JPH09173238A - 切替え機能を備えたシャワーヘッド - Google Patents

切替え機能を備えたシャワーヘッド

Info

Publication number
JPH09173238A
JPH09173238A JP7337038A JP33703895A JPH09173238A JP H09173238 A JPH09173238 A JP H09173238A JP 7337038 A JP7337038 A JP 7337038A JP 33703895 A JP33703895 A JP 33703895A JP H09173238 A JPH09173238 A JP H09173238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching
switching plate
flow
water flow
upstream side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7337038A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunimasa Nagatomi
邦昌 永冨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP7337038A priority Critical patent/JPH09173238A/ja
Publication of JPH09173238A publication Critical patent/JPH09173238A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nozzles (AREA)
  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
  • Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転する切替えプレートによって流路を切り
替えるシャワーヘッドにおいて軽快にしかも確実に切替
え操作できるようにしてその使い勝手を向上させるこ
と。 【解決手段】 流切替えプレートを操作用のボタンを押
すことで回転させて流路を切り替えるシャワーヘッドに
おいて、切替えプレートの上流手前で流体を旋回させる
ことによって切替えプレートに対する圧力負荷を低減す
ると共に、旋回方向を切替えプレートの回転方向と一致
させることで流体との摩擦を利用して切替えプレートの
回転を促すようにし、使用流量が大きな場合でもボタン
を軽く押すだけで確実に切替えプレートによる流路の切
替えを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室や洗面化粧台
用又はキッチン用等として用いられるシャワーヘッドに
係り、たとえば整流吐水とスプレー吐水との切替えが確
実に操作できるようにした切替え構造に関する。
【0002】
【従来の技術】散水部の中央から流線の束の太くして放
出する整流吐水と、散水部の周縁部から多数の細い流線
として放出するスプレー吐水とに切り替える機構を備え
たシャワーヘッドが従来から利用されている。
【0003】このような切替え機能を持つシャワーヘッ
ドとして、本出願人は、従来構造のものに比べてより簡
単でしかもコンパクトな構造で耐久性も高くし得たもの
を既に提案して、特願平5−170398号として出願
した。
【0004】これは、図8の概略図に示すように、プッ
シュ式のボタンに連接されると共にスプリングによって
矢印A方向に付勢されたスピンドル51を軸線方向に移
動可能且つ軸線周りに回転可能としてシャワーヘッドの
本体に組み込み、このスピンドル51の先端に取り付け
た切替えプレート52を本体内に形成した弁座53に接
離可能としたものである。そして、スピンドル51は弁
座53を貫通してこの弁座53よりも下流側に位置さ
せ、弁座53には整流吐水流路側に連通する2個の第1
流路孔53a及びスプレー吐水流路側に連通する2個の
第2流路孔53bをそれぞれ開け、切替えプレート52
にはこれらの第1,第2流路孔53a,53bのいずれ
か一方の組に整合する2個の流路孔52aを開けてい
る。
【0005】また、スピンドル51はその周面に係合す
るピンとの間にカム機構を構成し、本体から外に突き出
ているボタンを一度押すと、切替えプレート52が弁座
53から下流側に離れていくと同時にカム機構によって
スピンドル51はその軸線周りに回転し、最終的にスピ
ンドル51は90°回転して弁座53に再び着座する。
このように切替えプレート52を一旦弁座53から下流
側に引き離して再び弁座53に着座するまでの間に、切
替えプレート52を回転させることによって、その流路
