JPH09170293A - 鋼製引張材定着装置 - Google Patents

鋼製引張材定着装置

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JPH09170293A
JPH09170293A JP33162795A JP33162795A JPH09170293A JP H09170293 A JPH09170293 A JP H09170293A JP 33162795 A JP33162795 A JP 33162795A JP 33162795 A JP33162795 A JP 33162795A JP H09170293 A JPH09170293 A JP H09170293A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼製引張材と鋼製スリーブとを強固に一体化
する。 【解決手段】 比較的軟質な外筒部材11と比較的硬質
で半径方向に縮径可能な内筒部材15,15とからなる
鋼製スリーブ10を用い、内筒部材15,15の内周に
刃状凸部16,16を固設し、鋼製スリーブ10を鋼製
引張材6の外周に圧着して、刃状凸部16,16を鋼製
引張材6に喰い込ませる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレストレストコ
ンクリート構造物の応力導入や、橋梁等の吊り用ケーブ
ル、更には土留板引張用の鋼製引張材等に使用する鋼製
引張材定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からプレストレストコンクリート構
造には複数の鋼製単素線を撚り合わせたPCストランド
が使用されているが、近年、PCストランドの経時的腐
食による耐力の低下が問題となり、その腐食を防止する
ものとして、合成樹脂による防錆被膜を有するPCスト
ランドが使用されるに至っている。例えば、図10に示
すPCストランド6は、PC鋼線からなる1本の単素線
7(心線)を中心にして、その外周に6本の単素線7,
7……(側線)を螺旋状に巻き付けてストランドを構成
し、その外周表面に合成樹脂による防錆被膜9を形成す
ると共に、単素線7,7間の内部空隙にも合成樹脂を充
填している。
【0003】このような防錆被膜を有するPCストラン
ドの定着装置としては、例えば、特開平6−27238
4号公報に開示されたもの(楔定着)がある。これは、
図11に示すように、支圧板5に当接する定着体3のテ
ーパー円筒形の貫通孔に、PCトスランド6の端部を挿
通し、両者の間に、内側に刃状凸条が固設され、外周が
半割テーパー円筒形の定着楔4,4を挿入して、PCス
トランド6を緊張した際の戻り方向の力によって、定着
楔4,4を定着体3の貫通孔に引き込ませて内側の刃状
凸条をPCストランド6の外周に喰い込ませて、PCス
トランド6を定着するものである。
【0004】一方、防錆被膜を有しないPCストランド
の定着装置としては、例えば、実公昭53−28264
号公報に開示されたもの(圧着グリップ)があり、これ
は、図12に示すように、PCストランド1の端部外周
に転造等により凸条を形成し、鋼製スリーブ2を被せ
て、ダイスを用いた押出、引抜等により鋼製スリーブ2
を外周側から押圧して、PCストランド1の端部外周に
圧着したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図11に示す定着装置
においては、定着体3の貫通孔に定着楔4,4が引き込
まれることによって、定着楔4,4の内側の刃状凸条が
PCストランド6の表面に防錆被膜9を貫通して喰い込
むが、この際、定着楔4,4とPCストランド6との間
で滑りが生じて、PCストランド6の表面の防錆被膜9
