JPH09171917A - 希土類ボンド磁石および希土類ボンド磁石用組成物 - Google Patents

希土類ボンド磁石および希土類ボンド磁石用組成物

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JPH09171917A
JPH09171917A JP8267556A JP26755696A JPH09171917A JP H09171917 A JPH09171917 A JP H09171917A JP 8267556 A JP8267556 A JP 8267556A JP 26755696 A JP26755696 A JP 26755696A JP H09171917 A JPH09171917 A JP H09171917A
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JP
Japan
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rare earth
magnet
composition
bonded magnet
earth bonded
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JP8267556A
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English (en)
Inventor
Koji Akioka
宏治 秋岡
Isato Shirai
勇人 白井
Takeshi Ikuma
健 井熊
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】少量の結合樹脂で、成形性、磁気特性に優れた
希土類ボンド磁石およびこれを製造するための希土類ボ
ンド磁石用組成物を提供すること。 【解決手段】本発明の希土類ボンド磁石は、希土類磁石
粉末と1〜3.8wt%の熱可塑性樹脂と酸化防止剤とを
含む。希土類磁石粉末としては、例えばSm−Co系合
金、R−Fe−B系合金(ただし、RはYを含む希土類
元素のうち少なくとも1種)、Sm−Fe−N系合金よ
りなるものが用いられる。熱可塑性樹脂としては、例え
ばポリアミド、液晶ポリマー、PPSが用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、希土類ボンド磁石
および希土類ボンド磁石用組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】希土類ボンド磁石は、希土類磁石粉末と
結合樹脂(有機バインダー)との混合物(コンパウン
ド)を所望に磁石形状に加圧成形して製造されるもので
あるが、その成形方法には、圧縮成形法、射出成形法お
よび押出成形法が利用されている。
【0003】圧縮成形法は、前記コンパウンドをプレス
金型中に充填し、これを圧縮成形して成形体を得、その
後、加熱して結合樹脂である熱硬化性樹脂を硬化させて
磁石を製造する方法である。この方法は、他の方法に比
べ、結合樹脂の量が少なくても成形が可能であるため、
得られた磁石中の樹脂量が少なくなり、磁気特性の向上
にとって有利であるが、磁石の形状に対する自由度が小
さい。
【0004】射出成形法は、前記コンパウンドを加熱溶
融し、十分な流動性を持たせた状態で該溶融物を金型内
に注入し、所定の磁石形状に成形する方法である。この
方法では、成形時における溶融物の流動性を確保するた
めに、結合樹脂の添加量を圧縮成形法のそれに比べて多
くする必要があり、従って、得られた磁石中の樹脂量が
多く、磁気特性は低下するが、その反面、磁石の形状に
対する自由度は大きいという利点がある。
【0005】押出成形法は、加熱溶融された前記コンパ
ウンドを押出成形機の金型から押し出すとともに冷却固
化し、所望の長さに切断して、磁石とする方法である。
この方法でも、前記射出成形法と同様に、成形時におけ
る溶融物の流動性を確保するために、結合樹脂の添加量
を圧縮成形法のそれに比べて多くする必要があり、従っ
て、得られた磁石中の樹脂量が多く、磁気特性は低下す
るが、その反面、磁石の形状に対する自由度は大きく、
特に、薄肉で長尺・異形状の磁石を容易に製造できると
いう利点がある。
【0006】ところで、前記コンパウンド中の結合樹脂
としては、エポキシ樹脂のような熱硬化性樹脂が主流で
あり(特公昭56−31841号公報、特公昭56−4
4561号公報)、その添加量も、0.5〜4wt%程度
と低い値とすることが可能であるが、熱可塑性樹脂を用
いた場合には、その添加量と成形性との関係について、