孔52aを弁座52の第1,第2流路孔52a,52b
に交互に切り替えることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような流路の切替
え構造であれば、切替え操作の間では切替えプレート5
2が弁座53から引き離された状態で回転するので、弁
座52との間の摺動抵抗がなくなり、軽い操作力で切替
えが速やかに行われる。
【0007】ところが、切替えプレート52は弁座53
への着座面よりも下流側に位置していて、その切替え開
始から終了までの前半では下流側に移動していくので、
上流から弁座53に向かう給水の圧力に抗する動きとな
る。そして、切替えの期間を通じて、上流側からの給水
は流路孔52aを抜けて弁座53の第1,第2流路孔5
3a,53bの両方に抜けていくようになるので、スピ
ンドル51の回転と共に切替えプレート52が回転にし
たがって、流路孔52aと第1,第2流路孔53a,5
3bとの間が捩じれた関係となる。
【0008】このように、切替えプレート52は切替え
の前半では給水流れと逆向きに移動して給水圧に対向し
ながら位置を変えるので、ボタンを押す力が小さ過ぎる
と切替えプレート52の弁座53からの引き離しが不良
となる可能性が高い。また、切替え途中の段階で切替え
プレート52が回転するので、その流路孔52aと弁座
53側の第1,第2流路孔53a,53bとのそれぞれ
の位置関係によっては、流路孔52aから第1,第2流
路孔53a,53bまでの流線の捩じれを生じ、この捩
じれによる給水の抵抗が切替えプレート52の回転方向
と逆向きに作用することなる。したがって、切替えプレ
ート52の回転に対しても給水圧が影響を及ぼすことに
もなる。
【0009】以上のことから、切替えプレート52はそ
の切替え期間において、その軸線方向にも回転方向に給
水による抵抗を受けることになり、ボタンを少し押した
だけでは切替え不良を生じて操作をやり直しが必要とな
ったり、ボタンを強く押さないと切替えができなくなる
等の問題があり、特に使用流量が多いときにはこのよう
な現象が頻発する可能性が高い。
【0010】本発明において解決すべき課題は、回転す
る切替えプレートによって流路を切り替えるシャワーヘ
ッドにおいて軽快にしかも確実に切替え操作できるよう
にしてその使い勝手を向上させることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、流入部から少
なくとも2以上の異なる流出部へ向かう内部流路を形成
すると共に、前記内部流路の中途に前記流出部のそれぞ
れに連通する流入口を開けた切替え弁座を備え、前記切
替え弁座が上流側を向く面に着座可能であってその回転
姿勢によって前記流入口を前記流入部に選択的に連通さ
せる切替えプレートを備え、前記切替えプレートを操作
手段によって前記切替え弁座の着座面から上流側に向け
て往復動作し且つこの往復動作の間に回転姿勢を変更可
能としたシャワーヘッドにおいて、前記切替えプレート
の上流近傍に、前記切替えプレートの往復動作方向に対
して流線を捩じる方向の流体流れを形成可能な水流調整
機構を設けてなることを特徴とする。
【0012】このような構成において、切替えプレート
を操作手段によって一方向に回転姿勢を変更操作可能と
し、水流調整機構は、切替えプレートの回転方向に倣う
向きに流体の流線を捩じって切替えプレートが上流側に
臨む面に沿う旋回流を形成可能としたものとすることが
できる。
【0013】この場合、水流調整機構を切替えプレート
との間に間隔をおいた上流側に位置させた水流調整ブロ
ックとし、この水流調整ブロックには少なくとも一つの
流路孔を上流から下流に向けて貫通させて設け、流路孔
の上流側から下流端までの流路経路を、下流端からの放
出流線が切替えプレートの回転方向に倣う向きとなるよ
うな流線履歴を形成可能な形状とした構成とすることが
できる。この構成では、流路孔は、その入口端と出口端
とを互いに異軸上に位置させると共に直線状に連通させ
たものとしてもよい。
【0014】更に、水流調整機構は、切替えプレートが
上流側を向く面の近傍に位置し通過する流体の流線を切
替えプレートの回転方向に向けて捩じる翼列形状を持つ
ガイド翼とすることができる。
【0015】この場合では、ガイド翼を切替えプレート
にほぼ同軸上に連結したものとしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】水流調整機構によって切替えプレ
ートの往復動作方向に対して流線を捩じらせて流体を供
給するようにすれば、切替えプレートが上流側を向く面
に沿う流体の流れを旋回させることができ、切替えプレ
ートに対する流体の圧力負荷が軽減される。したがっ
て、切替えプレートを操作する前半において切替え弁座
