JPH09171603A - 情報記録再生回路 - Google Patents

情報記録再生回路

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JPH09171603A
JPH09171603A JP33204195A JP33204195A JPH09171603A JP H09171603 A JPH09171603 A JP H09171603A JP 33204195 A JP33204195 A JP 33204195A JP 33204195 A JP33204195 A JP 33204195A JP H09171603 A JPH09171603 A JP H09171603A
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JP33204195A
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Inventor
Kazuo Murayama
和雄 村山
Hiroshi Bando
浩 坂東
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録状態から再生状態への切換えが行われると
き、再生増幅部の入力端に加えられるオフセット電圧を
効果的に低減させて、再生増幅部から得られる再生情報
信号に混入するパルス性ノイズを充分に抑圧できるもの
となす。 【解決手段】記録増幅部31と磁気ヘッド部33の一端
との間及び磁気ヘッド部33の一端と再生増幅部43と
の間を選択的に連結するスイッチ32と、磁気ヘッド部
33の他端に定電流化部37を介して接続されたバイア
ス信号発振部38と、スイッチ32が記録増幅部31と
磁気ヘッド部33の一端との間を連結するとき、磁気ヘ
ッド部33の一端を、その直流抵抗値の1〜10倍の抵
抗値を有した抵抗42を介して基準電位点に連結し、か
つ、スイッチ32が磁気ヘッド部33の一端と再生増幅
部43との間を連結するとき、磁気ヘッド部33の他端
を直接的に基準電位点に連結するスイッチ34とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープに対す
る情報信号の記録が磁気ヘッドを通じて行われる記録状
態と磁気テープに記録された情報信号の読取りが磁気ヘ
ッドにより行われる再生状態とを、選択的に設定する情
報記録再生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】走行する磁気テープに当接する磁気ヘッ
ドを備え、その磁気ヘッドを用いて、情報信号を磁気テ
ープに記録し、また、情報信号の記録がなされた磁気テ
ープから情報信号を読み取って再生する、磁気テープを
用いる情報記録再生装置であるテープレコーダが、各種
の態様をとるものとして広く普及している。このような
テープレコーダには、記録すべき情報信号である記録情
報信号を記録増幅部から磁気ヘッドに供給する記録状態
と、磁気テープから情報信号を読み取る磁気ヘッドから
得られる情報信号である読取情報信号を再生増幅部に供
給する再生状態とを選択的にとる情報記録再生回路が、
磁気ヘッドに連結されて設けられる。
【0003】情報記録再生回路が記録状態をとり、記録
増幅部からの記録情報信号が磁気ヘッドに供給されて、
磁気テープに情報信号が記録されるにあたっては、磁気
テープが備える磁化特性をあらわす磁化曲線上における
直線的な部分を有効に利用して、磁気テープへの記録に
際して生じる情報信号の歪みを低減するとともに、効率
のよい記録再生を行うべく、磁気ヘッドに、それに供給
される記録情報信号に加えて、所定の一定周波数及び一
定振幅を有した交流バイアス信号が供給される。それに
より、磁気ヘッドには、記録情報信号に基づく信号電流
と交流バイアス信号に基づくバイアス電流とが合成され
て得られる合成信号電流が流れることになり、その結
果、磁気テープに対する情報信号の記録が、交流バイア
ス信号が作用するもとで行われる。
【0004】このような磁気ヘッドに対する交流バイア