未だ解明されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、少量
の結合樹脂で、成形性、磁気特性に優れた希土類ボンド
磁石およびこれを製造するための希土類ボンド磁石用組
成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(11)の本発明により達成される。
【0009】(1) 希土類磁石粉末と熱可塑性樹脂と
酸化防止剤とを含む希土類ボンド磁石であって、前記熱
可塑性樹脂を1〜3.8wt%含有することを特徴とする
希土類ボンド磁石。
【0010】(2) 空孔率が2 vol%以下である上記
(1)に記載の希土類ボンド磁石。 (3) 前記熱可塑性樹脂は、融点が400℃以下のも
のである上記(1)または(2)に記載の希土類ボンド
磁石。
【0011】(4) 前記熱可塑性樹脂は、ポリアミ
ド、液晶ポリマーまたはポリフェニレンサルファイドで
ある上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の希土類
ボンド磁石。
【0012】(5) 前記希土類磁石粉末は、Smを主
とする希土類元素と、Coを主とする遷移金属とを基本
成分とするものである上記(1)ないし(4)のいずれ
かに記載の希土類ボンド磁石。
【0013】(6) 前記希土類磁石粉末は、R(ただ
し、RはYを含む希土類元素のうち少なくとも1種)
と、Feを主とする遷移金属と、Bとを基本成分とする
ものである上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の
希土類ボンド磁石。
【0014】(7) 前記希土類磁石粉末は、Smを主
とする希土類元素と、Feを主とする遷移金属と、Nを
主とする格子間元素とを基本成分とするものである上記
(1)ないし(4)のいずれかに記載の希土類ボンド磁
石。
【0015】(8) 前記希土類磁石粉末は、上記
(5)、(6)および(7)に記載の希土類磁石粉末の
うちの少なくとも2種を混合したものである上記(1)
ないし(4)のいずれかに記載の希土類ボンド磁石。
【0016】(9) 希土類磁石粉末と熱可塑性樹脂と
酸化防止剤とからなる希土類ボンド磁石用組成物であっ
て、該希土類ボンド磁石用組成物を用いて少なくとも押
出成形によりボンド磁石を製造し得る成形時の流動性が
確保されるような量の前記熱可塑性樹脂および前記酸化
防止剤が添加されていることを特徴とする希土類ボンド
磁石用組成物。
【0017】(10) 希土類磁石粉末と熱可塑性樹脂と
酸化防止剤とからなる希土類ボンド磁石用組成物であっ
て、該希土類ボンド磁石用組成物を用いて少なくとも押
出成形によりボンド磁石を製造し得る成形時の流動性が
確保され、かつ得られた希土類ボンド磁石の空孔率が2
vol%以下となるような量の前記熱可塑性樹脂および前
記酸化防止剤が添加されていることを特徴とする希土類
ボンド磁石用組成物。
【0018】(11) 希土類ボンド磁石用組成物におけ
る前記熱可塑性樹脂の添加量が1〜3.8wt%であり、
前記酸化防止剤の添加量が0.1〜2.0wt%である上
記(9)または(10)に記載の希土類ボンド磁石用組成
物。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の希土類ボンド磁石
および希土類ボンド磁石用組成物について詳細に説明す
る。
【0020】まず、本発明の希土類ボンド磁石について
説明する。本発明の希土類ボンド磁石は、以下のような
希土類磁石粉末と熱可塑性樹脂と酸化防止剤とを含む。
【0021】1.希土類磁石粉末 希土類磁石粉末としては、希土類元素と遷移金属とを含
む合金よりなるものが好ましく、特に、次の[1]〜
[4]が好ましい。
【0022】[1] Smを主とする希土類元素と、C
oを主とする遷移金属とを基本成分とするもの(以下、
Sm−Co系合金と言う)。
【0023】[2] R(ただし、RはYを含む希土類
元素のうち少なくとも1種)と、Feを主とする遷移金
属と、Bとを基本成分とするもの(以下、R−Fe−B
系合金と言う)。
【0024】[3] Smを主とする希土類元素と、F
eを主とする遷移金属と、Nを主とする格子間元素とを
基本成分とするもの(以下、Sm−Fe−N系合金と言
う)。 [4] 前記[1]〜[3]の組成のもののうち、少な
くとも2種を混合したもの。この場合、より優れた磁気
特性が得られる。
【0025】Sm−Co系合金の代表的なものとして
は、SmCo5 、Sm2 TM17(ただしTMは、遷移金
属)が挙げられる。
【0026】R−Fe−B系合金の代表的なものとして