から上流側に移動させるときの抵抗が抑えられる。
【0017】水流調整機構によって切替えプレートの回
転方向に倣う向きに流体の流線を捩じて旋回流を形成可
能な構成としたものでは、流体の流れを切替えプレート
の回転に利用することができる。
【0018】水流調整ブロックを用いるものでは、その
流路孔の経路の形状を適切にすることで、放出された流
体の流線が切替えプレートの回転方向に倣う向きに流線
履歴として残すことができ、動的な部材を一切必要とす
ることがない。そして、流路孔を直線状に貫通させるも
のとすれば、水流調整ブロックはきわめて簡単な部材と
して提供され得る。
【0019】水流調整機構としてガイド翼を用いるもの
では、これを切替えプレートの直前に配置することで、
翼列による流線の強制曲げによって切替えプレートが回
転する方向に流線を形成することができる。そして、ガ
イド翼を切替えプレートにほぼ同軸上に連結すれば、ガ
イド翼の組み込みも容易となる。
【0020】
【実施例】図1は本発明のシャワーヘッドの一実施例を
示す側面縦断面図である。
【0021】図において、シャワーヘッドの本体1の下
端にはホース(図示せず)に接続するブッシング1aを
備え、正面側には散水板2を設ける。この散水板2は、
その中央に整流吐水口2aを開け、その周りに多数のス
プレー吐水口2bを分布させたものである。
【0022】散水板2に臨む本体1の内部は、整流チャ
ンバ1b及びスプレーチャンバ1cに区画すると共に、
これらのチャンバ1b,1cをそれぞれ整流吐水口2a
及びスプレー吐水口2bに連通させる。そして、ブッシ
ング1aと整流チャンバ1b及びスプレーチャンバ1c
との間には切替え弁座3を設ける。
【0023】図2は切替え弁座3をブッシング1a側か
ら見た正面図であり、整流チャンバ1b及びスプレーチ
ャンバ1cのそれぞれに連通する第1流入口3a及び第
2流入口3bを開けている。これらの第1,第2流入口
3a,3bはそれぞれ2か所に位置し同じ開口形状を持
ち、隣接し合う第1,第2流入口3a,3bの間の中心
角は90°である。
【0024】給水の整流吐水及びスプレー吐水の切替え
は、切替え弁座3がブッシング1aを向く面に接離し且
つその中心周りに回転操作可能な切替えプレート4によ
って行なう。この切替えプレート4による流路の切替え
は、従来技術でも説明した特願平5−170398号明
細書及び図面に記載されたものと全く同様であり、図3
にその切替え構造の概要を示す。
【0025】切替えプレート4は2個の流路孔4aを半
径方向に対向して開け、切替え弁座3を向く面にはパッ
キン等のシール材を一体に設けたものである。流路孔4
aは切替え弁座3の第1,第2流入口3a,3bとほぼ
同じ開口形状を持ち、たとえばこれらの流路孔4aが第
1流入口3aに整合しているときに、切替えプレート4
を90°回転させれば第2流入口3bに整合可能であ
り、更に90°回転すると再び第1流入口3aに整合可
能としたものである。
【0026】このような切替えプレート4を回転操作す
るため、図1に示すように、本体1の上端には操作ボタ
ン5を設け、これにロッド6及びカム軸7を介して切替
えプレート4を連接する。
【0027】操作ボタン5はスプリング5aによって外
側に付勢され、これに一端を連結されたロッド6は本体
1の中にパッキン6aを介して挿し込まれている。カム
軸7の上端側には、図3に示すように、ロッド6の下端
に設けた小径部6bを通す切欠7aを半径方向に設け、
小径部6bより下端側の大径部6cを収納する受け座7
bを形成する。大径部6cは受け座7bによって軸線方
向の拘束を受け、そして大径部6c及び小径部6bはい
ずれも受け座7b及び切欠7a内で回転自由とする。こ
れにより、ロッド6が軸線方向に移動するときにはカム
軸7もこれに連動し、同時にカム軸7はその軸線周りに
回転可能である。
【0028】カム軸7の外周面にはカム溝7cを全周に
刻み込み、このカム溝7cを利用して操作ボタン5を1
回押すとカム軸7が90°回転できる関係となるよう
に、ガイドピン8をカム軸7に連接する。このガイドピ
ン8は、図1に示すように、その軸線をカム軸7と直交
する姿勢とすると共にスプリング8aによって、カム軸
7側へ付勢されたものである。
【0029】ここで、カイドピン8とカム溝7cの形状
及び位置関係をそれぞれ適切にすることによって、操作
ボタン5を1回押せばカム軸7をその軸線周りに90°
回転させる構成とすることができる。そして、操作ボタ
ン5を指で押した後にこれを離すと、スプリング5aの
付勢力によってカム軸7は元の位置に戻り、以降は操作
ボタン5を押す度に図3中の矢印で示す方向にカム軸7
は90°ずつ回転していく。すなわち、操作ボタン5を
押せば、切替えプレート4は切替え弁座3から離れる向
きに移動して再び着座するように往復動作すると共にそ