が不必要に削り取られる場合があり、防錆性能が低下す
るという問題があった。
【0006】一方、図12に示す定着装置を防錆被覆を
有するPCストランド6に適用する場合には、鋼製スリ
ーブ2と単素線7,7……との間に合成樹脂が介在する
と滑りの原因となって十分な圧着が得られないため、従
来は鋼製スリーブ2を圧着する部位の防錆被覆9を予め
削り取っており、防錆性能が低下するという問題があっ
た。
【0007】本発明は、このような従来の問題に鑑み、
鋼製引張材と鋼製スリーブとを強固に一体化すると共
に、鋼製引張材の表面の防錆被膜を不必要に削り取るこ
とのない鋼製引張材定着装置の提供を目的としたもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、所期の目的を達成するための本発明の特徴は、
比較的軟質な外筒部材と、比較的硬質で軸方向に切断部
を有し半径方向に縮径可能な内筒部材とからなる鋼製ス
リーブを備え、前記内筒部材の内周には刃状凸部が固設
され、前記鋼製スリーブが、鋼製引張材の外周に圧着さ
れて、前記刃状凸部が前記鋼製引張材に喰い込んでいる
ことにある。なお、内筒部材の外周はテーパー状である
ことが好ましい。
【0009】また、鋼製引張材の表面に合成樹脂による
防錆被膜が形成されている場合には、鋼製スリーブの刃
状凸部が前記鋼製引張材に前記防錆被膜を貫通して喰い
込んでいることが好ましく、更に、鋼製スリーブの刃状
凸部の表面又は全表面に合成樹脂による防錆被膜が形成
されている場合には、前記鋼製スリーブの前記刃状凸部
が前記鋼製スリーブ及び前記鋼製引張材の表面の防錆被
膜を貫通して前記鋼製引張材に喰い込んでいることが好
ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図1〜
図10について説明する。図1〜図6は本発明の実施の
形態の第1例を示しており、図1,図2において、10
はPCストランド6の端部外周に圧着された定着用の鋼
製スリーブであり、PCストランド6への圧着後、鋼製
スリーブ10の外周にはネジ部13が形成され、油圧ジ
ャッキを接続し、定着用ナットを螺嵌するようになって
いる。
【0011】PCストランド6への圧着前の鋼製スリー
ブ10は、比較的軟質(内筒部材15に比して軟質)な
外筒部材11と比較的硬質(外筒部材11に比して硬
質)な内筒部材15,15とからなっており、外筒部材
11の中央にはテーパー円筒形の貫通孔12が形成され
ている。内筒部材15,15は、この貫通孔12に対応
したテーパー円筒形の外周形状を有し、中央に真直な円
筒形の貫通孔が形成され、この内周全体に尖鋭な刃状凸
部16がPCストランド6の鋼製単素線7,7……の撚
り方向と逆向きのネジ状(螺旋形)に刻設された円筒部
材を、縦に半割(周方向に2分割)にした楔状になって
おり、軸方向に形成された2箇所の切断部の隙間により
半径方向に縮径可能になっている。
【0012】そして、鋼製スリーブ10の内筒部材1
5,15間の貫通孔にPCストランド6の端部を挿入し
て、ダイスを用いた押出、引抜等により鋼製スリーブ1
0を外周側から加圧して外筒部材11を塑性変形させ
て、鋼製スリーブ10をPCストランド6の端部に圧着
させている。
【0013】従って、鋼製スリーブ10の内周の刃状凸
部16は、図3に示すように、PCストランド6の外表
面に対して滑ることなく略垂直に押し付けられ、PCス
トランド6の表面の防錆被膜9を貫通し、防錆被膜9を
構成する合成樹脂を刃状凸部16,16間の空隙に押し
退けるようにして、鋼製単素線7,7……に深く喰い込
むことになる。なお、外筒部材11の内周と内筒部材1
5,15の外周は対応するテーパー円筒形に形成されて
いるので、両者がずれることなく圧着することができ
る。従って、PCストランド6の表面の防錆被膜9が刃