は、Nd−Fe−B系合金、Pr−Fe−B系合金、N
d−Pr−Fe−B系合金、Ce−Nd−Fe−B系合
金、Ce−Pr−Nd−Fe−B系合金、これらにおけ
るFeの一部を他の遷移金属で置換したもの等が挙げら
れる。
【0027】Sm−Fe−N系合金の代表的なものとし
ては、Sm2 Fe17合金を窒化して作製したSm2 Fe
17N3 が挙げられる。
【0028】磁石粉末における前記希土類元素として
は、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、
Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、ミ
ッシュメタルが挙げられ、これらを1種または2種以上
含むことができる。また、前記遷移金属としては、F
e、Co、Ni等が挙げられ、これらを1種または2種
以上含むことができる。また、磁気特性を向上させるた
めに、磁石粉末中には、必要に応じ、B、Al、Mo、
Cu、Ga、Si、Ti、Ta、Zr、Hf、Ag、Z
n等を含有することもできる。
【0029】また、磁石粉末の平均粒径は、特に限定さ
れないが、0.5〜50μm 程度が好ましく、1〜30
μm 程度がより好ましい。また、後述するような少量の
結合樹脂で射出成形、押出成形における良好な成形性を
得るために、磁石粉末の粒径分布は、ある程度分散され
ている(バラツキがある)のが好ましい。これにより、
得られたボンド磁石の空孔率を低減することもできる。
【0030】なお、磁石粉末の製造方法は、特に限定さ
れず、例えば、溶解・鋳造により合金インゴットを作製
し、この合金インゴットを適度な粒度に粉砕し(さらに
分級し)て得られたもの、アモルファス合金を製造する
に用いる急冷薄帯製造装置で、リボン状の急冷薄片(微
細な多結晶が集合)を製造し、この薄片(薄帯)を適度
な粒度に粉砕し(さらに分級し)て得られたもの等、い
ずれでもよい。
【0031】2.結合樹脂(バインダー) 結合樹脂(バインダー)としては、熱可塑性樹脂が用い
られる。結合樹脂として従来より用いられている例えば
エポキシ樹脂のような熱硬化性樹脂を用いた場合には、
成形時における流動性が悪いので、成形性が劣り、磁石
の空孔率が増大し、機械的強度および耐食性が低いが、
熱可塑性樹脂を用いた場合には、このような問題が解消
される。また、熱可塑性樹脂は、その種類、共重合化等
により、例えば成形性を重視したものや、耐熱性、機械
的強度を重視したものというように、広範囲の選択が可
能となる。
【0032】使用し得る熱可塑性樹脂としては、例え
ば、ポリアミド(例:ナイロン6、ナイロン66、ナイ
ロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン
12、ナイロン6−12、ナイロン6−66)、熱可塑
性ポリイミド、液晶ポリマー、ポリフェニレンオキサイ
ド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等のポリオレフィン、変性ポリオレフィン、
ポリエーテル、ポリアセタール等、またはこれらを主と
する共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等が挙げら
れ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用い
ることができる。これらのうちでも、成形性の向上がよ
り顕著であることから、ポリアミド、耐熱性向上の点か
ら、液晶ポリマー、ポリフェニレンサルファイドを主と
するものが好ましく、ポリアミド、液晶ポリマーを主と
するものが特に好ましい。
【0033】用いられる熱可塑性樹脂は、融点が400
℃以下のものであるのが好ましく、300℃以下のもの
であるのがより好ましい。融点が400℃を超えると、
成形時の温度が上昇し、磁石粉末等の酸化が生じ易くな
る。
【0034】また、流動性、成形性をより向上させるた
めに、用いられる熱可塑性樹脂の平均分子量(重合度)
は、10000〜60000程度であるのが好ましく、
12000〜30000程度であるのがより好ましい。
【0035】このような熱可塑性樹脂の含有量は、1〜
3.8wt%程度であり、特に、1.0〜3.6wt%程度
とするのが好ましい。熱可塑性樹脂の含有量が1wt%未
満では、製造時において磁石粉末との十分な混練が困難
であり、成形性が低下し、低空孔率、高機械的強度の磁
石が得られない。また、熱可塑性樹脂の含有量が3.8
wt%を超えると、成形性は良好であるが、磁石の磁気特
性が低下する。
【0036】3.酸化防止剤 酸化防止剤は、後述する希土類ボンド磁石用組成物を混