の中心周りに90°回転して切替え弁座3に着座する。
したがって、操作ボタン5の1回の操作によって、流路
孔4aを第1流入口3aと第2流入口3bのそれぞれに
対して順に整合していき、整流吐水口2a及びスプレー
吐水口2bのいずれかからの吐水に切り替えることがで
きる。
【0030】このような切替えプレート4の回転と軸線
方向の動きに対し、ブッシング1aからの給水が抵抗と
して作用して流路の切替え操作に影響を及ぼすことは、
従来技術の項で述べたとおりである。これに対し、本発
明では、切替えプレート4に対する給水の抵抗を緩和す
ると同時にその回転方向への動きを促進させる向きに給
水流れを調整するための水流調整機構をこの切替えプレ
ート4の直ぐ上流に設ける。
【0031】図1の例では、水流調整機構としてブッシ
ング1aの中に組み込んだ水流調整ブロック9を備え
る。この水流調整ブロック9は図4の(a)に示すよう
に、一端にブッシング1aに位置決め固定するためのフ
ランジ9aを備え、このフランジ9aから円柱状の本体
9bを形成すると共にフランジ9aから本体9bの先端
までにかけて2本の流路孔9c,9dを貫通させたもの
である。
【0032】流路孔9c,9dは、それぞれ本体9bの
軸線に対して捩じれの関係にある開口軸線を持ち、一方
の流路孔9cは本体9bを上流側から見たときフランジ
9a側では下側で開口し本体9bの先端側では右上方に
開口し、他方の流路孔はフランジ9a側では上側で開口
し本体9bの先端では右側方で開口している。したがっ
て、流路孔9cからの給水はこれを抜ける間に本体9b
の先端側その上流側から見て斜め上を向く方向性を与え
られ、他方の流路孔9dからの給水は斜め下を向く方向
性が付与される。このため、同図の(b)に示すよう
に、これらの流路孔9c,9dから出る給水の流れは図
中の矢印方向を指向し、結果的に同図(a)に示すよう
に水流調整ブロック9を出た給水は矢印B方向へ旋回す
る流れに矯正される。
【0033】このような水流調整ブロック9を切替えプ
レート4の直ぐ上流に配置することによって、図3に示
すように、流路の切替えの際にカム軸7と一体に矢印A
方向に回転する切替えプレート4に対し、水流調整ブロ
ック9の流路孔9c,9dを抜けた後の水は同じ方向の
矢印Bの旋回流れとして供給される。このため、たとえ
ば水流調整ブロック9を備えていない場合では、ブッシ
ング1aからの給水は通常の管内流れと同様に切替えプ
レート4の上流側の面にほぼ一様の水圧を負荷するのに
対し、流れの旋回化による水流の圧力損失によって負荷
が低減される。
【0034】また、水流調整ブロック9を出た後の給水
は、切替えプレート4を流路切替えの際に回転させる向
きと同じ方向に旋回する流れとなるので、切替えプレー
ト4の上流側の面に対する流れの摩擦抵抗を利用してこ
の切替えプレート4の回転を促すことができる。
【0035】このように、切替えプレート4の手前で給
水を旋回させることによる減圧効果と旋回方向を切替え
プレート4の回転方向に一致させることによって、操作
ボタン5を押して流路を切り替えるときには、切替え操
作の前半での切替えプレート4の上流側への移動に対す
る抵抗が緩和されると同時に、切替えプレート4の回転
も促進させるころができる。したがって、操作ボタン5
を強く押さなくても、切替えプレート4は速やかに往復
移動と回転動作を水流の動きの助けを受けながら動作す
ることができ、切替え不良を生じることがなく、整流吐
水とスプレー吐水とに確実に切り替えることができる。
【0036】図5は水流調整ブロックの別の例である。
【0037】図示の例の水流調整ブロック10は、先の
例と同様に一端にフランジ10aを形成してこれから円
柱状の本体10bを形成したもので、図1の例のように
ブッシング1aの中に組み込まれるものである。そし
て、フランジ10aから本体10bの先端側との間に合
計4個の流路孔10c,10d,10e,10fを水流
調整ブロック10の軸線に対してそれぞれ同じ捩じれ角
度を持つ開口軸線として貫通させている。
【0038】この水流調整ブロック10の場合でも、同
図の(a)に示すように、各流路孔10c〜10fから
の給水の流線に方向性を与えることによって、図中の矢
印方向に流れを下流の切替えプレート4の直前で旋回さ
せることができ、先の例と同様に抵抗を軽減すると共に
切替えプレート4の回転動作を給水の流れを利用して促
すことができる。そして、流路孔10c〜10fが先の
例よりも2個多く備えると共にそれぞれの流路面積を小
さくすることによって、旋回化のための流速を大きくし
てより効果的に切替えプレート4の回転動作を促すこと
ができる。
【0039】図6は水流調整機構の別の例であって、こ
れは切替えプレート4自身にガイド翼11を備えたもの
である。