ス信号の供給を行う情報記録再生回路は、従来、例え
ば、図3に示される如くに構成されている。この図3に
示される情報記録再生回路においては、記録状態がとら
れるとき、記録増幅部11の出力端11Aから送出され
る記録情報信号SRが、可動接続子が実線により示され
る選択位置をとるスイッチ12を通じて、磁気テープT
に当接した磁気ヘッド13にその一端から供給される。
このとき、磁気ヘッド13に供給される記録情報信号S
Rに基づく信号電流は、磁気ヘッド13の他端から、可
動接続子が実線により示される選択位置をとるスイッチ
14を通じて、抵抗15とコンデンサ16とにより形成
される定電流化部17、及び、バイアス信号発振部18
における発振トランス部19を通じて、バイアス電圧V
bが印加された基準電位点に至る信号路を通じて流れ
る。
【0005】バイアス信号発振部18は、発振回路部2
0,発振トランス部19及びコンデンサ21を含んで構
成されており、例えば、50kHz〜200kHz程度
の周波数を有した一定振幅の交流バイアス信号SVを発
生する。そして、バイアス信号発振部18から得られる
交流バイアス信号SVが、定電流化部17及び可動接続
子が実線により示される選択位置をとるスイッチ14を
通じて、磁気ヘッド13にその他端から供給される。従
って、磁気ヘッド13には、記録増幅部11からの記録
情報信号SRに基づく信号電流とバイアス信号発振部1
8からの交流バイアス信号SVに基づくバイアス電流と
が合成されて得られる合成信号電流が流れることにな
り、その結果、磁気テープTに対する記録情報信号SR
の記録が、交流バイアス信号SVが作用するもとで行わ
れる。
【0006】一方、再生状態がとられるときには、磁気
テープTに当接した磁気ヘッド13により磁気テープT
に記録された情報信号が読み取られて得られる読取情報
信号が、可動接続子が一点鎖線により示される選択位置
をとるものとされたスイッチ12を通じて、再生増幅部
22における入力端22Aに、再生情報信号SPとして
供給される。また、このとき、磁気ヘッド13の他端
は、可動接続子が一点鎖線により示される選択位置をと
るものとされたスイッチ14を通じて、バイアス電圧V
bが印加された基準電位点に接続され、磁気ヘッド13
に対するバイアス信号発振部18からの交流バイアス信
号SVの供給はなされない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くにして記録
状態と再生状態とが選択的にとられる情報記録再生回路
においては、記録状態のもとで記録増幅部11の出力端
11Aから磁気ヘッド13側をみたインピーダンスにお
ける抵抗分と、再生状態のもとで再生増幅部22の入力
端22Aから磁気ヘッド13側をみたインピーダンスに
おける抵抗分とが、著しく相違することになる。即ち、
記録状態のもとで記録増幅部11の出力端11Aから磁
気ヘッド13側をみたインピーダンスにおける抵抗分
が、磁気ヘッド13,定電流化部17及びバイアス信号
発振部18における発振トランス部19の直列接続全体
の抵抗分である、例えば、10kΩ程度とみなされるの
に対して、再生状態のもとで再生増幅部22の入力端2
2Aから磁気ヘッド13側をみたインピーダンスにおけ
る抵抗分は、磁気ヘッド13の抵抗分である、例えば、
300Ω程度とみなされることになる。
【0008】このように記録状態のもとで記録増幅部1
1の出力端11Aから磁気ヘッド13側をみたインピー
ダンスにおける抵抗分と再生状態のもとで再生増幅部2
2の入力端22Aから磁気ヘッド13側をみたインピー
ダンスにおける抵抗分とが、例えば、10kΩ程度と3
00Ω程度というように著しく相違するもとにあって
は、例えば、スイッチ12及び14の夫々が、その可動
接続子が実線により示される選択位置をとる状態から一
点鎖線により示される選択位置をとるものに切り換えら
れ、記録状態から再生状態への切換えが行われるとき、
スイッチ12に連結されるインピーダンスにおける抵抗
分が大幅に変動し、それにより、スイッチ12に比較的
大なるオフセット電圧が生じて、そのオフセット電圧が
再生増幅部22の入力端22Aに加えられることにな