状凸部16の喰い込みにより不必要に削り取られること
がないので、PCストランド6の腐食を好適に防止する
ことができる。更に、PCストランド6と鋼製スリーブ
10とを強固に一体化することができ、導入応力の大き
い大口径のPCストランドの定着にも適用することがで
きる。
【0014】このように構成される定着装置によりPC
ストランド6を定着するには、図4に示すように、中央
に貫通孔を有し外周にネジ部が形成されたネジ管17に
PCストランド6を挿通しておき、鋼製スリーブ10に
油圧ジャッキを接続してPCストランド6を緊張した状
態で、ネジ管17に定着用ナット18を螺嵌して支圧板
5側へ締め付けて固定する。なお、鋼製スリーブ10に
定着用ナット18を螺嵌して締め付けてもよい。また、
図6に示すU字型の開口部を有する下駄19を、図5に
示すように、鋼製スリーブ10と支圧板5間に挿入して
もよい。
【0015】図7は本発明の実施の形態の第2例を示し
ており、図において、20はPCストランド6の端部外
周に圧着された定着用の鋼製スリーブである。鋼製スリ
ーブ20の外周には定着用ナットを螺嵌するためのネジ
部は形成されておらず、PCストランド6を定着するに
は、鋼製スリーブ20の端面を支圧板5に当接させ、あ
るいは、鋼製スリーブ20と支圧板5間に、U字状の開
口部を有する下駄19を挿入するようになっている。
【0016】PCストランド6への圧着前の鋼製スリー
ブ20は、比較的軟質な外筒部材21と比較的硬質な内
筒部材25,25とからなっており、外筒部材21の中
央には真直な円筒形の貫通孔22が形成されている。内
筒部材25,25は、この貫通孔22に対応した円筒形
の外周形状を有し、中央に真直な円筒形の貫通孔が形成
され、この内周全体に尖鋭な刃状凸部26がPCストラ
ンド6の鋼製単素線7,7……の撚り方向と逆向きのネ
ジ状(螺旋形)に刻設された円筒部材を、縦に半割(周
方向に2分割)にした板状になっており、軸方向に形成
された2箇所の切断部の隙間により半径方向に縮径可能
になっている。また、内筒部材25,25は、前述の鋼
製スリーブ10の内筒部材15,15に比して肉薄に形
成されている。
【0017】そして、鋼製スリーブ20の内筒部材2
5,25間の貫通孔にPCストランド6の端部を挿入し
て、ダイスを用いた押出、引抜等により鋼製スリーブ2
0を外周側から加圧して塑性変形させて、鋼製スリーブ
20をPCストランド6の端部に圧着させている。従っ
て、鋼製スリーブ10の場合と同様に、鋼製スリーブ2
0の刃状凸部26,26がPCストランド6に表面の防
錆被膜9を貫通して喰い込んでいる。
【0018】また、鋼製スリーブ20は、内筒部材2
5,25が塑性変形してPCストランド6の鋼製単素線
7,7間の凹状部分にめり込む程度まで、外周側から加
圧されており、これにより、鋼製スリーブ20の内周の
凸状部分(塑性変形により形成された部分)とPCスト
ランド6の外周の凹状部分(鋼製単素線7,7間の部
分)とが噛み合うことになって把持力が増大する。更
に、鋼製スリーブ20の内周全体に刃状凸部26が形成
されているので、PCストランド6の凸状部分だけでな
く凹状部分にも鋼製スリーブ20の刃状凸部26を喰い
込ませることができる。
【0019】図8は本発明の実施の形態の第3例を示し
ており、図において、30は、PCストランド6の端部
外周に圧着された定着用の鋼製スリーブであり、PCス
トランド6への圧着前に、鋼製スリーブ30の一端側
(圧着部34の反対側)の外周にはネジ部33が予め形
成され、油圧ジャッキを接続し、定着用ナットを螺嵌す
るようになっている。
【0020】PCストランド6への圧着前の鋼製スリー
ブ30は、比較的軟質な外筒部材31と比較的硬質な内
筒部材35,35とからなっており、外筒部材31の圧