【0040】図示の例においても、カム軸7及び切替え
プレート4は先の例と同様の構成であり、切替えプレー
ト4が上流側を向く面にガイド翼11を同軸上に固定し
ている。このガイド翼11は、たとえばスクリュー状に
形成されたものであって、ブッシング1aからの給水を
受けたときには同図の(a)に示す矢印方向と同じ向き
に回転する翼列を持つものであればよい。また、ガイド
翼11の大きさは流路孔4aの前方に被さらない程度と
して流路孔4aを抜ける給水への抵抗が増えないように
することが好ましい。
【0041】このようなガイド翼11を持つものでも、
ブッシング1aからの給水は、ガイド翼11の翼列によ
って流れが撹拌されることによって切替えプレート4に
対する給水圧の負荷が軽減される。そして、給水流れに
よってガイド翼11は切替えプレート4をその切替え方
向に回転する向きに回転させられるので、流路の切替え
の際には先の例と同様に給水の流れを利用して切替えプ
レート4の切替え方向への回転を促すことができる。
【0042】図7はガイド翼の別の例を示すものであ
り、これは切替えプレート4に同軸上に斜流ガイド翼1
2を連結したものである。この斜流ガイド翼12は、斜
流ファン等と同様の翼列配置を持ち、ブッシング1aか
らの給水を受けて図中の矢印方向に回転する翼形状とし
たものである。
【0043】この斜流ガイド翼12を備える場合も、図
6に示したガイド翼11による切替えプレート4に対す
る抵抗の低減と切替え方向への回転の促進とが同様に可
能である。
【0044】
【発明の効果】本発明では、操作手段によって切替えプ
レートを動かして流路を切り替えるとき、切替えプレー
トの直前で流体を旋回させたりこの旋回の方向を切替え
プレートの回転方向に一致させたりした操作が可能なの
で、切替えプレート切替え弁座から上流側に移動させる
ときの負荷は小さく、また流体の流れを切替えプレート
の回転にも利用するので、切替え操作が速やかに行われ
る。したがって、流量を大きくして使っている間に流路
の切替え操作をするときでも、切替えプレートを確実に
切り替えることができるほか、操作手段を強く操作する
こともなく使い勝手の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシャワーヘッドの一実施例を示す側面
縦断面図である。
【図2】弁座に設ける第1,第2流路孔の配置を示すた
めの正面図である。
【図3】切替えプレートの軸方向の移動と軸線回りの回
転をカム機構及び水流調整ブロックとともに示す分解斜
視図である。
【図4】水流調整ブロックの詳細であって、同図の
(a)はその斜視図、同図の(b)は下流側から見た本
体の端面図である。
【図5】水流調整ブロックの別の例の詳細であって、同
図の(a)はその斜視図、同図の(b)は上流側から見
たフランジの端面図、同図の(c)は下流側から見た本
体の端面図である。
【図6】切替えプレートにスクリュー状のガイド翼を設
ける例であって、同図の(a)はその要部の斜視図、同
図の(b)は側面図である。
【図7】切替えプレートに斜流ガイド翼を設ける例であ
って、同図の(a)はその要部の斜視図、同図の(b)
は側面図である。
【図8】従来例であって、弁座に対する切替えプレート
の配置及びその動作を説明するための概略分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 :本体 1a:ブッシング 2 :散水板 3 :切替え弁座 3a:第1流入口 3b:第2流入口 4 :切替えプレート 4a:流路孔 5 :操作ボタン 6 :ロッド 7 :カム軸 8 :ガイドピン 9 :水流調整ブロック 9a:フランジ 9b:本体 9c:流路孔 10 :水流調整ブロック 10a:フランジ 10b:本体 10c:流路孔 10d:流路孔 10e:流路孔 10f:流路孔 11 :ガイド翼 12 :斜流ガイド翼

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入部から少なくとも2以上の異なる流
    出部へ向かう内部流路を形成すると共に、前記内部流路
    の中途に前記流出部のそれぞれに連通する流入口を開け
    た切替え弁座を備え、前記切替え弁座が上流側を向く面
    に着座可能であってその回転姿勢によって前記流入口を
    前記流入部に選択的に連通させる切替えプレートを備
    え、前記切替えプレートを操作手段によって前記切替え
    弁座の着座面から上流側に向けて往復動作し且つこの往
    復動作の間に回転姿勢を変更可能としたシャワーヘッド
    において、前記切替えプレートの上流近傍に、前記切替
    えプレートの往復動作方向に対して流線を捩じる方向の
    流体流れを形成可能な水流調整機構を設けてなる切替え