る。そして、再生増幅部22の入力端22Aに加えられ
るオフセット電圧は、再生増幅部22により増幅され、
パルス性ノイズとして再生情報信号SPと共に再生増幅
部22の出力端側に導出される。即ち、再生増幅部22
から得られる再生情報信号SPが、記録状態から再生状
態への切換えに伴う比較的大なるオフセット電圧に起因
するパルス性ノイズが混入したものなってしまう、とい
う不都合が生じるのである。
【0009】斯かる点に鑑み、本発明は、記録増幅部か
ら得られる記録情報信号が定電流化部を通じるものとし
て磁気ヘッド部に供給されるとともに、交流バイアス信
号が定電流化部を通じて磁気ヘッド部に供給され、それ
により、磁気ヘッド部に記録情報信号に基づく信号電流
と交流バイアス信号に基づくバイアス電流とが合成され
て得られる合成信号電流が流れて、磁気テープに対する
記録情報信号の記録が交流バイアス信号が作用するもと
で行われる記録状態と、磁気ヘッド部により磁気テープ
から読み取られて得られる読取情報信号が再生増幅部に
供給される再生状態とが、選択的にとられるにあたり、
例えば、記録状態から再生状態への切換えが行われると
き、再生増幅部の入力端に加えられるオフセット電圧を
効果的に低減させて、再生増幅部から得られる再生情報
信号に記録状態から再生状態への切換えに伴うオフセッ
ト電圧に起因して混入するパルス性ノイズを充分に抑圧
できる情報記録再生回路を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る情報記録再
生回路は、磁気テープに対する情報信号の記録及び磁気
テープからの情報信号の読取りを行う磁気ヘッド部と、
記録増幅部と磁気ヘッド部の一端との間及び磁気ヘッド
部の一端と再生増幅部との間を選択的に連結する第1の
連結切換部と、磁気ヘッド部の他端に定電流化部を介し
て接続されたバイアス信号発振部と、第1の連結切換部
が記録増幅部と磁気ヘッド部の一端との間を連結すると
き、磁気ヘッド部の一端をその磁気ヘッド部の直流抵抗
値の1〜10倍の抵抗値を有した抵抗部を介して基準電
位点に連結し、かつ、第1の連結切換部が磁気ヘッド部
の一端と再生増幅部との間を連結するとき、磁気ヘッド
部の他端を直接的に基準電位点に連結する第2の連結切
換部と、を備えて構成される。
【0011】上述の如くの本発明に係る情報記録再生回
路にあっては、第1の連結切換部によって、記録増幅部
と磁気ヘッド部の一端との間が連結されるとともに、第
2の連結切換部によって、磁気ヘッド部の一端が磁気ヘ
ッド部の直流抵抗値の1〜10倍の抵抗値、例えば、3
00Ω〜3kΩ程度の抵抗値を有した抵抗部を介して基
準電位点に連結されて、記録状態がとられる。それによ
り、記録状態のもとにあっては、記録増幅部の出力端
に、第1の連結切換部を介して、磁気ヘッド部,定電流
化部及びバイアス信号発振部における発振トランス部の
直列接続である第1の直列接続と、その第1の直列接続
に対して並列に配された、抵抗部及び第2の連結切換部
の直列接続である第2の直列接続とが接続されて、記録
増幅部からの記録情報信号が、第1の連結切換部を通じ
て、第1の直列接続とそれに対して並列に配された第2
の直列接続とに供給される。
【0012】斯かるもとにおいては、第1の直列接続に
ついてのインピーダンスにおける抵抗分に比して、第2
の直列接続についてのインピーダンスにおける抵抗分が
極めて低い抵抗値をとるので、記録増幅部の出力端から
磁気ヘッド部側を見たインピーダンスにおける抵抗分
は、実質的に第2の直列接続を形成する抵抗部によって
設定されることになり、従って、その抵抗値は、磁気ヘ
ッド部の直流抵抗値の1〜10倍、例えば、300Ω〜
3kΩ程度とされる。このとき、記録増幅部の出力イン
ピーダンスは、第2の直列接続のインピーダンスに比し
て充分低く設定されるので、抵抗部を含んだ第2の直列
接続の存在は、記録情報信号の磁気ヘッド部による磁気
テープへの記録動作については実質的な影響を及ぼさな
い。
【0013】また、第1の連結切換部によって、磁気ヘ
ッド部の一端と再生増幅部との間が連結されるととも
に、第2の連結切換部によって、磁気ヘッド部の他端が