練する際等に、希土類磁石粉末の酸化(劣化、変質)や
結合樹脂の酸化(希土類磁石粉末の金属成分が触媒とし
て働くことにより生じる)を防止するために該組成中に
添加される添加剤である。この酸化防止剤の添加は、希
土類磁石粉末の酸化を防止し、磁石の磁気特性の向上を
図るのに寄与するとともに、希土類ボンド磁石用組成物
の混練時、成形時における熱的安定性の向上に寄与し、
少ない結合樹脂量で良好な成形性を確保する上で重要な
役割を果たしている。
【0037】この酸化防止剤は、希土類ボンド磁石用組
成物の混練時や成形時等の中間工程において揮発した
り、変質したりするので、製造された希土類ボンド磁石
中には、その一部が残留した状態で存在している。従っ
て、希土類ボンド磁石中の酸化防止剤の含有量は、希土
類ボンド磁石用組成物中の酸化防止剤の添加量に対し、
例えば10〜90%程度となる。
【0038】酸化防止剤としては、希土類磁石粉末等の
酸化を防止または抑制し得るものであればいかなるのも
でもよく、例えば、アミン系化合物、アミノ酸系化合
物、ニトロカルボン酸類、ヒドラジン化合物、シアン化
合物、硫化物等の、磁石粉末表面を不活性化させるキレ
ート化剤が好適に使用される。なお、酸化防止剤の種
類、組成等については、これらのものに限定されないこ
とは言うまでもない。
【0039】なお、本発明の希土類ボンド磁石の形状、
寸法等は特に限定されず、例えば、形状に関しては、例
えば、円柱状、角柱状、円筒状、円弧状、平板状、湾曲
板状等のあらゆる形状のものが可能であり、その大きさ
も、大型のものから超小型のものまであらゆる大きさの
ものが可能である。
【0040】次に、本発明の希土類ボンド磁石用組成物
について説明する。
【0041】本発明の希土類ボンド磁石用組成物は、前
述した希土類磁石粉末と前述した熱可塑性樹脂と前述し
た酸化防止剤とからなる。
【0042】この場合、熱可塑性樹脂および酸化防止剤
のそれぞれの添加量は、その希土類ボンド磁石用組成物
を用いて押出成形によりボンド磁石を製造した場合に、
成形時における該組成物の溶融物の流動性が必要かつ十
分に確保されるような量、特に、得られた希土類ボンド
磁石の空孔率が2 vol%以下となるような量とされる。
【0043】このような量は、添加する熱可塑性樹脂、
酸化防止剤の種類、組成、成形方法、温度、圧力等の成
形条件、成形物の形状、寸法等の諸条件に応じて異なる
が、一例を挙げて説明するならば、希土類ボンド磁石用
組成物中の熱可塑性樹脂の添加量は、1〜3.8wt%程
度であるのが好ましく、1.1〜3.6wt%程度である
のがより好ましい。希土類ボンド磁石用組成物中の酸化
防止剤の添加量は、0.1〜2.0wt%程度であるのが
好ましく、0.5〜1.8wt%程度であるのがより好ま
しい。
【0044】希土類ボンド磁石用組成物中の熱可塑性樹
脂の添加量が1wt%未満では、混練物の粘度が高くなり
混練トルクが増大し、発熱により磁石粉末等の酸化が促
進される傾向となるので、酸化防止剤等の添加量が少な
い場合に、磁石粉末等の酸化を十分に抑制することがで
きなくなるとともに、混練物(樹脂溶融物)の粘度上昇
等により成形性が劣り、低空孔率、高機械的強度の磁石
が得られない。また、熱可塑性樹脂の添加量が3.8wt
%を超えると、成形性は良好であるが、得られた磁石中
の結合樹脂含有量が多くなり、磁気特性が低下する。
【0045】一方、希土類ボンド磁石用組成物中の酸化
防止剤の添加量が0.1wt%未満では、酸化防止効果が
少なく、熱可塑性樹脂の添加量が少ない場合に、磁石粉
末等の酸化を十分に抑制することができなくなる。ま
た、酸化防止剤の添加量が2.0wt%を超えると、相対
的な樹脂量が減少し、成形体の機械的強度が減少してし
まう。
【0046】このように、熱可塑性樹脂の添加量が比較
的多ければ、酸化防止剤の添加量を少なくすることがで
き、逆に、熱可塑性樹脂の添加量が少なければ、酸化防
止剤の添加量を多くする必要がある。従って、熱可塑性
樹脂と酸化防止剤との合計量は、4.7wt%以下である
のが好ましく、4.5wt%以下であるのがより好まし
い。
【0047】また、希土類ボンド磁石用組成物には、必
要に応じ、例えば、結合樹脂を可塑化する可塑剤(例え
ば、ステアリン酸塩、脂肪酸)、潤滑剤(例えば、シリ
コーンオイル、各種ワックス、アルミナ、シリカ、チタ
ニア等の各種無機潤滑剤)、その他成形助剤等の各種添
加剤を添加することもできる。
【0048】可塑剤の添加は、成形時の流動性を向上さ
せるので、より少ない結合樹脂の添加量で同様の特性を
得ることができ、好ましい。潤滑剤の添加についても同
様である。可塑剤、潤滑剤の添加量は、それぞれ、0.