    機能を備えたシャワーヘッド。
  2. 【請求項2】 前記切替えプレートを前記操作手段によ
    って一方向に回転姿勢を変更操作可能とし、前記水流調
    整機構は、前記切替えプレートの回転方向に倣う向きに
    流体の流線を捩じって前記切替えプレートが上流側に臨
    む面に沿う旋回流を形成可能としてなる請求項1記載の
    切替え機能を備えたシャワーヘッド。
  3. 【請求項3】 前記水流調整機構を前記切替えプレート
    との間に間隔をおいた上流側に位置させた水流調整ブロ
    ックとし、該水流調整ブロックには少なくとも一つの流
    路孔を上流から下流に向けて貫通させて設け、前記流路
    孔の上流側から下流端までの流路経路を、下流端からの
    放出流線が前記切替えプレートの回転方向に倣う向きと
    なるような流線履歴を形成可能な形状としてなる請求項
    2記載の切替え機能を備えたシャワーヘッド。
  4. 【請求項4】 前記流路孔は、その入口端と出口端とを
    互いに異軸上に位置させると共に直線状に連通させて形
    成してなる請求項3記載の切替え機能を備えたシャワー
    ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記水流調整機構は、前記切替えプレー
    トが上流側を向く面の近傍に位置し通過する流体の流線
    を前記切替えプレートの回転方向に向けて捩じる翼列形
    状を持つガイド翼としてなる請求項2記載の切替え機能
    を備えたシャワーヘッド。
  6. 【請求項6】 前記ガイド翼を前記切替えプレートにほ
    ぼ同軸上に連結してなる請求項5記載の切替え機能を備
    えたシャワーヘッド。
JP7337038A 1995-12-25 1995-12-25 切替え機能を備えたシャワーヘッド Pending JPH09173238A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7337038A JPH09173238A (ja) 1995-12-25 1995-12-25 切替え機能を備えたシャワーヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7337038A JPH09173238A (ja) 1995-12-25 1995-12-25 切替え機能を備えたシャワーヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09173238A true JPH09173238A (ja) 1997-07-08

Family

ID=18304856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7337038A Pending JPH09173238A (ja) 1995-12-25 1995-12-25 切替え機能を備えたシャワーヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09173238A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002021132A (ja) * 2000-07-06 2002-01-23 Kvk Corp 給水栓
JP2002266396A (ja) * 2001-03-09 2002-09-18 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd 切替機構付シャワヘッドを備えたスプレー混合栓
JP2004113870A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Toto Ltd 薬剤添加システム
JP2005344343A (ja) * 2004-06-02 2005-12-15 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd 吐出切換装置
JP2006083650A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Mym Corp シャワーヘッド
JP2006207307A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Mym Corp シャワーヘッド
CN102357440A (zh) * 2011-09-01 2012-02-22 荣成市红军农机电器厂 一种电动喷雾器的液电开关
WO2013091463A1 (zh) * 2011-12-23 2013-06-27 厦门松霖科技有限公司 按钮切换水路阀组