直接的に基準電位点に連結されて、再生状態がとられ
る。それにより、再生状態のもとにあっては、再生増幅
部の入力端に、第1の連結切換部,磁気ヘッド部及び第
2の連結切換部の直列接続が接続されて、磁気ヘッド部
からの読取情報信号が再生情報信号として再生増幅部に
供給される。斯かるもとにおいては、再生増幅部の入力
端から磁気ヘッド部側を見たインピーダンスにおける抵
抗分は、実質的に磁気ヘッド部の直流抵抗値によって設
定され、従って、その抵抗値は、例えば、300Ω程度
とされる。
【0014】このように、記録状態がとられるとき、磁
気ヘッド部の一端を基準電位点に連結する、抵抗部及び
第2の連結切換部の直列接続である第2の直列接続が設
けられることにより、記録状態のもとで記録増幅部の出
力端から磁気ヘッド部側を見たインピーダンスにおける
抵抗分、及び、再生状態のもとで再生増幅部の入力端か
ら磁気ヘッド部側を見たインピーダンスにおける抵抗分
が、夫々、例えば、300Ω〜3kΩ程度及び300Ω
程度とされて、両者間の差が比較的小なるものとされる
ことになる。従って、例えば、第1及び第2の連結切換
部の夫々が切り換えられて、記録状態から再生状態への
切換えが行われるとき、第1の連結切換部に連結される
インピーダンスにおける抵抗分の変動が比較的小とさ
れ、それにより、第1の連結切換部に生じるオフセット
電圧が比較的小とされて、その比較的小なるオフセット
電圧が再生増幅部の入力端に加えられることになる。
【0015】それゆえ、再生増幅部に加えられ、再生増
幅部により増幅されてパルス性ノイズとして再生情報信
号と共に再生増幅部の出力端側に導出されることになる
オフセット電圧が効果的に低減されて、再生増幅部から
得られる再生情報信号に記録状態から再生状態への切換
えに伴うオフセット電圧に起因して混入するパルス性ノ
イズが充分に抑圧されることになる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る情報記録再
生回路の一例を示す。この図1に示される例において
は、記録状態がとられるとき、スイッチ32及び34の
夫々が各々の可動接続子が実線により示される選択位置
をとる状態におかれる。それにより、スイッチ32によ
って、記録増幅部31の出力端31Aと磁気ヘッド部3
3の一端との間が連結されるとともに、スイッチ34に
よって、磁気ヘッド部33の一端が磁気ヘッド部33の
直流抵抗値の1〜10倍の抵抗値、例えば、300Ω〜
3kΩ程度の抵抗値を有した抵抗42を介して、バイア
ス電圧Vbが印加された基準電位点に連結される。
【0017】従って、記録状態のもとにあっては、記録
増幅部31の出力端31Aに、スイッチ32を介して、
磁気ヘッド部33,抵抗35とコンデンサ36とにより
形成される定電流化部37、及び、バイアス信号発振部
38における発振トランス部39を経て、バイアス電圧
Vbが印加された基準電位点に至る直列接続と、それに
対して並列に配された、抵抗42及びスイッチ34を経
てバイアス電圧Vbが印加された基準電位点に至る直列
接続とが接続されて、記録増幅部31からの記録情報信
号SRが、スイッチ32を通じて、磁気ヘッド部33,
定電流化部37及びバイアス信号発振部38における発
振トランス部39の直列接続とそれに対して並列に配さ
れた抵抗42及びスイッチ34の直列接続とに供給され
る。
【0018】このとき、磁気ヘッド部33に供給される
記録情報信号SRに基づく信号電流は、磁気ヘッド部3
3の他端から定電流化部37及びバイアス信号発振部3
8における発振トランス部39を通じて、バイアス電圧
Vbが印加された基準電位点に至る信号路を通じて流れ
る。
【0019】バイアス信号発振部38は、発振回路部4
0,発振トランス部39及びコンデンサ41を含んで構
成されており、例えば、50kHz〜200kHz程度
の一定周波数を有した一定振幅の交流バイアス信号SV
を発生する。そして、バイアス信号発振部38から得ら
れる交流バイアス信号SVが、定電流化部37を通じ
て、磁気ヘッド部33にその他端から供給される。従っ