着部34側の中央には真直な円筒形の非貫通孔が形成さ
れている。内筒部材35,35は、この非貫通孔に対応
した円筒形の外周形状を有している。なお、円筒部材3
5,35は、前述の鋼製スリーブ20の内筒部材25,
25と同様であり、内周には刃状凸部36,36が刻設
され、刃状凸部36,36がPCストランド6に喰い込
むようになっている。
【0021】図9は本発明の実施の形態の第4例を示し
ており、図において、40はPCストランド6の端部外
周に圧着された定着用の鋼製スリーブである。鋼製スリ
ーブ40の一端側(圧着部44の反対側)の外周には外
側へ突出した定着部43が形成されており、PCストラ
ンド6を定着するには、鋼製スリーブ40の定着部43
を支圧板5に当接させるようになっている。
【0022】PCストランド6への圧着前の鋼製スリー
ブ40は、比較的軟質な外筒部材41と比較的硬質な内
筒部材45,45とからなっており、外筒部材41の圧
着部44側の中央には真直な円筒形の非貫通孔が形成さ
れている。内筒部材45,45は、この非貫通孔に対応
した円筒形の外周形状を有している。なお、内筒部材4
5,45は、前述の鋼製スリーブ20の内筒部材25,
25と同様であり、内周には刃状凸部46,46が刻設
され、刃状凸部46,46がPCストランド6に喰い込
むようになっている。
【0023】なお、上述の実施の形態では、内筒部材
が、軸方向に2箇所の切断部を有する周方向に2分割さ
れたものである場合を示しているが、内筒部材は、軸方
向に隙間が形成されて半径方向に縮径可能になっていれ
ばよいので、1箇所の切断部を有するC字形横断面形状
のものでもよく、また、軸方向に3,4……箇所の切断
部を有する周方向に3,4……分割されたものでもよ
い。
【0024】また、上述の実施の形態では、鋼製引張材
の表面に防錆被膜が形成されている場合を示している
が、防錆被膜を有しない鋼製引張材についても適用する
ことができる。一方、鋼製スリーブの刃状凸部の表面、
または鋼製スリーブの全面に、合成樹脂による防錆被膜
を形成してもよく、これにより、鋼製引張材の腐食を一
層好適に防止することができる。この場合、鋼製スリー
ブの刃状凸部は、鋼製スリーブ及び鋼製引張材の表面の
防錆被膜を貫通して、鋼製引張材に喰い込む。
【0025】また、上述の実施の形態では、鋼製単素線
がPC鋼線である場合を示しているが、鋼製単素線は、
この他、例えば土留用引張材に使用するようなPC鋼線
より強度の低い鋼線であってもよい。また、上述の実施
の形態では鋼製引張材が鋼製単素線を撚り合わせたスト
ランドである場合を示しているが、鋼製引張材は、単素
線を撚り合わせることなく平行な束状にしたものであっ
てもよい。更に、鋼製引張材は、心線の回りに多重に側
線を巻き付けた多重撚り鋼製引張材、鋼線を撚り合わせ
たストランドを束状にした撚り線束であってもよい。ま
た、鋼製引張材は、鋼製単素線のみからなるものでなく
てもよく、例えば、心線が鋼線以外の麻縄等からなり側
線が鋼線からなる、いわゆるワイヤーロープなどであっ
てもよい。
【0026】また、上述の実施の形態では、鋼製引張材
の端部に鋼製スリーブを圧着する場合について述べた
が、例えば鋼製引張材をアンカーとして地盤中に打設す
る場合など、鋼製引張材の端部以外の中間部に鋼製スリ
ーブを圧着してもよく、更に、鋼製引張材の端部と中間
部に複数の鋼製スリーブを圧着してもよい。
【0027】
【発明の効果】上述のように本発明に係る鋼製引張材定
着装置は、比較的軟質な外筒部材と、比較的硬質で軸方
向に切断部を有し半径方向に縮径可能な内筒部材とから
なる鋼製スリーブを用い、内筒部材の内周に刃状凸部を
固設しておき、鋼製スリーブを鋼製引張材の外周に圧着
して、鋼製スリーブの内周の刃状凸部を鋼製引張材に喰
い込ませることによって、鋼製引張材と鋼製スリーブを