JP2018053520A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 株式会社Lixil 水栓

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002021132A (ja) * 2000-07-06 2002-01-23 Kvk Corp 給水栓
JP4675460B2 (ja) * 2000-07-06 2011-04-20 株式会社ケーブイケー 給水栓
JP2002266396A (ja) * 2001-03-09 2002-09-18 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd 切替機構付シャワヘッドを備えたスプレー混合栓
JP2004113870A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Toto Ltd 薬剤添加システム
JP2005344343A (ja) * 2004-06-02 2005-12-15 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd 吐出切換装置
JP4532997B2 (ja) * 2004-06-02 2010-08-25 株式会社三栄水栓製作所 吐出切換装置
JP2006083650A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Mym Corp シャワーヘッド
JP2006207307A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Mym Corp シャワーヘッド
CN102357440A (zh) * 2011-09-01 2012-02-22 荣成市红军农机电器厂 一种电动喷雾器的液电开关
WO2013091463A1 (zh) * 2011-12-23 2013-06-27 厦门松霖科技有限公司 按钮切换水路阀组
JP2018053520A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 株式会社Lixil 水栓

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11358159B2 (en) Shower device
US5291621A (en) Spa jet assembly
US6360965B1 (en) Fluid delivery from a spray head having a moving nozzle
US6742725B1 (en) Multi-nozzle showerhead
EP1556639B1 (en) Mixing cartridge for single-lever mixing faucets
US7472846B2 (en) Integrated swivel spray aerator with diverter
JPH11314052A (ja) 流体を噴霧するための噴射装置
JPH09173238A (ja) 切替え機能を備えたシャワーヘッド
US11273456B2 (en) Flow passage switching device and water outlet device
KR20010085628A (ko) 다기능 샤워 헤드
US11712705B2 (en) Variable flow rate hand showers and showerheads
JPH0724363A (ja) シャワーヘッド
KR100838999B1 (ko) 비데의 유로조절밸브 및 이를 포함하는 비데
US6561284B2 (en) Reverse apparatus for air impact wrench
TWI673107B (zh) 具有直流模式與噴霧模式、以及流量控制的噴嘴
US7175107B2 (en) Multi-function head for high-pressure water gun, in particular for water cleaning machines
US6572032B2 (en) Switch of straight sprinkling gun
US20030173423A1 (en) Water tool
US20070277889A1 (en) Mixing valve
JP4358948B2 (ja) 散水器
JP2015532957A (ja) 省エネルギー型水道バルブカートリッジ
JPH0536509Y2 (ja)
CN101213027B (zh) 花洒头
JP2001314467A (ja) マッサージ機能付ハンドシャワ
JP3011331B2 (ja) 手元操作式湯水混合水栓