て、磁気ヘッド部33には、記録増幅部31からの記録
情報信号SRに基づく信号電流とバイアス信号発振部3
8からの交流バイアス信号SVに基づくバイアス電流と
が合成されて得られる合成信号電流が流れることにな
り、その結果、磁気テープTに対する記録情報信号SR
の記録が、交流バイアス信号SVが作用するもとで行わ
れる。
【0020】斯かるもとにおいて、磁気ヘッド部33
は、例えば、300Ω程度の直流抵抗値を有するものと
され、記録増幅部31の出力端31Aに、スイッチ32
を介して接続された、磁気ヘッド部33,定電流化部3
7及びバイアス信号発振部38における発振トランス部
39を経て、バイアス電圧Vbが印加された基準電位点
に至る直列接続の全体についてのインピーダンスにおけ
る抵抗分が、例えば、10kΩ程度の比較的大なる抵抗
値を有するものとされるとともに、同じく記録増幅部3
1の出力端31Aに、スイッチ32を介して接続され
た、抵抗42及びスイッチ34を経てバイアス電圧Vb
が印加された基準電位点に至る直列接続についてのイン
ピーダンスにおける抵抗分が、実質的に抵抗42が有す
る、磁気ヘッド部33の直流抵抗値の1〜10倍の抵抗
値、例えば、300Ω〜3kΩ程度の抵抗値を有するも
のとされる。即ち、磁気ヘッド部33,定電流化部37
及びバイアス信号発振部38における発振トランス部3
9を経て、バイアス電圧Vbが印加された基準電位点に
至る直列接続の全体についてのインピーダンスにおける
抵抗分がとる、例えば、10kΩ程度の比較的大なる抵
抗値に比して、抵抗42及びスイッチ34を経てバイア
ス電圧Vbが印加された基準電位点に至る直列接続につ
いてのインピーダンスにおける抵抗分が、例えば、30
0Ω〜3kΩ程度の極めて低い抵抗値をとるものとされ
るのである。
【0021】それゆえ、記録増幅部31の出力端31A
から磁気ヘッド部33側を見たインピーダンスにおける
抵抗分は、実質的に抵抗42及びスイッチ34を経てバ
イアス電圧Vbが印加された基準電位点に至る直列接続
についてのインピーダンスにおける抵抗分、従って、実
質的に抵抗42の抵抗値によって設定されることにな
り、その抵抗値は、磁気ヘッド部33の直流抵抗値の1
〜10倍、例えば、300Ω〜3kΩ程度とされる。こ
のとき、記録増幅部31の出力インピーダンスは、抵抗
42及びスイッチ34を経てバイアス電圧Vbが印加さ
れた基準電位点に至る直列接続のインピーダンスに比し
て充分低く設定されるので、抵抗42及びスイッチ34
を経てバイアス電圧Vbが印加された基準電位点に至る
直列接続の存在は、記録情報信号SRの磁気ヘッド部3
3による磁気テープTへの記録動作については実質的な
影響を及ぼさない。
【0022】一方、再生状態がとられるときには、スイ
ッチ32及び34の夫々が各々の可動接続子が一点鎖線
により示される選択位置をとる状態におかれる。それに
より、スイッチ32によって、磁気ヘッド部33の一端
と再生増幅部43の入力端43Aとの間が連結されると
ともに、スイッチ34によって、磁気ヘッド部33の他
端が、直接的に、バイアス電圧Vbが印加された基準電
位点に連結される。
【0023】従って、再生状態のもとにあっては、再生
増幅部43の入力端43Aに、スイッチ32を介して、
磁気ヘッド部33及びスイッチ34を経てバイアス電圧
Vbが印加された基準電位点に至る直列接続が接続さ
れ、磁気テープTに当接した磁気ヘッド部33により磁
気テープTに記録された情報信号が読み取られて得られ
る読取情報信号が、スイッチ32を通じて、再生増幅部
43における入力端43Aに、再生情報信号SPとして
供給される。このとき、磁気ヘッド部33は、その他端
が、スイッチ34を通じてバイアス電圧Vbが印加され
た基準電位点に接続される状態におかれるので、磁気ヘ
ッド部33に対するバイアス信号発振部38からの交流
バイアス信号SVの供給はなされない。
【0024】斯かるもとにおいては、再生増幅部43の
入力端43Aに、スイッチ32を介して接続された、磁
気ヘッド部33及びスイッチ34を経てバイアス電圧V
bが印加された基準電位点に至る直列接続のインピーダ
ンスにおける抵抗分が、実質的に磁気ヘッド部33の直