01〜0.3wt%程度であるのが好ましく、0.05〜
0.2wt%程度であるのがより好ましい。
【0049】このような希土類ボンド磁石用組成物を用
い、例えば、次のようにして希土類ボンド磁石が製造さ
れる。
【0050】熱可塑性樹脂および酸化防止剤を含む希土
類ボンド磁石用組成物(混合物)を混練機等を用いて十
分に混練し、この混練物(コンパウンド)を押出成形機
により、熱可塑性樹脂の溶融温度以上の温度(例えば、
ポリアミド系の場合、120〜230℃の温度)に加熱
しつつ押出成形し、冷却後、所望の長さに切断して希土
類ボンド磁石とされる。
【0051】また、他の方法として、熱可塑性樹脂およ
び酸化防止剤を含む希土類ボンド磁石用組成物(コンパ
ウンド)をプレス金型中に充填し、熱可塑性樹脂の溶融
温度以上の温度(例えば、ポリアミド系の場合、180
〜200℃の温度)に加熱しつつ、例えば0.5〜3.
0t/cm2 程度の圧力で加圧して、圧縮成形し、所望形状
の希土類ボンド磁石とされる。
【0052】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例について説明す
る。
【0053】(実施例1)Nd−Fe−B系急冷磁石粉
末(平均粒径=20μm ):96wt%と、ポリアミド
(融点=175℃):3.4wt%と、ヒドラジン系酸化
防止剤:0.6wt%とを押出混練機を用いて230℃で
混練し、得られたコンパウンドを押出成形機を用いて金
型温度250℃で押出成形し、直径10mmの丸棒状に成
形した。このとき混練機のバレル内でのニーディングデ
ィスク部の総長(混練強さの基準)は15cmであった。
得られた丸棒を7mmの長さに切断し、本発明の希土類ボ
ンド磁石を完成した。
【0054】得られた希土類ボンド磁石の組成を分析し
たところ、ポリアミド:3.6wt%であった。
【0055】また、この希土類ボンド磁石の特性評価を
行ったところ、(BH)max =9.5MGOe、密度ρ=6.
06g/cm3 、空孔率1.3 vol%であった。
【0056】(実施例2)コンパウンドの組成をNd−
Fe−B系急冷磁石粉末(平均粒径=19μm ):96
wt%、ポリアミド(融点=175℃):3.0wt%、ヒ
ドラジン系酸化防止剤:1.0wt%とした以外は実施例
1と同様にして本発明の希土類ボンド磁石を製造した。
なお、混練機における混練トルクは、実施例1の約80
%であった。
【0057】得られた希土類ボンド磁石の組成を分析し
たところ、ポリアミド:3.3wt%であった。
【0058】また、この希土類ボンド磁石の特性評価を
行ったところ、(BH)max =10.3MGOe、密度ρ=
6.13g/cm3 、空孔率1.1 vol%であった。
【0059】(実施例3)コンパウンドの組成をNd−
Fe−B系急冷磁石粉末(平均粒径=18μm ):9
6.3wt%、ポリアミド(融点=175℃):2.5wt
%、ヒドラジン系酸化防止剤:1.2wt%とした以外は
実施例1と同様にして本発明の希土類ボンド磁石を製造
した。なお、混練機におけるニーディングディスク部の
総長を20cmに延長したので、混練機における混練トル
クは、実施例1の約120%となった。
【0060】得られた希土類ボンド磁石の組成を分析し
たところ、ポリアミド:2.9wt%であった。
【0061】また、この希土類ボンド磁石の特性評価を
行ったところ、(BH)max =11.6MGOe、密度ρ=
6.21g/cm3 、空孔率1.2 vol%であった。
【0062】(実施例4)コンパウンドの組成をNd−
Fe−B系急冷磁石粉末(平均粒径=21μm ):9
7.3wt%、ポリアミド(融点=175℃):1.0wt
%、ヒドラジン系酸化防止剤:1.5wt%、イソステア
リン酸亜鉛(可塑剤)0.2wt%とした以外は実施例1
と同様にして本発明の希土類ボンド磁石を製造した。な
お、混練機におけるニーディングディスク部の総長を3
