    触れていないことが検出され、かつ前記発射停止スイッ
    チの押圧操作が検出されたとき、少なくとも前記可変表
    示装置の表示動作を含む遊技処理を一時的に停止させる
    遊技停止手段と、 該遊技停止手段により遊技処理が一時停止状態となって
    おり、かつ前記発射停止スイッチの押圧操作が検出され
    たとき、又は前記タッチ検出手段により発射ハンドルに
    遊技者が触れていないことが検出されたとき、前記一時
    停止状態を解除させる一時停止解除手段と、 を備えたことを特徴とする弾発遊技機。
  3. 【請求項3】 前記遊技停止手段により遊技処理が一時
    停止状態となっているときに、その旨を出力するメッセ
    ージ報知手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2
    記載の弾発遊技機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002272923A (ja) * 2001-03-21 2002-09-24 Heiwa Corp パチンコ機
JP2006087577A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Heiwa Corp パチンコ機
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JP2007075658A (ja) * 2006-12-26 2007-03-29 Sankyo Kk 遊技機
JP2010158559A (ja) * 2010-04-19 2010-07-22 Sankyo Co Ltd 遊技機

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