JPH09169724A - N−ビニルピロリドンの晶出による精製方法 - Google Patents
N−ビニルピロリドンの晶出による精製方法Info
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- JPH09169724A JPH09169724A JP8256360A JP25636096A JPH09169724A JP H09169724 A JPH09169724 A JP H09169724A JP 8256360 A JP8256360 A JP 8256360A JP 25636096 A JP25636096 A JP 25636096A JP H09169724 A JPH09169724 A JP H09169724A
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Abstract
晶出方法を改善して、精製のコスト、従って精製の経済
性に関して、従来の公知方法にくらべて明確な利点をも
たらすこと。 【解決手段】 晶出処理の間に結晶が成長する晶出器表
面を、晶出処理開始前に、N−ビニルピロリドンの種晶
層で被覆することを特徴とする、N−ビニルピロリドン
の晶出による精製方法。
Description
よる精製方法に関する。ビニルピロリドンの重合体は、
化粧製品に、また薬品、食品産業分野において広く使用
されている。
とによりN−ビニルピロリドンを製造する場合、合成、
蒸留を終えて得られる生成物は、不純物として1から1
0重量%のピロリドンと、ppmオーダの窒素化合物、
ビニルエーテル化合物を含有する。上述した用途におい
ては、全量で0.1重量%以上の不純物を製品中に含有
することは許されない。さらに、ある種の窒素化合物
は、製品に容認し得ない程度の着色をもたらし、また重
合に際して問題を惹起する。
素化合物とビニルエーテル化合物を除去し得ること自体
は知られているが、これには高額のコストが必要であ
る。西独特願公開3736603号(BASF社)公報
は、酸性イオン交換体で不純物を除去する方法を開示し
ている。また米国特許5329021号(ISP社)明
細書には、多段分別結晶法によりN−ビニルピロリドン
を精製する方法が記載されている。
出法は、各晶出段階の精製作用が不充分である点におい
て欠点がある。この米国特許方法において、精製される
べきビニルピロリドンは、その融点より約1℃から5℃
低い温度に冷却されている第1精製段階に導入され、こ
こでN−ビニルピロリドン結晶相と液状残渣相がもたら
される。次いで、これら両相は分離され、結晶相は、結
晶が液状化(溶融体化)する温度まで加熱され、溶融体
はさらに次の晶出段階に移送される。この場合の欠点
は、溶融体が過度に冷却されて晶出し、無制御状態の結
晶成長を誘起し、精製作用を阻害することである。
いるストリッピング段階に関連して、以下に述べる理由
から、装置に高コストを掛けないと、特定の収率を達成
し得ない。すなわち、ことに記載されている方法は、周
知の向流原理に基ずくものであって、各晶出段階におい
て、結晶を晶出残渣から分離し、各結晶流を次の高位段
階に導入し、各晶出残渣流を次の低位段階に導入する。
この場合、精製されるべき導入流(結晶流)は、各晶出
段階を、精製段階とストリッピング段階に区分する。多
段相晶出システムと云っても、一般的には単一装置で処
理されるから、各晶出段階の間に、緩衝タンクが必要に
なる。このことは、分離段階の段数が増大するにつれて
処理装置のコストも増大することを意味する。
術的課題ないし本発明の目的は、N−ビニルピロリドン
を精製するための分別晶出方法を改善して、精製のコス
ト、従って精製の経済性に関して、従来の公知方法にく
らべて明確な利点をもたらすことである。
し目的は、晶出処理の間に結晶が成長する晶出器表面
を、晶出処理開始前に、N−ビニルピロリドン種晶層で
被覆することにより、解決ないし達成され得ることが本
発明者らにより見出された。
成長する晶出器表面を、晶出処理開始前に、N−ビニル
ピロリドン種晶層で被覆することにより、晶出器におけ
る晶出でN−ビニルピロリドンを精製する方法に関す
る。
特別の制約は存在しない。しかしながら、本発明方法の
実施にことに適当であることが実証されているのは、晶
出処理の間、冷却された表面で結晶形成を行なうことを
作用の基礎とする晶出器(冷却式晶出器)である。この
ような晶出器は、西独特許2606364号、同176