0cmに延長したので、混練機における混練トルクは、実
施例1の約150%となった。
【0063】得られた希土類ボンド磁石の組成を分析し
たところ、ポリアミド:1.3wt%であった。
【0064】また、この希土類ボンド磁石の特性評価を
行ったところ、(BH)max =14.3MGOe、密度ρ=
6.54g/cm3 、空孔率1.3 vol%であった。
【0065】(実施例5)実施例1のコンパウンドを用
いて実施例1と同条件で外径18mm、肉厚0.8mmの円
筒状に連続押出成形し、長さ7mmに切断して円筒状の希
土類ボンド磁石を製造した。
【0066】得られた希土類ボンド磁石の組成および特
性は、実施例1と同様であった。
【0067】(実施例6)実施例3のコンパウンドを用
いて実施例3と同条件で外径18mm、肉厚0.8mmの円
筒状に連続押出成形し、長さ7mmに切断して円筒状の希
土類ボンド磁石を製造した。
【0068】得られた希土類ボンド磁石の組成および特
性は、実施例3と同様であった。
【0069】(実施例7)実施例4のコンパウンドを用
い、プレス成形機を用いて、温度225℃、圧力1t/cm
2 で圧縮成形し、外径18mm、肉厚0.8mm、長さ7mm
の円筒状希土類ボンド磁石を製造した。
【0070】得られた希土類ボンド磁石の組成および特
性は、実施例4と同様であった。
【0071】(実施例8)Sm(Co0.604 Cu0.06F
e0.32Zr0.016 )8.3 よりなる磁石粉末(平均粒径=
24μm ):96wt%と、ポリアミド(融点=175
℃):3.4wt%と、ヒドラジン系酸化防止剤:0.6
wt%とを混練機を用いて230℃で混練した。なお、混
練機におけるニーディングディスク部の総長を30cmに
延長したので、混練機における混練トルクは、実施例1
の約120%となった。
【0072】得られたコンパウンドをプレス成形機を用
いて、配向磁界15KOe の磁場中で、温度230℃、圧
力1t/cm2 で圧縮成形し、外径18mm、肉厚0.8mm、
長さ7mmの円筒状希土類ボンド磁石を製造した。
【0073】得られた希土類ボンド磁石の組成を分析し
たところ、ポリアミド:3.6wt%であった。
【0074】また、この希土類ボンド磁石の特性評価を
行ったところ、(BH)max =20.7MGOe、密度ρ=
7.35g/cm3 、空孔率1.5 vol%であった。
【0075】(実施例9)コンパウンドの組成をNd−
Fe−B系急冷磁石粉末(平均粒径=17μm ):96
wt%、液晶ポリマー(融点=180℃):3.0wt%、
ヒドラジン系酸化防止剤:1.0wt%とし、混練温度を
250℃とした以外は実施例1と同様にして本発明の希
土類ボンド磁石を製造した。なお、混練機における混練
トルクは、実施例2の約125%であった。
【0076】得られた希土類ボンド磁石の組成を分析し
たところ、液晶ポリマー:3.4wt%であった。
【0077】また、この希土類ボンド磁石の特性評価を
行ったところ、(BH)max =9.8MGOe、密度ρ=6.
14g/cm3 、空孔率1.3 vol%であった。
【0078】(実施例10)コンパウンドの組成をNd
−Fe−B系急冷磁石粉末(平均粒径=19μm ):9
6.2wt%、液晶ポリマー(融点=180℃):2.5
wt%、ヒドラジン系酸化防止剤:1.3wt%とし、混練
温度を250℃とした以外は実施例1と同様にして本発
明の希土類ボンド磁石を製造した。
【0079】得られた希土類ボンド磁石の組成を分析し
たところ、液晶ポリマー:3.0wt%であった。
【0080】また、この希土類ボンド磁石の特性評価を
行ったところ、(BH)max =10.4MGOe、密度ρ=
6.17g/cm3 、空孔率1.2 vol%であった。
【0081】(実施例11)コンパウンドの組成をSm
2 Fe17N3 よりなる磁石粉末(平均粒径=1.5μm
):97wt%、ポリアミド(融点=175℃):1.