流抵抗値によって設定され、従って、例えば、300Ω
程度の抵抗値を有するものとされる。それゆえ、再生増
幅部43の入力端43Aから磁気ヘッド部33側を見た
インピーダンスにおける抵抗分は、その抵抗値が、実質
的に磁気ヘッド部33の直流抵抗値、即ち、例えば、3
00Ω程度とされる。
【0025】このように、記録状態がとられるとき、磁
気ヘッド部33の一端をバイアス電圧Vbが印加された
基準電位点に連結する、抵抗42及びスイッチ34の直
列接続が設けられることにより、記録状態のもとで記録
増幅部31の出力端31Aから磁気ヘッド部33側を見
たインピーダンスにおける抵抗分、及び、再生状態のも
とで再生増幅部43の入力端43Aから磁気ヘッド部3
3側を見たインピーダンスにおける抵抗分が、夫々、例
えば、300Ω〜3kΩ程度及び300Ω程度とされ
て、両者間の差が比較的小なるものとされることにな
る。従って、例えば、スイッチ32及び34の夫々が切
り換えられて、記録状態から再生状態への切換えが行わ
れるとき、スイッチ32に連結されるインピーダンスに
おける抵抗分の変動が比較的小とされ、それにより、ス
イッチ32に生じるオフセット電圧が比較的小とされ
て、その比較的小なるオフセット電圧が再生増幅部43
の入力端43Aに加えられることになる。
【0026】それゆえ、再生増幅部43の入力端43A
に加えられ、再生増幅部43により増幅されてパルス性
ノイズとして再生情報信号SPと共に再生増幅部43の
出力端側に導出されることになるオフセット電圧が効果
的に低減されて、再生増幅部43から得られる再生情報
信号SPに記録状態から再生状態への切換えに伴うオフ
セット電圧に起因して混入するパルス性ノイズが充分に
抑圧されることになる。
【0027】上述の如くの図1に示される例において
は、スイッチ32が、記録増幅部31と磁気ヘッド部3
3の一端との間及び磁気ヘッド部33の一端と再生増幅
部34との間を選択的に連結する第1の連結切換部を形
成しており、また、スイッチ34が、スイッチ32によ
り形成される第1の連結切換部が、記録増幅部31と磁
気ヘッド部33の一端との間を連結するとき、磁気ヘッ
ド部33の一端をその直流抵抗値の1〜10倍の抵抗値
を有した抵抗42を介して基準電位点に連結し、かつ、
スイッチ32により形成される第1の連結切換部が磁気
ヘッド部33の一端と再生増幅部43との間を連結する
とき、磁気ヘッド部33の他端を直接的に基準電位点に
連結する第2の連結切換部を形成している。
【0028】図2は、図1に示される例におけるバイア
ス信号発振部38についての具体構成例を示す。この図
2に示される具体構成例にあっては、トランジスタ50
が用いられて構成されており、発振トランス部39が、
一次側コイル51及び二次側コイル52を有したものと
されている。一次側コイル51は、一端がトランジスタ
50のコレクタに接続されるとともに、他端が抵抗53
を介してトランジスタ50のベースに接続されている。
さらに、一次側コイル51は、その中点が、コンデンサ
54を介して接地されるともに、電源+Bに接続されて
いる。また、二次側コイル52は、コンデンサ41に対
して並列接続されている。
【0029】トランジスタ50は、そのエミッタが抵抗
55を介して接地され、また、そのベースがコンデンサ
56を介して接地されている。
【0030】このようなもとで、発振動作状態におかれ
る際には、発振トランス部39の一次側コイル51に、
例えば、50kHz〜200kHz程度の一定周波数を
有した一定振幅の交流バイアス信号SVが得られる。そ
して、一次側コイル51に得られた交流バイアス信号S
Vが、発振トランス部39の二次側コイル52に誘導さ
れて、二次側コイル52から送出される。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る情報記録再生回路にあっては、第1及び第2の連結
切換部が備えられ、第1の連結切換部が記録増幅部と磁
気ヘッド部の一端との間を連結して記録状態がとられる
とき、磁気ヘッド部の一端を基準電位点に連結する、磁
気ヘッド部の直流抵抗値の1〜10倍の抵抗値、例え