9123号、ヨーロッパ特許218545号、同323
377号、スイス国特許645278号、仏国特許26
68946号、米国特許3597164号公報ないし明
細書に記載されている。
ンの種晶層は、晶出処理開始前に、結晶が形成される個
所ないし表面に施こされる。本発明方法において、種晶
層を形成する適当な方法自体について特別な制約は存在
しないが、この種晶層形成には、N−ビニルピロリドン
溶融体もしくはN−ビニルピロリドン溶液を使用するこ
とができる。以下において、N−ビニルピロリドン溶融
体もしくは単に溶融体なる用語が使用されている場合、
これはN−ビニルピロリドン溶液を併わせて意味するも
のと了解され度い。本発明の好ましい実施態様におい
て、この種晶層は、上述した晶出器の関連個所ないし表
面に施こされたN−ビニルピロリドン溶融体フィルムの
凍結ないし固化により形成される。このためには、晶出
器表面に過冷却をもたらすのが好ましい。本発明の他の
好ましい実施態様では、この種晶層は、N−ビニルピロ
リドン溶融体と、これに浮懸されたN−ビニルピロリド
ン結晶とから成る2相層を晶出器表面に形成することに
より形成される。この実施態様は、単相の液状種晶層を
凍結、固化させるのと異なり、強烈な冷却を必要としな
い利点を有する。浮懸結晶自体が結晶核として作用する
からである。この場合の冷却温度は、使用される2相液
(懸濁液)の平衡点(融点)であるのが好ましい。
は存在しない。本発明の好ましい実施態様において、分
離されるべき混合物の溶融体から、結晶が凍結、析出さ
れ、溶融体中に導入される。すなわち、結晶は、いわゆ
るスクラッチクーラまたは撹拌器附設容器、ことに掃引
式撹拌器により、間接冷却で析出され、冷却壁からスク
レーパによりかき落され、懸濁液中に投入されるのが好
ましい。また、溶融体ないし溶液を、晶出器自体によ
り、あるいは晶出器ないし他の装置に設けられた冷却可
能部材(例えばコールドフィンガー、冷却室または核は
タンク)により、直接的に冷却して、この溶融体ないし
溶液中で結晶を形成させることにより2相懸濁液を調製
することもできる。この方法は、結晶をスクレーパなど
により削り落とす必要がない点において有利である。ま
た冷却可能部材の使用は、晶出器全体を冷却する必要が
ない点において有利である。あるいはまた、懸濁液を晶
出器内または外で調製し、結晶をこの懸濁液から晶出器
表面に析出、沈降させ、ここで種晶として作用させるこ
ともできる。懸濁液の固体分は、懸濁液1g当たり0g
から60gとするのが好ましい。
出器に懸濁液を導入し、次いでこれを排出することによ
り、晶出器表面(例えば断面半円形の樋溝状体底面)に
懸濁液層を残存、形成させる。次いで、この層を冷却
(平衡温度)し、結晶を析出させる。これに対応する処
理は、懸濁液を晶出器自体の内部で調製することにより
行なわれ得る。さらに、慣用の分配装置(例えばノズル
装置)により懸濁液層を晶出器面に施こすこともでき、
これによれば懸濁液の排出を伴う導入が回避され得る。
れる種晶材料は、特定晶出段階から排出される結晶を含
有し得る。しかしながら、この種晶材料は、純度の高
い、あるいは低い(もちろん高純度の方が好ましいが)
他のN−ビニルピロリドンを含有することができる。晶
出処理は、上述した種晶層の形成後に開始される。
はなく、またこの分野の技術者に周知である。この処理
方法は、例えば米国特許5329021号、西独特許2
60364号、同1769123号およびヨーロッパ特
許475893号の明細書ないし公報に記載されてい
る。種晶層を施こした後、本発明方法において、精製さ
れるべきビニルピロリドンは、溶融体ないし溶液とし
て、平衡温度(融点)まで冷却されている第1精製段階
に導入され、N−ビニルピロリドン結晶相と液状残渣層
をもたらす。平衡温度は、精製されるべきN−ビニルピ
ロリドンの組成に応じて、+14.4℃から−6℃の範
囲内に在る。これら2相は相互に分離され、分離された
結晶相は、これを液状化(溶融)させる温度まで加熱さ
れ、溶融体はさらに結晶化工程に導入される。残渣相も
さらに以下に詳述されるように結晶化工程に導入され
る。
数の晶出段階で行なわれ、晶出段階は、一般的に精製段
階とストリッピング段階に区分される。各精製段階およ
びストリッピング段階で晶出が行なわれるが、精製段階
では精製されるべきN−ビニルピロリドンもしくは比較
的高純度の結晶が処理され、ストリッピング段階では、
比較的低純度の晶出残渣が処理される。精製されるべき