4wt%、ヒドラジン系酸化防止剤:1.4wt%、イソス
テアリン酸亜鉛(可塑剤)0.2wt%とした以外は実施
例1と同様にして本発明の希土類ボンド磁石を製造し
た。なお、混練機におけるニーディングディスク部の総
長を30cmとした。
【0082】得られた希土類ボンド磁石の組成を分析し
たところ、ポリアミド:1.8wt%であった。
【0083】また、この希土類ボンド磁石の特性評価を
行ったところ、(BH)max =21.3MGOe、密度ρ=
6.6g/cm3 、空孔率1.2 vol%であった。
【0084】(実施例12)コンパウンドの組成をSm
2 Fe17N3 よりなる磁石粉末(平均粒径=1.0μm
):96.2wt%、液晶ポリマー(融点=180
℃):2.0wt%、ヒドラジン系酸化防止剤:1.5wt
%、イソステアリン酸亜鉛(可塑剤)0.2wt%、シリ
コーンオイル(潤滑剤)0.1wt%とし、混練温度を2
50℃とした以外は実施例1と同様にして本発明の希土
類ボンド磁石を製造した。なお、混練機におけるニーデ
ィングディスク部の総長を30cmとした。
【0085】得られた希土類ボンド磁石の組成を分析し
たところ、液晶ポリマー:2.5wt%であった。
【0086】また、この希土類ボンド磁石の特性評価を
行ったところ、(BH)max =20.6MGOe、密度ρ=
6.54g/cm3 、空孔率1.1 vol%であった。
【0087】(実施例13)Sm(Co0.604 Cu0.06
Fe0.32Zr0.016 )8.3 よりなる磁石粉末(平均粒径
=22μm ):72wt%と、Sm2 Fe17N3 よりなる
磁石粉末(平均粒径=1.2μm ):24wt%と、ポリ
アミド(融点=175℃):3.4wt%と、ヒドラジン
系酸化防止剤:0.6wt%とを混練機を用いて230℃
で混練した。なお、混練機におけるニーディングディス
ク部の総長は、30cmであり、混練機における混練トル
クは、実施例1の約140%となった。
【0088】得られたコンパウンドをプレス成形機を用
いて、配向磁界15KOe の磁場中で、温度230℃、圧
力1t/cm2 で圧縮成形し、外径18mm、肉厚0.8mm、
長さ7mmの円筒状希土類ボンド磁石を製造した。
【0089】得られた希土類ボンド磁石の組成を分析し
たところ、ポリアミド:3.7wt%であった。
【0090】また、この希土類ボンド磁石の特性評価を
行ったところ、(BH)max =22.5MGOe、密度ρ=
7.27g/cm3 、空孔率1.1 vol%であった。
【0091】(実施例14)Sm(Co0.604 Cu0.06
Fe0.32Zr0.016 )8.3 よりなる磁石粉末(平均粒径
=22μm ):50wt%と、Sm2 Fe17N3 よりなる
磁石粉末(平均粒径=1.2μm ):27.3wt%と、
異方性Nd−Fe−B系磁石粉末(平均粒径=17μm
):20wt%と、ポリフェニレンサルファイド:1.
0wt%と、ヒドラジン系酸化防止剤:1.5wt%と、可
塑剤:0.2wt%とを混練機を用いて300℃で混練し
た。なお、混練機におけるニーディングディスク部の総
長は、30cmであり、混練機における混練トルクは、実
施例1の約170%となった。
【0092】得られたコンパウンドをプレス成形機を用
いて、配向磁界18KOe の磁場中で、温度300℃、圧
力2t/cm2 で圧縮成形し、直径10mm、長さ7mmの丸棒
状の希土類ボンド磁石を製造した。
【0093】得られた希土類ボンド磁石の組成を分析し
たところ、ポリフェニレンサルファイド:1.4wt%で
あった。
【0094】また、この希土類ボンド磁石の特性評価を
行ったところ、(BH)max =20.1MGOe、密度ρ=
7.20g/cm3 、空孔率1.1 vol%であった。
【0095】(比較例1) (a)Nd−Fe−B系急冷磁石粉末(平均粒径=19
μm ):99.0wt%+エポキシ樹脂:1.0wt% (b)Nd−Fe−B系急冷磁石粉末(平均粒径=20
μm ):97.0wt%+エポキシ樹脂:3.0wt% (c)Nd−Fe−B系急冷磁石粉末(平均粒径=21
μm ):95.0wt%+エポキシ樹脂:5.0wt% の3種類を混練機により室温下で混練し、得られたコン
パウンドをプレス成形機により圧力5t/cm2 で圧縮成形
して、直径10mm、長さ7mmの円柱状ブロックを成形し
た。その後、この成形体を150℃で1時間熱処理して
樹脂硬化を行い、希土類ボンド磁石を製造した。
【0096】(a)から得られた希土類ボンド磁石は、
磁石粉末と結合樹脂(熱硬化性樹脂)との結合が不十分
であったため、わずかな衝撃で磁石粉末が脱落し、実用
に耐え得ないものであった。
【0097】(b)から得られた希土類ボンド磁石は、
熱処理中に粘度が低下して樹脂がしみ出し、樹脂硬化後
には、しみ出した樹脂が磁石表面を覆うという現象が生
じたので、磁気特性等の評価ができなかった。