強固に一体化することができる。そして、内筒部材の外
周をテーパー状にすることによって、外筒部材と内筒部
材とがずれることなく好適に圧着することができる。
【0028】また、鋼製引張材の表面に合成樹脂による
防錆被膜が形成されている場合には、鋼製スリーブの刃
状凸部を鋼製引張材に表面の合成樹脂による防錆被膜を
貫通して喰い込ませることによって、鋼製引張材の表面
の防錆被膜が不必要に削り取られることがなく、鋼製引
張材の腐食を好適に防止することができると共に、鋼製
引張材と鋼製スリーブとを強固に一体化することができ
る。更に、鋼製スリーブの刃状凸部の表面又は全表面に
合成樹脂による防錆被膜を形成することによって、鋼製
引張材の腐食をより好適に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鋼製引張材定着装置の実施の形態
の第1例を示す縦断面図である。
【図2】図1中のA−A線による横断面図である。
【図3】図1中の鋼製スリーブの刃状凸部がPCストラ
ンド(鋼製引張材)へ喰い込んだ状態を示す拡大縦断面
図である。
【図4】図1の定着装置による定着の一例を示す断面図
である。
【図5】図1の定着装置による定着の他の例を示す断面
図である。
【図6】図5中の下駄の正面図である。
【図7】本発明に係る鋼製引張材定着装置の実施の形態
の第2例を示す縦断面図である。
【図8】本発明に係る鋼製引張材定着装置の実施の形態
の第3例を示す縦断面図である。
【図9】本発明に係る鋼製引張材定着装置の実施の形態
の第4例を示す縦断面図である。
【図10】防錆被膜を有するPCストランド(鋼製引張
材)を示す横断面図である。
【図11】従来の鋼製引張材定着装置の一例(楔定着)
を示す縦断面図である。
【図12】従来の鋼製引張材定着装置の別の例(圧着ブ
ロック)を示す縦断面図である。
【符号の説明】
5 支圧板 6 PCストランド(鋼製引張材) 7 鋼製単素線 9 防錆被膜 10 鋼製スリーブ 11 外筒部材 12 貫通孔 13 ネジ部 15 内筒部材 16 刃状凸部 17 ネジ管 18 ナット 19 下駄 20 鋼製スリーブ 21 外筒部材 22 貫通孔 25 内筒部材 26 刃状凸部 30 鋼製スリーブ 31 外筒部材 32 非貫通孔 33 ネジ部 34 圧着部 35 内筒部材 36 刃状凸部 40 鋼製スリーブ 41 外筒部材 42 非貫通孔 43 定着部 44 圧着部 45 内筒部材 46 刃状凸部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比較的軟質な外筒部材と、比較的硬質で
    軸方向に切断部を有し半径方向に縮径可能な内筒部材と
    からなる鋼製スリーブを備え、前記内筒部材の内周には
    刃状凸部が固設され、前記鋼製スリーブが、鋼製引張材
    の外周に圧着されて、前記刃状凸部が前記鋼製引張材に
    喰い込んでなる鋼製引張材定着装置。
  2. 【請求項2】 内筒部材の外周はテーパー状である請求
    項1に記載の鋼製引張材定着装置。
  3. 【請求項3】 鋼製引張材の表面に合成樹脂による防錆
    被膜が形成され、鋼製スリーブの刃状凸部が前記鋼製引
    張材に前記防錆被膜を貫通して喰い込んでなる請求項1
    もしくは2に記載の鋼製引張材定着装置。
  4. 【請求項4】 鋼製スリーブの刃状凸部の表面又は全表
    面に合成樹脂による防錆被膜が形成され、前記鋼製スリ
    ーブの前記刃状凸部が前記鋼製スリーブ及び前記鋼製引
    張材の表面の防錆被膜を貫通して前記鋼製引張材に喰い
    込んでなる請求項3に記載の鋼製引張材定着装置。
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