N−ビニルピロリドンは、まず第1精製段階に導入さ
れ、N−ビニルピロリドンの種晶層が形成された後に、
始めて晶出処理が開始される。ここで形成された結晶
は、晶出残渣から分離されて、次段階に導入され、ここ
で同様の処理が反覆される。第1精製段階における晶出
残酸は次段の下位(小さい数字)ストリッピング段階に
導入され、ここで晶出処理に附される。この処理は、例
えば前出の西独特許2606364号、同176982
3号、ヨーロッパ特許475893号、米国特許532
9021号各公報ないし明細書に記載されているような
向流原理に基ずくものである。ここでの結晶流は、次段
の高位段階に、晶出残渣流は次段の低位段階にそれぞれ
導入される。
5段階晶出システムを例示的に図示する添附図面を参照
して、本発明をさらに具体的に説明する。
ピロリドンの流動流(0)は、段階4(第1精製段階)
に導入され、晶出処理に付される。この段階から排出さ
れる結晶(4.1)は、次の段階(5)(第2精製段
階)に導入され、これから排出される流動流(5.1)
としての結晶が、目的とする精製N−ビニルピロリドン
である。段階(4)の晶出残渣流(4.2)は、ストリ
ッピング段階(3)に導入される。また段階(5)の晶
出残渣は、流動流(5.2)として、段階(4)に導入
される。このような処理は、他の段階においても同様に
行なわれる。すなわち、各段階において、前段からの結
晶、後段からの晶出残渣が、それぞれ導入され、流入す
る。図1から認められるように、導入されるN−ビニル
ピロリドン流(O)は、晶出段階(1)から(5)の各
段階を、精製段階(4)、(5)と、ストリッピング段
階(1)から(3)の2群に区分する。本発明方法を実
施する場合、晶出処理の開始前に、N−ビニルピロリド
ンの種晶を、各段の晶出面に施こして種晶層を形成す
る。
第1晶出段階から流出する晶出残渣の一部はこの段階に
返還される。この実施態様が図2に示されている。これ
には、図1と同様の段階および流動流が示されている。
異なる点は上述した晶出残渣の一部分の返還である。晶
出残渣(1.2)は、第1晶出段階(ストリッピング段
階(1)から排出されるが、その一部分は、流動流
(1.3)として、この段階に返還される。この晶出残
渣流(1.2)と(1.3)の割合(返還流割合)は、
晶出の目的に応じて、0から1.0の範囲内において相
違する。
この段階に返還される晶出残渣流の割合(返還流割合)
は0.1から0.95の範囲にするのが好ましい。晶出
段階、従って精製段階およびストリッピング段階の段数
も、分離、精製の目的に応じて相違するべきであるが、
これはこの分野の技術者による慣用の事前テストが簡単
に決定され得る。ただし、いかなる場合にも、少くとも
1段の精製段階を含めて、少くとも1段の晶出段階を具
備するべきことは当然である。少くとも2段の精製段階
と、1段のストリッピング段階を具備するのが好まし
い。
ルピロリドンには制約がない。すなわち、いかなるN−
ビニルピロリドンでも、本発明方法により晶出、精製さ
れ得るが、ことにピロリドンをアセチレンでビニル化し
て得られるN−ビニルピロリドンがことに本発明方法に
よる処理に適する。晶出処理は、動態的または静態的処
理あるいはこれらの併用処理のいずれでもよいが、スト
リッピング段階においては静態的処理が好ましい。例え
ば米国特許3597164号明細書、ヨーロッパ特許3
23377号公報、仏国特許2668946号公報に記
載されている静態的処理においては、液相は自然的対流
により撹拌されるだけであるが、動態的処理において
は、晶出は液相の強制対流下に行なわれ、溶融体は流動
せしめられる。これは、例えば西独特願公告17691
23号公報、ヨーロッパ特願公告218545号公報に
記載されているように、冷却壁面に溶融体落下薄層を形
成することにより、あるいは西独特許2606364号
公報に記載されているように、完全流動が行なわれる熱
交換器中にこれを強制導入することにより生起せしめら
れる。
理してもよい。ことに、西独特許3708709号公報
に記載されているように、結晶層を洗浄液、例えば前段
晶出処理の残渣液(母液)で洗浄し、かつ/または結晶
層をいわゆるスウェティング処理(発汗)処理するのが
好ましい。このスウェティング処理は、結晶層の温度を
上昇させることにより、結晶の比較的不純部分をまず溶
融させるので、これにより追加的精製が行なわれ得る。
ロリドンは、100%純度に対して99.5から99.