【0098】(c)から得られた希土類ボンド磁石は、
プレス金型からブロックを取り出す際に、形状が維持で
きず、結果として成形ができなかった。
【0099】(比較例2)Nd−Fe−B系急冷磁石粉
末(平均粒径=22μm ):99.1wt%と、ポリアミ
ド(融点=175℃):0.9wt%とを混練機を用いて
230℃で混練し、コンパウンドを調整した。このとき
の混練トルクは、極めて大きく、十分な混練ができなか
ったことに加え、発熱により磁石粉末の酸化が著しかっ
た。
【0100】得られたコンパウンドからは押出成形を行
うことができなかった。そのため、前記コンパウンドを
プレス成形機により温度230℃、3.0t/cm2 の圧力
で圧縮成形して、直径10mm、長さ7mmの円柱状の希土
類ボンド磁石を製造した。
【0101】得られた希土類ボンド磁石に対し、磁気特
性の測定を行ったところ、その衝撃により、磁石粉末の
脱落が生じ、実用に耐え得ないものであった。
【0102】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の希土類ボン
ド磁石および希土類ボンド磁石用組成物によれば、熱可
塑性樹脂と酸化防止剤とを所定量含有するので、希土類
ボンド磁石用組成物の十分な混練を行うこと等によっ
て、成形時における磁石粉末等の酸化を抑制しつつ、流
動性を確保し、これにより、成形性に優れ、機械的強度
が高く、磁気特性に優れた希土類ボンド磁石を提供する
ことができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C22C 38/00 303 C22C 38/00 303D

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 希土類磁石粉末と熱可塑性樹脂と酸化防
    止剤とを含む希土類ボンド磁石であって、 前記熱可塑性樹脂を1〜3.8wt%含有することを特徴
    とする希土類ボンド磁石。
  2. 【請求項2】 空孔率が2 vol%以下である請求項1に
    記載の希土類ボンド磁石。
  3. 【請求項3】 前記熱可塑性樹脂は、融点が400℃以
    下のものである請求項1または2に記載の希土類ボンド
    磁石。
  4. 【請求項4】 前記熱可塑性樹脂は、ポリアミド、液晶
    ポリマーまたはポリフェニレンサルファイドである請求
    項1ないし3のいずれかに記載の希土類ボンド磁石。
  5. 【請求項5】 前記希土類磁石粉末は、Smを主とする
    希土類元素と、Coを主とする遷移金属とを基本成分と
    するものである請求項1ないし4のいずれかに記載の希
    土類ボンド磁石。
  6. 【請求項6】 前記希土類磁石粉末は、R(ただし、R
    はYを含む希土類元素のうち少なくとも1種)と、Fe
    を主とする遷移金属と、Bとを基本成分とするものであ
    る請求項1ないし4のいずれかに記載の希土類ボンド磁
    石。
  7. 【請求項7】 前記希土類磁石粉末は、Smを主とする
    希土類元素と、Feを主とする遷移金属と、Nを主とす
    る格子間元素とを基本成分とするものである請求項1な
    いし4のいずれかに記載の希土類ボンド磁石。
  8. 【請求項8】 前記希土類磁石粉末は、請求項5、6お
    よび7に記載の希土類磁石粉末のうちの少なくとも2種
    を混合したものである請求項1ないし4のいずれかに記
    載の希土類ボンド磁石。
  9. 【請求項9】 希土類磁石粉末と熱可塑性樹脂と酸化防
    止剤とからなる希土類ボンド磁石用組成物であって、 該希土類ボンド磁石用組成物を用いて少なくとも押出成
    形によりボンド磁石を製造し得る成形時の流動性が確保
    されるような量の前記熱可塑性樹脂および前記酸化防止
    剤が添加されていることを特徴とする希土類ボンド磁石
    用組成物。
  10. 【請求項10】 希土類磁石粉末と熱可塑性樹脂と酸化
    防止剤とからなる希土類ボンド磁石用組成物であって、 該希土類ボンド磁石用組成物を用いて少なくとも押出成
    形によりボンド磁石を製造し得る成形時の流動性が確保
    され、かつ得られた希土類ボンド磁石の空孔率が2 vol
    %以下となるような量の前記熱可塑性樹脂および前記酸
    化防止剤が添加されていることを特徴とする希土類ボン
    ド磁石用組成物。
  11. 【請求項11】 希土類ボンド磁石用組成物における前
    記熱可塑性樹脂の添加量が1〜3.8wt%であり、前記
    酸化防止剤の添加量が0.1〜2.0wt%である請求項
    9または10に記載の希土類ボンド磁石用組成物。
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