ば、300Ω〜3kΩ程度の抵抗値を有した抵抗部と第
2の連結切換部との直列接続が設けられることにより、
記録状態のもとで記録増幅部の出力端から磁気ヘッド部
側を見たインピーダンスにおける抵抗分、及び、第1の
連結切換部が磁気ヘッド部の一端と再生増幅部との間を
連結してとられる再生状態のもとで再生増幅部の入力端
から磁気ヘッド部側を見たインピーダンスにおける抵抗
分が、夫々、例えば、300Ω〜3kΩ程度及び300
Ω程度とされて、両者間の差が比較的小なるものとされ
る。従って、例えば、第1及び第2の連結切換部の夫々
が切り換えられて、記録状態から再生状態への切換えが
行われるとき、第1の連結切換部に連結されるインピー
ダンスにおける抵抗分の変動が比較的小とされ、それに
より、第1の連結切換部に生じるオフセット電圧が比較
的小とされて、その比較的小なるオフセット電圧が再生
増幅部の入力端に加えられることになる。
【0032】それゆえ、本発明に係る情報記録再生回路
によれば、再生増幅部に加えられ、再生増幅部により増
幅されてパルス性ノイズとして再生情報信号と共に再生
増幅部の出力端側に導出されることになるオフセット電
圧を効果的に低減させることができ、その結果、再生増
幅部から得られる再生情報信号に記録状態から再生状態
への切換えに伴うオフセット電圧に起因して混入するパ
ルス性ノイズを充分に抑圧できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報記録再生回路の一例を示す回
路構成図である。
【図2】図1に示される例におけるバイアス信号発振部
についての具体構成例を示す回路図である。
【図3】従来の情報記録再生回路の例を示す回路構成図
である。
【符号の説明】
31 記録増幅部 32,34 スイッチ 33 磁気ヘッド部 35,42,53 抵抗 36,41,54 コンデンサ 37 定電流化部 38 バイアス信号発振部 39 発振トランス部 40 発振回路部 43 再生増幅部 50 トランジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープに対する情報信号の記録及び磁
    気テープからの情報信号の読取りを行う磁気ヘッド部
    と、 記録増幅部と上記磁気ヘッド部の一端との間及び上記磁
    気ヘッド部の一端と再生増幅部との間を選択的に連結す
    る第1の連結切換部と、 上記磁気ヘッド部の他端に定電流化部を介して接続され
    たバイアス信号発振部と、 上記第1の連結切換部が上記記録増幅部と上記磁気ヘッ
    ド部の一端との間を連結するとき、上記磁気ヘッド部の
    一端を、該磁気ヘッド部の直流抵抗値の1〜10倍の抵
    抗値を有した抵抗部を介して基準電位点に連結し、か
    つ、上記第1の連結切換部が上記磁気ヘッド部の一端と
    上記再生増幅部との間を連結するとき、上記磁気ヘッド
    部の他端を直接的に上記基準電位点に連結する第2の連
    結切換部と、を備えて構成される情報記録再生回路。
  2. 【請求項2】バイアス信号発振部が、一端が磁気ヘッド
    部の他端に接続された定電流化部の他端及び基準電位点
    の両者に接続された発振トランス部と、該発振トランス
    部に接続された発振回路部とにより構成されることを特
    徴とする請求項1記載の情報記録再生回路。
  3. 【請求項3】第1及び第2の連結切換部が、記録増幅部
    からの記録情報信号が、上記第1の連結切換部,磁気ヘ
    ッド部,定電流化部及びバイアス信号発振部における発
    振トランス部の直列接続と該直列接続に対して並列に配
    された抵抗部及び上記第2の連結切換部の直列接続とに
    供給される記録状態と、上記磁気ヘッド部において得ら
    れる読取情報信号が上記第1及び第2の連結切換部を通
    じて再生増幅部に供給される再生状態とを、選択的に設
    定することを特徴とする請求項2記載の情報記録再生回
    路。
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