999の高純度を示し、わずかに5000から10pp
mの不純物を含有するに止まる。この純度は、前述した
食品、薬品産業における基準を充分に満足させるもので
ある。
して、0.6重量%の当初不純物(この不純物濃度は、
前述した公知技術を示す米国特許5329021号明細
書に記載されている不純物濃度に対応する)を、西独特
願(BASF社)公開2606364号公報に記載され
ている晶出器(2精製段階および4ストリッピング段階
を有する)で晶出処理した。処理開始前に、全晶出段階
の晶出器表面に、N−ビニルピロリドンと、これに浮懸
させたN−ビニルピロリドン結晶から成る2相懸濁液を
種晶層として施こした。この種晶層形成のために、各段
階ごとに、精製されるべきビニルピロリドン溶融体を晶
出器に導入し、この溶融体層を冷却することにより懸濁
液層を形成し、次いで装置を空にし、晶出器面上に残存
する懸濁液層を凍結して結晶を析出させた。
平衡温度は、以下の通りであった。 精製段階5 13.5から12.9℃ 精製段階6 13.8から13.6℃ ストリッピング段階1 13.1から12.6℃ ストリッピング段階2 12.5から11.4℃ ストリッピング段階3 11.2から 8.5℃ ストリッピング段階4 8.5から 4.3℃ 静態的処理したストリッピング段階4を除いて、他の全
段階は動態的に処理した。析出結晶重量の、導入結晶重
量に対する割合は、第1精製段階で0.8、第2精製段
階で0.75であった。第1精製段階で、すでに結晶中
不純物濃度0.102重量%(N−ビニルピロリドン1
00重量%に対し)が、達成された。この不純物濃度
は、上記米国特許の場合(不純物濃度0.4重量%)に
くらべてファクタ4低い。この結晶を第2精製段階に導
入し、晶出処理を終えて排出された結晶の不純物濃度は
190ppmであった。これは上記米国特許における対
応する不純物濃度500ppmに対してファクタ2.5
低い。
−ビニルピロリドンの不純物含有割合は、同様の精製方
法にくらべて、同じ出発条件、同じ晶出段階数、導入溶
融体重量に対し、同じ析出結晶重量を測定したにかかわ
らず、晶出処理開始前に、あらかじめN−ビニルピロリ
ドン種晶層を施こして、ファクタ2.5低下させること
ができた。このことは、同じ精製結果をもたらすため
に、精製段階数を減少させ得ること、従って精製所要コ
ストを低減させ得ることを意味する。
処理によりもたらされる晶出残渣の排出流中の一部分を
この精製段階に返還することにより、晶出段階数を減少
することができ、従ってN−ビニルピロリドン精製コス
トをさらに低減し得ることを実証する。実施例1と同様
に、晶出処理開始前に2相のN−ビニルピロリドン種晶
層を施こし、100重量%のN−ビニルピロリドンに対
して0.8重量%の不純物を含有するN−ビニルピロリ
ドンを同じく多段晶出処理に附した。
製段階およびストリッピング段階の総数に対応する。各
段階における溶融体の平衡温度も下表に示される。
おいて、不純物100ppm以下の結晶が得られた。第
2精製段階で得られるN−ビニルピロリドン結晶量の第
1精製段階に導入されたN−ビニルピロリドン量の割
合、すなわち精製収率は少くとも0.90であった。ま
たそれぞれの段階における析出結晶量の、その段階にお
ける導入結晶量に対する量割合は、すべての実験例を通
じて0.65であった。
らされる晶出残渣排出流のこの段階への返還量割合)に
対応して、段階数を5から3に減少し得ることを示して
いる。この場合、第1精製段階は第1ストリッピング段
階に対応する。
を低減させることなく、また生成結晶の純度を阻害する
ことなく、返還割合0.6または0.85で、ストリッ
ピング段階段数を減少させ得る。
は、N−ビニルピロリドン精製のための装置コストおよ
びエネルギーを著しく低減させ得ることである。これ
は、個々的な生成物の要求基準、必要とされる収率およ
び精製段階数を達成するために必要なストリッピング段
階の段数についても該当する。
階晶出システムのフローチャートである。
段階晶出システムを示すフローチャートである。
動流 1、2、3、4、5‥‥‥各晶出段階 1、2、3‥‥ストリッピング段階 4、5‥‥‥‥精製段階 1.1‥‥‥‥(晶出段階1の)晶出結晶排出流 1.2‥‥‥‥(晶出段階1の)晶出残渣排出流 1.3‥‥‥‥(上記排出流中の)還流部分 2.1‥‥‥‥晶出段階2からの結晶流 2.2‥‥‥‥晶出段階2からの晶出残渣流 3.1‥‥‥‥晶出段階3からの結晶流 3.2‥‥‥‥晶出段階3からの晶出残渣流 4.1‥‥‥‥晶出段階4からの結晶流 4.2‥‥‥‥晶出段階4からの晶出残渣流 5.1‥‥‥‥晶出段階5からの結晶流 5.2‥‥‥‥晶出段階5からの晶出残渣流
Claims (1)
- 【請求項1】 晶出処理の間に結晶が成長する晶出器表
面を、晶出処理開始前に、N−ビニルピロリドンの種晶
層で被覆することを特徴とする、N−ビニルピロリドン
の晶出による精製方法。
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1996
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